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火のないところに煙は(新潮文庫)
火のないところに煙は(新潮文庫)
芦沢央/新潮社
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総合評価

370件)
3.8
68
156
113
13
5
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    このレビューはネタバレを含みます。

    じんわり怖い感じ。別個の話だと思ってたところに共通点が浮かび上がってラストに向かう感じがゾワゾワで良かった。現実味とホラーのバランス型。

    0
    投稿日: 2025.11.16
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    モキュメンタリー手法のホラー作品。こういう手法の話は初めてで面白かった。 解説を読んで、作品に出てきた芹沢央さんのツイートが、現実でも投稿されているなどの仕掛けの細さに気づき驚かされた。 もっと芹沢央さんの作品が読みたくなった。

    22
    投稿日: 2025.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集かと思ってたらちゃんと最後繋がってよかった。 妄言と助けてって言ったのにが面白かった。 助けてって言ったのにって言ってた女の人はお祓いを頼む女のお母さんかな? 占い師?の言うこと聞かないと信じないと殺されるって無理矢理だな

    5
    投稿日: 2025.11.16
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    汚れた手を が良かったから次は長編を、、と中身を見ずに買いましたら、また短編集的な泣 でも少し変わったアプローチで、世にも奇妙な物語のタモリ=作者。ストーリーテーラーの立ち位置で実話のように進みます。 それぞれの話は、めちゃ面白い!宇宙! 次こそ事前に調べて同作者の長編を(2回目)

    27
    投稿日: 2025.11.12
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    神楽坂を舞台に怪談を書く依頼を受けた作者。作者の体験した話を書き短編を掲載。その後無作為に選択した話には共通点があった。評判の占い師、霊能者。 「妄言」はほんとに同情する。結構ありそうな隣人ガチャの失敗例かも…

    1
    投稿日: 2025.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトル買い。読後は怖さよりも爽快感のほうが圧倒的に大きい。一級品の怪談を読ませていただいたという気持ち。著者と版元が一体となって素晴らしいエンターテインメントを作ってくれたことに、スタンディングオベーションとブラボーを送りたい。

    1
    投稿日: 2025.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    実話風ホラー というか、最後解説を読むまで実話と思ってて、えっこれ発行していいやつ!?と思った笑 ちゃんと怖いし面白い… 最近流行ってるホラーに比べて、全部の怪奇が伏線回収されないところがまた怖さを増させてる… ミステリーにしては、ホラーに寄ってる 怖くて、なるほどともなって良かった ちょっと今年はホラーが熱いね!! もう秋になっちゃうから萎んじゃったら悲しい

    1
    投稿日: 2025.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の作家の私に来た怪談話の依頼を元に私の経験談から私の身の回りの知り合いからまたその知り合いから語られる怪談の数々。そこから最終的にいくつかの共通点があり、それぞれの話の気味の悪さが露わになる。 花柄のチュニックの占い師がいくつかの話で出てくるが、信用しないだけで怪異が現れて被害に遭っていく。主人公も徐々に不可思議な体験をしていることから、直接出会ったことないにしろ間接的に関わってしまっているためにいつか占い師の犠牲者になってしまうのではないかなと…。同じく毎回出てくるオカルトライターの榊さんについても真相に近づきすぎて行方不明なのかなと…。 1話1話は読みやすく、話も面白いが占い師の女性の正体や直接的な関わりがなかったため、いったい何者なんだろうという疑問は残る。

    6
    投稿日: 2025.11.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者の芹沢さんがこの本を執筆するにあたって実際に経験した6編に渡る怪談集。 1話目は「神楽坂怪談」を書くように依頼があって書き上げた怪談。 2話目は、1話目を読んだ君子さんという方の実体験を書き上げた怪談。 3話目は、その2話目の件で連絡を取ったついでに上司である榊さんが思い出して芹沢さんに話した内容を書き上げた怪談。 4話目は「小説新潮」の校閲担当者が不動産会社勤務の飲み仲間に3話目の話をした流れで怪異が起こる家の話をされて、その内容を書き上げた怪談。 5話目は、その飲み仲間の不動産会社社員に4話目の話をしたところ、さらに別の同業者がお祓いをしてくれる霊能者を探しているらしいという話になり、書き上げた怪談。 どれも芹沢さんが自分でかき集めたと言うよりは、別々の流れでたまたま持ち込まれた話。 しかし、明確に名前が出たわけじゃないが、どの話にもとある一人の人物の存在が関係していることに気づく。 元を辿れば、その謎の人物が今回の5つの怪談の原因である可能性が非常に高いっぽいのだ。 最終話である「禁忌」は、おそらくそのことに気づき、おそらく自らの足で接触したであろう芹沢の上司の榊が行方不明になってしまう。 気づいてしまったら、気づかなかった時には戻れない。 一度疑い始めたらもう「疑わない」ができない。 モキュメンタリーは、事実を「事実っぽいフィクションですよ」という新しいジャンルだが、僕は疑ってる。 きっと、本当にあった恐ろしい出来事も中には存在する。 この本もきっとそうだと思う。

    1
    投稿日: 2025.10.22
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    6話の連作短編集。ホラーっぽいけど、そこまで怖くはなく、ミステリーともまた違い。面白かったのですが、占い師とは決着つけないのね…と拍子抜け。どうせならバチバチやって欲しかったな。

    7
    投稿日: 2025.10.16
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    5部構成からなるホラーオムニバスかと思ったら、最後の6.禁忌で全ての繋がりと伏線回収出来てなかった謎が分かりそこからまた繋がる、結論全ては最初の1からの始まりだったらと、鳥肌が凄い。 3.妄信が個人的に一番好き!!

    1
    投稿日: 2025.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    各章、不思議なお話として面白い。ただ、ホラーとなると少し物足りなく感じた。 伏線回収がくどすぎて、途中で読むのをやめようか…と思ったが、最後まで読んだ。 さすがに、「書評」は流し読みしました。 全体的には面白かったです。

    1
    投稿日: 2025.10.08
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    考えてみれば高校生の頃はスティーブンキングとか読んでたしホラーとか好きだったかも! と、この作品を読みました。 神楽坂の怪談をテーマに短編小説の依頼を受けた主人公。「染み」を執筆したことをきっかけに、怪異は繋がっていく。 現実とフィクションの境目があやふやで、そこがなんとも怖いと言うか、私は面白い!と感じました。 2025年9月5日

    1
    投稿日: 2025.10.06
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    読みやすくてしっかり怖い。とても楽しめて一気に読めてしまった。あまり本を読まない人にもおすすめできそう。

    0
    投稿日: 2025.10.05
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    ホラー小説を読むのは初めてだったが、よくショート動画でおすすめされてたので読んでみた! がっつりホラーというより、ミステリーとヒトコワ要素も絡んでいて、それでいて短編なので読みやすく内容も面白かった! ちょっとずつ話が繋がってるのも、理解した瞬間ハッとした! 子供の頃、ホン怖を観ていたら母から 「そんなん観てたらほんまにお化け寄ってくるで」って言われたの思い出した。 この本でもそんな感じの事を霊媒師の人が言ってたから。 (´∀`)

    1
    投稿日: 2025.10.01
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    怪談とミステリのどちらも満足に楽しめる 短編同士の繋がりの明かし方は多少雑な気もするけど、それが逆に怪談だってことを強調してる気もする 掲載や著者のTwitterをリアルタイムでリンクさせるやり方が現代らしくていい 解説が本当に秀逸

    1
    投稿日: 2025.09.19
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    面白かった。 怪奇とミステリーの融合、創作を現実にとかす作風が楽しく、あっという間に読み終わった。 夏の夜におすすめ

    1
    投稿日: 2025.09.18
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    作者の元に寄せられた5つのホラー短編をまとめたフェイクドキュメンタリーホラー。 遠回しだった匂いが、最終編で濃くなる。『火のないところに煙は』、基は1つの短編のタイトルだったようだけど、読むとこの本のタイトルに据えられた意味がわかる気持ちのいい設計でした。

    5
    投稿日: 2025.09.18
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    小説なのか現実に作家さんの身の回りで 起きたことなのか… リアルで、でも架空のお話のような… ふわりふわりと不気味な話の中で 漂うように読み進めた

    2
    投稿日: 2025.09.11
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    ホラーは苦手でそのような作品と知らずに手に取ってしまい、文章自体は読みやすく話も面白いけど薄気味悪かった。あと裏表紙怖い。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    ホラーを読んだのは久々だったかも。1話目、ページをめくったところにアレは、ひっ!て声出ちゃったよね。ついでに裏表紙もよく見たりして。紙の本楽しいなーって思いました。どのお話も気持ち悪くて、ラストもすごくよかった。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    初めて芦沢央の著書を読んだが、回りくどい表現が多く内容が薄く感じた。読んだ感想はちょっと物足りない感じ。

    0
    投稿日: 2025.09.02
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    一気読み。 上手くできたモキュメンタリー。何で今まで読んでなかったのかなこれ?!同作者の別の作品は読んでるのに… 最後にいなくなったあの人、どうなったのだろう??気になる。

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    数年前に読んだはずなのにすっかり忘れて、今年の初めに読み直した。読み直して、忘れておいてよかったと思った作品。

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    ⭐︎3.6 フィクションだろうと読み始めたら、ラストに近付くにつれてこれはノンフィクションなの?と混乱。読後には榊さんの名前を検索……しっかり著者の術中にハマっていた。なるほどこれが今流行り?のモキュメンタリーホラーというやつなのか。普段オカルト系のホラー自体あまり読まないので色々と新鮮な読書体験だった。怖さレベルも程良く、いくつかの短編で構成されていたので読みやすかった。

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    単行本の時に買って読んだ記憶ありだけど、榊さんのこととか全く覚えてなくて『小説新潮』の作品読んでやっぱり読み返したくなり文庫本購入読了。 実話怪談として読んでた記憶がうっすら。 しかしこれ、モキュメンタリーホラーみたいな創作だと思い出した。 ワタシはこの手の作者が怪異に触れるものがとても好きみたい。 怪異はどこにでもあるけど、かちっと何かがはまらないときっと感じないものなのではと思わせてくれる作品が好き。 創作すぎるものよりありそうなリアリティが好き。 実話怪談が好きだから余計そうなのだと思うけど、これはあくまでも個人の好みです。 あとがきとか批評とかまで凝っててこの作品は全部が好きでした。 榊さんどこ行っちゃったんかなぁとか思わせてくれる、最高に良かった。

    11
    投稿日: 2025.08.23
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    イヤミスにホラーをひとつまみ…という感じ。 「読者を怖がらせるための演出」が前に出すぎており、言い回しのわざとらしさやこじつけが気になった。 呪いを現実に侵食させる工夫は面白くはあるものの、心を読めるスーパー霊媒師や占い師のチートぶりが合わず、リアリティラインが下がって没入しにくい。つまり怖くない。

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第1話から第5話までの短編ホラー小説。さらに最終話も加えると6話ある。 1話は、著者自らの体験談で学生時代の友人から、そのさらに友人の相談に乗ってほしいというとこから始まる「染み」という話。占い師の予言の話。 2話は、著者の先輩から聞いた話で、家族が狛犬の霊に祟られているから、助けてほしいとしつこく連絡してくる主婦の「お祓いを頼む女」という話。 3話は、引っ越してきた若い夫婦が、隣人のおばさまとトラブルになる「妄言」という話。 4話は、義母と嫁だけが見る悪夢の「助けてっていったのに」というお話。 5話目は、アパートで起きる怪異の「誰かの怪異」というお話。 どの話にも、オカルトライターの榊桔平というライターがキーマンになり、謎に迫る活躍をする。 特に最終話で、なんと全話が、すべて占い師へと繋がっている可能性を示唆した途端に、榊桔平は失踪してしまう。 時々鳥肌立つ内容でした。最初、本当の話かと思い、榊桔平を検索してしまいました。 いま、流行っている?モキュメンタリーというジャンルの話でした。 映像化しても面白いかもしれません。

    7
    投稿日: 2025.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    各話については、最後にちょっとしたドンデン返しがあったりもして面白かったが、最終話の5話の繋げ方が、強引というか、無理やりのような感じがして、急に話が進展した所に多少の違和感を感じた。ただ、最後に5話が繋がるという点は面白いので、今回何日かに分けて読んだが、今思えば1日で全て読み切ればもう少し繋がりが理解できて面白かったのかなぁと思う。

    1
    投稿日: 2025.08.20
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    最初の読み始め、実話だと思ってました。笑 その時点で既に騙されてました。笑 モキュメンタルホラーだったなんて!!! すごくリアルで話も繋がってるしで、満足です。 にしても、榊さんを調べたのは私だけじゃないはず…

    6
    投稿日: 2025.08.19
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    実話っぽくて怖かった… 盛り塩っていいことのようだけど、かえって悪いものを呼び込んでしまうこともあるのですね… 一時期職場で良くないことが続いて、やってることがあったけど、あれは大丈夫だったのかしら…??(^_^; 最終的に全ての話が繋がっているように終わるので、怖さ倍増です。 怖いことに巻き込まれないためにも、楽しいことを考えながら生きていこうと思います(笑)

    1
    投稿日: 2025.08.05
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    ずっと読みたいなあ~と思ってた芦沢央さんの『火のないところに煙は』 刊行されたのは数年前なんですけど、おもしろそうだな、読みたいな、と思いながら本屋さんに行くといつも買い忘れていたやつ 連作短編のホラーなんだけど、1話から5話目までずっとおもしろかったし、つながった話なのが余計に怖かった 全体の構成がうますぎる 芦沢央さんの作品、なんかのアンソロジーで1作読んだだけだったけど、おもしろかったし、今回1冊まるまる読んでみてやっぱりおもしろかったから、他の著作も読もう~~~

    1
    投稿日: 2025.07.31
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    モキュメンタリーホラー! これを読んでホラー小説にハマりました。 最後の1ページまで気になって読みたくなる。 最後の最後まで楽しめました!

    0
    投稿日: 2025.07.31
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    短編集で読みやすいなかにゾクッとする内容が盛り込まれていて楽しめた。ドキュメンタリー調なのがリアルさを増していてついつい引き込まれてしまう。

    1
    投稿日: 2025.07.26
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    文庫の初版だけ(?)にカバー裏にもう一編 なんといいますか 世にも奇妙な物語を自分が味わえる作品 ですかね にしても 題名がいいなあ

    11
    投稿日: 2025.07.25
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    各話あたりをつけながら読み進めていたと思ったら、最終話の更なる繋がりで大きなひとまとまりになり気持ちよかった。 怪談なので読後感は後に引くが、ミステリ要素も強くビビりな私でも読みやすかった。

    0
    投稿日: 2025.07.25
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    おすすめ度 ★★★☆☆ ホラー度 ★★★☆☆ 読みやすかったが、最後にかけておもしろくなくなってきた。 今誰やろ??って思いながらよむのが難しかった

    1
    投稿日: 2025.07.22
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    モキュメンタリーホラーとミステリーの融合って感じ!幼少期によく見た「ほん怖」を見ている時の感情を思い出しました笑 無駄のない読みやすい文章も魅力の1つだと思います! 伏線が回収される瞬間や最終話で全ての話が1つにつながる瞬間がとてもよかったです! 第一話 染み 第二話 お祓いを頼む女 第三話 妄言 第四話 助けてって言ったのに 第五話 誰かの怪異 最終話 禁忌 これを読んだ自分にも怪異が迫ってきているのではないかと心配になってしまうようなストーリーでした

    4
    投稿日: 2025.07.18
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    怪異ものが自分には合わないのかな。理詰めで説明し尽くして、それでもなお残る不可思議な現象が「怪異」ってことなのだろうけど、それを怖いと感じるより、中途半端な謎解きと感じてしまう。

    0
    投稿日: 2025.07.16
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    各話オチのさらに向こうにオチがありゾッとした 最後には各話の繋がりが見えてきたけど、私は疑ってるのでたぶん車に轢かれる

    0
    投稿日: 2025.07.15
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    ミステリー好きの友人からのオススメ本。 怖い本も映画も苦手なので、自分から手に取ることはない… 怖かった…でも、一気に読んだ。 6話からなる短編集だけど、中盤から終盤にかけての伏線回収っぷりがゾワッと鳥肌立つ感じ。 書評を書いた榊桔平さんというオカルトライターの方は今も行方不明なのだろうか…

    23
    投稿日: 2025.07.15
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    読了後、すぐに作者のXと榊氏について調べてしまった。モキュメンタリーホラーであることは理解しているがやはり実話なのではないかという疑いを持ってしまい、読了後何か起きてしまうのではないかという不安感に襲われた。

    0
    投稿日: 2025.07.14
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     怪談の執筆を依頼された作家の「私」が自身が聞いた実話怪談を小説に仕立てた連作短編集で、それぞれの怪異の怖さと現実と虚構の境界が曖昧になっていく不気味さが纏わりつく感覚に支配され、ラストは「もう他人事ではないかもしれない。」と恐ろしくなった。

    2
    投稿日: 2025.07.12
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    4.0 新しい本に出会った感じ。新感覚。 こんな風に小説って書けるんだと驚いたし、最後のまとめ方は、やはり上手い。 怪談とはいいつつ、芦沢先生の話は根っこの部分の人間の暗い部分を書いていて好き。

    0
    投稿日: 2025.07.12
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    予備知識なく読んだけれど分類としてはホラーか。ミステリー寄りのホラー。現実とフィクションを融合する仕掛けがあって映画「ブレアウィッチ・プロジェクト」を思い出した。この作品で怖いのは怪異ではなく人間の方だった。押しかけてくる人が特に怖い。

    1
    投稿日: 2025.07.10
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    怪奇現象のホラーミステリーと感じとりました。 ゾワゾワ、ザワザワ怖くて怖くてページをめくる手が止まらない。

    17
    投稿日: 2025.07.10
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    ミステリーが好きでよく読むのですが、未知のジャンルに挑戦してみようと思いホラー小説を初めて読みました。 p173 怪異というものが人智を超えた事象である以上、そこに論理的説明をつけようとすること自体が常に誤りを内包することになるのだ。 この一節を読んで、ホラーの楽しみ方がスッと理解できました。 これまではホラー映画を観ていて、例えば「結局、なんであの場面でいきなり停電したの?」などと伏線回収されないことにモヤモヤしてしまい今ひとつ入り込めずにいたのですが、本書では所々引っかかるものを感じながらも推理で導き出そうとせず最後まで読んでみたのが良かったようです。 ホラー、おもしろいかも。

    1
    投稿日: 2025.07.07
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    新潮文庫の100冊で選びました 怖いのは大の苦手ですが夏ですし、、 ああぞわぞわした、、、、鳥肌が、、、、、 面白かったけどしっかり冷えました でも怪談はしばらくいいかな、、、怖、、

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    あなたは、『怪奇現象』を信じているでしょうか?  : (´◦ω◦)ω◦`): コワーイ はい、怖いですね。自分で考え出すと怖くなるので、ここはChatGPTさんのお力をお借りしてその具体的な内容を見てみましょう。  さてさて: ”怪奇現象の例を三つ、それぞれ三十文字以内にまとめて教えてください。”  ChatGPTさん:   1. ポルターガイスト: 物が突然動く現象が発生   2. 幽霊の目撃: 霊が目撃される不思議な体験   3. 失踪事件: 人が理由なく消える不可解な現象  はい、ありがとうございます(笑)。なるほど、いずれもどこかで聞いたことのある現象ばかりですね。せっかくですので追加質問もしてみます。  さてさて: “ChatGPTさんは『怪奇現象』が怖いですか?”  ChatGPTさん: “私は感情を持たないため、怖いと感じることはありません…” なるほど、感情がないためになんでも冷静に考えることができるわけですね。逆に言えばこれが人間の弱点かもしれません。では、もう一つ。冒頭の質問をChatGPTさんにしてみましょう。  ChatGPTさん: “私はAIなので、信じるという感情や信仰は持っていませんが、怪奇現象についてはさまざまな視点を理解しています…” なるほど、そう答えるのですね。この先、AIがさらに進化して感情や信仰を持つ時代が来たりすると答えはどのように変化していくのでしょうか? さてここに、冒頭の質問にこんな風に答える人物が物語を執筆していく作品があります。  『私は怪奇現象というものを無条件に信じてはいない。それは、私自身が幽霊や超能力を見たことがないというのもあるが、怪奇現象を紹介する本を読み始めるのとほとんど同時に、そうしたものに対して論理的な説明をつける本も読んできたからかもしれない』。 この作品はそんな人物=『私』が複数の人物から聞いた『怪談』を語っていく物語。そんな『怪談』に『私』が感じる思いを知る物語。そしてそれは、これは実話なの?創作なの?と、読者の混乱の中に展開する”怪談 × ミステリー”な物語です。  ∑ヾ(;゚□゚)ノギャアアーー!! 『「小説新潮」から短篇小説の依頼を受けたのは、二〇一六年五月二十六日、「許されようとは思いません」という本の再校ゲラを戻し終えたまさにその日だった』と語り出したのは『私』。そんな『私』は、『特集テーマが「怪談」とあ』るのを見て『今回は断るべきかもしれない』と思います。『怪談やホラー小説を読むのが大好きではあるものの、自分では書いたことはない。読者を怖がらせるのはとても難しく、技術がいることだと感じていた』『私』は『何よりも咄嗟に頭に浮かんだある体験を怪談として書いてしまうことに抵抗を覚え』ます。『この話を冷静に物語の形にして綴ることなどできない』と思いつつ『怪談特集企画書』というファイルを開く『私』は、『マウスをつかんだ指先が強張』り、『口の中が急速に渇いていく』のに気づきます。『そもそもどうして私に話が来たのだろう、という思い』が浮かぶ中、『忘れようだなんて許さない、と言われているような気が』する『私』は、『クローゼットの扉を開け』『封筒を取り出』します。すると、『封を開けるまでもなくまぶたの裏に』『小さな染み』が浮かんだという『私』。そんな『私が、大学時代の友人である瀬戸早樹子に紹介されて角田尚子さんに初めて会ったのは、今から八年前のこと』でした。『新卒三年目』で『編集者として中野にある出版社で働いていた』という『私』は、『担当した本の宣伝』をSNSで行っている中に、『面白そうな本を担当しているんだね。ところで、この榊桔平って人、いいお祓いの人とか知っていたりする?』と『早樹子から連絡』を受けます。早速、『オカルト雑誌や怪奇現象を扱ったムックなどに寄稿しているオカルトライター』という榊にメールするも返信はなく、『電話も繋がらな』いという中、『とりあえず先に話だけでも…』と会うことになった三人。『神楽坂の方には近づきたくない』という早樹子の希望を受け、『飯田橋で会うことになった』三人。そして、『チェーンの居酒屋』で落ち合った三人は自己紹介を終えると本題の前に雑談で盛り上がります。やがて『今日の相談の話とも繋がるんだけど』と話し始めた角田は『私、ちょっと前まで結婚しようと思っていた人がいたんです』と続けます。『合コンで知り合った二歳上の銀行員』、『つき合い始めて半年くらいの頃、結婚したいねって話が出た』と説明する角田は、『すごく当たるっていう占い師を教えてもら』って…と続けます。『名前はわからない』という『占い師』のことを、『小花柄のチュニック』を着ていて髪型は『ソバージュ』だけど『全然笑わなくて妙に目つきが鋭くて、何かオーラがすごいっていうか』と説明する角田。そんな角田は『結婚を考えていた彼と一緒に、二人の将来を占ってもらいに』赴いたところ『不幸になる』と断言されたと語ります。『結婚なんてしない方がいい』とも言われたと続ける角田は、彼が『ふざけるな、デタラメを言いやがってって大声で怒鳴』りだしたことに驚いたと話します。『占いの結果よりもよっぽどショックで…この人と結婚して大丈夫かなって不安になってきちゃった』と話す角田は、『その後も一日中その占い師の悪口を言』い続ける彼を見て、『急に気持ちまで冷めてきちゃった』と語ります。『半分冗談、半分本気で「別れようか」って切り出した』角田に『あんなババアの言うこと信じるのかよ』、『別れるなら死んでやるからな』と『すごい目で睨みつけ』る彼。その後、『次に会ったとき、手首に巻いた包帯を見せられ』、『もうどうやって穏便に別れるかしか考えられなく』なっていった角田。そして、『ある日、夜の十二時までに来てくれなきゃ死ぬ』と彼からメールを受けた角田ですが、『翌朝に大事なプレゼンがあった』ことだけでなく『それ以上に先が見えないことに疲れ果て』返信はせず『携帯の電源を切り』ました。しかし、『結局一睡もでき』ず、翌朝のプレゼンのあと、『何十件も着信が入っていることを予想して』『携帯の電源を入れた』角田。しかし、『予想外に彼からの連絡はなく』、『こんなことならもっと早く無視しておけばよかった』と拍子抜けした角田でしたが、『その日の夜、彼の実家から彼が死んだっていう連絡が入った』と続けます。『神楽坂を上る途中、突然何もないところでハンドルを切って神楽坂仲通りの電柱に突っ込んで亡くなった』という『目撃者の話』。『すごく落ち込んだし、自分を責めました』と言う角田に声をかけようとした『私』を早樹子が遮ります。『違うの』、『話はまだ終わってないんだよ』と言う早樹子に促され角田は自身の仕事の話を始めます。『交通広告を担当』しているという角田は、『ある日、ドア横ポスター』に『汚れがついているというクレームが入』ったと語ります。『ポスターの上で赤黒いインクをつけた筆を振ったみたいな小さな染みが、点々と飛んでいた』と現物を確認した角田。しかし、その汚れは一度で終わることなく続くのでした…という最初の短編〈第一話 染み〉。ゾクゾクと恐怖が湧き上がってくるまさしく『怪談』が語られていくこの作品の冒頭に相応しい好編でした。 “「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」。突然の依頼に、かつての凄惨な体験が作家の脳裏に浮かぶ。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。作家は、事件を小説にすることで解決を目論むが ー。驚愕の展開とどんでん返しの波状攻撃、そして導かれる最恐の真実。読み始めたら引き返せない、戦慄の暗黒ミステリ!”と内容紹介にうたわれるこの作品。2019年の本屋大賞にもノミネートされたこの作品は、間違いなく芦沢央さんの代表作の一つだと思います。 そんなこの作品ですが、内容紹介の『怪談』という言葉にまず目を引かれます。そうです。この作品は分類で言えば、ある意味で”ホラー”に属するものだと言えると思います。私は”ホラー”がとにかくダメです。前にも触れたことがあったように思いますが、ブクログのプロフィール欄で”女性作家さんの小説をすべて読む”と宣言してはいますが、それでも選書の権利は私にあります。夜中にトイレに行けなくなって膀胱炎で健康を害するのは本末転倒であり、”ホラー”は自身の健康を維持するために読まないと決めています。しかし、今までに1,000冊の小説ばかりを読んできた中ではなんだかんだで”ホラー”に分類される作品も手にしてきました。柴崎友香さん「かわうそ堀怪談見習い」、恩田陸さん「私の家では何も起こらない」、「朝日のようにさわやかに」、そして岡部えつさん「夢に抱かれて見る闇は」がそれに当たります。柴崎さんの作品は”見習い”とある分それほど怖くはなく、恩田陸さんの作品は結局のところ”恩田節”が炸裂する方が上回ります。岡部さんの作品も「怖いトモダチ」の方がよっぽど怖いという内容だったのですっかり油断し切っていたところがありました。そして、この作品を読んだ結論としては、トイレに行けているので大丈夫でした!という結果論はあるのですが、この作品はそれ以上に緻密な物語設計がなされていることの方に大いに魅かれるものがありました。 では、この作品を見ていきたいと思います。まず改めて考えてみるとこの作品にはいわゆる”ホラー”要素が少ないと思います。『怪談』であることには間違いないと思いますが、そこにおどろおどろしい表現が登場することはなく、イメージとしては”ミステリー”といった説明の方が正しいと思います。そして、それが緻密に組み立てられているというのがこの作品の特徴だと思います。では、私が緻密だと感じた点について触れていきましょう。 まず一つ目ですが、この作品の視点となる人物です。物語の冒頭はこんな風に始まります。  『〈第一話 染み〉「小説新潮」二〇一六年八月号掲載   「小説新潮」から短篇小説の依頼を受けたのは、二〇一六年五月二十六日、「許されようとは思いません」という本の再校ゲラを戻し終えたまさにその日だった…残念ながら今回は断るべきかもしれないと考えた。スケジュールが詰まっていたこともあるが、特集テーマが「怪談」とあったからだ。私は怪談やホラー小説を読むのが大好きではあるものの、自分で書いたことはない』。 この冒頭を読んで”えっ?”と思わない人はいないでしょう。「許されようとは思いません」という小説のタイトルがいきなり登場しますが、これは芦沢央さんご自身の作品です。しかもこの〈第一話 染み〉自体が「小説新潮」二〇一六年八月号掲載の作品であることがわかります。ということは、  『私』= 芦沢央さん でなければ話はなりたたなくなります。これでは”えっ?”と混乱せずにはいられません。この作品はエッセイではなく、小説です。主人公が小説家でその一人称から始まる作品は他にもありますが、それがそのままその作品の作者ご本人とせざるを得ないという形式をとった作品を読んだ記憶はありません。物語はその後も『私』=芦沢央さんでなければあり得ないという前提で進んでいきます。その極みが〈第五話 誰かの怪異〉の中に記されたこんなくだりです。  『私は当時、ツイッターでこんなツイートをしている。〈ここ数日怪談を書いているんだけど、なぜか立て続けに2回車に轢かれかけていて(突然車が赤信号をぶっちぎってきて、えっ!と思ったら、えっ!という顔をした運転手とガラス越しに目が合った。2回とも)このまま続きを書いてもいいものかどうか迷う〉迷う、書いているものの、正直なところ、このツイートをしたとき私は本気で心配してはいなかった』。 この引用中の〈 〉で囲まれた箇所、これは芦沢央さんがリアル世界のXで”2017年9月17日午後0:49”に実際につぶやかれた内容であり、今も確認することができます。何名かの方からポストがありますが、それに”ありがとうございます。お騒がせしてすみません”などとさらにポストもしている芦沢央さん。これはこの〈第五話 誰かの怪異〉を当該日時に芦沢央さんが執筆されていたことの何よりもの証拠ということになり、そんな芦沢央さんはこの短編でこのような思いの中にいる…ということになってしまいます。まあ、恐らくこのツイートは、この小説内の演出の一つとして敢えて行われたものだと思うのですが、それにしてもどこまでが本当のことで、どこからが虚構なのか、その線引きが極めて曖昧なことに違いはありません。なんとも巧みな物語構成です。正直なところ、この凄さに感心してしまって『怪談』だということを忘れそうになりました。しかし一方で、ということはこの『怪談』の内容って本当なの?という恐怖として返ってくることになります。う〜ん、それ込みでますます凄い作品だと唸ってしまいました。 次に二つ目は一つ目の延長になるかもしれませんが、本の構成の巧みさに出版社である新潮社も協力されているところです。この作品の中には『オカルトライター』として榊桔平という人物が登場します。詳細は割愛しますが、この「火のないところに煙は」という作品の巻末に〈書評〉を執筆してもいる人物です。物語の中でこの榊桔平という人物と『私』=芦沢央さんは幾度もやり取りをし、時には物事を前に進める起点となる重要な人物でもあります。そんな人物が巻末に記す〈書評〉には興味深い事実が記されてもいるのです。一体、この榊桔平とは何者なのか?『私』=芦沢央さんと考えれば、リアル世界に存在する人物となります。ということで、Webで調べてみるとさらに興味深い事実に行き当たります。なんと、新潮社の”著者プロフィール”(6254)に、榊桔平のことを記したページが実在するのです。しかしそこには、『オカルトライター』という8文字が記されるのみです。果たして、この榊桔平とは何者なのか?謎は深まるばかりです。まあ、こちらも恐らくですが、新潮社が芦沢央さんと一体となって凝った仕掛けを自社のWebサイト込みで作り上げていると見るのが正解だと思います。この凝り方は辻村深月さん「V.T.R.」でリアル世界にチヨダ・コーキが本当に実在するかのような演出に講談社が一役買われたのと同じようなものだと思います。そういう意味でも出版社の本気度を感じる作品だと思いました。 最後に三つ目は、この作品の醍醐味としての〈最終話 禁忌〉です。〈最終話〉の内容をベラベラ書くなどという行為はネタバレそのものなので注意深く言葉を選んでいきたいと思いますが、この作品は〈第一話〉から〈第五話〉と〈最終話〉の6つの短編が連作短編を構成しています。まずは、それぞれの短編について短編タイトルとともに内容について簡単に触れておきましょう。  ・〈第一話 染み〉: 友人の早樹子から『ちょっと友達が困っていて…〉と相談に乗ることになった『私』。その友人・角田の元彼が亡くなったことを伝えられると共に、彼女の仕事である広告ポスターに『赤黒い』染みが『点々と飛んで』入るようになったと言われた『私』は…。  ・〈第二話 お祓いを頼む女〉: 『フリーライター』の君子から『今から十年近く前の話』を聞く『私』。『お祓いができる人を紹介してください』と執拗に頼まれた君子は、依頼主の様子に強い警戒心を抱きます。しかし、仕事場まで来られてしまって困惑する君子は…。  ・〈第三話 妄言〉: 『オカルトライター』の榊から『ネタがある』と切り出された『私』。『埼玉県の郊外に家を買った』という塩谷崇史は『驚くほど』『理想通りの物件』であることに驚きます。物件を見に妻と訪れた塩谷の前に『もしかして、新しく入居される方?』と隣家の女性が現れ…。  ・〈第四話 助けてって言ったのに〉: 『ネイルサロンで働く智世さんから聞いた話』。一年前『夫である和典さんの実家で義母の静子さんと同居し始めた』智世は、静子と『実母とよりも気が合うほど』仲良くしますが『一つだけ問題』が。それは『奇妙な夢を見るようになったことでした』…。  ・〈第五話 誰かの怪異〉: 『千葉県内の大学に通う岩永幹男さんから聞いた話』。『築年数が二十八年』という『Tコーポ』で『一人暮らしを始めた』岩永でしたが、『おかしいな』と感じる現象が早々に発生します。『浴室の排水口が詰まるほど大量の髪の毛が発見され』てぎょっとする岩永…。 それぞれの物語は、友人の早樹子が起点となるもの、『フリーライター』の君子が起点となるもの、そして『オカルトライター』の榊が起点となるもの…と話の出所こそは異なりますが、全てにおいて『私』視点の物語が語られていく点が共通しています。そういう意味ではそもそも連作短編の構成としか言いようがないのですが、それぞれの短編を個々に見る限りはそこまで繋がりが大きいとも言えません。しかし、それを一つに強固に束ねてしまうのがこの〈最終話〉なのです。そんな〈最終話〉は、  『二〇一八年一月、単行本にまとめるため、各話の雑誌校了時のデータを印刷所から取り寄せてもらった』。 …というようにこれまたリアル世界のことなのか物語世界の話なのかよくわからない中に始まります。そこで、作者の『私』は、これまでの物語の執筆経緯を振り返ります。  『一話目を書いたことで二話目の話を聞いた。二話目を書いたことで三話目の話を聞いた。それらを発表してきたことで、四話目、五話目の話も転がり込んできた。いつの間に、ここに吸い寄せられてきてしまっていたのか』。 上記で触れたリアル世界のX上の芦沢さんのツイートに記された思いの起点がここに存在します。そんな『私』は、改めて5つの話の総括に入っていくことになるのですが、これまたお見事としか言いようのないまとまりを見せます。5つの物語が鮮やかに繋がりを見せていく中に、読者の中に湧き起こる恐怖の感情!これは怖い!です。そういうことだったのか!とゾクゾクする恐怖感!これから読まれる方には、それぞれの内容をしっかりと頭の中に叩き込んだ上でこの〈最終話〉に臨んでいただきたいと思います。5つの短編で起こった現象の整理がついていればいるほどに間違いなく恐怖は深まり、『怪談』を読んだ充実感に満たされると思います。 そんな物語の中で、語り手となる『私』は、〈第一話 染み〉の物語のなかでのある後悔の先に『同じような話を聞いたことがある』、『この人物を知っている』という情報を集めるためにこの作品を発表することを決めたと記しています。そんな『私』は、『フリーライター』の君子からこんな提案を受けます。  君子: 『怪談を集めた短篇集にすれば、今よりいろんな人の目に触れるんじゃない?』  『私』: 『たしかにそうだ。怪談と銘打って出せば、さらに多くの人に ー しかも怪談が好きな人に読んでもらえる可能性が高くなるだろう。怪談好きであれば、何か似たような話を知っているかもしれない』。 この短編集の成立経緯が物語の中に記されていくというこれまた摩訶不思議な構成をとりながら物語は展開していきます。上記した通り、『私』視点が一貫した物語は、終始『私』=芦沢央さんが読者に語りかけてくるような雰囲気感の中に展開していきます。そして、そんな物語は〈最終話 禁忌〉に至って大きな試練を『私』に突きつけます。  『この本は、本当に発表するべきなのだろうか』。 もちろん、今、私が目にしているのがその本である以上、この作品がリアル世界に実際に刊行されていることに間違いはありません。しかし、  『やはり、この本は出すべきではないのかもしれない』。 どこまでも逡巡し続ける『私』。そんな『私』が一方で確信していくことごとが描かれる中、読者に増していく恐怖感。最後の最後までどこに着地するのか分からない中に展開する物語は、ひとつの答えを求めて繰り広げられる”ミステリー”の醍醐味そのものです。”怪談 × ミステリー”の究極のコラボレーションを見せるこの作品。そこには、芦沢央さんの巧みな設計が読者を釘付けにしてやまない物語の姿がありました。  『それに、火のないところに煙は立たないっていうじゃない』 まさかの場面で書名に選ばれたことわざが登場するこの作品。そこには〈最終話〉を含めた6つの短編が鮮やかに絡み合う巧みな物語設計に裏付けされた『怪談』が描かれていました。まさしく『怪談』の恐怖に包まれるこの作品。しかし、それ以上にその巧みな物語構成に酔わせてくれるこの作品。 ”怪談 × ミステリー”の相性の良さにすっかり魅了された素晴らしい作品でした。

    304
    投稿日: 2025.07.05
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    結構怖かった、、 人間が怖いパターンもありつつホラー 泣ける話もあったりしてフィクションなのかノンフィクションなのか曖昧なところがまた怖い 物語は考察しながら読めてミステリ要素もあったけど、最後の禁忌が完全にホラーでした。

    0
    投稿日: 2025.06.27
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    面白い^ ^ 怪談+ミステリー 短編の様になっているが、細かな伏線が張り巡らされて、少しずつ少しずつ蜘蛛の巣に引っかかって身動きが取れなくなって行くような… ゾワワー

    28
    投稿日: 2025.06.25
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    6話の短編集。 著者自身が語っていくフェイクドキュメンタリーの形で事実も織り交ぜられているから、 フィクションと現実の境があいまいな感じがすごくよい。 話自体も読みやすくてあっという間に読めた。 1~3話は、怪異ではあるんだけど、 自分の周りでも起こりえそうなヒトコワ感もあって、どうしようもなさとか色んな意味でゾッとした。 5話目の「誰かの怪異」は心にグッときて特に印象的。 あと陣内さんすごい。「縁」についての話がなんだかすごく腑に落ちた。 最終話では考察していく様子が読んでいてドキドキだった。 おもしろかったー!

    18
    投稿日: 2025.06.19
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    読みやすい文体。 じわっとくる怖さがある。だけどそこまでの怖さはない。第5話は最後涙した。 芦沢央の他の作品も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2025.06.16
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    論理的に怪異を分析しようとする登場人物たちの姿勢が読者に現実味を与えた。 最後にバラバラに思えた怪異が繋がるのがゾッとした。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    突然怪談を書くことになった作者。怪異が新たな怪異をよんで執筆を続けるうちにだんだんと謎と恐怖が繋がっていくホラーミステリー。フィクションなのかノンフィクションなのか曖昧なのが怖い!裏表紙も怖い!読んでる自分にまで怪異と縁ができてしまいそうで怖すぎる!

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    ホラーじみたミステリかな?と思って読み始めてみたところ、正統なホラーだった。 かと思って最後まで読み進んでみれば、ミステリの要素もあり、緊張感を持ったまま読み終えることができた。 個人的に最後の解説は無い方が、この本の不気味さ、怖さの余韻に浸れる気がした。

    2
    投稿日: 2025.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーかと思って手にとったら、怪談のお話でした。 怖いのは苦手ですが、本で読んでみると、意外と大丈夫。 (むしろぞくぞくして好きかも。) やはり、僕はいろいろな種類の話があって、それがつながって 一つの結論につながるみたいな感じの小説が好きなのかもしれない。 これもそんな感じの話だった。 ミステリーであるようなどんでん返しで「ええーーー!?」って感じではなくて、 「そことそこがつながるんや、こっわ」って感じが読んでいて楽しかったです。 モキュメンタリーみたいな、怪奇現象が起きるんだけど、 現実の世界の中でも、もしかしたらこんなことが起きてるんじゃないか って感じるようで、そんな怖さがあった。 ホラー系の分野開拓か?

    0
    投稿日: 2025.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!短編が6話入っていて、1話1話が怖面白くて引き込まれたのもあるけど、まさかのそれらがどこかで繋がってるとは。本当に最後の話は読みながらゾワゾワしました。 えっ、これ本当じゃないよね……?って、すごく焦りました笑 あとめちゃくちゃ人が死ぬからそれは少し怖面白かった笑

    0
    投稿日: 2025.05.19
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    怖かった え、これ本当の話?フィクション?ノンフィクション?と読み終わった後も小説の中のことだからと思いたい気持ちと、じんわり不安になる気持ちが続いた

    0
    投稿日: 2025.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集なんだけど全部繋がっているのがすごく面白かった!この話でもこの話でもあのおばさんの存在がいて結局あのおばさんの正体は分からずだけどそれも含めて良かった。あっという間に読み終えてしまった!!

    0
    投稿日: 2025.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃくちゃ怖い!ってわけでもなく、読んでいてゾクゾクするわけでもないけど、物語全体に不穏な雰囲気を纏っている感じがすごく好き。 登場人物たちは起こった怪異に対して、あれこれと解決するために試行錯誤するけれど、「あー、そのやり方は拙いよ!」「もっと他にやりようなかったのか⁉︎」と思うような、対処のしようではこの最悪の結果を免れることが出来たんじゃないかと思わせる展開が多く、やるせなさを感じる作品が多かった。 読書って、自分がどれだけ物語に没入していても、いわば「神の視点」でしか物事を捉えることしか出来ず、当然登場人物たちにこちらからのアプローチは出来ない。だから、このままだとこれから起こる悲劇を悶々と見守ることしか出来ない。この読者の特性を巧みに用いた作品なのかなと感じた。そのため、「どうしてこんなことに…」と呆然としたり嘆いたりする登場人物と共に、読んでいるこちらも無力感を感じてしまうのだ。 そして最終章で浮かび上がってくる事実…だが、最後まで占い師が登場することなく謎の部分も残っているのだが、これが良かったと思う。下手に占い師を登場させて最終対決…なんかされたら、今まで築いてきた恐怖が全部安っぽくなって台無しになる。「引き際」を知っている終わり方、素晴らしいと思う。

    1
    投稿日: 2025.05.05
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    芦沢氏二冊目。これもおすすめされたやつだったかな?神楽坂での怪談から始まった怪異ミステリ。割と日常にありふれた風景で、少しずつ何かがおかしくなっていく様を、作者が記録していくお話。ただの短編集かと思いきや、ラストはゾクッとした。変な縁は結ぶものではないね。個人的にも妄言のお話が怖かった。あのおばさん、あんなんで良く人付き合いうまくできたな…。

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    怖すぎる!一話目の染みも、怖くて怖くて読むのを途中で辞めつつ、なんとか読破。読みやすく、場面を思い浮かべやすく読み進められるけど、とにかく怖い!二話目を読むか迷っています。

    0
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    YouTubeで紹介されていて気になっていた、ミステリー×怪談の短編集。 著者が「小説新潮」から怪談特集に載せる短篇小説の依頼を受け、そこに掲載された話を収録した、という設定のモキュメンタリー。各章が独立しつつも繋がりを持つ、連作短編となっている。 ・第一話:染み 神楽坂の母と呼ばれる占い師に、二人の将来を占ってもらった角田とその恋人。その後、恋人が交通事故により突然亡くなってしまう。そんなある日、角田の担当した交通広告のポスターに、謎の染みが表れるようになる。 ・第ニ話:お祓いを頼む女 フリーライターの君子のところに「自分は祟られているから、お祓いをして欲しい」と電話を掛けてきた平田と名乗る女性。彼女は君子の家にまで押しかけてきて、夫が交通事故を起こし、息子が奇怪な行動を取るようになったと話し、君子に協力を依頼する。 ・第三話:妄言 新築の一戸建てに引っ越してきた塩谷夫婦。夫婦は新しい生活に満足していたが、隣に住む女性・寿子が妻に嘘を吹き込むようになり、それがきっかけで夫婦仲に亀裂が入り始める。 ・第四話:助けてって言ったのに 義理の母親とまったく同じ火事の夢を繰り返し見るという女性・智世。祈祷師の陣内にお祓いをしてもらい、霊的な縁を断ち切るため家を売ることを決めるが、その後不気味な出来事に見舞われてしまう。 ・第五話:誰かの怪異 新しく借りたアパートで、怪奇現象に悩まされる大学生・岩永。彼がそのことを友人の中嶋に相談すると、中嶋は霊能者・岸根を頼る。岸根は除霊を試みるが失敗に終わり、さらなる恐怖や異常現象を引き起こす。 ・最終話:禁忌 主人公である作家「私」(芦沢央自身を思わせる人物)は、榊と共に怪談短編集をまとめる過程で、上述の5話全てに「占い師」が関与している可能性に気づく。そんな中榊と連絡が取れなくなくなるも、「私」は全てが偶然の一致かもしれないと考え、出版を決断する。 物語は不穏な余韻を残し、「占い師」の力が読者や「私」自身にも及ぶかもしれないという恐怖を仄めかして締め括られる。しっかり嫌な気持ちになるし、じっとりと怖かった。 榊による書評や、裏表紙の血痕に隠された「あやまれ。」の文字など、虚実の境界を曖昧にする細工も随所に施されており、読後により不安感を煽られた。 「火のないところに煙は」果たして、 立つのか、立たないのか…。

    2
    投稿日: 2025.04.24
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    いやまじで芹沢央すごすきる。文章リアル過ぎ絶対本人の体験談でしょ?これもう怖くて怖くて鳥肌止まらなかった、夜中に読む本じゃない。もしこれフィクションなら芹沢央の技量が凄すぎる

    0
    投稿日: 2025.04.20
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    フィクションかノンフィクションか? 登場人物は、仮名で本当に聞きこんで文章に起こしたものか分からない物語だった。 各章の主人公は、必ず不幸な結末が待っている。 霊障というより、ある人物による呪いか祟りが人 を不幸な目に合わせているようだ。 ホラーものは何度か読んだが、今までにない構成 だった。 九十九怪談に近い恐怖を植え付けられた ラストは、この人の安否が非常に気になった。

    24
    投稿日: 2025.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリー要素もあるが、メインはホラーだった。1話完結の話がいくつかあり、最後にそれらに関連があったことや、後日談のように書かれた内容には少しゾッとしたし、これって実話なのかな?と思えるようなリアルさがあった。

    0
    投稿日: 2025.03.22
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    短編集か〜って気軽に夜に読むんじゃなかった!!面白かったけどちょっとずつこっちに迫ってくるというか、点と点が線で繋がってくる感じがなんか嫌!!! 昼間に読んだ方がまだ怖くなかったです。

    2
    投稿日: 2025.03.20
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    とても好みの本で怖かったし夢中で読んだがこれから人に薦めたい本ではないと思いました。 読めばわかると思います。これに注意して!と忠告したいですが忠告することでその人を巻き込んでしまう恐れがあります。 すでに読んでしまった人、と呼ぶのがよいでしょうか、と感想を言い合いたいです。

    2
    投稿日: 2025.03.19
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    やだこれこわいよぉ…点と点がひっそりと線になってゆく…ただひたすらにこわいよぉ… でも面白かったよぉ…

    14
    投稿日: 2025.03.04
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    見聞きした怪談話を集めて出版するという筋書きのおかげで怪異のリアル感が増している。ばらばらだった5篇にひたひたと迫るつながりを描いた6篇目を読んで、ぞくり。

    1
    投稿日: 2025.03.03
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    ゾクッとした5話とさらにゾクゾクした書き下ろし。論理的に説明できない事象がいちばん怖いし、実話のように書かれているからさらにリアルで怖かった、え、実話じゃないよね?(泣)一度疑ったらその疑念は完全に拭うことはできない、はその通りだな〜〜

    2
    投稿日: 2025.02.26
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    短編ごとに事件は解決したように見えるのが、そこには必ず解せない何かがある。ある人物の影が匂わされていたり…フェイクドキュメンタリーとわかっていても、その境界がわからなくなる。最後は伏線も回収され◎。

    50
    投稿日: 2025.02.25
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    瀬戸早樹子 角田尚子 榊桔平 鍵和田君子 平田千惠美 トシフミ 塩谷崇史…由美 前原清次郎…寿子…康司郎 シンドウ 織田 智世 和典 静子 綿貫 本間 小林 陣内 岩永幹男 粟田 中嶋 岸根 後藤 藤本 霊能者、御礼、お祓い、怪異、縁

    0
    投稿日: 2025.02.14
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    実話形式で語られる物語が特徴的の怪談集。どの話も大袈裟すぎる描写を避けており、その分リアルさが増して不気味さが際立っていた。 特に最終話では、これまでの伏線が怒涛の勢いで回収され、ホラーとミステリの境界線がせめぎ合うような展開。不条理な結末が残るラストは、自分も物語の中に引き込まれるような力強さがあった。その不気味さや謎めいた縁には関わりたくないと思わされるほどの余韻が残る。 さらに、裏表紙の血痕のようなものを虫眼鏡で見ると何かがわかる仕掛けがあり、細部に至るまで不気味さが作り込まれていた。

    30
    投稿日: 2025.01.17
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    帯の煽りがすごい。 「ミステリ×実話怪談の衝撃作」! 「読む手が震えて止まらない」! 表紙をめくれば、目次タイトルもいい感じで怖い。 作者自身がライターとして聞き集めた怖い話を一冊にした体で書かれた短編集。 初出は小説新潮らしいのだけど、怖い話の短編集と分かって読んでいるからまだ良いけど、これが、文芸誌の中のただの一篇として載ってるのを読んだらより怖さが際立ったろうなと思う。特に1話目が出色の出来。 こっわ。 この怪異はこうだった、と解答を与えつつ、いやでも本当は違うのかもよ?知らんけど。⋯とほんのりひっくり返してくる意地の悪さよ。 昨年から、モキュメンタリーや怪談の類を色々読んでいるけど、中でも良くできた一冊でした。

    4
    投稿日: 2025.01.16
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    この小説はいい塩梅で怖くておもしろかった。 5話の短編集みたいな構図になっている。 個人的には、 1つ目の「染み」と3目の「妄言」が面白かった。 「染み」で明かされる染みの正体と、 その元凶に驚かされた。 「妄言」は最近流行りの「ヒトコワ」って感じで恐ろしかった。 実際に、どこかで起こってそうで胸糞悪く感じた。 1話から5話までの話しの中で、 散りばめられていた伏線みたいなものが、 最後に纏まっていく感じがとても面白かった!! ホラー作品の面白いところって、 実際に体験した気になって、 自分の現実に戻った時に 「自分の身に起きなくてよかったなー」 と安心するところにある気がしている。 そう考えるとこの作品は没入しやすくて読み終わった後に面白かったなと思える作品だったと思う。

    2
    投稿日: 2025.01.05
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    この題名「火のないところに煙は」立つとも言えるし立たないとも言える。 全6話構成で最終話は書き下ろし、それまでの5話がそこに収束してくのが読んでて気持ちいい 1話1話ちゃんと解決してくれるんだけどその後にまだ問題が…

    2
    投稿日: 2025.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    染み 私。「小説新潮」から短編小説の依頼を受ける。新卒で中野にある出版社で働いていた。 瀬戸早樹子 大学時代の友人。 角田尚子 早樹子の高校の同級生。 榊桔平 オカルトライター。 神楽坂の母 占い師。 お祓いを頼む女 私 鍵和田君子 フリーライター。一回り近く年上。 平田千惠美 祟られていて君子にお祓いを依頼する。 トシフミ 千惠美の息子。 榊 妄言 私 君子 榊 塩谷崇史 九年ほど前、当時三十二歳で埼玉県の郊外に家を買った。 オダ 塩谷の右隣の家。 前原寿子 塩谷が内見に行った時に来た隣家の住人。 由美 塩谷の妻。 助けてって言ったのに 智世 ネイルサロンで働く。 和典 智世の夫。 静子 智世の義母。 綿貫 新潮社校閲部。 本間 不動産会社勤務。 小林 「小説新潮」編集部。 榊 陣内 拝み屋。 誰かの怪異 岩永幹男 千葉県内の大学に通う。 粟田 岩永の隣人。 中嶋 岩永の同じ学科の友人。 岸根 修学旅行のとき、この部屋は悪い霊がいるから嫌だと騒いだ 後藤 粟田の部屋の反対側の隣の住人。 禁忌 榊 陣内

    1
    投稿日: 2024.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    実話怪談録の体裁をとった連作短編。 どの話も怖いし、各話の繋がりも見事なんですが、怪異の大元がひどい。 すべての事件の黒幕が謎の占い師のようだが、コイツが「私の言ったことを信じないとブチ殺す! 疑ったら即殺!」という迷惑おばさん。 怪異自体は面白怖いのに、そいつが元凶だと思うと怖さも薄れて、しょーもなさを感じてしまった。怪異を引き起こす者としての品格に欠けている! こんなブチ切れ暴君みたいな俗物じゃなくて、人間には理解できない超常の存在が怪異を生むはずなのだ!

    2
    投稿日: 2024.12.05
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    面白い。第四の壁のこんな破り方があるのかと感心する尾を引くホラー小説で、短編集としてもそれぞれの話の完成度も高く、背景にある怪異もじわじわくる嫌さ。考えたくないけど考えてしまうという誰もが経験のある体験を恐怖化してくる。

    1
    投稿日: 2024.11.30
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    めっちゃ怖かった...。幽霊でも人でも理由が分かれば恐怖心も多少薄まるものの、何が起因しているかハッキリしない怪奇現象は異様に怖いな。 最初の入りから何だコレ...?と惹きつけられ、 そういうことなら...と思う全編読み、 最後の章ですべてが繋がった瞬間ゾワっとした。 たまたま持っていたのが初版で、カバー裏まで楽しみました。 ホラーはクセになるなぁ。今夜はお風呂入れないけど、もっと読みたい。 「その霊との縁を作りたくなければ、寄り添うように語りかけてはいけません。」

    1
    投稿日: 2024.11.28
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    ”モキュメンタリー”で語られるホラー小説。 芦沢央本人である私が、小説新潮に怪談を依頼されて……という形式で6話が語られていくというもの。 各話はそれぞれ独立した話のように語られていくが、次第にその各話で異様な繋がりを見せ始める。 誰かはわからないが大きな力に動かされているような、そんな何かが見えてくるというもの。 しかも、その正体が実はすぐ近くにいそうな……と思えるものなのも良かった。 物語の全体像は解明されるわけではないのだが、だからこそ自分の生きている現実のすぐ隣には異様な何かが口を開けて待っているのだ、という気もした。 自分が生きている現実という安全圏はずっと続いていきそうな気がするが、ホラー、特にモキュメンタリーはそんな安全圏はちょっとした何かですぐ壊れてしまうんだ、ということを教えてくれるから好きだ。

    2
    投稿日: 2024.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    割と面白かった。霊的怖さもえがかれてるがあまりそれは感じなかった。ヒトコワ的怖さがうまいなーと思う。占い師が災厄だてこと??

    1
    投稿日: 2024.11.20
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    フェイクドキュメンタリーなホラー短編集。芦沢央の小説は初めて読んだが、とても読みやすくいつもの1.5倍くらいのスピードで読めた気がする。内容も面白く、現実と非現実の区別があやふやになる感覚は良い体験であった。怪談自体に目新しさは感じられなかったが、人間の腹の奥に秘められた感情的な部分と怪異を上手く絡めることで恐怖を煽っていた点は上手いと感じた。

    3
    投稿日: 2024.11.19
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    フェイクドキュメンタリーというジャンルなのか、ほんとにあったのかなと思わせる内容だし、興味深かった。

    1
    投稿日: 2024.11.10
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    「神楽坂をぶたいに怪談を書きませんか。」しかし、どうしても踏み出せない自分がいる。それは物置の奥になおしてある封書があるからだ。中身はポスター。そして、それにまつわる友人達との会話。よく当たる占い師…。 連作短編集で、今で言うモキュメンタリー? 身の毛がよだつ出来事の裏に、必ず出てくる占い師の女性。 彼女は一体何者なのか。 とにかくリアル感たっぷりの一冊。

    1
    投稿日: 2024.10.28
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    どの話も筋が通っていて推理小説のような面白さがあり読みやすかった。 ところどころ人の嫌な部分の描写があり、作者買いをしても楽しめる内容だと感じた。

    1
    投稿日: 2024.10.28
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    芦沢央氏の作品を読むのは『神の悪手』以来。ひさしぶりに見ても、スーッと頭に入ってくる綺麗な文体が心地よく、読みやすかった。 『火のないところに煙は』。このタイトルに惹かれてしまったのは私だけではないはず。火のないところに煙は——立つの!?立たないの!? 思わせぶりな本作を含め、芦沢氏の作品は「おっ?」と疑問を抱かせるようなタイトルをつけることが多く、ついつい書店で手に取ってしまうことも少なくない。本当にいいセンスをしていると思う。 さて、本作はドキュメンタリー風のホラー小説だ。 私はまた未読なのだが、第一話『染み』で登場する『許されようとは思いません』という小説も、実際に芦沢氏が手がけた作品。存在は知っているどころか、私はすでに『許されようとは思いません』を購入しているため(積読状態)、これは実話なのか、それともただの小説なのかと疑ってしまった。見事に現実と虚構の境界線をうやむやにできている。 だからこそ本作は、実態を持った「何か」が側にいるような、じっとりとした怖さを押し付けてくるのではないだろうか。 第三話『妄言』や第四話『助けてって言ったのに』など、物件に関するエピソードもあり、ホラー小説でこの手の話を読むたびに、私は来年考えている引っ越しが怖くなるのである…。 実は過去に私も、埼玉県に要件を満たす良い物件を見つけ、内見をしようと不動産会社へ訪れた際、「心理的瑕疵物件ですね」と言われて引っ越しを考え直したことがある。いくら創作物とはいえ、物件モノの怪談は多い。いざ自分が怪異に遭遇するかもしれないと考えると、怯えてしまった気持ちも分かってもらえるだろうか。怖いものは怖いのだ…。 最終話『禁忌』では、まとまりがなかったこれまでの5つの話の共通点が見えてきて、背筋がゾゾッとする。綺麗な伏線回収と、意味が分かった時に恐怖が追いついてくる感覚に酔いしれつつ、本を閉じた。

    29
    投稿日: 2024.10.27
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    初めての作家さん。お名前は“よう”さんと読むんですね〜。 文体も読みやすくて一気に読んだ。 こちらは「怪談」だったが、“生きている人間”のことならどんなふうに描くんだろう、他のものも読んでみたい、と思い、早速いくつか入手。楽しみだ。

    3
    投稿日: 2024.10.24
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    こっっっっわ、、!! 2016年8月、2017年2月、、、と実際に掲載された三ヶ月後の話だったりリアルタイムを綴っていてゾッとします。 怪奇現象的な怖さだけではなく、“怒られるから隠す”とか“救えなかった人”とかちょいちょい人間味のある怖さがあって、個人的な体験(親戚の葬式で参列者の写真を棺にいれる是非について家族で話す機会があった)でのことを思い出し、「何かあったときに後悔するからやめなさい」というゾッとした記憶を思い出しました。

    4
    投稿日: 2024.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非常に良くできた実話(風)怪談譚集。 個人的に、ホラーは当事者性が一番大事だと思っていて、読者の乗り物となる語り部自身が怪異に巻き込まれたり、実際に恐怖や危機を感じていないと読み手に怖さが伝わり辛い。 そして最も優れたホラーは、読者すら怪異や恐怖に巻き込み、それに接してしまったことで我が身や実生活まで恐怖に侵蝕されてしまうのだが、それを達成している作品は稀だし、困難な企てだとも思う。 本作はまさにそこに挑んでおり、その姿勢だけでも十分に評価できるし、実際怖い。 SNSといった書籍以外のメディアとも連携させて現実と本書の中身をリンクさせる試みなどからも、本気で怖がらせようとしている心意気を感じる。 内容については導入となる一話目が秀逸。ミスリードを生む話運びから背筋が寒くなる着地が見事。 ただ、ここであまりにもインパクトのある凶源が提示されたことで、以降の章でもその片鱗を自然と探してしまい、オチに辿り着く前に全体の骨格が判ってしまったのが残念だった。 もう一つ裏切りや盲点をつくような恐怖があったらと思うのは贅沢な要求か。 それでも、中弛みすることなく読み進められるテンポの良さや、災禍の背後にある「人の悪意/善意」をミステリーの仕立てで現出させる手際の鮮やかさなど、ホラー短編集としては一級品。 記憶を消して神楽坂で読み返したい一冊。

    2
    投稿日: 2024.10.06
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    面白かった!モキュメンタリーというか、フェイクドキュメンタリーというか、このタイプのものを拝読するのが初めてだったので楽しめました。 やや消化不良もありつつ、それがかえってリアルな印象でした。人が死にすぎ感は拭えなかったです(なのでひとつ星が減りました)

    1
    投稿日: 2024.10.04
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    まずは、やり過ぎず物足りなさもなく、ちょうど良い塩梅の実話怪談風小説だな、という印象。 いわゆるモキュメンタリー的な縦軸にミステリーの味付けを絡める手法もさることながら、各話をきっちりパターンに落とし込んでいく仕立ても読んでいて心地良く、安心感を覚えるほど。 そして最終話での大まとめ、一見まったく関係がなさそうなそれぞれのエピソードを外科手術で血管を吻合するが如く悉く結び付け、破綻のない連環を作り出す手腕は多少の強引さを感じる部分もあるけれども、唯々見事。 怪異、と括られる一つ一つも、かつては人であった。

    1
    投稿日: 2024.09.29
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    所謂フェイクドキュメンタリーなんだけど、嘘が巧妙すぎて怖い。読みやすくてスルスル読めちゃうのも怖い。読み終わってから、読んで良かったのと読み終わった寂しさとで感覚狂いそう。 面白かった。

    1
    投稿日: 2024.09.14
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    短編ごとは不気味で面白かったけど、最後のまとめが無理矢理感があるかも。 無理にまとめなくてもそれぞれのエピソードで十分。 関連付けることで逆に冷めちゃった感じ。

    1
    投稿日: 2024.09.03
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    短編で読みやすいこともあり、一気読みしてしまった。全ての話でぞくり。ぞわ。っとした。そして、最後にまさかの展開。鳥肌が立ちました。

    2
    投稿日: 2024.09.03
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    図書館で借りて読んでたこの本。半分ほど読んでたけど諸事情で一旦返すことになって、10日ぶりに手元に返ってきて読了。 これは日をあけることなく一気に読みたかった作品だなー。この作品を読んで、自分が怖いと感じるポイントはリアリティにあるなと今更気づいた。

    1
    投稿日: 2024.08.31
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    すごく読みやすいホラーだった!短編だし。短編であることがまた上手く機能しているし。 登場人物の名前思わず検索かけちゃうね

    2
    投稿日: 2024.08.31
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    安定の芦沢央クオリティ。面白かったです。 短編の1つ1つは、ホラーとミステリ(謎)の要素があり怖い半分驚き半分。最後の話でこれまで感じていた違和感、もしかしたら?という思いが一気に回収されて良かった。1話目の時点でコイツ放置しておわらんやろ、と思って読み進めたので伏線とか小さな違和感に薄々気付きながら読めた。 作者自身を登場させていて、フィクションか実話か曖昧な演出もあって怖かった。

    2
    投稿日: 2024.08.30