
総合評価
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powered by ブクログ1回目はミステリー、読み返したらホラー。 読み進める間ずっとあった微かな違和感の原因がラストで明かされて「えーー!!!」となった。読み返したらなんでなんとも思わなかったのか謎なぐらい気付けるポイントいっぱいあるのに。先入観ってすごい。
2投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログそぉゆうことかぁ! いやぁ〜…凄い。 面白い! 澤村伊智さん色んな形で楽しませてくれるなぁ〜(*´ω`*)
4投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログ読んでいる時の気持ちをありのまま書くと 序盤→わくわく 中盤→ハラハラ 終盤→わーー! 最後→うぎゃー!!ひえー!!! とんでもない小説でした… 何か一言でも言ってしまったら先入観になってしまいそうなので、ぎゃー!!っとなりたい方は何も考えずに書店へ行って本書を買ってほしいです。
6投稿日: 2023.02.17
powered by ブクログ1度目はミステリー、2度目はホラー まさに本の帯の通りだった 読み進める中で出てくる沢山の違和感が 最後のオチに繋がる
2投稿日: 2023.02.15
powered by ブクログ怖いって程でもなくあまり読み返さなきゃいけないのかなぁと思う位でした。二度読み必須みたいに書いてあったのですがそれは気が向いたらですね。
0投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログぼぎわんは既読で、そういうノリを期待して読み進める。序盤からの不穏な空気もとても良いが、もしかしたらホラーではないのか、それとももう一発くるのか、と思ったところに大爆弾。僕は大好きです。
7投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログすすすす凄い‼️色んな意味で怖い!読んでいる途中、寒さと怖さで何度もお手洗に行きたくなりました。祈りと呪いは紙一重ですね。ネタバレになるので何も言えませんが、怖いものに飢えている方に是非ともおすすめしたい一冊です。
1投稿日: 2023.01.10
powered by ブクログまさかのオチ(笑)。 表紙を見返すと、実は…。というサービスもあり。 面白かったというか、膝から力が抜けたというか。いやでも、こういうのが楽しいから叙述トリック本は大好きだ。 少なくとも、この本のオチはきっと忘れないと思う。
1投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログ「予言」というものについての考え方は面白く興味深くもありました。 でも、小説とにして面白いかと聞かれたら、うーん、私の好みではないかな。ラストのオチに、え、そなの⁇とは思うけど、読み直すのはもういいや、と思ってしまった。
0投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログ新年あけましておめでとうございます! 本年も宜しくお願い致します! 本書との出会いはブクログ! 割と頻繁にレビューを見たので気になっておりました。 本作品が令和5年の1冊目となってしまいました(本当は昨年中に仕留めたかった・・・) 不気味でいて、解説的でオカルトブームに触れながら昭和と平成の初期を振り返る・・・ ホラー小説としてはちょうど良いボリューム! 友人の宗作が自殺未遂をして地元に帰ってきた・・ 主人公の淳は何とかして立ち直らせてやりたいと思っていたところ、同じく友人の春夫から『霊能力者、宇津木幽子の最後の予言の島に行こう』と提案される・・・? 宇津木幽子は昭和後半から平成の冒頭の時代に世の中を席巻した霊能者の一人で死ぬ前に様々な予言を残している。 宇津木幽子没後20年、予言の島にて6人の人間が死ぬ・・・ 呪いか?怨霊か?はたまた超自然なのか? 正体が気になって中盤からページを捲る指が止まらない!
13投稿日: 2023.01.02
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった!!小説ならではの手法に唸らされた!!ハラハラしながらページをめくり、迫り来る恐怖にゾクゾクしながら最後まで楽しんで読めた。
0投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネタバレではないけど、なんのバイアスもなく読んでほしいから非表示にしとく。 あんまり前情報なく読んだ。最初は怨霊とかオカルト系の島の話か〜くらいだったけど、終盤はどんでん返しどんでん返しって感じ。 ただ、もう一度最初から読もうと思う厚さじゃないのよね、、自分がマメならもう少し楽しめるんだけどね。 ラストのオチには驚くけど、唐突すぎて???って感じだった。3つくらいネタがあると思うんだけど、個人的には前の2つのせいで3つ目が薄れてしまった気もする。 呪いを解くことについても、もう少し読みたかったなぁ〜
1投稿日: 2022.12.25
powered by ブクログ再読必至と謳われたホラーミステリ。 そんな簡単に騙されるものか、と意気込みましたが、呆気なく騙されました。 読み終わるとすぐに2周目に突入しました。 何となく違和感はあったので、結末が分かってからは「そういうことだったのか…」となりました。 あまり気にしていなかったところも、2周目になると伏線だったことがわかりとても面白かったです。 https://gomago-gomago.com/prophecy-island/
0投稿日: 2022.12.16
powered by ブクログ何を書いてもネタバレになりそうなので、控えます。 初読み作家さんでしたが、今積読に「ぼぎわんが、来る」があるので楽しみにします。
1投稿日: 2022.12.07
powered by ブクログ瀬戸内海の孤島を舞台とした土着ホラーかと思いきやホラー風味ミステリーでした。クローズド・サークル、見立て殺人等の要素がある叙述トリックで『十角館の殺人』が思い出されます。『ぼぎわんが…』でも感じましたが、幽霊よりも妖怪よりも結局は人間が一番怖いんです。
0投稿日: 2022.11.26
powered by ブクログこれは驚いた!予言の島の怨霊の解明は、謎解きミステリ-でホラーという感じはあまりしませんでした。が、後半に明らかになる驚愕の事実の方がよっぽど気持ち的にはホラー。思わずあっちこっちと読み返してしまいました。そこかしこの件から姿を読み取ることができて恐ろしい。島に暮らす人々、主人公たち、全てが悲しい・・・。
1投稿日: 2022.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もしかして叙述トリック?と思ったらそうだった。珍しく当たったので嬉しい。 呪いがテーマだけど、いわゆる呪術的な話ではなく家族や地域のしがらみ的な、呪縛的な意味合いだった。 家族の問題は難しい、それが呪いと言われたらまさにその通りだ。
1投稿日: 2022.11.05
powered by ブクログホラーでもミステリーでもない 愚作でもなくそれ以下 中盤辺から知らされる現実を知って萎えました そしてラストとオチでは え?じゃなくて はぁ…って感じで 叙述トリックのつもりかもしれませんが、読み直す程の魅力も感じませんでした… 今まで読んだ小説の中で1番つまらないと思いました… でもこの作品を勧めてくれた方がいるので、自分がおかしいのかも知れません(一応フォロー)
3投稿日: 2022.10.31
powered by ブクログ島の秘密は途中からなんとなく察しがつき、残り100頁のところで答え合わせとなる。どんでん返しはどうなるんだと思っていると、語り手の秘密が最後に判明。 すぐに読み返しちゃう。沢山の小さな違和感に「ん?」って思いながらも、受け流して最後まで辿り着いたんだなあって…
0投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログ『初読はミステリ、二度目はホラー。』その通りの作品でした。 いままでの澤村伊智の作品を読んでいると、どうしても文章の歪さに違和感を覚えます。不可思議な地の文、噛み合わない会話、違和感が疑惑から確信にかわる頃、物語は結末を迎え、謎が解ける。なるほどな、と府に落ちると同時に、やっぱりなぁと記憶を辿ることになる。そうすると、ひとつひとつ、違和感を覚えた箇所を確かめたくなる。 読み終わったあと、答え合わせにもう一度最初から読み返したくなる作品です。
0投稿日: 2022.10.27
powered by ブクログなるほど、二度読み返す作品。 思ったことと全く違ったけど。 読んで良かったが… 欲しいか?と問われればそうでも無いかな。
0投稿日: 2022.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホラーかと思っていたらミステリだった。 けどホラーでもあるという…。 読んでいて最初から違和感を感じて、これはもしかしてつまりそういうことかな…?と思っていたらまさにそうだったので若干拍子抜けしたのと、さすがにちょっと無理があるかなぁという感じはした。 親友二人はまだいいとしても、ここまで周りの人たちがスルーってことはないんじゃないかな…。 最後まで気づかずに読んでいた人はアッ!となるかもしれないし、すぐに読み返したくなるようにはなっていると思う。
0投稿日: 2022.10.08
powered by ブクログ呪いの正体はなんかで見たよう読んだ事ある内容で、ちょっと想像ついてしまったが、 最後の最後で「え?!」と思わず口に出してしまった。読み返さずにはいられなかった。
0投稿日: 2022.10.04
powered by ブクログ呪いの正体については意外にも早めに解明される。しかし読んでいてなかなか解消されないもう一つの違和感。それがラストで明かされて…。 正直、呪いについても上記の違和感についてもなんとなく予想できるため驚愕度は高くなかった。しかし本当の呪いとは人間関係の呪縛であるというメッセージには説得力があったし、確かに再読したくなる魅力もある。
1投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログ初読みの作家、澤村伊智さん。 会話のやり取りがしっくりこず、内容が頭に入ってこなくて私には合わない文章かも…となかなか進まなかったー! だが、皆さんがおっしゃってる通りオチを見ると、読み返したくなる仕掛け。なるほどこのオチのために、あの誰目線だ?とよくわからないやり取りをたびたび乗り越えたのかと納得でした。 比呂が島の犠牲者でとにかくかわいそうでした。 「人と人とは言葉で縛られて呪われている」物語のテーマがとてもよかった。
27投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログ読み返したくなること必至のホラーミステリー。 仲良し三人組がある予言の真相を確かめに島を訪れるも嵐がやってきて島に取り残される。 取り残されて話が始まると読者はワクワクがとまらなくなるクローズドミステリーの出来上がり(拍手) どーなっちゃうのー!と思いながらページを捲る手が止まりませんでした。 話は予言にまつわる『呪い』を軸にして進んでいく。 呪いに縛られる島の人達や霊能者の預言に翻弄される信者など人々は『呪い』に振り回されまくる。 とても興味深くて、ネタバレになるので言えませんが読めば読むほど目から鱗の展開が続きます。 ミステリー好きには是非お勧めしたい作品です。 ただ思っていたよりはホラー要素が少ないのでホラー好きは要注意。 関西弁で所々にユーモアある会話もテンポ良く読めて好きでした。 毎度のことながらこういう物語の危機的状況で登場する霊能力者の女性って本当に心強いですよね。 私だったらもう全信頼を委ねて心酔します(真顔)
11投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1回読みだと中々難しかった 何か2回読むと理解できるらしい? 結局は生きた人間が1番怖いという事を伝えたかったのかな? 何となく作者すげーの1言 ラストは意外な犯人でした
2投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ'22年9月6日、Amazon audibleで、聴き終えました。澤村伊智さんの作品、初体験です。 続けて2回、聴きました。これも、初体験です。 いやぁ、やられました! 初回は、仕掛けが明らかになった時点で、「え?何だ?」と戸惑ってしまいました。思わず脳裏にあの名作「ハサミ男」が浮かんできました。 聴きながら、途中で「ん?」と思った所も何箇所かあり、「何か、仕掛けがあるのだろう」とは考えていましたが…そう来るか! で、2回目…もう、呆れて、笑ってしまった!ハハハƪ(˘⌣˘)ʃ 上手いですねぇ…悪どく、巧妙に張り巡らされた、「罠」…。 宣伝文句に、「初回はミステリー、2度目はホラー」とありましたが、これはイマイチ、僕にはピンときませんでした。ホラー?「人間の狂気」が一番恐ろしい、という意味でホラー、なのかな?確かに、予言に翻弄される人間達を描いてはいますが…。 まあでも、大満足でした!面白かった!次は、「ぼぎわんが来る」、行ってみます!
8投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ宣伝ではかなりホラーよりになっているが、”クローズドサークル”作品であり、ミステリー、それも本格ものとして十分良く出来ている。 話が少しダレる部分があるのは残念だが、その後の急な話の展開は見事で、それが鮮やかに物語の様子を一変させる。 伏線もしっかり張られ、回収されているし、オチに至るまでよく練り込まれている。 確かに2度読みしたくなる。
2投稿日: 2022.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もうちょっとオカルト的な怖い話かと思ったら意外とぼぎわんみたいなオバケ現れず。終盤までは名探偵的な役割の人の謎解きの話なのかと思ってたら、最後の最後にゾワっとなる怖さ。確かに最初のほうでやたら敬語で話すやん?と思ったけどそういうことか。 どちらのタイプにしても子離れできてない母は恐ろしいし、気持ち悪い。こんな母にはなりたくないし、絶対ならんとこうと思った。
2投稿日: 2022.08.26
powered by ブクログ帯にあった「えぇ?」という文言がそのまま、私の口から出ました。 霊媒とか予言とかがかなり懐かしい名前と共に出てくる。その正体に近付いて行くにつれ、徐々に島の人間にとっての日常が明るみになる。 島で何が起こっているのか、旅行者に対するよそよそしさはなんなのか。 ホラーと謳ってはいるものの、結構ミステリーで先が気になってサクサク読めてしまった。
13投稿日: 2022.08.23
powered by ブクログ最近話題になっていた作品。 期待値が高かったため少し不安でしたが、 見事にその期待を裏切られました(いい意味で) 再読はあまりしないのですが、この作品は速攻読み返しをしました。 読み返せば読み返すほど鳥肌が立つ感覚は初めての体験です。 何か変な違和感があるなとは思いつつも島の怨霊に注意が向いてしまい最後まで気づけませんでした。 島のおまもり「くろむし」が無気味で、今でも想像するだけでぞわぞわします… 島や登場人物たちは何の呪縛に縛られていたのか…怨霊は本当に存在するのか… 夏に読んでぴったりのホラーミステリ作品です。
24投稿日: 2022.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなく金田一少年の事件簿の中年版みたいな感じだなあと思いながらゆるっと推理しながら読んでいたら、ラストで凍りついた。こ、これは凄く怖い。
2投稿日: 2022.08.17
powered by ブクログタレント霊能者が(古き良き)オカルト番組で訪れた離島の怪。遺した死の予言。 因習や土着信仰など、どんなに不自然で不毛で不穏でも、それが日常になってしまった人は続けざるを得ない。 強烈な不自然さが野放しにされている様子が怖くて、でもその怖さを見て見ぬふりする。 いろんな“このままではいつか...”を先送りにしながら生活は続く。 脅威の正体が次々明かされていくたびに、安心より絶望が先に立った。 人間の手でどうにかなりそうなものがどうにもされてこなかった脱力感があった。 ミステリの体裁を取ってはいるけど、終盤の展開までミステリのつもりで読んだらそら、あれよ...。(?)
0投稿日: 2022.08.14
powered by ブクログ予言、呪い、土俗… 読み進めながらも感じる、ちょっとした違和感 最後にこの違和感の回収に、そうだったのね…と再読したくなる 思い返せば、序盤から本編のオチと対になることの縮小版な事象が散りばめられていたことが、 わたし的には「怖っ」よりも「上手っ」と感じたことでした。
1投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログ※読み直して追記 絶対に2回目の方がおもしろい。1行ごとに「あああああああああああ」ってなる!!☆4つから5つへ変更。お見事でした。 えー!!そういうこと!?という感じ。 序盤から文章に違和感を感じていたけどこれは読み返したくなった。 終盤に呪いの正体とかもわかってきて「うわーなんだよホラーでもなんでもな…」って思わせてからの、ホラーというかミステリー。うん、ミステリーですね。ホラーじゃないかも。これは。 浅い知識だけしかないけど、土着信仰とか民俗学とかのオカルトっぽいのが好きなので少々耳が痛い場面もありました。 でも孤島の話だし、夏に読めてよかった。夏はやっぱりこういうの、ピッタリですね。 読み返してみよ~っと!
2投稿日: 2022.08.01
powered by ブクログ自殺未遂を引き起こした大原宗作を慰安する目的で、天宮淳と岬春夫が霧久井島に行くが、この島には「ヒキタの怨霊」の言い伝えがある由.20数年前に訪れた宇津木幽子が予言を残しており、3人はそれを確認するつもりだ.むくい荘には泊まれず「民宿あそう」には遠藤晶子と息子の伸太郎、江原数美が投宿.駐在の橘昭二も顔を出す.雨模様の最初の晩、春夫の死体が発見され、物語が展開する.橘は溺死と簡単に決めつけたが、淳は疑問を持つ.宗作が強引に動き行方不明になり、橘の死体も発見される.江原は実は幽子の孫で宇津木紗千花、この島の秘密を探る目的で来島していた.淳と紗千花が疋田山を上がると村民が集まっている建物があった.紗千花は産廃から発生する硫化水素がいろいろな事象を引き起こしていることを確認するが、旧知の古畑比呂と対決する.最後に紗千花が殺されるが犯人は意外だった.そんな人がいたのかが、すっきりしない読後感の原因かな?
1投稿日: 2022.08.01
powered by ブクログ1人目の犠牲者が出たぐらいから一気に面白くなり読む手が止まりませんでした。 ラストは確かに予想外で猫は心に大きなダメージを負いました。
0投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログ思わず、「うわっ!」と声をあげそうになった本作。じっとりとした気持ち悪さが近づいてくる島の雰囲気も先が気になって、どんどん読んでしまいました。
1投稿日: 2022.07.27
powered by ブクログとても面白かったです! ラストの衝撃で座っていたソファーを、ぶっ壊してしまいました。ありがとうございます〜(´・_・`)
9投稿日: 2022.07.19
powered by ブクログオチの部分は面白いと思うけど、そこに振りすぎで途中があんまり読んでて楽しくなかった。短編なら楽しめたかもしれない。
0投稿日: 2022.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さらさら読めた。病んだ宗作をやばいな…と思って読んでいたけど、その宗作をもどん引かせる主人公の状況がエグかった。確かに、これ今誰の発話?と思うところがあったけど、ラストそういうことか〜となった。混乱しすぎて、え?何二重人格?と思ったけどいたのね…現場に笑 もの凄く目からウロコ!という感じでは無いけど、面白かった。
0投稿日: 2022.06.30
powered by ブクログさすがの澤村伊智。 家族、親族、狭い人間関係の異常が及ぼす、恐怖や狂気を化け物、怨霊に表現して、分かりやすい文章で小説とするのに、非常に長けている。 今回も、悲しい物語。 面白かった。
2投稿日: 2022.06.07
powered by ブクログホラーというよりはミステリ小説として楽しめた。伏線が最後に明かされていき、驚愕した。再読必須の小説。
2投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「初読はミステリ、2度目はホラー」との帯がかかっていましたが、まさにその通りでした。初読のときにも些細な違和感(幼馴染の話し方や言い回し、些細な仕草がその状況で出来るのかどうかなど)があったのですが、読み直すとそういう事かとしっくりきて、確かにこれは数回読み返したくなる。 内容としては、孤島・謎の怨霊・禁足地・排他的な住民といったホラー的な場面設定に、毒親・子供のときのトラウマや社会問題といった現実的要素が真相として設定されており、そのギャップも面白かったです。
8投稿日: 2022.05.27
powered by ブクログやっと読み終わった。 描写が稚拙、設定も幼稚。 セリフも誰が喋っているものかよく分からない。 ヘタな文章は読むのが苦痛で時間がかかる。
1投稿日: 2022.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初の澤村ホラー。 初読はミステリ、2回目はホラーの帯に惹かれて購入。 山の怨霊と霊能力者、孤島の時点でわくわく。 初っ端から違和感ありまくりで、仕掛け自体はたまに見かけるものだけど、横溝・三津田テイストと合わさって大変良かった。 (ロ…とか、ほ…とか、ぬ…とか、たまーに見る仕掛け) かなり慎重に伏線が散りばめられてて、読み終わった後に振り返り、ここもか、ここもそうかとなること必須。 どちらかと言うとミステリ寄りな作品だったので、作者のガチホラーを読みたくなった。
4投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログ口調や会話に感じていた違和感の正体が最後で明かされ、まんまと再読してしまった。 事件の真相自体はなんとなく予想がついた。
0投稿日: 2022.04.30
powered by ブクログなんとなく違和感を感じながら読み進め、最後のタネあかしまで全編に通ずる謎に気付けず、内容紹介のあおりの通り、再読してしまいました…。 謎の一部(ヒキタの怨霊の正体)は途中でわかったのに。悔しい。
3投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
霊能者とは何か… 予言とは何か… 怨霊とは何か… 読後の感想とは何か… 有名霊能者の予言を残した霧久井島。 予言は当たるのか… 怨霊の正体… 島に渡った数人の旅行客に降り注ぐ災難。逃げようにも、助けを呼ぼうにも、突然の台風がそれを阻む。 面白かったです。
2投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログこの間読んだのは、ミステリーかと思って読んでたら、ホラーやった。 今回は、その逆でホラーと思ってたら、ミステリー! でも、これの方が、謎が回収されるから良いかも? よく考えたら、最初に獄門島とか出て来てた。 相変わらず、軽快な関西弁やけど、内容は重い… こんな予言されて、その当日に行くのは、面白半分にしても、やはり呪縛されてるって事やな… ある意味、強烈な呪い…自己暗示… 何か起こるって思うしな… でも、予言の呪いより、お母ちゃんの方が怖い… こっちが、ほんまのホラーや…^^; こんな距離感、嫌や〜 やっぱりホラーかも?(−_−;) 宜保愛子さん懐かしい。澤村さんは、実名バンバン出すけど大丈夫なんかな? 番外編(文中より) 「標準語の方がええと思いますよ」 「そうですね。なんちゃっては逆効果やし」 「気ぃ悪くする関西人は多いですよ。他の地方におる時は別にそうでもないけど、関西におる関西人って、めっちゃ心狭いですから…」 当たってる気がする…広い心で聞こ〜^^;
41投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
比嘉姉妹シリーズがおもしろかったのでこちらも読んだんですが…う~ん 個人的に叙述トリックものはあんまり好きじゃない。文章読んでる時の説明足りない感はそれだったのかという感じ。
2投稿日: 2022.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
呪いという名の人間の執着が渋滞して、玉突き事故みたいに最後の殺人に至り、やっと祓えたのは母親でした。叙述トリックでもう一人リアル呪縛霊登場。 20年くらい前の胡散臭くも懐かしい霊能力ブームの描写もポイント。
2投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログ市川崑監督の金田一シリーズのようにはじまり、 霊能者、オカルト、呪われた島と続き…霊能力も 予言も全部嘘っぱちと否定しながらも予言どおりの 不審な死が起こり…そういうこと? 意外な結末は好き嫌いが分かれそう 「呪われてない人なんかいない」って解釈が面白い 社会や世間、家族…みんな何かの呪縛に囚われている
6投稿日: 2022.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いや、たしかに驚くけれども……え?? 随所に覚えた違和感は、結果的に結末につながったといえども、読んでる最中にもどかしく感じてしょうがなかったです。 結末は……どちらかと言うと拍子抜けしてしまいました。 読んでいる際、疑問に思ったり、ご都合主義的にしか思えない場面が多々ありました。 もっとも気になったのは沙千香がなかなか硫化水素の存在を教えなかった点です。そこまで勿体ぶる意味がわからない。 「山の怨霊が…!」を信じて逃げる人と、「この島の構造上、有毒ガスである硫化水素が発生しています!」を信じて逃げる人と、どちらが多いかといえば、どう考えても後者でしょう。何故それを早く言わなかったのか。後の文で何度も言い訳がましく、あの場面ではああいうのが一番だった!みたいなことを言っていましたが説得力がなかった。ただただ、読者を焦らすためのご都合主義的な策略としか思えません。あれだけ勿体ぶっておいて有毒ガスというのも、なんだかインパクトに欠けました。 そして結末……どれだけ柔軟な頭でもってしても恐らく誰も予想できないでしょう。 しかし、この点について 「誰も思いつかないことをやってのけた!すごい!」 と感じるか、 「こんな突拍子もない設定、思いつかなくて当然だ!」 と呆れるかは人それぞれでしょう。 私は後者です。無理があるとしか思えず、困惑状態でした。 本においてサプライズは楽しいものだと思っていましたが、あまりに突拍子もないものだとかえって呆れてしまうろいうことを学べた作品でした。
1投稿日: 2022.01.10
powered by ブクログ途中で明らかになる島の真相に、澤村さんの作品らしからぬパンチのなさを感じた。しかし、最後の最後、本当に恐ろしいのは島の「怨霊」ではないと分かる。読んでいる途中の少しの違和感の意味が分かった。やっぱり澤村さんの書くホラーで一番怖いのは人間だ。
1投稿日: 2021.12.26
powered by ブクログ閉鎖的な限界集落の孤島。嵐で外からの助けも呼べないなか起こる惨劇。呪いなのか。予言通り全てが進んでいくのか。。 舞台はもろに横溝正史系ですごく好み。 呪いの部分は割と初めから予想はできていてその通りだったけどそれ以上に予想外のトリックがあったので満足。 途中で何回も覚えていた違和感はそういうことだったのか!と納得はしたものの、あれ?ずっと題材にしてた予言と呪いどこいった?まさかの展開なんだけどまさかすぎて今まで読んできたものとちょっと離れすぎてないかな?とは思った。 このトリックを最後に明かすためだけに全体のストーリーがあるのね。まあそれならそれでよし。 全体的には面白かったと言える本でした。
0投稿日: 2021.11.30
powered by ブクログ大好きな作家の一人澤村さんの作品。とある閉鎖的な島という設定。これだけで、最初からワクワクさせられます。かつての予言者の予言が実現するのか確かめるために島にやって来た仲良しの友達3人。その予言はある特定の日に6人が死ぬというもの。率直な感想としては、ホラー特有のジワジワと迫り来るこわさを期待しただけに、やや肩透かしを食らいました。そして怨霊の正体が分かってからは、あぁ、そういうことと意外ではありましたが、やはりホラーを期待していただけに、ちょっと残念でした。
0投稿日: 2021.11.28
powered by ブクログホラー好きの友人に薦められて読んだのだが、最後に???となって終わってしまった。文の違和感の回収にはなったのだが、はて。
3投稿日: 2021.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
閉鎖的な島を舞台にした土俗ホラーという設定は好きでした。ただ、帯の煽りで気構えて読んでしまったため、何となく気がついて面白さが半減だったのが残念でした。先入観無しで読みたかったです。自分は再読はしないですね。 解説に出てきた「有須間祥」は誰なんだろう。調べましたが本書しか引っかからず、解説含めて作品なのかなって思いました。
0投稿日: 2021.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでる途中、確かに「誰の目線?」という違和感はあった。 あったにはあったんだけど、それでもこのオチは流石に無理があるよな〜。 このオチの為に作中、さきの違和感とともに変な躊躇を交えて読み進めなければならなかったので、思ったように作品に入れなかった。 オチを重んじるあまり、肝となる文脈が至る所で破綻してしまったさぶい物語。 正直、つまらなかった。 姉妹のシリーズだけでいいかな。
2投稿日: 2021.10.31
powered by ブクログこれは想像してなかった結末。 帯の通り初読はミステリー、2度目はホラーになるだろうなって感じの物語。 2度目読んだらもっと面白いだろうな〜。
0投稿日: 2021.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん、こちらを読んで 私は叙述トリックが苦手なんだと気付きました。 物語に入り込んで 一緒に事件を推理していくのが好きなのですが、 この読者を欺いてやろう感がどうも、、、 急に本を読んでいる現実を突き付けられるような?感覚 それでも再読200%とあったので 読み返すと確かに!と納得感はありました。 自分の苦手なものに気づけたという意味では 読んで良かったのかもしれません。 あと1点気になるのは 装丁にも秘密が隠されているという点、、 ネットで色々調べたのですが 山に3人の横顔が入っているという所でしょうか うーんそれだとあんまり物語と関係がないような、、? 4人いるのかな、、とちょっと気になりました。
0投稿日: 2021.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
限界集落の孤島、因習に縛られた島、嵐に閉ざされた予言の日に起こる惨劇。 ありふれたモチーフを澤村伊智が描いたらこんなん出ました、という感じ。にしてもちょっとラストはトリッキーすぎたような…。 あぁでも成人男性を背負ってどうやって傘さしていたのかな、とは思った。その真相があれだったとは。 祟りなのに祀らないという違和感。果たして呪いの正体とは。 男は、女はこうでなければならない。その見えない常識に縛られて苦悩する人は多い。それも呪いという。 呪いに囚われた人々の狂想曲。
0投稿日: 2021.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後、えっ!?!?「おったんかーーーい!!!」って、突っ込んだ。。。 1度読み終わって、もう一度読みたくなる。 母親ではなく、主人公の異常さ、不気味さにゾッとするけど、面白かった
1投稿日: 2021.09.29
powered by ブクログ瀬戸内海の霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が最後の予言を残した場所。二十年後“霊魂六つが冥府へ堕つる”という。天宮淳は幼馴染たちと興味本位で島を訪れるが、旅館は「ヒキタの怨霊が下りてくる」という意味不明な理由でキャンセルされていた。そして翌朝、滞在客の一人が遺体で見つかる。しかしこれは悲劇の序章に過ぎなかった…。全ての謎が解けた時、あなたは必ず絶叫する。傑作ホラーミステリ!(e-honより)
0投稿日: 2021.09.29
powered by ブクログ一度目はミステリー、二度目はホラーとの触れ込みだったが、個人的にはホラー感はあまり感じなかった。(一度しかまだ読んでないが) 限界集落に伝えられる民話、呪いが現実になる、といった題材は珍しくはないが、何となく先が読めた上で、その斜め上をいく展開が面白かった。 また解説を執筆している方の来歴が作中の登場人物に酷似しており、作中の人物の苦悩が現実にもあるものだと知り、興味がわいた。
2投稿日: 2021.09.23
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地の文が淳の母親になってるのか、、、完全に作者のトリックに嵌ってしまった。 途中ふと表紙の絵を見たらトリックアートのように人の横顔が3つ見えてきて、びっくりした。
2投稿日: 2021.09.20
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相変わらず面白かった〜。澤村伊智作品は怪異と人間の怖さのバランスが絶妙で最高。今回は人間の怖さの比重が重くて、わたしは怪異の比重が重い話の方が好きだから少し物足りなかった。いや、それは結末を読んだから言えることだけど。本当に最後の最後まで楽しませてくれる作家だと思う。『邪教の子』買いました。
0投稿日: 2021.09.19
powered by ブクログカドフェスから。京極、三津田の名前が出てくるように、本作はまさにその系統の作品で、更には両者と遜色ない質にかなり満足しながら、興奮気味に読み進めていた。クライマックス前までは。もちろん、その時点での個人的評価は満点。でも、何じゃこのガッカリなラストは⁉自分の読んできた中で下から何番目?ってくらい、駄目なオチ。一気に萎えました…残念という言葉しかない。そして、ケチにはまだ続きがあって、それは本編じゃなく解説の中。間接的にだから、実際に作者がどう言ったかは知らんけど、本作は「民俗信奉者をからかってやろうと思って」書かれたらしい。こんなもん、『あちゃー、からかわれたー!』って、悔しがる気にもならんわ。
0投稿日: 2021.09.06
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どういう意味で、二度読みなのか…と思っていたら、そういうことか。 確かに、よく分からない文章や会話のやりとりがあった。 再読…というか、読了後にパラパラ読み返してみた。 なるほど。 『呪い』という意味が様々な箇所で蔓延り、淳もまた、そういうことだったのかぁ…と心が痛む。 内容的には、そんなにホラーかな…という感じだけど、 人間同士の呪いによる繋がりという意味では、充分な怖さがあるかもしれない。
2投稿日: 2021.09.06
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初めての民俗ミステリー。 「因習」という悍ましい言葉を知ることができた。 読み進めるに従って湧き上がっていた文体の違和感が、最後のオチに繋がって、脳汁溢れた。
0投稿日: 2021.09.03
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山に巣食う怨霊に霊能者の予言と殺人事件を掛け合わせた現代のおどろしさ、これが澤村伊智版・孤島ホラーミステリーか~としみじみ感慨に耽けっていたラスト、ドカンと投下された爆弾に驚き&絶句。これは二度読み必須。後から後からじわじわ悪寒の波が押し寄せる。守護霊にはなっても背後霊にはなりたくない。 〈ヒキタの怨霊〉の正体は何かの災害現象かなと予測はついたが、呪いの真の正体には気づかなかったなぁ。 登場人物が皆肉親や友人恩人上司、環境等々繋がった様々な相手に無意識に縛られていて、“現代の呪い”の危険をひしひしと感じた。
2投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログ比嘉姉妹シリーズをきっかけにこの作者さんが好きなので作者買い。 帯POPに「2度読むことになる」とか叙述トリック系の本の決まり文句が書かれていたので身構えていたけど、まさかまさかのオチでした。 ただ僕は2度は読まないかなぁ。
1投稿日: 2021.08.31
powered by ブクログなんで敬語?とか、情緒やばいな、、とか所々気になる点はあったけど、作品の雰囲気や関西弁の感じでまぁこんなもんかって納得してしまっていた自分に教えてあげたい!笑 オチはかなり斜め上感があるけど全体的に好きな作品でした。
0投稿日: 2021.08.28
powered by ブクログ初読はミステリ、2度目はホラーという謳い文句に誘われて読んでみたんですけど、本文中に散りばめられた違和感のせいで最後のどんでん返しもそんなことだろうと思った、としか感じられず。ミステリとしても怨霊については面白かったけど、殺人の動機は弱すぎる。読み返すほどではないなと思いました。
1投稿日: 2021.08.26
powered by ブクログ【予言、呪い、ホラー、ミステリー、衝撃のラスト】 ⭐︎感想⭐︎ 何度も感じていたあの違和感の正体がわかったとき、一番怖いのは人間だと思いました。 得体の知れない訳の分からない状態が続けば続くほど先が気になってどんどんページを捲ってしまう。 ホラーが好きな人、ミステリが好きな人どちらも楽しめる一冊です。 私は、読む前に煽られすぎてどんな大どんでん返しが来るんだろうと楽しみにしすぎてちょっとがっかりしてしまったので⭐︎3にします。
0投稿日: 2021.08.25
powered by ブクログ2度読みますねこれは。最後まで見て読んでる途中に感じた違和感の理由に気付いていくのが気持ちよかった、、
3投稿日: 2021.08.24
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最初は表紙の絵を見て、金田一ぽいなぁと思った。 中身見たら横溝正史の獄門島が出てきた!やはり! そして、2回読みました! 1回目読んだ時は誰が喋ってるか分からないなぁと 何となく感じてるくらいで最後読むまで全然気づかなかった。 面白かったけど最後のネタはそこまでの衝撃を受けなかったので1回目の時点では★3。 帯に2度目はホラーとあったから、 まぁ2回目を読むかぁと (普段は本は一回しか読まない派) 軽い気持ちで読んだら、 何でこんなへんな文章気づかなかった?! 確かにこの会話敬語になってる!! もはや隠れミッキーを探すような楽しさを感じた。 作者すごいなぁと★4になった。
0投稿日: 2021.08.24
powered by ブクログ⭕️ 人気があるだけあって 面白かった 「読み終わった後にもう1度読みたくなる」って書かれてあったが、本当にそんな気にさせられる本です。 1回目読んだ時に感じた違和感が2度目で腑に落ちる そして怖くなる。そんなお話(ΦωΦ)フフフ…
0投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログホラーとしてもミステリーとしても中途半端で弱い感じ。帯の煽り文句で過度に期待させられすぎたので余計にそう思ってしまったのかもしれない。
0投稿日: 2021.08.23
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初読はミステリ、2度目はホラーの煽り、まさにその通りだった。これは読み終わった後に、再読してしまう。 確かに初読時に、ひっかかる点はいくつもあった。 ・一人称?3人称?誰視点の3人称?と文章の書き方が妙になる部分。 ・宗作や春夫が敬語や、そっけない感じになる部分。 ・淳の台詞がチグハグに感じる点。 ・淳の描写が変に第三者からのものに感じる点。 ・沙千花の淳への態度がチグハグに感じる点。 ・ヒロの「寄んなくそがき!触んなババア!くそがき!」沙千花にババア?なんで、くそがきって2回言った? ・宗作担いでるのによく傘をさせるな? などなど、違和感は確かにあったけれど、展開が気になりすぎて流してしまった。アイスコーヒー2つも、宗作のグラスは空になってないから頼むわけがないのに、おかわりしたのかな?なんて呑気に思ってしまった……。 読み終わって、淳の母親が常にいるとわかって読むと、これらの違和感はきれいになくなる。驚くほどきれいに。 まさか母親がついてくるとは思わないし、遠藤母子がいるせいで余計に見抜けない。 見事にやられたな。 そして、それを知って読む2度目は本当にホラー。霊だとかではなく、人がやはり恐ろしい。 歪さを正しく認識できないものになりたくないなと、ぞっとしながら本を閉じた。
0投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ呪いとは何か? 人の怨念なのか、思い込みなのか。 人の口から出た言葉には言霊が宿る。 霊能者の予言とそれを確かめにいく3人組。その島では「ヒキタの怨霊」が山から降りてくる。 出口のない島で起こる不可解な事件。事件と怨霊との関係は? 最後まで読んだ時、読者の頭に本当の怨霊が浮かび上がる。 おすすめです! 「振り払いたいのに振り払えない、目に見えない力。それが呪いよ。」
4投稿日: 2021.08.18
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宜保愛子さんとか、獄門島とか、私の本読むのなら、こんなん好きなんやろ?て感じで読者へのメッセージ?もある作品。 予言によって、最後には罪を犯してしまう犯人が、.........とは、ちょっと評価が分かれるかな。確かに、もう一度読み返したくはなりますが。ちょっとミステリーとしてどうかな、とは思う。 映像化はほぼ難しい作品。カメラワークによっぽど工夫しないと難しいかな。
2投稿日: 2021.08.08
powered by ブクログ霊とか予知とか信じない者としては、ホラーという点で躊躇したが、予言や呪いを論理的科学的に分析している点はとても爽快だった。 ただ最後のあれは個人的には好きじゃない。エンタメとして楽しんでるのに卑怯だと感じるからだ。 まあ、2度目はホラーってのは納得。2度目でなくても違和感の謎が解けてぞっとした。
2投稿日: 2021.08.08
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比嘉姉妹シリーズの作者さんの、シリーズ外の長編。 占いが「当たる」ように見せかけるからくり、「恐山のイタコ」のルーツなどの話題も興味深かったです。 ふむふむなるほど、超自然的なものではない『呪い』の話か……と思っていたら、ふたりしかいないはずの場所で片方が殺され、「どういうこと?」と思っていたら……地の文になんとなく引っ掛かるところがあったのは、そういうことか。これは二度読みしたくなりますね。 私は、母親と異常に仲が良い息子って「なんか近親相姦してそうで嫌だな……」と思ってしまうので駄目なのですが、この終盤の展開は、そんな私に効きました……これは『呪い』以上に怖いホラー……
1投稿日: 2021.08.07
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20年前に霊能者が予言を残して死んだ島に、幼馴染の友達と予言が当たるかを確かめに行くお話 思わせぶりな発言をする老人、排他的な島民の態度、結束した島民達の秘匿、昔の霊能者を狂信的に信奉する自称霊能者、いい歳してべったりな親子、怨霊、怪しい木炭像 序盤は外連味たっぷりに描かれてあって、横溝、京極、三津田の作品のオマージュを思わせる 予言になぞらえた死人、怨霊の正体などミステリ要素があるものの、物語の本当の仕掛けは他にある ジャンルを言う事が最大のネタバレとも言うけど、公式の煽り文句は 「初読はミステリー、二度目はホラー。この謎にきっとあなたも囚われる」 再読率200%というのもまぁ理解できる程度に仕掛けが施されている 詳しくは以下のネタバレありの感想で <以下、若干のネタバレあり> ヒキタの怨霊の正体に関しては、症状とかから予想はついたし 宗作の自殺未遂もそのヒントになってるし 発生原因も序盤に他の島の例など伏線的なものがあったのでよい 呪いのように見えて実は人の思惑によるものという構成は正に京極夏彦ちっくなんで個人的には好き だけど、本当の仕掛けに関しては 正直言って「こんなん認められるか!」と怒りたい 所々、誰が誰に向けて言っているのか判断がつかずに読み返したりしてて、普段の読書速度より遅かった理由がこれですか 三人称視点と一人称視点が混ざってない?と不思議に思ってはいた 言葉遣いが統一されてないなぁとかも キャラがぶれてる気がしたけど、そういう前提で読んでみると最初の違和感も含めて納得 父親の話題の過剰反応や思っていることと行動の差異もヒントの一つかな 信用できない語り手的な仕掛けは、僕みたいな読み方はどうしても見破れないなぁ 「子離れできない母親」は遠藤親子と言うミスリードにってカモフラージュされている だとしても、周囲の反応は違和感がある もっとツッコミや揶揄があると思うんだが? 真相を知ると、宇津木幽子からの呪いというか呪縛を負っているが故に、淳への言葉の投げかけが本心からというのがよく分かる 序盤から色々と伏線もあったしね 予言が当たる理由にしても、自分で当たりにいくとか当てに行くという行為によるものとか みんな誰かの言葉に縛られて、振り回されて生きてるとか お互いがお互いを縛ってる感じがするとか 全てが伏線だったんだなぁとわかる ただ、この仕掛けは気に入らないという個人的なもやもやだけが残る 他の人から指摘されて気づいたんだけど 表紙の山の稜線に2つの顔の輪郭が見える 母親の胸に頭を抱えられているかのような構図で、知った時にはぞっとした あと、解説で触れらている「有須間祥」 「知らないなぁ。こん人もいたんだ?」と思ってネットで検索してみても、まったく出てこない 関西ではという言い訳めいた説明がされているけど、それでもまったくヒットしないなんて事ある? もしかして、これ自体が壮大な釣り? 架空の霊能力者の娘って設定で解説を自分で書いたって事? 「そんな人いたー」という知ったかぶりな釣られる人待ちなのか? 一体何が真実かわからなくなるメタな仕掛けも含めて澤村伊智が怖い……
2投稿日: 2021.08.04
powered by ブクログ実際にあった事件、キャンペーンや実在する場合が登場してこぼ島も本当にあるのではないかと思うほど。そんな風に読書も呪いにかけていく。 因習を信じて囚われるのは誰にでもありえる。 一番怖い呪いはどこにでもある。読んでいて自分だけは違うとは思えなかった。
2投稿日: 2021.07.29
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初読はミステリー、2回目はホラーという煽り文の通りに楽しめた。 気味の悪い土着信仰が全て、科学的な脅威から身を守るためのものにこじつけたものであった、というオチが好き。 いくらムラ意識が強くても、島の真相を知った旅行者を殺すのはやり過ぎだろ、と思う。でもまあ気持ちは分からんでもない。 主人公に母親が重なって存在していた、という叙述トリックオチはそんなに良いとは思わなかった。 いや、明かされた時驚きはしたんだけど、食傷気味なきらいがあった。 サチカが結局母の予言に縛られているのは良い。人間らしくて好き。最期の死に間際のサチカとヒロのやり取りがこの小説で1番良い。 あと自殺未遂を起こした友達が旅行を通して立ち直っていく様子が、ヒロ達と同じように嬉しく感じた。
1投稿日: 2021.07.28
powered by ブクログ6人死ぬ、と霊能者が予言を残した島に、幼なじみたちが旅行に行く話です。宿泊を拒否されたり、頭やばそうな人が次々と登場したり、土着の怨霊の話が出てきたり、と、いかにもな雰囲気が展開されつつ、一人、また一人と死んでいきます。 話の大筋は、どこかで読み覚えのあるような孤島ものでサスペンス調ですが、文章の節々から気味の悪さを感じます。ぞぞぞー
2投稿日: 2021.07.26
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本の帯に再読率200% なるほどな! の展開でした。 途中、なんか変だなと思いつつ、先が読みたくて進んでました! もちろん、注意しながら読んだのですが、 澤村伊智さんは上手いですね・・ ヒタキの怨霊に皆んなずっと振り回されて でも1番怖いのは人間でしたね
1投稿日: 2021.07.15
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本作をめくり始めたときの第一感は「なんか読みにくい文章だな」ということである。所々で感じる違和感。だが、真相を知った後に再読してみると、たしかに矛盾なく会話が構成されておりゾッとした。 そんなことあるわけない、と言われればそれまでだが、2つのストーリーを並列してまとめた著者の挑戦に唸らされた。
1投稿日: 2021.07.15
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【2度目はホラー】というキャッチコピーだが、ホラーではなかった。どんな恐ろしいオチがあるのかと楽しみにしていたので、少し残念。 また、仕掛けについても、まさか母親だとは思わなかったが、淳2人いるのでは?と途中で薄々気づいてしまった。キャッチコピーがあるせいで警戒しながら読んでしまったところはある。 しかし、そこ以外はハラハラしながら読めておもしろかった。島の禍々しい雰囲気は良かったし、ヒキタの怨霊の正体など、よく出来ていてうまいなあと思った。正体がわかるまでは完全なホラーなのに、分かってしまえば怖さが一気になくなる。 常々思うが、ホラーというのは、【終わり怖ければすべて怖い】ものだ。逆に言えば、途中までどれだけ怖く恐ろしくても、今回のように怪異の正体が現実的なものだったり、終わり方がハッピーエンドだったりすると、それまでの怖さはきれいさっぱり消滅するのだ。不思議なものだなと思う。 澤村さんのホラーはいつも何かしらのテーマがある。今回の作品のテーマは呪いだろうか。サチカは祖母の言葉に、島民は予言者の言葉に、淳は母親の存在に… 比嘉シリーズもそうだ。ホラーの中にメッセージ性があるので、ペラペラなホラーではなく、ストーリーに厚みが出ている。
8投稿日: 2021.07.14
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本屋で「初読はミステリ、二度目はホラー」の帯に惹かれて即買いしました。結果、ホラー…ではないかな?? でも叙述トリック好きなため、読後はあわわわわわとしばらくドキドキしてしまいました。 正直読んでる最中は、地の文が読みづらいなという印象で、主人公目線なのか三人称目線なのかはっきりして!という気持ちでした。そこからのこのラストですから、良い意味で裏切られました! 結局本当に怖いのは人間、縛る言葉を吐くのも言葉に縛られるのも人間。。考えさせられますね。 ハルオ、いいやつだったな~~
2投稿日: 2021.07.13
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これはあか〜ん!ホラー文庫だし、怖いの期待して終盤まですごく良い感じで読んでたのよ。なのになのに、叙述じゃん〜。叙述嫌いなのよ。嘘はついていないけど、隠してるのは嫌いやね〜ん。せっかく面白かったのに!
2投稿日: 2021.07.09
powered by ブクログ澤村さんの本は出たらすぐに買って読みかけの本を飛ばしてまで読むくらい私の中では大好きな作家さんです。 こちらの本も面白かったのですが、澤村さんと言うことで期待しすぎてしまいました。 比嘉姉妹シリーズの方が私個人としては好きです。
1投稿日: 2021.06.28
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映画「来る」がおもしろくて興味を持った作家さん。 信頼しているレビュアーさんがおもしろいと言っていたので文庫化を心待ちにしていた。 結論、人間が一番怖い。 問題を先送りにした結果、こういう大きな悲劇を生んでしまうのね。諦めが肝心とは言うけれど、これは違うでしょう。 理不尽な大人たちに振り回された子供がかわいそう。 とにかくむかつく話。読み終わった後も「は?」って思った。 一度目はミステリー、二度目はホラーとかいうけれど、 別にホラーとは思わん。自分が諦めて、周りが見て見ぬふりをした結果の自業自得でしょう、と呆れたから。 でもそう感じたのは、わたしが恵まれているからだとは思う。 毒親って、一生まとわりつく呪いね。
3投稿日: 2021.06.28
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図らずも霊能者が出てくる本ばかり続けて4冊読むはめに。 怨霊が降りてきて6人死ぬという噂の島を訪れた主人公たち。噂の真相が明らかになると、超常現象ではない怨霊の正体になるほど。 しかし真相はこれだけでは済まなんだ。真相の真相がわかると目が点に。えっ!?多重人格なの!?と一瞬思って何度も序盤のシーンを読みに戻りました。これってほとんど反則技とちゃうかいな(笑)。嘘はついてないけど伏せているなんて。 実在の事件も多く登場するから、当時ほんとうに「乗っては駄目」という人もいたのかもと思ったりして。 京極さんと三津田さんで遊ぶところも相変わらず。澤村さんも含めてこの3人は楽しい。
1投稿日: 2021.06.27
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確かに最後まで読んだら、すぐに読み返してしまった。最初に感じた違和感の正体がなるほど、だからなのか!と納得。これは小説だからできるトリックだ。 ホラー×ミステリーと言うことで、私の好きな作家三津田信三先生のような作品を想像していたけど、こちらは超常現象寄りのホラーな結末ではなく、現実的なもの、ただし、人怖というホラー。 最大のヒントは、巻末の参考文献にあった。
0投稿日: 2021.06.26
powered by ブクログもっとオカルトチックな感じかなと思って読みましたが、がっつりミステリーでした。ただ私の読解力が無いせいか、最後は理解するのが大変でした。
1投稿日: 2021.06.26
