
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
8月15日は終戦日であり、今年で戦後80年を迎える。 今までは戦争物語は戦地に行く人にスポットライトである事が多かった。 この作品は科学者の立場で国内から国を守るという物語である。 徴兵を免れた人達にも葛藤を抱えていたんだなぁと。 自分たちのやっていることは国の為になっているも信じつつ、時には信じられなくなる。 戦争は本音を言わせず、自由もなく、時に思考や教育を染めてしまうのがとても恐ろしいものだと思わせる。 修と陸軍に入った裕之、幼なじみ世津との会話が儚いものだった。悲しい話だけど映像を観ようと思った。
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ学問が戦争のためにつかわれること、 命が戦争のためにつかわれることのつらさを すごく感じる作品だった。 どうしても浮かんでくるのは三浦春馬さん。 おしい俳優さんを亡くしたな。 とてもつらくなる。
26投稿日: 2024.04.11
powered by ブクログ絶望的な状況のなかで実験を続けていく姿が痛々しい。生きることの意味をこの時代の若者が教えてくれる。だけに、三浦春馬のことを思い出すと悼む。
3投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログ映画観たいと思ってたけど、キャストの事情でちゃんと観れる自信がなくて、本に手を出してみた。 映画を本にしたものなので、情景が思い浮かびやすかった。 なぜ戦争をやってはいけないのか なぜ戦争をしてしまったのか なぜ戦争をとめられなかったのか 色んな事情があるのかもしれないけど(それはなかなか理解できないと思うけど) ある一家の、ある青年たちの、ある学者たちの、その姿に焦点をあてたことでよりリアルに伝わってくる。 その研究はどう考えても無謀でしょーと思えるけど「延々に完成されない研究」をわざとやっていたのかもしれない。 こんな時代に生まれなくてよかった と思うのではなくて、いまもどこかで規模の大小ありながらも戦争が起きているわけで。 自分にできることは 自分にできることは 自問自答して繰り返すしかない
3投稿日: 2021.11.15
powered by ブクログ登場人物の台詞が多く、いわゆる小説とは雰囲気が違うと感じながら読んでいたが、映画の脚本が先で、それを小説にした一冊なのか。ストーリーの進行が主で、映画かテレビを追っているような感覚。 実在の人物の日記を基にしたストーリー。
4投稿日: 2021.10.31
powered by ブクログ今日は終戦記念日。(言葉にするたびに「記念か?」とも思うけども)あんなおぞましい、愚かな争いは繰り返してはいけないし、世界でいまだに消えない紛争の存在のことも、考えていかないといけないと思う。…なんにもできないけと(涙) 太陽の子、先に映画を観た。時期も時期だし、亡くなった三浦春馬くんの生きてる姿を見たいなって、そんな動機で選んだ映画。普段、子どもたちのお世話と仕事と家事とで、なかなかゆっくり時間は取れないから、こういう強制的に別空間に連れてってもらえて、考えさせられる時間、貴重だな〜って改めて思った。映画が先だと、映像でイメージできる良さと、文章を読んだ後に隙間を埋めていくような工程が重なって、これはこれで良い。あのシーンはこういう背景が隠れていたのか、などと理解が進む。逆に言うと、この本は本だけでなく映像も見てほしい、と思う。
3投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログドラマ版を見て、いまひとつはっきり読み取れなかった主人公の心の動きが丁寧に描かれていて、とても良いと思いました。時代は戦時下ですが、本作のテーマは戦争そのものではなく、そこに生きる若者たちのふだんの暮らしや青春ならではの苦悩といったもの。だからこそ戦争という恐ろしい時代背景がより鮮明に、読む者の心に影を落とすのだと思いました。本作ではドラマ&映画版には無かった「その後の修と世津」が少しだけ描かれています。二人の関係がどうなったのかははっきり読み取れませんが、そこが良いです。想像にまかせて、幾通りものラストを楽しみたいと思います。
1投稿日: 2021.07.26
powered by ブクログどんな立場であっても、どんな時代であっても、今自分ができることを精一杯やること。戦争の苦悩、それを乗り越えた先の明るい未来を見ることができた。この作品の登場人物のおかげで今の私たちの暮らしがあると思うと感謝したくなる。今年も原爆投下の日にきちんと手を合わせたい。
1投稿日: 2021.07.25
