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仮面家族
仮面家族
悠木シュン/双葉社
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総合評価

25件)
3.3
1
10
6
5
0
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    ちょっと期待外れなとこもあったけど、続きが気になってどんどん読み進めたことを考えると、私にとっては面白かったんだと思う。 お母さんが壊れてしまった という表現は何度か出てきたけど、壊れてる描写はあまりなかった。それが違和感だった。 もう少し薄気味悪い感じや得体の知れない感じがお母さんにあればもっと惹き込まれたと思う。 オチはありきたりだけど、最後の最後の一言での締めは結構好きだった。 何事も人のせいにはできないってことですね。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    さらっと読めて一気に読了。まわりくどい表現が少なく描写が浮かびやすい。 残り数ページでようやく真相解明が始まりオチるのか?と不安になりつつ。最後の一言は考えさせられるところがある。 佐久間家の謎めいたやりとりや黒崎家の堕ちていく様には引き込まれたので、物足りない感はあるが面白い作品だった。

    0
    投稿日: 2025.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    描写を想像しやすく、スラスラ読めました。 家族=安心の幻想を壊す。 血がつながっているからといって、心がつながっているわけではない。その事実を痛感させられた。逆に、見せかけの愛や優しさがどれだけ危うく、危険なものかにも気づかされました。

    0
    投稿日: 2025.06.24
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    4.5くらいです 難しい話は一切なく、数時間でサクッと読めます なんとなく先は読めたけど、 最後まで面白かった 最後のページは、あれはプチ大どんでん返しか?? 栄子の母ちゃん ええわぁ

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    最初は、ドキドキハラハラで母親の謎を知りたくどんどん読み進めましたが、最後は、想像と少し違っていました。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    最初から厭な気配を感じさせる構成は実にいいし、物語が進むに連れて見えてくる真実の形も実にいいのだが、そこまで響かなかった。 振り返ってみて、登場人物たちの行動に意味が見出される構成はミステリでは王道で、わかりやすいのだがパンチ力がない。クライマックスにしても深いところまで抉られるほどの衝撃はなくて肩透かしだった。

    0
    投稿日: 2024.09.18
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    ラストはすごくびっくりした。ずっと本当の娘だと思ってたから。 お金の関係の母娘なら、栄子の前半の言動にちょっと違和感を感じなくもないが、そこを無視すればすごくいい作品。 仮面家族って題名に合いすぎている。

    1
    投稿日: 2024.03.24
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    「あの子と仲良くなりなさい」 全ては母親が決める。 成長するにつれて家庭の異常さに気付いたとしても、行方を晦ます以外に逃げる方法などないだろうな。 外面しか見ずに勝手な家族の様子を想像したら、羨ましいと思われてしまいそうだよな。 「あの子に譲ってあげなさい」 指示に従うしかない。 少しでも好意を持っている相手なら兎も角、初めから嫌悪しかないのに好きなふりなど面倒だったろう。 全てが仕組まれたことだと気付いていないまま、上手く掌の上で踊るのは幸せだろうな。 「あの子に嫌われなさい」 崩壊していく家庭に。 素直すぎたが故に皆簡単に騙されてしまったのだろうが、ここまで信用を得れるのもすごいことだよな。 しっかりと登場人物を選んで進んでいく様子は、誰でも良かった訳ではなさそうだよな。 「あの子に絶望を見せてあげなさい」 気付かなかったこと。 悪いことほど本人に事実確認をすることなく事態は進んでいき、最悪な出来事に繋がってしまうのだろ。 後ろめたいことがあったからこそ、裏切ったことを告げぬまま逃げ出していったのだろ。 「絶望のあとに見たものは……」 全てが終わった後に。 最期に背中を押したのは誰だったのか、「誰も」の中に含まれた人間たち皆が敵だったのかもしれない。 失ったものを補ったうえで行ったとはいえ、計画を知らされずに過ごすのは不安だろう。

    1
    投稿日: 2024.01.17
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    夫と娘を支配下に置きさらには隣家を巻き込みながら、母が描く歪な家族の形。一人一人のどこかネジが違えたような不気味さが狂気となって日常を崩壊していく。ぬめりのような感触がまとわりつく作品。どんでん返しが待ち受ける結末なのだけれど、最後の栄子が放った言葉、由布子はこれからどう生きるのだろう。

    1
    投稿日: 2024.01.15
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    面白いけど、予測できる範囲の驚きかな。 お母さんの様子がもっと詳しく書かれていたらより怖かったかも。

    5
    投稿日: 2023.11.15
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    読んでる途中違和感を感じ何度もページを行き来した。話のラストに今までの違和感の答えがばっと書かれていて最後まで楽しんで読めた。 内容としては、復讐系。復讐をする家族は母親を中心に自分の役割をこなして復讐先の家族を追い詰めていく。話の解決のためのヒントは花言葉や人物の名前にあり!!

    0
    投稿日: 2023.07.25
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    わわ、これは凄い。 冒頭で衝撃を受け、ラスト1頁で待ち受ける更なる衝撃にしばし呆然。 物語の中心になるのは佐久間家と隣家に住む黒崎家。 佐久間家の三人家族は何かおかしい。 ヒモのような新しい父親、高校生の娘に日記を書く事を義務づけ、助言と称してやるべき事を命令し、娘の生活をコントロールする母親。それに疑問を抱きながらも、支配される事に甘んじる娘。 綿密に練られた隣家への大掛かりな計画。 違和感と恐怖がどんどん加速して行き、母親の愛情と紙一重の狂気に戦慄する。 その果てに辿り着いたのは、歓喜か絶望か。 ぜひ確認して欲しい。

    0
    投稿日: 2023.02.17
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    イニシエションラブみたちなA/B面みたいな2つのサイドからの話が特徴で途中までハラハラドキドキして面白かったのにオチがちょっと残念というか物足りなかった。

    0
    投稿日: 2023.01.09
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    お母さんが不気味でどうなっていくのか全然予想ができず、次が気になってとまらなかった。 真相がわかってきた頃ページを戻ってモヤモヤしていたことがスッキリしたり、なるほどと読み返せる部分も面白かった!

    1
    投稿日: 2022.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の終わり方が、面白かった。 お母さんの異常な執念、見栄?から始まる、嫉妬や妬みがリアルに表現されている。 特に、最後の精神的に親子を追い詰めるシーンが印象に残った。 復讐する事で幸せになるのか、、、 復讐する事で、新しい事実を見つけてしまうのか、、、 考えさせられる作品だった。

    0
    投稿日: 2022.07.01
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    タイトル通りの仮面家族。読了してからそのタイトルがさらに大きな意味を持った。起承転結とどんでん返しがコンパクトにまとまっていて読みやすい。黒幕がわかっていても楽しめる一冊。

    2
    投稿日: 2021.12.28
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    異常な家族関係。ストーリー展開早くて、数時間で読了。母親に毎日の行動日誌みたいなものを提出させられたり、胡散臭い父親。母親にだけ敬語ではなしたり、理不尽な指示にも黙って従う高校生の娘。すべてがおかしな家族。高圧的で生活感のない母親は、同じマンションの大学生の男の子やお隣の一家を巻き込みながら、何をやろうとしているのか?この家族が持ってる秘密が何なのか?気になって一気に読み終えた。

    6
    投稿日: 2021.12.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さらさらと読めた。 あーそういことねーってラストかと思いきや、最後の1ページでおぉーってなりました。

    2
    投稿日: 2021.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    仮面家族というタイトルを理解しようとどんどん惹き込まれていく。 人間の弱さを上手く突いた展開は舌を巻く。 栄子と美湖の視点で交互に書かれるので、ふと迷子になるところもあったが、それも答えを導き出させないための著者の狙いか。 流石にここまで執念深くやり切ることは難しいだろうし、金のためにここまで割り切れるのか?

    0
    投稿日: 2021.10.30
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    イヤミスですかな。 でも途中で「たぶんこうなんだろうな」というのはわかってくるし、特に引きこまれる感じでもない。 ラストも想定内。

    0
    投稿日: 2021.09.28
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    初めて読む作家さん。 途中、登場人物の「母親」の心理がよくわからず戸惑った。 人間の心理って怖いなと思った。いじめや人の心を傷つけたり、もてあそんだりする行為は恐ろしいと感じた。

    0
    投稿日: 2021.09.20
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    「絶望を見せてあげる」という何やら不穏な場面で始まるプロローグから掴みはバッチリ。 美しい妻、画家の夫、美しく優秀な娘‥‥隣に引っ越してきた理想的な家族と家族ぐるみで親しくなっていくにつれ壊れていく平凡な家族の日常。 両家の娘それぞれの目線で描かれるどこか歪で緊張感ある物語は登場人物全員がどこか歪で、緊張感に支配される。 そして結末の衝撃とラスト1行の追い討ち。なんとも後味の悪い、これぞイヤミスです。

    1
    投稿日: 2021.09.19
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    『パラサイト 半地下の家族』の逆バージョンみたいな?装丁もパラサイトっぽい。裕福で美しい家族Aが、庶民的な家族Bをどんどん浸食していき崩壊させる。特にA家族の司令塔である母親の絶対的存在。娘は操り人形のようにB家の娘を翻弄するが、内心は少しずつ疑問を持つ。ハラハラした展開に何が目的なんだろう...と謎が終始気になったが、終わってみれば想定内かなと思ってしまった。もっとどぎついイヤミスを内心求めていたのかも。でもあっという間に読めるのが良かった。

    1
    投稿日: 2021.08.27
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    母の企みが衝撃的、でもそれ以上に残酷すぎて、後味が悪い。最初から最後まで、お母さんが物凄く怖い。 最後の一言を、もっと早く伝えていたら…変わっていたのかも。

    0
    投稿日: 2021.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2021/07/29リクエスト オーディションで決めた仮面家族で、何を企んでいるのか。 何をするにもパーフェクトなお母さんが、オット、ムスメを誰にするのか決め、行動を指示する。 最初は話が分からなかったが、ムスメの家庭教師の、福田修、が、フクシュウダ、の並べ替えだとわかるラストで一気に組み立てられる。 自分の娘を殺す経験、そんなの絶対にしたくない。 怖すぎるストーリー。 フィクションでも、何度も話の中に出てくるとても可愛い高校の制服、を見たかったな。 どんなセーラー服なんだろう。

    0
    投稿日: 2021.07.27