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夕凪の街 桜の国
夕凪の街 桜の国
こうの史代/コアミックス
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総合評価

337件)
4.5
194
72
35
2
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰もあの時の事を言わない。今だに訳がわからないのだ。 わかっているのは「死ねばいい」と誰かに思われてたということ。 思われたのに生き延びているという事。 そして一番怖いのは あれ以来 本当にそうなってもしかたのない人間に自分がなってしまったことに 自分で時々気づいてしまうことだ。 うれしい? 十年経ったけど 原爆を落とした人は 私をみて「やった!また一人殺せた」とちゃんと思ってくれとる? 胸を えぐられるような言葉が・・・。 被害者なんだよ。 何も悪い事していないのに ただただ頑張って生きてきたのに・・・。 自分を責めないで・・・。 心からの叫び。 どうぞ 二度と戦争しないでください。 核兵器・原発 この世界から 完全になくなってください。 心の叫びを無視しないでください。 お願いします。

    0
    投稿日: 2013.08.24
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     そういえば「この世界の片隅に」は買ったけど、こちらは買ってなかったなと思い購入。戦争と原爆の恐ろしさはなんだったのか伝える作品。  終わらない話。世界で唯一核攻撃を受けた国、日本。原爆は命を奪い取るだけでなく、人間としての当たり前の行動すら奪うものだった。夕凪の街では自分の血が汚れたことに思いは縛られ、世界から外れてしまったと思う主人公が描かれていました。すべてを失った日に連れ戻される感覚を味わいながら息絶えていく、その一連の流れは見ていて怖かった。その後に続く桜の国のように風は吹き続けることが示されています。これは原爆に限らず、福島原発事故だってそうじゃないかとこれから永遠に続くであろう風をどう受け止めるか。いつも考えることをやめたらいけない話なんでしょう。  しょせん僕は原爆に関しては日本国民だけど当事者ではないし、福島に関しても直接的な関係者じゃないから結局は外側の人間かもしれないけど、外側の人間だからこそのやり方もあるのではないかと考えを止めてはいけないなーと読み終わって思いました。

    2
    投稿日: 2013.08.21
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    大学のとある講義で取り上げられてから、気になっていた作品。 同じように被爆して、命を落とす人がいる一方で、なぜ自分は生き残る側の人間になったのか…と考え出したら、きっと苦しかったろうなと思います。それでも、そこに意味はあったんだと思いたいし、見つけることができたら、少しは救われたような気持ちになれるのかもしれないなと思いました。想像することしかできないけれど。 京ちゃんや七波と凪生のような、被爆二世・三世も、偏見とか、色々と闘うモノが多くて大変なんだろうなと思います。これは今の福島の人たちにとっても、共感するところがあるかもしれませんね。 遠い昔の悲劇のように思えていたけど、それでも本来は、広島と長崎、そして福島のある日本に住むすべての人が背負い、考え続けるべき問題なのかもしれないです。 それにしても、この方の作品はどうしてこう、心に沁みるんでしょう…。 作品全体もそうですが、あとがき(102頁~)もじっくり読み込むと、自分の考えが見えてくる気がします。

    1
    投稿日: 2013.07.10
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    本当に起こった悲劇を悲劇的ではなく、 柔らかく表現されていて凄いと思いました。著者の絵の力に救われます。

    0
    投稿日: 2013.07.02
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    漫画だけど 評判がいいので気になって数年 やっと読んだ〜 よかったって感想もどうかと思うけど よかった〜 原爆とかありえないな

    0
    投稿日: 2013.06.01
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    「その〈週間ポスト〉に北野武の(東日本大震災についての)インタビューが載っていた。 “「二万人が死んだ一つの事件」じゃなくて、「一人が死んだ事件が二万件あった」”」 (桜庭一樹『本のおかわりもう一冊』より) この漫画は、まさにその、死んでしまった“一人”の視点からヒロシマを描いている。 原爆投下は戦争という、国と国、体制と体制、思想と思想の対立の末の大きな犠牲であるけれども、それはすなわち、遠い異国の名も知らぬ人間に、訳の分からぬ理由である日突然だれかが殺されたという「事件」がたくさん在ったということである。 たくさんの人が死んでしまったという表現では生温い。“一人”の人が死んだ事件が、事実が、その日、たくさん在った。その“一人”はたまたま隣にいた人だったかもしれないし、もしかしたら私だったかもしれないという恐ろしい事実が。 嬉しい? 十年経ったけど 原爆を落とした人はわたしを見て 「やった! またひとり殺せた」 とちゃんと思うてくれとる? (p.33) 2013.05.13

    2
    投稿日: 2013.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画で号泣し、原作を読んでみた。 映画は意外と原作そのままで、エピソードなどもうまく原作を生かしてやっていたんだなと思った。 個人的には、映画でのエピソードが思い出されて新しい感じはしなかったけど、きっと映画を見る前に読んでいたら感情移入して泣けたのかも。ページ数は多くはないのに、無駄のないエピソード。とても内容の濃い本です。

    2
    投稿日: 2013.04.28
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    原爆が落ちてから10年後の広島。 誰かに「死んでもいい人間」と思われたという事実に、 自分が生きている意味を見失っている主人公、皆実。 やっと乗り越えて人を好きになれた矢先、 内臓の混じった黒い血を吐きながら死んでいく。 戦場の恐ろしさとはまた別の、 戦争の悲しさをつたえる物語。 映画「ほたるの墓」とともに、 小中学校での必読本にして欲しいです。 「敢えて戦争の過去を見ないようにしていた」 という作者の言葉が、自分にもつきささりました。

    1
    投稿日: 2013.04.07
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    日本にとっては悲劇と平和の象徴である「ヒロシマ」が、 アメリカから見たら民主主義の勝利、アジアから見たら侵略からの解放の象徴として位置づけられる。この矛盾にうんざりして、「しょうがなかった」というのが最悪の思考だと思う。どっちの立場でもいいからまず考える。 日本語のネイティヴなら、とりあえずこの国の戦争体験から出発するのは自然な姿勢なのではないか。 繊細な論点にならざるをえない「ヒロシマ」を、 被爆者としての日本人の立場からもう一度考えてみる。多くの国や人々の立場、犠牲と惨禍の頂点としての「ヒロシマ」を、素朴な形で作者は提供してくれる。 物語の手法としても見事だ。 とくに、作者自身も語っているように「夕凪の街」の落ちのないストーリーは、その完結を鮮やかな形で何の嫌味もなく読者の胸にゆだねる。 読後、その人は何を思うのだろう。その感情は、その人が成長し、新たな経験をしていく上で、どのように変わっていくのだろう。 読み手の数だけの「35ページ目」が存在する。 漫画に泣かされたのは久しぶりだった。 堀田善衛の言葉、「アウシュビッツとヒロシマを実行した人類が今さら何を神に祈るのか」とはまた違った角度で、進歩の「成果」に押し潰されたものが何だったのかについて考えさせられた。

    1
    投稿日: 2013.03.28
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    ヒロシマその後。 色々原爆の話はあるけど、こんなに普通の人の、普通の生活が、生きるという当たり前の事が、静かに消えていく、消されていくことが、淡々と描かれることによって逆に読む人の心を深くえぐる。 子供にも読ませたい。 というか、日本人は、原爆に関わる人は、読んで欲しい本。 あっさりしているようで、読んだ後はしばらく放心しました。

    1
    投稿日: 2013.03.27
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    1945年8月6日 ヒロシマ。 あれから10年、42年、そして59年後ー。 いまだ終わることのない夕凪。 一見もとに戻った日常に、悲しみは今もひっそりと影を落とし続けています。 静かに、そして痛切に。 *** 被爆者と被爆者2世の物語。 凄惨な描写はひとつもないのに、強く戦争の重さを伝えてくる希有な作品です。 柔らかく優しいタッチなのであっさり読めてしまいますが、とても深い。 忘れてはいけない、そう思わせてくれます。

    0
    投稿日: 2013.02.05
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    ひどいなあ、てっきりわたしは死なずに済んだと思ったのになぁ このセリフを見たときの感情はうまく表現できないけど それでいいって作者はあとがきで書いてます この先の人生でいつか自分の中で評価できるようになればいいと書いてます

    0
    投稿日: 2013.01.11
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    被爆者、というと特別な存在のようだがそうではないことを教えてくれる。広島に落ちた原爆、長崎に落ちた原爆、そこで生き延びた人たちとその家族、子孫たち。この経験が消えないことと同じように、いのちがつながっていくことが当たり前なんだと思うことができた。 作者があとがきで指摘しているように、関東の人たちには、知る機会がなかったことでよくわかっていない人がいる一方で、周辺に被爆者はいなくても資料や証言を通じて知ったことで、より深く知ろうとし、自分にできることはないか、と自問を続ける人たちも少なくないことを想起した。

    0
    投稿日: 2013.01.09
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    この世界の片隅によりも 戦争のばーか原子爆弾仕方ないとか いってんじゃねーーーよカスとか シンプルに怒りが湧く。 311があって余計に打たれる。

    0
    投稿日: 2013.01.08
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    戦後の“ヒロシマ”のお話。 戦後なだけに無残なシーンが直接的に描かれているわけではないが、 その爪痕は確実に残っているんだということを改めて感じさせられる。 特に意図したわけではないのだが 奇しくもTVの前では改憲を訴える政党が 圧倒的な得票率で衆院選第一党になろうとしている。 なんとも複雑な気分だ。

    0
    投稿日: 2012.12.17
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    直ぐに読んでしまったわけですが、やはりこの手の話は想像はできるけど実感がない。「子供たちに知識では命は大切とわかっているけど、実学で心に植え付けるの大変(乙武氏 産経8/14)」といのと同じで、僕らは戦争を実体験では知らない(幸せ)。

    0
    投稿日: 2012.11.23
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    映画の前に読んだ、マンガ版。国分寺のどこかが出てくるって話だったけど、出てこない。。と思って調べたらマンガではなく映画のロケ地が恋ヶ窪だったんですが、話はとても考えさせられました。複雑なストーリーでも簡単に読めるようにするのがマンガなのかなと思いますね。1コマ1コマというよりも大きさやテンポで話の流れをうまーく表現してるなーと思いました。マンガだけでなく映画も一緒に見るとより深いとこまで見に行ける作品だと思いました。

    0
    投稿日: 2012.11.23
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    単行本化された2006年くらいにはじめてよんで、その後も何度も読んでいます。 映画を観たので、登録。 素晴らしい作品。日本人がいつまでも大切にしていかないといけない作品だと思います。 著者はすごい人だと思う。

    0
    投稿日: 2012.11.07
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    なんだか悲しくって切なくって、でも、すごく大事なことで。 忘れてはいけないことなのかもしれない 思い出す時をつくるべきことなのかもしれない。 年がたつごとに、変わっていくものはあるんだろうけど 変わらないものなんてないんだろうけど

    0
    投稿日: 2012.10.21
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    静かな画風の中に、核兵器がどんなに愚かな物なのかという想いが凝縮されていて涙があふれます。残酷なシーンはほとんどないので戦争物が苦手な人でも読めると思います。 映画ではライフイズビューティフルが戦争映画の最高峰だと思いますが、それにならぶ作品です。このマンガと一緒に「この世界の片隅に」もぜひ。

    0
    投稿日: 2012.10.09
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    広島の被爆者を中心にした人間模様を描く。レビューを書こうかと思うけれど、なんだろう、多少躊躇われるような。 明確な殺意をもって爆弾を落とされた時、周りの人間がほとんど死んだのに関わらず、なぜか自分だけ生き残った。 そして、「なんで私は死ななかったのか」っていう「罪悪感」を主人公たちは抱えて生きている。その心境は想像してもしきれない。 その感覚が作中全体で共有されてる異世界感。 繊細な人があれ読んだら多分グニャァってなる。あんなに可愛い絵柄なのにね。 人生で一回くらいは読んだらよいのではなかろうか。

    3
    投稿日: 2012.10.06
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    『夕凪の街』と『桜の国』という2つの話が入った全1巻の漫画。小説や映画にもなっており、この漫画を歴代10本の指に入る名作に推す人も居る。広島の原爆が主題。 非常に短い漫画ですが、それ故に心に伝わるものがあります。特に夕凪の街の方は。 「嬉しい? 十年経ったけど、原爆を落とした人はわたしを見て、『やった。またひとり殺せた。』 とちゃんと思うてくれとる?」

    0
    投稿日: 2012.10.01
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    昭和20年の広島から、現代の広島までを人の「思い」でつないでいく連作。今が過去へとつながっているということが次第に不明瞭にされていくこの時代に、決して焦らずに、静かにこの優しい作品を完成させたこうの史代の執念はすごいとしか言えない。

    0
    投稿日: 2012.09.20
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    戦後の広島を描いたマンガ。皆が口にはださずとも、何年経っても何十年経っても、広島には原爆の爪痕が残っている。逃れようもなく生きている人達がいる。

    0
    投稿日: 2012.09.13
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    被曝の恐ろしさを実感すると共に、前向きに生きていく必要性を感じた。3.11後の今、日本人は海外から、被爆者として扱われている。内部被曝を防いで、出来るだけ長生きする努力をする必要があると思った。

    0
    投稿日: 2012.09.06
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    やっと、読めました。 ずっとこの漫画を読みたいと思っていて、でもなぜか買う機会に 恵まれなかったのですが、今日、次女とブック○フに行ったときに 偶然発見。 即座に買いに走りました。 戦争反対。 その一言に尽きると思います。 戦争なんてくだらないことをするせいで、一体どれだけの 人々が苦しまなければならないのか。 戦争が終わって何年も経っても。 「戦争をするような事態になったら、互いの国の偉い人が 裸になって相撲でもとればいい」 と言ったのは誰でしたっけ。 本当にそう思う。 あんたがたの都合で始めるんだから、あんたがたの中で ケリつけてよ。 一般人を巻き込むな。

    1
    投稿日: 2012.09.03
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    読んでしばらくは放心してしまうような漫画である。 私の場合、最初の35ページの短編で続きがその日は読めなかった。 内容に関しては、本当に出会ってよかったと思える漫画だった。爽やかなタッチの絵のせいだろうか、読み心地がよく、淡々とも言える描写が、被爆者の心情に寄り添っているように感じられた。 さて、私が疑問に思ったのは、このような哀しい話が現実にどれくらい存在し得たか?である。 そう思った人は、放射線影響研究所のQ&Aを見てほしい。 http://www.rerf.or.jp/general/qa/index.html 同研究所は、被曝による白血病と固形がんの発症への影響を調べている。 広島の爆心から1100m以内にいた人の受けた放射線線量は1Gy以上と推定されているが、その範囲の調査対象2709人のうち、白血病数は64人である。「被曝したことによる」過剰な発症はその内の56人、実に88%と見積もられている。 ただし、注意すべきは、それだけの放射線を受けて、発症した人は2.3%。 これが、爆心から1.7km,2.5kmと離れるに従って、調査対象で発症したのは、それぞれ、71人/16108人(0.44%)、69人/30387人(0.22%)とずっと下がる。 ちなみに被曝と関係のない、白血病は10万人におよそ7人の発症率、つまり0.007%。 従って、確かに被曝していないのに比べると白血病の発症数はとても多いのだが、それでも、私達が感覚的に持っている数字よりも少ないと思う..……と最初は思ったんだが、やはり多いかな。少なくても自分や家族が被曝したら、発症するかもと心配する数字だとは思う。 放射線影響研究所のHPにもあるが、原爆2世に関しては少なくても統計的に有意と考えられる影響は無いようだ。 だから、原爆2世は本来自己の健康には、被曝と関係ない範囲で心配すればいいはずだし、言われない偏見を受けるのは明らかにおかしいし、ただ、それでも「被曝への影響があるなら果たして偏見は持つことが許されるのか」という問題にぶち当たる気はする。

    0
    投稿日: 2012.08.29
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    絵が、とてもかわいいんだけど。 いま、こうしてマンガとして、読むことができるんだけど。 「けど」が出てしまうな、つい。 「過去」の出来事。 知らないし、見たことないし、カンケーないし。 今こうして生きてるし。 そりゃま、そうなんですけど。 でも、初めてこの本を読んだときに感じたこと。 それを永久に覚えておきたいと思うし、他人がそういうことを全然感じないとは到底思うことができない。 私というにんげん(私たち)は、往々にして、いつも、部外者。 当事者じゃない。いつも。 でもだからといって、そこに後ろめたさを感じる必要は、ほんとは、ないはずなんだ……けど。 本との出会いの仕方はいろいろあるけど、これは、 ふと入った本屋で、絵が気に入って手にとって、帰ってから、読んで……。 というくらいがちょうどいいのかもしれない。薦めるけど。 (「けど」ばっかしだ。ただの口癖じゃないか)

    1
    投稿日: 2012.08.05
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    うーん、なんか苦手だった。原爆投下を知らない世代でも結構評価が高くて読んでみたけど、曖昧な表現に終始してきっぱりしてないところが分かりづらくて・・・。 ただ、原爆が落とされてはい終わり、じゃなくその後が問題なんだなとは思う。心に苦しみを持つ人がまだたくさんいるということも。

    0
    投稿日: 2012.08.04
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    100ページに満たない漫画です。でも、映画でも、小説でも、「長さ」じゃない。長くても短くても、何かを感じることができれば、見る価値。読む価値はある、というもの。 この本を手にしたのは、八月のお盆の時期。6日の広島平和記念日から15日の終戦記念日にかけて、テレビや新聞などで、戦争や平和に関する特集を目にします。 でも、もの心ついた頃には、高度経済成長期だったわたしの周囲には、戦争の話をする親戚・知人もなく、「戦争」はどこか昔の出来事、他国の出来事なのです。逆に言えば、だからこそ、戦争に関する文章も冷静に読める、ように思いますが。 戦後生まれの漫画家が書いた「ヒロシマ」という話題性につられて、手にしたのですが、... 戦争や「ヒロシマ」のことよりも 「生まれる前  そう  あの時 わたしは  ふたりを見ていた  そして確かに  このふたりを選んで  生まれてこようと  決めたのだ」(93~95ページ) この文章にやられました。 自分の両親のことを、この両親のもとに生まれてきてよかったと思えることが、とても素敵なことだと思えてなりませんでした。 わたしは、お盆に、祖父母の位牌に手を合わせても、その時しか、祖父母のことを思うことはなく、 普段、同居している両親に感謝することもなく、 先祖とか過去とのつながりも感じられない日々をすごしているなあ、と思いました。 この家庭に生まれてよかった、とか、この家族でよかったとか、 自分の先祖、ルーツを自分で認めることができるとか、 そういうことがあるとないとでは、生きかたに違いがでるんじゃないだろうか。 自分は、いったいどうしてここに生きているのだろうか、ということを、も少し考えながら生きてみたらどうなのだろうか...なんてことに気づかされました。

    2
    投稿日: 2012.06.14
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    主人公が靴が汚れるからと裸足で帰る様子や、同僚が家を尋ねてきて風の吹く川縁で洗濯物越しに描写された2人の微妙な距離感とか、そういう【印象】が強く心に残る漫画。原爆が主題ながら、一歩控えた目線で人の心情を哀しく描写していると感じた。

    1
    投稿日: 2012.06.02
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    嫌われてもいいから一瞬を大事にし、抱きしめてあげたい。この想いに間違いはない。アメリカ人も是非読んでみて欲しい。

    0
    投稿日: 2012.05.07
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    とにかく号泣した一冊。本読みながらケモノみたいな声上げて泣いたのは久しぶりだった。 「夕凪の街」のラストシーンは痛烈のひとこと。

    0
    投稿日: 2012.04.15
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    広島のあの日から10年後、〜現代を皆実(みなみ)、七波(ななみ)という女性の目線で描いた物語。強烈な主張をしてはいないけれど、心に染み入る 切なく暖かい…。皆実や広島の街や人をいとおしく感じます。

    1
    投稿日: 2012.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人の命を奪う後遺症を与えるということは、こういうことだと思った。 広島は大好きな街で、数年住んでいたけれど あの街は 「死の街になってもいい。 街に住む人々皆が、死んでもいい。」 と思われたことがある街なんだ。 皆、元気に毎日を生きているけれど。

    0
    投稿日: 2012.02.28
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    家族が買ってきたので発売直後に読んだ。 絵柄も好きだし、物語として面白いと思ったが、 「核心」には腫れ物を触るような手つきでしか 触れられないものなのか……と、 期待が大きかっただけに、ちょっと不満を覚えた。 もっとも、この痒いところに届かない 遠回しな表現こそが美点なのかもしれないが。

    2
    投稿日: 2012.02.24
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    この作品を知ったのはもう5年以上前 でも原爆の話だからと、ずっと避けてきました ふとしたきっかけで、読もうと思い アマゾンでみたら評価が高く、買ってみました 送料、手数料込みだと倍の値段になってしまったけれど それ以上に、この作品を買ってよかったと思っています 舞台は昭和30年の広島 こういう作品にありがちな 残酷な表現は最低限におさえられ こうの先生のトーンを使わない暖かい絵柄で 淡々とつづられる日常の中に 原爆という暗い影が落とされます 夕凪の国のラストの、空白だけのコマ それにかえって重さを感じます ヒロインの皆実の儚い恋にも 切なさを感じますが 桜の国のラスト近くの見開き二ページには 本当に癒されました 被爆二世という言葉はこの作品で初めて知りました 原爆は現代になっても、まだ影を落とし続けているのですね このまんがを読んでから1ヶ月ほどで震災が起こり 福島の事故であらためて現実になってしまったことが 悲しいと思います あとがきでこうの先生が言われているように 私も原爆のことが恐くて、ずっと逃げ続けていたけれど このまんがを読んで、少しずつ見つめられるようになった気がします

    1
    投稿日: 2012.02.09
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    原爆を題材にした作品としてのアクの弱さに些かの食い足りなさを覚えつつも、あっさりとしたタッチで描かれる痛烈な反戦・反核メッセージが胸を衝く。何よりそれとは相反して、被爆者や周囲の人々を見つめる著者の優しげな目線に惹かれる。「夕凪の街」「桜の国」、その2つのエピソードの半端な絡み具合に構成の緩さを感じるものの、明日への希望とペーソスを滲ませた秀逸な終幕が忘れがたい余韻を残す。

    0
    投稿日: 2012.01.14
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    子どもの頃の平和教育へのトラウマから、その存在を知りつつもずっと読むことを敬遠してきた。 いったん、ページをめくってみると舞台は昭和20年の広島ではなく、昭和30年代の日本の一角だった。 読んでいて、「あぁ、今の日本人はこんなことに不安を感じているんだな。」と思った。「放射能の脅威はもっとずっと先に表面化してくるから。」と。 何の救いもないストーリーだけど、おっとりとした作風に癒される。読み終わって、これまで逃げ続けてきたものに向き合った満足感が生まれた。

    0
    投稿日: 2012.01.10
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    昨年の東日本大震災のあとに、広島・長崎の原爆が頭によぎりました。 随分と昔に購入したこの書を、本棚から引っ張り出し読みたくなったのです。 昭和20年8月 6日のあの日、広島での悲劇は、後世までも苦しめている。 平和ボケの私は何をやっているのだろうか.... 。 こうの先生の絵タッチが、淡く優しく、戦争を知らないものたちに伝えてくれる。

    3
    投稿日: 2012.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    広島に原爆が投下されてから10年後の話。広島の話は、よく投下直後とかは目にしたりしてたけど。少し時がたって、それでも突然倒れたり、死んでしまったり、そういう恐怖や不安の中でみんな生きてきたんだってあらためて思った。マンガじゃなくて小説で読みたかったな。

    0
    投稿日: 2012.01.05
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    ◆このお話は終わりません。何度夕凪が終わっても…◆ 本学における貸出回数は3年半で2回。でも作品に力がないわけでは決してない。 原爆投下から13年後の広島を舞台にした皆実の物語と現代の東京を舞台にしたその姪である七波の物語が描かれる。皆実を苦しめた被爆という心の傷は、現代になってもなお何かの拍子に口を開く。わからないから不安だから。 原作と映画のどちらでもいい、手にとってみて欲しい作品です。

    0
    投稿日: 2011.12.14
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    今頃になってようやく読了。 作品の存在は知っていたのですが、ついつい避けていたので・・・。 先日、この作品の映画を観賞することになったのを機に読んでみました。 漫画原作の映画化作品なんてほとんどが雰囲気ぶちこわしの別物だ。 と思っている自分ですが、漫画作品と映画が見事に補完し合っている良作だと思います。 内容については読んでください・観てくださいとしか言えませんが・・・。

    0
    投稿日: 2011.11.15
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    映画が良かったので、原作も読んでみようと思い、 読んでみたが、コマ割りなど漫画の技術として若干ストレスが溜まる気がした。 手法が古いというか。。。 あまり上手く伝えきれていないというか……。 申し訳ないけど、別の漫画家が書けば、もっと感動するような気がする。

    0
    投稿日: 2011.11.14
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    ごくありふれた日常が、ごくありふれた転回で進んでいく。ふとよみがえる戦争の記憶がシンプルな線の中に生々しく。切ない。

    0
    投稿日: 2011.11.14
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    優しい物語だった。ふたつの物語がリンクしていて、読むのが楽しかったです。戦争を知らない若い私たちに囁きかけるような、温かいストーリーだった。

    0
    投稿日: 2011.11.10
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    こうのさんならではのテンポや柔らかさが、逃れられない非常な現実が「実感のない現実」だというリアルをより、切なく、身近に感じさせてくれる。 毎日はなにごともなかったように流れ、記憶はなにごともなかったように減少し、事実はなにごともなかったように物語になってしまうんだ。

    1
    投稿日: 2011.11.01
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    原爆の恐怖を、表面には出さず、淡々と描いている。 しかしこのことによって、原爆の恐怖が心に染みつく。 評価は5つ星にしたが、何度も読もうとは思えない。

    0
    投稿日: 2011.10.20
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    読んでみたいと思いながらなかなか機会を作れず、泊まった宿にあったので読んだ。 生きている者は、自分に命を伝えて死んで行った人のことを忘れてはいけないのだなと思った。 亡くなった祖父母に戦時中や終戦直後のことをもっと聞いておけばよかった。父母から聞けることもあるかもしれない。自分の子どもにも伝えていきたい。どうも頭でっかちになりがちな日々だから。

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    投稿日: 2011.09.16
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    私の祖母は広島に生まれ、広島に育ちました。 祖母は被曝はしなかったけれど、 祖父も海軍出身ということもあり、 私は関東に生まれながら、幼いころから 教科書に書かれているよりももっと身近に 戦争のおそろしさ・哀しさを感じていました。 大きくなってから 作者のこうのさんが書かれているように、 そのことが 広島、長崎の出身の方以外の意識と随分違うことに私も気付いていました。 なんとかこの哀しみを繰り返さないために 伝えていかなければいけない、という想いはありながら 自分の「怖い」という気持ちを優先させ、 これまで避けてきた題材。 でも、この本はむやみに怖がらせたり 誇張するのではなく、特別扱いするのではなく、 あのヒロシマにいたひとたちも その子孫も わたしたちとおなじ、日常を営むひとりの人間であるというあたりまえのことを ささやかに描き、気付かせてくれます。 あとがきを読んで、さらにこの物語の重要性を思いました。 友人の勧めで読んだのですが、多くの方に読まれてほしい物語だと心から思います。

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    投稿日: 2011.09.14
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    露骨に批判していない分はだしのゲンよりきてしまう。 考えされる内容でした。 ギラギラしていないので読みやすかったです。

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    投稿日: 2011.09.06
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    この本が最初に発売された2004年、書店の店頭で可愛い表紙に魅かれ、「夕凪の街」をパラパラと立ち読みしたとき、衝撃でそれ以上ページをめくれなかった。 その後、この漫画が話題となり、映画化され、注目を集めても、なかなか立ち向かって読む勇気が出なかった。 今、7年もの月日が経って、この本を再び手に取ったのは、やはり福島原発の事故が起きたことと、自分がようやくそういった問題に向き合えるぐらいには年を重ねたということだろう。 あらためて「夕凪の街」を、初めて「桜の国」を読んでみて感じたのは、この国はいったい歴史から何を学んできたというのだろうということだ。 わたしも含め、日本人はどう生きていかなければならないのだろう。 原発は止めなければならない。

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    投稿日: 2011.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦争(原爆)の悲惨さはもちろんですが, その中を生き抜いて世代を繋げていく家族の物語として 強く心に残りました。 ‘生まれる前 そう あの時 わたしはふたりを見ていた  そして 確かに このふたりを選んで  生まれてこようと決めたのだ’ 時には喧嘩もするけど,家族を大切にしようと心から 思います。

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    投稿日: 2011.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    二つのお話で構成された、広島と原爆にまつわる物語。 一つ目の「夕凪の街」 まるで、これからの日本で起ころうとしていることを予言しているような内容で、 ぞっとするとともに、 幸せをつかみかけた時に原爆症に倒れて死んでいかなければならなかった皆実の心情と思うと、 涙が止まらなかった。 二つ目の「桜の国」では、 舞台になってる平成の時代ですら、 被爆2世に対する差別が残っているのだな・・・・と悲しくなった。 後半、「夕凪の国」に出てきた人たちのその後をうかがい知ることができる場面が出てくるけど、 皆実の恋人だった打越さんと思しき男性が、皆実とその母の会話どおりにはげ頭で出てきて、 彼のその後の人生を思うと、余計に切なくなった。

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    投稿日: 2011.08.07
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     1954年に公開された映画『ゴジラ』をいま見返して最も印象的なシーンは、ゴジラの襲撃を受けた少女に科学者がガイガーカウンターを当てて放射線量を図るシーンであろう。水爆実験により誕生した怪獣ゴジラは放射能を持っており、近づいた人間は被曝するという設定だったのだ。  やがてゴジラはシリーズを経るにつれて子供向けの娯楽作品へとシフトしていき、放射能にまつわる設定もいつの間にか忘れ去られていく。その過程を日本人が原爆の恐怖を忘れてきた過程と重ね合わせるのは容易だ。  そしてそのゴジラシリーズが一応の完結をみた2004年、こうの史代の手によるマンガ『夕凪の街桜の国』が刊行された。いま思うとまるで、原爆が投下された過去を忘れないで、原爆が投下された背後にどんな人のドラマがあったのかを忘れないで、と作者が訴えているようでもある。  1955年、終戦から10年、広島。原爆投下を生き残り、市内の建築会社に勤務する平野皆実は、離れて暮らす弟を気にかけつつ川べりの粗末な小屋に母親と暮らしている。暮らしは楽ではなかったが、持ち前の明るさで前向きに生きる皆実は周囲の人気者だ。しかし同僚の男性から好意を寄せられた時、その事に幸せを感じた時、皆実の脳裏には「あの日」の事が生々しく蘇るのだった。  前編「夕凪の街」は原爆の惨状を経験した若い女性を主人公に描かれる。一見元気に生きる彼女も、こめかみや左手にはヤケドのあとが残っており、それを隠して生きている。たくさんの見知らぬ人々の死体を乗り越えて生き延びてしまった自分を責める気持が彼女を苛む。  「しあわせだと思うたび美しいと思うたび/愛しかった都市のすべてを人のすべてを思い出し/すべて失った日に引きずり戻される/おまえの住む世界はここではないと誰かの声がする」  そして10年を経て彼女を襲う運命。終盤で描かれる彼女のその痛切な独白は読者の心に刻み込まれるだろう。  後編「桜の国」はさらに2部にわかれており、1987年の東京と2004年夏の広島などを舞台に、原爆を知らない世代の視点から皆実らのたどった生涯を捉えなおしていく。ここでは皆実の弟である旭の娘・七波の成長が中心に描かれ、現代に生きる人々の姿と戦争の記憶が浮き彫りになる。  そして3世代にわたる物語が収束していくラスト、大切な街の記憶の中に七波は何を見るのか。忘れ難い余韻を残す物語だ。  合計で100ページ足らず。最近のマンガ界の流れからするとずいぶん短めのストーリーだが、密度はかなり濃い。そしてその中で一貫して描写されるのは原爆投下そのものの悲惨さよりも、「その後」を生きていく人々の複雑な感情である。  作者の優しいタッチの絵のおかげで見た目の強烈なインパクトというのは押さえられているが(僕らの世代だとどうしても『はだしのゲン』のトラウマが…)、それがかえって悲劇を鮮烈に浮かび上がらせている。美しい夕陽を眺めながら鼻唄を口ずさむ帰り道……何てことのないそんな幸せな日々が無数の死者の魂の上に成り立っているという衝撃。  第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞するなど、各方面で評価を得ており、海外にも紹介され高く評価されている。  福島第一原発事故が予断を許さない状況の中、あの戦争と原子爆弾の過去を見つめなおす事は今の日本人には辛い作業だろう。かつてこれだけ痛い思いをし、その後「唯一の被爆国」と世界に発信してきた我々がどのような事態に直面しているのか。もちろん原爆と原子力の平和利用は同レベルの話ではないが、しかし無関係な話でもない。つまり、あまりに恐ろしい目にあった過去を終わってしまったことだと忘れようとするのではなく、それがその時代に生きた人々の紛れもない現実であるという事を常に認識して我々は生きていかねばならないのだろう。  悲劇は一瞬で終わるわけではない。生き延びた人たちにとってその悲劇は一生続くのだから。

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    投稿日: 2011.08.07
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    今、読んで。 過去の話ではなくて。未来の話でもある。 未来になって、フクシマでヒロシマ・ナガサキが忘れられないように。 光っただけで終わらなかった。 残った人が苦しむことになった。 終戦では終わらないものがある。 そのことに初めて気づかされた。

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    投稿日: 2011.07.18
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    すっかり過去のものとしていた自分にがっかりした。こうやって三月以降改めて考えてみると、今から、明日から、未来から、過去を愛おしく感じ、反省しながら抱き寄せる。

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    投稿日: 2011.07.09
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    広島の原爆はどこか遠いことのように感じていたけど、主人公が自分のすんでいる街へ疎開しているという設定を発見し、より身近な出来事のような感覚になりました。やさしいタッチで淡々と描かれているからかえって主人公の最後が胸に迫ります。

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    投稿日: 2011.06.13
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    同名映画の原作。 眠れない夜に独りで読んでたら、思い切り泣かされました・・・。 (゜дÅ) マンガで泣かされたのは『うしおととら』以来。 “わかっているのは「死ねばいい」と誰かに思われたということ 思われたのに生き延びているということ” ・・・切な過ぎます。

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    投稿日: 2011.04.27
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    以前から興味はあったが、先延ばしにしていた。機会を得て読んだが、原爆投下後の広島で生きる人々の物語。決して自分とは無縁ではない。東日本大震災以後、原子力発電が身近であることを嫌でも考えていたが、日本は原子爆弾2発に多数の人が死んでも、土地や人が放射能にさらされても、生き続けたことを忘れない。

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    投稿日: 2011.04.21
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    戦争は嫌だけど、反戦ものや原爆映画は怖くて拒否反応していた私が、はじめて心から原爆の悲しさ、酷さを感じ、二度とあってはならないと思えた作品です。 優しいタッチの画風で健気に日常を送る人々を描くことで、声高に反戦をとなえるよりも心に訴えかけてくるものがありました。

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    投稿日: 2011.03.29
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    2011 3/29読了。ご近所の研究室に置かれていたので読んだ。 アメリカの大学図書館における日本のマンガの所蔵についての論文を読んだ時に、もっとも所蔵館が多くて気になっていたマンガ。 このマンガを読んだ向こうの学生は何を思うんだろうか。 「夕凪の街」の急展開に気を抜きかけたところだったのでやられた。 その瞬間の悲劇はもちろんだけど、もう幸せになっていいんだ、と思った後にある日・・・というのは、ああ。

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    投稿日: 2011.03.29
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      十年経ったけど  原爆を落とした人はわたしを見て  「やった!またひとり殺せた」  とちゃんと思うてくれとる? 柔らかく可愛らしい絵で描かれる、原爆後の広島・その周辺の人達の様子を描いた漫画。どこかでお勧めレビューを見て、ずっと読みたかったのだけれど、先日購入。 登場人物は、「戦争反対」とか「核反対」とか具体的に戦争を否定するようなことをするわけではない。ただ、生活しているだけ。でも、その生活の中からは、「原爆」がいかに自分の生活や人生や、家族や街を変えてしまったのかが、静かに伝わって、切ない気持になる。 『はだしのゲン』のような攻撃的なまでの「戦争反対」ではなくて、静かに、「こんなことやめようよ」と訴えかける漫画だった。

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    投稿日: 2011.02.26
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    原爆を扱った作品で「戦争反対」という文字を見なかった作品。そういう意味で衝撃を受けました。映画化もされましたね。

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    投稿日: 2011.02.19
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    戦後の広島が舞台。たびたび角度を変えて原爆に触れているように思う。 悲惨さは伝わってくるが、どこか暗くない。読後は問題意識うんぬんではなく、手放しにあたたかい気持ちになる。 映画化されている。

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    投稿日: 2011.02.05
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    【20110123 読書会 課題本】 発行まもなく買い二回ほど読んでるが、読み込んだのは初めて。昭和30年 皆実23才→昭和63年頃 ナナミ11才→平成16年ナナミ28才 と、時代と場所とキーマンの死がかわりゆく。緻密さがよりセツナイ。

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    投稿日: 2011.01.23
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    「十年経ったけど 原爆を落とした人はわたしを見て 『やった!またひとり殺せた』 とちゃんと思うてくれとる? 」 心にずんと響く言葉。平和を愛するすべての人に。

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    投稿日: 2011.01.20
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    戦後の「呉」を舞台にした作品。 主人公は被爆して段々と体調を悪くしていきます。 目が見えなくなっちゃうとこなど、なんとなく自分が疑似体験したような気持ちになりました。 名台詞も作者ならではの独自の視点で素晴らしい。 (戦後もこうやって被爆者が苦しんでいることを、アメリカはちゃんと喜んでくれてるかしら?)←こんなような内容のセリフ。記憶が曖昧で申し訳ない。 人の紹介で知った作者「こうの史代」さんですが、とても感覚が素敵といいますか、大好きです。 画も好き。 ストーリーも静かで穏やかなんだけど「ぐっ」とくるものがあります。 いろんな人に知ってもらいたいなー、と思う作品です。

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    投稿日: 2011.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原爆モノだと知らずに読み始めたので、途中で後悔。 はだしのゲンを小学校で読んで以来、逃げ気味だったので。 グロい描写がまったくといっていいほどないのに、とても悲しい。   わかっているのは、誰かに「死ねばいい」と思われたということ。   思われたのに生き延びているということ。 このたった二文だけで、私を悲しみに突き落とした。

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    投稿日: 2011.01.06
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    戦争という事柄の中で「あいつらはいない方がいい」「あいつらに消えて欲しい」という感情が膨れ上がって、その矛先が個々人に向いた瞬間、向けられた側の恐怖は計り知れないなあと思いました。 日本に限らず!

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    投稿日: 2011.01.04
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    「夕凪の街」を読み終わってあまりの衝撃に手が震えました。 「桜の国」を読み終わってあまりの感動に手が震えました。

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    投稿日: 2010.12.24
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    読み終えて、のどの奥に涙のかたまりがつまったみたいになった 以前に映画のほうも観ましたが、とても良い感じにエピソードの補完がされてたんだなあ ただ、やっぱり堺正章さんは個人的にミスマッチだったよね‥

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    投稿日: 2010.12.16
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    素朴で温かいタッチの絵・・・ でもそれとは反対に、恋愛の中に原爆や被爆者の痛切な思いが盛り込まれていました[m:53] 映画になっているのは知っていたんですが、まさか原作がマンガだったのは知らなかったです[m:137][m:77] 100ページにも満たない短編ものですが、伝えたいものは長編作品並です。 原爆ものの作品は数多くありますが、こんなタイプの作品もいいもんですよ[m:66]

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    投稿日: 2010.11.24
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    やさしい、やさしい毎日が描かれているけれど、だからこそ その内に抱えられてるさまざまなことが 重くかなしくて 心に訴えかけてくる。「核のない」「平和な」世界が欲しいんじゃなくて、人々はただ優しく暖かに流れる日常を欲していて、そのために「核のない」「平和な」世界が必要なんじゃないかなあ、と、思った。

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    投稿日: 2010.10.30
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    「夕凪の街」「桜の国(一)」「桜の国(二)」の三編からなる原爆症と被爆者差別を題材にした短編であるが、一読しただけでは理解しにくい複雑な作りになっている。ちらっと出てくる名前にも注意して家系図を描きながら読んで欲しい。物語に出てくる人々の名前は広島の地名から引用されていて地元の者には系図作業は割と容易いだろう。 この物語にはオチもなければ大どんでん返しもない。 やるせない大きな悲しみが全体を貫いているのみである。 私は20年以上広島に住んでいるが、原爆資料館に行ったのは2回だけ。それも最初の一回は小学生の時の修学旅行、二度目は広島に越してきた年。つまりこの20年間一度も行っていない。我が家から歩いていける距離なのに、である。今度ちょっと覗いてみようと思う。 こうの史代さんのマンガは何度か雑誌で見かけていたが、広島出身だとは知らなかった。ネットでプロフィールを見て驚いた。年齢は私が3つ上。学部は違うものの同じ大学の同じ中退経験者じゃないですか。意味もなく親近感を覚えてしまう私でありました。 無論、映画も見ました。

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    投稿日: 2010.10.08
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    原爆といえば、といった感じでもはや見慣れてしまったキノコ雲の映像。しかしその雲がそれぞれの市民にもたらしたものにまで、これまで思いを馳せることができていただろうか、と考えさせられました。

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    投稿日: 2010.10.02
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    佐々部清監督による同名映画の原作コミック。 映画を先にみたのだが、台詞も情景もかなり原作に忠実に再現されていた。映画を見て「よかった」と思った箇所はほとんど原作のままの部分。

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    投稿日: 2010.10.02
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    わたしたちがいまここにいることについて 少し考えた。 こういう伝え方だったら すんなり入ってくるのにな。

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    投稿日: 2010.08.31
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    友人のお勧め本より。映像のような(ドラマのようなというのかな)カットの漫画を書く作者。たとえば、会社や自治体のようなコミュニティに属さずとも、自分が直接関わったもしくはゆかりのある地域、国というものは、思いのほか心の奥に影響を及ぼしているものですね。

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    投稿日: 2010.08.23
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    映画を見て、思わず購入。 個人的に映画のほうが心にきたけど(麻生久美子の演技に)、 漫画もストーリーが同じである以上、やはりいい作品であることに変わりはない。 深い悲しみの底から、やっと小さく淡い光を見つけて、 でも、それを素直に受け入れることが出来ない。 やっと受け入れることが出来ると思ったら、未来を失ってしまう。 そんなのって、ひどすぎる。これ以上の理不尽って存在するのだろうか? 原爆で殺された人はもちろんのこと、 生き残った人の心にも深い傷跡を残して、 原爆が落とさなければならなかった理由が自分には分からない。 原爆は仕方なかったというと発言する人間もいる。 原爆を落とし非戦闘民の命を奪うことが 戦争を終わらせるために、必ず必要であったとは到底思えない。 この多くの犠牲を無駄にしてはならない。 決して無駄にしてはいけない。 また、無意味な大量殺戮が行われるのだとしたら、 彼、彼女らの命は何故奪われてしまったのか、 今にまで続く痛みをなぜ背負い続けているのか、 その意味を全く見出すことが出来なくなってしまう。 「戦争を二度と起こしてはならない」 という教訓を得るためとしては、あまりに大きな代償だった。 「代償」という言葉が不謹慎に感じるほどに、たくさんの未来が失われた。 原爆を落とす以前に、その教訓を刻むことが出来たのではないかとも思う。 けれど、せめて、 同じ思いを味わう人を二度と生み出さないよう、 彼、彼女らの痛みを、悲しみを、苦しみを、無にしないためにも、 日本人はこの悲劇を語り継がなければならないと思った。

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    投稿日: 2010.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原爆のことって考えなければいけないんだけど避けてしまう。 でもこの本読んで改めて考え直してみたら納得できた。 本当にありがたい。 広島のことも好きになれた。

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    投稿日: 2010.08.06
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    広島に住んでいるので避けちゃいけないんだけどなぁと思いつつも、なるべく考えないようにしてきた原爆の話。一念発起して平和資料館に行ったあとで購入しました。 戦争が何をもたらしたのか。原爆は何を与えたのか。私の知りたかったこと、ほんの少しだけ教えてくれました。

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    投稿日: 2010.07.31
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    先はほのぼの、やがて悲しい物語。こうの先生の絵と相まって切なさが炸裂しております。是非御一読を薦めます。

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    投稿日: 2010.07.04
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    ことばが出てこなくなって、 ことばで何か言うのはおこがましい気になります。 受験生の12月に買って、読んで しばらく勉強を放棄して ぽけーっといすに座って空を眺めていました。 _________________________________________ 8月15日 追記。 このほんの好きなところは 政治的なファクターがないところ。 アメリカへの憎しみ、 原爆そのものへの憎しみ、 平和を追求すること、 そういったことをすべて排除して。 「夕凪の街」に限っていえば 平和に静かに暮らしている ひとりのしあわせな若い女の人が とつぜんに 彼女に罪もなく死んでしまったことが 「かなしい」 という視点で描かれている。 そして彼女の後ろにいる、 何万人と同じようになくなっていった人のことに 思いをはせたとき 底の見えない暗い海が目の前に広がっているような あるいは一歩先すらおぼつかない ふかいふかい樹海が広がっているような そんな気がします。

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    投稿日: 2010.06.03
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    広島で被爆し、最初は元気だったものの徐々に放射能に体を蝕まれ、弱って死んでいく若い女性の人生を、どちらかと言うと可愛らしい絵柄で淡々と描く。 反戦とか反核という思想色は全くなく、実際にああいう目にあった普通の若い人が少しづつ弱っていくなかで内心で考える事を描いており、それがより一層胸に響く。戦争中に死んだわけではなく、戦争が終わって戦時から平穏な普通の生活に戻っていく過程で、実際には戦争は終わっているのに自分の体がどんどん蝕まれていき、時間差で戦争の「攻撃」を受けていくという、おおげさに覚悟しづらいなかでの感じ方、というか。 この作品が胸に迫るのはおそらく、いわゆる歴史で学ぶものとちがって漫画という媒体、この漫画家の画風で「過去の歴史上のできごと」というひとごとではなく、目の前の現実のものとして感じられるところだと思う。 核兵器にさほどアレルギー、禁忌感の無いアメリカ人がこの漫画を読むとどういう心境になるのか、ちょっと興味深い。

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    投稿日: 2010.05.24
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    みなもと太郎氏は帯文で,本書を「マンガ界この十年の最大の収穫」と呼んでいます。帯文は広告ですから割りびいて読むべきでしょうが,本書に収録されている「夕凪の街」は,昭和30年代の地方都市(本書では広島市)を舞台にしているという点で,わたしは高野文子『黄色い本』を思いだしました。『黄色い本』の読者は,こうの史代の『夕凪の街桜の街』を読んで高野文子作品への理解を深めることができるでしょうし,その逆も可能だろうとわたしは思います。『夕凪の街桜の街』に収録されている作品はわずか三作であり,単行本はあとがきを入れてようやく百ページを越える程度の薄さです。しかし,これ以後の連作を作者に求めず一冊の単行本にまとめた編集部の判断は正確ですし,その異例の薄さを補うべく,挑発的な帯文を書いたみなもと太郎氏,題字に桜色でなく特色のピンクを配したデザイナーのこじままさき氏に敬意を表します。 奥付によると,本書に収録されている「桜の国(一)」の初出は,『漫画アクション』2004年8月6日号だそうです。そっか,その時期わたしは毎年朝から晩まで働いていて,三食とも外食なので,一年でもっとも多くマンガを読んでいます(蕎麦屋と中華料理屋で)。なんで見かけなかったのかな。ただ,本書に収録された三作は,連作になって初めて全貌を現しますから,中途半端に一部を見なかったほうがよかったかもしれません。『アクション』に掲載されたのは三作のうち「夕凪の街」(2003)と「桜の国(一)」だけで,三作目の「桜の国(二)」はかきおろしだそうです。 本書の作品では,スクリーン・トーンが使われておらず,必要な箇所にはアミが手描きされています。また,建物や窓枠や机などの直線部分を描くにあたって定規が使われておらず,背景にはときどき点描に近い手法が用いられています。そのように背景がいわば滝田ゆう的であるにもかかわらず,登場する人物は,赤面するとき両頬に縦線が3本ずつ走ったり,両目に触角のような睫毛が生えていたりして,“少女マンガの符牒”を守っています。たとえば「桜の国 (一)」では,冒頭からしばらくのあいだ主人公の小学5年生が男子か女子か意図的に曖昧にされていますが,よく見ると,コマごとに睫毛があったりなかったりします。「夕凪の街」の扉絵の主人公はいくぶん頭でっかちに見えますが,これは昭和30年の日本人の体型を意識したのではないでしょうか。 この連作は,プロットがよく練られています。一作目で「旭」という名前だけが登場する少年が,三作目では恩返しの旅に出ます。恩返しの旅に出るまで長い時間が必要であったのは,わたしたちが目の前で起こっている新しい出来事を十分に理解するのに時間がかかるからでしょう。この連作は,一貫して被爆体験をテーマにしています。もしいま核爆弾が使用されたとしたら,その地域は長期にわたって立入禁止になるにちがいありませんが,昭和30年にそういう常識は存在しませんでした。少年が意図せず行ったことを後悔するには,常識が変わるくらいの長い時間が必要だったわけです。

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    投稿日: 2010.05.17
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    広島で起きた歴史を我々読者に伝えることよりも、著者自身がこの作品を書きながら、自分のふるさとである広島について、勉強したのでは無いだろうか。いずれにしても、本の内容は重いことばかりではあるが、優しい線のタッチと優しい顔のキャラクターが重なり、とても素晴らしい作品と思う。欲を言うと200ページぐらいのボリュウムがあると良いと思った。

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    投稿日: 2010.05.06
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    原爆、ヒロシマに関する漫画。視点がごく普通の女性の一人称なのでなおさら現実味があり、かつ現在になってもまだ進行中の問題なのだということを実感させられます。

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    投稿日: 2010.05.04
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    「やった、また一人殺した!って思ってる…?」 戦争が終わってから後遺症で死ぬのって、すごく虚しいなと思った。 誰も望んでないのに。 なんの事象とも関わりなく、死が迫って、独りで死ぬのと同じような感じだった。 彼女は看取られて死んだけど、トラウマを背負って生き抜いた幸せをこれからこれからってときにやっと誰かに許された気持ちになったのにって、 やっぱりじわじわ死ぬのが一番怖くて嫌だと思った。 だから旭くんたちには頑張ってもらいたい←

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    投稿日: 2010.05.04
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    戦争反対、核反対、という大きい言葉より 個人個人の「語り」としての小さい言葉の方が、心に響くのはどうしてだろう。 被爆国日本の一人として、知っておきたい。 ではなくて、 核が存在する世界の一人として、知っておきたい。 という気持ちになった。

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    投稿日: 2010.04.27
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    原爆の本当の苦しみを冷静に書き出した名作だと思う。私自身も七波と同じような立場なので感慨深いものがある

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    投稿日: 2010.04.21
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    私は、高校時代の修学旅行で原爆養護老人ホームを訪れたことがあって、「原爆」というものにはちょっと敏感に反応します。その時のことで覚えているのが、ある被爆者の女性が「原爆のことは話したくないから、普通の世間話をするのでもいいかしら…?」とおっしゃっていたこと。 最初に掲載されている『夕凪の街』を読んで、真っ先にその女性のことが頭に浮かびました。原爆投下後10年が経過した街で生きている皆実。「誰もあの事を言わない いまだにわけが わからないのだ わかっているのは『死ねばいい』と誰かに思われたということ」 普通に生活していた人間が普通じゃない状況の中で生き抜き、自分の生に疑問を持たずにいられない…そんな被爆者の想いが、淡々とした絵柄と流れに乗って心に響いてきました。 閃光ときのこ雲、そして熱風。それだけでも十分すぎるほどの地獄絵図を生み出した「原爆」というものが、人の心にどんな陰を作り出したのか、しみじみと伝わってくる作品群です。

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    投稿日: 2010.04.06
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    戦争が終わってから50年以上がたちました。戦後生まれの時代になり遠い過去の悲劇として風化されつつある「原爆」。広島も長崎も沖縄も戦争の爪痕を見て来ました。戦後生まれで戦争を知らない「被爆国日本」の一員として知っておかなければいけないと思ったからです。この作品はみなもと太郎氏の言葉から~どうしても掴めず悩んでいたものがようやく解きほぐせてきた思いです~ 私達は知らなければいけない、この話がまだ終わらないと言う事を、何度夕凪が終わっても終わっていないという事を・・・・

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    投稿日: 2010.02.06
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    原爆投下から10年後の広島と現在に繋がっているお話です。 泣きました。 一コマ一コマがとても奥深い漫画でした。 えぐい表現は一切ないので読みやすいかと思います。 できれば文章で解説されてるところをもっと漫画で読みたかったです。もの足りないというか…もっと書いて欲しかった。 のでその部分だけ☆-1です。欲張りですみません。惜しいなと思ったので。

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    投稿日: 2010.02.01
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    先日の日記で、大阪女優の会のこの芝居を観たと書いたが、一度は拒絶した原作の漫画を読みたくなったので、梅田や難波の紀伊国屋や旭屋を回ったが在庫がなく、諦めながらも近所の本屋を覗くと、この本を発見することが出来た。 うすっぺらい本なので、逆にゆっくりとじっくりと読むことができた。 驚いたのは、あの芝居はこの原作を忠実に再現していたと言うこと。 漫画を見ながら再びあの芝居を味わっているようだった。 構成・演出をされたキタモトマサヤさんは本当に凄い人だとあらためて思った。 今年の芝居は昨年と違う演出だったそうだが、昨年のバージョンも観てみたいと思うし、来年、また違う演出のを再演してもらいたいと切に思う。 関係者のみなさま、是非よろしくお伝え下さいませ。

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    投稿日: 2010.01.20
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    広島の原爆の被爆者の話を軽いタッチで書いた作品です。 原爆の話になると話が重くなりそうですが、かわいい絵でところどころでクスッと笑えるようなところもあり非常に面白かったです。

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    投稿日: 2009.12.22
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    原爆の恐ろしさについて語る漫画はどこかに悲惨さを訴える際に生臭くなりがちだが、この漫画は原爆の悲惨さを温かな情景とともに伝えている。すごく好き。

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    投稿日: 2009.12.11
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    一見明るく優しく、温かい雰囲気に包まれてストーリーが進むんですが、 ところどころに戦争の恐怖やそれに伴う悲しみが見え隠れする辺りに 色々考えさせられました。

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    投稿日: 2009.12.01
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     悲しいのがわかっているものを目にするのはつらい。それは本にしろテレビにしろ映画にしろなんだって同じで、だから私はいまだに「火垂るの墓」すら見たことがない。結末は知っているのだ。でもだからこそそんなやりきれない気持ちになりたくないなあと思う。なのでこの本も、読みたいと思いながら、手にとるまでにずいぶん長いことかかってしまった。今は、映画もみてみたい。そうか、語りなんだな、と思う。どんなにつらい話も、信頼できる人の言葉ならば受け止められるように、この語りには、聞き手を思い遣るやさしさがある。突きつけるのではなく、静かで穏やかだからこそ、心静かに耳を傾けられる。忘れてならないのは、ヒロシマは過去の話ではなく、まだ悲しみとともにある人がたくさんいること、苦しみを体に抱えている人がいること、終わっていないこと。  それを覚えているということの先に、幸せや明るい未来や平和を願う心があること。ならば、忘れないために繰り返そう。この本はその思いをきっとつないでいくだろうと思う。

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    投稿日: 2009.11.07
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    第9回手塚治虫文化賞新生賞 第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞 内容を知らずに購入してみました。 この作者のほかの作品同様、ほのぼの日常系漫画だと思って読み始めてみたところ・・・ まさかのヒロシマネタ。 なるほど、手塚治虫漫画文化賞ね〜 誰かを恨んだり、告発したり、ただただ悲惨さを誇張したりする従来の原爆漫画とは一線を画しています。 映画化もされ、各方面から大絶賛とのことですが知名度はいまいちなかんじです。 原爆漫画と気負わずに、多くの人に手にとってもらいたい作品です。

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    投稿日: 2009.10.12