
総合評価
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powered by ブクログ親が子どもを幸せにしないといけないなんて大人のエゴかもしれない。40歳、未婚の良行が突然現れた中学生に娘だと告げられ目まぐるしい日々が始まる登場人物みんなの優しさ、いい加減さが上手く絡み合って救い救われ生きていく。
0投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ登場人物ほぼ全員身勝手。 そんな事できるのか疑問に思ったら目が滑った。 最後は思ってもみない方向に行った。 人の心はそんな簡単ではない。
0投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ売れない俳優と血のつながりだけがある娘とその親族とが家族になるお話。 日向実や良行をはじめとする登場人物がそれぞれ誰かを思いやる、その姿勢に心温まった。 ただ、起こる出来事が突拍子もなかったり行動理由に共感しにくかったりして、フィクション色が前に出過ぎてしまって惜しいなと思った。 ☆3.4
0投稿日: 2024.03.04
powered by ブクログ40の独身男性の元へ突然現れた中学生の娘。 設定はとんでもないし、割と言葉を選ばす、誰もが知ることになったり、ふざけた会話がはさまっかりするものの、あんがい現実はこんな感じかもしれないと思える。 日向実の真面目さも不安定さもおばあちゃんの完璧ではない愛情も。 日向を掬う、良いタイトル。
0投稿日: 2022.10.27
powered by ブクログかつての恋人に懇願されて精子提供したものの、妊娠・出産の連絡を受けただけでその後、接点のなかった「娘」をある日突然引き取ることになった40男の物語。 エンタメ系の作品。 * * * * * 設定は突拍子もないものだし、展開も想定を超えている。リアリティという点ではかなり低めのストーリーだと思います。 だけど勢いがある。緩急で言えば急が多くを占める。このジェットコースターのような勢いにつられてつい読まされてしまいます。 そして時おりの緩。これがいい箸休めになっています。朝倉さんの構成の妙でしょう。 ただ光枝が死病に罹っていることを仄めかすラストシーンは余計。エンタメなら、とことん楽しませて締めくくって欲しかった。 中途半端なお湿りはいらない。これがマイナス点です。 最後に主人公の良行。 ここまで脇の甘い男はダメだし、母親をババアと呼ぶところもNG。 母に対する思いやりの欠片もない。だから母の不調にも気づかない。自分のことしか頭にないからです。 「優しい」というキャラ設定は眉唾に思えます。むしろ底の浅い粗忽者にしか見えません。 なぜ周囲の支えが得られるのか疑問が残りました。
0投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログ58突飛もないストーリーだけど、この作者らしい底流に人間の温かみがあるような気がしてくる。色々問題はあるけど、こんな家族はどうかな。騒がしいかな。結構いい感じだと思うけどな。
0投稿日: 2022.05.16
powered by ブクログ精子提供で産まれた日向実と突然暮らすことになる四十歳独身で売れない役者の大守良行。精子提供で産まれたことでの周りの目線にさらされる生きづらさなどを描いた作品。家族とは何か、子どもを産むとは何かを語りかけてくる作品。
0投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログ早いテンポと読みやすい文章でサラサラと読了。テーマに対して、登場人物全員の行動が軽すぎることに違和感。学校での嫌がらせもそんなにすぐにはなくならないのでは…
0投稿日: 2021.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「私、あなたの娘です」 四十歳独身の大守良行の家に、突然中学生の少女・都築日向実が訪ねてきた。 良行は十五年前、かつての恋人・都築街子に頼まれ、精子提供をした事を思い出す。 交通事故でこの世を去った街子の遺言によって、良行は日向実と暮らすことになるが……。 (アマゾンより引用) 面白かったけど、何で日向実ちゃんはこんなにひねくれてるんだろう? 何でそんな考え方になるのか??
0投稿日: 2021.11.03
powered by ブクログテーマがテーマだけに、色々と言いたいこともあるのだろうけど、日向実というこの頑なさとか面倒くささだけが目立って、心に訴えかけるもののない表面的な作品になっているような印象。 街子が選んだ道にも共感は覚えないし、良行のいい加減さにもうんざり。 心は揺さぶられませんでした。
0投稿日: 2021.08.05
powered by ブクログこの世の中は ろくでもないかもしれない。 悪いこと、耳を塞ぎたくなること、 噓や欺瞞に満ち、 さらに良くない方へ 向かっているのかもしれない。 それでもなお歓びや幸せがある。 この物語はそんな人生への ラブソングだと思う。 ある日突然、 自分の娘を名乗る 中二の少女がやって来る。 それを受けるのは、 冴えない四十の中年男だ。 責任感も甲斐性もなく、 だらしなく日々を過ごす。 少女は母親を事故で亡くし、 心揺らいでいる。 自分の出生の経緯から、 自身の存在そのものに 疑問を感じている。 生きてる意味なんて無い と思ってもいる。 少女と出会い、 中年男は変わっていく。 ダメ男なのは相変わらずも、 少しずつ世界が展開していく。 一歩を踏み出していく。 少女の出現は、 中年男の家族や親族も変える。 それぞれが抱えていた 問題点をあぶり出す。 水面下の不満みたいなものが 一気に噴出しあらわとなる。 不安定で極端に走る少女と、 大人たちの身勝手さが ドタバタ入り混じり、 ハラハラドキドキさせられる。 何のために 生きなくちゃいけないのか。 少女の問いが胸に刺さる。 愛おしいなあ。
0投稿日: 2021.07.09
