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緒方竹虎と日本のインテリジェンス
緒方竹虎と日本のインテリジェンス
江崎道朗/PHP研究所
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総合評価

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    【日本は、日本自身の手でわが国の近現代の苦闘の歩みを振り返り、その「教訓」を踏まえてインテリジェンス機関を運用すべきなのだ。その意味するところを、緒方竹虎という一人の人物を通して描こうとしたのが本書なのである】(文中より引用) 朝日新聞で健筆を揮い、情報局総裁や副総理にまで上り詰めた男・緒方竹虎。戦後、緒方が全力を傾けたのは、戦時の情報の失敗を繰り返さないための、日本版CIAとも言える組織の創設であった・・・。著者は、近現代史に関する著作を多く世に送り出している江崎道朗。 緒方竹虎の歩みを通しながら、近代国家日本が情報・インテリジェンスをどのように扱ってきたかが概観できる一冊。また、「なぜ日本版CIAを創設することができなかったのか」という問いは、実は極めて今日的なものでもあると感じました。 著者の執念も乗り移っていました☆5つ

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    投稿日: 2021.12.17
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    浅学にして存じ上げなかった人物。 この方の人生を描きながら、国家の意思、そしてインテリジェンスがどれだけ大切かと言うことを描き出す。 この方が、もう少し存命であったら、確かにその後の日本は違っていたかも知れないと思わせる。 其れにしても、日露戦争後に日本の中枢、軍部のひどさ。 いかに現場が優秀でも、あまりにも情けない。特に、レイテ沖海戦あたりの事情は腰砕けというか、こんなレベルで国民を死に追いやっていたのかと思うと、情けなさに涙が出るわ。

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    投稿日: 2021.10.07
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    東條英機が思ったより酷かった。そして小磯内閣がほとんど情報なかったんだけど、想像していたよりわりとマトモ?だと思った。軍部やはり縦割りだった…。

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    投稿日: 2021.08.09