
総合評価
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powered by ブクログ13歳の息子は、もう日々のあれやこれやを話してくれないのか…という所にショックを受けつつ。 親子で考えたい、話してみたいトピック満載の続編。わが子が読んだら何と言うのだろう? コロナ禍、コロナ後の様子も是非読んでみたい。
0投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ前作に引き続き息子さんの感受性の豊かさたるや。。子ども故か?と思いきや、一方で大人よりよっぽど達観している視点もあり…どちらにもハッとさせられる。中学生の子と親がこんなに色々と対話する家庭って、私の感覚では異常で理想で羨ましく思う。著者である母、父、ほか登場する方達みんな人間味がある。エピソード一つでも登場人物らに深みを感じる。リベラルとかポリコレって、偏った正義の押し付け・侵略って感じがして嫌いなんだけど、この本を読むとそういう動きも含めて社会というものを丸っと俯瞰して見る力が必要ではって気持ちになる。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ考えさせられる内容で、当事者で経験者だから書ける話に納得感が大きかった。 寛容さが一番ぐっときた。 イギリスの音楽のテストはビートルズ全員の名前を書く問題が出る。
0投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ本自体はとても薄いけど、内容は濃いなーと思う本。1からの続き。この母にてこの息子あり。 どこかのテレビ番組でミックス(ハーフ)タレントたちが受けた日本での偏見特集みたいなのを見た。結局どこに行っても居場所がないと言っていた言葉にショックを受けた。日本にいるとあまり意識しないけれど人種の問題ってとても難しい。悪気がある人ばっかりではない。でもだから無知って良くない。知る事は大事。知って考える。そして行動できる人間になりたいなぁ。相手の立場に立ってみる。常に心に留めておきたい。 この息子はとても良い大人になる。そんな気がする。続きがあれば読みたいな。
12投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ社会問題について誰かと意見を交わす時間、結構好きで、その感覚を味わえる本だと思う。 自分の世界が広がるのと、なぜか軽やかな気持ちになれる。
5投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ英国の元底辺中学校に通うぼくの日常、親子の成長物語。前作に続き、息子さんの鋭い視点や柔軟な考え方にはっとさせられました!私が中学生の時の社会と言えば"学校"で、それより広い世界のことを考えることもなかったなぁ...。
12投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログすぐに読み終わった。懐かしいなと思いながら読んだ。小中の頃の音楽発表会とか懐かしいなあ。凄くポップで見てる方も結構面白かったっけ。
0投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログふいに泣きそうになる一文が散りばめられていて、心を解かしながら、心を燃やしてくれる。 文章の結び方が好き。 ブレイディみかこの思想の浮遊と着地が好き。
1投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログ前作に続いて考えさせられることが多かった。 中学生になり高校進学について考え始める時期の息子さんは更に大人びていて、親子の会話が以前より深い言葉の応酬になっているのが感慨深い。 地域の格差問題について、多様性について、選挙について…自分が中学生の頃にこれらに関心を持ったことってあっただろうか?家族で話し合うことも真摯に向き合うことも日本ではあまりないように思うけど、英国ではごく自然なことらしい。 家族でも友達でも相手が誰であれ意見の相違があっても頭ごなしに否定することはせず、自分の考えを自分の言葉で伝える、そうやって互いを尊重し合う姿は素晴らしく、その姿から学べることは多いと思う。読み味は軽いけど、静かで深い内容の一冊。
21投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい ◯ その他 作者と息子と配偶者の会話が深くて読みながら唸ってしまった。 我が家の会話のなんと浅いことよ。
0投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログイギリスで元底辺中学校に通う「ぼく」と家族の日常を描いたエッセイ。 色々な国籍の人と過ごす日常のなかでふと抱く疑問に、色々考えさせられる。 文化も考え方も違うからこそ、相手を知ることが大切。 「誰かの事をよく考えるっていうのは、その人をリスペクトしているってこと」の言葉に集約される。 イギリスの公立中学校で学ぶカリキュラムに今回も驚いた。 自分で考え、他者を尊重しながらも行動できる人を育てる内容になっていて、大人の自分からみても勉強になる。 子供自身に判断を任せ、時には家族でディスカッションして答えのない問題を考え続ける、子供を一人の人間として対等に扱うブレイディみかこさんのご家族がとても素敵だと思った。
0投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ感動の1作目に引き続き、続編へ 母子のコミュニケーションの密度に圧倒される。 たぶん、最近の日本の親子でそこまで深く、正直に、そしてリベラルに語られることって無いかも? ブレイディさんがこの2冊の本の中で伝えている「本当の意味」が、まさにそこにあるように思えてならないから、、 2025年現時点、ブレイディさん母子が日々語り合い、考えを深めている方向とアメリカ(トランプ大統領)を代表する世界の行き先には大きな乖離を感じる 民族主義、国家ファースト、利益主義、思想制限、威嚇や武力による制圧的思考、格差や貧困は落伍者の自己責任、、 など悪夢のような現実ばかりだ これは単に、イギリスの地方都市の中学生の日々の悩みや成長の話としてブレイディさんは書かれているとは思えなくなってきた。 これから未来を担う、我々がバトンを渡す若者達に何を考えてもらい、何を託していくのか? そこにブレイディさんの視座があるのだろう。 自分たちが失ってはいけない大切なものがあるように思えた。
17投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で1を読んだことを思い出して手に取ってみた。息子の視点の深さに相変わらず脱帽。私が中学生の時、こんなに深く考えられていただろうか。考えられていたとしても、周りの大人が言語化の手伝いをしてあげないと、ここまで表層化できなかっただろうなと思った。イギリスの学校では選挙の際、学校で模擬選挙をするらしい。各党のマニュフェストを授業で扱うそうで。私の学校でも同じことやって欲しかったなぁ。もっと選挙について詳しくなれたかも。
0投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ息子さんがその年でその言葉を述べられることが、ただただすごい… わたしがその年の時、一体なに考えてたのだっけ また読み直したい 家族のことを知りたくなるというか、息子さん側のエッセイや、お父さん側のエッセイも読みたくなってしまう
0投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ相変わらず色々と考えさせてくれるなと思いながら読了。 「ホームレスの人たちってアルコール依存症が多いの?」という息子の質問に「統計的なものはいま手元にないから分からないけど、」と前置きをするのが、素敵だと思いました。 また、8章の『君たちは社会を信じられるか』が面白いテーマだった。 避難所でホームレスを受け入れなかった人は、避難所という社会を信じていない。という息子さんの考え。確かにそうだと感じましたが、同時に、仮に社会を信じていなかったとしても、社会から非難されてもいいという覚悟があれば、ホームレスを受け入れることができたのではないかと私は思ってしまいました。 結局は判断の正当性を社会に委ねてしまって、自分の信念がないだけなのでは?などと考えながら読みました。 こんな脳内議論をできる本を読んでる時が一番幸せだと感じます。
14投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ遅ればせながら、ようやく2を読了。 社会は相変わらず複雑で難しいし、SNSで見かける安易でわかりやすい「答え」につい飛びついてしまいそうになるが、安易に結論づけず、何度も何度も悩みながら、目の前のことに誠実に向き合ってとにかく考え続けることが大切なのだと改めて思った。
1投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ中学生の目線では世の中がこのように見えているのだと知ることができた。自分の知らない人生が無数にあるのだから生きるのは当然難しい。そう割り切って生きる方が気楽でいいなと思った。 人生の主人公は私で何にも変えることができない。
5投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログぼくイエ1を読んだ後、次々とブレイディさんの本を読み、とうとう手にしたこの2作目もワクワクしながら読んだ。彼女特有の、身近な事象から社会問題を深く見通す筆致には相変わらず唸らされる。しかし今回自分が少しほっとしたことがある。 ブレイディさんの作品が好きで、読むと元気が出ながらも、どこか敬遠してしまうところがあった。多分自分とはあまりにも違う環境で、息子さんも聡明だし、中々自分ごととして当てはめられない気持ちがあったのだと思う。 しかし、今回最後の章で、隣家に住んでいる、将来自分の子をカトリック系の高校に通わせたい親との対話を読んだ時、ぐっと近くに感じ、涙が出てきそうだった。 「カトリック系の小学校に通いながら、どうして底辺中学校に進学させたのか?」尋ねられ、「色々な人と接させることが大切」と答えたブレイディさん。しかし隣家の女性と別れると、彼女のことをリアリストだと称し、私はそういう人と話すのが嫌いじゃないというのだ。 公立の中学校に行かせるか、私立に行かせるか、とても悩む日本の親は多いと思う。悩んで後者を取った親の私は、正直ブレイディさんの本を読んでいると、自分の選択に後悔してしまい、揺れて気がそぞろになってしまうことがあるのだ。 しかし、ブレイディさんは、そんな私の心を見透かしたように、そういう選択もあるし、私はそういう親と話すのが嫌いじゃないと言う。その後、息子に「カトリックの学校に行かなかったのを後悔しているか」と問うと、息子の答えが「そう思う時もある」でビクッとする。 「後悔したり、後悔しなかったり、そうやって進んで行く、ライフってそう言うものなんじゃない?」と答えた息子には、ブレイディさんはもちろん、私もとても救われた。まるで自分に直接語りかけられたようだった。 ブレイディさんをこれからも追いかけて行く、しかし私は私の立っているところで、諦めないで社会と関わって行くぞ!と、今回直にエールをもらったような気がして、さらに清々しい読後だった。
3投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ1と併せて読了。 日本では(少なくとも私は)貧困や人種差別、移民問題、ジェンダー問題などどこか遠くのことに感じてしまうけど、イギリスのこの街では子供も当事者や隣人として体験する日常だ。 だからこそ政治やデモに関心が向くし当然選挙にも行くだろう。中学校でも本当の選挙と同じ時に生徒が擬似投票するというのは驚いた。 自分が生きて生活することと、政治が当たり前に結びついて考えられている。 私も小学生の頃、いつも穴の空いたトレーナーを着ている父子家庭の男の子がいたことを思い出した。 日本では気付くか気付かないかは自分次第、ちゃんと気付く人になって選挙に行かなきゃいけないなと思った。
0投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログブレイディみかこさんの息子さん、いい子ですね。優しくて穏やかな感じ。 イギリスの中学校については、自分で考えて自分の意見を述べることができるようになるようになる工夫があって羨ましいと思いました。日本も、もっと自分の意見を言える人を育てるような教育に力をいれて欲しいと思います。
4投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ前作をつい最近読んで気に入ったので続編も購入。 前作に引き続き、「元底辺校」やその地域の綺麗事だけではないシビアな面を知ることができた。 そんな中でも互いを尊重し受け入れようとする息子さんの姿勢に脱帽。まだ中学生なのに立派だなあ。 前作と比べるとなんだか息子さんが少し大人っぽくなっている気がして子どもの成長の早さに驚くばかり。 個人的に印象に残ったのはポリコレと音楽の話。 これは日本のSNSでも似たようなことが日々話題になっている。 この学校での話し合いの結果は現状ちょうどいい妥協点なのではないかと思った。
11投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログ英国で元、底辺中学に通う息子の日常を描いたノンフィクション第二弾。 やはり、苦手な感じ、でも無事にやっと、読み終えれた! 文化が違うじゃない?中学生が学校で学ぶことが、ヘビーすぎるのよ。まあ、今、英国に限らず、もちろん、日本でも起こってるかとなんだけどね。 対外国人問題とか、生理の貧困とか、バイナリーとか。。。 社会を信じるとか。。。 考え続けないといけない。。。 もちろん、わかるし、父親、祖父含め、素敵な家族のあり方を考え進む、良い物語。 でも、もう二度と読むことはないから、フリマで売却!笑
0投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログライブでイギリスに行くからと、せっかくだしと思い買って持ってきた本!我ながらナイスチョイスすぎた。 お母さんが言っていたことだけど、「息子を一人の人間として扱っているところ」が私もすごくいいなと思う。自分が親になってもそうでありたいし、きっと子どもから学べることってたくさんあるんだろうなと思う。同時に、(もちろん親の影響も大きいのだろうと思いつつ、)ここまで色んな視点を持って物事を考えられる中学生が育つ英国の教育ってすごい。 オアシスが労働階級出身のバンドだということは昔から知ってはいたけど、それがどういうことなのかは全くわかっていなかった中で、今回ライブの前後で2冊目を読めて本当に良かった。きっと今なんとなく理解し始めたのは触りの部分なんだろうなと思うので、もっとよく知りたい!現状もこれまでの変遷も。 あと、自分が国全体の経済を見るような仕事をし始めたのも大きい。元々大まかに言えば興味分野だったところから、目の前の仕事を通じてより面白いと思えるポイントが増えてるの、幸せな感じ!
0投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ好きだった作品の2作目。2作目もとてもよかった、2作目のほうがよかったかもしれない。 最初に1作目を読んだときは息子の爽やかさ、聡明さに感銘を受けたけど、改めて2冊目を読むと母親である書き手のエピソードの切り取り方も良いなと思った。日常過ごしてて些細だけど思うところがある場面を見つけてエッセイにするのが本当に上手。 そして息子も相変わらず素敵な人格で、定期的に読み返したくなる良い作品でした。ぜひ3作目を出してほしい!
1投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
息子が良いこと言う すごく冷静に物事を捉えていい視点をくれる この作品は、イギリスという場所で生まれながらも日本人の血を有し、いろんなアイデンティティを有した息子の学生生活で起こる様々な出来事にリアルに描いている 今回の続編は息子の学生生活以外でも隣家のことやみかこさん自身が学校のイベントに参加して感じたこと等一作目とはまた違った角度でも話が展開されていて、面白かった 読むほどに新しい学びをくれる作品
0投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログいろんな考えかたや、感じかたがある。 息子さんはまだ中学生だが、思慮深く、優しい。 考えることの大切さを感じる。
0投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ前作に引き続き、”元底辺中学校”での学校生活を通して親子の成長の軌跡を描いたノンフィクションエッセイ。相変わらず学校や地域では、ヘビーな出来事がいろいろともち上がっている。 移民の人々と地域住民のいざこざ、緊縮財政がNHS(国民保健サービス)やコミュニティ・センター等の地域に及ぼす影響、LGBTQやジェンダー、過去の名曲の歌詞とPC(ポリティカル・コレクトネス)等々。 そうした合間に、子どもがテストで失敗して、叱る父親、一くさり説教した後に「頼むから、俺みたいにはなるな」と父は語る。その言葉を聞いて涙する息子、といった実に切ない情景が挟まれる。 こうした難しい問題を一つ一つ経験し、乗り越えて成長していく息子さんと、共に考え、共に悩むブレイディさん。本書のラストでは、これまで何でも母に話してくれた息子が、おそらくすべては話してくれなくなったことに気付く。「だけど、それでいい。彼もいよいよ本物の思春期に突入したのだ」との文章が印象に残った。 最近の日本の教育は知らないが、LGBTQ教育、フリーランスで生きていくための授業、生徒たちが政党の公約を読んで投票するスクール総選挙、等々を中学校でやっているということに驚いた。
6投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログ著者も息子も、ピュアで視野が広くて想像力が高くて尊敬。解決しなくても、結論が出なくても、考え続けることが大事。
0投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログ息子さんの、聡明・感受性・想像力・思いやりに衝撃を受けた。自分はこんな中学生ではなかった。。。 想像力を豊かにしたい。そんな思いが読了後に強くなった。 ある発言に込められた背景を推察できるようになりたい。 「他人」の境遇を考える、「他人」の理解のために自分の時間を費やす。 そして手を差し伸べる。自分が生きるので精いっぱいで、他人を思いやる余裕がないこんな社会だけど、自分は抗いたい。 ex)「俺みたいにならないでほしい」⇒自分への後悔・憤り、相手への気持ちのようで実は自分に感情の矛先が向いている。
0投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログとっても薄い本なのに素敵なエッセンスがぎっしりと詰まっていて読み応えはどっしり。イギリスでの教育や価値観の違いもとても新鮮だし、多国籍の中で生きていく難しさも感じたが、背伸びすることなく等身大の自分で接するブレディさんや夫、息子くんとのやりとりが何とも微笑ましく、前作からの成長ぶりも垣間見えて心があたたかくなった。差別の問題にも重くなりすぎない程度に程よく斬り込んでいて気づきがおおかったなぁ。
9投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ前作に引き続き、今作も素敵なエッセンスが詰まった作品だった。 複雑な家庭、そして環境下で生まれ育った息子君が、前作以上に眩しく思えた。 友人や年に一度しか会えない言葉の通じない祖父母を想う、優しい心を持った青年へと成長していた。 日本ではなかなか感じられない、イギリスが抱える多くの問題のリアルも知ることのできる本作、多くの人に読んでもらいたい。
1投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ息子君、相変わらず聡明でいい子だなあ! 英国の中学の授業内容とか課外活動のレベルが高くてすごいなあと思った。この学校だけ?日本と経験値違いすぎちゃわない?単純にうらやましいな。
1投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ社会を信じることか… 前作では、「エンパシー」他人の靴を履いてみること。があり、それを実現、現実化するには、幼少からその価値観に触れること。自然習得が一番なのかなと考えたりする。 でも、現在大人たち世代に、その価値観を新たに育んでもらうことはなかなか難しい。思想とは思っているよりも頑固である。 多くの人の心に「エンパシー」の芽が育つと、他者への寛容度が上がる。それはつまり、社会への寛容が広がることであり、社会を信じることなのではないだろうか… 私は日本の教育しか経験がないから、日英でしか比較できないけど、そういう社会との繋がりのある教育を受けられることは羨ましいと思ってしまう。どこも表裏一体だけどね。 これからも彼は、母親や友達とはて?について考え続けるんだろうな。
0投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログ1に続いてやっぱり面白いねえ。1の時はそもそも小説だと思って読み始めたから衝撃がすごかったんだけど、2も読みやすくて面白い。難しい、いろいろ考えちゃうようなトピックが盛りだくさんなのにブレイディさんの文章とユーモア、息子さんとちょくちょく出てくる旦那さんのおかげでスッと入ってくる。 P35「誰かのことをよく考えるっていうのは、その人をリスペクトしてるってことだもんね」→宗教とかフェミニズムとかそういうのだけじゃなくて全ての人間関係においてこれが言えると思う。相手へのリスペクトとは何か。よく考えること。エンパシー。1から続いて軸となってるテーマの一つだと思う。 P171『スクール総選挙』→日本の義務教育にも取り入れてほしい。もう大人だからこのような教育を受ける機会はないけど、今・未来の子供たち、そして日本のためにこれからでも遅くないと思う。政治への無関心や不信、国力の低下、こういう時代だからこそ必要だと思う。
13投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログはっとさせられる作品。 こんなにも考えて自分の意見をもちディスカッションができる中学生がいるのに自分はなにをフワフワと生きているのだろうと。 当たり前のように1よりパワーアップしてて話題も視野の広さもレベルアップしていて重いのに重くない。
0投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ普段生活するなかで、これは自分には関係ないとか、これは自分には手に負えないとか、思考停止している場面が多いことに気づかせてくれる言葉や文章が沢山あり、改めて考えることの大切さを教えてくれる作品でした。 息子さんの言葉にハッとして自分の考えを振り返ってみたり、自分とは違う考え方の人に対してもその考えの背景にあるものを想像したり、ブレイディみかこさんの心の柔らかさからくる知的さみたいなものは本当に素晴らしいなと感じました。
0投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログ中学生の時、何を考えていただろう・・・ 前作を読んだときにも感じた。 彼が、とても素直で聡明なんだろうか。 時々、こちらがハッとするほど、 核心に迫ることを言う。 それとも、わたしが狡く鈍くなってしまったのか。 だってわたしは、自分にはいらなくなった何かを人にあげる時に、いちいち「うしろめたさ」なんて感じない。 万一、感じたとしても、「それはどうしてか」なんて立ち止まったり、たぶんしない。 でも、時には立ち止まって考えてみることも、きとすごく大事なんだと思う。 そうして、少しずつ大人になっていくのかも。
0投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ前作に続き、扱っているテーマは重たいにも関わらず読了後の爽快感が良い。 英国の中学生は政治やジェンダーなどをテーマにスピーチやディスカッションが出来ることに驚き、それに比べて日本は、、と瞬発的に思ってしまったが、もしかしたら最近の日本の中学生もしているのかも、、彼らを舐めない方がいい(自戒)
1投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログ・本当かもしれないし、そうではないかもしれない。わからないから、こちらも適当なことは言えない ・a change is gonna come 変化はやってくる ・本当に多様性や寛容さを大切にするなら、ヒジャブとか手を合わせてお辞儀ではなく、その先に進んでください。その先にあるものを考えてください。 誰かのことをよくら考えるっていうのは、その人をリスペクトしてるってことだもんね。 ・リーダーに必要な資質とは〜中略〜導くとは前から引っ張ると言うことだけではなく、時には一番後ろに立ち、後部が離れてしまわないように押し上げることだ。 ・教育とは、教え導くことではなく授けることであり、授けられ、そして委ねられることなのかもしれない
0投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ前作にはたいそう惹きつけられたのだが、今回もまた、なかなかに面白かった。 不要な廃棄物をルーマニア移民の人たちが漁りにくるところから始まる最初の話だが、のっけからまた深淵な深刻な興味深い話になったものだ。物語として物悲しく、リサイクルを語って生々しく、人種差別を語ってやるせない。 そうした話がその後も次々と散りばめられる。 今回も、以下、感じ入ったり、同意したり、考えさせられたりした記述。 『長い時間 ほんとうに長い時間がかかった でも私は知っている 変化はやってくる 必ずやってくる』P.44 小柄なソウル・クイーンが素敵。『あの子はみんなの中の1人』P.48という彼女の母親も。 『俺のようになるなよ。 この台詞は、ユニバーサルに、そしてタイムレスに、労働者階級の父親が子どもに説教するときの決まり文句に違いない』P.53 『本当は起業なんてしたくないのにそこに追い込まれてしまう自営業者たちだっているのである』P.95 『配偶者は、英国の労働者階級に安定した雇用があり、まじめに働けば生活していけた世代の労働者階級の人なのだった。しかし、ティムの一家は、雇用も生活の安定も奪われた希望なき現代の労働者階級の家庭だ』P.98。 『ノンバイナリーの先生たちは「they」って呼ばれたいんだって』P.59 初めて知ったが、なんとなく言い得て妙だと思った。 『誰かのことをよう考えるっていうのは、その人をリスペクトしてるってことだもんね』P.35 『ラフ(粗雑)とかタフとかってのは、大人になるにつれ身に付く性質だから』P.178 『親は親で好きに生きてくれたほうが、子どもはハッピーだと思うよ』P.219 息子くんは前作でもしっかりしていたが、本当にいい感じに成長しているものだ。
60投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログ今回の本も決して軽い内容ではないけれど、それをいい意味で感じない文章の爽やかさに助けられ、スイスイ読み進められた。自分の生活と、世界のどこかで起きている問題や会ったことのない人々の生活は交わり合うことがなくとも、何があっても続いていくものであり、別のものだという認識が根底にあるのかもしれない、と自身を省みるきっかけになった。同時に、こうして遠い場所の日常や問題を知ることは大切なことだと思いつつも、今自分が生きるコミニティーの中で最大限に、他者の立場になって考えたり行動することの重要性も感じた。
0投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログ1ほどの衝撃は無かったが、2もすごく面白かった! ブレイディみかこさんの言葉は、私が知らなかった遠い国での出来事や社会、価値観を、自分のすぐ側で起きている出来事みたいに感じられる形で提示してくれている。 その言葉は、広い世界に目を向けるきっかけにも、自分のすぐ側にいる家族や友人を大事にするきっかけにもなる。 また、読み手に新しい価値観を提示してくれるものの、決してそれを強制しようとはしない。こうするべき、とか、こうあるべき、みたいな圧を感じないところが好き。読者と読み手との距離感の保ち方が私には心地よい。 英国で総選挙が行われるのと全く同じ日に、学校でもスクール総選挙が行われるのだという、英国の教育(すべての学校で行われている訳ではないと思うが)に、すごく感心した。これは日本でもすぐに取り入れられるのでは、と思う。 また、子どもは1年でこんなにも成長するのか、と息子さんが1と比べて大人びた様子にも感心した。色んなことを一人で判断して、行動している。 1と比べると2は、息子さんの学校内での出来事の描写がとても少ない。「きっとこれから、息子がわたしたちには言わないことがどんどん増えていく」のだろうと、ブレイディみかこさんも描写しているが、私も親の目線でどこか寂しさを感じながら、息子さんの成長を一緒に見守っている気持ちになった。 「ぼくイエ」はこれで本当に完結なのだろうか…。 ぜひ続編を描いて、せめて息子さんが中学を卒業するまでは一緒に見守りたいと本当に思う。
7投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログ日本より英国の方が自分ごとにしている感じがする。 中2の子が、ジェンダーや政治、ホームレスから社会についてを大人と語っていることが素直にすごい。僕は話を聞くだけで、意見や主張はできないと思う。 自分ごとにできるような教育環境を整えているのだとも感じた。おそらくそこに投資されて、力を入れている。研修を終えてレインボウカラーのストラップをした先生が現れてることからも伺える。でも文庫本の宮台由美子さんの解説の中にもあるように、日本の学校でも「ノンバイナリー」や「theyの単数」を扱うと記述があった。僕らが学生の頃に学んだ常識もすぐ上書きされているのだろう。これまでに学んだことを棚に上げて、「それは違うだろう」「間違いだ」とNOを突きつけるのは改めた方が良さそうと思った。一旦は聴く姿勢を心掛けているつもりだが、いつどこでNOをしているかも知れない。一層気をつけようと思ったと同時に、自分ごとにして学んだり聴くことがとても大事だと気付いた。 ブレデイさんの優しい言葉使いや、息子さん配偶者さんとの掛け合いの中には、僕が目指すユーモアを持ったインタレスティングな話が盛り沢山だった。
0投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ前作を読んでから4年も経っていた。続編があったのね。 息子の「ぼく」は少し大きくなっていて、彼のスクールライフを通してイギリスの社会の一端を垣間見ることができます。とても興味深い。 あまり裕福ではない地域に住んでいることもあり、きれいごとばかりではないイギリスのリアルが見えてきます。なんとなくイギリスって豊かなんだろうというイメージだったけど、経済格差はあるし、しんどい人はしんどい。さらに様々な人種や価値観が渦巻いていて、多様性のるつぼ。 こんな中で思春期を過ごすのは大変そうだなぁ。息子くんは繊細で優しい子だから大丈夫かな?と思ったけど、彼なりにしっかり考えながら案外たくましく生き抜いていっているよう。「ライフってそんなものでしょ」 素敵だなと思うのは親子で、家族で、きちんと対話すること。相手が子どもでもお互いをきちんと尊重して、話を聞き、意見を交換していること。ブレイディみかこさんが視点がとても良くて他の本も読んでみたくなりました。
7投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログ元公営住宅地は丘の上にあって実は見晴らしがよいと。イギリスの夏の夜にはさぞ心地よかろう お隣のお母さんの話は切なくなってしまう 「配偶者」が目立たないながら良い味を出している
2投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ息子さん、立派になりましたね。そして強くなった。 貧困問題、人種差別、LGBTQなどセンシティブな部分をまざまざと肌で感じる環境で、逞しく成長している姿を誇らしく感じている親心がよく分かります。 親としては自分のようになって欲しくないからといったエゴを押し付けながらも葛藤し、言わずにはいられないといったわだかまりをぶつけ、親は親になり子は大人に近付いていくもの。著者の本を読むと自分の子育てについて、また自身の世間体についても改めて考えさせられるものがある。
99投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ英国に住む親子が社会に目を向けながら成長していくお話。異文化享受としても興味深かったし、社会問題に対する考えが生まれたり深まった。移民へものをあげることへの違和感や家庭環境によって生まれる諦めや無知。それらに対する「ぼく」もブレイディの感受性から人間力の素晴らしさを強く感じた。ぼくの成長、思春期によりこれにて完結なのか?!一作目も合わせて大好きだったから、何かしらの形でまたノンフィクション小説として読みたいです!
0投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログこの家族が大好き。 笑いあり涙ありで読了。 ブレイディみかこさんの息子さんの育て方。 本当に憧れる。 最高の母ちゃん。 子供への声がけが上手なのは、 ブレイディみかこさんが とてつもなく教養があって、 頭が良い人だからなんだよな。 本当に素敵な人。 憧れる。 息子への愛情はもちろん、 読んでいて旦那さんのことも とても愛していらっしゃる というのが伝わってくる。 大好きなファミリー。 自分がイギリスでこのお家に ホームステイさせてもらってるような 気持ちになって、 すごくハッピーなんだよな。 続きって訳ではないかもだけど、 最近出た「転がる珠玉のように」も 読むのが楽しみ。
0投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログ「ノンバイナリー」という言葉が登場する目ぼしい書籍がなかったころ、「息子が通う学校にノンバイナリーの先生がいる」と紹介。
0投稿日: 2024.11.01
powered by ブクログ今この時代を、イギリスで生きる家族のリアルな考えを学べてよかった。 日本からイギリスに嫁ぎ、イギリスで生活をする著者。日本語で現地のリアルが読めることも貴重だし、現代社会におけるLGBTQや人種差別、社会格差などのさまざまなトピックスを、中学生の息子さんが自分なりに理解し、成長していく姿に感銘を受けたので、ぜひ若者や、中高生のお子さんを持つ日本人に読んでほしいなと思った。
2投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログ前作同様、日本とは違う生活圏(英国)について興味深く読むことが出来る良書でした。 ノンフィクションもので、私たちの身近にある社会問題の話にも沢山触れるし、読んでいてハッとさせられるエピソードも多くある。 でも頁を捲る手が鈍くなるような重くなりすぎる話はなくて、最後までサクサク読めます。 就寝前にちょこちょこ読んでいたのですが、夜寝る前に読むのに丁度良いような、そういう穏やかさと読みやすさがある本でした。また、知識欲もほんのり満たされる。前作含めてオススメの本です。
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログ前作でも主人公である著者の中学1年生の息子さんにハッとさせられることが多々あったけれど、今作も初っ端からハッとさせられた。 自分が中学生の時、社会のこと政治のことをこんなにも考えられていただろうか。 著者の社会に対する目線や考えが息子さんにも宿っているんだろうけれど、とても繊細であたたかな考え方に、いつもうるっときてしまう。 優しい息子さんのような人間ばかりだったら、この世はとても良い世界になるのにな…… みんなが誰も取り残されないような考え方を、わたしもしていきたいなと感じる。 きっと続きも読みたい。
0投稿日: 2024.10.20
powered by ブクログ1ほどのインパクトはないけれど、よかった。 ホームレスが避難所を使うことを断った日本の話から、社会を信じる話はちょっと飛躍したように思ったけど。
0投稿日: 2024.10.20
powered by ブクログさらっと読める内容の中に多様性について日本の生活ではなかなか気づくことのできない視点がある本と思う。 同世代の息子がいる身として、我が子も似たようなことを考えているのかなと思うと、彼のライフも色々、動いているのだと感じた。
0投稿日: 2024.10.15
powered by ブクログ続編も軽やかで読み心地の良い作品でした。実際に生活を送る方の言葉を、本を通して聴けること、ありがたい体験だなと思います。息子さんがどんな大人になるのか楽しみ。
0投稿日: 2024.10.12
powered by ブクログ導くということは、前から引っ張るということだけではなく、ときには一番後ろに立ち、後部が離れてしまわないように押し上げること
0投稿日: 2024.10.11
powered by ブクログ少年の物事の捉え方や発想にハッとさせられる。 またそれに対する母親の返答も素敵だと思う。 この本を通して多様性や世界で起きている社会問題について知ったり考えたりすることができ、自分の世界が少し広がったように感じる。
0投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログ中学2年になった息子に導かれて、ポリティカルコレクトネスの現実に触れたり、ノンバイナリーはTHEYと呼ばれ単数表記にも使えることを知ったり、さまざまに感心しながら読み進められる。このままコロナと新たな侵略戦争の世界をこの一家がどのようにとらえているのかを描いてくれれば面白いのにと期待してしまう。文庫帯には「完結」とされており続編は期待できないのかなと思ったりするのも寂しい。
0投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ1作目に続いて身近な問題を社会に広げるのが分かりやすくて面白かった。 俺みたいにはなるなと子供に言わないようで済むように生きていきたい。
11投稿日: 2024.09.30
powered by ブクログ前作より彼が少し大人になっている。 エンパシーがあり、洞察力があり、良い子だと思う。 一歩引いて大きな構図で見られたり、一歩踏み込んで深い所まで見られたり、なかなか大したものだと思う。 このお母さんも良い。ファンキーな所も多分ある方なんだろうけど、基本的に優しくて、「戦おう、負けちゃだめだ」みたいな所が無いのがとても良いと思う。 前作でも思ったことですが、日本もイギリスも一般市民は大変ですよね。多分、貴族や富裕層も彼らなりに大変なんじゃないかな。
2投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ「エンパシー」という言葉を世に広めた(と個人的には思っている)前作から続いて、聡明な少年は少し大人になっている。思春期に差し掛かる年齢なんだろう、ティーンとしての悩みが増えていく。 しかしその根っこにはやはり、他者への深い洞察と、理解できない価値観に寄り添う能力(すなわちエンパシー)が垣間見える。 この子は本当にすごい。 今作のテーマは「社会を信じること」 この概念にバチっとハマる日本語はないのかも知れないけど、考えるほど示唆に富んでいて面白い。 目の前の他者に寄り添えない人は冷たい人なんだろうか。台風の日に避難所に来たホームレスを追い返してしまった担当者は、愚かで、想像力を欠いているのだろうか。 いや、彼らだって僕らと同じだ。 ただ自分の所属する社会を信じられていないのだ。 と少年は言う。 どう言うこと?と、最初は思うんだけど、読み進めるうちに言わんとすることがわかってくる。 それは今、日本で起きているさまざまな衝突をも説明できる概念で。 我々は社会を信じられなくなっているんだ。 そのうえで自身の主体を見えない他者に預けてしまっている。 価値観を失ったまま、信用できない社会の中で思考停止している。 ルールの運用しかできなくなっている。 多かれ少なかれみんなそういう空気の中にいるのだと思う。 どしたらいいんだろね。
2投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ前回同様、イギリスの多国籍文化、家族の在り方についてさまざまな生活様式を読むことができて良かった。イギリスの公立中の教育がここまで近代化しているとは、とても素敵だと思う。
1投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログ前作から息子くんがぐっと大人になって、頼もしくなった。そしてイギリスの状況は日本も変わらないんだと感じた。宿題のテーマにした、避難所がホームレスを追い返した話、人種や貧富で学校で虐められる話。そして、そんなことが問題だとキチンと感じられる息子くんや著者が、やっぱりすごい。その感性を自分もしっかり持っていたい。
11投稿日: 2024.09.17
powered by ブクログ前作から息子が凄く成長しているような気がした。本当に中学2年生の代なの?身を置いてる環境なのか、考え方に深みがあってもっと大人に見える。
2投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログ英国在住の著者が、アイルランド人の夫と息子(中2に成長)と過ごす日常を綴る第2作。現代の日常に潜む"なぜ?"に対するこの親子の在り方は、1つの羨ましい例です。はてさて、未来はどうなる?
1投稿日: 2024.09.11
powered by ブクログ自分が同じ年齢のとき、ここまで鋭い視点で世の中を見て、さらに自分の意見まで言えていただろうか。日本との教育システムの差が影響しているとは思いますが、日本人の政治への無関心さは教育から来ているのかなと思いました。
4投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログ面白かった。 日本も外国人が増えてきており、イギリスに近い社会になっていくと思うし、じわじわとなってきている。 この本を読むことで、将来の社会への心構え、寛容さ、自分のスタンスをどうするか、考えるきっかけになると思う。
0投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログ2ですよと。イングランドとのだいぶ違う生活圏を地に足をつけて生きている日本人が比較できる様な我々も考えさせられるとても読みやすいもので きっと自分の頭で考えるべきだと教えている筈。中学校に入るまでの道筋があったけど2も良かったよ、隣家のお母さんのヘッドライトの話は切ないし子供の為に生きてきて成人しても自分を殺して子供の為にとか 違うけどなって感じ
17投稿日: 2024.09.03
powered by ブクログ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』読了。 あの親子が帰ってきました〜!少し大きくなった息子さんが自分で考え少しずつ親離れしていく過程が微笑ましいなと思いました。 1巻目程の衝撃はなかったものの貧困や人種の違い、性差やマイノリティをテーマにした内容でした。 1巻目を読んだ3年前に比べたら今は社会的にもだいぶテーマとして取り上げられるようになった気がしますよ。このシリーズを読んで私自身の気持ちや考え方が整理できた経緯がある。考えることをやめたくないよね。 2024.8.28(1回目)
6投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログイギリスの元底辺中学校に通う息子と母の交流を描いた親子の成長物語第2弾。 前作で素敵な親子の在り方を味わうことができたので、第2弾を待ち望んでいました。 その期待を裏切らず、今回も二人の会話から考えさせられることがたくさんありました。 イギリスならではの文化もありましたが、世界の縮図のようなグローバルな話題に、今の自分も向き合っているのか、自分に問わずにはいられませんでした。 また、思春期真っ只中の「ぼく」の成長ぶりに、うれしさとともに驚きを感じざるを得ませんでした。 我が家の息子15歳、もう少し世界にも目を向けてほしいと思う今日この頃です。
49投稿日: 2024.08.25
powered by ブクログやっぱりいいんだよな、この作品。 カルチャーの違いを学校教育の現場から感じられるのが本当に興味深い。 人種、ジェンダー、貧富、それぞれの差や違いに対して子供が自分なりの答えを持っていることが、実に興味深いのです。 この先もまだまだ読みたいのに本当に完結なのかなぁ。 2024.8.23 128
6投稿日: 2024.08.23
powered by ブクログ海外でのリアルな子育ての話。 前巻に続き息子の学校生活を中心に、異国で暮らす母の奮闘やら身近な貧困とか政治や世界情勢にまで触れ、日本がいかにのほほんと暮らしてるのかを改めて感じた。 音楽ましてや洋楽に疎いので作中の曲がメロディにならないのが残念。 どこに住んでも家族という単位がまずは会話して、地域と関わって、ひとと繋がって大人も子どもも成長するのだなぁ 空港で涙するおじいちゃんがよかった
1投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログ中学生の「ぼく」の視点、それを見つめる母の目線が今の英国の実情を語る。 前作より成長した中学2年生の主人公「ぼく」はとても素直な考え方を持って社会の出来事を見据える。 それは子供らしい純真さと誠実な彼の性格から来るまっすぐな物の見方。 けれど彼の成長はそれだけでは変えられない人間関係や社会の現実を理解し始めている。 母親である著者はそんな成長を遂げて、まっすぐさ一辺倒ではなくなっていて、時としてむしろ母である自分以上に現実社会に沿った物の見方ができる大人感覚を持つ息子を驚きの目で見る事がある。 本書は現在の英国における格差や貧困、差別、政治への思いを「ぼく」と母親の目を通して語っているのだが、私はもう一つ今まさに大人へ向かって成長しつつある子供とそれを見つめる母親のストーリーを感じる。
2投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログ「ぼく」は元底辺中学校に通っています。様々な人種や貧困など色々抱えた生徒も多いですが、そんななかで「ぼく」は思慮深く周りをよく見ていて感心します。このような環境がより彼を成長させるのかもしれないけれど、もし小学校と同じように環境の良い カトリック中学に行ったとしてもきっと「ぼく」は やはり周りをよく見て考える子に成長しているのではと思います。 家族がよく話し合っているのが素敵です。 今、ロシア、ウクライナの問題、 イスラエル、パレスチナの問題を「ぼく」がどう感じているか知りたいです。
30投稿日: 2024.08.15
powered by ブクログ一巻の頃と比べると、みかこさんの破天荒さも薄れ、内容も洗練されてきた感じがするけれど、相変わらず色んなことを考えさせられる刺激的な文章。 今回は「イギリスってそうなの?」と驚かされるよりも、「イギリスもそうなの?」と驚かされる数が増えた気がする。子供の将来のために出来るだけ良い小学生に入れようとしたり、近所にホームレスのシェルターが出来そうになると反対したりと、価値観はあまり日本と変わらない。 しかしながらイギリスの子供の成熟度は高い。 「コンサートのプロモーターになったつもりで、クライアントに会場の提案をするためのプレゼン資料をつくりなさいっていう宿題なんだ。実在するブライトンの会場を選んで、そこをコンサートの会場として推すための宣伝用スライドを作るんだよ」 これが9年生の宿題だって!いやいや、宿題自体がもうカッコいいな。 9年生って言うから日本の中3ぐらいかと思ってたら、イギリスの初等教育は日本より2年くらい早く始まるから、13、4歳らしい。彼はこの宿題の為に、レンタル料や機材搬入のルールを会場に問い合わせ確認している。凄えなぁ。 「あそこ、ドクター・フィールグッドも出たことあるんだよ」 「誰それ?」 「先生は喜ぶと思うからいれとけば。年齢的に、ぜったいそうだから」 みかこさんの適確なアドバイスには、ニヤリとしました。流石です。
10投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログライターの「母ちゃん」みかこさんと地元中学へ進んだ息子さん「僕」 イギリスという異文化圏での学校生活を感性豊かな「僕」の言葉から 今学ぶべき課題を読ませてくれる 「正しさ」が変わり続けるこの世界を生きる君に絶対読んでほしい一冊 ノンバイナリーについての項もあり 「第三の性」性別に規定されない人々 についても学んでいた イギリスにはイギリスの良さがあるし きっと日本と同じような問題点もあるだろうし 一概に比べるものではないのだろうけど 社会性の教育は日本より確立されていそう 日本の学校教育って先生たちに負担が多すぎですよね 今年もプールの水のトラブルとか聞くと 外部委託とかできないのか思います まず学校教育に資金を回してほしいですね それにしても 息子さんの利発な事 羨ましい限りです
97投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ常にいろんな価値観のぶつかり合いの中で自分はどう生きていくのが考え続ける姿勢をやめては行けないと思った。 自分の中学時代を振り返るとこんなふうに考える経験は持てなかったからなんだかちょっと羨ましい。というか悔やんでもそんな環境だったから仕方のないことかもしれない。ぬくぬくと育ってきたんだなって思う。
0投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ思慮深い中学生が日々起こる出来事から社会を学ぶ様子が描かれている。英国の学校カリキュラムがユニークであり、実社会に放り出される前に学ぶべき事柄を深く考えるようなものになっていることに驚く。私が中学生のころは勉強はしていたと思うが社会や政治について深く考えたことはなかった気がする。日本の祖父と中学生の交流も素敵だ。彼がこれからどんな大人になっていくのか気になるし、応援したくなった。
6投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ1もすごく好きだったけど2も同じくらい好きだった。恥ずかしながらポリティカルコレクトネスについて全く知らなくて、イギリスの中学生の教育の幅の広さ、深さに驚いた。もっと日頃の日常で、考えるべきこと、知るべきことがたくさんあるなと感じた。LGBTQやPCについてもっと勉強しようと思った。
1投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ面白かったです。 数年前、第一作を読んで面白かった事を覚えていたので、読んでみましたが、今回も面白く、サラッと読み終えました。 イギリスと日本…いや海外と日本、教育方法がこんなにも違うものか…と。(私の受けた数十年前の教育と比較してますが)これは社会に出た時、すごく役に立ちそうな授業だと驚き、日本も少しは変えていって欲しいと思いました。 中学生で政治を考えている。親が話しているから、子供も普通に、政治が会話の話題としてあがってくる。これは自分が中学生の時には考えられませんでした。 色々と学びの多い本でした。
21投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログ単行本がでたときに買って読んでいるけれど、ハンディなのがあってもいいかと思って購入。新潮文庫の100冊に正続とも入っているので、ステンドグラス栞ももらえるし、と。
3投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログ今回も自分の知らない世界を堪能できた。自分の知らない誰かの日常は、こうやって赤裸々に話してくれないと知る由もない。ブレディさんの経験や思考を知るたびに強い刺激になる。息子さんの成長、それを理解する家族の姿勢、これからも教えてもらえたら嬉しいです。
5投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前回に引き続き今回もいろいろと考えさせられます。 学習プログラムが日本とはかなり違って子供が自立していかないと進めないように思います。 自分の意見をはっきりともち、でも周りのことも考えて気持ちを整理していくことがこの年でしっかりできるようになっているところは、ただ学校に行って授業を受けるだけの日本のプログラムで全員がここまでになるにはまだまだ届かない気がします。 自立を支援するプランを学校で常に見せてくれているのも大きいです。 ただ、そうしなければならないほどに生活をしていくことが難しいということでもあるのだと感じます。 日本も遅れてこのような状況にこれからなっていくと思うと、若い世代のひとたちの支援をお金を渡す以外のことをしていかなければならないのではと考えます。
3投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ前作に続き、今作も良かった… 2019年出版ということで、そうそうこの頃話題になったよね〜と思うこともあるし、えっこの頃から話題になってたの!?ということもあり、2024年の今頃はきっとまた繋がっているけど新しい話題を話しているんだろうな、と想像する。 疑問を持つ息子さんに対し、著者とその配偶者が真摯に対等に対話する様子がとても好きだし、理想の姿でもある。そして、自分なりに思索し行動に繋げていく息子さんも、私自身の理想の姿かもしれない。 このシリーズがずっと続けばと思わずにはいられないけど、子どもの成長は早く、本作でも、大人に半歩踏み込んでいる息子さんの様子が感じられ、この形での継続は難しいのかなとも思う。 社会に対する見方や疑問、気付きを多く得られた本シリーズ。著者の他作も読んでみたいと思う。
10投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ差別や対立のある世界で、思春期を迎えて大人になっていく作者の息子を見ていれば、やはり皆が協力して社会を創っていくのが一番いいと思う。
0投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログ学校の国語の授業で学ぶ「随筆」は、徒然草・・的に、自然情景、風聞、または自分の日々の小さな生活から、内省、もののあはれ、切なさ、センチメンタリズム・・を、清澄な文章で表現したものが多かった、と思い出す。 この著者のこのシリーズは、日常からの気づき、を記しているという点では日本古来の「随筆」と同じだが、その視点は、世界を俯瞰し、客観を得る高みにある。 あくまで、息子氏、配偶者、隣人、学校関係者等の行動観察と会話から、今、世界での普遍は何か、ということまで射程を伸ばす。それでいて、ちっとも難しくない。
5投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よく知らない人に、社交辞令風に、当たり障りのない答えを返す時の人間の口調だ。 僕の身に起きることは毎日変わるし、僕の気持ちも毎日変わる。 いずれにせよ、それはもう私の知らない曲だったのである。
0投稿日: 2024.07.19
powered by ブクログ1巻より2巻が面白くなることはとても珍しきことなれど、これはそういう本! 荒波に揉まれる、そしてしなやかさを増す、ぼくら。
0投稿日: 2024.07.19
powered by ブクログ2もおもしろかった!!! 中学生のぼくが見る世の中は、大人が目を逸らしている問題をまっすぐ、純粋に見つめ、問いかけてくる。 私だったらたじたじしちゃうだろうなぁ。 ブレイディさんはぼくの成長に感心しながらも、「子どもだから」とか、そういう気持ちなしに、思っていることを伝えている。こういう親子関係はとても素敵で憧れる。 地元の公立中学校出身の私としては、あのときに色々な家庭の生活を見たことは、大人になってから「社会」を考えるうえで大切な経験になってる。 正直、小学校や中学校から私立に行くのが悪いこととは思わないけれど、その先一生関わることのない人というのは存在する。それが差別意識と言われればそうなのかもしれないけれど、自分の目で見て感じて考えるというのはとても大切なこと。 ぼくの経験は、必ず将来の役に立つし、視野の広い大人になれる。 こういうこと話したくなっちゃうような、真剣に人と社会と向き合うのもたまにはいいよねって思わせてくれる作品。
20投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログイギリスと日本の教育の違いを見せつけられているなぁと思いました。文化や歴史が違うのだからどちらが良いとか悪いとかないけど、自分が受けてきた教育とは違っていてその違いの差に愕然とする。日本はなんとなく受験のための勉強だけど、イギリスはその先をもっと考えての教育、という印象です。 中学生が摂食障害やドラッグの問題、LGBTQをテーマにしてスピーチするというのがすごいことだなと思いました。中学生の頃からこういうことを自分の頭でしっかり考えていくようになるんだな、と。 家庭内でも両親とぼくで話し合いが行われるこたが良いなぁと思いました。 ブレイディさんの実家に帰った時の祖父とのやりとりにほっこりします。
0投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログ社会や学校、帰省の様子などいろいろな場面での問題提起や気づきが溢れていた。 「もらう」「あげる」になった瞬間にうまく渡すことができなくなる…あるなぁ ちょいちょい泣きそうなシーンも。
0投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー1を昔読み、続編が発表されたということで早速手に取ってみました! 息子さんの成長も感じられたと共に時代のちょっとした変化も知ることができました!✨️ 「ライフって、そんなものでしょ。後悔する日もあったり、後悔しない日もあったり、その繰り返しが続いていくことじゃないの?」という言葉が刺さりました。 みなさんもぜひ!^^
2投稿日: 2024.07.04
