
総合評価
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powered by ブクログ面白かった。ただ、ロマンスよりの説明多めでハーレクイン的印象強いです。また、事件が絡み合っててちょっと複雑、どういうこと?と読み直すことも。それでもやっぱりグウェンとアイリスの会話の妙にはいつも心動かされます。ほんとに魅力的な二人。新しい帽子手に入れた彼女、どう歩き出すんでしょう。
6投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ今作は(今作も?)ハラハラドキドキの展開が続く、シリーズ第五弾! やはりこのシリーズは恋愛よりも友情を描きたいんだろうな。それも大人の女同士の友情。とても魅力的な友人関係、いや、むしろバディだと言った方がしっくりくる。 それにしてもイギリス人ってみんなこんなおしゃれなウィットに富んだ会話をなさるんですかね…聞いてる分には楽しいけど自分は絶対こんな風には話せないなーと思うわ。 ミステリーとしても素晴らしいなと思うのが、読者に「この人怪しいな」と思わせて、でも肝心の部分はわからないというところ。これは好みが分かれるかもしれないけれど一緒に推理を楽しめるタイプのミステリーですよ。でもプロローグに登場した片方は、みんな割とすぐに察しがつくんじゃないかな。 今回残念だったのは、表紙にサー・オズワルドが出てこなかったところと、本文中でのリトル・ロニーとジョンの出番が少なかったこと。サー・オズワルドがイチオシなのに… ネタバレありの話をすると…今回はグウェンの精神医療裁判所での審理にハラハラした。その分、ラストの法廷での王妃の手紙を含めたやりとりでは胸の空く思いがしたけど。40年代のイギリスって女が生きづらい!ムカつく男ばかり出てくる!!ということ。途中までヤキモキヤキモキしてしまった。でも、三巻でも思ったけれど、胸糞悪いジジイ(失礼!)が出てくる話の方が怒りが原動力となって、私はグイグイ読んでしまうタイプらしいです。そのジジイたちを上品にやり込めるアイリスとグウェンの活躍は実に爽快。 個人的には、二人とも特定の相手と熱烈な恋には落ちないところがリアルで好きです(グウェンにはロニーがいるわけだけど亡くなってるし)。誰でも彼でもみんな恋に落ちるわけじゃないんだよね、世の中、と思えて。 最終章の「あなたって、魔女かなにかですか?」の下りも好きだなー。アイリスとグウェンは殺人事件以外の本業でも頭の回転を生かして謎解きをしてるんだよね。そして二人で喪服屋さんへ行くところ。ここは涙なしでは読めないよね。 続きも楽しみ!
6投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログうぎゃー!おっもしろーい!!! 大好きなシリーズ! 読めるだけでも嬉しいのに、シリーズのなかでぐんっと、これまでを超えてくる面白さ。 不思議なことにこの話だけ読んでも、成立する一話完結さもある。新規のキャラクターもみな、魅力的。 新キャラ、クレイトン巡査と、所轄の地方警察(スコットランドヤードではない)まわりもとっても素敵。 おなじみロンドン警察のみなさまも、すっごいいいところついてくる。パラム警視ー!今回も素敵ー! アイリスの元彼キンジーさん、その存在がやっぱり深みをもたらす。 結婚相談所に駆け込む女性たち、今回3人もいるけど、全員過去イチいいキャラしてると思う。全員の謎にやきもきしてほしい。 今回グウェンの家の会社や、法律事務所関係で人がめっちゃ出てくる。全員、わずかな出番であってもキャラが深い!そして重要!! 今回は3ページにおよぶ登場人物紹介(笑)。紹介に入ってなくても重要人物がいっぱい。 すごいスケールの話! なのに、とっても軽やかで読みやすい! 様々な事件がからみ合い、アクション的な見せ場や、推理ショーのような見せ場を勢いよく見せながら進んでいく。 そして、恋愛模様も繊細さと深みとカタルシスが…! シリーズを通底する戦争の爪痕の哀しみを引き連れながら、彼女たちがいつものように、軽やかに未来に向かって進んでいく姿が素敵! っあー! 面白かったー!! 発売日にお知らせしてくれた、ブクログ、ありがとう!
1投稿日: 2025.11.08
