
総合評価
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powered by ブクログブラウン短編集、創元新訳版二冊目。 短編に加えて中編も収録。 全体的には事件物などストレートなミステリーが多く、先に読んだ「真っ白な嘘」「さあ、気ちがいになりなさい」の二作に比べて小ぶりな印象となりインパクトは少ない。 それでもどの話も古さは感じずオチも鮮やか、原文からなのか訳文からなのかはわからないけど筆致も好みのため読んでいて退屈もなし。 中でも「ティーカップ騒動」「さまよえる少年」「不吉なことは何も」「踊るサンドイッチ」が現時点では良し。 少しずつ、時間があるときに読める話だけを読んでいるけれど、「さあ、次はどんな話だろう」と読み始めて「これがどうなるの」と読み進めていく時間がなんとも幸せ。
0投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログ小粒の作品が集まり、バラエティに富んでいて楽しめました。さまよえる少年と慇懃無礼な保険屋さん出てくる作品が面白かったし、ラストの中編も印象的でした。いつも読んでいるミステリとは異なる軽妙な文体で、作品舞台の雰囲気も味わえました。訳は越前先生、イベントで文庫に先生にサインしてもらったので宝です。
1投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログ以前読んだ「真っ白な嘘」がすごく面白かったので図書館で借りてきた。 10編の短編集と、1篇の中編。どれも期待を裏切らない面白さだった。 以下お気に入り作品。 「生命保険と火災保険」 保険会社のセールスマン、ヘンリースミス氏が不運にも誘拐犯の立てこもる家に営業に行ってしまい監禁されてしまう話。 スミス氏の飄々としたキャラがツボでした。危機的状況なのにのほほんと職務を全うしようとするスミス氏が笑いを誘う。そしたら後の「姿なき殺人者」にも登場してきて嬉しかった。スミス氏を主人公とした短編が他にも何作かあるらしく、あとがきでも書かれていたがスミス氏の短編集をいつかまとめてほしいと思った。 「さまよえる少年」 犯罪に手を染めようとする息子と、それを心配する母。そしてちょっとぼけてるおばあちゃん。まさかのおばあちゃんのファインプレーに拍手! 「不吉なことは何も」 長年勤めた会社が倒産の危機に瀕し、それを救うためにとある計画を立てた男。それから何故か命を狙われる羽目に。 表題作。タイトルが明らかに不吉で良い。そして絶望的なオチが秀逸。 「踊るサンドイッチ」 無実の罪で終身刑を受けた男を救うべく、奮闘する刑事の物語。 これ一番面白かったな。頑張った刑事が報われるハッピーエンドで読後感が良い。消えた電光掲示板の謎もシンプルながら面白い。中編で短いのに満足感がすごい。
1投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ「生命保険と火災保険」、「姿なき殺人者」に出てくるヘンリー・スミスがいいキャラだった。シリーズ化してさらにドラマ化してほしい。 全部面白かったけど、「サタン一・五世」、「踊るサンドイッチ」がミステリだけでなく恋愛要素入ってて粋だった。「踊るサンドイッチ」は読みごたえあり!面白かった!
0投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。生命保険の外交のスミス氏がよいキャラクターだった。標題作は因果応報だなと思った。踊るサンドイッチは無実を証明するために奮闘する刑事さんの心理にドキドキした。助けになってあげたい気持ちとそうするとお別れすることになる微妙な心理がよい。最後も良い結末だった。報われて良かった。もっとフレドリックブラウンの作品が読みたいなあ。
1投稿日: 2024.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
機知に富んでいて、洗練されていて気品があるよね。 本当に素晴らしい。 今のミステリーと比べると物足りなく感じる事は有るけれど、たまには微笑みながら、物語の世界に入り込めるのも良いもんだよ。 踊るサンドイッチの結末は、思っていたのとは違ったけど、 ピーターが振られた方が、結末としてはビターな味わいで良かったと思ったけどな。
2投稿日: 2023.10.05
powered by ブクログ越前敏弥さんが宣伝していたので知ったフレドリック・ブラウン、初読み。東京創元社から新訳の短編集が三冊出ているが、三つ揃って表紙もおしゃれ。『不吉なことは何も』という表題作のタイトルもかっこいいと思う。原題は”Nothing Sinister”で、旧訳では内容を汲み取っての『復讐の女神』だったのを、新訳にあたり改題したとのこと。 とても夢中になったという感覚でもなかったが一気読みした。つかみが上手いというか、いつの間にか入り込んでいる。保険外交員のヘンリー・スミス、私立探偵のピーター・キッドは特に台詞回しに特徴があって面白かった。中編『踊るサンドイッチ』も良かった。 気になったのは、スミス氏がやたら出てくる。ピーターも二人はいた。ウィーラーも二人はいた。カールも二人はいた。これはわざとなのだろうか。なんとなくそうなっちゃったのだろうか。
11投稿日: 2023.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2021/10/26読了 収録中編の『踊るサンドイッチ』――冤罪を証明し、真実を明らかにするという手柄を立て、スーザンとの未来が見えたピーター・コールにとっては文句なしのハッピーエンドだろうけど、カール・ディクソンにとっては無実の罪で終身刑を言い渡され、冤罪が証明されて釈放されたらされたで、今度は婚約者に振られるって、かなり踏んだり蹴ったりな話なのではないかと思ってしまった。
0投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログショートショートの名手F.ブラウンのミステリ短編集。読んでいて楽しい。笑えたのは「ティーカップ騒動」でニヤニヤできるのは「生命保険と火災保険」 「さまよえる少年」はじんわり優しく「サタン1.5世」はホラーサスペンス寄り→ 「象と道化師」は童話感あるし、表題作の「不吉なことは何も」はオチが秀逸。 中編の「踊るサンドイッチ」はミステリとしても良作。ラストがいいんだよねー。 80年ぐらい前に書かれた話なんだけど、新訳でとても読みやすくなっているので、海外ミステリ初心者にもオススメ。
3投稿日: 2022.11.11
powered by ブクログ同じく短編集の『真っ白な嘘』を読んだ時にも感じたけれど、やはりこの作者の本領が発揮されるのは読後に嫌な気持ちを引きずるショートショート形式の短編だと思う。 本作でも「踊るサンドイッチ」のようにアイデアの面白い推理ものがいくつかあったけれど、全体的にはやや物足りない印象を受けた。
0投稿日: 2022.06.27
powered by ブクログ相変わらず結末の読めない短篇が揃っており「そうくるか!」とニヤリとする瞬間がある。 シリアスな作品ばかりだが、どこかユーモアを感じさせる。 特に表題作はブラックユーモアとしか思えない展開で思わず苦笑した。 『さまよえる少年』と『猛犬に注意』の結末は読んでいて楽しい。
0投稿日: 2022.01.27
powered by ブクログフレドリック・ブラウンのミステリ短編集。 思い立ったときにちまちま読んでいたのがようやく読了。翻訳物のオチが効いた短篇はまとめて読むより、ちょっとした待ち時間とかに読むのが良いような気がしてそうしてるが、テレワークで週一ぐらいでしか外出しない生活してるとそういう機会がほとんどないのが問題だ。 収録作の中だとやはり表題作の「不吉なことは何も」が一番良い。あと「生命保険と火災保険」も好き。主人公のスミスは「姿亡き殺人者」にも登場してるキャラで他にも彼が主役の短篇があるとのことなんで読んでみたい。
0投稿日: 2022.01.09
