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青春のジョーカー
青春のジョーカー
奥田亜希子/集英社
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総合評価

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    「リバース&リバース」を読んでから、同一作者の作品をもっと読みたいと思って買ってみた。 この本も面白かった。基本的に奥田亜希子さんの作品はものすごく考えさせられるから好きだ。 たしかに、学生時代に「セックス」はジョーカー的役割を果たしていたし、それに憧れていたのは間違いない。けど、それだけを目的に付き合いをしようとしていただけで、本当に愛情があったかどうかと聞かれると、自信を持って答えられない。 「本当の愛って片想いなのかもね」というフレーズがこの本の中にもあったが、たしかに実らない恋が1番純粋で愛情深いものなのかなと思った。実際僕は自分が一目惚れしたり、自分から告白した人は付き合えたことがないですけど、その人達は本当に好きでした。 男性は特に読むべき小説だと思います。ちゃんと女性を愛し、性行為だけじゃなく、日常の小さなことを楽しめる人間になろうと思いました。そしてそういった小さなことを一緒に楽しめる人をパートナーにします。

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    投稿日: 2022.05.05
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    中学生の日常を痛いくらい切り取った話。性欲に突き動かされるのかな。なかったよな中学のとき、そんなの。あとは人に媚びるような学生生活を送ってなくてよかったと思いました。くだらねえ。 「理解できないならしなくていいよ。理解できてしまうと持っていかれることもあるから。気持ちとか情とか、そういうもの。許せないは許せないでいいんだ」 ってせりふが残った。  たしかにな。分かろうとしたから、変にしんどくなってしまった。でもなんか変な中学生の距離感とか懐かしくなったなあ

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    投稿日: 2021.04.17
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    コンプレックスまみれの中3男子がひと夏の経験で得たものは?性欲に支配される思春期を描く青春小説。 思春期の男子の性欲ったら、もう自分で嫌になるくらい有り余っている。酷い時には、目に映る全てのモノに"性"を感じる異常さだ。いつも大人の感情をクールに描き出す奥田さんなので、その辺どう表現するのか期待した。ちょっと物足りないが、現代の草食男子ってこんな感じなのか。

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    投稿日: 2021.02.24
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    中学3年の基哉が、大学生になって変わった兄や両親、友人、好きな女の子、そしてBBQで知り合ったAV出演経験のある女子大学生との関係の中で成長していく青春物語。 性体験の有無がクラスのヒエラルキーを逆転するジョーカーなんだという表現は面白い。親の職業、年収、身長、体型、容姿、学力、運動神経等、人生は手持ちのカードがどれだけ豪華かによって大きく異なってくる。後から増やせるカードもあったりして、それらの使い方で異性からどれだけ受け入れられるかが決まる。ただし、そのカードだけでは決まらないところも人生の面白いところ。つらいところでもある。 猫の去勢手術と絡めて、使えないのにこんなもの(性欲)持っている方がつらいという中学生の思いはなんか懐かしい。でもこんなものがあるから満たされる瞬間もあるし、夜に出回る様々な物語に深みが増すということだ。 この作者の違う本も読んでみたくなった。

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    投稿日: 2021.01.29