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螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)
螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)
村上春樹/新潮社
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総合評価

295件)
3.6
46
96
97
15
3
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    また時間が経ちすぎた それでも印象深い話が「納屋を焼く」。あまりに抽象的だし納屋を焼くことなんて生活のどこの過程で思いつくのか??パン屋再襲撃と同じくらいユニークで抽象的、村上春樹ワールド炸裂

    0
    投稿日: 2025.11.17
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    直接的な表現が少なく、メタファーを孕んだような物が多く難しかった。3つのドイツ幻想がなぜか異様に心に残った。

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『蛍』 ノルウェイの森の原型。 主人公と、親友と、親友の彼女。親友は自殺し、二人は取り残される。 この、大切な人の『死』が決定的に二人を損なって、その傷に気付かまいとする、なんともいえない空気感が好き。 『納屋を焼く』 薬でトリップしているときに唐突に「時々、納屋を焼くんです」と彼女の新しい恋人に告げられる。 近くの納屋を焼く予定だともいい、主人公は探すも、結局焼かれた納屋は見つからず。後々会った時には、焼いたと言われるが……。そして、彼女は『消え』、音信不通となる。 普通だったら、主人公が代わりに捕まっちゃいそうなもんだけど、そんな簡単な話になるわけなく。 分からなすぎて、色々解釈を読みましたけれど、どの読み方も唸らせられますが、そんな多重に解釈できるメタファーが、こんな短い小説の中にどれだけ込められているの!?となって、そのことに驚愕。 さすが、ニューヨーカーに掲載された小説は一味違うぜ……。 『踊る小人』 象工場で働く僕は、夢の中に出てきた小人に、同じ職場で働く女の子を欲しいという願望を吐露することになる……。 声を出せば、小人に身体を奪われ、森の中で踊り続けることになる。小人は、女の子の肉体が腐っていく幻影を主人公に見せるが、主人公は幻影を見抜き、耐え忍ぶ。 働いている象工場がそもそもファンタジーなのだが、話の流れは、ちょっとした怖い話のテイスト。 メタファーや、バックボーンまで見抜けていませんが、革命など寒々しいイメージが、根底に蠢いている気がします。 『めくらやなぎと眠る女』 耳の疾患が、恐らく精神的なもの……。この世界との馴染めなさの一端を表しているような気はしているのですが……。 もう一遍の「めくらやなぎと、眠る女」と比べてみて考察してみたいです。 『三つのドイツ幻想』 まーじで、夢の中!? 幻想小説にも程がある!

    3
    投稿日: 2025.10.15
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    まだ荒削りな時代の村上春樹の短編集。 納屋を焼く、踊る小人は結構不気味で面白かった。 蛍はノルウェイの森だね。懐かしい。 めくらやなぎと眠る女は短編にしては盛り込みすぎな感じがしてあまり入り込めなかった。 三つのドイツ幻想、超短編なんだけど、なんとなく凄い心に残る作品だった。なんでだろう..?? 特にヘルWの空中庭園に関しては、村上春樹の世界観や想像力に感服する。 ヘルWの空中庭園の絵があれば買って飾りたいな。 すごく素敵な情景。 ドイツ行ってみたいな、来年行ってみよう。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    どことなく概形を掴むのがむずかしい作品が多かった きっとこの作品の消化を良く見るのが村上春樹の短編集の読み方なのであろう 象徴的な比喩描写と,感想描写 無理をしたような言い回しもどことなく多い気がした 何かを描くために何も描かない そんな本作を読むにはきっと村上春樹を読み続けるしかないな

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5~6年ぶりに再読。「螢」では自宅近くの情景(和敬塾、椿山荘等)が記されており、特に親近感を持って読むことができた。また、「納屋を焼く」や「踊る小人」は率直にどのようにそのような世界観を着想する/提示することができるのか...と感じさせられた。久々に著者の初期作品の文体に触れ、なんとも言えない読後感を体験。以下の通り、印象に残ったフレーズはありつつも、やはり自分は著者の長編作品を好むのだと再認識した。 特に印象に残った箇所は以下 ・しかし僕の友だちが死んでしまったあの夜を境として、僕にはもうそのように単純に死を捉えることはできなくなった。死は生の対極存在ではない。死は既に僕の中にあるのだ。そして僕にはそれを忘れ去ることなんてできないのだ。何故ならあの十七歳の五月の夜に僕の友人を捉えた死は、その夜僕をもまた捉えていたのだ(p.31) ・失った経験のない人間に向って、失われたものの説明をすることは不可能だ(p.129) ・「つまり誰の目にも見えることは、本当はそれほどたいしたことじゃないってことなのかな」と僕は言った(p.175)

    0
    投稿日: 2025.05.26
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    非日常の話が入ってくるよりも、リアリズムというか日常的な人間の関わりが描かれている話の方が個人的には好みだ。

    1
    投稿日: 2025.05.08
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    めくらやなぎと眠る女がアニメ映画化されたので、どんな話か読もうとこちらの短編集を買ったけど、肝心のめくらやなぎも、そのほかの短編も、どれも読んだことがあって、初読なのは三つのドイツ幻想だけだった。 納屋を焼く、はいろいろな短編集に入っているので、読むのはもう三度目かな。 好きな話なので、良い。 蛍、納屋を焼く、めくらやなぎの短編ほ、ガールフレンドとうまくいくとかそういうことはなく、友人が死んでしまったり、友人のガールフレンドがいなくなったり、喪失についての物語だと思う。 納屋を焼くというのも、納屋を消滅させるということになるのかもしれない。けど、それは誰からも必要とされていないから、気づかれもしない消滅だ。 何かを失う、ということについて。身近だけど、あまり意識して生活することはなく、だけどあまりにも身近な物語。

    1
    投稿日: 2025.04.30
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    『螢』は「ノルウェーの森」の原形とされている短編。 『納屋を焼く』は「バーニング」の題で韓国で映画化されている。 40年前の短編集であるけれど、いつもの村上春樹作品と同じく、時代性を感じさせないので現代の作品と同じ感覚で読める。 この、時代にとらわれていない感じがいいところだといつも思う。 どの時代の読者が読んでも、その時代時代を借景にして普遍的に通じるのである。 本作に収録の短編はどれも完成度が高く、ミステリアスな感じも村上春樹作品の入門としてよいと思う。

    1
    投稿日: 2025.04.19
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    7つのうち、最初の短編の「蛍」で、「僕」は「彼女」と中央線の電車の中で偶然に出会い、四ツ谷駅で降りる。その後、彼女は何も言わずに歩き始め、僕は、そのあとを1メートルほど離れながら歩く。四谷から飯田橋、飯田橋から神保町の交差点を経てお茶の水、さらには本郷に抜けた後で、駒込まで、僕は彼女のあとをついて歩く。そして、彼女は僕に「ここはどこなの?」と聞く。「駒込」と僕が答えると、彼女は「どうしてこんな所に来たの?」と尋ね、僕は「君が来たんだよ。僕はあとをついて来ただけさ」と答える。 グーグルマップで調べてみると、四ツ谷駅→飯田橋駅(2.1km、徒歩27分)、飯田橋駅→神保町交差点(1.2km、18分)、神保町交差点→御茶ノ水駅(950m、15分)、御茶ノ水駅→駒込駅(ここはほぼ直線、4.3km、62分)となり、合計で8.5km、122分となる。全く休まずに、口もきかずに、それだけの距離と時間を歩きとおし、「どうしてこんな所に来たの?」と僕に質問してしまう。 彼女は、彼の高校時代の友人のガールフレンドだったのだが、彼の友人は、どういう理由か分からないまま自殺してしまう。それから久しぶりに彼女と僕は偶然会うのだが、僕から見て彼女はやせてしまっていて、そして、上記の通り、普通ではない。 その後、彼女と僕は時々デートを重ねる。そして、クリスマスの夜に結ばれるが、彼女はそのまま僕の前から姿を消してしまう。その後に来た手紙には、彼女は「療養所」に入っているという内容が書かれている。 僕の友達の自殺により、彼女は心に深い傷を負い、まだ癒えてはいない、というよりも、異常をきたしている。デートを重ねるが、彼女は僕と一緒にいても、僕のことを見てはいない。「彼女の求めているのは僕の温もりではなく、誰かの温もりだった。」そのように、僕は感じながらも彼女と会い続ける。そして、結ばれた直後に、彼女は姿を消す。 とても哀しい物語だと思う。なぜ、このようなことが起こるのかということには、小説の中では一切触れられていない。ただ、そのように時は過ぎていくのである。 小説の最後に、僕は、別の友人からもらった瓶に入った蛍を屋上で逃してやる。蛍は飛んでいき、弱い光を放つが、彼にはその光をつかまえる術はない。

    14
    投稿日: 2025.04.11
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    村上春樹さんの再読2冊目。この本は案外内容を覚えていた。もう20年以上前に読んだはずなのに、深く印象に残ったのだと思う。特に「納屋を焼く」が独特で好きだ。これを原作とした韓国映画「バーニング」も読後に観てみたが、自分の想像とはずいぶん異なる雰囲気と結末だった。想像の余地が大きいのが春樹さんの作品のまた面白いところだなと思った。

    5
    投稿日: 2025.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「納屋を焼く」「踊る小人」が面白いなぁ〜 「螢」「めくらやなぎと眠る女」はモヤっとしてて うーーーん好みではなかった! 「三つのドイツ幻想」にいたっては あまり理解もできずに読み終わったので 少し残念だった…合わなかったのかも…! 「納屋を焼く」は久しぶりに読んだけれど、 やはり少しミステリチックで面白かった。 初めて村上春樹さんの作品を読んだのが この作品だったかと思う。 「踊る小人」のファンタジー溢れて 少しワクワクする雰囲気も好きだった! 村上春樹さんの作品は、 エンドが大抵(というか物語自体も大抵) フワッとモヤっとしていたりするので、 最終的に面白い作品は個人の楽しいと感じる範囲が被った作品次第だなぁと改めて感じた。

    0
    投稿日: 2025.03.12
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    新潮文庫の100冊 2024を読もうと入手した。 (2025.2.28) ※2025.2.21購入@東京堂書店  新潮文庫の100冊 2024:18冊目

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    どうせ忘れてしまうなら痛みを恐れずに生きていこう、いや、どうせ忘れてしまうなら痛い思いはしたくない 捉え方だなあと思うなど うーんでも、痛い思いせずに人生を歩めるとは到底思えないから前者のマインドでいようかな いや、うーん、でも、痛い思いはしないに越したことはないな、、 だとすれば、痛い思いをした時には前者のマインドを思い出せばいいのかな なにはともあれ 短編として気に入ったのは螢

    0
    投稿日: 2025.02.25
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    ノルウェイの森、の元となった蛍が収録されています。 初期の村上作品はとても本の内容というよりは文章自体を読ませる、なにか独特な密やかな静けさを持っています。読後感もなにか曖昧模糊な雰囲気があり、それはそれでおもしろいです。

    0
    投稿日: 2025.02.22
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    さびしさ 喪失 やるせなさ 学生の時にはなんとも思えなかった、この静かな、たしかにある感傷がしみた。これが歳を重ねたということだろうか

    0
    投稿日: 2025.02.14
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    「納屋を焼く」の話が印象的だった。スマートな見かけの青年が、どういう理由か周辺の納屋を焼いていく。納屋を焼く人と納屋は焼かない人とに分かれるという。その不思議な世界観にひかれた。村上春樹の素敵な文章に浸れて、幸せな時間を過ごせて良かった。

    8
    投稿日: 2025.02.10
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    大麻を吸いながら狙いを付けてる納屋の話をしているシーンがめっぽう気味悪い。 放火ではなく強姦だとか殺人だとか、色んな説があるけども、どれであってもアカンやつ。 そんな時はお口直しに蛍を読むといい

    0
    投稿日: 2025.01.22
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    村上春樹さんの小説にハマってしまいました♡ 消せない過去とか 満たされない想いとか 生きていく上で運命的に抱えてしまった傷跡に 向き合う彼らたち… その時に与えられる 極上の孤独感や喪失感など どれもその時にしか感じられない感情ばかり… 自分と向き合うことって 幾つになっても 苦しくて辛くて少し重い… 言葉にできない想いを いつも求めていた言葉として表現してくれている 読み終えた時は 不思議と満たされた想いになる… 特に短編の中で 『蛍』の小説がお気に入り♡♡ 『ノルウェイの森』の原型に なっている小説ようで 遠い日の記憶や 夢を辿っていく柔らかい空気感が 小説の中に漂っていました…

    0
    投稿日: 2024.12.12
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    これは完全に村上春樹ワールドです。この世界にどっぷり浸かりたいと思う健全な精神で読んだらとっても面白いと思います。

    0
    投稿日: 2024.11.13
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    「螢」が大学の授業で取り扱われていた為興味を持ち読了。螢・納屋を焼く、が好みだった。文章は美しいと思うけれど、それだけでは私は飽きてきてしまう。

    0
    投稿日: 2024.10.29
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    2回目読了。映画化の為読み返してみたくなった。不思議な魅力に包まれた短編集だった。秋の夜長寝る前に読むにはぴったりの一冊。

    0
    投稿日: 2024.10.20
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    映画『めくらやなぎと眠る女』が好みの映画だったので、数年ぶりに引っ張り出して読み直した。 村上春樹の作品のなかでは長編、短編含めて一番好きな作品かもしれない。 特に本作のなかで一番好きなのはイ・チャンドン監督で映画化された『バーニング』の原作『納屋を焼く』だろうか。ミステリアスだがホラー的な要素もあって面白い。 そして『踊る小人』もシュールな怖さがあってとても良い。寓話のような、ファンタジーのような雰囲気もある。 『ノルウェイの森』の習作となった『螢』も良かった。何ならこっちのほうが良いかもしれない笑 読後、どこか空虚さを感じるのだが、この独特な空虚さを感じるのも村上春樹作品の魅力かもしれない。

    0
    投稿日: 2024.09.11
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    蛍は良い短編だったな。あとのはなんとなく読み終わったけど、海辺のカフカをあんまりよく読めてなかったから再読しようかな。

    4
    投稿日: 2024.08.12
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    だいぶ昔に読んだ本。再読。 その頃は、二回同じ本を読まない主義というか、他にも読みたい本が山ほどある中で、後戻りしていられないという、読書を味わい尽くす使命感のようなものがあった(今もあまり変わらない)。その頃の記憶が、当時の音楽や情景に宿っていて、それは小説にも閉じ込められていたと気付く。 私にとって村上春樹はそうしたタイムカプセルの象徴であり、本書の「蛍」はストーリー自体も回想のようで、私自身の記憶と錯綜し、感情が紐解かれるようだ。そして、案外、話を覚えているものだ、というのが自分自身、意外だった。 言葉の意味も深く分からず、夢中で読んだ。その余韻に浸りながら、感受性豊かだった学生時代を思い出す。世界観、喪失感に厨二病のように取り憑かれ、誰かや自分の言葉、価値観に振り回されながら、それに陶酔していた日常を。 『ノルウェーの森』を教えてくれた人が、この短編集に世界を広げてくれたのだった。今はもう、その人と簡単に会える関係性にはないが、元気でいてくれたらなと思う。

    66
    投稿日: 2024.08.09
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    新潮文庫夏の100冊で手に取った1冊。叙情性豊かな短編集です。 ■蛍 ノルウェイの森の元素材となった本作。文庫本2冊分のエッセンスをギュッと纏めてくれてこちらで再読した気になります。 ラストがノルウェイの森は旅に出るストーリーだったが、こちらは蛍を放つ、と言う叙情性豊かな造りになっています(ちょっとあざといかも)。 ■納屋を焼く 納屋を焼くと言う男と消え去る女性。burn the barnは分かるけど何が言いたいのかは最後までよくわからなかった(納屋を焼く=殺害のメタファーのようです)。 ■踊る小人 夏目漱石の夢十夜みたいな小説。踊りの上手い小人と像工場で働く僕。夢と現実。皇帝と革命。メタファーが物凄いが、蛍に並んで感性を触られるようで本作の中では一二を争う位好き。 ■めくらやなぎと眠る女 過去に関わった友人から聞いた体を蝕むめくらやなぎと耳の聞こえないいとこのお話。正直、"?"と言う感想(読み込めばまた解釈も変わるかも)。 ■三つのドイツ幻想 博物館の描写はThe・村上春樹と言う感じでなかなか良かった。

    0
    投稿日: 2024.08.07
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    理屈がないのに滑らかで、安心感のあってそれでいてやるせのない話を読んでいると、この感情は自分ただ1人しか味わえない、誰にも共有し得ないものだと実感すると同時に、自分がだだっ広い空間にポツンと投げ出されて行き場をなくしたような停滞感も味わうことになる。進めないのか進みたくないのか、もう分からない。

    7
    投稿日: 2024.08.01
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    村上春樹は喪失の物語だと思っている。『ノルウェイの森』の原点と言われる『螢』、『納屋を焼く』『踊る小人』など、これぞ村上春樹という作品の数々に酩酊しながら読み進める。何が起きているか分からないままに、文体に酔いしれる読書体験は唯一無二だと思う。だからこそ、こんなにも読み続けられる作家であり、評価されるのだろう。皆と同じではダメなんだ(言い過ぎか?)。オリジナリティがほしいのだ。

    5
    投稿日: 2024.07.21
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     複数の短編が収録されており、その中の一つ『螢』は、のちの長編小説『ノルウェイの森』につながる作品である。本作では、主人公が住む学生寮にまつわる出来事が描写されるが、これは『ノルウェイの森』の前半部分に似ている。また今年の夏公開のアニメ映画『めくらやなぎと眠る女』も収録されている。

    0
    投稿日: 2024.06.02
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    螢を読むと、ノルウェイの森を再読しようかなという気にさせられる。この作品は抽象的な表現が殊更に多く、正直何を言ってるかわからないものもあった。だが、描写の引出しが多いのは流石だと感じた。村上春樹が他作家と異なる点はこの引出しの多さだと思う。

    2
    投稿日: 2024.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まあ悪くないけど特別良くもないかなぁという感じ。もう村上春樹は飽きちゃってるのかもしれない。慣れているから安心して読めるから手に取ってしまうだけな気がしている。そろそろ別の作家を見つけたい。 螢。ほんとにそのままノルウェイの森。人物に名前がなくて、ミドリが登場しない。 小人の話は割とよかった気がする。御伽話のような感じ。欲に目が眩んだ主人公がいっときは欲しかったものを手に入れるけど、結局のところうまくいかない。彼は最終的にどちらを選んだのだろうか。俺なら踊り続ける気がするな。 従兄弟の病院の付き添い。病院に対するイメージはノルウェイの森で書かれていたのとどこか共通するものがあるような気がする。病院を特別なものとして捉えているのだろうか。 最後の三つの短編はよくわからない。正直流し読みした。

    0
    投稿日: 2024.04.19
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    村上春樹は合わなくて読まないのだけど、「元気が出る本」と検索したら出てきたので読んでみた。結論から言うとやっぱり合わなかったのだけど、短編なので少しは読みやすかった。特に元気が出る本でもなかった。

    0
    投稿日: 2024.04.13
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    早稲田の村上春樹ライブラリー(安西水丸展)に行こうと思う。電車の中で読む本がなかったので、これは春樹氏の本を持っておくべきだろうと思い、古本屋に入って本書を購入、表紙も水丸さんのモノだし申し分ない。 他の作品は結構繰り返し読んでいるのに、これはあまり再読した記憶がないな。ページをめくる。像工場の話は出だしほとんど覚えていなくてびっくりする。 春樹氏の本に共通する、死、現実みたいな夢(あるいは夢みたいな現実)、友人女性の消失。納屋を焼くは映画化されていたのか、尺的に話を膨らましているだろうから見てみたい気もする。ドライブ・マイ・カーはそんなに面白くなかったけれど。

    0
    投稿日: 2024.04.11
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    作者の短編集読み漏らし① とにかく『納屋を焼く』が光っていて、謎めいた締めも作中のリリックも完璧。 『ノルウェイの森』の原案ともなる『螢』は、同作を読了後に読むとスケールダウン感は否めないが、他所からの参入や二番煎じが不可能な完成された世界観は流石としか言えない。

    11
    投稿日: 2024.04.02
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    久しぶりに村上春樹さんの文体に触れたくて読んだ。 「螢」を読んでいたら「ノルウェイの森」につながっていた。 「納屋を焼く」は彼らしさ全開の短編。きっと実際に焼くのではなく、女性に関わる比喩なのだろう。 「踊る小人」これも面白い。非常にグロテスクで想像したくないけど想像してしまう。逃れられない小悪魔。 「めくらやなぎと眠る女」「三つのドイツ幻想」もシュールだった。 これらの短編が後に読み応えのある長編に成長していくことを思うと愛おしくもある。 やはり私の身体にも 踊る小人ならぬ踊る春樹が憑いている。

    38
    投稿日: 2024.03.10
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    どれも味わい深い。 理由は説明できないけど『納屋を焼く』が1番好きかな。 定点観測の意味で目的を持ってランニングしたらおもしろそう。 僅差で『踊る小人』。 洒脱で不思議な杜子春みたいだった。 村上春樹の小説で革命なんて言葉が出てくるのは珍しい気がする。

    1
    投稿日: 2024.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村上春樹の小説は初めて読んだけれども、短編集はそもそも好みなのですらすらと読むことができた。 個人的には踊る小人が1番印象には残っている。終わり方が良かったからな気がする。 納屋を焼くは「バーニング」を見たので流れはわかっていたが、それでもとても示唆的で面白く読めた。 他の小説たちも、言いたいことがあるようで、だけど答えは定まっていないような感じだった。そんな「近すぎず遠すぎず」の文意が心地よく感じられるのは、村上春樹という偉大な作家の為せる技なのかなと思った。

    1
    投稿日: 2024.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村上春樹作品は本当にどれもダメなのか……と色々とレビューや感想を見て回って、そういえば村上春樹が好きと言っているブロガーさんがこの本をお勧めしていたなぁと思い出した。以前から色々な感想を書いていてブログ読者になって数年。紹介された作品の何作かを読んでいる。 ブログには、ちゃんと『こういう人には向かない』という事も書いてあるので嫌いではない。ただ、価値観は違うなと思う点は多々あるので、期待値は低かった。 それと同時に、「ノルウェイの森」のレビューを読み直していると、「蛍」を読んでみたらいいと言うのも見かけたというのもある。 ともかく、読んでみたいかもと思えたので読んでみる事にした。 読んでみて思ったのはこの本を先に読んでいたら、村上春樹作品への嫌悪はこんなに膨らまなかったかもしれないという事。 短編一作ずつ感想を書いてみる。 蛍:: ノルウェイの森を先に読んでしまったので、比べてしまう。ノルウェイの森の冒頭部分を凝縮したようなお話しだった。実際は逆でこの短編から話を膨らませて、ノルウェイの森になったらしい。 ここでは性描写は実にあっさりと書かれている。 『その夜、僕は彼女と寝た。』 この一言で説明が終わっている。あのよく分からないポルノシーンは何だったんだと言いたくなるほど、実にあっさりと『文学的』という言葉が合いそうなほど上品な仕上がりになっている。 何故ノルウェイの森はポルノにしたのだろう?本当に意味が分からない。 ノルウェイの森がダメな人は『蛍』を勧めるとレビューしていた人の気持ちが分かる。 友人の恋人と寝て、その恋人が消え去った寂しさを儚く飛び去って行く『蛍』に合わせている。というのがテンプレートな読み方なのだろう。後は各々好きに読むのだろうが……私はこういうものがあまり好きではないので、テンプレ以上の読み取りは出来ない。 そして、ノルウェイの森もいろいろと書きながら、そう言う話なのだろう。ノルウェイの森はこれでもかとポルノが挟まれるので、何が言いたいのかを読み取る前に怒りしか残らなかった。 納屋を焼く:: これも蛍に続いて読みやすい。性的描写や残酷描写がないという点において。 あらすじ。 知り合った女性の彼氏さんが「納屋を焼く」という話をしてから、主人公は「どの納屋が焼かれるのか」が気になりずっと観察を続けるが、納屋が焼かれる事はない。女性とは連絡が取れなくなる。彼氏さんとは再び偶然会う事が出来て、納屋の事を聞くと「もちろん焼きましたよ」と答えが返ってくる。 ……ざっと書くと、何とも意味不明な物語だ。 しかも納屋を焼く理由は分からないが、『(納屋が)僕に焼かれるのを待っているような気がする』と彼氏さんは言う。 焼く納屋は『大きな火事にならないもの』『誰も悲しまないもの』らしい。 意味は分からないが、そこにぞくっとしたものを感じる。さらにそれを見つめると、その『自分に都合がいい解釈』は犯罪者のそれと同じだとも思う。 痴漢が『触られたいからミニスカートを履いている』と思いこむようなものである。さらにはその子をじっくり見つめて『家族がいない』『相談する人がいない子だ』と思えば、触る以上の事をして痴漢では済まなくなるだろう。 と考えると、性描写も残虐描写もないが、この物語はものすごく『グロテスク』なのかもしれない。 でも、あまりにも綺麗に書かれているので、この作品が嫌いとか嫌だという感覚はない。ただ『何となく不気味なもの』の裏側に犯罪者思考があるだけだ。それが意図されているのか、それとも全く別の意図で書かれているのか。いや。納屋を焼く行為が犯罪であるとは書いてあるのだから、やはり犯罪者の思考を書いているのだろうか? 正直どこまでが、意図されたものなのかが分からない。 映画にもなっている……と聞いたが、この短編をどう映画にしたのだろう。 踊る小人:: グロテスク表現が好き。ただし、苦手な方は要注意な作品だなと思った。 物語は踊る小人に『好きな女の子をモノにする願い』を叶えてもらうが、引き換えに「声を出したら、その身体を貰う」という約束もする。 最終的に官憲に追われる事になる。そこで、小人が囁く。身体をくれれば、逃げ切れる。代わりに森で踊り続ける。どちらを選ぶかで主人公は迷う。 最初は夢なので、そういうものかなと読んだ。が、設定はしっかりとファンタジー。ファンタジー設定は好き。 この作品の面白いのは、願いが『女の子をモノにする』つまり、自分のモノにするという事なのに、その為には『小人に身体を渡さないといけない』という点。 小人は女の子が欲しいわけではないので、主人公の身体を得るために『女の子をモノにする前に声を上げたら、身体を貰う』という条件になっている。話せないが、女の子をダンスで惹きつけてモノにする。 たぶん男の『女の子の前でかっこつける』というものが含まれているのだろうが、失敗したら『小人に身体を乗っ取られる』=『自分ではいられないほどのショック』という風に考えると……リアルだなぁと思う。 ※『女の子をモノにする』というのは差別的だなぁと思うケド、その設定が物語に必要であるという事が分かるので嫌悪はない。 めくらやなぎと眠る女:: いとこを病院に送る話。 病院に送って、食堂で診察を待つ間に昔の事を思い出す。友人と友人の彼女のお見舞いに行った事を。 『友人と友人の彼女』が出てくると、ノルウェイの森?と思ってしまう。しかも、この短編の『友人』も若くしてなくなっている。この短編も、ノルウェイの森の元になっているのだろうか?……いや。気持ち悪くて、細かく調べる気もない。(調べたわけでもないのに、自動で情報が入って来る不思議。ノルウェイの森の元になってるらしいです。) 昔の友人の彼女の妄想話に『めくらやなぎと眠る女』の話が出てくる。 『めくらやなぎの花粉をつけた小さな蠅が、耳からもぐりこんで女を眠らせるの』 いとこは耳を悪くして病院に通っているので、めくらやなぎという過去の話と現在のいとこの話が繋がる。 舞台は現代(昭和?)だろうけど、めくらやなぎのファンタジー感が上手く絡まっていて好き。 三つのドイツ幻想:: 1.冬の博物館としてのポルノグラフィー 最初の一文に惹かれた。 『セックス、性行為、性交、交合、その他なんでもいいのだけれど、そういったことば、行為、現象から僕が想像するものは、いつも冬の博物館である』 性行為が堂々と書けてしまうのはそう言う意味なのかと思ってしまった。村上春樹作品の中の性行為シーンは全て『絵画を見ている=現実世界から離れている』という意味で読み流せばいいのだと思う。 性行為に性行為の意味を持たせてないから、あんなにくどくどと無意味とも思えるシーンが書けてしまう。いや。他のシーンもほとんど意味が分からないものが多いのだけど……そして、最終的にまとめると『女性への郷愁のようなものを書いているだけ』な気がしてならない。どの作品もそれ以上のものが私には読み取れない。人様の感想を読んでいても、イマイチ何が良いのかさっぱり分からない。 ちょっとオシャレなパーツが入っていたり、気取った言葉が入っていたりするが、性行為がそれらの全てを台無しにしていて残念と思っていたが、性行為=博物館めぐりと考えると作者の中では性行為すら『気取ったもの』なのかもしれない。世間一般の『ポルノ』という感覚ではないのだろう。 物語のあらすじは冬の博物館で勃起する話。 勃起すら博物館の展示物らしい。……私には意味が分からないが、そう言う世界観なのだろう。 2.ヘルマン・ゲーリング要塞 1983 ヘルマンゲーリング要塞に観光に行った話。 観光後に入ったお店のウェイトレスの描写が酷い。 『彼女はまるで、巨大なペニスを讃えるといった格好でビールのジョッキを抱え、我々のテーブルに運んでくる。』 この前後に性的なものは何もないのに、なぜかここでいきなり『ペニス』が差し込まれている。 博物館の展示物という感覚で書いているからこうなのだろう。 だから、私は村上春樹作品が嫌いなんだと改めて思わせてくれた。 3.ヘルWの空中庭園 空中庭園を見に行った話。 ファンタジーなのだろうが、いまいち分からない。ドイツの地図を描けたらまた別なのか、地名はベルリンくらいしか分からないが、ベルリンがどこにあるかまでは頭に入っていない。 私の頭にあるのは『ベルリンの壁が東西を分けていた』という冷戦時代の話。それさえも詳しく知っているわけではない。 おそらく冷戦の話が混ざっているのでは?と思うのだけど、何を二人が話しているのかが半分くらい理解できない。 半分理解できないという事は物語が分からないという事だ。 それでも、『庭園が浮いている』という部分だけは理解した。読者の知識次第で理解力が変わりそうだ。 理解できないので、面白いとは思えなかった。

    1
    投稿日: 2024.02.28
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    久し振りに読みたくなった、村上春樹作品。  この世界観は誰にも真似できないなとあらためて 読み終えて感じました。  「螢」は、彼の代表作の「ノルウェイの森」にも通ずる物語で、これ読んだ後にもう一度「ノルウェイの森」を読むとより深く世界観に浸ることができると 思います。

    42
    投稿日: 2024.02.23
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    村上春樹の短編集。 相変わらずの春樹節なので、 あういう文章が恋しいならちょうどいい。 個人的には動きのある物語が好きなので、 長編のほうが好き。 状況や心情の描写が多いので、 なんか早く読み進めたくなってしまう。 せっかちなのかしらん。

    1
    投稿日: 2024.02.10
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    初めて読んだ村上春樹の本。これに収録されている、ノルウェイの森の原型とも言える「蛍」を読んで彼のファンになった。

    1
    投稿日: 2023.12.08
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    「村上春樹流短編小説上級編」 星が三つなのは個人的な事情があってのことである。 作品としては星五つを頑なに提示したい。 だがこの感想は誰かの目にとまって、本を買うという行為を引き起こしかねない。 というのは当方、今まで数冊彼の短編集を読んだ。 その中でもっとも読むのに苦労したのが本著だ。 それゆえの星みっつ。 内容の感想として、手軽に村上春樹ワールドに浸れるので個人的には心愉しい読書だった。 だがもし、初めに手に取るには『カンガルー日和』『パン屋再襲撃』『女のいない男たち』などを薦めたい。

    4
    投稿日: 2023.09.20
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    どの短編も不思議な、そのまま読んだらなんだこれ?ともなる。村上春樹の短編が好きな方達はこういう要素が好きなのだろうと思う。 『蛍』はノルウェイの森のつかみ。 『踊る小人』は童話を読んでいるような気分になった。好き。 『納屋を焼く』はどうやら映画化にもなっていて評価がいいというのを後で知った。

    4
    投稿日: 2023.08.09
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    よく分からない、いや分かるような…と思って世界を眺めているうちに終わってしまう短編集。 村上春樹にしては回りくどくない文章(これは年代によるものかな?)で、テンポよく読めます。なんだか音読しても楽しそう。ちょっと奇妙な世界観がくせになる感じ。 踊る小人がいちばん読んでて楽しかったです。像工場という存在が面白くて、工場のなかを歩くところはとてもワクワクしてしまいました。自分でもなぜか分からないけど。

    6
    投稿日: 2023.08.03
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    ⚫︎螢 恋人を亡くした彼女に寄り添う話。 世界観が好みだった。 ⚫︎納屋を焼く たらふくビールを飲むシーンが好き。 表題の二作が有名らしいが、螢の方が好きだった。 ⚫︎踊る小人 小人が憑依する話。一番おもしろかった。 ⚫︎めくらやなぎと眠る女 痛みについての描写と、故郷で過ごす様子の描写がよかった。 ⚫︎三つのドイツ幻想 カタカナの登場人物が出ると途端に読めなくなってしまうため、途中で断念。       

    2
    投稿日: 2023.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村上春樹を刊行順に読もうプロジェクトで読んだ。本当は、「ノルウェイの森」より前に読まなきゃいけないやつだったけど、まあいいや。あのときは長編が読みたかったんよ。 短篇のひとつめの「螢」は、あれ、これ、読んだぞ、と思う。「ノルウェイの森」の上巻のさらにその前半をキュッとまとめた話。ワタナベと直子が出会って、二人で永遠歩くデートを繰り返して、直子が療養所に行くまでのこと、そして突撃隊が螢をくれるところまでが描かれている(もちろん、直子とかワタナベとか名前はつけられていない)。この短篇を書いて、もっと膨らませられる予感がして、それで「ノルウェイの森」を書いたのかなぁ。「〜ハードボイルド」→「〜不確かな街」もそうだけど、書き足らないと思ったら繰り返し書く、そんな作家の行動を辿れるのはなんか面白いなぁと思った。 個人的に面白いなぁと思ったのは「納屋を焼く」。人間ってこういうものだと言い切れない、不確かさのようなものを主役に描いている感じがした。レイモンド・カーヴァーが書いたんだよと言われたら、信じてしまいそうな感じがあった。

    2
    投稿日: 2023.06.16
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    audible にて聴取。どの短編も村上春樹らしく、それなりに世界観を楽しめる。蛍が目的で読んだ。今度は紙の本を手に取って、再度読み返したい。

    1
    投稿日: 2023.06.03
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    文学に触れた。村上春樹氏の小説をちゃんと読んだのは初めてだったが、不思議な体験だった。 小説内での当たり前と、ファンタジー、そして我々の現実世界の当たり前との境が曖昧で、ミステリアスだった。常に余白を残していて、解釈の余地を与えてくれるが、自己投影がしやすいとも限らない。 『納屋を焼く』 始まりから不安定な空気が流れていた。男の発言はどこまでが本当なのかも分からない。それなのに主人公は自分の思考を侵食され、習慣まで変えられてしまった。全貌が掴めない恐怖を感じた。 『踊る小人』 ファンタジーでありながら、どこまでがファンタジーか分からない作品。夢は現実と入り混じり、現実はより夢のようである。主人公を取り巻く不条理さがメルヘンの衣を着ているようたった。

    1
    投稿日: 2023.02.20
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    映画化された話が2つ入っている豪華な短編集 蛍はノルウェイの森の原作、納屋を焼くは映画バーニングの原作ということもあり、映画化された話が2つ入っている豪華な短編集。 蛍の湿った感じの喪失感も良かったし、納屋を焼くはとても良かった。 酒飲みながらグラスやりたくなる中二病心みたいなものがくすぐられた。

    1
    投稿日: 2023.02.20
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    納屋を焼く、が面白い。冒頭にもあるが、ギャツビイのような感触がある。パーティーの食卓、並んだ缶ビールの空き缶、その匂い、澱んだ退廃的な午後の空気がありありと伝わってくる。グラスを吸う前の空気はこうと決まっている、というように。

    0
    投稿日: 2023.01.16
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    再読。 螢はノルウェイの森と描写が部分的に似ている部分があり、興味深くまた懐かしい想いで読んだ。 昔読んだ本なので、結構内容を忘れてしまっていた。かなり初期の作品集であったことに気付き驚きました。 全体的に暗い感じがしますが、村上さんにしか書けない作品だと思いました。また、同時に何故かこの作品以外の村上さんの著作が愛おしく思えてきて不思議な感じがしました。

    1
    投稿日: 2022.12.30
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    初期の初期。 今だから読める。 『蛍』美しい。 『納屋を焼く』どこかでこれは女と寝る意味だと聞いた気がする。そうすると、一気に意味が通じる。小説に意味を求めるなというけれど、意味がある方が私には楽なんだ。 この後はノルウェーの森を再読したいけれど、スプートニクの恋人を再読する方が先かな。

    1
    投稿日: 2022.11.21
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    ブルータス村上春樹特集よんで、久しぶりに村上春樹を。。と思って買ったやつ。 仕事が忙しくてめっちゃ細切れで読んだせいもあって、発狂しそうになるくらい意味わからんかった。笑 ブルータスでも語られてた「納屋を焼く」が心に残っています。「時々納屋を焼くんです。」。幽遊白書の暗黒武術会編の左京さんが、人間界に穴を開けたいんです、できるだけ大きなのがいい〜みたいに言うシーンとめっちゃ重なって。印象的。主人公が謎に執着して、自分は本当は納屋を焼きたいのか?みたいになってるのがおもしろかった。 「蛍」がめっちゃ読んだことあるぞ?ってなってたらノルウェイの森の前衛らしい。 踊る小人がおもしろかった。この世界観のファンタジーめっちゃ村上春樹だった。意味わからんけど めくらやなぎと最後のドイツ三編みたいなのまじで意味わからんかったww誰か助けて またいろんな本読んで経験を積んで、読み返したいと思います

    1
    投稿日: 2022.11.20
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    ノルウェイの森とリンクしてる? https://honcierge.jp/articles/shelf_story/6772

    0
    投稿日: 2022.10.29
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    Audibleで久しぶりに再読、短編であっても村上春樹エッセンスがぎゅっとつまっていて、いい! 「ノルウェーの森」へと繋がる「蛍」。私はこの作品に出てくる冬の様子が大好きで、ダッフルコートを愛用していたものだった。

    2
    投稿日: 2022.10.08
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    村上春樹の短編を初めて読んだ。 これまで短編集を読んでも、ざっと最後まで読み進めてしまうことが多かったが、村上春樹の作品は別だった。1つ1つ読み終わるごとに一度本を置いて、頭の中でもう一度噛み締め直す時間が欲しくなる。 時系列は…作品の意図は…あの登場人物のセリフの意味は… 考えるとキリがないくらい、短編一つ一つに没頭できた。 お気に入りは納屋を焼くと踊る小人。

    1
    投稿日: 2022.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めての短編集。この本を読むまでは短編と言うと何となく中身が薄くて長編に比べて面白くないものと思っていたが、それは完全に偏見だったのだと気づいた。短い中でもきちんとストーリーがあり、心を動かされる。逆に短いからこそ作者は工夫を凝らして面白くする必要があって、短編を書くのはなかなか難しいのかもしれない。

    1
    投稿日: 2022.09.04
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    この短編集に掲載されている「螢」が発表されたのが昭和59年、1942年。 「螢」は『ノルウェイの森』の冒頭部分と同じで登場人物も同じ。 『ノルウェイの森』が発表されたのが平成16年、2004年なので、村上春樹は「螢」を発表してから20年経って『ノルウェイの森』にたどり着いたんだ。

    1
    投稿日: 2022.08.13
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    ■ Before(本の選定理由) 10年ぶり?くらい読む村上春樹。 かつ初期の、昭和の時代の作品は久しぶり。 ■ 気づき 読んでいて、自分の大学時代を思い出した。夕方に起きて、図書館に行って、村上春樹を借りて、なんとなく自分にも分かる気がして、ビールを飲みながら朝まで読んだ。 巻末に、「理由はよく分からないけれど、小説を書くことがとても好きです」と作者のあとがきがあった。村上春樹が、そんな風に感じていた時代の物語。こんな贅沢は無い。 ■ Todo 風の歌を聴け〜ダンス・ダンス・ダンスまでの4部作、また読み返したい。

    3
    投稿日: 2022.08.10
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    またもオーディブルにて。 そしてこれまた10年ぶりくらいの再読。 村上短編とオーディブルはあんまし相性が良くない。 ちょっと聞き逃しただけで完全においてかれてしまう。特に、三つのドイツ幻想は難しかった。 ワタナベくん(松山ケンイチ)が語る村上作品は物語に入っていく上でとても助けになった。 世の中をまっすぐ生きるのがちょっと苦手だったり、それに疲れてしまったりした人たちの ちょっと変わった日常が描かれていて結構楽しめた。 「納屋を焼く」「めくらやなぎと眠る女」が特にその色が顕著に出ていて没入することができた。 なにか読んで学ぶことができたみたいなわかりやすい効果のようなものは得られないが、 モワッと残る読後感みたいなのがやめられなくて読書を続けるんだろうな。 そろそろオーディブルではなく、本を読みたくなってきた。

    1
    投稿日: 2022.06.29
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    面白かった。特に印象に残ったのは表題にもなっている『納屋を焼く』。まず、現実において、納屋を焼くなんてことは滅多にない。納屋を焼きたがる人なんかも滅多にいない。全てが空想の上で行われていることだ。文字を媒介にして、村上春樹氏の空想から、自身の空想へと映る。ユーモアな空想は、想像するだけで面白い。

    1
    投稿日: 2022.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解説を調べながら読みました。 個人的に「踊る小人」がお気に入りですが、どのお話も作者様なりの意味があり、自分で考察したりするのも楽しかったです。 1年前に買った本で、最近読み始めたばかりだったのですが、三つのドイツの幻想にて、ロシアとウクライナという単語が出てきてタイムリーでビックリしました。

    1
    投稿日: 2022.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時々そこまで書けるの…⁈!ってくらい繊細な文章に恍惚としたい時期が来る。そして何年かぶりに自分の中で村上春樹ブームが巻き起こっている。 「納屋を焼く」も好きだし、「踊る小人」も好き。(ドイツ幻想は...よくわからなかった) 特に「めくらやなぎと眠る女」では、主人公と従兄弟の間に流れる微妙な関係性と時間経過が文章から浮かび上がっていて不思議な気持ちになる。わたしにはそれを纏めて伝えるボキャブラリーがないから、是非とも読んでほしい…!

    1
    投稿日: 2022.04.30
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    「納屋を焼く」は最後の終わりで意図があるのかめちゃくちゃ考えるんだけど、結局そんなよどっちでもいいくらい村上春樹の文章って良くて、私もそんなボキャブラリーを持ちたいと思う

    1
    投稿日: 2022.04.12
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    村上春樹の短編集。高校生か大学生の時に読んで以来の再読。もう随分と昔のことだから、ほとんど内容を忘れていたことに読みながら気づいた。 あれから時は過ぎ僕もそれなりに年を重ねはしたけれど、未だにこの作品の感想を上手く描写する言葉を持たない。使わない筋肉はいつまでも発達しないのだ。それどころか加齢と共に衰えてゆく。 「蛍」はあの「ノルウェイの森」のベースというかプロトタイプ的な作品。「ノルウェイの森」の前半部分とプロットはほぼ同じ。短編で描くのは勿体ない、続きが気になる終わり方。また「ノルウェイの森」が読みたくなった。 「納屋を焼く」、これを読みたくてこの本を手に取った。映画「バーニング」を観る前に原作を読み返したくなったから。タイトルを英訳すると”Burn a barn”、駄洒落のような言葉遊びだ。やはりこれも長編で読みたくなった。 「踊る小人」は大昔の寓話のようなファンタジー短編。アクション小説のような趣も少し感じられる。 「めくらやなぎと眠る女」、タイトルからは想像しにくいストーリー。歳の離れた従兄弟とのオフビートな会話が作品に漂う不穏な空気の中で微笑ましく際立つ。 「三つのドイツ幻想」短編集の中でも特に短い小品群。描かれているのはリアルとサーリアルの間を漂う不思議な空気感。

    3
    投稿日: 2022.03.11
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    わかるとかわからないとか、そういうのから離れて小説が持つドライブに身をまかせる。 するとなんだか心地よくなってくる。 不思議だ。

    2
    投稿日: 2022.03.09
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    「めくらやなぎと眠る女」が個人的に一番好きだった。 なんか少年が村上春樹の物語で出てくるの、珍しい気がした。 「螢」も、愛すべきキャラの突撃隊のシーンで読んでて気持ちがいい。 「納屋を焼く」は映画でも見たけど、とてもメタファーが効いていて、読み取り切るのがむずい。

    1
    投稿日: 2022.03.03
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    死は生の対極としてではなく、その一部として存在している 納屋の話が怖い。つまり、、、、そういうことなんだなって考えてしまう。 耳の難聴のこの話はどこかでも見たことがある気がする

    3
    投稿日: 2022.02.24
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    「蛍」ノルウェイの森の既視感。 「納屋を焼く」納屋を焼く男の話、パントマイムする彼女の消失。 「めくら柳~」耳鼻科行バスで回想『めくら柳の花粉をつけた蠅が耳から潜込み女を眠らせる』

    12
    投稿日: 2022.02.20
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    ひさしぶりの村上作品で最初は読みづらかったが、 すぐに村上ワールドへ。 好みではない作品もあったのでマイナス。

    3
    投稿日: 2022.02.19
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    「神の子どもたちはみな踊る」の方が個人的には面白かった。 村上春樹は古い作品の方が好き。 あとがきの一番最後に書いてある「理由はうまく言えないけれど、小説を書くことはとても好きです。」という文がこの作品の中で一番良かった。

    0
    投稿日: 2022.01.27
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    「蛍」の大学寮、「めくらやなぎ」の病院へ向かう道のりや病院のレストラン等、淡い記憶の中に残る印象的な風景。「納屋を焼く」の異様にドライな結末も好き。

    0
    投稿日: 2022.01.22
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    ☆3つつけようか迷った☆2つ。 人気があるけど苦手な村上春樹さん。 ハードボイルドなんとか、っていうやつは早々に挫折したので読書好きの友人から「これなら」とすすめられてトライ。 何とか読了。 とくに「めくらやなぎと眠る女」の病院の食堂の描写。 うっすら宮沢賢治の銀河鉄道の夜のような印象も。 かといって、長編にトライするほど興味をそそられたか?というと答えは微妙。短編ならいけるのかも、という感じ。 友人曰く「カズオ・イシグロも多分ダメですよ」とのことなので今度はカズオ…に挑戦してみよう。たぶん。 今年の読書収めがまさか苦手なこのお方のものになるとは。

    0
    投稿日: 2021.12.31
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    初刊は昭和59年 初期の短編集 今更だけど、新潮文庫の100冊に選定されていて、未読だったのでこの機会に。 「蛍」はノルウェイの森の原案的な。 「踊る小人」は1Q84のリトルピープル的な。 「めくらやなぎと〜」はレキシントンの幽霊に収録 「納屋を焼く」は、暗喩していることを手探りで探す感じが良かった。 この後の作品を読んでいるので、この短編での感想は出にくいのだけど、長編も得意な方もこういった原案要素の作品を作りつつ、創造していくんだなあと思った。

    5
    投稿日: 2021.12.16
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    村上春樹初期の短編集。不気味な雰囲気がありながらも、村上春樹の言葉のリズムに乗せられて先へ先へと読んでしまう作品ばかり。解釈の幅が残された結末は友人と議論したくなるものだった。

    2
    投稿日: 2021.12.09
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    読んだ理由:新潮文庫の100冊に入っていたので 村上春樹慣れしていないので、「納屋を焼く」で焼かれた様子のない納屋と消えた彼女を結びつけ、「もしかして焼かれたのは彼女・・・?」と深読みしてしまった。でも不思議系の話なので、深読みするような意味のあるオチはないんでしょうね。 意味は分からないのに読みやすかった。

    0
    投稿日: 2021.11.29
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    村上春樹氏の初期短編集。「ノルウェイの森」の素地となった「螢」が個人的には印象的だがほか作品も興味深い。「踊る小人」は村上版イソップ物語のよう。「納屋を焼く」は結局納屋とは何だったのか、喪失した彼女は何処に行ったのか、様々な疑問を残しつつもそれがそこに物語として存在することに意味があるのだろう。

    2
    投稿日: 2021.11.23
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    抽象的かつ暗喩が豊富で、よく分からない。それなのにスラスラと読める、不思議な本。 その中で『螢』は『グレート・ギャツビー』へのリスペクトが多く親しみやすかった。

    0
    投稿日: 2021.11.14
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    村上作品は女性に対する描写(この本では乳首が透けてる...とか)が生々しくて苦手だな〜と思いつつ 結局、最後まで読ませられてしまう本です。 どの短編もちょっと不思議な世界観です。 「納谷を焼く」の彼女の行方がとても気になっていて、「ヘルWの空中庭園」(15cmだけど本当に浮いてる⁈)は行ってみたいです。

    0
    投稿日: 2021.10.19
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    死にかけてる人すきよな、 病院の食堂毎回でてくるよな、 憧れて1人で病院の食堂のまずいモーニングセット食べに行った

    1
    投稿日: 2021.09.20
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    抽象的な語りが多くて何を表しているのかわからないけど、具体的な語りでは表せないものを表している気もするので抽象的な雰囲気だけ味わって閉じる類の本。読んでる間が心地いい。

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    投稿日: 2021.09.18
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    螢 ノルウェイの森の下敷きとなった短編。「グレートギャッツビー」でジェイギャッツビーが向こう岸の灯台の光を茫漠と眺めていたのと同じ気持ちで「僕」はいつも指のほんの少し先にある螢を眺めていたのだろう。 納屋を焼く 騎士団長殺しにおける免色さんのような本人の自覚もまだ朧げなこれから明瞭になっていくであろう悪意を「彼」からは感じた。長編であれば失われた彼女を取り戻す異世界への旅が始まるのだろうが余韻を残した終わり方もまた良い。

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    投稿日: 2021.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ✨あらすじ✨ 秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、それだけだった。彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。僕の温もりではなく、誰かの温もりだった…。もう戻っては来ないあの時の、まなざし、語らい、想い、そして痛み。リリックな七つの短編。─BOOKデータベースより ✨感想✨ やわらかくて、しなやかで、不思議な世界観。 これが村上春樹か。 一番好きな短編は『螢』。 主人公の「僕」は気づいたら友達とその彼女といつも一緒にいた。 けれど、友達がある日突然自殺してしまう…理由も分からずに。 彼女は僕によりかかって来るのだが…。 私だったら、よりかかれないなぁ…。 よりかかる、って結構大胆な行動だと思う。 でも、恋人が訳も分からずに急に死じゃったら、藁をも掴むのかなぁ…。 ラスト、ふいにもらった螢。 友達の生まれ変わりだったらいいな。

    0
    投稿日: 2021.08.22
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    「納屋を焼く」、すきだなあと思う。不条理、とまではゆかない、すこしだけ、浮世と離れた。オイルサーディンとコロナビールが飲みたくなる。

    0
    投稿日: 2021.08.20
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    「螢」はノルウェイの森の冒頭?読んでて、既視感あった。 「納屋を焼く」がなんか印象に残った。 感想を見てると、映画があり、コレが原作なのか。 なので映画も気になった。

    1
    投稿日: 2021.07.25
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    ノルウェイの森の元となったと思われる作品を読んで、ノルウェイの森が読みたくなった。村上春樹作品には、うまく表現できないけれど何かしらのカタルシスをもたらしてくれる効果があると思っている。定期的に摂取したいと思われれる。そして、この効果を知っている私にとっては、何があろうと村上作品を読めばどうにかなる、というある種の拠り所のような存在でもある。

    0
    投稿日: 2021.07.24
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    『バーニング』が観たくて、まずは原作を読みました。 村上春樹は翻訳とエッセイは好きで読むのですが、小説はあまりピンとこなくて。。でも短編集は好きなお話もあるなと気付きました。 この本も、「納屋を焼く」「めくらやなぎと眠る女」「三つのドイツ幻想」が好きです。 納屋を焼く、本当に納屋を焼いてるのか、概念の事なのか…答えが分からないのが良かったです。短編ですが、映画は長編だった気がするのでどうふくらませてあるのか更に楽しみになりました。スティーヴン・ユァンだし。誰役なんだろう。 めくらやなぎ、暗闇を養分として育って、その花粉は人を眠らせる…というのが好き。架空の植物だけど素敵です。 ドイツ幻想も、特に空中庭園に行ってみたくなりました。ちょっと紀行文っぽいのも良かったです。

    0
    投稿日: 2021.07.22
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    ノルウェイの森、映画バーニングの両方がとても気に入っているので、この作品を読む必要があった。 蛍に関しては、まだミドリが登場しない段階での話であるが、そこまでだどまた違った空気が漂う話のように感じた。 納屋を焼くに関しては、メタファーという言葉に囚われながら読むことになった。核がわからないまま読む話は面白い。 踊る小人もよかった。私の両親が下積みしていた、暗くて湿気のある喫茶店に座っている気分で読んだ。人間の欲のはなし。

    1
    投稿日: 2021.05.17
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    劇場版バーニングを視聴後、納屋を焼くが読みたくて図書館で借りました。 初めての村上春樹作品、 結局納屋は何を指してるのか、、 後の短編の中では踊る小人が好きです。

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    投稿日: 2021.05.14
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    一級の短編。こういうのを書きたい。 蛍、踊る小人は、素晴らしすぎる。小説の質みたいなものが段違いだなと思った。

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    投稿日: 2021.04.15
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    18. 映画「バーニング劇場版」を観たので 原作も読みたくなり図書館へ 反則だけど「納屋を焼く」の部分だけ読んだ 映画よりもあっさりしていて さっくり読める雰囲気だった これを映画化した監督は 村上春樹の作品たくさん読んでいそう 長編になると湿っぽさが濃くなる印象があるけど 文字通り短編作品を長編作品にした というのがしっくりくる感想かもしれない 原作は劇場版と違って 軽やかでジャズでオシャレな短編

    1
    投稿日: 2021.04.11
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    今まで読んだ村上春樹作品の中で一番微妙だった。 ノルウェイの森の元となった『蛍』と、映画『バーニング』の元となった『納屋を焼く』が読めたのはよかった。

    0
    投稿日: 2021.03.19
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    「納屋を焼く」を再読したくて図書館より拝借。結局全短編再読了。あると思いこむのではなく、ないことを忘れる、ということを思い出して考え出すと、すぐ時間が経ってしまう。本作を原作とした韓国映画「バーニング 劇場版」もあらためて鑑賞。すばらしい作品だと思う。その、原作がこれで、こういうストーリーにもなり得るっていう、映画の可能性に感動。

    7
    投稿日: 2021.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『螢』 亡くなった親友と、その恋人の話。喪失と再生。失われたものの前では誰もが無力になるし、希望を求めてあれこれあがくけれど、うまくいかない。という感じです。 ラストは螢が飛び立ち、主人公はそのささやかな光を見て終わり。 ・・・ 『納屋を焼く』 超越的な彼女。そしてそのボーイフレンドは時々、そっと、納屋を焼く。記憶の綻びのような納屋を、気づかれないくらい、そっと焼く。 失って気づくものもあるけれど、失ったことさえ忘れられる(失われる)ものもある、て感じです。 ラストは、彼女は消え僕は納屋の前を走り続けて終わり。 ・・・ 『踊る小人』 伝説の踊る小人が、僕に乗り移る話。 珍しくファンタジー100%。欲しいものを手に入れるというのはこういうことなのかもしれない。 ラストは追われる身となり、小人から取引を持ち込まれ続けて終わり。 ・・・ 『めくらやなぎと眠る女』 いとこの耳の病院へ付き添う話。 現実と、少しずれた世界のような感覚におちいる主人公。けれど読んでいて、ふと目の前にある景色が現実味を失う瞬間てあるよなと思った。いくら確認しても、ふわふわする感覚。 ラストは、帰りのバスを待ち、バスがやってきて扉が開くのを待つところで終わり。 ・・・

    0
    投稿日: 2021.01.31
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    短編小説というものは、 詳細はよくわからなくても、 その独特な小世界を、 いかに早い段階で成立させ、 独自のものとし、 物語るのかにかかっているような気がしている昨今。 『バーニング』を鑑賞してから、 未読だった原作を早く読みたかった『納屋を焼く』。 すばらしく面白いのだが、 映像化を観ていなかったとしたら、 この世界観をどこまで読み解けただろうか。 それは言い換えれば、 映像でのイメージが出来上がりすぎてしまって、 純粋に読み込めていない感覚が湧いた。

    0
    投稿日: 2020.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2020 夏の終わりに読了。 『蛍』を読みはじめたら寮の描写やルームメイトとの会話やラジオ体操が『ノルウェイの森』に似てるなあと思って調べたら『ノルウェイの森』の元になった物語だった。それを知った瞬間、『ノルウェイの森』の物語を思い出してぎゅっと掴まれて泣きながら読んだ。 『ノルウェイの森』より好き。 短さがより儚くてうつくしくて。 ここから私の村上春樹の旅がはじまった。 (追記) どことなく彼女は私に似ている部分があると感じた。クリスマスにまとまりのない話しを永遠とするところも似てると読みながら思った。自分自身でも自分のことをめんどくさいと感じてお付き合いしている彼はなぜ私と一緒にいるのか長い間わからなかったけれど中学時代から村上春樹が好きでこの本をすすめてくれてようやくわかった気がする。彼は主人公である「僕」に似ている。

    0
    投稿日: 2020.10.11
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    2020/09/19 09:47 映画「バーニング」を鑑賞して、訳が分からなくて、原作「納屋を焼く」を読もうと思って、もっと訳が分からなくなった。 結局なぜ彼女は消えたのか。映画の方が独自の解釈を提示してくれていたから、順番としては原作を読んでから映画を観るのが正解だった。 初めての村上春樹だったけれど、綴られる文章はとても好きだなと感じる。 収録されていた「蛍」に登場する女の子が、きっと私が通っている大学でとても親近感を感じた。

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    投稿日: 2020.09.22
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    数十年ぶりに読んだ。 「バーニング」という韓国映画になった「納屋を焼く」。 以前読んだときと同じ不穏感と、映画の不思議な世界観がドッと押し寄せてきました。

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    投稿日: 2020.09.13
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    「螢」 小さく、弱く、不確かで、不安定な命。 切なく、はかない。 蛍はその象徴のように、闇に消えていく。 彼女の話を、僕はきいていない。 それが、彼女と僕の関係を象徴している。 共通項があって、寄り添っている関係。 求めるものは、相手にはない。 「納屋を焼く」 清算の形。 納屋って、何のことだったのだろう。 「彼」は何を焼いたのだろう。 焼かれたがっていたもの。 消滅を待っていたもの。 彼女は、どこにいったのだろう。 どのように清算されたのだろう。 人間の悲しさのようなものが、奥にある気がした。 「踊る小人」 関わってはいけないことがある。 誘惑に負けてはいけないことがある。 あんたは何度も何度も勝つことができる。しかし負けるのはたった一度だ。 という、小人の言葉が、怖い。 「めくらやなぎと眠る女」 病気と言うものの不気味さや、じわじわと浸食してくる感じが、よくあらわされていた。 この作品には、いくつもの形で病がでてくる。 原因はわからないものも、病名がつくものも、なにか小さなものが体の中でうごめいているような、抗いがたいという印象が残った。 いとこの言動が、やや幼いように感じた。 それも病のせいなのだろうか。 「三つのドイツ幻想」 まさに幻想。 夢のような話ばかりだ。 結びつかないものが結び付けられたり、嘘が潜んでいたり、現実から浮いていたり。 不思議な話ばかりが、不思議な平たんさで書かれていた。

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    投稿日: 2020.08.27
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    短編でずいぶん前の作品だけど、作者の色がしっかり出ている。名文あり、いやに真実味のある表現あり、適度な意外性あり、おしゃれ・カッコよさの要素ありで読み進める途上で興味が増す。 短編は読み始めの世界観を把握するのが面倒だけど、ストーリーが濃縮されているのはよい。 「螢」が一番作者らしいかんじ。踊る小人はとてもユニークなファンタジーで印象に残る。 最後の短編、三つのドイツ幻想は、執筆同時、まだベルリンの壁が崩壊していないときなので時代を感じる。

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    投稿日: 2020.05.24