
総合評価
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powered by ブクログ石の下から見つけた鈴から顕れたのはイデアの小さい騎士団長 免色は自分の子どもだという子を見るためにが引っ越し、一目見ようと肖像画を依頼する 免色の子どもが若くして亡くした妹の記憶が蘇る 離婚してから行く場所を探していた時に出会った白色スバルフォレスターの男についてどうしても忘れることが出来ない イデアは何のために顕れ、雨田具彦が戦争により日本画へなった理由、また免色・まりえ・フォレスターの男はこれからどう関わっていくのか⋯
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ騎士団長、登場! 謎と予感をはらんだ世界が、一気に動き出す―― その出現は突然だった。真夜中、主人公の前に顕れたのは「イデア」だった。イデア!? 一度は捨てたはずの肖像画制作に没頭する「私」の時間がねじれ、反転してゆく。不思議の国のアリス、上田秋成「春雨物語」、遠い闇の中でうごめく歴史の記憶、キャンバスの前に佇む美しい少女――多彩な人物と暗喩とともに、物語はさらに深く、森の奥へ。
11投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ上巻P121で「騎士団長殺し」と名札の付いた絵が屋根裏から偶然に発見された 真夜中の裏庭から聞こえる鈴の音の正体が騎士団長そっくりのイデアと分かる ホラーから一転ファンタジーなところがやっぱり村上春樹だった そして下巻でも官能小説ぽさは抜けず 最後には主人公36歳と女子中学生13歳の下の会話を読ませられることになるとは~キモくてエロぃ 2部では白いスバルフォレスターの男周辺に期待大
9投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ「しかし、知っていても知らなくても、やってくる結果は同じようなものだよ。遅いか早いか、突然か突然じゃないか、ノックの音が大きいか小さいか、それくらいの違いしかない」p112 「しかし人は永遠にそれを聞かないままでいるわけにはいかない。時が来れば、たとえしっかり両方の耳を塞いでいたところで、音は空気を震わせ人の心に食い込んでくる。それを防ぐことはできない。もしそれが嫌なら真空の世界に行くしかない。p114
1投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログイデアが登場し、その存在が何を意味するのかを考えながら読み進める。描写に出てくるものはいちいちオシャレ。
2投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ不思議な免色さん。実際にいたらあんまり関わりたくなさそう…笑 免色さんの過去の話だったり雨田雅彦のウィーンの話だったり、村上春樹っぽいなぁと感じる内容が多くある続きだった。
5投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分の生き別れの娘を眺めるために家を買った免色。僕は自分が失った妻に対して同じことをするなら、と想像して拷問のようだと考える。免色は井戸に入った時は主人公が自分を助けないことを考えて死に隣り合う生を実感した。一連の事件を見るに表面的には免色がマゾヒストなのではと見えるが、「白いスバル・フォレスターの男」に主人公が触れることで物語が少しずつ前に進む。主人公にとってこの男は自分の中に眠る「暴力性」の象徴であり、免色自身にその意図があるかは別として、彼との関わりが主人公にとって自分の本性を知るための基盤になっている部分が物語を奥深くしていると感じた。
0投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログまだまだ謎だらけ。画家さんが妻に急に離婚を言い渡され、旅にでた先にたどり着いた場所でみつけた「騎士団長殺し」の絵。この絵の謎は?怪しげな隣人の要求の真意は?長いけど飽きることなく読める。
6投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ免色というモデルを触媒にして、自分の中にもともと埋もれていた物を探り当て、掘り起こしただけなのかもしれない。石の塚を重機でどかせ、格子の重い蓋を持ち上げ、あの奇妙な石室の口を開いたのと同じように。そのような二つの相似した作業が並行して進行していた。 主人公は真夜中の鈴の音や免色の登場をきっかけにして肖像画(=?)を描けるようになるのか。 目に見えるものが現実だ。しっかりと目を開けてそれをみておればいいのだ。 ねじまき鳥クロニクルよりストーリーが現実にぎゅっと結びついていて私の好み。
1投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
騎士団長がまさかの出現。中学生の女子が中年の男に向けて胸が小さいと相談するところがとても違和感あって、なんだか気持ち悪かった。どんな絵が仕上がるかは楽しみ。
0投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ登場人物の人となりが少しずつわかってきて、騎士団長だけファンタジーだったりと、より不気味さが増し謎が深まってきてどう展開していくのかという面白さがあった。 免色渉が今後どのように主人公に携わっていくのか? きっと大きな展開が待っている気がしてならない。
0投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ面白くなってきた! ドライブマイカーが良かったので主人公を西島さんのイメージで読んだら、自分の中でめちゃくちゃオシャレな作品になった笑
0投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログ主人公は白髪の紳士・免色の”肖像画”を完成させたが、それは依頼主の免色もかなり満足の出来栄えだった。 そんなある夜、主人公は家の中で鈴の音が鳴っていることに気付く。意を決してスタジオに行った彼が見たものは『騎士団長殺し』の絵の中の人物、60センチばかりの騎士団長の姿だった。騎士団長は、自分は騎士団長の形体を借りた「イデア」であり、石室に閉じ込められていたが、あの穴から自由になったのだと言う。 また主人公は、ある事情から美しい少女秋川まりえをモデルに肖像画を描くことになる。 「騎士団長殺し」を描いた雨田具彦に起きた戦前のウィーンにおける出来事を巡る事実が徐々に明らかになったり、不思議なイデアが登場したりと、正に村上ワールド。果たして次はどのようなことが起きるのか、先に進むのが楽しみ。
7投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ騎士団長の登場。白髪の金持ち免色さんはまだまだ底知れない。秋川まりえちゃんも出てきました。気になるのはスバル・フォレスターの男だけど彼はこのまま主人公の記憶として登場するだけなのか。十二歳で亡くなった妹のコミ。忘れられない妻のユズ。ぜんぶが穴の底で繋がっているのか、ミステリのように謎のタネが気になって気になってぐんぐん読ませる不思議な物語は相変わらず。このまま2部も楽しみます。
1投稿日: 2024.10.16
powered by ブクログ村上春樹といえば、1970年から80年代の人々の生活価値観をとても色濃く反映されている作風が特徴的だが、本作は平成31年に刊行され、いわゆる最近の村上春樹が書いた作品。彼が20年近く昔に書いた作品から多く読んでいたため、現代に生きる彼が70年代から80年代という作風をどう表現するのか、ここは一つ自分の注目だった。読了後の感想としては、レコード、ジャズ、古典、文学、クラシックなどを彼特有の話題は作中にやはりたくさん出ていたが、ネットという言葉が出てきたり、主人公が飲酒運転を当然のように自粛するなど、同じ作者でも執筆した時代が違えば少なからず作品の雰囲気は変化するのだと知り面白かった。令和の春樹がどんな作品を残すのか、今から楽しみである。
0投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ猜疑心の強い読者なら 当然抱くであろう2つの疑惑がある ①妻を寝取ったのは親友の雨田政彦ではないか? ➁免色渉はただのロリコン爺じゃないのか? もちろん主人公はそんなこと少しも考えなかった それはお人好しだからというばかりではない 肖像画の制作を生業とする主人公には 人間の本質を見抜くことについて強い自信があるからだ そんな自分が疑いを感じない以上 彼らの態度に嘘は存在しないのである 傲慢と言えなくもないが そのような鈍感さを保てなければ 人間関係なんてやっていけないのだろう そんな彼の前に「イデア」と名乗る騎士団長が現れたのは 夜中うるさい鈴の音の発生源を探り当ててのことだった イデア、すなわち「本質」である
0投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あらない。 この話し方を英語を含めた多言語でどのように訳すのか気になった。 鈴の音から始まる肖像画家の自分を探す物語なのか?10代の少女が出てくる、なんだか達観した女性が出てくるいつもの感じ。 気に入ったフレーズはない。最後の方でイデアの世界に行く場面が雑な気がして。
0投稿日: 2024.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スバルフォレスターの中年男は何なのか? 私との関係をどう考えればいいのか? 騎士団長(イデア)はどう絡んでくるのか? 秋川まりえの肖像画はどうなっていくのか? 免色と秋川まりえの距離はどうなっていくのか? 秋川まりえと妹の魂はどんどん絡まっていくのか? ユズは今の流れのまま宿痾に負けて去っていくのか? フォレスターの男に殺されるのか? 雨田具彦が騎士団長殺しに込めた本当の思いはわかるのか? 第二部が楽しみ。
1投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログ面白かったけど、本気の入り込みまではいけずなかなか村上ワールドの読後感は得られませんでした。とりあえず2冊目が終了で後半に期待です。
0投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
肖像画家の「私」は、友人の父で、有名な日本画家の別荘に住むことになる。しかし、夜中になると外のほこらから鈴の音が聞こえるようになる。 そこで、同じく山の中に住む免色(めんしき)さんと一緒にほこらを開けることになった。 開けてみると、そこには何もなかった。ただ鈴があるだけだった。 免色さんの絵。とうとう書き終わった。しかし不思議な声がした。その声のおかげで白髪を加えて書き終えた。緑色で素敵な絵だと思うけど、声が聞こえるなんて怪しい。 免色さんは石碑の中に入り蓋を閉めてほしいと言う。どうかしている。それを本当にする主人公もどうかしている。 「私」が放浪していた時。20代の女性と肌を重ねあった。こんな都合の良い人なんかいるもんか。男性の勝手な希望や想像や欲望が書かれているように感じる。 不思議な声の正体は、騎士団長殺しの団長の姿をした小さな生き物だった。自分は「イデア」だという。時間の感覚もない。自分を免色の食事会に連れて行って欲しいという。 免色さんの絵の完成を祝い、夕食に招かれる。素晴らしいカクテルや食事。本当に素敵で、私もいただいてみたいと思うほど。 そこで、新たにお願いごとを受ける。絵画教室のあきかわまりえは私の子供かもしれない。家に呼んで肖像画を描いて欲しい。そこに立ちよりたいという依頼だった。高精度な双眼鏡を持ってのぞいていることも知る。そんなことをされていると知ったら、もうでていくけど! 次巻に続く。
0投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
騎士団長!まさかこういう展開になるとは。 でも、かわいくて現れるのを心待ちにしてしまう。 ガールフレンドが面倒くさくて苦手なタイプ。 免色も優しい老人のイメージだったけど、ちょっと恐怖を感じる瞬間もあったり。 この巻では急展開はなかったものの、まだまだ謎だらけ。
35投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログ免色さんが穴に入ってあっちとこっちの境界線のくだりとか、後半の雨田さんの戦争下で体験してきたであろうことが『ねじまき鳥クロニクル』を思い起こさせる。白いスバル・フォレスターの男(僕?)が女を絞め殺そうとする場面なんかは『ダンス・ダンス・ダンス』の五反田君を感じた。 今までの作品が色々と現れているのかもしれない。 免色さんの娘と思われる秋川まりえとどうなっていくのか、騎士団長殺しの意味などまだまだ分からないことだらけで続きが気になる内容でした。
10投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ第1部完結。2冊目は急展開を迎えることなく過ぎた気がしたこでこの評価にした。それでも第2部が楽しみになる面白さ。
1投稿日: 2024.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私、ユズそして免色氏。下巻では免色氏の子供かも知れない「まりえ」が登場。かなり変わっている少女だ。今までの村上作品から想像するに、私とまりえの性行が描かれるだろう(…というか描かれてほしい笑)。騎士団長という謎の小人(?)も出現し、混迷を極める——。この世界はどんな終わりを迎えるのだろうか、わくわくが止まらぬまま第2部へ。
2投稿日: 2023.12.19
powered by ブクログ肖像画家である「私」の生活する家に騎士団長が出現。荒唐無稽なようでいて違和感がないところが村上春樹ワールドの真骨頂。謎の隣人の免色の爽やかな奇人変人ぶりが明らかになっていくくだりも面白い。 高橋一生が声色と口調を使い分けて見事に全ての登場人物を演じ分けている。
1投稿日: 2023.09.17
powered by ブクログ騎士団長はじめ、登場人物の背景が徐々に明らかになります。「肖像画を描いて欲しい」から始まった免色氏の企ては一体どこへ向かうのか、離婚が決まった元妻ユズとの関係はどう進むのか、次巻の展開に期待です。
6投稿日: 2023.09.12
powered by ブクログ(以下、全4巻通じてのレビュー) 過去作との共通点というか、焼き直しのような点が少なくない。 雑木林の石室は『ねじまき鳥クロニクル』の井戸を彷彿とさせるし、地下の世界へ迷い込む件りや、第二次大戦での暴力、夢の中での性行といった要素もいくつかの作品で出てきている。 秋川まりえのキャラクタは、『ねじまき鳥…』の笠原メイと『1Q84』のふかえりのブレンドのようにも思えるし、「免色」は『色彩を持たない多崎つくる…』をどうしたって連想してしまう。そもそも、彼のような、どうやって暮らしているのかわからないとんでもないお金持ちってキャラも、村上作品には必ずといっていいほど登場する。 この小説で、新規性があってユニークなのは、主人公が絵描きを生業としていて、絵を描くプロセスや絵描きの頭の中を、小説の表現として見事に結実させているところ。これには感心させられた。 特に前半部分のオカルトっぽさの発揮も村上春樹にしては珍しい。深夜に鈴の音が聞こえるあたりは背筋が冷たくなる肌触り。「白いスバル・フォレスターの男」のサスペンス性も印象深い。
1投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログ揺らぎのない真実より、揺らぎの余地のある人生を選択する。 その揺らぎに我が身を委ねることを選びます。
1投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログやっと村上春樹らしいファンタジーな世界が少しだけ登場。 夜な夜な土の中から鈴の音が聞こえてきたり、絵の中から騎士団長が飛び出てきたりと。 それがどう繋がるのか後半にこうご期待。
1投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
鈴の音の謎を解くため前巻の最後に土を掘り返した主人公と免色。その後のある夜、主人公の前には騎士団長の姿を模した「イデア」という存在。 不思議な喋り方をする不思議な存在の「イデア」。 さらに免色は主人公に自分の娘かもしれない女の子の肖像画を描いて欲しいとお願いをする。 「イデア」が出てきたことによりファンタジー感が出てきた今作。この後どういう風に展開されていくのかがとても楽しみ。
2投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログ騎士団長殺し第1部下巻。 裏山にある穴をみつけ、掘り起こしたところから始まる。本書で追求されているのは、イデアという言葉で表現されているけれど、ぼくのことであり本質といってもいいだろう。それが絵を描くということで表現されていて、その人がその人であることを理解するために主人公はデッサンし、時にはクロッキーを使い、チョークで黒板に描き、油絵で描く。絵を描くという行為が何かをそこに止めようとする行為であり、それは動画や写真より時にその人そのものを掴むことができている。ただし、絵とは目にみえたものそのものであって、その背後にあるものであったり、それが意味しているものでもない。それがイデアからのメッセージだ。一方で、「騎士団長殺し」の絵はメッセージ性を持った絵とされていて、それは何かを伝えようとしていると主人公は考えている。 物語は何かに誘導されているような形で、進んでいく、それは免色の過去、雨田氏、スバルフォレスターの男、イデア、あるいはその総体としての歴史なのかもしれない。
1投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログこの回はイデアというプラトンからの語源が元に作品が進んでゆきます。 なるほどなという言葉の使い方には言葉の使い方を多く学べた気がします。
1投稿日: 2023.01.02
powered by ブクログ中高生の頃に読んでいたら、まったくピンと来なかったであろうフレーズ。。 「コミはどこかの面白みのない男と結婚して、遠くの町で暮らすようになり、日々の生活に神経をすり減らし、子育てに疲れ果て、かつての純粋な輝きを失い、私の相談に乗る余裕なんてなくしていたかもしれない。我々の人生がどんな風に進んでいくか、そんなことは誰にもわかりっこないのだ。」
1投稿日: 2022.08.31
powered by ブクログ村上春樹版『グレート・ギャツビー』。 村上春樹的要素が随所に出てきて、近作では感じられなかった初期作品的なユーモアがある。そういう意味ではほかの近作よりも面白い。 もちろん、「向こう側」へ行ってセックスをする。 (村上春樹の小説にセックスは付きものだが、今回はその割り合いが多かったんじゃないだろうか。 個人的な体感としては、ストーリーの半分くらいはセックスをしていたように思う。) 音楽家(主にジャズとクラシック)の名前がたくさん出てくる。 主人公の画家が語る作品製作論は、そのまま村上春樹の小説執筆論なのだろう。
0投稿日: 2022.07.04
powered by ブクログ主人公と免色との仕組まれた不思議な縁から物語は不思議な展開へと繋がっていく。例えばそうしたストーリーテリングであったり「騎士団長」の正体であったり、なぜそういう発想になりそうした表出になるのか摩訶不思議。ほか作品と比べると事象の説明が丁寧で早い段階で諸々回収しながら進んでいる気がするが、第2部に続く。
0投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログ免色は何者なのか。言葉の裏の思惑は何なのかが気になる。 次の話へどうなっていくのか気になる終わり方で続きが気になる。 ただ、やはり自分的に村上春樹さんの文章は長ったらしく感じて苦手だ。
0投稿日: 2022.04.04
powered by ブクログ半分読み終わった。 ようやく話が動き出してきた。 奇妙なキャラクターも登場して、ここからどう話しが展開していくのだろう。 後半が楽しみである。
0投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログ久々に小説を紙媒体で読んだ。若い頃(二十代)に読んだ著者の作品の印象とまた違った受け取り方ができて良かった。改めて紙の本で読書するっていいなーと思えた。
0投稿日: 2022.01.28
powered by ブクログあらすじ 妻との離婚話から自宅を離れ、友人の父親である日本画家のアトリエに借り暮らしすることになった肖像画家の「私」は、アトリエの屋根裏で『騎士団長殺し』というタイトルの日本画を発見する。 アトリエ裏の雑木林に小さな祠と石積みの塚があり、塚を掘ると地中から石組みの石室が現れ、中には仏具と思われる鈴が納められていた。 日本画と石室・鈴を解放したことでイデアが顕れ、さまざまな事象が連鎖する不思議な出来事へと巻き込まれてゆく。 感想 村上春樹らしい小説。娘の母とどうなったかな。
0投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少しずつ明らかになってくる私の周辺。雨田具彦は何故騎士団長殺しを描いたのか。激動のウィーンで何を見て、どのような秘密を抱えて日本に帰国したのか。 免色は何のために豪勢な白い家に住んでいるのか。 ぼくもぼくのことが理解できればと思う。でもそれは簡単なことじゃない。 私が家を出て、唯一関係を持った女は柚だったのか。私を絵にするんじゃない。私をこれ以上絵にするんじゃない!と語りかけてくる白いスバルフォレスターの男は私だったのか。
0投稿日: 2022.01.04
powered by ブクログ2~3冊目は話がどこに向かって進んでいるのかがわからなかったせいか、中だるみ感があったが、4冊目で話が急に展開して、楽しくなった。
0投稿日: 2021.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「二度考えるよりは、三度考える方がいい、というのが私のモットーです。そしてもし時間さえ許すなら、三度考えるよりは、四度考える方がいい。ゆっくり考えてください」 「大胆な転換が必要とされる時期が、おそらく誰の人生にもあります。そういうポイントがやってきたら、素速くその尻尾を掴まなくてはなりません。しっかりと堅く握って、二度と離してはならない。世の中にはそのポイントを掴める人と、掴めない人がいます。」
0投稿日: 2021.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・鏡の中の自分はただの物理的な反射にすぎない。 ・大事なのは無から何かを創り上げることではあらない。諸君のやるべきはむしろ、今そこにあるものの中から、正しいものを見つけ出すことなのだ。 ・真実が時としてどれほど深い孤独を人にもたらすか ・私は揺らぎのない真実よりはむしろ、揺らぎの余地のある可能性を選択します。
0投稿日: 2021.10.27
powered by ブクログ第1部(上)よりこの(下)のほうが物語が動いていて一気読みした。日本の古典やアリスやオペラや世界の歴史や…いろんなものが混ざりあっている。まさに村上春樹。今後の展開が楽しみな終わりかた。早く続きが読みたくなる。 ただ村上春樹の本なので、「のちのちこの登場人物死んでしまうのでは…」なんて不安になってしまったりもするんだよね。さて、第2部(上)を買いに行かなくては。
0投稿日: 2021.07.12
powered by ブクログ上巻があまり入ってこなかったものの、半ば義務的に続きを読みました。 一応展開があってこの後どうなるのー?と、ちょっと面白くなってきた感はあります。 (しかし話の長さから、後に第2部上巻途中で心折れることになる) ストーリーの進みが遅いなぁー…というのが前作から引き続きの感想です。
1投稿日: 2021.06.03
powered by ブクログキャラ設定は1Q84とよく似ている。 人妻を定期的に抱くおっとりした主人公は、天吾。 几帳面でスマートだが、なにかを企んでいる免色さんは、戎野先生。 ミステリアスな美少女の秋川まりえは、ふかえり。 騎士団長の喋り方がチャーミング。
0投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログ村上春樹の文章は比喩が多く独特。例えば、水を飲んで眠気が覚めるような誰でも知っている感覚を、「体の隅の方に雲の切れ端のように居残っている眠りの残滓を追い払った」と表現している。そういった言葉が登場人物の人格に合わせて語られるので、ひとつひとつの文章を丁寧に楽しんで読んだ。 この物語の大きなキーワードとして絵画、特に肖像画がある。主人公は絵を描くのは言葉ではなく線や形や色で相手を理解し解釈するためだと言っており、言葉にはできない思考や情熱や感覚を絵の中に表現することができる芸術家はすごい武器を持っているんだなと思った。 3巻もどんな物語が待っているのか、とても楽しみだ。しかし物語の展開以上に、村上春樹の新たな表現に出会えることを楽しみに思っている。
0投稿日: 2021.02.02
powered by ブクログ映画のような感覚。死による喪失と、決して感情的にならぬ主人公と、非日常的キャラクターの存在。これが一つの世界観をつくり、そこにある種の時代背景を照らし、独特な語り口で春樹テイストなストーリーテラーとなる。引き込まれ、出てこれず、そしてそれが異次元の感情的揺動を生み、ただただ、楽しむ自分に気づく。
1投稿日: 2020.11.27
powered by ブクログ続きがとっても気になってくる2巻目。変化も多いけれど描写も丁寧に書かれているせいか、物語の中にいつのまにか引き込まれている自分がいる。
0投稿日: 2020.08.18
powered by ブクログ上田秋成の春雨物語の「二世の縁」読んでみたいと思った。そしてイデア。シンプルに私も出会いたい。顕れて欲しい
0投稿日: 2020.08.07
powered by ブクログあらわ顕れる 免色渉という存在を源とする流れだ イデア(理念) こすげ小菅にある東京拘置所 見慣れた鼈甲縁の眼鏡 バラライカ こいまり古伊万里の皿 形而上的(理念的)な領域 小田原の漁港近くで人知れず小さなフレンチ・レストランを経営している より死に近接してみたかった 揺らぎの余地のある可能性を選択します ゲシュタポ(秘密警察) かおく家屋 彼の外見や引用源がどのような領域まで及んでいるのか 儀礼的なやりとり 宿痾、と私は思った。治癒の見込みのないろくでもない病。理屈の通用しない体質的傾向。
0投稿日: 2020.08.02
powered by ブクログ昔は春樹さん小説に登場する主人公のような人は普通に存在すると思っていた。 でも、ガッツリ現実を生きるそこそこ大人の年齢になった今、こんな方々は滅多にいるもんじゃないと断定して読んでしまっている。 きっと別の世界の住人さんなんだわ。 私の人生乏しいなぁ。 あれ?本作の主人公さんのお名前なんだったけな。 あまりにも世ばなれしすぎていて、騎士団長さんよりイデア感なのだけれど… 第二部へ
0投稿日: 2020.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あいかわらずの村上ワールド。この作品を適切に評することは難しいのだが、基本的には楽しく読むことができたということは間違いない。ただし、個人的な評価としては『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』や『海辺のカフカ』には及ばない。おもに不満があるのは最終盤で、まず、表現的な問題として、「61」「62」あたりは秋川まりえ視点の文章が、あくまでも「私」が実際に聞かされたという態で綴られているのだが、そこにもお得意のメタファーなどが頻出することが挙げられる。しかし、まりえは「チシテキ」の意味すら知らないような少女で、本人がそのような修辞を使うとは考えづらい。かといって、単に話を聞いているだけの「私」がそのように表現を変えていると考えることも不自然だろう。要はいきなり「著者」が顔を出しているようなもので、物語のクライマックスというべき部分でこのような表現をされてしまうと、どうにも引っかかってしまう。この部分は非常に残念である。また、その結末の内容自体にも引っかかっていて、夫婦は元のサヤに納まりました、「私」はいまだに肖像画を飽きもせず書いています、というのは、なんだか安物の映画を観せられているようである。ではどのような結末ならばよかったのか、それを具体的には挙げることができずまことに申訳ないのだが、すくなくとも本作のラスト・シーンに違和感を覚えたことだけはたしかであるし、こういう「粗」を見るにつけ、著者もそろそろ衰えてきたのではと思わずにはいられない。
0投稿日: 2020.05.30
powered by ブクログ話が少し進行 村上春樹らしい進み具合 3冊目で核心に触れるんだろうか?どんな展開になるか今は不明 3冊目終了 話があちこちに飛んで結末は?
0投稿日: 2020.05.16
powered by ブクログ上を読んでから1か月ちょっと。間に他の本も挟んだので、週末中心に2週間ちょっとで読了。 上巻から酒と音楽とセックスで春樹節でしたが、不思議ちゃんも登場してきて要素満載。 「騎士団長」も上で出てきた騎士団長だけでなく、もう一人登場。ハルキの不思議な世界。確かに、「顕れるイデア」編でしたね。 またまた何か起こりそうな雰囲気を残して第1部終了。後半も楽しみです。
0投稿日: 2020.04.13
powered by ブクログ図書館再開٩̋(ˊ•͈ ꇴ •͈ˋ)و やっと続きが読める ‥と、思ったら また閉館だけど借りてて良かった 免色さんとのちょっと不思議な関係 色んなパーツが出現したものの この後どんな風に結びついていくのか(˘̩̩̩ε˘̩ƪ) 気になるけど再開は5/6‥ また手持ちの本でやり過ごします
0投稿日: 2020.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第1部(下)。 “顕れるイデア”という事で、騎士団長登場。何だか「海辺のカフカ」におけるカーネル・サンダーズを彷彿させる気がします。 そして、免色さんの“何者?”感が凄いです。“免色が座り心地のよくないソファを自宅の居間に置いたりするわけがない”“免色が腕の悪いバーテンダーを雇うわけがない”“免色が完璧でない白ワインを用意するわけがない”等々・・。 もし、免色さんが「芸能人格付けチェック」に出たら、GACKTさんもビックリの目利きぶりを見せてくれそうです。 第一部が終わり、色んな事が謎だらけで混沌としている感じです。第二部の展開が楽しみです。
6投稿日: 2020.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全4巻のうちの2巻目。やっと半分。 ・1巻で気になった謎は、まだ明らかにされない。より広がっていく感じがする。 ・免色のミステリアスな雰囲気が楽しめる。きちんと実体を持った人間のはずなのに、底が見えない独特なキャラクター。『夕食にミイラは招かないのですか?』という不可解な問いに、免色はなぜ平然と話を合わせられるのか。 ・この免色の豪邸に招待されるくだりは面白かった。バラライカを飲んでみたい。 ・「60cmほどの騎士団長」が現れる。騎士団長の姿かたちをとったイデアを解き放ってしまった。 イデアとは何か? 大学時代の講義で出てきた気がするけど忘れてしまった。「青空が美しいのは、青空が美のイデアを含んでいるためである。」 イデア界から形体化した騎士団長? ・富士の風穴での妹との会話。自ら石塚の下の穴に篭った免色。暗闇での体験が印象に残る。そういえば、主人公は閉所恐怖症だ。 村上春樹の作品では、よく井戸が登場する。光の差さない真っ暗な空間に一人取り残されるようなイメージ。怖いけれども、非日常に惹かれるところがある。 ・クロッキーとデッサンの違い。 ・ファミレスで一人食事をしているところに現れた女性、その時に見た中年男。どんな意味があるのか? ・秋川まりえとの会話。中学生とは思えない会話。それに淡々と答える主人公とのやりとり。 ・絵を描くとはどういうことか?色んなところで、主人公の絵を描くということへのこだわりが描写される。再読することがあれば、それに注目して読んでみたい。 ・現実と非現実が妙な具合に入り混じっている。これは主人公の夢なのかも、とか考えたりして境目がわからなくなる。読んでいると、そんな奇妙な感覚が味わえる。
0投稿日: 2020.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
徐々に動き出したかなというストーリー。免色の絵が完成し夕食会に招待される。突然現れるイデアの化身である騎士団長。雨田具彦の過去と『騎士団長殺し』に暗示されたものや免色の娘と思われる少女の肖像画、スバルフォレスターの男、元嫁のユズ、12歳で亡くなった妹。色々な要素が準備された巻に思える。 免色の依頼を中心にサイドのストーリーが絡んで交わっていく感じ。いつもの村上春樹だ。難しい解釈を考えるのは他の人に任せて、物語の展開や登場人物の雰囲気をたっぷりじっくり味わっていきたい。 個人的には元嫁のユズとの関係性の復活を願いたい。
0投稿日: 2020.01.26
powered by ブクログ書くことも描くことも、世界を切り取る意味ではおなじで、断片、欠片だからこそ、書かれていないもの、欠けているものが重要なファクタとなる。
0投稿日: 2020.01.12
powered by ブクログ村上春樹「騎士団長殺し 第1部(下)」読了。主人公「私」の几帳面さがとても心地良かった。規則正しい生活。音楽を楽しみ、簡素な服装を好み、手際よく料理する。これは、村上ワールドの必須条件かな。
4投稿日: 2020.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
村上春樹作品の主人公(大抵の場合、僕)は大体同じようなキャラクター(クラシックやジャズが好き、料理が好き、読書が好き、色んな女を抱く、などなど)だなと思っていて、恐らく村上春樹本人(あるいは村上春樹にとっての理想像)がモデルだろうと勝手に思っていて、今回もそんなキャラクターだった。というところから考えて、ひょっとして絵を描くことと小説を書くことというのは似てるのかなと。 例によってちょいファンタジー要素もあり、ちょいミステリー要素(いつも通り解決しない謎多数)もあり、最近の村上春樹っぽい長編作品でした。
1投稿日: 2019.12.26
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展開が早く感じるも、まだ半分。 ワクワク。 騎士団長の存在をどう捉えるかで好みが分かれる? 私はあり。 「ねじまき鳥クロニクル」の雰囲気を感じる。 さあ、後半へ。
0投稿日: 2019.12.11
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まず思ったのが、騎士団長が出てくるところ、そしてタイトルのついた章があるところが、1Q84的な感じがするということ。 それまではリトルピープルやら騎士団長やら、そういうものが出てくるファンタジー的要素(と言っていいのか分からないけど)はなかったと思う。 早く先を読みたいがために、章のタイトルをすっ飛ばしてしまったとこもあるので、それは2回目にとっておこう。 そして免色さん、現実にいたら相当やばめな人ではないか!?観察したいってちょっと… でも、自分の子かどうか確かめた後、どのような結果にせよ失望するってのは一理ある 免色さんが、自分を律することに云々かんぬんって言ってたのは、そういうやばめな一面があるからなのかな、と でも、当の本人はそこまでやばいとは思ってなさそうなところが、さらにやばさを醸し出している気がする。 ドイツの事件と騎士団長殺しの絵の共通点(謎)について 気付かれないために和紙に包んで隠した…雨田具彦にとって、その絵と想いはとてもとても大切で、自分だけのものだったんだろうな。 免色から語られるドイツでの事件と騎士団長殺しの絵が重なるところは、「ふぉぉぉー」とつい興奮してしまった。 相変わらずの性描写だけど、そこはまぁフィクションだし、村上春樹作品とは切っても切れないものなので…ということで。
0投稿日: 2019.11.24
powered by ブクログ不思議な出来事が徐々に目に見えてくる巻。 騎士団長や白いスバル・フォレスターの男など、主人公と明確な関係性を説明できない登場人物(?)が増えてくる。
0投稿日: 2019.09.19
powered by ブクログ「騎士団長殺し」の世界観が、大きく広がった巻だった。 題名通り「イデア」が「顕れ」、免色の胸の内が垣間見えた。絵は描き進められ、妻との関係が再定義されていく。 劇的な転換はなく、上巻の延長線上にあった。しかし、それでも展開していく物語により引き込まれていった。
0投稿日: 2019.09.11
powered by ブクログ第1巻で、これからきっといつもの村上春樹のように非現実的に展開していくんだろうな、と予想したところが意外と現実的な展開を見せた第2巻。 ファンタジー要素はあるけれど、不気味さを漂わせながらまだ地に足が着いているという感じ。 免色という人物は、ごく普通の人間なのかもしれないと思い始めた。 このまま現実的な方向性で行くのかもしれないと思いつつ、さらなる飛躍した展開を期待。
0投稿日: 2019.09.02
powered by ブクログ些細なことがらを本当に細かく描写して、ときになにかに喩えたりしながら進んでいきます。そういう装飾を取り除いてしまったら、この作品の旨味成分は、きっとそっくりなくなってしまうんでしょうね。
0投稿日: 2019.08.02
powered by ブクログ半分以降は2時間くらいで一気に読んだ。 不思議な世界観に引き込まれた。 なんだろう。 騎士団長殺しを描いた、画家雨田具彦の当時の想い、出来事が歴史的な事件と関わり合いがあるのか。 それが、今とどうリンクしているのか。 主人公の前に突然顕れた騎士団長の姿を借りたイデア、は何を意味するのか。 免色さんの娘かもしれない、中学生の少女秋川まりえの肖像画を描くことがどう作用していくのか。 主人公の妹と印象が重なることに意味があるのか。 免色さんの本当の意図がどこかにあるような気がして、 どう驚かされるのか、先が気になって仕方ない。 言い回しとか比喩とかが回りくどいというか、物の捉え方が婉曲的で、難しいけど、すごい。 日本語を上手く表現しているというか、 決して英訳出来ないだろうし、実写も出来ない世界観だと思う。
1投稿日: 2019.07.15
powered by ブクログ小説としては、文句なしに面白いのだと思う。思うのだが、如何せん、この後の続きを読みたいと言う気になれない。 恐らく話の良し悪しとと言うよりも、私の好みと村上春樹という作家の文章というのか、表現との相性が悪いのだと思う。そのため、他の小説に比べて読むのに時間がかかり、そして非常に疲れる。疲れてしまうがゆえに、話の面白さが半減してしまうのかもしれない。 ただ、話は面白い。なので私の評価は低いのは気にされない方が良いかもしれません。
1投稿日: 2019.06.22
powered by ブクログ村上春樹さん『騎士団長殺し』下巻はこちら! この続きにあたる第2部上下巻は3/28発売予定です。 なお文庫化記念特集に高橋一生さんのレビューが!?
0投稿日: 2019.06.19
powered by ブクログ第一部の後編。タイトル通りにイデア(とでも言えるもの)があらわれます。仮の姿を纏ったイデアは、ここではそれほどの自己主張は無いように感じました。これから第二部に入ってから、物語の核心に迫っていくのかなと。それでも一種独特の存在感があるものです。 新しい登場人物も出現し、主人公の生活に変化が訪れて行きます。これが精神面にどのように影響があらわれるのか。物語にどのように巻き込まれていくのか。読みながら徐々に世界が浸透してきていることを感じます。 前編でも思いましたが、今回はタイトルが重要だと思います。各章のタイトルは、どの中に出てきますが、それがタイトルになっている意味を思いながら読むことで、さらに楽しめます。
0投稿日: 2019.06.19
powered by ブクログ村上春樹さんの小説を全て読んだ訳ではありませんが、今回の主人公には少しだけ執着心というものを感じます。 これまで私の読んだ本の主人公達からは、物への執着、他人や恋人への執着、自分の境遇や未来への欲の様なものが無く、無くなっても何も感じず得ても何も思わない人達だった様な気がします。 しかし今回の主人公は別れた妻への執着が感じられます。 だから何だと言うところではありますが、読み終わって思った事を書いてみたくなりました。
2投稿日: 2019.06.08
powered by ブクログ村上春樹氏の作品が大好きで全て網羅している。 今作品は、一人称回帰。 村上春樹氏の一人称と言えば「僕」だけど、初めて「私」という一人称。 それだけをとっても、時は着実に流れており、村上春樹氏は70歳になり、私は42歳になり、お互いに生きて成長しているのだという実感が湧いた。 10代、20代はリアルタイムで「僕」で読めたこと、40代になった今「私」で読めること。 今の私には「僕」より「私」のほうがしっくりくる。 出版順とともに成長するように、リアルタイムで読めることが本当に嬉しい。 年齢は違えど、同じ時代を生きて、同じ母国語で訳を介さず村上作品を読めることは、私の人生にとって、とても貴重である。(「顕れる」「遷る」など漢字に意味を持つ日本語で読めること) 年齢を重ねたからなのか、今作品は独特の言い回しやクセのようなものが、削ぎ落とされた気がする。 私も歳を取ったからなのか、以前のように、心打たれるような文章や、書き留めておきたいような文言は見当たらない。 でも、文章を読んでいるだけで、一瞬でどこか別の場所に連れてってくれる特別な力を持つのは変わらない。 文章がメロディーになり映像になる。 村上作品に共通して言えるのは、人間の形成に大きく影響するであろう幼少の家庭環境や実の両親の存在がほとんど登場しないことであった。 だから、ある意味自分の忘れたいリアルな現実から遠ざかり、安心して読めた。 今回は、生き別れた妹が出てきたことに少しびっくりした。 そして今までは、あらすじのない物語で、地図もなく、どこに辿り着いてしまうのかわからないまま進んでいく、まるで夢の中のようなストーリーだったけれど、今回はあらかじめ設定されているようなストーリーの枠みたいなものが感じられて、それも新鮮だった。 そもそも、村上作品に映画やドラマのようなストーリー的起承転結を求めていない。 どちらかというと音楽を聴くのに似ている。 村上春樹氏の描く文章によって、一時的に現実から離れ、彩のある鮮明な夢を見させてくれる。 他の作家の小説は、何かしらのストーリーが始まり終わる。読者の私は夢中になったり感動したとしても、ただ通り過ぎるだけで、いつしか内容も結末も忘れてしまう。 村上作品は、私に吸収されて含まれていく。まるで実際に体感したかのように。 今までたくさんの作品を読んできたけれど、ありありと「心の情景(自分だけの映像)」として記憶が残っているのは、村上作品だけである。 ある物事や感情を音楽として残したり、絵画として残したり、文章として残したり、「人に伝えること」は、誰にでも成せることではない。 才能を持った限られた人にしかできない技。 今回、いつもの風景描写や時間描写だけでなく、絵画描写を文章として残したり、性的描写もいかに文章だけで生々しく映像化し正確に真髄を伝えられるかに力を注いでて、ただただすごいなと。 誰にでも成せる技ではない。 冒頭の舞台は「グレート・キャッツビー」、リアルと非現実の感覚的な感じが「不思議の国のアリス」を想起させられた。 物語とは直接関係ないが、平成最後の夜に第一部が読み終わり、令和初日に第二部が始まるという、村上春樹氏で時代を跨いだことが、私的に妙に気持ちよかった。 私にとって村上春樹氏と共に同じ時代を生きていることは、とても重要なことである。 (第二部に続く)
4投稿日: 2019.06.08
powered by ブクログ「好奇心というのは常にリスクを含んでいるものです。リスクをまったく引き受けずに好奇心を満たすことはできません。好奇心が殺すのは何も猫だけじゃありません」 「でも目に見えることだけが現実だとは限らない。そうじゃありませんか?」 まだ何も描かれていないけれど、そこにあるのは決して空白ではない。その真っ白な画面には、来たるべきものがひっそり姿を隠している。目を凝らすといくつもの可能性がそこにあり、それらがやがてひとつの有効な手がかりへと集約されていく。そのような瞬間が好きだった。存在と非存在が混じり合っていく瞬間だ。 「知ってる? アリスって本当にいるんだよ。嘘じゃなくて、実際に。三月うさぎも、せいうちも、チェシャ猫も、トランプの兵隊たちも、みんなほんとにこの世界にいるんだよ」 「そうかもしれない」と私は言った。
0投稿日: 2019.05.26
powered by ブクログミイラは騎士団長の姿をして「私」の前だけに現れた。ところでイデアってどういうことなんだろう?ウェキペディアでは心の目や魂の目で洞察されるもの?とか何とか書いてあったけどよくわからない。神様にしては俗世っぽいし、妖精みたいなものかな。ほかに秋川笙子とまりえ、フォレスターの男の登場で話はどこに向かおうとしているのかまったくわからない。この物語は収拾つくのかしら?と思うけど、あっという間に読み終えた。これ、面白いってこと?いやいや、オイラは何が面白いかなんて説明できないな。ただ「私」と一緒に巻き込まれている感じがする。
0投稿日: 2019.05.24
powered by ブクログモデルになってほしいと言われた成人男性に自分の胸が小さいことを気にしていると告げる中学生の存在が騎士団長以上に信じられない。ずいぶんと都合のいい繰り返される性的な描写にまたかという気持ち。
0投稿日: 2019.05.19
powered by ブクログ◇帯 アリスの穴に迷いこむように 「わかりきったことじゃないかね」と誰かが言った。奇妙な訪問者とともに、物語の渦は勢いを増していく―― …… メモあり。
0投稿日: 2019.05.19
powered by ブクログ免色さんの、ものすごく自律した精神と狂気の共存がすごくよいとおもった。印象深い。 最近よく考える「無」というテーマが途中で出てきたので、どきっとした。からっぽとは思わないが、無とはおもう。
3投稿日: 2019.05.09
powered by ブクログー 今までこれが自分の道だと思って普通に歩いてきたのに、急にその道が足元からすとんと消えてなくなって、何もない空間を方角もわからないまま、手応えもないままただてくてく進んでいるみたいな、そんな感じだよ。 行方の知れない海流だろうが、道なき道だろうが、どちらだってかまわない。同じようなものだ。いずれにしてもただの比喩に過ぎない。私はなにしろこうして実物を手にしているのだ。その実物の中に現実に呑み込まれてしまっているのだ。その上どうして比喩なんてものが必要とされるだろう? ー 物語の輪郭がようやく見えてきたとも言えるし、まだまったく見えてこないとも言える。どちらも正しいようで不正確でいて、正確な表現はどこを探しても見つからない。きっと今はまだそう言うしかない場所にいるのだろう。
0投稿日: 2019.05.04
powered by ブクログあっという間に 読破… 今は 特に感想はない 第2部のメタファー編 楽しみに読み進めてゆきます どんなふうに 着地するのかしら?
2投稿日: 2019.04.29
powered by ブクログやっと物語が動き出したものの、やっぱり引き込まれない。この物語の結末を知りたいという欲求は全くわかないので、第2部の購入は見送る
0投稿日: 2019.04.20
powered by ブクログ少しずつ非現実的な出来事が起こり始めます。-私のまわりで渦の流れが徐々に勢いを増しているようだった。(途中略)その異様なまでの静けさが私を怯えさせた。- 私も物語の世界に巻き込まれそうです。
0投稿日: 2019.04.19
powered by ブクログ「わかりきったことじゃないかね」と誰かが言った。奇妙な訪問者とともに、物語の渦は勢いを増していく…。多彩な人物と暗喩が織り成す物語。 これは村上春樹版『時間の国のアリス』なのか。時間が止まっていたかのような空間から、一気に時の渦に巻き込まれるかのような瞬間。読者さえさまよい人にさせる著者の凄さに驚愕する。
0投稿日: 2019.04.13
powered by ブクログ第1部の上巻、第1部の下巻、第2部の上巻、第2部の下巻、という阿漕な文庫化商売。 感想は第2部の下巻に。
0投稿日: 2019.04.09
powered by ブクログやっぱり村上春樹はおもしろい。 なんなら新境地という感じもした。 この作品はタイトルに惹かれず、しばらく寝かせておいたもののいざ開くと一気読み。 過去の作品のネタに類似したシーンがいくつか出てくるのに、新しい。 これまでの作品に出てきた人物と比べると今回の主人公には「熱」があるように思った。 村上ワールド的なファンタジーの世界なのに、リアリティがあり、人間くさい面も感じられた。 そして最後のシーン。これはこれまでの作品では扱われなかったコトじゃないだろうか。
1投稿日: 2019.04.02
powered by ブクログ人は,他者との関わりの中で自分という個を認識し,成長させていく.他者理解の先に,成長の過程で,自らとの対話が始まる.きっとそういうことに違いない.
0投稿日: 2019.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第一部の下巻になると面白さが増してきた。 何とも言えない表現の中で話の展開が徐々に進んでいく。 気がつくと引き込まれている。
1投稿日: 2019.03.25
