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地球星人(新潮文庫)
地球星人(新潮文庫)
村田沙耶香/新潮社
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総合評価

454件)
3.8
103
174
112
25
7
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    置いてけぼりを食ったような、でも、なんだか面白かった……。 村田沙耶香は、沼正三から安部公房、筒井康隆へと続くシュール小説の正統的(?)後継作家だと思った。 シュールレアリズム小説って理知的で硬質な文体が多いけど、村田さんは柔らかくて人間味溢れる(?)作風で、そのせいで、気持ち悪い話なのに、どこか気持ちよく読めるんだな。

    0
    投稿日: 2026.01.26
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    まさしく地球星人の話 変すぎる話だけど面白かったのかも… 幼少期可哀想すぎて、地球星人になれてむしろよかったよ。大人になっても、仲良ししなくてもいいんじゃない?と誰も言ってくれなかったし、同志が2人も見つかって、本当によかった

    1
    投稿日: 2026.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・当たり前を疑うということ。それを促すのではなく、我に返って「宇宙人の目」を持ってしまうことの不幸を描いていると思った。主人公の言うように、地球星人に洗脳されてしまったほうが絶対にラクだ。我に返ってしまうと生き延びるのって難しい。我に返ってしまった三匹の苦しみを容赦なく描いた作品だと思った。 ・とてもえげつないラストだったが、何故だか読み終わってスカッとした。間抜けな地球星人が、あの三匹をみて狼狽えている不様さに、ざまあみろと、そう思ったのかもしれない。 ・宇宙人の目=自分の目なんだと思う。自分の目で世界を見ると、その歪さや理不尽さ、非合理さにどうしても気づいてしまう。そうすると簡単には周りに合わせられない。宇宙人のような異物になってしまう。ポハピピンポボピア星人は、あまりにも極端だったけれど、彼らをそうさせてしまうくらいに、自分の目で世界と向き合い続けることは難しいのではないかと思う。この難しさに、安直さでもって回答を出さずにあの結末にしたことが一番刺さった。 ・村田沙耶香は、あえて極端な人物を語り手にすることで、ひとつのテーマを浮き彫りにするのが主なスタイルなのかなと思った。ポハピピンポボピア星人は、どう考えてもやべえ奴らだ。人間を辞めるために近親相姦をしたいと言い出すし、人間を食べる。あんなにやべえ奴らは読者のなかには一人もいないだろう。でも、彼らの抱えている問題そのものは普遍的だ。たとえば、工場の部品となって、言いなりになる事への懐疑。その違和感は、大なり小なり感じたことがある人は多いのではないだろうか。それを、とても極端な登場人物たちを視点に描くことによって、グロテスクに、心にデッカイ爪痕を立てて抉ってくる。ポハピピンポボピア星人がデッカイ声を上げてくれたおかげで、僕ら地球星人の洗脳も解けるのかもしれない。それが幸せなことなのかは置いといて。 ・世界への絶望の先が、死ではなく生き延びることなのが、なんか、すごい。由宇は、どうしてそれでも生き延びることにこだわったのだろう。その力はどこから湧いてくるのだろう。バイオレンスでおぞましい描写の多い作品なのに、何故だか読み終わって元気をもらえた気がしたのは、彼らがそれでも生き延びようとしていたからなのかもしれない。

    3
    投稿日: 2026.01.23
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    強烈である。どうすればここまでたどり着けるのか。 宇宙人って感染症なんだ、と笑えた。 世間とのズレに自分を閉じ込めて 魔法で蓋さえしてしまえば、 そこはもう完璧な宇宙なのだろう。 主人公の生い立ちのようなものに 少し自分と重なる部分を感じて苦しくなった。 この苦しみがわかってしまうと、 もう彼女を否定することなんて 私にはとても出来ない。 生き延びなくてはならない。 女としても働く道具としても、 完璧になれないとわかった時、 その中途半端な全てを損ないたくなってしまう衝動。 どこまでも前を走ってくれて、 手を引いてくれて、 こうやって生き延びて行くんだなと思った。 人生に思い悩んでしまった時、 彼女の本を読んで見てほしい。 あなたの正解はここにはないけど、 不正解の1部くらいは教えてくれると思う。 何度だって裏切られたい。

    12
    投稿日: 2026.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コンビニ人間を読んだからこの作品も読んでみようと思ったら、当時の読後感の数倍の衝撃を喰らった。 この世界に生きづらさを抱えて「生き延びている」人にとても刺さる言葉が多いなと思いながら読んでいたら、後半はそう言った世界の概念に囚われていることすら可笑しい感情であると感じる展開でした。 村田さんは「概念破壊」のプロであると改めて感じた。しかもそれを前もって「壊すよ?」と聞いてくるのではなく、読んでいるうちに気付いたら、既に、壊されていると言うのが恐ろしい。 それでも私は、地球星人になれるように頑張ります。

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    展開が気になり一気に読み終えました。 終盤の展開はグロテスクなので誰にでも薦められる わけではないですが個人的には面白かったです。 主人公は世間とのズレを、自分は宇宙人だと思い込み、この世界のことを、地球人、工場と呼ぶことで何とか埋め合わせている。 周りの大人達が、主人公達に普通の人生を送らせようとしてくる中で、何とか地球人の生活に合わせて誤魔化しながら生きているが、後半、地球人達が、その誤魔化しに気づき、真っ当な生活に引き戻そうとしてきて、どんどん追い詰められていく。 物語では、主人公目線で進められているので、周囲の地球人は、押し付けがましい醜悪な人たちとして描かれているけれど、本人達はいたって真面目に真っ当に生きてほしいと、良かれと思っての行動にすぎないのかもしれない。 宇宙人視点の気持ち、わかるなあと思いながら、自分も地球人として、悪気なく誰か他の宇宙人を追い詰めてしまっているのかもしれないなと思いました。 人間の世界にうまくハマれない人たちは、怪しい宗教にのめり込んだり、犯罪者になる道しかないのか。ハマれないなりに、人間と共存して何かで活躍できるようになればいいのに。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    面白すぎて一気に読めた。 消滅世界を読んだときにも感じたような、恋愛結婚出産みたいな世の中の人々が当たり前のようにしている行為を、逆に異常に感じている主人公の視点が面白くて 私たちが当たり前のようにしていることを、なぜそれが当たり前のように行われ、同じようにしないと異常者のように扱われるのか疑問に感じることが 私には(洗脳された地球星人の一人)新たな視点過ぎてとっても面白かった。 あー私も洗脳されてる側なんだって思った。 たしかに異常と言われれば異常なのかもしれない。 ただ読んでいくうちに、自分のなかにも奈月と似たような考え、感覚が少しあるなと思った。 「工場は恋愛がどんなに素晴らしいか、そしてその末に人間を生産することがどんなに素敵か、どんどん力をこめて宣伝しているようだった。」 なんかわからなくもないなって思ってしまった。 聞かないで放っておいてほしいと伝えてるから私は親に言われることはないけど、結婚してほしい、子供を産んでほしいとか思ってしまう親の気持ちも想像できるし、それを人生で輝かしいことのように語られることにすごく嫌気がさす時期もあったから、 なんか生きるのって疲れるな、周りの普通に合わせるのってしんどいな、ついていけない私はおかしいのかなって思うことがあったから、共感してしまう部分があった。 石女という言葉を知らなくて調べたときに結構ショックを受けた。昔はそんな差別があったなんて本当に恐ろしいなと思った。じゃあ子どもを産もうとしていない私って生きる価値ないんだって昔だったらなっていたのか。 「夫婦になって子どもをつくって、まっとうな人生を歩まないとだめよ」 という言葉もすごく怖かった、、

    6
    投稿日: 2026.01.16
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    コンビニ人間よりも鋭利な感じで良い。 地球星人として「工場」の中で生きていくのが難しければ、自分をポハピピンポボピア星人と思い込んでこの世の中を生きていかなければならないのかもしれない。 自分も地球星人とポハピピンポボピア星人の間で常に葛藤している。自分は後者の人間であるものの、それは危うさでもある。 かつての非合理的なルール、タブーなどを全く理解もできなかったし、今でもわからないことは多い。ただし、一見すると非合理的に見えることは、地球星人の社会を維持する上で実は合理的なこともある。 近親相姦、カニバリズムといったタブーが、なぜタブーとして機能しているのかを考えるきっかけにもなるなと。

    1
    投稿日: 2026.01.15
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    こういうのでいいんだよ、こういうので。 まさに自分が求めている物語でした。 自分の中にポハピピンポボピア星人を住まわせることが出来れば、少しはこの社会を宇宙人の目を通して、自分らしく生きれるかもしれない。 また、他では経験できないゾクゾクを味わえるから村田沙耶香さんの著書が大好きです。

    7
    投稿日: 2026.01.14
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    世界99がよかったからこちらも読んでみたけど世界99よりグロくてぶっ飛んでる(笑) でも、危険信号出てるのに気になってあっという間に読了している飽きさせない文章の書き方は世界99同様すごいなと思った! 最後らへん1人2人とかではなく1匹2匹って変わってるのもゾクっとしたな〜。

    0
    投稿日: 2026.01.13
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    途中まではうん…うん…と共感したし 自分も早く地球星人に洗脳されたいなと思っていたが、後半3人が住み出した辺りから何だかよく分からなくなってしまった。 村田さんの本を初めて読んで初めて世界観に触れたので少しビックリしてしまった。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    生命式を読み終えすぐに読み始めた本。 今回は世間自体は現実ともあまり変わりはない。 ただ主人公は特異的な感じで、周りの人間もなんだか嫌な人達ばかり。 私も一部登場人物の気持ちも同意出来るが、それでもかなりぶっ飛んだ発想が多い為、只々「おぉ‥‥」と圧倒されていました。

    0
    投稿日: 2026.01.10
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    酷い読後感との宣伝で読んでみましたが、それはその通りです。 ただ、読むと疲れを感じました。 趣味として読むには少しハードルが高い一冊。

    0
    投稿日: 2026.01.08
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    何この小説!最初から最後までずっと心がざわざわ、しんどい、な内容だった。 どうやったらこんな内容が思い浮かぶんだろうと本気で気になった。 ものすごい読書体験をさせてもらった作品。 「巣」「人間工場」っていう考え方、奇妙だけど絶妙に分かるというか、確かにって思ったりもした。 けど、とにかくずっとしんどい。 とりあえず、しばらく心に残りそうな気がしている。

    2
    投稿日: 2026.01.07
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    タイトルと表紙のポップさからは想像できないような狂気と混沌に満ちた一種のサイコホラーとも捉えられる小説だった。 主人公は魔法少女に憧れる小学生の少女。 その少女が魔法の習得に励むファンタジーものかと思いきや、話が進むにつれ、少女は家庭内で虐待を受けていてる事実や塾講師から性加害を受けていた事実が明らかになり、魔法はそのような辛い現実から逃避するための妄想だという事が分かる。 そのせいか、主人公は人間社会は次の世代の子供を生み出すための大きな工場であり人間はその工場の部品にしかすぎないと、とても冷めた目線で見ている。 工場の部品にはなるまいと、そこから脱出しようとすると周りの大人たちから工場に戻されてしまう。 そんな、一般的な価値観で言う”普通”には生きられない人達の生き辛さが全編にわたって描かれている。 そして、地球に馴染めなかった主人公たちは宇宙人として生きていく事を決意する・・・ 自分もここで言う普通からは逸脱してしまっているので、主人公の考えには少なからず共感するものがあった。 もしかしたら、宇宙人として生きていく方が楽なのかもしれない。

    1
    投稿日: 2026.01.05
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    世界99のプロトタイプかな。 常識や慣習に倣って社会に溶け込むことが難しい人、奈月目線から社会を捉える。 それができない原因は原因として捉えればいくつかある。姉ばかり優遇される家庭環境、幼い頃の性被害とそれに伴う殺人。そこからの現実逃避で子どものころする空想から抜け出せなくなる。ただ、社会とか人間らしくあることが果たして正しいのか読んでいるとわからなくなる。 特殊な目線だから、普通なら嫌悪することが淡々と描かれていたりして面白い。 星人としての生き方を常識的な我々が嫌悪してしまうように社会を受け入れない人たちからしたらこの社会は嫌悪するのだろう。

    0
    投稿日: 2026.01.05
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    子供の頃の話は何となく家庭的な孤独感だったり、常識と自由のギャップが、自分もあったなとか共感出来る気がしていたけど、だんだんとエスカレートして地球星人になっていくのが怖かった。軽くホラー。ただ、確かに、恋人や職業、子供とか人間的なステータスの中にいないと幸せでは無いという洗脳の中にいて、工場の一部になっているのかもしれないという現実がフィクション出ないとは言えないのがリアルだった。

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    一気に読んだ。 終盤少しファンタジーになって緊張感が薄れてしまった。 自分の奥底にあるものを出せたわけだからすごいことには変わらないんだけど、読者から離れて行ってしまった感は否めない

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    自分の身体が社会に所有され自分のものでないという感覚、『工場』という感覚がとても共感できるものだったので、どういう帰結になるのかと気になってページをめくり続けた。 地球星人になりきれない自分にとっては物語が進むにつれスカッと痛快。 が、最後まで読み終え、自分ひとり置いていかれてしまったような感覚。 そりゃ、どう生きていったらいいかなんて答えは示してくれないよな…

    0
    投稿日: 2026.01.01
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    普通とは何か。常識とは。自分とは。人生とは。 そんな事を考えさせられる。 地球星人寄りな人が読むとまったく評価が変わりそう。 おそらく誰しもどちらの星人の目も持っていて、濃淡があるだけだと思う。 後半から面白くなるので、前半の子供時代の話は我慢してほしい。 常識にウンザリしがちな人は読んでみて欲しい。 あるいは誰かと価値観のすり合わせに苦労した時とか。

    0
    投稿日: 2026.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み進めるのが怖いけど読みたくなる 恐ろしくも面白い、、 とは言うものの 読後は個人的には気持ち悪過ぎて 吐き気がした。 最後の終わり方もヤバかったが どう生きていくのが良いのか 主人公は苦しかっただろうと思う。

    3
    投稿日: 2025.12.27
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    村田版「正欲」だなと思って読んでいたら、本作に影響を受けて書いたのが朝井氏の正欲とのこと。無知。 当然ながら、同じ多様性を描く上でも立ち位置が朝井氏と異なる印象。そこがやや極端な描写にも繋がっているものと思料。

    12
    投稿日: 2025.12.23
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    気になってはいたものの村田さんの作品を初めて読み、設定がぶっ飛んでいて内容も生々しく途中気持ち悪くなった。私たちは社会の部品ということであるというのは理解でき納得もするが、この社会を完全に否定する登場人物には理解できなかった。全否定しようとする背景にはそれぞれ凄まじい悲惨な経験があると思うが、それでも人を殺してもいい理由はないと思う。ただこうして苦しんでいる人たちはたくさんいるのだろうと思ったし、「性欲」にも似たものがあると思うが、全ては理解できないが、お互い歩み寄る意識は大事だと思った。内容の重さに疲れたがどうにかお互いが歩み寄れないのかなと。

    1
    投稿日: 2025.12.21
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    読んでいて気持ち悪かった。物事の捉え方が違いすぎて、考え方は分かるが自分にはあまり受け入れにくい不思議な本だった。他人と自分の普通は同じではない。

    1
    投稿日: 2025.12.20
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    感情がぐちゃぐちゃになった。 主人公は明らかに逸脱してる人間なはずなのに根底には共感できてしまう所があるからこそ余計に怖さと気持ち悪さを感じた。 あと何故かめちゃくちゃ読みやすい。

    0
    投稿日: 2025.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでたら頭の中おかしくなりそう 登場人物も田舎の雰囲気も工場もなんか全部がちょっとずつ変な雰囲気を纏ってて洗脳されそうなかんじ、、 最後はめっちゃグロい

    1
    投稿日: 2025.12.17
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    常識とは砂上の楼閣か。必死に繋ぎ止めておかないと、もろくも崩れ去る。人として存在する上で、根底なのあるだろう常識さえも、存亡の危機に陥る。

    0
    投稿日: 2025.12.15
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    【忙しいものがたり】 かわいそう 気持ち悪い かわいそう 不憫 …おや? すこしあぶない いや、あぶなくない かなりあぶない 一周回って愉快 吹き出しそうになる。 ただし、 地球星人の異常なまでの「つがい」への執着の描写には少し疑問が残った。 そこまで振り切らないとこの物語は成立しなかったのだろうけど。 とにかくいい意味でインパクト強すぎ。 父親の実家の 花柄の入ったコップとか 自分が使っていい茶碗とか すごい生々しく思い出したし ずっとなんかのときにそういうのを思い出したタイミングでこの小説のことも思い出しそう

    3
    投稿日: 2025.12.13
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    く…クレイジー…!! クレイジーなんだけど気になって気になって仕方がない “あたりまえのこととして疑うことさえしなかった因習や呪縛”(解説より引用)にドドド正面から突っ込んでいる 地球星人の生態、「工場」、性、、、 考え出すと行き詰まりがちなテーマを突き詰めていく

    17
    投稿日: 2025.12.12
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     村田ワールド全開の衝撃作。普通の人間に擬態しようとする、世間から弾かれた主人公は『コンビニ人間』と同じながら、周りの人も可笑しく、終盤からどんどんぶっ壊れていく世界観がすごい。

    2
    投稿日: 2025.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村田さんの書く世界は、不思議とわたしによく馴染む。感情が平板化している時は尚更だ。わたしも「宇宙人の目」を持っている。漠然と抱いていた結婚願望に「違うな」と思った時から、洗脳が解けたような感覚がずっとあって、その感染力を強めてくるような話だった。 なんでみんな結婚しなくちゃと焦るんだろうか。相手がいてこの人と結婚したいと思うのは、分かるのだけれど。相手もいなくて、でも結婚したいというのは、「工場」からの洗脳かもね。あと、わたし、競ってタワマンに住みたがるのもよく分からない。付加価値の塊だよね、あれ。そういう社会で作られた価値観を、自分のものとして全く疑わずに生きている地球星人たちを、不思議に思うことがある。そして、同じように洗脳されたいとも思う。狂ったように推し活してた時、自分で「これは一種の宗教だ」と自覚しながら、楽しくて、生きやすかったもん。本当はみんな、気付かないフリしてるだけなのかな。 作中で、「この方が合理的だから」と、人間を食べる描写があった。そうだなーと納得して、何も思わなかった。気持ち悪さもなく、淡々と読めた。何故だろう。戦時中、死んだ仲間の肉を食べる描写を読んだときは、涙がでてきたのに。ポハピピンポボピア星人の感染力かな。

    1
    投稿日: 2025.12.11
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    村田さんの本はとても読みやすいのだけれど、内容はあまりの凄まじさに言葉を失う 私たちが当たり前に生きている世界が必ずしも常識で普通のことではないというメッセージを感じる 他人と同じように生き、決められたレールの上にいるとと安心するけれど、それは洗脳なのか 大切なことは既成概念にとらわれるのではなく、自分がどうしたいかということ考えることだ ただそうすると自分の心は自由になるけど、この世では生きにくくなるだろうな

    0
    投稿日: 2025.12.10
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    世の中の常識って私にとっては常識じゃない。 そう訴えかけている一冊に感じました。 世の中の常識を地球星人と名づけて、私は宇宙人として生きていく。 生きにくい地球星人の星で宇宙人として絶対に「生き延びる」。 世の中の常識に疑問を投げかける一冊でした。

    8
    投稿日: 2025.12.01
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    長編の世界99を読んだ後、また村田沙耶香さんの世界に入りたくて、穴を埋めるために読み始めた。不同意性行為の描写について、読んでいて嫌悪感と怒り、やるせなさで心が溢れる。周りの大人に訴えても被害者が責められる部分は心が痛くなる。 ただ、村田さんは小説を書くにあたり、そこを抜きにできなかったんだ。社会の気持ちのいい部分を切り取った文学にしなかった。 奈月ちゃんの、智臣さんは由宇くんの前だと、自分の考えている地球のことをこんなの信じてもらえないかもしれないと思ったりしない。それについて話すのをやめない。 由宇くんに対しては正直に話す。由宇くんが否定せずに聞いてくれる。奈月ちゃん、ごはんの味がしてよかった。隣に由宇くん、智臣さんがいてよかった。

    1
    投稿日: 2025.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めての村田沙耶香さんの作品がこの作品でかなり衝撃的だった。 異性への関わりで悩んできた自分にとってはかなり刺さった。 やっぱり幼少期の異性との関わりってその後の人生にすごく影響が出ると感じる。 主人公に入ろんな出来事が起こるけど、毎回女の方が不利な状況で苦しかった。 色んな人がいて、色んな考え方があっていい世の中になればいいね。 誰も傷つかない。傷つけない世の中になればいいのに。

    3
    投稿日: 2025.11.23
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    コンビニ人間が好きで、それをさらに超えるとのことで読んでみた。 正直、読んでいてとても気持ち悪かった。コンビニ人間と比べ共感できる点がほぼなく、理解し難かった。しかし、それも自分が地球人の常識に染まってしまっているからなのかもしれない。 社会に対する違和感などは、自分がもしかしたら他の星から来たからなのではないかと考えさせられた。 自分の考えを完全に理解してくれる仲間たちがいる奈月たちが羨ましい。

    2
    投稿日: 2025.11.19
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    ポハピピンポポビア星人、呪文のような言葉。 中盤からにかけて自身の価値観や常識が覆ってしまうんじゃないという不安で心がざわついていた。 サイコパスというよりソシオパスに近いのか。 地球星人として、周りの人間を観察するのは新たな発見ができそうで楽しそうだ。

    0
    投稿日: 2025.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コンビニ人間が面白かったので村田さんの本を読んでみたが…いやあちょっと、ついていけないほどおかしい、、 はじめから苦しすぎたけれど、最後どう終わるのかが気になって、なんとか読んだけれども… すごい話すぎて、くらくらする。 うーーん 冷静さを取り戻して考えると、深刻なトラウマを負った子ども、過酷な家庭環境の子どもはどうやって生き延びるのかという話、(空想したり、解離したり、いろんなことをあきらためり)と思いながら読んだけれども、(途中まで、)最後は違う。性虐待の要素もあるし、猟奇的要素もあるし本当にしんどい小説だった。 R指定した方が良いのではないか? でも、「エイリアン性は伝染病」とか、「マイナスにならないように、ゼロでいるのがわたしにできる精一杯だった」とか、「なにがあってもいきのびること」というのは、本当に子どもの苦しさが圧倒的で、たしかに本の前半の人間の行いは、エイリアンのように酷いものと言える。 最後(やっと) 「私の身体は全部、私のものになった」 となるあたり、 この本の前にちょうどトラウマの真面目な本を読み終えていたこともあり、トラウマから回復する一つとして、「身体感覚を取り戻すこと」というのが現代の精神科医にも取り上げられていることを思うと、本当に深刻なダメージを負った心の身体感覚をとりもどす並大抵ではなさをこんなところで、期せずして感じた。 最後はちょっと…ついていけないことに代わりはないけれど、 今もこの世は、誰かにとってのエイリアンのような世界であるのかもしれないと思うと、苦しい。 いやあ、疲れた 次はしばらく、平和な本を読みたい。 ー最後についてー でも最後、地球星人によってめためたにされた身体感覚を取り戻した時、主人公が求めたことはこれだったのかと、身体が安全なものになったとき、周りが安全だと心から思えた時、何星人だろうと結局、最後はこういう結末を迎えるのかと、キテレツではあったけれど、結局、繁殖がテーマだったのだろうか。 でもなあ、◯◯星人だって、地球星人から見たら残虐非道この上ない。結局そうじゃない側から見たらそんなもんってことか どういう本だったんだ?

    17
    投稿日: 2025.11.10
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    生命式からの地球星人。生命式の中で見られたクレイジーを満遍なく散りばめている。しかし、長編であること、そして特に「今いる社会」の延長に位置している事が大きく異なっていた。 この本は私たちの感覚で異常と思う現象を、異常と思わせない形で表現する。その試みや流れは自然的で、寧ろ周りの【常識】の方がなんだか柔軟性の無い残酷な考え方だ、と感じさせる。ただ、その周りの常識というのは、今私が持っている常識と変わらない。それに気がついた時、如何に自分がこの本の世界とは異なり、ある意味恵まれた世界で洗脳されてきたんだ、と感じた。 異常世界の中での異常よりも、日常の中の異常の方が目立つし違和感が大きい。この本と生命式を比べるとまさにそんな感じがした。地球星人は読んでいて心が苦しくなる、しかしなんだかとても大切な本だった。

    1
    投稿日: 2025.11.06
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    本当に面白かった。読み始めてから一度もページを捲る手が止まらなかった。ポハピピンポボピア星人になりたいな。なれたらどういう気持ちになれるのかな。きっと今よりは素敵な世界だと思う。

    11
    投稿日: 2025.11.03
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    恋愛や生殖を強制する世間に馴染めない奈月。彼女は自分を魔法少女でポハピピンポボピア星人だと感じている。逆に世間に馴染んでいる人を『地球星人』と呼んでいる。一見、奈月がおかしいんじゃないかと感じるが、読んでいくとその考えがどんどん崩壊していく。普通は普通ではない。価値観が多様化する現代。村田さんの小説はかなり先見の明があるなと読むごとに感じていく。

    10
    投稿日: 2025.10.31
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    やっぱり村田沙耶香作品、面白い、好き。  「世界99」でも最後感じたことは、"生き延びる"だけがニーズになってしまうやるせなさ。生き延びるためだけに生きるというのが、私には虚無感でしかなくて、辛い。その感覚に共感し理解できるからこそ、辛い。幼い頃の奈月と由宇は、"大人になって自由に恋するためにお互い生き延びよう"という目的があったのに、その目的がない"生き延びる"に、人を生かすほどの力はあるのか?と疑ってしまう。  村田沙耶香さん作品には、社会に洗脳されずに生きていくことの至難さ、そこから一度外れた人へ集中放火のごとく浴びせられる理不尽、といった人間の汚さが共通のテーマとして横たわっている。  皮肉なことに、その汚い"社会"から究極まで逃れ、とことん原始的な人間個体(≒異性人)を極めていくことで、奈月はより"人間らしく"なってしまうというパラドックス。生き生きとした五感や性欲を取り戻し、人の温かみや繋がりを自然に必要とする人間らしさ。奈月たちを、成長過程でしがらみと向き合い克服していく人間として捉えることが出来ると思う。向き合い方が癖強すぎるけど、、多くの人が多かれ少なかれ、苦しみつつも行っていることなのではないかと。そう捉えたとき、この物語の続きの世界で彼らはどう社会と繋がり直すのか、想像してみたい。

    15
    投稿日: 2025.10.27
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    圧倒的なフィクション、であって欲しい、本当なら恐怖と思うほどの威力 すごい作家だ。とても恐ろしい内容で、特に後半、気持ち悪い… でも気になって読んでしまった 人に勧めるか?と言われたら悩んでしまうので星4に ただ作家の創造力や文章の力などは圧倒的で宇宙レベルに壮大で素晴らしい。でもこんな世界やだーーー笑 いとこで夏休みに集まる秋級/あきしなの山で話が始まる 自分は魔法少女だと奈月は告げると由宇ゆうは宇宙人だ、と言う。そんな二人は過酷な日常を生き抜くために結婚し、『どんなことがあっても生き抜くこと』 何年後かには体を重ね、それが見つかってからは二度と会えない… 子ども時代は塾の先生に口と耳を破壊され、大人になると地球星人の工場を生き抜くために出会った夫と契約結婚をして仮面夫婦で免れていた「繁殖」もいずれ家族や周りの人からの圧…そこから逃れ夫の憧れる秋級へ二人で行くと大人になった由宇に会う 最後3人での生活はなんだろう、ある種どこかの宗教じみていて、でも原始人とすればあり得る、そんなギリギリだからか空恐ろしい… ポハピピンポボピア星人… 母がこれほど本気で私を殴るのは初めてのことだった。私は自分の心のスイッチが、かちりと切れるのを感じた。心は何も感じなくなり、麻酔にかかったように、痛みがなくなった。 「この前のテストだってひどい成績だったじゃないの。ほら、この頭の中は空っぽなのか、お前の頭の中は!ほら!ほら!」 夫はヘテロセクシャル 「取り戻さないとだめだよ」 美想はいつも私に言っていた。欲しくないものをなぜ取り戻さないといけないのか理解することはできなかった。 もうすぐ「工場」へ出荷される私たちは、着々とそのための準備してをさせられているのだった。 先に出荷の準備がされた者は、まだ準備ができていない人間を「指導」する。 石女/うまずめより酷いな この人の子宮も、あっちの舅の精巣も、道具なんだな。遺伝子に支配されているだけのくせに、誇らしげにしている。誇りまでコントロールされているのだ。地球星人は可哀想で可愛い生き物だと、なんだか可笑しかった。

    13
    投稿日: 2025.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『地球星人』 村田沙耶香 20251017 いやー ヤバすぎて レビュー書く必要もないかもなw 結構覚えてそうやもん 爆裂おもろかったw ニヤニヤしすぎて口角痛いw ・セックスのことを『仲良し』とか湾曲した言い回しする地球星人の気持ち悪さの表現 ・殺害した老婦人を食べる時に <男の入った味噌汁と、男と大根の葉の炒め物と、男を茹でて甘辛醤油で煮たものと3種類の男料理が出来上がった>とか  「魚みたいに言うなw」って読者に突っ込ませるユーモアセンス 実際作ったのは由宇と智臣やから男料理ではあるんやけどなw ・伊賀崎先生殺す時もその両親殺す時も 描写がめっちゃリアルっていうか ちゃんとシチュエーションが頭に浮かんでくる感じ。 ・ラストの部分は由宇と智臣は栄養失調で腹が膨らんでて、奈月は妊娠してるんだと思ったけど、どうするつもりだったんだろうね。 生まれた赤ちゃん 食べるために妊娠したのかな?それともやっぱり「ポハピピンポボピア星人の血を絶やしてはいけない」とか思ったりしたんかな? もしくは奈月も妊娠はしてなくてただの栄養失調の症状だったのか?とかも思うけどどれかはわかんないわ。でも奈月はセックスがしたそうな気配があったし繁殖もしたそうだったから産んだんだろうなとは思う ・俺もどっちかっていうとポハピピンポボピア星人の一人なので、早く宇宙船に帰って、いずれ男料理を食べたいと思いました。

    27
    投稿日: 2025.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    由宇が地球星人側の思考になりかけたのにやっぱり2人についていくってなったのはどうしてなのかな〜とずっと考えている

    3
    投稿日: 2025.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    システムが内包する暴力性と、そこから漏れ落ちる暴力双方に苛まれ続けた主人公。 青春の蹉跌物語と思いきや、マジものの憎しみを3人で育ててどんどん離脱していくとは! 人肉をもっと美味そうに調理できてたらなあと思うけど、それは地球星人のやり方に寄ることになるのかな。

    3
    投稿日: 2025.10.13
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    村田沙也加的、ハッピーエンドでは? コンビニ人間、殺人出産、消滅世界、信仰を読んだのちに、読み始めました。たしかに、救いようのない結末…と言えないこともないのですが、むしろ私にはハッピーエンドに思えました。

    4
    投稿日: 2025.10.12
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    ものすごい作品だった 狂気にも感じるし、そう感じる自分が異常なような気もする 知性があると本能的に生きるのは無理なんだなと思った 「自由が困る」というのも「はやく地球星人に洗脳してほしい」というのもすごく素直な感想に感じた ルールってなんで?を考えるのがめんどくさいし、1度作って従ってしまうと楽だからあるんだなと その上で自分は地球星人で染まったままでいいなと思った

    3
    投稿日: 2025.10.11
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    既成概念と不条理。それを強く感じているからこそ、こういう作品が書けるのだろう。どうしてもラストに清々しさを感じられないのはやはり自分が「洗脳」されているからなのか。この作品に出てくる地球人像そこに違和感を感じる部分もあった。

    3
    投稿日: 2025.10.07
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    地球とは大きな工場で自分たちはその為の道具でしかないという考えを持つ菜月視点で読んでいるうちに我々地球人の方が醜く感じてくる。 それでも秋級の家でポハピピンポボピア星人として暮らし始めた3人の様子は狂気的に思えてしまった。 全ては生き延びるためにという基準の元にあるゆる物事に対して合理的な判断を下していくが、人肉を食べることや当たり前に男性が妊娠する様子はまだ地球星人の自分にとっては衝撃だった。 菜月達が「みんな宇宙人の目を持っているが地球星人に洗脳されて忘れてしまった」というように、宇宙人の目を持って今まで当たり前だと思っていたことに疑問を持つことは大切なのかもしれない。 作中の地球星人のように不都合な疑問を避けるように当たり前だと思い込み暮らしていくことは楽ではあるが、"宇宙人の目"を持って疑い直すことも合理的な判断を下す上では大切なんだろうなと感じた。

    2
    投稿日: 2025.10.07
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    村田沙耶香さんの話は、いつも衝撃的で気持ち悪く、でもなぜかついつい読み続けてしまう。 生きている環境が良くない小学生の奈月が現実逃避の為の世界観を持つ事で何とかバランスを維持して生きていることから始まる。その後、秘密の恋人同士だったいとこの由宇くんと、大人になり結婚した夫の智臣さんとの生活があまりにもリアルでこわい。奈月の周りに溶け込めない、あまりにも人に感化されない性格に多少なりとも共感を得てしまったし、世の中にもこんな人達が程度の差はあれどたくさんいるんだろうなとも感じてしまった。ラストはやはり衝撃的でかなり印象に残ってしまう。読了感が良いわけでないのにまた村田沙耶香さんの本を手に取ってしまうのはなぜだろう。でもでもやっぱり気持ち悪い。

    20
    投稿日: 2025.10.06
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    今まで持っていた価値観がぐちゃぐちゃにされた。 世間との見方のズレから始まった、狂気的だけれど正しいのかもしれない社会の見え方。ホラーに慣れていると思っていた自分がこの世で一番恐ろしいものは何なのか改めて考えさせられるほどの恐怖だった。 それと同時に終盤につれて、「奈月たちの考えにそうなのかもしれない」「そう思えたら楽になれるのかもしれない」と考え出す自分が怖くて仕方がなかった。 この本を読んで彼女たちの理解者が現れて、ポハピピンポボピア星人は繁殖していくのかもしれない。こう思うこと自体ポハピピンポボピア星人の思うつぼだろうか。 私は地球星人として生きていきたい。一生彼女たちの真意に気付きたくない。知りたくなかった。 絶対に読み返したくないと思うのに、きっと何年後かに不意に思い出して手に取ってしまうのだろうなと思う。

    8
    投稿日: 2025.10.05
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     ポハピピンポボピア?  はい、読者は間違いなくこの何の意味もない音素の羅列を覚えてしまったことでしょう。これであなたもポハピピンポボピア星人!(んな訳ない)  この手の異常な物語に対して、「いや、これは我々自身なのである!!」などと言う見解が必ず出てくる。「コンビニ人間」のときもそうで、「分かる! これ私だっ!!」という書評をときどき見かけた。  確かに、「コンビニ人間」については「コンビニ人間」的な要素を持った人も多いのだと思う。  が、本作は違う。そんなに生易しい物語ではない。むしろ私は根っからの地球星人だと感じた。常識の泥沼に浸かりきって生きているから、「そんなにポハピピンポボピア星人」が居てたまるか、と思う。  ポハピピンポボピアについて、私は最初、性的虐待をはじめとする異常な状況に対する現実逃避の物語、と理解したのだが、読み進むにつれてだんだん世界観がおかしくなってゆく。理解者が現れ、共鳴者が現れ、ポハピピンポボピア星人が増えてゆく。そしてポハピピンポボピア星人から地球星人を眺めてみると、これまた奇妙な生き物のように思えてくる。  常識への挑戦、と言うと陳腐な表現になってしまうが、読むたびに頭を揺さぶられる、すごい物語であることは間違いがない。

    7
    投稿日: 2025.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奈月はポハピピンポボピア星人で、由宇も智臣もそうで、奈月の家族や先生とかは地球星人で、そのことが途中からだんだんアメリカ人とか日本人とか国籍みたいに思えた。奈月が幽体離脱したり、器官が壊れたりしたこと、由宇が母親に従い続けたこと、貴世が奈月に復讐しようとしたことみたいに、極限状態まで来た時に脳が自分の身体や心を守ろうとして起こる反応って、本当によくできた人間の素晴らしい機能のひとつだと思うから、宗教や文化や環境は違うけれど、誰もが間違いなく人間だなと思った。三種類の男料理。残った大根の葉と炒めたり、甘辛醤油で煮たりして美味しく食べようとするところも人間の暮らしっぽい。最初は理解できないのと、描写でしんどいところがあって、だんだん文章が遠くなっちゃったけれど、グラデーションみたいにいつのまにかスっと入ってきた。人間の素晴らしい機能が働いた。

    3
    投稿日: 2025.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中までは子供時代の妄想の話だったが、終盤からは一気に引き込まれました。同じような感性を持った人間が集まるとここまで狂気に満ちたラストになってしまうのかと思いました。

    2
    投稿日: 2025.09.18
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    やはりとんでもないものを書く方ですね。 『コンビニ人間』の、新自由主義的価値観の浸透した労働システムや文化にうまく馴染めない感覚を、「性」や「家族」をテーマにした感じかなとか、大勢の親戚がお盆だけ集まる大きな家の男たちと女子供たちのあり方が父の実家での夏を思い出して懐かしくももぞもぞするなとか、色々考えながら読んだ前半は今思えばまだ余裕があった。 起承転結の転として前半で描かれた違和感や歪さが破綻する「事件」が描かれることは多いけれど、本作で村田さんがやっているのは違和感や歪さというねじれをそのまま力任せにねじり切っていくような感じで凄まじい。 私自身数年前に離婚を経験しており、夫婦の生活のルールはシェアハウス的だったし、離婚の原因に私たち夫婦の外の家族や社会の「地球星人」的な声にストレスを感じてしまったことが少なからずあったので、何が正しかったかとかそんなことではなくすべてをぶっ飛ばした世界を描いてくれるのはすごいありがたいし、自分の中の地球星人も炙り出してくれた気がする。 最近遺伝や教育や行き過ぎた能力主義やらについて科学的な観点から考える本を色々読んでいたのだけど、色々仕入れた脳みその知識を村田さんにスプーンでぐりぐりと混ぜられた感じがする。

    4
    投稿日: 2025.09.17
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    あまりにも衝撃的な内容だったので、続きが気になって一気読みしました。ここまで自分の価値観を揺さぶられたのは『酔歩する男』以来かもしれないです。 他の人の常識に違和感を抱いて、周りと馴染めない女性の話。 誰しも少なからず周りの常識に対して、どうしても納得できない、受け入れられないと思うことがあるのではないでしょうか? その隔たりが度を越してしまうと、その常識を持った相手と自分は全く違う生き物と思ってしまうのかも。。 いや、そんなに真面目に考える小説でもないのかもしれない。とにかく、この本を書ける感性が不思議でならないです。凄すぎる。

    21
    投稿日: 2025.09.14
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    全体的に普通の恋愛をして、幸せな家庭で育って、理解のある恋人と結婚をする様な、普通の人間に恨みを持ち過ぎている感が伝わってきて怖かったです。 ただ単に苦しくて心が痛いだけで、引き込まれる様な哲学的な文章が少なくて残念でした。 最後まで読むと本当にグロテスクで2度と読みたくなくなります。こういう流れの話はあまり良くないと思う。(しかし、この作家さんの本を手に取って読むというのは、相当な勇気と根性が必要であるのは確か)今回でかなり痛い目にあったので村田先生はしばらく控えるかも(~_~;) この作家さんには、周りになかなか馴染めない人がハッピーエンドになる作品も作ってみて欲しいと思いましたw - 殺人より、本当に怖いのは、世界に喋らされている言葉を、自分の言葉だと思ってしまうことだ。

    7
    投稿日: 2025.09.13
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    世界99が読みたかったけど、本の大きさと価格に挫けた。村田さんの本はまだ読んだことがないし、自分にハマるかわからなかったので新潮文庫の100冊に選ばれていたこの本を買った。 結果、世界99読めるか余計不安になった。 両親から十分な愛情を注がれず、誰にも理解してもらえない現実から自分を守るために主人公は魔法少女になる。途中までは気持ちが理解できる箇所もあったが、結末に近づくにつれて全く展開が予想できない。 私が地球星人に洗脳されまくっていることを感じた。

    2
    投稿日: 2025.09.10
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    最初は読むのも恥ずかしくなるレベルの黒歴史的な話しから始まり最後にはホラーよりよほどホラーしてるっていう衝撃。。。 子供の“仲良し“は非難し、大人になればしないことは不実だという。世の中を“工場“と考える想像力は凄いなあ。言われてみると、なるほど...と思わなくもない。そんなところに関心しながら世界観を楽しめた作品でした。

    2
    投稿日: 2025.09.09
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    久々に活字で吐きそうになった、、 タイトルや表紙デザインから、勝手に『のほほん系』かと思い読み始め。 最初は実際にありそうな『イレギュラーな少女時代の悲惨な過去』に遡る。 既にちょっと不思議(藤子F不二雄) そこから怒涛の、イレギュラーは何を以てイレギュラーなのか?常識やルールに反したら人間じゃなくなるのか?社会とは?人間らしさとは?とアンチテーゼが続き、、 最後は、宇宙。(毎回これを言いたい) いや、地球星人だった。 こんな結末の話は読んだ事が無い、、ひっちゃかめっちゃか。 あるべき人類の姿が逆さまになったら、、 そう、 それは宇ちゅ

    21
    投稿日: 2025.09.09
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    ちょっと沙耶香先生沼にハマりつつあります。 最初から不思議モードで展開し、最後はもう先生の世界感でしかありません! この癖になる感覚はなんなんだろう?

    2
    投稿日: 2025.09.08
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    ホラー小説よりよっぽどホラー、、、 そして何より怖いのは、ラストの一部分を除いては、 絶対に起こり得ないとは言えないところ。 あまりにもあり得ない世界のように思えるが、 でもこういった価値観や出来事があってもおかしくはない、と思わせる、閉鎖的な村、 価値観にがんじがらめで育った人間、幼少期のトラウマ、 そのひとつひとつが恐怖を裏付けてくる、、 絶対無理だけど映画化してほしい、、

    2
    投稿日: 2025.09.07
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    家族の中で常に疎まれる存在の奈月 そんな世界を変えるために魔法少女になって世界をかえていく 宇宙人の由宇と地球から逃げようとするが 女性とは何か?生きていて世界から外れた人はどうすればいいのか?を考えさせられる作品

    2
    投稿日: 2025.09.07
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    感情をぐっちゃぐちゃにさせられた。 感情?というより物の見方、の方が近いかも。 この世界にこの姿で生まれ落ちてきた以上、 私は地球星人を全うしたい。

    4
    投稿日: 2025.09.02
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    な、なんちゅー作品だ… あらすじ読んで凄まじい小説だろうとは予想しつつ、読み始めたらサクサクと読みやすいなーって思ったら、やっぱりとんでもサイコパスだった 初村田さん、やっぱり聞いてた通りすごかった

    3
    投稿日: 2025.09.01
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    人間の日常生活を先入観なく童心的な目(宇宙人の目)で見た時すごい矛盾したことをやっているではないかと思わされた。そんなことをなんの疑問も持たずに過ごしている自分たちの社会はいびつだと感じた。 あとラストは衝撃すぎて気分が悪くなったw

    2
    投稿日: 2025.08.31
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    一言で言うと、すごく狂気的で気持ちの悪い物語だった。読み終わったあとゲッソリとして気持ちが沈むような読書体験はひさびさだった。 いまのこの人間社会が正しい形だとは思わないけれど、地球星人として、工場の一部としてなんの疑問も持たずに生きてきた身からすると、主人公たちの考え方はあまりにも狂気すぎて、理解し難いものだった。 終盤に進むにつれて行動が完全に人間的では無くなっていく様子が恐ろしかった。 あくまで主人公の視点で描かれているため、想像するとあまりにもグロテスクな場面であるのに、なんてことの無い生命活動として淡々と描かれていたことも恐ろしさを増幅させた。 「コンビニ人間」も凄かったけれど、やっぱり村田沙耶香さんの描く物語は、のほほんと生きている人間の常識を覆してくる、与えられる衝撃が大きすぎる作品ばかりだぁ

    3
    投稿日: 2025.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    智臣みたいな、村田沙耶香の作品に出てくるやばい主人公よりさらに上をいく狂気的な思考を持つ男性キャラが好き、実際にこんな人はいないよな〜とは思うけども あと智臣が舅に殴られているシーンのここ好き↓ 私は夫に訊ねた。 「本当に助けてほしい?」 玄関には草刈り用の鎌があった。 「ねえ智臣くん、本当に私に助けてほしい?それなら私、全力で智臣くんを助けることができるよ」 私の視線の先に気が付いたらしい夫が、急いで首を横に振った。 「いや、本当には助けないでほしい」 「そう。わかった」 頷く私の目の前で夫は再び由宇の手を振り払った見に捕まり、「やめてくれ、助けてくれ!」とホームドラマを演じ始めた。「この大馬鹿者が!」舅はのめり込んで台詞を叫び、夫を殴りつづけた。 私の足元に、夫の歯が飛んできた。それは血に濡れていた。私は血だらけの歯を拾い上げ、ポケットに入れた。 夫の横で、由宇は必死に、「やめてください」「落ち着いてください」と縋りつづけていた。私よりずっと、夫の妻のようだった。 ↑奈月の冷静さと暴力性を秘めているところ好き(鎌で男性を殺したことがあるという成功体験があるからこその行動なんだろうけど奈月が狂った原因の一つにあの事件があるから仕方ないよねという気持ちにはなる)

    2
    投稿日: 2025.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公奈月は過去に従兄の由宇と性交渉をしたが、その行為を親族たちにバレてしまったことがある。その時、親から酷く

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    結末があまりにも狂気的すぎて、初読後手に取る機会がなかったのだけど再読してみたら狂ってるのは世界のほうかもと思った。 ポハピピンポボピア星人の3人を私は狂ってると切り捨てることができない、地球星人だってとっくの昔に狂ってるから。 生命式に収録されている「魔法のからだ」が奈月と由宇の小学生時代と重なる。村田さんの作品って意図しているのかしていないのかわからないけど、別々の作品で場所やエピソードがふいに重なることがあってパラレルワールドみたいで発見すると嬉しい。「陽太」っていう名前が私が知るかぎりで3作品で登場するのは何か思い入れがあるのかな。

    4
    投稿日: 2025.08.30
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    最初から最後までグロすぎたw お母さんは常にイライラ、お姉ちゃんは学校に馴染めないストレスを奈月にぶつけ、塾の先生はキショすぎ。誰にも信じてもらえなくて、誰にも言えなくて…でも奈月の心情が「辛い」とかじゃなくて「壊れた」で表現されてるのが不思議だった。 読んでて「わたしも3人から見たら人間工場に洗脳された側なんだろうな〜」って思った。 共感できる小説ばかり読んでたから、おえぇってなる読書は逆に楽しかった(笑)

    32
    投稿日: 2025.08.29
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    あまりにも小説内の出来事の諸々が生々しくグロテスクで、一度読んだらお腹いっぱいになる作品だったのだけど、そう感じるということは、私は凡庸な感性に生きている「地球星人」なのだな、と実感した。 残念なような、まったくそうでもないような。

    8
    投稿日: 2025.08.27
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    すごく気持ち悪い…って思ってしまうんだけど、何が普通なのか全くわからないな。。となる作品。 狂ってるのは普通とされる地球星人なのかも。 村田さんの、世界の見方は本当にすごい!

    14
    投稿日: 2025.08.27
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    最高にクレイジーだった!!狂ってる。 けどめちゃくちゃ面白い あまりにも気持ち悪すぎて途中で休憩挟みながらじゃないと読めなかった。 本当に気持ち悪い(褒めてる)、こういうの大好き 止まらなくて一日で読んじゃった

    4
    投稿日: 2025.08.26
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    半端ない。一気に読んだ。自分がずっと思っていたことが面白いくらい皮肉たっぷりで言語化されている。 私ももう、ポハピピンポボピア星人の視点を持ってしまった、いや持つことができたかもしれない。 そう思うことで社会で当たり前とされてきたことを 宇宙人の視点で見ることができるから。 「工場」の部品に上手くなれないであろう自分を感じていたからこそ、「ああー、自分はポハピピンポボピア星人だからか。」と納得できたし、奈月と同じく洗脳されたいという願望に駆られた。だって地球に生きてるからその方が生きやすいじゃん、って。「生きる」とか、「生きてみる」なんて軽い言葉で私たちは生きていけない。 「生きのびる」なんて思考を持っている時点で私たちはポハピピンポボピア星人なんだなって。

    3
    投稿日: 2025.08.24
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    面白くて止まらなくて1時間ほどで読み終わった。 けど、、、、。 色んなものが気持ち悪かった。(いい意味で) 放心状態です。

    14
    投稿日: 2025.08.24
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    世間とずれて生きる話。 分かり合えるものたちで傷を舐め合う優しい話ではなく、協力しながらも独立した自分の思想を大事に、行けるところまで突っ走る話。 世間のグロテスクさ、思想の先鋭化っぷりの描き方は、村田沙耶香さんの真骨頂だなぁとページを繰るたびに感心します。 子どもや弱者はいつでも強い大人の犠牲になってしまう。

    2
    投稿日: 2025.08.24
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    面白くて一気読みした。強烈すぎてそんなに気持ち悪くないのが不思議。近年は結婚して子供つくって…みたいな社会の当たり前が崩れているようで、嬉しい。この時代に産まれて良かったなぁとつくづく思う。

    3
    投稿日: 2025.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私も地球星人に洗脳されてる1人だ。 毎朝同じ電車に乗り、駅から職場まで毎日同じタイミングで変わる信号を渡り… たまに気持ち悪いと感じることもあるけど、結局それに従って毎日を送ってる。 私はこれからも、私の工場で作った地球星人達を、私みたいな思考が生まれないように育てていかなくてはいけないんだなと思った。 それが地球に生まれてしまった使命なんだよなぁ。

    4
    投稿日: 2025.08.21
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    衝撃。ビール瓶で顔面ぶん殴られた感じ。 人には勧めにくいけど、この人の作品をもっと知りたいと思った。 普段自分たちが生活してるこの世界の普遍的なルールも、勝手に作られたものかもね。

    4
    投稿日: 2025.08.19
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    自分を魔法使いと思っている女の子。本当は自分はポハピビンポボピア星人でいつか自分をその星の人が迎えに来てくれると信じている。 自分が同じく宇宙人と信じているいとこの男の子と秘密を持ち、、 読んでいると、実は私たちの方が間違った価値観の中で生きているのではないか、、と考えてしまう。 物語が進むにつれ、本人たちの価値観も思わぬ方向へどんどん加速していく。 クライマックスには圧倒されました。 村田紗耶香さん本当に最高です。

    2
    投稿日: 2025.08.15
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    村田さんの本は「コンビニ人間」が初めてで、次にミラクリーナ、そして今回の本。 面白かった。が 前に読んだ2冊と比べると、かなりブラックでカオスな世界観で、なんとか読み終えたけど読み進めるごとに気持ち悪さが、、

    2
    投稿日: 2025.08.14
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    面白いか面白くないかで言うと、断然面白い。 ただ、人にお勧めできるかと言うと、かなり難しいライン。 地球で生きる人間は、生殖し繁殖することがある種、生物として本能的に義務付けられた行為のように思われるかもしれない。 だが、本書はそういった常識というか固定観念を大鎚でぶっ壊すような本だった。

    18
    投稿日: 2025.08.14
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    すごい話だった。「コンビニ人間」に通じるものを感じる。そして作者の潔さとか覚悟とかを感じさせる作品だった。

    2
    投稿日: 2025.08.13
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    "ふつう"と異なる主人公が子どものように世界のおかしさをケロりとあぶり出してくる。怖く、愛らしく、抱きしめたくなる、そんなやさしい気持ちになる作品でした 描写がリアルすぎてすこーし気分が悪くなるシーンもあり、、、読みやすく、読み応えがありました

    2
    投稿日: 2025.08.13
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    村田さんのエッセイを読んで、それがとってもほっこりしててよかったから、物語も読んでみたけど、よくわからなかった。少し、苦手な感じ。少し気分が悪くなっちゃった。わかる人にはわかるのかも。

    2
    投稿日: 2025.08.13
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    これはすごい ここまで常軌を逸した作品をよく書けるなぁと思うし、後半の方は特に胸糞悪くなる感覚を味わった でも読み進めるうちに確かにそうかもと思う。 男と女が対にならなければならないのはなぜか 性について幼いうちはオブラートに包む表現しか教わらないのに大人になると急に焦らされる秩序 恋や性に理由なんかいらないのかもしれないけど、なんでどうしてを明確にしようとすると詰まるところもある。 ポパピピンポポピア星人はなんでも損得・合理不合理で考えていた。けどその考えだと世の中不条理なことばかり。とてもじゃないけど生きていこうなんて思える世の中じゃない。 感情、個性といった人間らしさを失うことになると思うし。そもそも人間らしさって必要なのかな、 当たり前に思っている根底を突き動かされるようなそんな感覚 これはこれで好きかも

    5
    投稿日: 2025.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ノンストレスで一気読みできるとても面白い作品。現実では不可能なんだから、小説の中くらい宇宙人のままで生き延びられるラストであって欲しかったので、3匹が地球星人に染まらない結末が本当に良かった。

    1
    投稿日: 2025.08.11
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    読後、初めての感覚に襲われました。 ページを読む手が止まらないけど、読み進めれば進めるほどどんどん狂っていく登場人物たちに戸惑いが隠せませんでした。

    4
    投稿日: 2025.08.08
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    初めて村田沙耶香さんの本を読みました。これまで体験したことのない世界観でした。 私も主人公と同じで、大人になったら結婚して、子どもを持ち、家や車を買って・・という生き方しか許されないことが理解できずに生きてきました。それと同時に、そうした『世間の常識』は強烈な刷り込みとして自分の中に存在していることも事実で、みんなと同じように生きられない自分は欠陥人間なのだと思ってしまうこともあります。 主人公の考えや家族との関係が自分と重なるところがあるなと思いながら読み進めていましたが、段々と先の読めない展開になっていき、その後は、もはや次の章で何が起きるのか分からないというドキドキハラハラ感に襲われっぱなしでした。 村田沙耶香さんの作り出す世界観にまた浸りたいので、他の本も読んでみようとおもっています。

    8
    投稿日: 2025.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恋愛は繁殖を目的おした人間の麻痺 だから、恋とか行為が持て囃されてるのも、全部洗脳。 言われてみればそうなのかも?なんて思わされる、問題提起をされる、村田ワールド全開という感じだった。 大人とか他人とかって本当に勝手だよな 「こういうもんだから」という枠にはめようとしてくる人と、枠にハマるために努力する人たち。 けど、作中の宇宙人も最後は繁殖をしたのだと思うと、自由に生き延びて死ぬことではなく、繁殖をしたのが残酷だった。結局行き着くとこはそこなのかと。 常識とか価値観なんて、結局誰かが作ったまやかしだから、欲望のままに生きるべきだというメッセージは自分を肯定してくれる。そんな作品だが、肯定のされ方が変わりすぎてて、おかしな気持ちになる笑

    2
    投稿日: 2025.08.06
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    ベルトコンベアの上を同じ方向にひたすら流れていくのが正常で、乱すものは異常。そんな常識が次第に切り刻まれ、叫びのような血飛沫があがる。 読んでいる間中、ずっと怯えていた。盲目的な狂気にか、常識を疑わない自分にかは定かではない。

    18
    投稿日: 2025.08.03
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    初めて村田沙耶香さんの作品を読みました。最初はファンタジーのような物語かと思いながら読み進めていましたが、すぐにそうではないと気づきました。読後の率直な感想は、「気持ち悪い話だったな」というものでした。 また、「子どもは自由でいいな」と以前は思っていましたが、この作品を読んで、子どもも不自由な中で自由を過ごしているのだと感じました。そう考えると、大人と子どもはあまり変わらないのかもしれません。 そして、「当たり前のことを当たり前だと思わない人がいる」という事実も、この作品を通して自然に受け入れられた気がします。そういう人がいるのもまた当たり前なのだと、少し考えが変わりました。 他の作品も読んでみたいと思います。

    8
    投稿日: 2025.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『地球星人』を読んでまず思ったのは、なぜ大人たちは子ども同士の性行為をあれほどまでに嫌悪し、否定するのかという疑問だった。奈月と由宇は、家庭で暴力や抑圧にさらされる中、唯一の理解者としてお互いを見つけ、「誓い」という形で関係を結ぶ。それは社会からは逸脱と見なされるが、彼らにとっては生き延びるための手段であり、絆だった。にもかかわらず、大人たちは彼らの行為を受け入れず、正しさを押しつけてくる。この構図は、子どもたちが自分たちの方法で身を守ろうとする力を、大人の社会が抑え込んでいるように見えた。現代では「子どもを守る」という理念のもとに、性に対して厳しい規範が敷かれているが、それがときに当事者の声を無視し、さらなる抑圧を生んでいることもあるのではないか。本作は、その矛盾と痛みを突きつけてくる。

    2
    投稿日: 2025.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私と村田沙耶香の出会いはこの小説だった。 家庭環境の良くない主人公は、自分を宇宙人だと信じ込むことでなんとか生き延びてきた。不都合な現実から目をそらすための自己防衛の術だったんだろう。結末にかけての怒涛の展開は衝撃すぎてついていくのが必死だった。どこまでが現実でどこからが妄想なのか、読んでいてこちらもわからなくなってしまう。

    1
    投稿日: 2025.07.28
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    コンビニ人間に続き2作目の村田沙耶香さん 常識は伝染病だと主人公も言っているように、私たちも伝染病に冒されて【普通】を演じているのではないかと考えさせられる作品 ラストはもう異次元すぎて、追いつけなかった 

    9
    投稿日: 2025.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村田沙耶香ワールドに引き込まれて続けているのでこれで3冊目。 最後の方は一般的には異常とされていることすら異常と感じさせなくなるように洗脳されてしまったように思えた。地球星人。その言葉からして、人間とは何か、どう生きるのかと言うとてつもない大きな問題に対して単純に、この世で女性は生殖物か社会の歯車になるかの2択になっていることにハッとさせられる。完全に二択ではないのかもしれないけど、今の自分の年齢で考えること等と重なって、重くて苦しいものをスッと取り払って通り過ぎて地球星人ではなくなってしまった。 地球星人じゃなくなると感覚が過敏になるらしい。動物みたいになるのかな。それもそれで気になる。気持ち悪いと思う人もいるかもしれないし、むしろそれが普通なのかもしれないと思うとやっぱり自分は普通じゃないのかもと思う作品だった。

    2
    投稿日: 2025.07.19
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    常に性的に消費され子供を産まされる役割である女性としての人生に嫌気がさし、宇宙人になりたいと願う主人公の話。「世界99」を先に読んだので、世界観がかなり似ていると感じた。作者の考え方が一貫しているとも言える。 人間として社会に溶け込み秩序を保つことに反発を覚えた3人が宇宙人としての新しい常識を作って馴れ合う様は異様。だけど、生きづらさを感じている人が周囲に迎合せずに好きに生きることは特に問題ないよなと思う。人間界から定期的に探りが入るので擬態は必要だが、そこは適当にやり過ごして欲しい。 この3人が「生き延びること」になぜそこまで執着しているのかは謎だった。

    3
    投稿日: 2025.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奈月は親や大人に恵まれず愛を受けなかったために、色恋や性的なことを求めなくなったのだと感じている。 ただし、そのようなことを求めるのが前提・当然であることに、恐怖や気持ち悪さを抱いてしまいそうだ。 私は地球星人として洗脳されているのか。確かに、少し前まで恋愛がなくても人生楽しいと思っていたはずなのに、付き合う人ができてからは 愛こそが1番大事だと感じる。幸せだけど怖い。 視点は変わるが最後に3人ともお腹が大きくなったのはなぜか。結局人間は地球星人で、繁殖を求めることを示しているのか。

    1
    投稿日: 2025.07.17