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江戸彩り見立て帖 色にいでにけり
江戸彩り見立て帖 色にいでにけり
坂井希久子/文藝春秋
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総合評価

32件)
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4
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11
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    まあ 意地っ張りの江戸っ子のお彩が主人公です。 もと刷り師の父親が目を悪くして 仕事ができなくなった。 貧乏長屋で その日暮らし 父親のもとにいた 若い刷り師たちも みんな他にいってしまった。 そこに 謎の京男 右近が登場! お彩が 刷った浮世絵の色に怒っているところに出会い お彩の色を見る力を感じる。 そこで お彩に色見の仕事をさせていく。 金平糖を いろんな色で作ること 大奥で使われるお茶菓子の色合いを決める お見合いをする大店のお嬢さんの 着物の色を決める 決めた色が 桜ねず とはねえ! 花魁の打ち掛けの色を決める話しが 好きですねえ! 藍色の濃淡 本名がお竹さんという花魁の 藍色の打ち掛け 模様は 竹と雲 相手の心のうちにある願い 思いを汲み取って色を選んでいく 確かに 能力なんですが それを一番認めないのが 本人のお彩 この右近さん 貧乏長屋にやってきて 酒浸りで寝たきりの父親を 湯屋に 連れていってくれ 床屋にも連れていってくれる。 仕事も世話してくれ 行き帰りが 心配だ! という お彩 それも 毎日 手代をつけてくれるという この娘 頑固で 人の世話にはならない! なんて 無茶苦茶 意地をはっている。 その子を 京から江戸に出店した塚田屋で 色合いを見る仕事をさせようと 右近さんはしている。 こんな頑固な娘が主人公 なんてのも なかなかないけど 働けるのかしらねえ! と思っていて次回になります。

    10
    投稿日: 2025.10.25
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    色が溢れている鮮やかな本。知らない色を調べながら読むのも楽しいけれど、主人公が可愛げが無くて次作を読もうか悩む。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    火事で視力と仕事を失った摺師の父と暮らすお彩。色に関しての才気を右近に見込まれて新作菓子、見合いのための着物の見立て、花魁の仕掛けなどの仕事を持ち込まれる。江戸時代の色の名前の豊富さに驚く。しかもどれも素敵な名前でどんな色か調べたくなる。今でも細かく言えばきちんとあるんだろうけど大雑把な色分けしかしてない。色見本帳を見ながら読みたい一冊。

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    え、ここで終わり?? どこにも続き物って書いてないやーん! ともあれ、色盲って江戸時代から認識されていたんですねえ。

    0
    投稿日: 2024.12.27
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    お彩の感情の上下に揺さぶられているうちに、あっという間に読了。 時代物はあまり読んでこなかったが、文章が柔らかく、現代的だった。ジェンダーに対する価値観が、あまりにも現代的なので、本当かしら?となるものの、現代をどうしても反映してしまうものなのかも。 右近のキャラクターが面白く、引っ張られてすいすいと物語が進んでいった。

    0
    投稿日: 2024.10.25
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    温かい文章です。 苦手な江戸のことをわかりやすく書いてくれるから好きです。 そして、色のことに詳しいので読んでいてワクワクしますね。

    0
    投稿日: 2024.05.29
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    摺師をしていた父の背中を見て育ち、知らず知らず色の感性を養っていたお彩。火事で仕事ができなくなった父と二人、ほそぼそと長屋暮らしをしていたところへ、うさんくさい京ことばの優男、右近と出会って(つきまとわれて)お彩の視界がひろがっていく。 自分では才能だなんて思ってもいなかったことを、他人に見出されるのってどんな気持ちなんだろうなあ。やっぱり最初は居心地悪いというか、信じがたいんじゃないかしら。右近みたいにもともと知り合いでもない人に言われたら(しかも大金をちらつかされたら)何か裏がある、だまされていると頑なに考えるお彩の思いももっともだ。 でもそれだけ警戒しているのに、強引に連れ出された客先でひらめいたら舞い上がって叫んじゃうところがかわいい。 終盤、ついに右近が正式にお彩に仕事をしないかと誘ったところで幕引き。続刊ではどんな形で二人のやり取りが繰り広げられているのか、読んでみたい。 江戸時代には役者の好みにちなんだ色や、バリエーション豊かな藍やねずみ色が呼び名をつけられて浸透していたらしい。色名のひびきも美しく、たのしい。

    1
    投稿日: 2024.01.18
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    最新作を書店で見かけて手に取ったらシリーズでしたので、1作目を図書館で借りました。 色に対する感覚が優れているお彩が、その才能に目をつけた右近に丸め込まれて、色にまつわるトラブルを紐解いていく短編集。 ネタとしての目の付け所は上手いなぁと思う。人物描写は難あり。少し型にハマりすぎていて、お彩にしても右近や卯吉にしても厚みが無い気がする。

    0
    投稿日: 2023.09.18
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    2023.7.12 読了。 火事で光を失い、弟子や職もなくなって自暴自棄に酒に溺れる元摺師の父と天才的な色彩感覚を持つ娘のお彩は貧乏長屋でその日暮らしをなんとか続けていた。そこにお彩の才能に目をつけた京男・右近はお彩に様々な難題を持ち込んでくる。 江戸時代の色彩を題材に描いた人情物語。 幸せな日々が一転崩れて日々の暮らしもやっとという生活になってしまうお彩たちの切ない描写と右京や香乃屋、長屋の人たちに助けられていくところは優しくも感じた。 他人を信じられないどん底にいなければ、お彩も右京に対して不信感を持ちすぎずにいられたのではないか、と思うとそこは哀しい。 江戸時代の色名や流行色、着物の襲や今でいうならファッションの流行もちょこちょこと話題にのぼり勉強にもなった。 続編希望です!

    0
    投稿日: 2023.07.12
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    色の名前たくさんあるね。世界により細かく名前がつくの面白そうだな。 途中から彩にちょっと苛々する。話の型を作りたいのは分かるんだけど。嫌!断る!結局話聞く。はっ!ひらめいた!!が続くとちょっと…

    0
    投稿日: 2023.05.22
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    積読してたやつ読み終わった。2023/04/13 個人的にはよかったし、続き読みたいななった! ただ、表紙から想像するよりは、結構主人公のバックボーンは重めなので、気分転換に小説読むぞ〜のテンションだと、ちょっと、おも…ってなるかも。 特に悩みの原因が、現実の人生で悩んでる人もいるネタなので… 主人公はさばけた性格で好感もてるし、バックボーンの話も最後には少し良くなっていきそうな雰囲気で終わってるのが救い。 江戸もの、女性主人公〜なんかの要素的に、「あきない世傳 金と銀」シリーズと読者層がかぶるとこもあるんじゃないかな〜と思ってるんだけど、そちらよりはライトな読後感で楽しめた。 恋愛要素は、今のところほぼない。 江戸の女と京の男、みたいに対で帯に書かれてたから、まぁ、最終的にくっつくんですかね〜?くらいの気持ちで読んでたけど、この巻では、主人公お彩の特技をいかして、京の男、右近の依頼を解決しつつ、謎の多い右近の秘密に、近づくとこまで。 こ、これからどうなるの〜??っていいとこで終わってくれる。 個人的には、ラブコメも純恋愛も好きだけど、どちらかといえばお仕事メインで展開する話がとても好きなので、好みにドンピシャでした! 今後のふたりの関係がどうなっても楽しめると思うので、続きも買います!

    0
    投稿日: 2023.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    色彩にするどい感覚を持つ主人公の彩。その才能を見出し、嫌がる彩をありとあらゆる手段を使って説得し、色の見立てをさせる右近。 生きる屍になっていた彩の父親のために、右近は仕事を斡旋し、父親の信頼も得ていきます。 外堀から埋めていくような右近の行動は、見事でした。 最後に右近の正体がわかり、彩は正式に色の見立ての仕事を依頼されます。 どのような見立てをするのか、続編の『朱に交われば』を読むのが楽しみです。

    0
    投稿日: 2023.02.15
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    江戸時代は、洗練された美意識と、繊細な色彩感覚が頂点に達した時代でした。 もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……? お彩の父親は腕のいい摺師でしたが、火事で視力も、仕事場も失ってしまいます。 盲いた父の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らしているお彩。 婚約者との縁談も流れ、粗末な木綿の着物に身を包んでいますが、お彩には、天性の鋭い色彩感覚があるのでした。 そこに目をつけたのが、謎の京男、右近。 一本気なお彩に邪険のされながらも、懲りずにまとわりつく右近は、お彩に次々と色に関する難題を持ち込みます。 そして、“江戸のカラーコーディネーター”、お彩の活躍が始まります! 着物や芸能にも詳しい坂井さんならではのエピソードや、 色や柄にまつわる知識も満載。 例えば鼠色だけでも、これだけ種類があるのか!と驚かされます。 ※お彩はお蔦の顔と見比べながら、帳面をめくっていく。 白鼠、銀鼠、藤鼠、湊鼠、錆青磁、柳鼠──。(中略) 「あっ!」 唐突に、記憶の糸が張り詰めた。 一枚の錦絵がするすると、脳裏に引き出されてくる。(本文より) 新作菓子の意匠から花魁の仕掛けの図案まで、豊かな色彩溢れる江戸のカラーコーディネーターとして活躍するお彩の人情物語。

    0
    投稿日: 2023.02.13
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    「オール読物」で連載されているので読んでいるが、再度読みたかったので購入。 胡散臭い京男の右近と、色彩に閃きの才を持つ彩とのやり取りが面白い。色彩に関しての蘊蓄も満載。色覚異常の気付きも、小さい頃から摺師の家で育った賜物だろう。 現在も連載が続いているが、右近と彩との関係が気になる。

    29
    投稿日: 2023.02.06
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    坂井希久子新シリーズ 今度は江戸版カラーコーディネーター なるほど〜色々読んできたけど初めての設定(°▽°) 摺師の親方だった父親が火事で視力を失う。 弟子達は父親を見捨てて居なくなり、人を信じられなくなった「お彩」は酒浸りの父親と二人貧乏長屋で必死に頑張ってきたが… そんな彼女は天性の鋭い色彩感覚を持っていた! 面白い!今までにない設定だ! 第一巻はお彩に何故か絡む謎の京男・右近とのカラーコーディネートの小手調べ的なお話で終わり。 今後面白くなる予感がします(〃ω〃) でも本がウスっ!物足りないわ(*´-`)

    18
    投稿日: 2022.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2022/10/22 1話目だけ読んだことあると思ったらお料理の短編に載ってたのか。 展開は面白いんだけど、お彩がイヤだイヤだばっかり言ってんのがな。 腹くくれ。 そして無双する続きが見たいですよ。 やっぱ色にいでにけりなんだから恋に発展してくれんと。

    3
    投稿日: 2022.10.23
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    摺師であった辰五郎は、2年前、火事が元で、失明した。5人の弟子達も、散り散りになり、自暴自棄の生活を送っていた。 娘のお彩は、針仕事をしながら、父娘二人の生活を支えていた。 そのお彩は、天性の鋭い色彩感覚を持っていて、ある日、謎の京男・右近が、その才能に目をつけ、半ば強引に、次々と難題を持ちかけた。 やんごとなき筋の茶会に出す主菓子。 小間物問屋の娘の見合いに着る着物。 吉原の花魁に着せる仕掛け。 見事に解決するお彩に、右近は、身分を明かし、お彩の才能を生かして、仕事にしないかと、持ちかける。 摺師辰五郎の仕事場を再興したいというお彩。 希は、叶えられるのか、続きが楽しみな作品だった。

    23
    投稿日: 2022.10.20
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    「居酒屋ぜんや」シリーズが人気の坂井希久子さんの新シリーズ。 貧乏長屋に住むお彩は、子供のころから絵に馴染み、色彩感覚が抜群。 自分ではあまり自覚していなかったが… 父が摺師で、自宅兼工房に弟子たちも抱えていたが、火事ですべてをなくし、目まで見えなくなったため、酒浸りに。 弟子たちはいっせいに出て行き、お彩のいいなづけも去った。 父を一人で支えて奮闘するお彩でした。 ある日、京ことばを話す謎の男・右近に才を認められ、色の見立てを仕事にしないかと勧められます。 そんなことが仕事になるのかと、うさん臭さを感じ反発しつつも、何度かの機会をこなしていくお彩。 江戸っ子気質の上に苦労を重ねたからか、頑固で鼻っ柱が強いが、内心はまだうぶなのでは? ひょうひょうとした右近はなかなか正体を明かさないが、もの柔らかで、お彩の父の気持ちまで解きほぐしていくのです。 江戸時代の色の名前は特に着物の色など、ものすごくたくさんあり、季節を味わう感覚や、お菓子にも工夫する都会の催しなど、様々な機会があるのが楽しい。 お江戸のカラーコーディネーターの活躍が始まります☆

    17
    投稿日: 2022.09.14
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    注文の多い料理小説集で1話を読み、続きが読みたくなったので購入。 紅緋 錆浅葱 御納戸色 鴇羽色 等、和の色名がたくさん出てくるので、いちいち調べながらで楽しい。 歌舞伎に纏わる色や、灰色でも柳鼠、錆青磁、藤鼠、など無数にあることや、着物や昔のファッションも素敵だなぁと思った。 お彩の逞しさに励まされる。 続編が楽しみ!

    4
    投稿日: 2022.07.16
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    なるほど江戸のカラーコーディネーターとは! 面白いお仕事を設定なさった。 1編に1つくらい、ハッとする言葉があるので、坂井さんは好き。 もっと分厚い1冊にしてくだされば良かったのに。 ちょっと本が薄くて物足りなかった。

    6
    投稿日: 2022.06.11
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    火事で盲目となった元摺師の父親と暮らす娘(彩)を巡る連作短篇集。ひょんなことで知り合った京男に見込まれて、色彩感覚に優れている彩は大屋の問題を解決していく。今ではあまり言わない色の名前が沢山でてきてそのたびにググるのも、頭の中でその鮮やかな色彩を想像するのも発見があって楽しい。江戸っ子らしくきっぷのいい彩だが、ちょっと頑固すぎるのが回を重ねるとモヤモヤするが、シリーズ化してくれてるのは嬉しい!

    5
    投稿日: 2022.05.27
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    火事で家も仕事場も失って視力がなくなり、仕事もやめなければならなかった父親、腕利きの刷り師、辰五郎。 辰五郎は生きがいをなくして、酒に溺れ体力も失う。 お彩はそんな父親の世話をしながら内職に励む。 本当ならとっくに結婚をする年でもあった。 ある日、大好きな錦絵をみていると、あまりの摺りの具合が悪く、つい怒鳴ってしまう。 色がひどいのだった。 横で見ていた京都訛りの男が話しかけてくる。 何度も、色合わせの仕事を持ちかける金持ちの男、右近。胡散臭さに邪険にするお彩。 生菓子、見合いの着物、花魁の打ち掛けなど次々と嫌々ながらも仕事をすることに。

    0
    投稿日: 2022.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2022年最初の大当たり。そもカラーコーディネーターが興味深い仕事なのに、時代劇と小さな謎解き要素まで混ぜ込んだらそれはもう面白いに決まっている。お話としてはまだ切りが悪いので、シリーズ化と続編の刊行を待ちわびる。

    2
    投稿日: 2022.02.24
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    有能な摺師だった父親の下で育ったお彩、小さい時から絵をみて育ったので色彩感覚は並外れていた。 そんな彼女が火事の為視力を失った父親の面倒をみながら、暮らしているところから始まったお話。 京男、右近からの難題をこなしながらお話は進んでいく。 と思ったら、終わり方は唐突だったのに驚きました。 新シリーズ開始という事で次作を待ちます。

    1
    投稿日: 2021.12.15
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    色彩検定を受けてすぐ読んでみたので、慣用色名が色々出てきて、お、となった。ボリュームの割にはストーリーが浅く、ネタ不足感が否めない。

    0
    投稿日: 2021.11.21
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    2008年「オール讀物」新人賞を受賞した時は現役SM嬢だということで注目されたそうだが、お腹にサナダムシを飼うという一風変わった話ということで、本作にもみられる着眼点に一捻りがあるところは著者が持って生まれたものなのかも。シリーズの一作目の最後は唐突に終わって続きが気になるから雑誌連載分を図書館で借りてこよう。 【追記】本誌の二月号に掲載されている続きを早速読んでみたところ話が急展開しており、ここからが本筋の始まりというわくわく感が湧いてきた。

    2
    投稿日: 2021.11.03
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    1作目は「注文の多い料理小説集」で読んだかな?面白かったので続きが読めて嬉しい!!きっと続編もあるはず。 色の名前って面白い!

    2
    投稿日: 2021.08.04
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    今までにありそうで無かった視点、おもしろい! 少しアイデアを貸しただけで、お金をいただくなんてと恐縮する彩に、お金を払ってでもその智恵を欲する人がいることを解らせていく右近。舐められないよう着物や化粧などの装いの大切さを教える場面にも共感する。お彩、自信もって!と背中を押してやりたくなる。 江戸の色見本を用意してから再読したい。

    1
    投稿日: 2021.07.03
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    【江戸のカラーコーディネーターが大活躍!】鋭い色彩感覚を持つ貧乏長屋のお彩。その才能に目をつけた謎の京男・右近。強引な右近の頼みで次々にお彩は難題を色で解決していく。

    1
    投稿日: 2021.06.25
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    坂井さんの新作。江戸時代のカラーコーディネーターという発想がおもしろい。今後の3人の関係がどうなっていくのかが楽しみですが、卯助さんも何か言っておけば良かったのにと思わなくもないです。

    1
    投稿日: 2021.06.19
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    鋭い色彩感覚を持つ貧乏長屋のお彩。その才能に 目をつけた謎の京男・右近。強引な右近の頼みで お彩は難題を次々に色で解決していく。江戸の カラーコーディネーターとして活躍するお彩の 人情物語。

    1
    投稿日: 2021.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古典文学をよんでいると、日本とはなんて色彩の溢れた国なのだろうと思う。 十二単衣に使われた襲、四季を表す言葉。絵画に映し出された美しい色。 この物語の主人公のお彩は元摺師の父を持つ娘。火事で何もかもを失ったことでやさぐれでしまった(^◇^;) ですが、彼女の鋭い色彩感覚を活かしてくれる上方の男、右近との出会いで彼女の人生は新しい道に向かっていく。 新シリーズ、楽しいです♪

    20
    投稿日: 2021.06.11