Reader Store
世界はゴ冗談(新潮文庫)
世界はゴ冗談(新潮文庫)
筒井康隆/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

13件)
3.5
3
1
6
0
1
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ・6/26 読了.2010年代の短編集なだけに往年の作品とまるっきり違う作品群でいつまでもこの作家は変化し続けるんだなあと感心した.ついていくのは大変だと感じたけど.

    0
    投稿日: 2025.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったが難しかった。短編集なんだが、冒頭のペニスに命中がかなら、ドラスティックな内容で、お、この方向性の作品かな?と思ったが、後の話は千変万化。難しかった。読んでるうちに、いつのまにか作者の話になっているのが楽しい。油断すると、すぐに自分の話をする筒井康隆の作品は大好きだ。それにしてもこの作品の三字熟語の奇をちゃんと、読む人はいるのだろうか?いるんだろうけど。

    6
    投稿日: 2024.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者の作品を久しぶりに読みました。 全てにおいて言えることだけど、掴みどころのない内容になっているように思えた。 ナビのエラーは少しクスッと笑えました。

    1
    投稿日: 2024.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    精神病は主観で見れば案外楽しいものなのかもしれない。 脈絡なくオチのない話が並ぶ為、夢を見ているような気分になる本だった。

    1
    投稿日: 2024.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    感想 なぜどうしては無粋。言葉が編み出す世界にただ揺られるのみ。今ある世界は本当に信用できるのか。神様がナンセンス小説にハマったら。

    0
    投稿日: 2023.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この歳でこのキレキレっぷり。さすがというしか。 どの短編も面白くて引き込まれる。 実験的且つブラックユーモアたっぷり。好物だらけで筒井康隆作品、何読んでも最高と思ってしまう自分が悔しいというか。こちらにもうちょっと考えさせる余裕くれよな、という感じ。 メタパラフィクション面白かったな、、 最後のウクライナは今思うと辛い

    0
    投稿日: 2022.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。御歳でこれらを書いたのはすごい。やはり筒井氏の短編は読み進められさせるというか、アイデアに圧倒されて表現方法にも圧倒されることが多い。一番面白かったのは『ペニスに命中』、最も印象に残ったのは『メタパラの七・五人』。メタパラ、は本当に凄かったというか、突然自身の足場がなくなったような不安感とフィクションに入り込んでいく不思議さ、ワクワクさがあった。ペニスに命中は単純に面白かった。ただただ文を読んでいるだけで楽しい。飽きなかった。

    0
    投稿日: 2022.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    わかるようなわからないような世界観。 途中止めしそうになったのを無理やり。 慣れてしまえば面白い世界観なのかもしれない。 三字熟語の奇がお気に入り。

    4
    投稿日: 2022.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    筒井康隆は日本SF第一世代メンバーであり、現在も旺盛な執筆活動を維持している。勿論、新刊書は全て購入しており、月刊文芸誌のチェックも必ず行っている。 元々、純粋なSF作家だったが、一時期より純文学の方向性が加わり、更に実験小説的なものにも手を染めて行った。極めて危ない直接的な性的表現も使用する等、その時代時代において物議を醸しだしてきた。そういえば、断筆宣言をしても程なくして復活した。 最近では短編ばかりで、アイディアのみ先行している感はある。そのためか、せっかく買っても積読率が高くなってきている。時々大化けする作品も爆発的に表れるのだが、殆どが言わば不発弾、爆発しても燻るか小規模爆発。そんな中、久々に本書を読んでみたが、これは不発弾だな。 一つだけ、「附・ウクライナ幻想」のみしっかり読んだ。作者がソ連観光した時の話だが、何度と読み直しても実に生々しい。12世紀頃はウクライナの一部・近辺がウラジーミル公国と呼ばれていたなんて、運命みたいなものも考えさせられる。ロシア正教みたいな歪んだキリスト教もあるし、本当にソ連というのは変な共同体だった。ああ、ロシアが大敗して気分が良くなったら「イリヤ・ムウロメツ」でも再読しようかな。

    0
    投稿日: 2022.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    筒井は久しぶりだけど、やっぱり異常に面白い。よくわからないところも含めて面白いのはなぜなのか。どれも好きだけど、「不在」と「小説に関する夢十一夜」が好き。昔の筒井っぽい「教授の戦利品」も。最後のウクライナのエッセイでしみじみ。

    0
    投稿日: 2022.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「筒井調」満載の短編集。メタ・パラフィクションもあって、堪能した。 ひとつ不思議なのが、エッセイの「ウクライナ幻想」が「付録」として掲載されていること。著者がその昔、旧ソ連を訪れたときの思い出を、イリヤ・ムロウメツの物語とともに書いている。 ただ、その中身はと言うと、「今はただ、不幸な戦いの中にあるウクライナの首都、あの伝統の町キエフに戦禍が及ばぬことを(後略・文中ママ)」とか、「日本贔屓のお嬢さんを持つプーチンに、自国民の大多数と欧米諸国との板挟み状態に立つ苦境を乗り越えて平和への道を探ってほしい(略)」などと書かれてあってザワザワさせられ、思わず奥付を何度も確かめた(文庫発行日は令和3年6月1日)。 「もしかして、内容を自動的に最新にする技術が使われてるのか?」などという妄想も抱いてしまったり……(紙の文庫です!)。 実は、単行本の発行が2015年。 つまり、ここに書かれているウクライナとロシアの争いは、2014年から始まったウクライナ紛争を受けてのもの。しかし、偶然とは言え、こんなところでまた、「筒井康隆の先見性」について考えてしまった。

    0
    投稿日: 2022.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ナンセンス/シュールな作品を集めた短編集。刊行時筒井は80歳とのこと。 表題作はコンピューターの反乱の一形態と言えるドタバタSFで、往年の筒井康隆で面白かった。他の作品のうちナンセンス/シュールなもので、作者が出てきたり、読者を巻き込もうとしたりはなかなか難しかった。

    3
    投稿日: 2021.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表題作の「世界はゴ冗談」は面白かった。 男と音声案内の女の声とのやりとり?が笑えた。 他に気になったのは、「三字熟語の奇」と「メタパラの七・五人」だな。

    0
    投稿日: 2021.07.12