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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)
村上春樹/新潮社
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総合評価

418件)
4.1
141
144
75
11
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【2025年149冊目】 やみくろを退けながら、博士を追うピンク色の服を着た太った娘と僕。冬がやってきた壁のある世界での僕。二つの世界の境界線が溶け出し、交差し始めて、僕の世界は終りを告げようとしていた――。 前回読んだ時の感想が「こんな話だったっけ?」だったのですが、今回もそんな感じでした。影と分離して大丈夫なの?!というのが率直な思いでもあります。そして、現実世界の僕は冷凍されてしまったのか。図書館の彼女は現実世界のどちらだったのか、頭骨が光った理由は?など考察が捗りそうな話だなという感じです。 続きの「不確かな壁」も読んだのですが、先にこっち再読してから読めば良かったかなと思いました。

    0
    投稿日: 2025.12.12
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    当作の通読はこれで二度目である。最初に読んだのは今からもう30年以上前のこと。主人公が巻き込まれた事態の詳細は、「博士」の作り上げたシステムも含めてやはりさっぱりわからない。だがそんなことはまるで関係なく当作は面白い。リアリティがその要因であることは上巻の感想にて述べた。しかし下巻を読み終えて今思うのは、つまり30年前には思わなかったこと、は主人公の最後(つまり現世界との別れと言えばよいか)のくだりが非常に切なく描かれていることである。クリーニングに出かけたり、図書館の女の子と最後の夜を過ごしたり、最後の日常をあくまで自分らしく過ごそうという姿勢がたまらなくいじらしく思えた。これは自分にとって村上春樹の魅力の発見だったと言える。再読して良かった。

    0
    投稿日: 2025.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1.イズム 「世界の終わり」が最近読んだ村上春樹に近くて、「ハードボイルド・ワンダーランド」がもともとのイメージに近いかもしれない。「世界の終わり」はねじまき鳥に近い感じで現実っぽいけど少し幻想的な感じが良かった。結局これも、やれやれ系の主人公の男が女の助けを借りて変化していくストーリーなんだね。 2.クロスオーバー 別々の話のように進んでいった話が途中からゆるやかに関連を匂わせ始める展開がよかった。一角獣の頭骨はなにの比喩として登場しているのだろうか。音楽は明確に世界をリンクする役割がありそう。両方にでてきたのは『ダニー・ボーイ』だけ?森と川も現実とのリンクが明確にあるのだろうか。発電所は?高い壁は? 3.男女論 村上春樹を読みたいと俺が言った動機の、男女論でいえば、、、今回はそんなに語りたいことはないかもしれない。どちらの世界もぽっと出のヒロインが主人公のことを好きになっているという構造があるような気がするけどなぜだろうか。「セックスというのはきわめて微妙な行為であって、日曜日にデパートにでかけて魔法瓶を買ってくるのとはわけが違うのだ。」と言っておきながら、結局図書館のレファレンスの女性と…。 4.サイエンス シャフリングの話が最初に出たときはSFっぽくてワクワクした。結局、「シャフリングのパスワードは〈世界の終り〉である。私は〈世界の終り〉というタイトルのきわめて個人的なドラマに基づいて、洗いだしの済んだ数値をコンピューター計算用に並べかえるわけだ。」って出てきて、SFというよりやっぱり、ファンタジー寄りって感じた。別に厳密性を要求してるわけではないが、プログラマーの俺としてはちょっと残念な気持ちもあった。暗号化手法であることよりも、そのパスワードそのものに意味があったってことだよね。面白いけど、理論ではない物語の面白さがそこにあったと言ってもいいかも。 5.読みにくさ 冒頭のエレベーター描写は細かすぎる気がしたし、梯子を下りながら○○した描写やカーステレオで聴いていた音楽まで、どこまでが物語に必要な情報なのかよくわからなかった。結局、どれも完全には理解できない。けれど、それでもいいかもしれない。現実世界も、実際にはほとんど把握できていないのだから。

    0
    投稿日: 2025.12.01
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    上巻で十分楽しかったですが、下巻もそのテンションを保ったまま最後まで突き通してくれました。 「世界の終わり」の方は幻想小説みたいで、箱庭ファンタジーという体で楽しめたし、「ハードボイルド~」の方はいつもの村上春樹という感じもしつつ、スラップスティック的なコメディもしていて、エンタメとして普通に読めました。 というかやれやれ系主人公の元祖という説は聞いていたのですが、ほんとにセリフとして「やれやれ」が出まくっている!笑 物語解釈としては村上春樹は『羊をめぐる冒険』まで、時代を過ぎてしまった革命戦士たちについて冷ややかな視線を投げかけていたと思うのですが、その”情熱”が”心”として、どこへ行ってしまったのか模索するお話だったのかと思います。 または作家として自身の内世界との対峙、とでもいうのでしょうか。 純文学的な「世界の~」とエンタメ的な「ハードボイルド~」を並べて対比、またはつなぎ合わせることで、専業作家となった自身の、今後の立ち位置を模索していたように感じました。

    0
    投稿日: 2025.11.22
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    独特すぎる言い回し好き〜〜 英語みたいな言い回しって思ってたら実際にそうらしくて解釈一致したから嬉しかった 人生最後の一時間にトイレ行く主人公の思考やっぱり好きだな 個人的には元の世界に戻ってほしかったけど

    0
    投稿日: 2025.11.17
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    中学生の時に習った水槽の中の脳の話を思い出した 村上春樹は冒険物語もいけるのか、読みやすいしおもろいし。一角獣が好きだね。

    1
    投稿日: 2025.11.13
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    難しかった うまく話を交差できずに読み終えてしまった。 なんとか落ち着かせようと思うのがそもそもいけないのだらうけど。 不確かな‥を読んでみようと思う。

    1
    投稿日: 2025.10.27
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    高校生のときに読んだ本作、40歳の今再読し、あまりの記憶のなさに笑った。きっと、当時理解出来なさすぎだのだろう。  本作に通底しているテーマは、「自己とは?」かなと思った。影というのはそのまんま、ユング心理学で言う"シャドウ"、頭骨から読み取る古い夢は、シャドウを生み出すきっかけになるような、幼少期の記憶やさらには仏教で言うカルマ、世代を超えて受け継がれる集合意識のようなもの、と気がつくと脳内変換しながら読んでいた。  最終的に主人公が選択するのはシャドウを生かすということ、ただしシャドウと一体化して無意識になるのではなく客体化してお互いに自立する道。それは森の奥に追いやられるような、孤独で、マイノリティで、想像以上に険しい道であることが示唆される。  複数の女性像が何を象徴しているのか、とか、シャフリングあたりの仕組みとか、理解出来ると面白味が増す層がまだまだ10層くらいありそう。年に一回くらい読み返したら、気づけることや理解の深さが増していくような、一生味わえる作品。  最後に、最近読んでどハマりした「世界99」との共通点を感じたのでメモ。 ・汚い、ネガティブな感情をなかったものにするためになにかに押し付ける(獣、ピョコルン) ・そういうものがない世界に生まれる別の歪みについて描かれる ・肉体の死とは別次元での認識層での無限の生(世界の終りで生き続ける、ピョコルンに生まれ変わる) 追記: 影のキャラクターが、少しせっかちさを感じるところや喜怒哀楽が割と分かりやすくて、人情や人間臭さがあって、好き。

    7
    投稿日: 2025.10.18
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     アキレスと亀や百科事典棒のような、なんとなく煙に巻かれてると言うか、そうじゃないと主張したいのにそれを言語化するのが難しい作風だなと思った。  潜在的な意識の中に閉じこもって生きるのはどんな心地だろう。自分の想像を超えることは起きないから、退屈で窮屈ではないのかな。それともそんな世界であったとしても、人間の適応力を発揮するのか。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    村上春樹さん得意の二軸ストーリー進行。 別の世界の話が並行して進むんだけど、いつこの話が交差するのだろうと期待感込めて読み進めたけど、ラストがふわっとしたまま。 何度か読み返したら、もしかしたら伏線を読み取ることができるのかも。 ラストに近くなるにつれ、どちらの世界も哀愁にあふれた展開で、どうなるんだろうと期待を込めて読み進めたけど、残りのページ数に愕然として、「もしかしたらこのまま終わるのかもしれない」と思い始めたら、やっぱりそのまま終わったって感じ。 誰かの解説を読んでみたいなあと思った。 ただ、これより後に書かれた「街とその不確かな壁」を先に読んでいたので、何となくの世界観は掴めていたのがまだ良かったかも。 また、「不確かな〜」を読み返してみたくなった。

    12
    投稿日: 2025.09.29
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    上の途中まで二つの世界の話が交互になっていることに気付かずに読んでいたので意味不明だったけど気づいた時に自分の読解力の無さというか鈍感さに呆れた。 気づいてからは世界観に浸れてよかった。 湖だかなんだかを泳いで渡るところがすごく印象に残ってる。重くて辛そうな感じが伝わってきてがんばれ〜って思った。 あと家をめちゃくちゃに荒らされたところ。ひどいことされても冷静すぎておもしろい。

    1
    投稿日: 2025.09.27
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    伏線が回収されないまま終わる。 村上作品は全部そう。ただ、結末や真実を勝手に想像してわくわくできる。 敢えてそういうふうにつくっているのではないか。 村上春樹さんに聞いてみたい。

    0
    投稿日: 2025.09.25
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    NARUTOのオビトが作り出した無限月読の世界のことを考えた。 中学の時と変わらず今でも彼の望んだ世界を否定することができない。 自由意志や心のない社会は本当に不幸か、完全に否定できる日は来ないような気もする。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    作品全体を通して物寂しさや寒さを感じるが、だからこそ暖かい瞬間により救われる。個人的に今の自分にぶっ刺さるところがあり、自身のエゴとそれによる孤独感のようなものを「僕」からは感じた。この作品に出会ったことで、孤独感から開放されるような気持ちになれた。

    1
    投稿日: 2025.08.22
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    感激感動感涙。 ハードボイルド・ワンダーランドは世界の肯定、世界の終りは心の物語であろうか。自身が創り出した壁に囲まれた街で、心を失わぬまま、彼女に心を伝える「僕」の選択に感動した。

    11
    投稿日: 2025.08.19
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    それぞれの世界に付随する現実世界の音楽や映画を通し,文学そのものの価値と,人の世の文明における文学の立ち位置を明示しようとしているのかも知れない.表層的に読むこともできるが,提示される非現実性が物語世界に深みを齎しており,それは取りも直さず,現実世界にも当て嵌まることではあるまいか?

    0
    投稿日: 2025.08.13
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    うん、よく分からんかった! でもこの作家さんの作品はそういうもんだと思ってるし、それが別に嫌いじゃないから良いのです。

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    初めは2つの世界の絡みが不明瞭だから、どう交わっていくのだろう、と様々な考えを張り巡らせながら、伏線を拾っていくように読むのがすごく面白かった。 そして下巻に入ってからは主人公の心がより前面に出ることが増え一気に引き込まれるように読んでしまった。 初めこそ不思議な構成、と思ったが、ふたつの世界の構想を理解して納得。 これこそが映像にはない文学の面白みなのかもしれないなあ

    0
    投稿日: 2025.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    難しい難しい難しい。。。 最後はなんか泣きたくなった。 これは何回か読まないと私には理解できなそう… もし僕が目覚めたとしたら、その時は暖かい場所でピンクスーツの太った女の子と沢山話しをして欲しい 村上春樹の二つの世界が交互に進んでいく書き方、それがだんだん交わっていく感じがすごく好き 世界の終りの話は、ハードボイルドワンダーランドでの私が意識を失ったあとの世界なんじゃないかと思った。冬は冷凍されたあと?? だから最後、影をと別れた僕は深層意識から抜け出せてないのかな…

    0
    投稿日: 2025.06.06
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    もし人生が後24時間で終わりだとしたら何をするか?心があるからこその幸福、苦しさは何か?苦しさのある現実世界で生き抜く意味は何か?

    1
    投稿日: 2025.06.03
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    上巻と同じく、なかなか読む気になれずだいぶ時間がかかった。なかなか進まない世界と展開に精神がすり減る思いをした。後半胸が熱くなる盛り上がりを一瞬見せたけど、そこから最終にかけて特に思うことなく終わった。最後に主人公は別の選択を選ぶと思っていたから、狐につつまれた気分になったと同時に、そのまま終わっていたらもっと好きだったなと残念に感じた。 ただ、ここまで風変わりで、人生三回やり直しても思いつかないような設定なのにちゃんと話の筋が通っていることは凄い。全てが新しく、予想もつかなかった。ただ、必要とも思えないセクシャルな会話や、女の子がみんななぜかすぐに主人公と寝たがるところは村上春樹さんの文学には必要不可欠なのだろうか。

    1
    投稿日: 2025.06.02
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    上巻から一気に怒涛の展開。 どちらかというと上巻は癒し系の話かと思ったのに、全然違うかった。 でも最後の4章は本当に涙無しでは読めなかった。 世界には涙を流すことのできない悲しみというものが存在するのだ。深い哀しみというのは涙という形をとることさえできないものなのだ。 誰の心にも諦めたもの、閉ざしてしまったものがあり、でもその諦めたものの、澱のようなものが少しでも残っているならばそれで生きていくことができるのだ。 世界の終りのラスト、影と私の会話は、自分の心のなかにずっと留め続けたいと思う。この本のことは絶対に大事してゆきたい。

    0
    投稿日: 2025.05.31
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    多少読みづらさはあったけど、上巻よりも二つの世界の繋がりが見えたおかげでスルッと読めた! 村上春樹さんの本初めて読んだけどすごい文学的で別の作品も読みたくなった。

    0
    投稿日: 2025.05.27
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    苦手な村上春樹だけど、素直に面白かった。 ファンタジーの方がまだ読みやすいかも。 2つの世界設定も魅力的で、どう繋がるのか分からなかったけど、なんとなく納得。 脳の中の過程と、意識とは、世界とは、認識とは、みたいなテーマで、テーマはすごく好きだった。 苦手だったけど(2回目)、村上春樹は世界観を自分のものにして、自分自身ですら世界観に没入して酔いしれて書いているんだろうな、というのが伝わってくる。そこがファンの多い所以かな。 おしゃれだなって思う表現と、なんだこれって思う表現が半分半分くらい。でも、おしゃれだなって思うのはやっぱり印象に残る言葉が多くて、さすがだなと思った。 街の方も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.05.22
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    表層意識であるハードボイルドの世界と、深層意識の世界の終わりが、まるで二重螺旋のように絡み合い、読み手の意識を奇妙な場所へと連れて行く。世界の終わりは、その狭い壁の中で、まるで終わりのないメロディのように繰り返され、停滞している。それは、主人公が生み出した世界の、どこか歪んだ鏡像なのかもしれない。 よくわかったような。わからないような。 どこでページを閉じても、そこには一つの独立した風景があって、短いけれど、どこか懐かしい詩のような余韻を残している。 この本を選んでくれた理由が、今、じんわりと胸に染み渡ってくる。ああ、これはそういうことだったのか、と、何度もページを繰り、言葉の奥に潜む意味を探してしまう。そして、この物語について、朝まで語り明かしたいような、そんな衝動に駆られる。あなたに、無性に会いたくなる。 1985年出版、やれやれ今でも通ずる感覚がなんだか感慨深い danny boy - Bill evans

    1
    投稿日: 2025.05.11
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    相変わらずの村上春樹節が聞いてて面白かった。 よくわからない、そうかもしれない。の部分は読んでいて普通に笑ってしまった笑

    0
    投稿日: 2025.05.08
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    ハードボイルド・ワンダーランド 私 太った娘 老博士 リファレンス係の女の子 大男 小男…ちび 祖父 「計算士」 「組織(システム)」 「工場(ファクトリー)」 「シャフリング」 「やみくろ」 世界の終わり 僕 影 門番 大佐 図書館の少女 発電所の管理人 一角獣 鳥 「壁」 「街」 「影」 「夢読み」

    2
    投稿日: 2025.04.25
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    多くの謎と課題をその中に秘めながら怒涛のような展開…蛭のいる洞窟はゾッとするなぁ で、「私」の消滅の結末へ。 ずっと聞こえているような音楽とタバコの香りが昭和への郷愁を誘い、なぜもっと早くこの本に出会って無かったのだろうとささやかな無念さを抱え厚い本を閉じるのでした。

    15
    投稿日: 2025.04.23
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    この本を読み、人生の無常さや諦念といったテーマを感じました。 どんなにあがいても結果は変わらない、最初から決まっているのではないかという思いに至り、自分の意思決定さえも本当に自分のものなのかと考えさせられました。 そのような中で、限られた生活の中で感じる喜びを噛み締めることの切なさや意味深さを感じると同時に、閉塞感や息苦しさも覚えました。 コントロールできない要因が人生の大部分を占めているからこそ、その中でも生きる希望を持っていきたいなと。 ほんとに大好きな小説です。 何回も読みたいものです。

    1
    投稿日: 2025.04.05
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    これ日本でおこってるとは想像しにくいストーリーというか世界線それならもう海外設定の方が! ちょいちょい出てくる日本地名に萎えちゃうかなんーーーーハードボイルドとワンダーランドの世界線と世界の終わりの世界線の繋がりがいまいち読み取れきれなかったので感動は少なかった 各々で完結してしまった感じ、、 またいつかリベンジします( ;꒳; ) ここが繋がれば多分もっと面白いんだろうなこれは私の問題ですね

    0
    投稿日: 2025.03.19
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    以前村上春樹の読書会に参加した時、その参加者のほとんどがクリストファーノーランの作品が好きで、「ノーランは絶対にハルキを読んでる!」と口を揃えて言っていたことが、何となく腹落ちするようなラストだった。 インセプションか〜。

    1
    投稿日: 2025.03.07
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    これは素晴らしい。内容も分かりやすく、何より設定がおもしろい。村上春樹は奇想天外を読者の体温に溶け込ますのが上手で、この本では特にその傾向が見られた。最高傑作と名高いだけある。

    1
    投稿日: 2025.02.05
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    何読目だろう。 20歳に入る少し前くらいにこの本に出会って、20代の前半のうちに3回は読み直していると思う(読み返した回数はたぶん『ねじまき鳥クロニクル』の方が多いけれど)。 社会人になった後も読み返した記憶がある。それが20代の後半だったのか、30になってからだったのかは覚えていないけれど。そして40になってまた手に取ることになった。少なくとも5回目、もしかしたらもっと読み返しているかもしれない。 そんなに読み返す小説はもちろん少ない。村上春樹でも『ねじまき鳥』くらいしかないし、後はたぶん京極夏彦の『鉄鼠』と『狂骨』と『絡新婦』くらいだと思う(好きな作品は? って聞かれたら『魍魎』をあげる気がするけれど、なんだか『魍魎』は読み返す気がしなくて、そこまで読み返してはいない。そしてたぶんここから先『巷説』シリーズは何度も読み返すことになると思う)。 40になって読み返した感想は、「これってこんなに静かな小説だったっけ?」ということだ。印象としてはもっとドラマティックな小説だという手触りが残っていた。それはたぶん大男が「私」の部屋を散々に破壊する場面であったり、やみくろの世界を冒険する場面であったりが20代の僕の心を捉えたからだろう。いや、記憶の中では「僕」と僕の影との別れももっと激しいものとして刻まれていたのに、それはひどくあっさりと静かなものだった。 それはもちろんこの20年の間に僕自身が大きく変化したことによるものだろう。その変化の中には喪失も当然含まれる。そして僕は僕なりの「壁」や「川」を持つ「街」を作り上げたのだと思う。それがきっと本の読み方を変えたのだ。 今回、村上春樹を読みたいと思ったのは、たぶんカミュの『ペスト』が引き金になっている。カミュを読もうと思ったのはもちろんコロナ禍を経験したことが大きいだろう。たぶんまた何年後かに、僕は何かをきっかけに この本を手に取るのだろうと思う。 そんなことを確信させる本は少ない。 そんな本に出会えたことは僥倖だと思う。 そしてきっと僕のような付き合い方をしている人が、大勢いるのだろう。 だから名作と言われるのだと思う、たぶん。

    0
    投稿日: 2025.01.15
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    世界の終わりのぼくが夢読みしている古い夢は、ハードボイルドのぼくがシャフリング能力をつけた時に計算士達に壁に押し込まれた記憶?(推) 朝刊などぼくの感情に強く結びついたエピソードに出てくるフレーズが、再度出てくる事によって読者がぼくと読者の感情がリンクしていく。 ペーパークリップもそう、どこにでもあるものが絶対ない状況にいつもあることへの違和感が、ストーリーを繋げてくれるので、すんなり二つのストーリーを交互に読み進められるのだろう。 やみくろの巣が国会議事堂前にあるなんてヘンテコすぎて大好き。 世界は数多くの示唆で満ちているのだ。

    1
    投稿日: 2025.01.14
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    ワンダーランドの方の描写が主人公の性格のどういったところを表してるのか細かく拾っていけばもっと楽しめるのかな。 あとやみくろをどう捉えたらいいのか、、、 まだあれはなんやったんやろっていうのがいくつかあるからもっと深く考察してもう一回読めばさらに面白くなるかもしれない。 あとは比喩が多くて例えが面白いところと「??」ってなるところが半々くらいやったかなぁ

    0
    投稿日: 2024.12.13
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    考えさせられる言葉が多く、手を止めて目を瞑り考える時間が多かった。 終盤の「終わり」を感じさせる表現が切なくて涙が出た。

    1
    投稿日: 2024.11.30
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    面白いようなそうでもないような、言いたいことが分かるような分からないような、なんとも言えない読後感。ラストは少し切ない。

    2
    投稿日: 2024.11.29
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    上下巻読了!これは面白い。いずれの世界も主人公の葛藤や悩み、生きる意味、恋愛、すなわち全ては人の「心」というものをどう捉えるか、脳に起因されるものなのか、身体的なものなのか、生きてきた環境なのか、本当に答えを見つけるのは困難なテーマを、村上春樹ワールド全開でたくさんのことを語り尽くし、読者に投げかけてくれている作品であると思いました。2つの世界の関連性を、全くの異世界表現でありながら、様々な要素を用いてしっかりと繋がりを保たせている部分は本当に面白いなと感じます。この世界観は癖になります。また時間を置いて読み返したいなと思わせてくれる作品だと思います!

    33
    投稿日: 2024.11.29
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    良い読書体験だった。 「ハードボイルド・ワンダーランド」と「世界の終り」という2つの世界は独立しているようにみえて通じている。その謎を解明する過程のわくわくは冒険しているようで、2つの世界が重なった瞬間は鳥肌が立った。 知っている地名も出てくるので、世界を見る目が変わりそうな本。 著者の本は小学生の時に「海辺のカフカ」を読んで以来長らく手を伸ばしていなかったが、読んで良かった。 哲学、心理学、科学、物理学など多様な視点が織り交ぜられ文学作品として纏められている作者の技量に驚き 個人的には、主人公の生活の場面の描写が細かくて好きだった。 特に260ページ以降からは個人的に響くことばが沢山あった。 ハードボイルド・ワンダーランドでは、死が迫り自分自身を内省する中で浮き上がった考えや気づき 「35年もこの世界に生きていて、私にはありきたりの花の名前ひとつわからないのだ」 死を自覚してから、自分の生活を見る視点に変化が生じる主人公。 そして死を受け入れる過程で一つの気づきを得る。 それは自己を変革しようとしても自分自身に帰結すること。 受け入れ違い事実も、時には便宜的に受け入れた方が楽になる。 「人間の行動の多くは、自分がこの先もずっと生き続けるという前提から発しているものであって、その前提を取り去ってしまうとほとんど何も残らないのだ」 という一節も印象に残った。 世界の終りでは、自分のアイデンティティと結びつく「心」の存在意義について。 「絶望があり幻滅があり哀しみがあればこそ、そこに喜びが生まれる。絶望のない至福なんてものはどこにもない」という一節。心が抹消されて平和に暮らす完全な世界の唯一の違和感。 読後は、限りある自分の生を感じると共に、自分自身を見つめ直し、肯定したいと思えた。

    0
    投稿日: 2024.11.28
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    明かされた『世界の終り』という物語の秘密に、読者は声をあげて驚愕するだろうか、それとも分かっていたと無言で頷くだろうか。私は後者であったのだが、それでも面白さに衰えはなく、むしろ答え合わせに正解したような満足感があった。 微かな繋がりを見せる二つの世界の姿は、言うまでもなく美しい。特に「僕」が手風琴を探り探り扱いながら失った記憶の中にコードを見つけ、『ダニー・ボーイ』に引いた場面には心打たれる。 もしも自分の意識が24時間と少しで消えてしまうとしたら、私は何をするだろう。 本を読んで過ごすと答えられたら幸せだろうなのだろうが、きっと「私」と同じくやるべきことは山ほどあるのに、やりたいことが思いつくことはないだろうと思えた。 絶望的な展開が続いても切ない気持ちになることはなかった。それは主に「私」と太った女のやり取りのおかげだろう。どこかコミカルでありつつも、たびたび太った女が見せる官能的な言動にどきりとさせられる。彼女に対する「私」の反応も、淡々としていつつもありきたりなものではなく、読み応えがあった。 『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の関係は、私たち読者自身が認識している世界すら本当に存在しているものなのかと、疑問を抱かせる。もしかすると、我々読者の肉体はコールドスリープ状態でどこかに保存されており、その自分が見ている意識の世界が今居る世界なのではないか、と。 幻想的な物語と、その中に隠されている哲学的なテーマ。ミステリーを好む私だが、たまにはこういった作品を読んでいるものいいものだと感じた。 読み終えてまず思ったことだが、脱線がここまで楽しみな小説を読むのは初めてで、これが村上春樹氏かと唸りながら奥歯を噛み締めた。しかし、登場人物たちの会話で比喩表現を使われることも少なくないため、複雑な物語を理解し尽くすことができずもどかしくなる。具体的にはシャップリングの原理を「私」に説明する博士の辺りがそれで、難解な専門用語の羅列に独特な比喩にたちまち混乱し、1ページ読むごとに眉間のシワを揉むことになった。 とはいえ、村上氏の独創的な物語に身を浸す快感を体験できたのは、本作を読んだからこそだ。名作とされる『ノルウェイの森』もいずれは読んでみたいものである。

    24
    投稿日: 2024.11.11
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    おもしろかった。村上春樹さんの作品はいつも"?"で終わることが多いのだけど、今回はついていけました。 「世界の終り」って結局、「わたし」の意識の中の世界のことでいいのかな?と思いながら読み、それが正解なのかどうかもわからないまま終わってしまった。 読んだ本の感想を誰かと言い合うとかしたいと思ったことないけれど、この本に関しては読んだことがある人と話しあってみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2024.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

     上巻の終盤で、太った娘の祖父が、主人公私を被験者としてある実験を行ったと判明した。そしてその実験によって、私の脳内で生み出した世界、つまり世界の終わりという世界観が誕生した。脳の回路をいじることで生じるのだが、主人公以外の被験者は、この実験に耐えられるほどの脳を持っていなかった。そんなこともあって、ハードボイルド・ワンダーランドでは、祖父から逃れるために太った娘ととともに長時間逃走することとなる。

    0
    投稿日: 2024.10.05
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    現実世界で生きるのを選ぶのか、自分の理想とする世界の中で生きるのかって感じなのではないかな? 他の作品に比べたら、アドベンチャー感があったけど、自分が求めていた村上春樹作品とは少し異質に感じた

    0
    投稿日: 2024.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〈世界の終わり〉は主人公自身が生み出した精神世界。心を失くすことで成立していて、誰も年老いないし死なないし、戦いも憎しみも欲望もない。 その代わり、その逆のものである喜びも至福も愛情もない。絶望があり幻滅があり哀しみがあればこそ、そこに喜びが生まれる。 引き剥がされた〈影〉と一緒に良いものもあれば悪いものもある現実世界へ戻ろうとするけれど、、結局は死ぬことも心を失くすことも選ばず、中途半端な〈森〉に残ることを選んだところは人間らしいなと思った。 ということは、現実世界ではピンクの彼女に冷凍保存されるのか。。老いることはなくなるし2つの世界は完全に繋がるということ? わからないな。 ウィスキーは飲めないけれど、村上春樹作品でよく出てくる古い音楽を聴いてみようと思う。

    1
    投稿日: 2024.09.15
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    上下巻を通して主人公の内省的なシーンが多く、人物像の深掘りがかなり細かいがゆえに主人公から見た周辺の出来事の描かれ方も情報量が多く、とても面白かった。 心を持つこと、持たざることについての影との掛け合いが強く印象に残った。 「...いいかい、弱い不完全な方の立場からものを見るんだ。獣や影や森の人々の立場からね」

    0
    投稿日: 2024.09.02
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    独特の世界観で、引き込まれて読み進めることができた。 現実世界とパラレルワールドが交錯し、それが繋がっていく様は見事だと思う。ただし、村上春樹らしく散りばめられた性的な描写と、スッキリしないラストシーンが、やっぱりあんまり好みではないかな。 何度も読み返して噛み締めていく作品でしょう。

    0
    投稿日: 2024.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い。後半になればなるほどページを捲る手が止まらなくて一気に読んでしまった。 二つの世界がパラレルで進み終わっていたが、最後は交わっていたのだろうか? 目を閉じたわたしは、閉ざされた自分の世界で生きる僕として生きるのだろうか? 人それぞれでだいぶ解釈の仕方は違うだろうけど、だからこそ面白いなと思う

    1
    投稿日: 2024.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    爆笑問題の太田光が村上春樹を批判してた時に、「羊をめぐる冒険」と「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は面白かった、と言ってたから気になって読んでみた。 感想としては、うーんという感じ。面白いのか面白くないかわからない。 ただ、地下鉄が怪物の巣穴っていうのはなんとも上手い設定。それに、昨今の問題や未来のことについてもぴたりと言及されていて、さすが大物作家たる予見力も感じた。 あと、言わずもがなめちゃくちゃ昔の曲が出てくる。一方のパートで、ボブディランについての一文で締めちゃうぐらいだから仕方ないけど、私はビートルズぐらいしか知らない。 最後は、えぇ…?と言ってしまった。いやぁ…そこまで来てそりゃないですよ、みたいな。 あとあと、村上春樹の小説って全体的にエモい匂いがずっとする。海辺のベンチに座って、雨の滴る土曜日の夜にベッドで恋人と目下の渋滞を見ながら、廃工場の近くを夕暮れ時に歩きながら…みたいな。 でもね、これってつまり、皆さんが言うように綺麗な文章だからなんだと気づいた。エモいだけじゃ読み進められないし、それを何百ページも続けるのは表面的な思考だけじゃわからないあれこれがあるんだろうなぁと。 とりあえず昔の洋楽聴いて、著名な海外文学読んで、ハイボールを飲めるなら頑張って値段のいいやつ買って、なるべくいい環境で飲んで、明日の朝はサンドウィッチを食べた後に恋人とカフェテラス寝ごす予定でも入れてれば世界観に入り込めるはず! 歳を重ねてまた読みたい。一体どんな感想になるのか知りたいなと思いました。

    0
    投稿日: 2024.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初は世界観に追いつけなかったが徐々にファンタジーに飲み込まれて言った 主人公の頭の中には身勝手で不条理な周囲により余分に1つの回路が植え付けられ、そのうちの1.2が消え去り3つ目の回路が残ることが告げられた。 その回路は主人公の記憶の中に存在するひとつの世界でそっちの世界から脱出しようと目論む記憶のない主人公と現実でそうなる原因を探す主人公の冒険とで交互に物語が進行していく。 村上春樹の書くきちんとした性格の登場人物、やっぱり好きだー それとハードボイルドワンダーランドの終わり方が良かった!自ら作り出した世界をほっぽり出すことに罪悪感を感じて世界の終わりに残った主人公がちょうどケリを付けたあたりでピンクが好きな太った女の子が同い年になった、あるいは主人公の歳を超えた頃に解凍してくれるんだろうな。 羊をめぐる冒険、ダンス・ダンス・ダンスの続編として紹介されて読んだけど繋がってなくない?

    0
    投稿日: 2024.08.06
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    現実世界と精神世界を順番に読み解いていきながら、話が進む。読み進めやすい文章と様々なことを思い起こさせる言葉選びがとても心地よかった。

    4
    投稿日: 2024.08.01
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    黄金の獣とか壁とか夢読みが謎の余韻を持って終わるのでなくてちゃんと小説の中で解釈の「答え」がある程度示されて良かった。最後の最後まで主人公が淡々とオシャレに生活していて村上春樹らしい。

    0
    投稿日: 2024.07.30
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    私の現実世界と僕の精神世界がパラレルに進んでいく、まるでシュールレアリズムの絵画作品を読み解いていくような物語。

    0
    投稿日: 2024.07.18
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    細かい説明は無くともよく分からないまますんなり受け入れて世界観に惹き込まれてしまう。やっぱり村上春樹の作品だなぁと思わせる、独特の魅力を再確認しました。あと、とにかく村上作品に出てくる図書館が好き。

    0
    投稿日: 2024.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み進めるにつれ、少しづつ話が自分の中で繋がってきて、結局全部自分の出来事なんだと分かったときは興奮を覚えが、最後の終わり方は個人的にはあまりスッキリしなかった。

    0
    投稿日: 2024.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村上春樹は初めて読んだ。 よく分からない。どうして影と決別し、街に残ることにしたのか。自分が作り上げた街に対して責任がある、というのはどういうことだ。街に住む人々は<私>の意識の中に住んでいるのであり、いわばフィクションの存在で、その人たちに責任があるってなに... これは作家自身の話なのか?<私>ってのは村上春樹で、現実世界の意識(心なのか興味なのか)がなくなるのは哀しいけど、自分のフィクションの世界にもっと潜っていかなければいけないとか。 村上春樹をもっと読めば、この本の解像度も変わるんだろうか。よくわからない。そうかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.06.09
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    世界観にすごく引き込まれた。心がなければ戦いも憎しみも欲望もない。でも逆のものがないということでもあるというところに心を打たれた。とても苦しい思いをして心を無くしたいと思うこともあるけれど時には幸せだったこと楽しかった思い出も沢山ある。両方を抱えて人間は生きていかなければならない。いい思いだけをして生きていける人間はあまりいない。何かしら苦労や苦難を持っているものなんだと思う。悪いことは重なるけれどいつかは終ることなのよ。永遠に続くことじゃないわ。というセリフに救われた。今この時にこの本に出会えてよかったと思う。

    1
    投稿日: 2024.05.23
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    なんとなく想像していたラストがあったが、いい意味で裏切られた。 読み進めるほど、独特の世界観に惹き込まれる。 スピード感がありテンポよく読みやすかった。

    1
    投稿日: 2024.05.13
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    「意味もないし、どこにも辿りつかない。誰も必要としないし、どこかに辿りつきたいとも思わない。目的のない行為、進歩のない努力、どこにも辿りつかない歩行、素晴らしいとは思わんかね。誰も傷つかないし、誰も傷つけない。誰も追い越さないし、誰にも追い抜かれない。勝利もなく、敗北もない。」この部分が読めただけで、この本を買ってよかったと思った。救われた気がした。

    0
    投稿日: 2024.05.11
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    世界観がすごくて村上ワールドで、全く別の時間軸のストーリーが交互に出てきて、そこを理解するまで時間がかかった。ハードボイルドワンダーランドも世界の終わりも非日常的な世界なので、日常を忘れて気分を変えるにはぴったりの作品です。

    0
    投稿日: 2024.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終盤、私が徐々に世界の終わりに溶けていく描写が恐ろしくもありある種の清々しさを孕んでいたと感じた。僕と影が「南のたまり」のジャンクションで、袂を分けたことは意外な部分だったが、読んでから時間が経つにつれて、村上先生の仰る通りこれ以外のフィナーレは想像が難しいと感じるようになった。 個人的には「羊をめぐる冒険」があまりにも秀逸であったため、上回るまでは行かなかったが、神秘的で美しい傑作であると感じた。

    0
    投稿日: 2024.04.29
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    再読。 ここまで美しさを感じる著作に触れたことはない、そう思わせる程秀逸な作品。二層構造が重なり合う文学、アニメ、映画は様々あるが、これが一番良い。 まごう事なき神作品。

    0
    投稿日: 2024.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ◯生 第一回路=ハードボイルド・ワンダーランドの私 第二回路=影 第三回論=世界の終わりの僕 ◯死 第一回路の私は失われ、第三回路に融合した? 『ねじまき鳥クロニクル』の井戸(=id)しかり、『ノルウェイの森』の直子しかり、分裂症的世界観がよく描かれる 人生は深い悲しみに満ちていて、別れや人の死を受け入れる為に、別の自分を創り出し、固い感情の殻にこもることを、この時の村上春樹は肯定していたのだと思う。(=デタッチメント) そしてそれが救いになる読者がいる 一方で、『街とその不確かな壁』では、影を逃した後の僕も、壁の外へ出る 『ねじまき鳥クロニクル』以降は、外の世界と向き合うことが描かれてきたが、『世界の終わり〜』と『街と〜』の2作品が存在することによって、どちらの向き合い方も肯定されたように思う。

    0
    投稿日: 2024.03.31
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    例えば他の小説だったら、”やみくろ”の意味することとか、やみくろの本当の意味とか、何の比喩なのかとか考えてしまうんだろうけど、村上春樹の小説だと”やみくろ”を”やみくろ”として認識してしまう自分がいる。やっぱりそれって村上春樹の文章がそうさせてるんだろうか。これが俗に言う村上ワールドなのか…?(沼に足を踏み入れてしまったかも)

    6
    投稿日: 2024.03.01
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    「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」、ふたつの物語の世界がどのように繋がっているのか、ということを気にしながら読むとすごく楽しい。本編自体は「ハードボイルド・ワンダーランド」から始まっているのに、タイトルは「世界の終り」からなんだなあ…などという、一見どうでもよさそうなことを考えながら読むと、もっと楽しい。

    0
    投稿日: 2024.02.20
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    《目次 下》 22 世界の終り(灰色の煙) 23 ハードボイルド・ワンダーランド(穴、蛭、塔) 24 世界の終り(影の広場) 25 ハードボイルド・ワンダーランド(食事、象工場、罠) 26 世界の終り(発電所) 27 ハードボイルド・ワンダーランド(百科事典棒、不死、ペーパークリップ) 28 世界の終り(楽器) 29 ハードボイルド・ワンダーランド(湖水、近藤正臣、パンティー・ストッキン) 30 世界の終り(穴) 31 ハードボイルド・ワンダーランド(改札、ポリス、合成洗剤) 32 世界の終り(死にゆく影) 33 ハードボイルド・ワンダーランド(雨の日の洗濯、レンタ・カー、ボブ・ディラン) 34 世界の終り(頭骨) 35 ハードボイルド・ワンダーランド(爪切り、バター・ソース、鉄の花瓶) 36 世界の終り(手風琴) 37 ハードボイルド・ワンダーランド(光、内省、清潔) 38 世界の終り(脱出) 39 ハードボイルド・ワンダーランド(ポップコーン、ロード・ジム、消滅) 40 世界の終り(鳥)

    0
    投稿日: 2024.02.20
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    なんでこんなに面白いんだい。 彼女の脱ぎ捨てられた衣服は、彼女自身よりも彼女だった、みたいなところすごく好き。

    2
    投稿日: 2024.02.10
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    村上春樹にしか出せない世界観が溢れ出ている作品ではないだろうか。 世界の終わり、一角獣、やみくろ、組織、博士たち、それらを自然と日常の僕に影響を与えていく様がとても読みやすく、ページをめくる手が止まらなかった。特にお気に入りの場面が、主人公が物語終盤で唄を思い出し、図書館の彼女の心が光となって浮かび上がるところがとても幻想的で好きなシーンのひとつです。 いつまでもこの世界観に浸っていたくなる素敵な作品でした。

    1
    投稿日: 2024.02.08
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    世界の終りのクライマックスがとても好き。 突拍子もないフィクションの世界設定を、読み進めるうちに自然に受け入れられるようになっていくのが不思議。よくこんな話思いつくよなぁ。

    2
    投稿日: 2024.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻の倍のスピードで物語が展開していった。 そう感じるのは、私の現実世界と僕の深層世界に完全に入り込んでしまったからなのか。 読んでいると春樹節が時に炸裂する。 「ブルックナーのシンフォニーの番号なんて誰にもわからない。」笑 学生時代、ブルックナー好きの友だちの影響で4.7.8.9番ならわかるかも。クナの8番のレコードをプレゼントしてくれた友人も思い出した!感謝。 「カラマーゾフの兄弟の名前を全部言える人間がいったい世間に何人いるだろう?」笑 確かに。学生の頃読んだけど、兄弟の名前は忘れてしまった。アリョーシャだけはかすかに覚えていた。 会話の中にクラシックが出ると、すぐに聴きたくなって、ブランデンブルクをピノックで、カザルスで、そしてリヒターで聞きながら、クライマックスを迎えた。極め付けは、「ダニー・ボーイ」を。 「世界には涙を流すことのできない哀しみというのが存在するのだ。」 この言葉が強烈に刺さり、やがて静かに沈んでいく。 読み終わった後、小さい頃過ごした家の裏山、野球をした田んぼ、通った畦道、そんな故郷が浮かんだ。今を支える何気ない日常と、その日常を作ってくれる家族や大切な人の心を思い、あたたかくなった。 永遠よりも厳しくても理不尽でも現実世界で生きてみようか。

    33
    投稿日: 2024.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランド」という2つの物語が交互に進んでいく作品。 どちらも独特の世界観があり、全く別の物語だが、中盤あたりから作品同士の繋がりが見えてくる。 この作品は以前読んだ「ノルウェイの森」よりも難解だったが、読む手は止まらなかった。村上春樹特有の純文学に近いじめっとした雰囲気は変わらないが、考察記事などを読まないと気づけない点も多いので、じっくり1作品を読み込みたい人におすすめな作品でした。 「世界の終わり」の世界は、心がない永遠の生を手にできる世界であり、主人公は最後までその不完全で完全な街を受け入れることは出来なかった。死にたくないと思う一方、心なしで永遠に生きることも拒むところは、人間の『心』というものの重要性を再確認させてくれた。

    5
    投稿日: 2024.01.11
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    村上春樹はお酒を飲んだり日に当たったり、そういう日常の所作の一つ一つに感情を付与した描写をする。そのおかげで本を読んでいない間、つまり自分の人生を生きている間も、本の余韻を自分の隣に感じながら日常の所作に対して何かしら漠然とした感情を持っていることを認識できる。ちょっと人生が豊かになる、いい小説だった。

    2
    投稿日: 2023.12.09
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    新刊を読んでこちらを読んだが、結末とかは新刊の方が好き。 ぷつんと終わってしまって解読できたか不確か。 多重人格者なのか、はたまたパラドックス的な物語なのか。 平穏な世界に憧れるが、それは心を失なった世界ということなのか… 太った女の子が相変わらず魅力的。 こんなハードボイルドでキュートなキャラクターいいな。

    2
    投稿日: 2023.12.04
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    よく喩えなどで用いられる「世界の終わり」の一例を見ることができた。この言葉のふわっとした部分の解像度が少し上がった。

    2
    投稿日: 2023.12.03
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    現実の世界で計算士として働く男性が事件に巻き込まれる。並行して、壁にかこまれた不思議な世界にたどり着いた男性が夢読みとして働く。この2つが交互に描かれながら互いの関係が徐々に述べられていく。村上春樹特有の表現描写はどれもが独創的でありながら格好よくファンが多い理由がわかった。上下巻で非情に長かったが、最後まで結末は想像できなかった。

    1
    投稿日: 2023.11.22
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    街とその不確かな壁と繋がってると聞いて読んでみたら、思いの外長くて時間かかったけどやっぱりおもしろかったな。 「世界の終り」と「ハードボイルドワンダーランド」という2つの話が交互に進んでいく本。 なんでこんなに訳の分からんことばっかり出てくるストーリーなのに面白くてどんどん読めちゃうんだろう。

    3
    投稿日: 2023.11.14
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    まだ手をつけてなかった村上作品。新作『街とその不確かな壁』と関連していると知り、思い立って手にしたら、久々の村上ワールドに魅了されました。村上春樹を読む時、なぜかウィスキーを欲してしまうのは、私だけではないと思います。アルコールと性の描写が唯一無二です。

    2
    投稿日: 2023.11.08
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    村上春樹初の書き下ろし長編作品。二つの物語が交互に進んでいくスタイルは、読んでいて飽きず面白い。内容は著者らしい風貌(むしろこちらの方が若いのだが)で、相変わらず盛り上がりも盛り下がりもない、ある一定のトーンで語られている。これが村上春樹氏における書く力なのかというとそうとは限らず、『海辺のカフカ』では後半氏には珍しい比較的盛り上がる勢いが見られる。『騎士団長殺し』は常に不気味さがあり、盛り上がりがあった訳でないが、今作は『世界の終わり』『ハードボイルド・ワンダーランド』の二つの物語同様に憂愁であるにせよ、その内に秘められたものにはチリチリとした温もりのような光が散りばめられている。長編ではあるが、40章と細かく分けられているので、短編集を読んでいるような感覚に近い。 ドキドキワクワク一体何が起きるんだ!?というものではなく、何かが我々の知らないところで起きては荒らしていき、知らないうちに終わりのカウントが始まってしまったようだ──というニュアンスである。 再読したいとまではいかなくとも、一度読めば心に残り続けるだろう。生活した跡や雪や静寂が。それこそがこの内容そのもののようにも思える。 我々は存在していたのだと。

    2
    投稿日: 2023.11.04
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    後半で2つの世界について理解できたので、もう一回前半を読みに戻ったらまた違った良さがわかるんだろうな。 文章とか、現実世界の主人公の行動とか描写とか、すごく面白いんだけど、私とは違う人種すぎて、うまく感情移入できなかった。

    2
    投稿日: 2023.10.30
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    ●地下からの脱出は非常によい。 ●壁からの脱出はなんだかちょっと拍子抜け。しかし世界観は大変よい。まるで頭の中に思い浮かぶようだ。個人的には中世ヨーロッパあたりの街のイメージなんだよな。 ●今回は二つの世界のリンクの話だったけど、飽きないね、ほんとに飽きない。文庫本上下巻あって中弛みがないのはさすが。 ●しいていえば、後半の文章の修飾がちょっとくどいように感じたかな。前半の方がノリが良かった。 ●やっぱり女の子の描写が実に克明なのが面白い。そして誰もが主人公に好意を持つという相変わらずの無双展開。まあ、こうでないと面白くはないんだよね。

    2
    投稿日: 2023.10.09
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    「失われた心を取り戻す」 村上春樹作品の善性を感じ取れる素晴らしい読書体験だった。いつになるかは分からないけれども、いつかまた必ず読み返すことになる気がしてならない。 村上春樹を勧めるほど野暮なことはないが、敢えて今すぐ読むことを推奨。 きっと忘れられない作品になるはず。

    5
    投稿日: 2023.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現実世界の私の物語と、深層心理の僕の物語が交互に展開されていく。 老博士が、脳の思考回路の切り替えについて説明しているところは難しすぎて深く理解はできなかったが、やみくろなどを避けながら果敢に地下を冒険していく様子や、私の最期のときの過ごし方や気持ちの動き方、印象深い登場人物たち、僕の壁の中での生活、心を持ち続けたいという気持ちが印象的だった。 隅々まで理解できなくても最後まで面白く読み終えられた。 だがしかし、よくこんな難しく巧妙に練られていて面白い物語が思いつくのか。

    2
    投稿日: 2023.09.16
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    2つの物語が同時並行で進んでいく中で、つながりを予感させるワクワク感が面白かった 時系列順にも読み直してみたい

    1
    投稿日: 2023.09.02
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    頭蓋骨、夢、ユング、記憶の在処、といった似通ったお題に対して、全く違った作品。 はなはだしいほどリアルな京極「狂骨の夢」 バーチャルファンタジーな村上「世界の終わり」 一人の記憶が二人に共存する狂骨。 一人の意識が二つの世界を想像する世界の終わり。 最終的に幻覚的現象にも理論的な考察を示す小説と、あくまで、非現実的な要素を読み手に考察させる小説。 私は、世界の終わりの世界は、ハードボイルドワンダーランドの計算士の男の脳内の核に出来上がった一つの意識世界として読んだ。 引き剥がされた影は、その世界からの逃避を計画する。男は影との別離を決意してその世界にとどまる。影の逃避は、ハードボイルドの世界の男との意識の統一化と思ったのだけれど、それは、わからない。 「やれやれ」って、下巻で7回出てきたと思う。目についちゃうんですよ。

    57
    投稿日: 2023.08.23
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    ファンタジーと現実パートが収束した やっぱり現実パートが好きで ファンタジー世界の話は自分に合わないと思った、てか入り込めない。てめえの乏しい想像力のせいなのか、はたまた好みの問題で開き直って良いのか。

    3
    投稿日: 2023.08.23
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    読み終わった瞬間、えーーー!と思ってしまった。 結末がはっきりしない、想像を裏切る結末だった。 でもそれが村上春樹らしいなと感じた。 最初2つの物語のつながりが全くみえず、上を読み終えても"頭骨"しか共通点が見つけられなかった。 この2つのつながりがだんだん見えてくるとワクワクしてどんどん読み進めてしまったが、その後の展開が気になる終わり方だった。。笑 読み手の想像力に任せているのかもしれないが、自分はそこまで想像することができないのでモヤモヤしてしまった。 ほんとーーーに村上春樹の世界観と表現は唯一無二すぎて読んでて感動した。 でも自分はハッピーエンドが好きなのかも、と思った一冊でした!

    3
    投稿日: 2023.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラストは意外だったけれど このラストの展開で今までの行動が 府に落ちました。 自分だったら心をなくしても その世界にとどまるかな…

    3
    投稿日: 2023.07.17
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    人間の深層心理、心、そして表層意識をテーマにしたSF超大作でした。読み終わった今も興奮が収まりません。 下巻にある以下の言葉が印象的でした。失敗をしすぎるのは良くないものの、一度の失敗は必要なことだと感じました。 「良い樵(きこり)というのは体にひとつだけ傷を持っているもんさ。それ以上でもなく、それ以下でもない。ひとつだけさ。」

    4
    投稿日: 2023.07.15
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    シャフリングとか古い夢とかネーミングが好きやった あと2つの世界がオーバーラップする(光に目が眩むとか)する瞬間が気持ちよかった 純愛やし 世界ってなかなか終わらないなと思った

    4
    投稿日: 2023.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初の村上春樹さん作品!\⁠(⁠^⁠o⁠^⁠)⁠/ 有名だけどすごく難読だと聞き、ぼくの貧弱な読解力ではその魅力を味わえないのではと敬遠してきました…笑 物語は2つの話が同時進行で展開されます。 ●ハードボイルドワンダーランド(現実世界) 脳に細工をされた主人公が、博士やその娘、所属先やその対抗組織らに巻き込まれる話 ●世界の終り(精神世界) 壁に囲まれた一角獣の住む不思議な町で影と切り離された私の話 読んでいて感じた率直な印象は、 ①圧倒的な比喩のシャワー 1つひとつの表現が全て独特な比喩となっておりかなり面食らいました!明らかに今まで読んできた作家さんたちとは一線を画した文体で衝撃です。これは好き嫌いが分かれるのも頷けますわ。ぼくが生まれるずっと前の本なので、ピンとこない表現もありましたが、そんなもんですよね(^_^;)笑 ②哲学書のような凄み ●「疲れを心の中に入れちゃだめよ。…疲れは体を支配するかもしれないけれど、心は自分のものにしておきなさいってね」 →現代の社会問題にも通じるところがあるのかなと思います。 職場で月100時間残業したことありましたけど、すごくやりがいを感じて、多少眠気はあっても嫌な感情は一切なかったんですよね。体は疲弊しても心は常に豊かでいたいものですᕙ⁠(⁠ •⁠‿⁠•⁠ )⁠ᕗ ●「人間は誰でも何かひとつくらいは一流になれる素質があるの。それをうまく引き出すことができないだけの話。引き出し方のわからない人間が寄ってたかってそれをつぶしてしまうから、多くの人々は一流になれないのよ。そしてそのまま擦り減ってしまうの」 →日本の足並み揃える文化への批判かなと感じました。近年は日本の政治や法律のしがらみもあって、優秀な人材がドンドン海外に出て行っているというニュース記事を読むと悲しくなります(T_T) ●「たとえ記憶が失われたとしても、心はそのあるがままの方向に進んでいくものなんだ。心というものはそれ自体が行動原理を持っている。それがすなわち自己さ。自分の力を信じるんだ。」 →自分のこれまで積み重ねてきた人生の軌跡が、心にはしっかり染みついてるんですよね。そして「習慣」は心を動かす指針だと思います。習慣で無意識に行動しちゃうことってありますよね〜笑 ●「認識ひとつで世界は変化するものなのです。世界はたしかにここにこうして実在しておる。しかし現象的なレベルで見れば、世界とは無限の可能性のひとつにすぎんです。細かく言えばあんたが足を右に出すか左に出すかで世界は変ってしまう。」 →小さな選択、行動がずっと先の未来を変える、最近の自己啓発でもそんな感じのことよく書いてある気がします(⁠。⁠•̀⁠ᴗ⁠-⁠)⁠✧ ●「人間は時間を拡大して不死に至るのではなく、時間を分解して不死に至るのだということですよ。」 →これはなかなか衝撃的な理論でした(⁠+⁠_⁠+⁠) 時間を延ばすのではなく、時間を細かく刻んでゴール(死)へ到達しないから不死というのは斬新な発想だなと感じます! 何となく漫画「呪術廻戦」の五条悟の能力「無下限呪術」を思い出したのはぼくだけでしょうか?笑 ”時間”って人間に唯一平等に与えられてるものなんですよね。でも人によって体感時間って違いますよね。長いようで短い限られた時間、ただ漫然とダラダラ過ごすのではなく、その一瞬一瞬の刹那さえも大切にする。そういう意識を持ちたいなと思います^⁠_⁠^ ●「世界には涙を流すことのできない哀しみというのが存在するのだ。それは誰に向っても説明することができないし、たとえ説明できたとしても、誰にも理解してもらうことのできない種類のものなのだ。その哀しみはどのような形に変えることもできず、風のない夜の雪のようにただ静かに心に積っていくだけのものなのだ。…深い哀しみというのは涙という形をとることさえできないものなのだ。」 →なかなか深いなと感じました。そして言い回しがカッコ良い。言葉にできない哀しさって分かる気がします… 物語自体もすごく引き込まれました。 最初、精神世界じゃなくて現実世界の遥か過去の話だと勘違いして読んでいたので、後半になるにつれて2つの話が交わってくる様は読んでいてとても楽しかったです!

    13
    投稿日: 2023.06.24
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    面白かった…最後、世界の終わりの彼が不確かな壁のときと同じ選択をしているのか… そして不確かな壁では、その後の話が展開する。 ユングの個人的無意識と集合的無意識が何かしら関係しているように思えてならない。 計算士の研究過程で老博士が核と呼んでいるものは、個人的無意識のことなのだろうか。 そうだとしたら主人公の持つ核の世界は本当に素晴らしい、そんなことが可能なんだろうか、と思うけど私は現実に生きる人間でそんな風に核の中が理路整然としていそうな人間を知っている。 80年代、これからコンピュータを使えば無限の可能性が広がっているという期待の先にすでにその限界を見据えた人間計算機を生み出すという先見性。 今では人工的な脳を再現するという方向に変わりつつはあるけど、やはり全て規則正しくあるというコンピュータの限界を村上春樹は感じていたのだろうか。 世界の終わりに描かれる機械的な生活とそのコンピュータの限界とが重なるようにも思える。 不確かな壁と交互に読み直したくなる作品。 きっとこれは2作品でひとつなんだ。

    3
    投稿日: 2023.06.09
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    新作を買い、読もうかというところで、新作はこの本のいわば続編だ、と書かれた日経新聞の記事をたまたま目にした。それは、ということで、先にこの本を読んだ。面白い。村上春樹の頭の中はどのようにこの物語を紡ぎ出したのだろうか。物語の終わり方は、なるほど、確かに、これでは終わってないのかもと感じさせるところがあった。よし、新作である「街とその不確かな壁」を読み始めよう。

    5
    投稿日: 2023.06.05
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    "作品としての完成度"は認めるけれど"今の僕"には合わない小説でした。ファンの人には悪いけれど。 10代〜20代前半の多感な時期に読んだらまた読後感も変わったかもしれないけど、30歳(遅くとも40歳)過ぎて社会との折り合いの付け方やアイデンティティ問題も解決している年代の人が本書を読んで癒やされちゃうのは少しマズい気がします。 ラストに世界の終りであぁゆう選択を取ると言うことは成長物語なんでしょうね。 メタフォリカルなアイテムがこれでもかと言う程出てくるので、好きな人は分析して深く掘ったりするんでしょうか。あと、話の本筋に関わらない余計な描写が多いですね。伝えたいメッセージだけ伝えるならこの半分に出来る気がします。

    2
    投稿日: 2023.06.01
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    ラストに向かって 生きる 人とは を考えさせられる 心のない完全な世界。辛いことも死もない穏やかに永遠な世界。 でも心のある悲しみも苦しみもある世界を私も選ぶんだろう "私が自分の意思で選んだことといえば、博士を許したこととその孫娘と寝なかったことだけだった。" 許すことを選ぶっていいな "道筋には往きに僕が残した足あとがまだくっきりと残っており、それはまるで僕が過去の僕自身とすれちがっているような印象を与えた" "涙を流すには私はもう歳をとりすぎていたし、あまりに多くのことを経験しすぎていた。世界には涙の流すことのできない哀しみというのが存在するのだ。" "人間の行動の多くは、自分がこの先もずっと生き続けるという前提から発しているのであって、その前提を取り去ってしまうと、あとにはほとんど何も残らないのだ" 自分の命があと24時間と急に言われたら何をする?

    3
    投稿日: 2023.05.27
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    新作を読んでからこちらへ。 なるほど、夢やあの街の謎はそういうことだったのか。 あの街の魅力に取り憑かれてしまったので、いま新作の続きが読みたくて仕方ない。 とても面白かった。 メモったフレーズたくさんあるけど一部を以下に。 ---------- 新たなるトラブルは新たなる絶望感で迎えいれればいいのだ。 生命の営みというものはいつも同じだ。築き上げるのには結構時間がかかるが、それを破壊するのは一瞬で事足りる。 中途半端に考えをめぐらすくらいなら、何も考えない方がずっとマシだ。 「年をとるととりかえしのつかないものの数が増えてくるんだ」と私は言った。 「疲れてくるし?」 「そう」と私は言った。「疲れてくるし」 どんな軍隊にも旗は必要なんだ。 目的のない行為、進歩のない努力、どこにも辿りつかない歩行、素晴しいとは思わんかね。誰も傷つかないし、誰も傷つけない。誰も追い越さないし、誰にも追い抜かれない。勝利もなく、敗北もない。 人間の行動の多くは、自分がこの先もずっと生きつづけるという前提から発しているものなのであって、その前提をとり去ってしまうと、あとにはほとんど何も残らないのだ。 「心がそこにあれば、どこに行っても失うものは何もないって母が言っていたのを覚えてるわ。それは本当?」 あれはたいした小説じゃないけど読ませる。逆よりずっと良い 「料理というものは十九世紀からほとんど進化していないんだ。少くとも美味い料理に関してはね。材料の新鮮さ・手間・味覚・美感、そういうものは永久に進化しない」 時間なんて勝手に好きな方向に流れていけばいいのだ。 死とはシェーヴィング・クリームの缶を半分残していくことなのだ。 テーマが明確だと融通性が不足するんだ。 おそらく限定された人生には限定された祝福が与えられるのだ。

    2
    投稿日: 2023.05.26
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    新作とは関係なく、上巻からゆっくり読んでようやく読了。何となく荒廃した雰囲気?がたまらなく好きだった。 ずっと面白かった。博士が真相を語ってからの、主人公の気持ち。。結構影が好きだった。

    2
    投稿日: 2023.05.20
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    【作品全体(上下巻併せて)を通しての感想】 えっ、嘘⁇ めっちゃ分かりやすいし、読後感もビックリするほど爽やかで、逆の意味で裏切られた作品だ。村上氏が自身で書いた作品は、結末は自分で考えてねスタイルの作風だと「村上さんのところ」で話していた。なのでこちらとしてもそのつもりで、作品の2/3を過ぎたあたりから、3パターンぐらいの結末を想定して、準備万端で挑んでいた。だが結果として、今回の作品はちゃんと結末も用意してくれており、ある種もっとも想定しやすい結末だったので、納得感も高く、うれしい誤算の作品だ。 なおかつ今作は、僕がたまたま直近で読了したばかりの「カラマーゾフの兄弟」のアリョーシャが、作品の根幹に関わるラストの重要な場面で出てきたときは、感動で首すじがゾワっとした。僕にとっては完全にボーナス作品になった。 もしこの先、今作を読もうと思われている方がいらっしゃれば、可能であれば「カラマーゾフの兄弟」を先に読了して頂ければ、感動が倍増することは間違いなしです! 作品のあらすじは、サクッと書くと以下になります。 舞台は、1980年代の東京。「世界の終わり」という物語と「ハードボイルド・ワンダーランド」という物語が、パラレル(平行)で交わることなく、別々の物語として語られていく。「組織(システム)」で働く計算士の「私」は、かつて「組織(ファクトリー)」の一員だった生物学者の依頼により、特殊な業務を引き受ける。しかし、その仕事は、「組織(システム)」にとっても、「システム」のライバル企業である「工場(ファクトリー)」にとっても、見過ごすことのできない、極めて危険な業務であった。 一方で、高い壁に囲まれていて、一角獣が暮らしている「街」にやってきた「僕」は、自分の「影」と別れて、図書館の女の子と一緒に「夢読み」の仕事をするようになる。 どこにも行くことができない「世界の終り」に、どうして「僕」はやって来たのだろう。 「僕」は、別れた「影」と連絡を取って、その「街」を脱出しようと計画を練るが…。 内容をひとことで言うと、大人向けのファンタジーだ。淡々と物語は進んでいくが、急にガラッと、緊迫した場面に変わる箇所がある。下巻の188ページだ。ここでの鬼気迫る筆致は、それだけでこの作品を読む価値があるほど、文体としての完成度が素晴らしい。 用いられている比喩表現があまりに的確で、この場面は読んでいて、村上氏の才能をもっとも感じられたシーンだ。このページだけで、この作品を読む価値があるほどに出来上がりがあまりに素晴らしい。これが村上氏のいう「マジックタッチ」なのか。マジックタッチは、「みみずくは黄昏に飛びたつ」という村上春樹氏のファンを公言している川上未映子氏が、村上春樹氏にインタビューをしたものを一冊の本にまとめたもので、その本に詳しく説明されている。その本は村上氏を知る上で、内容が濃く、インタビュー本としての価値が非常に高い作品なので、また近々感想をアップしたく思っている。 僕のように村上春樹氏の長編小説に苦手意識を持ってしまった方が、再チャレンジする本としては、良い意味で期待を裏切られる本なので、ぜひぜひ読んで頂きたい本です! 【村上春樹氏の文体について】 最近作家の文体について興味が出てきて、ただストーリーを読むだけでなく、文章の構成についても注目するようになった。 村上春樹氏の本をたくさん読んでいる方は当然気づいているだろうが、村上氏の文章は他の男性作家と比較して、非常にひらがな表記が多い。なのでスラスラと読みやすく、読者に対する親切心にあふれた文章になっている。(詳しくは「村上さんのところ」の感想に書いています) かなり特徴的な文体なので、過去に影響を受けた作家でもいるのかなぁと、気になっていた。たまたま本屋で見かけた村上春樹コーナー(6年ぶりの長編小説が刊行されたばかりなので、大型書店では特設コーナーを設置している書店が多い)で、「BRUTUS特別編集 合本 村上春樹 (MAGAZINE HOUSE MOOK)」という雑誌で気になる記事を発見。日本人の作家の中でもっとも文章が上手いなと思った作家を書いている箇所があった。 安岡章太郎氏という作家だ。恥かしながら初耳の作家だ。その作家の処女作の「ガラスの靴」という短編が、日本人作家の文章でもっとも上手いと感じたのだそう。そんなことを言われれば、気になるに決まっている。そこは本屋。気になったら即行動がモットーの自分は、すぐに検索。あった。岩波文庫からそれまたタイムリーに今年(2023年)の2月15日に刊行されたばかりだ。目次を見ると30ページ弱だ。そのまま立ち読みする。 ビックリした。文章が村上氏の文体にめちゃくちゃ似ている。いや逆だ。安岡章太郎氏の文体にそっくりなのだ。なおかつこの「ガラスの靴」、ただ文章が綺麗なだけでなく、30ページ弱の短編小説なのに、最後のオチが秀逸で思わず「おおー!」と唸るほどよく出来ている。価格は税込1,100円。一瞬迷ったが、今後何度か見返すほどに文体が流麗なので買ってしまった。 今回思ったこととして、やはり今後継続的に読もうと思った作家は、その作家が影響を受けた作家の作品を読むことが、結局その作家のことを知る最短の道だと、改めて実感した。 【今後読もうと思っている村上氏の本】 今作を読んで苦手意識を完全に払拭できたので、今後村上氏の本は継続的に読んでいこうと。 今後読もう思っているリストはざっとこんな感じです。 (長編小説) 海辺のカフカ 1Q84 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 騎士団長殺し ねじまき鳥クロニクル 街とその不確かな壁 (短編小説) 螢・納屋を焼く・その他短編 (エッセイ) 村上春樹 雑文集 村上春樹、河合隼雄に会いにいく (ノンフィクション) アンダーグラウンド (翻訳本) グレート・ギャツビー ※いま現在の気持ちなので、今後作品数が増減する可能性はあります。 【雑感】 今回何よりも村上春樹氏の苦手意識を払拭できたのが、一番の収穫だ。 最近文学ばかりで哲学系を疎かにしていたので、そろそろ哲学系を読んでいこうかなと。 ただいきなりガッツリの哲学書を読むと消化不良を起こしそうだ。なので、まずはウォーミングアップとして、ショーペンハウアーの「読書について」を読みます。 日々行なっている読書について、もっと深く気づきを得たく、その助けになってくれそうな本なので、期待して読みます。

    142
    投稿日: 2023.05.11
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    「街とその不確かな壁」を読む前に、関連のある本作を再読。 現実世界である「ハードボイルド・ワンダーランド」と、精神世界である「世界の終り」の2つの世界を交互に描いた作品。 2つの世界の繋がりは、物語を読み進めていくうちに明らかになっていく。 最後の最後まで、主人公がどのような選択をするのか、この物語がどのように終わりを迎えるのか、予想がつかなくてとても面白い。 取っつきにくい物語が多い村上春樹の作品の中で、村上春樹の描く世界の魅力や面白さが派手な展開の中に散りばめられている本作は、多くの人に勧めたくなる作品。

    5
    投稿日: 2023.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不思議な世界観の話だった。 なんだか分からないところも結構残ってるけど、どちらの世界の結末も結構好きだなと思った。 この話、世界の終わりはハードボイルドワンダーランドの主人公の無意識領域の話だと思ってた。でもそうすると、世界の終わりの主人公の「世界=自分」が納得いかなくなるなって思った。 けど、この話が交互に起こっていた話では無く、ハードボイルドワンダーランドの話の後に世界の終わりの話があるのだとしたら、どちらの主人公も同一の存在だと考えることが出来るから成り立つのかなって思った。 やっぱり、よく分からなかった。

    4
    投稿日: 2023.04.16
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    とても不思議な話だった。 結末が特に不思議。 納得感はあるんだけど、腑に落ちきれてないような。 続編があるみたいだから楽しみ。

    3
    投稿日: 2023.04.13
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    交互に描かれる2つの世界。 この世とあの世のような感触。 微かに繋がる2つの世界、話は、それぞれ下巻で急展開をみせる。 不思議な世界で交わされる言葉が、何かを暗示し、何かの隠喩になっているよう。 読後、ずーっと考えてしまいそう。 それだけ奥行きがある世界が描かれているということだろう。

    2
    投稿日: 2023.04.08