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レースの村
レースの村
片島麦子/ボイジャー
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総合評価

7件)
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    日常の話から、どんどん不思議な世界へ入ってく没入感を体験しました。 特に幽霊番、時間の都合で一気には読めなかったのですが、続きが何故か気になってしまう感じでした。 なんとなくオチを求めていたのか、えっここで終わっちゃうのか…(=自分はもっとこの世界観にいたかったのかも)、と感じました。

    0
    投稿日: 2024.08.11
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    ありそうでなさそうで、やっぱりありえるかもと思うちょっと不思議でノスタルジーな短編集。 この世界観好きです。

    1
    投稿日: 2023.10.16
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    ジャケット買い(図書館から借りたので本当はジャケ借り)。ほんわかした話を想像していたが、それとは違い、土着的で粘着質な感じのほんのりホラー?だった。 日常をひとかわめくると隠れているような非日常、面白かったけど読んでいてどんどん不安になって、少し苦手。

    0
    投稿日: 2022.05.09
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    こういう本、とっても好き! 短編が4作入っていてどれも秀逸 この作者は初めて読んだが、他の本もぜひ読んでみたい。 表題になっている、レースの村は、角田光代の八日目の蝉を彷彿とさせる。

    2
    投稿日: 2021.10.23
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    特に『幽霊番』に惹きつけられた。 小学生の頃、蟻の列を足で妨害して 虐めたことを思い出した。 前に進めなくなった蟻が、慌て、ウロウロし始め、何匹もが犇めき合っていく姿を 好奇心で見つめていた。 あの時の背徳感が好きだった。 そして自分は酷い人間なのかなと 子供ながらに思った。 幽霊に、あえて罪深いことをする時の感情表現が まさにあの頃の私にそっくりで 少し背筋が凍ったような気さえした。 小説の良さは、映画などでは表しきれない 心や感情を言葉で説明してくれることなんだと 気づくことができた。 『空まわりの観覧車』 穏やかな夫婦でいると、食べ物や趣味に関して 自分の好きなのか、合わせた好きなのか、好きだけど好きじゃないフリをしている好きなのか 分からなくなる。 まさにそうだと、実感できた文。 同調も大事だけど、自分を見失わない工夫も必要かな、と思えた。

    1
    投稿日: 2021.07.12
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    「空まわりの観覧車」以外は、不思議なお話しだった。 「幽霊番」はすっごく不思議なんだけど、怖いんだけど、1番面白かったかな。 辺鄙な田舎で、本当にありそうだし。出ないとしても。 「レースの村」はちょっとカルトちっく。 そういう集団で暮らす居心地の悪さ。 「透明になった犬の話」は子供にしか見えない愛犬。 行方不明になって戻ってきたら透明だった。 存在はずっと感じられるけど、親にはわからない。 ずっとその愛犬と人生を歩む八重。 初めて読む作家さんだったけど、読みやすかった。 他のも読んでみたい。

    8
    投稿日: 2021.06.22
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    4篇の、ちょっと不思議な物語。 う~ん、空気感は悪くないんだけど、どこか消化不良というか、満足感が薄い。 全体的に「惜しい」。

    0
    投稿日: 2021.06.11