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点子ちゃんとアントン
点子ちゃんとアントン
エーリヒ・ケストナー、池田香代子/岩波書店
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総合評価

64件)
4.1
25
16
13
2
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んだことはあるが、1章ごとに作者の説明があったのは記憶にはない。小説についての本で紹介されていた本である。挿絵もあるが、以前読んだものと同じ挿絵かどうかも記憶にない。

    1
    投稿日: 2025.08.29
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    天真爛漫な点子ちゃんと、心優しいアントン。 そして、点子ちゃんの飼い犬ピーフケ。 ダメな大人もちゃんと描かれているし、子供だって、危なっかしいところもある。そう、皆正しいことばかりで生きてない。でもそういうの含めて愛くるしい。

    9
    投稿日: 2025.04.18
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    少し小うるさい感じが残る。 自己啓発系は得意で無い、歪んだ私には、良し悪しを決めつけられてしまい、つまらない気持ちがわいてきた。

    0
    投稿日: 2024.11.01
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    お金持ちの点子ちゃんと、貧乏なアントン、すてきなふたりの友情物語。 ケストナーは物語のなかに自我を入れてくるのが面白いんだけど、いまの子供たちはびっくりしそうだな。笑 「勇気は、げんこつだけでは証明できない。頭がなくてはいけない。」

    2
    投稿日: 2024.08.25
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    児童文学の翻訳の勉強をしたいと思い、久しぶりに手に取った。高橋健二訳のケストナーで若い頃読んだ身としては、池田香代子訳はより子どもの視点に立った、時代に沿った読みやすい訳だったと思う。ただ、ところどころに20年経った今はもう使わないと思われる言葉もあった。 それはさておき、貧富の差を越えた子どもらしい友情、親思いのアントナーという子どもを描きながらも、ケアをされる親の身勝手さまで描くケストナーには、時代を超えて脱帽させられる。何よりも時に入る温かい注釈にほっとする。 子どもの本作りには大人の温かい気持ち、真剣な思いがいかに必要か、改めて学ぶことができた一冊だった。

    8
    投稿日: 2024.08.20
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    子どもの頃読んで、点子ちゃんの名前の由来が印象に残っただけで内容は覚えていなかった。恐慌が起き、ナチスが台頭しつつあったベルリンが背景になっていたことを知って再読。

    6
    投稿日: 2023.10.29
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    いつでも点子ちゃんの あとをついてまわる、 ちょこまかとカワイイ ダックス犬のピーフケ。 ぴょこぴょこ跳ね回る 姿が目に浮かびます。 さて、ナチス政権下の ドイツに生きた作者の ケストナーさん。 ケストナーさんは言い ます。 いつでも公平に物事が 運ぶわけではないよと。 隣の人の答案を写した 生徒ではなく、 写させてあげた生徒が 罰せられるようなこと があっても、 あまり意外に思っては ならないよと。 でも、だからといって それでよいというわけ ではなく、 公平な世になるように 心がけてほしいと、 新しい世を築いていく 子どもたちにやさしく 呼びかけています。

    56
    投稿日: 2023.08.04
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    物語は、大金持ちの娘「点子ちゃん」と、病気の母を支えながら学校に通う、今で言うヤングケアラーの「アントン」の素敵な友情に加えて、点子ちゃんの家族のあり方を、ユーモラスながら、とても真摯に描いているのが印象的で、これだけでも充分楽しめるところに、本書では、作者「エーリヒ・ケストナー」自身が、各章毎に書いた『立ち止まって考えたこと』が合わさることで、実はフィクションとして存在していた物語が、現実の世界を救うノンフィクションのような存在へと立ち替わる、この作り方には、最初、作者が物語に介入してくるような面白さを演出しているのかと思っていた自分が、思わず恥ずかしくなるくらい、直向きで切実な思いが宿っていたのだった。 池田香代子さんの訳者あとがきによると、この作品が書かれた、1931年、ドイツは大恐慌に見舞われ、物価は上がり、貧しい人々は追い詰められる一方で、革命騒ぎや暴動があり、更には、ナチスが不気味に勢いをのばしていた、そんな時代において、実に多くの人が、こんな社会はなんとかしなければ、公正さを実現しなければと考えていたそうです。 そして、ケストナーはどう考えたのかというと、公正さを実現する為には、まず、 『子どもたちを説得すること』 がいちばんだということで、本書は、その為に書かれたのだということを知ったとき、私の中では、時に厳しく説教臭い雰囲気があった、『立ち止まって考えたこと』は、彼の未来へと向けた、公正な世界を実現するための真剣さの表れだったのではないかと思った。 例えば、点子ちゃんの空想好きに対しては、ときに命に関わるから、素晴らしい性質ではあるけれど、しっかりコントロールしないといけないと述べていたり、点子ちゃんを脅迫していた男に対して、アントンが毅然とした態度で注意を促し、殴りつけた勇気に対しては、それは勇気ではなく蛮勇だと、すっぱり切り捨て、勇気はげんこつだけでは証明されない、頭がなくてはいけないと諭し、それに対して、気球で未到達の成層圏を目指した、スイスの教授の例を出したのは、天候不良で中止にしただけで、彼を嘲笑するネタになったとばかりに新聞は嘲笑ったけれど、教授は、たとえ嘲笑われてもバカなことをするよりはマシだと考えるほどの思慮深さがあり、それは、無鉄砲でも、頭に血が上っていたわけでもなく、ただあったのは、何かを研究したいという気持ちだけで、別に有名になりたいわけでもなかった、そんな点に、ケストナーは勇気を見出していたのである。 また、特に私には身につまされた思いだったのが、「友情について」、私だったら、おそらく、私があなたの為にやったんだよと言いたくなるところを、 『自分がそうしたことが、そのまま自分へのごほうびであり、ひとを幸せにすることが、どんなに幸せかを知る人になってほしい』ことと、 「尊敬について」、子どもは何が正しいか、学ばなければいけなくて、その為には物差しが必要であるはずなのに、その物差しを、友情や好意をよせるあまりに、誤った『ばかやさしい』判定をしてしまうと(叱るべき所を、何故か許してしまう)、子どもは、叱られると思ったのに叱られない、そんなことが何度も続くと、子どもたちはだんだんと、その人への尊敬を失っていくといった言葉に、何でもかんでも優しくしたって、その子の為にはならないんだなということを思い知り、それは私が、その子のことを真剣に考えていないということにもなる。 そして、その中には、「誇りについて」のような、『男の子が料理をすることを、みんなは当たり前と思うだろうか』といった、今で言う、価値観の多様性を問い掛ける内容にも、当時、それが著しく欠けていたというより、そうした見方がまだ少なかった時代では、逆に奇特な存在に思われていたであろう、ケストナーの、ものの見方に対して、彼の、「まえがきは、なるべく手短かに」で書かれた、 『じっさいに起こったかどうかなんて、どうでもいいんです。たいせつなのは、そのお話がほんとうだ、ということです』 に、一瞬「えっ?」と思われた方もいるかもしれませんが、これにはまだ続きがあります。 『じっさいに、お話のとおりのことが起こるかもしれないなら、そのお話はほんとうなのです』 これにどれだけの気持ちや願いが込められているか、分かりますか? おそらく、ケストナーが『立ち止まって考えたこと』で書いてきたことは、時には、当時の価値観とは異なる、時代を先駆けたものも含まれていたのかもしれないし、いちいち、そんな堅苦しいこと書くなよと思われる内容もあったのかもしれませんが、それは、『生きていくのは、きびしく、むつかしい』という本書の言葉のように、ここでケストナーがいくら書いたところで、本当にその通りの未来が待っていたり、世界になるとは限らない、単なる可能性の話なのかしれない。 しかし、それでも彼は、最後の『立ち止まって考えたこと』でお詫びしているんですよ。 『ぼくたちは、充分にはうまいこといかなかった』って。 それでも、その後に、 『みんなは、ぼくたちおとなのほとんどよりも、きちんとした人になってほしい。正直な人になってほしい。わけへだてのない人になってほしい。かしこい人になってほしい』 と、書いてある、そのケストナーの本気の思いに、私はとても心を打たれて、世の中には平気で、子どものことを軽く見た大人が多いのに、彼は、子どもたちに自分達の至らなさをお詫びした上で、正々堂々と等身大の目線で、子どもたちにお願いしていて、正直な気持ち、こんな人、世の中にいるんだって思った。詩人であり作家である以前に、世界を変えたいと思う、その気持ちの本気さの度合いが、あまりに他者の比では無いことに、目頭には思わず熱いものを感じ、これは、児童書という名を借りた、老若男女が読むべきである、世界に再び天国を取り戻す為の学びの書であることを、ケストナーのその後の文章からも感じさせられた、永遠の名作だと思う。 『この地上は、かつては天国だったこともあるそうだ。なんでも、できないことはないんだ』

    60
    投稿日: 2023.07.27
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    1935年のドイツの1マルクは現在価値で500円? 参考: https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000097154

    0
    投稿日: 2022.12.16
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    お金持ちの点子ちゃんと貧しいアントンの友情とその家族を書いた話。章の合間に入る作者目線の説教・考察、なんでこんなのあるんだろうと思ったら、書かれた時代背景も関係しているのかもしれないのか。なるほどなあ。 ネグレクトにヤングケアラー。気持ちがばらばらだった点子ちゃんの家族がまとまってきたり、アントンとガスト夫人の暮らしが約束されたり、やっぱりハッピーエンドはこうでなくっちゃ。

    1
    投稿日: 2022.10.01
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    点子ちゃん…??と思ったら、なんかちびまる子ちゃん的なニュアンスのあだ名だったようだ。 章ごとに挟まるケストナーの教訓話が、なんでああも説教くさくならずにいいことが書けるのだろうか…。 本当の未来を生きる子どもたちへ。

    1
    投稿日: 2022.09.09
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    点子ちゃんとアントン  エーリヒケストナー 岩波少年文庫 この童話は少し古い倫理観の時代に 描かれたモノなので 違和感があるかもしれない 思いっきり頭の良い子達は 俯瞰した視野を持ち 心も澄んでいるらしい ところで 本名をルイーゼというのに 点子って名前はどこから来たのだろうか? 作者が各章毎に 「立ち止まって考えたこと」 と言う項を設けて 「僕は〜」と文中に顔を出すのを良しとするか? これが この小説の評価を二分するかもしれない

    1
    投稿日: 2022.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2022/05/18 エーリヒケストナーいいなぁ、、、。個人的に飛ぶ教室がナンバーワンだけどこの話もアントンの健気で勇敢なところと点子ちゃんのお転婆なところが好き。ただラストが「え?」ってなった。別に二世帯が同棲する必要なかった感じがする。

    1
    投稿日: 2022.05.18
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    うーむ。 人物の造形はおもしろく、点子ちゃんなんかとてつもなく可愛いんやけど、、、ちょっと好かんかな。なんか説教くさいっつうか。 勧善懲悪とまで言うとおおげさやけど、でも、そう。ひねりがないって感じ? ほかのレビューを少し見ると、説教くさくない、と書いておられる方も多いけど。私には、しっかりと説教くさかったです‼️汗 正しい人、、、アントンや点子ちゃんやお父さんによき結末があり、自分勝手な母親、ナニーを騙していた婚約者の泥棒は憂き目にあう。 まあ、そうして終わってくれた方が、安心できるけどね。こどもにとって、ワクワク面白く読める教育的なストーリーかな。そこがきにくわない笑

    1
    投稿日: 2021.09.22
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    天真爛漫な点子ちゃんと、誠実で賢いアントンは魅力的なキャラだ。大人が読んでも楽しめる、解説のような“立ち止まって考えたこと”というコーナーがある。

    3
    投稿日: 2021.02.03
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    図書館にて。 子供の頃に母に勧められて、いつかは読みたいと思っていた本。 子供の頃読んだらどう思ったのか、今となってはわからないのは残念。 点子ちゃんが本当に子供らしくてかわいい。 妙に頭が切れるところ、大人が思う以上に行動力があるところ、アントンの正義感、きらきらしていてうっとりした。 アンダハトさんは悪役として描かれていたが、夜に2人で屋敷を抜け出すのは点子ちゃんは楽しかったのではないだろうか。 やっていたことはダメなことだったけれど、アントンとも一緒にいられたし、冒険の1つとしてワクワクしたのではないかな。 危険な目に遭わなくて良かったし、親としては許せない存在だけど、アンダハトさん不器用で悪人になりきれてなくて、面白いなと思ってしまった。

    1
    投稿日: 2021.01.13
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    1931(昭和6)年に発表された児童文学。舞台はベルリン。 楽しいお話だった。 訳されたのもその頃(1936)のものを今回読んだので、なんせ言い回しが古くて読みにくかったけど、でも当時としては抜群におもしろい読み物だっただろうな。 点子ちゃんはハツラツとしててかわいいけど、両親に放っておかれて寂しいんだろうなと親の立場では考える。 また1931年の時代背景もとても気になって調べてしまった。 この4年後にオリンピックがベルリンで開かれ、さらに4年後に第二次世界大戦が始まったのだった。 点子ちゃんがかわいい、とか友だちっていいな、とかだけではない、余計なことまで考えてしまう。

    1
    投稿日: 2020.05.25
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    岩波少年文庫版ケストナーの最後は『点子ちゃんとアントン』。点子ちゃんという魅力的なキャラクターでソフィスティケートされてるけど、これはけっこう問題作なのでは。  お金持ちのお嬢さんである点子ちゃんと、貧乏で病気のお母さんを支えるアントン少年。ふたりの格差を考えるとラストはハッピーエンドなのだろうか。 点子ちゃんのお母さんの育児放棄ぶりとか、アンダハトさんが点子ちゃんにさせていたことだってよく考えるとけっこうひどい。  説教くさいケストナー節が今回は炸裂してるのもこの物語自体が問題提起だからなのかと思ったり。1931年という出版年を考えると「かしこい大人になってほしい」というケストナーの願いは切実なものな気がしますね。  点子ちゃん(本名ルイーゼ)が「双子だったら」と夢見る場面がありますが、これがのちに『ふたりのロッテ』(ふたごの名前はロッテとルイーゼ。ケストナーのパートナー、ルイーゼロッテから命名)になるわけですね。  黒柳徹子がこの話を朗読してるそうですが、点子ちゃんの不思議ちゃんぶりはたしかにトットちゃん。点子ちゃんと比べるとアントンはちょっといい子すぎるよな。  以下、引用。  「じっさいに起こったかどうかなんて、どうでもいいんです。たいせつなのは、そのお話がほんとうだ、ということです! じっさいに、お話のとおりのことが起こるかもしれないなら、そのお話はほんとうなのです。おわかりですか? これがわかれば、みなさんは、芸術の重要な法則を理解したことになります。わからなくても、まあ、べつにどうってことはありません」  点子ちゃんは、もしふたごだったら、と想像して、満足そうに、ふうとため息をついた。 「あたしなのか、もうひとりなのか、だあれもわからない。あたしかと思ったら、もうひとりのほうで、もうひとりのほうかと思ったら、あたしなの。あーあ、そうだったらよかったのになあ」  アントンは、勇気のあるところを見せた、と考える人がいるかもしれない。でも、これは勇気ではない。蛮勇だ。このふたつは、ひと文字ちがうだけでなく、ちょっと別の物だ。 勇気は、冷静であってこそ、持てる。 教授は、あざ笑われたって、ばかなことをするよりましだ、と考えるほど、勇気があったのだ。 勇気は、げんこつだけでは証明されない。頭がなくてはいけない。  ベルリンはすばらしい。とりわけ、この橋の上はすばらしい。それも、夜がいちばんすばらしい!車は、フリードリヒ通りを、押しあいへしあいしながら走っていく。ヘッドライトがまぶしい中、舗道には人があふれて、どんどん流れていく。汽車は汽笛をひびかせ、バスはけたたましく走り去り、車はクラクションを鳴らし、人びとはおしゃべりをし、笑いさんざめく。ねえみんな、これこそ、生きてるってことなんだよ!  生きていくのは、きびしく、むつかしい。もしも、うまくいっている人がうまくいっていない人に進んで手をさしのべなかったら、未来は暗いものになる。  ぼくは、みんなひとりひとりが、いい友だちにめぐまれるよう、願っている。そして、みんなひとりひとりが、友だちの知らないところで、その友だちのためにひと肌脱ぐめぐりあわせにめぐまれるよう、願っている。みんなには、ひとをしあわせにすることが、どんなにしあわせかを、知る人になってほしいのだ。  ちがうんだよ、みんな、そんなことをしてはいけないんだ! なにかしてしまったら、おちついて考えて、申し開きをしなければならないのだ。罰がこわいなら、なにかするまえに、よく考えるべきだ。 自制する心は大切だ。注目すべきことに、自制する心は、学んで身につけることができる。アレクサンドロス大王は、われを忘れて軽はずみなことをしないように、いつもまずは三十まで数えることにしていた。ね、これはいいやり方だろう? 必要なときには、やってごらん。 もっといいやり方もある。それは、六十まで数えること。  それよりも、みんなが大きくなったとき、世界がましになっているように、がんばってほしい。ぼくたちは、充分にはうまいこといかなかった。みんなは、ぼくたちおとなのほとんどよりも、きちんとした人になってほしい。正直な人になってほしい。わけへだてのない人になってほしい。かしこい人になってほしい。 この地上は、かつては天国だったこともあるそうだ。なんでも、できないことはないんだ。 この地上は、もう一度、天国になれるはずだ。できないことなんて、ないんだ。 

    1
    投稿日: 2020.04.24
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    読後の爽快感 ハッピーエンドのお決まりの結末だったが 児童文学なら許せる 章の最後に、(立ち止まって考えたこと)その1から16まで 本文のストーリーとは別に哲学と言うか 人生訓 と言うか 子供のしつけ と言うか、 そんな風な文章がある ここだけを抜き出してみても意味がある

    1
    投稿日: 2019.11.28
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    子どもは日々を楽しむ天才だ。子どもの自由なこと。それに引き換え大人の不自由なこと。長い時間かけてカチコチになっちゃってるんだなあ。いつだって子どものような自由な大らかな部分をもった人でいた方が絶対いい。そうしよう。物語にも、あわせて書かれているケストナーの解説にも、たくさん考えさせられる。児童文学は子どもの頃に出会っているのが理想だけど、大人になって読んでもそれはそれですごくいいのだ。

    1
    投稿日: 2019.11.18
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    ケストナー独特のいいまわしがしんどいような、おもしろいような。 広すぎる心のこととか、尊敬についてとか、反省することしきり。

    1
    投稿日: 2019.03.06
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    ユニークだけど、純粋で友達思いの点子ちゃんの行動に、とてもワクワクさせられた そしてそんな点子ちゃんの友達アントンもとても行動力があり、誰かのためにと動ける人 各章の最後には作者のコメントがある。単純にお話を楽しむのではなく、点子ちゃんやその他の登場人物の行動を振り返り、考えさせられるのがより暖かい気持ちにさせられた

    1
    投稿日: 2016.04.03
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    CREA2月号の少年少女文学特集に刺激を受けて、図書館で借りてきた本その1。 うー。私にはやっぱりケストナーはあわないなあ。

    0
    投稿日: 2016.02.13
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    アンダハトさんを救ってあげられる人がいたらよかったのに。 ケストナーさんの教訓部分をどう見るか、ですね。 子供たちにとってはむしろ蛇足なのかもしれない。 まあでも、そう感じたら読み飛ばしちゃったらいいだけなのかも。

    0
    投稿日: 2015.09.22
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    ケストナーの説教臭さが子供の頃は嫌いだったけど、読み返すと、なかなか味わい深いものがある。貧しくとも心ばえの美しいアントン、天然不思議ちゃんのプンクトヒェン、立派な人物のお父さん。

    0
    投稿日: 2015.09.05
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    むかし、むかし読んだんです 新鮮でわくわくしたことは覚えているのに内容はすっかり忘れていました 懐かしくて楽しくて、やはりワクワクして読みました 戦前のドイツ この時代に生きて捜索したケスナー 他の作品も愉快です 子供たちも大きなものを背負わされて、でも明るく生きていく また他の作品も読み返してみようかな ≪ まっすぐで 人を愛して 点子ちゃん ≫

    0
    投稿日: 2015.08.30
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    ケストナーの小説に出てくる子どもたちは何かを背負わされていることが多い気がする。『ふたりのロッテ』のロッテとルイーゼは親が離婚して離ればなれ。“エーミール”シリーズのエーミールは母と子ひとり。今回は点子ちゃんはお金持ちだけどアントンはそうじゃない…というように“ふつうの”“しあわせな”子どもはあまり出てこない。これはケストナーがナチス圧政下で小説を書き続けたことと繋がってるのかな。章終わりの考察が面白い。2012/349

    0
    投稿日: 2015.04.21
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    重松清の作品を読んだときも、「こんなに子どもの気持ちを覚えている大人がいるんだな」と心から思ったものだが、ケストナーもそうだった。 子どものころに読んだらもっと面白かったかもしれない。 面倒見のいいアントン。 子どもが生まれたら、ぜひ読ませたい本。 ずーっと読み継がれていってほしい作品。

    0
    投稿日: 2015.03.23
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    児童向けだけれど、大人が読んでも十分楽しめる。 童心に戻れるって、なんて幸せなんだろう。 おちゃめな点子ちゃんと、心優しいアントンの友情物語。 点子ちゃんのお家にいるお手伝いさんたちが、とてもいい味出してます。 各章の終りに小さな字で書いてある「立ち止まって考えたこと」は、読んでみて身につまされる思いがします。 粋で機知に富んだケストナーの発想は素晴らしいです。 物語に登場する主役の男の子は、ケストナーの分身なのかもしれませんね。

    6
    投稿日: 2015.01.04
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    意外と(?)名作文学というものを読んでいないので、これはいかんやろう!ってことで読んでみました。 エーリッヒ・ケストナーの本は以前に「飛ぶ教室」を読んだことがあったのですが、個人的にそんなにみんな大絶賛する程良いの?っていう感想を抱いた気がする。 面白かったけど、名作文学とよばれる理由はなんぞや?と思ってしまう。 面白かったのは面白かったです。相変わらずわけわかんないけど(爆)

    0
    投稿日: 2014.09.15
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    ハッピーエンドなのが良い。 これを読んだときの思い出です。 当時小学生6年生で、家庭が経済的な事情で困窮し、父が単身赴任することになって家からいなくなったことがありました。 (この本は父が学生時代に、ドイツ文学だかドイツ語の勉強の為に読んだとかで家にあり、勧められたのです。本には線がひいてある箇所も。) 学校でも、クラスの女の子内で仲間別れがあり、友達をかばったら次の日から突然1人になりました。3学期、卒業式まで1人でいました。 ショックなことが重なりましたが、この本のおかげで割と平気でした。 アントンに共感していました。どんなことがあっても境遇に文句を言わず、まっすぐでいることって大切だ、と思ったことが私の原点となった本です。

    0
    投稿日: 2014.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    母親想いの心優しいアントンと、おてんばで奇想天外な点子ちゃんが繰り広げるものがたり。 アントンみたいなやさしい男の子は素敵だなぁと思いました。

    0
    投稿日: 2013.09.08
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    子ども図書館で借りてきたので、読んだのは1962年岩波版です。 ブルジョワの両親の下で、のびのびと、やや放任気味に育てられている「点子ちゃん」ことルイーゼと、貧しい母子家庭ながら母親に一心に愛情を向けているアントン。異なる階級に属しながら固い友情でむすばれた2人が、点子ちゃんの家庭教師アンダハト嬢とその「おむこさん」による悪だくらみをあばき、ついでにアントン少年の家庭の事情も解決されるという、冒険とハッピーエンンドの物語です。 とはいっても、けっして甘いだけの本ではなく、ケストナーはこの作品で階級社会への批判そのものを焦点に据えているわけですが、正義感あふれると同時に子どもらしくのびのびした点子ちゃんを主人公にすえることで、説教くさくならず、ユーモアにあふれ、子どもたち自身の力に希望をたくす、生き生きした本になっています。ケストナーの本のなかでも、とりわけ魅力ある一冊だと思います。

    1
    投稿日: 2013.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    娘の本棚から借りて読んだ。 点子ちゃんが友人のアントンを助ける場面がある。アントンが生活に困っていることを、アントンの学校の先生に教えに行くのだ。アントンは、「自分でそんなことを言うくらいなら、舌を噛み切って死んだ方がまし」というから、アントンには内緒で、こっそりと。 アントンは、点子ちゃんのおかげとは知らず、ピンチを免れることになる。 その場面についての、作者ケストナー先生の一言が素晴らしい。 “点子ちゃんのように、友人の役に立つ機会がある、というのは、とても幸せで素晴らしいことだ。でも、アントンはそれが点子ちゃんのおかげだとは知らないし、点子ちゃんはお礼を言ってほしいとは思っていない。 自分が役に立てたことが、そのまま自分へのご褒美だ。そのほかのことは、喜びを大きくするよりも、むしろ小さくしてしまうだろう。” そして、“みんなも、人を幸せにすることがどんなに幸せかを、知る人になってほしい”と結ぶ。 自らを省みて、「はい、ケストナー先生!」と背筋を伸ばさずにはいられない。 私の子どもたちには多くを望まないようにしてきた。「こうあってほしい」という願いが強くなり、子どもたちの本来の素質を損なうのを恐れていたからだ。だけど、このことは、子どもに伝えていきたい。 人を幸せにすることが、あなたの幸せ。そうする機会に恵まれたなら、そうすることがご褒美だってこと。 何回も読み返したい本だ。

    4
    投稿日: 2013.01.31
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    やっぱり、ケストナーは好き。エーミールと飛ぶ教室が一番好きで、これはちょっと一章ごとについている説明がうっとうしい人もいるかもしれないが、これは、ケストナーが大人に言いたい事だと思って、とばしてもいいので、読むこと。

    0
    投稿日: 2012.12.06
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    お母さん思いのアントンに胸を打たれたり、点子ちゃんの天真爛漫さに微笑んだり。こんなに素敵な二人はいないと思う。

    1
    投稿日: 2012.11.17
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    小学校の図書館で何回も手に取ってたけど… 内容が思い出せない! 好きなフレーズがあってそこだけよんでたのかも。 読む振り?

    0
    投稿日: 2012.10.23
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    私がケストナーを知ったのは、大学生になってからのことであった。読んで猛烈に後悔した。なんで、なんでもっと早く私はケストナーに出会わなかったんだろう! と(ちなみに、後藤竜二さんも似たようなことを思った作家だった)。 ケストナーは、決して、絶対に、子供をなめない。見くびらない。そして、甘やかさない。 一人の思考する人間として、子供に対等に接する。真摯である。それでいて、愛情に溢れている。 彼は彼の持てる全てのモラルと、誠実さと、愛情を持って、子供たちに語りかけてくれる。 しかしそれは、子供にとって、自分の話を聞いてくれることに等しいのだと思う。ケストナーは語りかける、けれどそれと同じくらい、真剣に私たちの話を聞いてくれるのだ。 何が正しいのか、ということの難しさと、何を大切にするのか、ということのありがたさ。 それはいつでも、私達の胸の中にある。けれど、それをきちんと教えてくれる人は、少ない。 自分が一人ぼっちだと感じたら。何かおかしいと思うことをあったら。 いつでも、ケストナーに相談してごらん。 きっと彼は、あなたの話に、真剣に耳を傾けてくれるよ。

    4
    投稿日: 2012.07.22
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    ケストナーの作品は本当に好き。 「点子ちゃんとアントン」は物語の合間に覚え書き風に大切な事が書かれている。お金持ちであることと貧乏であること。世の中の不公平さにまっすぐ目を向けて、でもその不公平さを諦めずに良い方向に持って行っている。点子ちゃんとアントンの友情が一生続きますように。

    0
    投稿日: 2012.07.06
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    これを洋書で読みたくてずっと探してるけどない。。。 アメリカではドイツ文学が人気ないのだろうか。 「二人のロッテ」もないしなーーー。

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    投稿日: 2011.12.27
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    点子ちゃんはとってもお茶目で可愛い女の子。でもアントンのお母さんにちゃんと気配りができたり、すっごくいい子だと思いました。章の終わりに挿入される、ケストナーの人生訓みたいなものが、すっと頭の中に入ってきて、とても面白かった。

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    投稿日: 2011.11.15
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    ケストナーの作品は子どもの頃に是非読んでおきたいと思わされます。僕自身が子どもの頃に出逢えなかったから、より一層そう思いますね。 お金持ちだけど親に構ってもらえない点子ちゃんと、貧しくとも母親思いのアントンの物語。登場人物みんながいいところばかりではなく、それぞれがそれぞれの味を持ってます。その中でも空想好きでお茶目な点子ちゃんがいいですね。ただ単に天真爛漫という訳でなく、アントンのことを思って起こす行動に思慮深さも表れます。また各章の終わりに作者からの教訓じみた一言があるのですが、それがユーモアに富んでいて、ただ単なるお説教になっていないのも素敵です。人生の大切なことをしかつめらしく言うのでなく、楽しい物語に織り込んで伝えることこそ児童文学の妙ですね。

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    投稿日: 2011.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子供をほったらかしにする親。 子供の友達づきあいの中で、家族からは得られない情報と経験を積み重ねていく。 それでも、家族の絆の大切さもにじませている。 最初は、あまりよくわかりませんでしたが、 映画(DVD)を見て、筋が分かってから、文庫を読んだら、よく分かりました。 人によって、文庫が先の方がいい人と、 映画が先の方が良い人がいるかもしれません。 文庫をよんでピンと来ない人は、ぜひ、映画(DVD)をごらんください。

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    投稿日: 2011.08.07
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    子供の時に読んで以来の再読でしたが、いかにもお行儀のいい女の子というのでない、ユニークな点子ちゃんの発言や行動がとても魅力的!アントンも、かっこいいけど、失敗もするところが親しみを感じます。そして、大人も同じく失敗するけれど、子供に対して対等に正直に話す、点子ちゃんのお父さんが素敵でした。

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    投稿日: 2011.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    点子ちゃんは、誰もが持っている子供心を集約したようなおもしろおかしい女の子。 アントンは、勇敢でかしこく、正しいことをできる男の子。 ふたりの友情がふたりを救いハッピーエンドへとむかう。 お父さんのポッゲ氏も素敵。 2020.7 再読。 ユーモアのある少女点子ちゃんと、正義感の強い少年アントンのお話。面白く読み進むのだけど、それぞれのキャラクター通じて筆者が読者に考えて欲しいこと(人生で何を大事にするか、とか)がたくさんあるんだろうなあ、と感じた。小4娘も一気に読んでました。

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    投稿日: 2011.07.20
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    お気に入りの本。元気な点子ちゃんも、毎章末のやさしいコメントも大好き。点子ちゃんみたいな環境はさびしそうだけど、お嬢様はなんでもできて良いな~(笑)

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    投稿日: 2011.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作者のかたはこの本を通して色んなことを考えてほしかったんだろうなって思う。 生まれながらにして悲しいけど優劣がありみな平等ではない。 子供でも大人でも読みやすい作品。 だからこそみんなが少しでもこの世界の矛盾に気づいて考えて欲しかったんだろうなって。 なんて作者の意図(自分なりの解釈ですが)はともかく子供でも大人でも楽しく読めるのでとてもお勧めです。 風変りな点子ちゃんとお母さん思いのアントン、二人が好きになること間違いなし♪

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    投稿日: 2011.06.09
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    ケストナーという作家の特徴は――そのユニークな構成ももちろんであるが――子ども時代というものが、より善なるものへと変容していくプロセスであることを、非常にはっきりと認識している点にある。児童文学が優れたものであるためには、それが子どもの「成長」を描くものである以上、必ず「発達の視点」を必要とするのであるが、ケストナーは児童文学作家として、見事にその要求に応えているということができるだろう。その背景には、ナチスによる迫害を通して、退行的な人間の姿を目の当たりにしたケストナーの、怒りと嘆きがあることは周知の通りである。したがって、ケストナーの切実さは、子どもというものが、よりよい存在へと自己を変容させるための可能性に満ちた存在であると同時に、周囲の大人によって明確な価値を示されることなく育つならば、ナチスにもなり得る存在であるということを、深く見抜いていたに違いない。 とりわけ、『点子ちゃんとアントン』という作品は、正義や公正さなどの人間的な価値は、あらかじめ人間のうちに備わっているものではなく、学習されなければならないのだという問題意識に支えられている。この、あまりにも教育的な作品は、「子どもはありのままですでに善である」という今日の教育観からは理解しがたいものであるかもしれない。しかし、「子どもはありのままですでに善である」という考え方を多くの親や教師が受け容れた結果、彼らの教育者としての責任が悉く剥奪されている現在の状況を考えるなら、物語の前面に作者が進み出て、直接子どもたちに語りかけるというケストナーの手法は、子どもたちに対する姿勢としてまっとうであり、今なお有効な教育の在り方であると思う。

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    投稿日: 2011.03.05
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    エーリヒ・ケストナー 「飛ぶ教室」がすきだったくせになんで読んだことなかったのかなぁ あんまり覚えてないけど「エーミール」は1冊くらい読んだことあるような 点子ちゃんの名前の由来が、 点みたいにちっちゃかったからってのが(笑) 点みたいって!あはは アントンがかっこよくてよい子でかわいい 点子ちゃんもかわいくて楽しい しあわせなハッピーエンドだし 作者の「立ち止まって考えたこと」も、すごく正論で含蓄がある 面白かったな〜 ケストナーいいなぁ

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    投稿日: 2010.08.03
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    ドイツ人って真面目だなーという印象を受ける作品。 登場人物は、色んな人柄の人がでてくるけど ケストナーが物語の中で思ったことを作品とは別に書いてある。 ( ・_ゝ・)<昔は児童文学。今はもっと年齢層高め。

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    投稿日: 2010.07.04
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    子供の頃、ふたりのロッテは読んだけどこちらは初めて。 映画化もされましたね。 エーミールと探偵たちは読んだはずだけど・・。

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    投稿日: 2010.01.30
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    ドイツの大恐慌時代、金持ちの娘である点子ちゃんは変わった子。 時々とんちんかんな事をして、周りからは煙たがられることもある。 その友達のアントンは、父親が死に病気の母親を看病している貧しい子。 二人はある事情から、夜に物乞いを繰り返してお金を稼ぎます。 しかしそれが、周りを巻き込んだ騒動へと発展してしまうお話。 一話ごとに作者の「物語から読み取れる教訓」が載っていて 大人が読んでも、実際あるよね・・と考えさせられる。 説教くさくないし、翻訳が上手いのでとても読みやすかった。 物語だから、アントンのような子がいるんだよなと思う反面 現実でもあったらいいなと思う。そんな友情物語。

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    投稿日: 2009.12.29
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    世界の童話作家、ケストナーの個人的最高傑作。他にも「飛ぶ教室」や「ふたりのロッテ」などが有名だけど断然この作品が良い。お金持ちの点子ちゃんと父は死に母は病気でひそかに働きながら学校に通うアントンの温かい友情物語。友達を大切にしたいと思う、点子ちゃんの汚れない純粋性は子どもならではの宝物だと思う。ケストナーの作品にはささやかな子ども賛美と大人への戒めが隠されていて、親になった人にはもっともっと意味がある作品じゃないかしら。

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    投稿日: 2009.08.10
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    最近読んだ、ドイツ文学で しかも前回は断念してしまったケストナー作で よい!と思えた作品。 点子ちゃんがなんとも言えずナイスだし、 アントンも男らしい☆ ケストナーの力がつまった一作って感じ。

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    投稿日: 2009.07.29
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    「あの女の子、すばらしかない?」と、アントンはハーベックスさんにたずねました。「いや、もうたくさんだ。あんなのに二日もそこらをうろうろされたら、気が変になっちゃうよ。」と、床屋はいいました。 私も点子ちゃん、すばらしい女の子だと思いました。 私が思うにこの女の子は 今でいうアスペルガー症候群とかADHDの子なんだろうなあと。 昔は多少変でも「ああ、あいつはああいうやつ。」 ですんでしまったように思う。 そういう位置づけでどんな子にも居場所があったけれども、 今は変だといじめに合ってしまう。 人口が増え過ぎて人の心に余裕がなくなってしまったため? そうなるとケストナーもアスペルガーだったのだろうか?

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    投稿日: 2008.06.28
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    点子ちゃんとアントンは育っている環境が全く違うの。でもでも大の仲良し。お互い相手を思いやる気持ちがすごーくいいなぁと思う!人はいつも誰かに支えられて生きている、ということがとても自然に描かれています。そして大人の子供に対する愛情もとても大切なんだなぁと再認識させられます。

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    投稿日: 2008.03.01
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    点子ちゃん最高! 映画版より時代設定が古くて、違う部分もあるけど、その根本に流れる精神は同じなんだと思う。ので、映画版も好きだし、劣らず原作も良いです。 また、これは章のラストに「立ち止まって考えたこと」というのがあって、これがまるで道徳の解説のようだけど、何故か説教臭くないし、納得して読んじゃう。 点子ちゃんとアントンの友情も素晴らしくて、他人に何かをしてあげることは無償(あえて言うなら、それで相手が喜んでくれると言うことがご褒美)だと言うことを無意識に実践できる二人、見習いたいものです。 そして、とってもとっても素敵なハッピーエンド♪やっぱりそうじゃないとね。

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    投稿日: 2007.08.22
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    映画は見たのだけれども、本をまだ読んでなかったのよ。 映画ではお母さんはボランティア活動で世界を飛び回るあまり、点子ちゃんをないがしろにしているのに全然気づかないのが、後半は仲直りできたんだ。 でも本では…。

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    投稿日: 2007.06.23
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    点子ちゃんのユーモアとアントンの誠実さに時に涙、時に笑い、心あったまるストーリー。間にはさまるケストナーの教訓がまたおもしろい。可愛い本。

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    投稿日: 2007.04.27
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    この出版社じゃないもので読んだんですが、「塩を忘れるなアントン!」が忘れられません。男の子と女の子の子供ながらの友情が一生懸命でいじらしくて元気が出ます。

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    投稿日: 2006.12.02
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    小学生のころ以来久しぶりに読んだ。高校のときに映画は見たんだけど、俺の記憶とは違う。 ユーモアにあふれて、最後はめでたしめでたし。とてもケストナーっぽい作品。僕はベルタが好きだよ。

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    投稿日: 2006.11.10
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    なにがいいことで、なにが悪いことか、良く分からない子どもの頃、善悪を分かりやすくユーモアたっぷりに教えてくれた本。もちろん物語も痛快愉快。大人になって、その意味深さに、再び気付かされました。何歳にとっても必読書!

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    投稿日: 2006.08.11
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    大金持ちのお嬢様の点子ちゃんはちょっと変わり者。友達のアントンはお母さんと二人暮し。病気で働けないお母さんの代わりに毎日お手伝いをして、その上、路上で靴紐を売って生活費を稼いでいます。点子ちゃんも、路上でお金を稼ぎます。ぼろを着て物乞いをするのです。点子ちゃんのお父さんとお母さんにはもちろん内緒です。二人は毎晩舞踏会や観劇に出かけているので、点子ちゃんはいい子で眠っていると思っているのです。

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    投稿日: 2005.09.24
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    童話と呼ぶのはどうかとも思うけれど、私の子供時代、強く心に残った作品。子供だけがもつまっすぐさや鋭さなど、もう一度読み直したいなあ。

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    投稿日: 2004.10.17