
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヘタレの編集者と美人で気の強い人気ホラー作家で高校の同級生というコンビ。 片目片足の神や妖怪など、伝承などの蘊蓄は面白かった。 後日談があとがきの形になっていたが、実際の本であんな個人情報丸出しはちょっと嫌かも。 10年前の少女は両親の元に戻れたのだろうか。 今回の件ならともかく、ミイラにされた娘の両親はそのままでは済ませられないと思う。 主人公コンビの関係は、男が鈍感を通り越して無神経。 作家もあんなトラウマ植え付けられて、大人になってもまだ好きでいられるのが凄い。 主人公たちの精神年齢が高校生のままで止まっているので大人に見えない。 全体的にちょっと物足りなかった。
1投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ内気な女の子に告白した大和だったが、それがうやむやになってしまい、いつの間にかその女の子八街七瀬は売れっ子のホラー作家で、へたれの大和はその七瀬の担当編集者になっていたのだった。合気道をやり、バイクもぶっ飛ばす、強気な女性に変身していた七瀬と大和は取材旅行に出かける。取材先での怪異、異様な祭りの描写はなかなかのものだ。乱闘やカーチェイスもあり、一気にヒートアップする。なかなか面白い。七瀬が変身した訳は大和にあったのだが、へたれの大和は気付くまい。
50投稿日: 2021.10.20
powered by ブクログ外部に非公開の隠された祭りというのは本当にあるし、もしかすると日本のどこかにはこんな因習が残っているのかも。いやいや、いくらなんでもないか。
7投稿日: 2021.08.17
powered by ブクログライトな読み心地ですが、思いのほかに怖かったホラーミステリ。「なんだそりゃ」なラブコメ展開でゆるーく読めそうなのに。甘く見てかかると痛い目に遭います(褒めてます)。 美人ホラー作家の八街七瀬と、担当編集者であり同級生でもある和泉大和。かつて大和が恋していた文学少女の七瀬がドSで男前な美女に変貌していて振り回される、ってなコメディ的展開と、大真面目に恐ろしい因縁にまみれた集落との対比が意外にマッチしています。「節分の晩に外を見ると、一つ目の鬼に攫われる」といういかにもな伝承。怪異に対する民俗学的考察。何もかもが怪しく見えて仕方のない閉鎖的な集落。そして集落での祭りに隠されたあまりにおぞましい真相。どこからどこまで王道で因縁どろどろ、これだから田舎は嫌なんだホラーの直球ど真ん中なのですが。ラブコメありアクションありで楽しく読めてしまいます。もちろん、正統派ホラー好きにも楽しかったです。 これはシリーズ化するんでしょうか。なんかいろいろ楽しみな気が。しかし七瀬の変貌っぷりもある意味ホラーかもしれません(笑)。ま、誰も気づかなかっただけで最初から素質はあったんでしょうけどね。
2投稿日: 2021.06.30
