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こじらせ恋愛美術館
こじらせ恋愛美術館
ナカムラクニオ/集英社
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総合評価

6件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こじらせ恋愛美術館 ナカムラクニオ ∞----------------------∞ 恋愛にも種類があるらしい。 ①「情熱恋愛」②「趣味恋愛」③「肉体的恋愛」④「虚栄恋愛」 芸術家に当てはめると ①は自由奔放な恋愛が作品と結びつくタイプ ②はモチーフ探しで恋愛するタイプ ③はは官能的な造形美を追求して激しい恋愛をするタイプ ④は仕事に関する相手と恋愛し成せるタイプ なんだろ、④とかちょっと嫌な感じ。 でも、結構好きなベラスケスもこのタイプって言われると納得。 『カミーユ・クローデル』 自分の全てをロダンにかけたが全てを破壊。その後精神も失う。今では彼女の最高傑作はロダンと言われる。 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』 美形と言われたレオナルドは巻き毛の美男子好きだったが、父は精力的で異母兄弟が13人はいるらしい。 当時同性愛者はそれなりにいた模様。 『マリー・ローランサン』 パステルカラーの女王。こじれた恋愛が映画にもなった。男性と結婚もしたがバイ・セクシャルでもあり人生の後半は女性と共に生きる。 『ジョージア・オキーフ』 クレームを言いに行った相手に見初められ結婚。夫の浮気でうつ病になるも、わびさびを感じる簡素な生活をしながら花を描くようになる。 『アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック』 怪我で脚の成長がとまる。初恋の女性は結婚を迫り狂言自殺。女性不信で娼婦や踊り子の絵を描くように。アルコール依存症で早い死を遂げる 『藤田嗣治』 5度の結婚。4人の妻は浮気や事故死など。最後の妻とは32年連れ添った。生涯子供は残さなかったが「描いた子供が子供である」。メンヘラ女性に心を奪われるタイプ。 『ジャクソン・ポロック』 スプーンや木の棒を使って絵の具をしたたらせるドリッピング手法。強い女性に見出される。子供の頃からアルコール依存。最期も飲酒運転での事故死。 『クロード・モネ』 妻と息子の他に、夜逃げしたパトロンの妻(愛人?)とその子供6人を養わなければならず、睡蓮を量産して稼いでいた。「ヴェートーベンが耳が聞こえないのに音楽を作曲したように、私は目が見えなくても絵を描く」 『ミケランジェロ・ブオナローティ』 筋肉隆々の美しい肉体が大好き。詩作が好きで300篇以上の詩を恋した青年たちに送った。愛する男性をモデルに、年老いた男(自身)が踏まれる彫刻がある。しかし同棲愛は禁じられていた。 『アルベルト・ジャコメッティ』 家族はスイスが誇る芸術一家。最愛の男性は妻の愛人でいくつもの作品のモデルになる。 2025/12/12 読了(図書館)

    2
    投稿日: 2025.12.12
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    恋愛から読み解くと芸術はもっと楽しい。カミーユとロダン、ダ・ヴィンチ、ローランサン、オキーフ、ロートレック、フジタ、ポロック、モネ、ミケランジェロ…みんな愛しきダメ恋愛!イラスト満載おとなの教科書。(e-honより)

    0
    投稿日: 2024.05.21
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    人間は醜い生き物ですが、その醜い生き物による創造や営みは何故か美しい。恋愛も同じく、醜くもあり、美しくもあるのかなと思いました。

    1
    投稿日: 2023.12.03
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    人物も作品も ナカムラクニオさんの イラストで描かれていて とてもよく特徴は出てるんですが やはり癖はあるので  好き嫌いがあったり いまいちピンとこないものもありますが そこは深追いしていくのが 楽しみって言うことですね とても簡素な解説本なんですが 特徴を抑えていて 面白い本でした

    40
    投稿日: 2023.10.25
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    おもしろかった!! 才能に溢れた美術家たちもこんなにこじれていたのかと、なんというか励まされるというか、元気が出る。 モネの睡蓮見るたびに「愛人とその子どもたちと同居して妻の看病をさせ、その後再婚したのか….睡蓮とかひたすら描き続けて生活費稼いだんだな…」と人生模様も想起するなど。

    0
    投稿日: 2023.08.14
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    「恋愛」というキーワードから、美術家の作風や人生に焦点を当てるという試みの本書。 紹介されているのは、カミーユ・クローデル、レオナルド・ダ・ヴィンチ、マリー・ローランサン、ジョージア・オキーフ、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、藤田嗣治、ジャクソン・ポロック、クロード・モネ、ミケランジェロ・ブオナローティ、アルベルト・ジャコメッティ。 美術には詳しくないので、初めてお名前を知った方もいますが、みなさん、人生が濃いです。 そして、自由! たくさんたくさん、苦しんだのだろうし、周りに迷惑をかけまくったのでもあろうけど、後世の私に、こんな人生もあるんだ、というある種の安心感を与えてくれる。 息苦しい社会に風穴を開けてくれるのが芸術だとすると、彼ら彼女らの人生も芸術なのだろう。 閉じた人生は一冊の本ですね。

    57
    投稿日: 2023.06.27