Reader Store
騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)
騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)
村上春樹/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

144件)
3.7
22
49
53
5
1
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    妻と別離する喪失感から始まるあたり、相変わらずの「村上春樹ワールド」で、「待ってましたこの展開!」となるか、「やれやれまたこの展開かよ...」となるかは、読み手に委ねられそう。だいぶ後期作にはなるので、後者の人が増えている印象がある?

    1
    投稿日: 2025.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1〜4まとめての感想です。 細かいことは気にしない。 感じるままに読み進めて、あるものはある。ないものはない。こういうものだからと受け入れながら読むことに慣れると、不思議な浮遊感のある作品と感じられるようになります。 音楽とか絵画の楽しみ方に感覚は近いです。 人にオススメするかと言われればNOですし、あらすじだけ追うと本当に訳わかんない作品なんですけど、読後の浮遊感と、内に潜って整っていく様な感覚はこの作品でしか味わえない……まさに騎士団長殺しだなぁと。

    0
    投稿日: 2025.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    妻と別離してから色んなことに彷徨う36歳の肖像画家 友人の別荘で住むことになり、友人の父が描いた騎士団長殺しを見つける 洋画のために海外に行った父は戦後日本画しか描かなくなる 騎士団長殺しも日本画で描かれているが、髭だけの床から出ている人など怪しい部分が多い そんなことをしていると近所にすむ白髪の免色から肖像画を依頼を受ける 依頼を受けてから深夜1時になると鐘の鳴る音が石の下から聞こえてくる これからどんな展開になっていくのか?

    6
    投稿日: 2025.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この人の小説を読んでいると、あまり稼がず消費もせず、のんびり1人で本を読んで料理をして暮らすことに憧れる。免色さんの悩みのこと、鈴のこと、そして騎士団長殺しのこと。まだまだ気になることが沢山。

    2
    投稿日: 2025.10.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2023/6/28 騎士団長殺しの三冊目を読んでる途中なのだが、一冊目か二冊目に騎士団長殺しの絵図が載ってたような気がしてたのに、ない。何度も探してみたが載ってない…うそ〜ん、、わたしの頭の中に残ってるあの絵図は一体…?白昼夢か??怖…

    0
    投稿日: 2025.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一枚の絵が、秘密の扉を開ける……妻と別離し、傷心のまま、海を望む小暗い森の山荘に暮らす孤独な36歳の画家。ある日、緑濃い谷の向こうから謎めいた銀髪の隣人が現れ、主人公に奇妙な事が起き始める。雑木林の古い石室、不思議な鈴、屋根裏に棲むみみずく、そして「騎士団長」――ユーモアとメタファーに満ちた最高の長編小説!

    12
    投稿日: 2025.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹ワールド全開 そこが楽しめないとページをめくる手は止まり早々に捨て置かれる 少し趣に違いを感じたのはエロ描写の生々しさと最後のホラーな味付けからの続きは下巻で~みたいな感じ 表題の騎士団長殺しとどう関係していくのか更なる展開に期待する

    3
    投稿日: 2025.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹さんの長編小説の中で1番好きです。読んだ時に主人公の年齢が近かったこともあり共感できました。先の展開がどうなるのかがわからない、日常の中に少し非日常が交じる村上春樹さんでしか味わえない至高の小説だと思います。

    4
    投稿日: 2025.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一生をかけて何度も読み返す本リストみたいなものがあれば、 この作品は間違いなく入る作品。 今のところは5回ほど読んだ。

    2
    投稿日: 2025.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    NIKEにデニム、バナナリパブリックのジャケットを着てスタバ片手に仕事するアントレプレナーが出て来てびっくり 思ってたより最近(2019)の本だった そして上下2巻かと思ってたら一部二部それぞれ2冊の4巻構成だった‥

    0
    投稿日: 2025.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脈絡のない短編集が繋がってできたような不思議な話。読み終わったが、ここから主軸が何の話になっていくのか全く検討がつかない。面白くなくはないけど、すごく面白いかというとそうでもない。 夜中に突然聞こえてくる鈴の話で終わった。入定(にゅうじょう)した人が鈴を鳴らしているのではないかと疑い祠を掘り返したところ。怪奇現象のような不気味な終わり方だった。

    0
    投稿日: 2025.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりに春樹さん。やっぱり面白くて続きが気になる。性描写のくだりや音楽についての表現が、春樹さんだなぁと懐かしくなる。

    0
    投稿日: 2025.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹さんらしい作品だと思います。字をずっと追っているだけで、なんとなく情景が浮かび上がってきます。まだ序盤。これからの展開に期待です。

    0
    投稿日: 2025.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語の不思議さはとりあえず置いといて、妻と別れた後にプジョーで当てもなく旅に出て走り続ける描写が印象的。 その境遇になりたいとは思わないが、人生でそういう時があってもいいのではないかと思う。

    4
    投稿日: 2025.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どんどん展開していく 最後もう何ページもないのに心配になるほどに広がり続けるストーリー 天才としか言いようがない気がする

    2
    投稿日: 2025.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    こっから一旦、小説はお預け期間 穴 真っ暗 現実と夢 絵画 肖像画 白いスバルフォレスターの男 妹 妻 東北旅 淡々と読めた 劇的な何かがあるわけではないが この作者の世界観が好きなら悪くない一冊

    0
    投稿日: 2025.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ()書きの一件必要なさそうな補足情報により、話中の情景や人物像をより詳しく想像できたように思う。そしてその補足情報がなんかすごく好きだった。 「白いキャミソールの柔らかいストラップが、浮き上がった鎖骨の隣にのぞいていた。それは特別な料理に用いる、特別な種類のパスタみたいに見えた。」というフレーズがとても好きだった。

    0
    投稿日: 2025.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白いとは思えない、ただつまらないとも思えない。読み続けることもできる。ずっとモチベギリギリのラインで読んでる。ただ続編には手が伸びないかなぁ

    0
    投稿日: 2025.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    言いたいことが上手く纏まらないけど、「私」と同じくらい多くのものをこの小説から受けとったと思う 「人は見たいものしか現実と認識しない」っていうところは『姑獲鳥の夏』にも通ずるところだと思った イデアやメタファーについて割と深い理解も得られた

    2
    投稿日: 2025.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    序盤は退屈。 ストーリーの節々で日本芸術、日本文化の古典に関する筆者の考えが聞けるので飽きがこない。 表現がまわりくどいのが気になる時もあるが、読者がどう解釈したら良いのか道筋を丁寧に教えてくれる優しさも感じる。 読んでる時々に優しいヒントを与えてくれることにほっこり。

    1
    投稿日: 2025.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「肖像を描いてもらいにきたのだ」、「おまえはそのことをわたしに約束した」と<顔のない男>は言った。何もないものをいったいどのように造形すればいいのだろう?と何もできないうちに、その男の姿は消えてしまう。このように謎めいたプロローグで本作は始まる。  「とても悪いと思うけど、あなたと一緒に暮らすことはこれ以上できそうにない」と、主人公はある日突然妻から切り出される。妻には付き合っている男がいるようだが、特に諍いもなく二、三言のやり取りで離婚を承諾する。(この辺りの淡々としているところは、正に春樹の登場人物)  妻と別れることにした彼は家を出ることにし、愛車の赤いプジョー205に乗って、仕事も放り出し(彼は肖像画家)、北へとあてどもない旅に出る。そして数か月後車もダメになって、東京に戻ることにした彼は、日本画家である父親がアトリエとして使っていた家に住んでも良いとの友人の助けを得て、新しい場所で、新しい生活を始めることになった。  そこで彼は、家の元々の主、日本画家の雨田具彦が描いた『騎士団長殺し』というタイトルの付けられた、世に出ていない素晴らしい絵を発見する。また彼の前に、高額な謝礼を提示して肖像画を描いて欲しいと申し入れてきた不思議な白髪の隣人が現れるかと思えば、夜中に鳴る鈴らしき音に導かれて、雑木林の中に祠と石室を発見したりする。  謎が謎を読む展開だし、非常にリーダブル。先に進むのが楽しみだ。

    8
    投稿日: 2024.12.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトル買いしたのだが、いまのところ殺人は起きない模様。しかしながら、不思議な出来事、このあとの展開が気になる。

    1
    投稿日: 2024.12.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     村上春樹お決まりのパターンなのに面白い……日本画にオペラにクラシックに上田秋成に即身仏、どう収束していくのか気になってどんどん読めますね。でも文体はちょっと気になるかな、「私」人称は心地いいけど()が多いんだよなー。

    0
    投稿日: 2024.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ファンタジーとハードボイルド、 アメリカ作家の雰囲気満載の ザ・村上春樹といった小説。 イデアとメタファーが キャラクターとして出てきたのには笑った。 こういう、意味わからんけど可愛くなっちゃうキャラを描かせたらピカイチな気がする。

    1
    投稿日: 2024.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹といえば、1970年から80年代の人々の生活価値観をとても色濃く反映されている作風が特徴的だが、本作は平成31年に刊行され、いわゆる最近の村上春樹が書いた作品。彼が20年近く昔に書いた作品から多く読んでいたため、現代に生きる彼が70年代から80年代という作風をどう表現するのか、ここは一つ自分の注目だった。読了後の感想としては、レコード、ジャズ、古典、文学、クラシックなどを彼特有の話題は作中にやはりたくさん出ていたが、ネットという言葉が出てきたり、主人公が飲酒運転を当然のように自粛するなど、同じ作者でも執筆した時代が違えば少なからず作品の雰囲気は変化するのだと知り面白かった。令和の春樹がどんな作品を残すのか、今から楽しみである。

    0
    投稿日: 2024.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に読み始めた村上春樹。 妻と別れた画家が知り合いの別荘のようなところで、免色という人物の肖像画を描く。 深夜、鈴の音に起こされた主人公が面しきと友に林の地面を掘り起こして鈴を発見した。修行僧が地面に閉じこもって死ぬまで鈴を鳴らして念仏を唱えて即身仏になろうとしたもののかけらではないか、という話。 ここからどうなるのだろう。 なお、騎士団長殺しは日本画の題名。別荘の持ち主が若い頃描いた作品のことを指す

    0
    投稿日: 2024.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと序盤を読んでる気でいたら上巻が終わった。丁寧に進んでるなーという感じ、ここからどうなるのか楽しみ

    1
    投稿日: 2024.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初の村上春樹作品。今のところ不思議な空間が続いている感じで下巻でどのように展開されていくのかに期待。

    0
    投稿日: 2024.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「偽装した祝福、かたちを変えた祝福。一見不幸そうに見えて実は喜ばしいもの。という言い回しだよ。Blessing in disuguise。で、もちろん世の中にはその逆のものもちゃんとあるはずだ。理論的には。」

    0
    投稿日: 2024.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    あらない。 この話し方を英語を含めた多言語でどのように訳すのか気になった。 鈴の音から始まる肖像画家の自分を探す物語なのか?10代の少女が出てくる、なんだか達観した女性が出てくるいつもの感じ。 気に入ったフレーズはない。最後の方でイデアの世界に行く場面が雑な気がして。

    0
    投稿日: 2024.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    けして乏しくはない生活力を持ち なおかつ屈託のない 非常にものわかりのいい性格をしている そんな男がもてないはずはない けれども長く付き合うと面白みに欠けるのだろうか よくわからないけど とにかく、別れを切り出したのは女のほうで そこから逃げ出したのは男だった 車中泊を続けて最後にたどりついたのは 小田原の山奥にある古い屋敷である そこに住み着いた男はけっこう気ままな生活を送るのだが 夜中に聞こえる鈴の音が彼を悩ませるのだった

    0
    投稿日: 2024.05.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初村上春樹作品。 プロローグで出てきた顔のない男がまだ出てこない。 ゆっくり、丁寧に描かれている印象。 美術やオペラ、仏教など、読む側に教養が求められると感じた。

    1
    投稿日: 2024.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2~3冊目は話がどこに向かって進んでいるのかがわからなかったせいか、中だるみ感があったが、4冊目で話が急に展開して、楽しくなった。

    1
    投稿日: 2024.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    むず 初めての村上春樹、ちょっと難そうな小説 やっぱり読むのに時間はかかった気がする ただ、おもしろい

    0
    投稿日: 2024.03.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭の顔がない、時間のない、ペンギンのお守りを持った帽子の人は何者なのか?この後まだ出てくるのか? エージェントの人に意見を聞いたとき、妙にわかったようなものの言い方だったが、今後絡んでくるのか? 「時間がついてくる」のような表現がチョイチョイ出てくるが、どういうことを言いたいのか? 主人公はなぜ免色さんの肖像画を従来の方法で描けなかったのか?免色さんが何か特別な存在なのか? そもそも何で法外な金額で絵を描いてもらおうと思ったのか?石室のことを知ってて近づいてきたのか? 免色さんの肖像画は完成するのだろうか? 免色さんの恋人はなぜ免色さんの子どもを産まなければならないと思ったのか?(表現は忘れたが「つなげる」というような言い方だったような) 主人公の妹と免色さんの子どもはどこかで繋がってくるのか? 石室は結局何だったのか?ねじまきどりのときも井戸が出てきたけど、似たような感じになるのか?あのときとは深さがだいぶ違いそうだが。 雨田具彦はこの家を誰かから譲ってもらったはずだが前の住人が関係しているのか? 結局のところ鈴の音は何だったのか?止まるのか? 騎士団長殺しの絵はなぜ屋根裏に置かれていたのか? 絵の中の下から頭を出して覗いてる人は何者か?別世界との通路になっているのか? 騎士団長殺しの絵を開いたのと鈴の音が聞こえるようになったのはタイミングが合ってるんだっけ?関係あるのか? 早く次を読みたくなる。

    1
    投稿日: 2024.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    絵画が出てくるお話に惹かれる傾向があるのですが、例に洩れずこちらも面白かったです。 ゆったりと流れるような空気感とは裏腹に、絵画や鈴、肖像画などこの先の展開が気になる謎がどんどん積み重なっていきます。 次が楽しみ。 あと、屋根裏に住み着いたミミズクに手を振ったり、ベランダのカラスの羽根を艷やかと表現したりする主人公絶対いいやつ。(鳥好きの偏見)

    36
    投稿日: 2024.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初の村上春樹。まだ一巻だからかそこまで大きな盛り上がりはなかったけど情景と人物の描写が上手くて頭に映像が浮かんでくるのでそれだけで楽しい。主人公と同じ家に住みたい。 どこか不気味な雰囲気が漂っていてこれからどうなるんだろうというワクワクで終わる一巻だった。

    2
    投稿日: 2024.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    初めから惹きつけられる書き出しだった。肖像画家である主人公の「私」のもとに、顔のない人がきた。可愛らしいキーホルダーを置いていくのも不思議。 「私」の肖像画の書き方は、相手と1時間面談をして何枚か写真を撮るだけ。相手と合わないと思っても、話していると一つはよいところを見つけられるもの。もし表面が曇っているようであれば、そっとこすればいい。 みんな月に行ってしまうかもしれない。6年間一緒にいた妻から別れを切り出された。別の男と寝ていたようだ。ある生々しい夢を見たから別れることに決めたと言う。なんて自分勝手だと思うが、決めてきたことなんだろう。 「私」は東北に放浪の旅にでて、帰ってきたのち、友人、雨田(あまだ)の父の空き家に住まわせてもらう。洋画家から日本画家に転向した雨田の父。ウィーンに留学していた間に一体何があったんだろう。 雨田の父の別荘は、人里離れた山の中にあった。「私」はある夜、屋根裏に「騎士団長殺し」の絵を見つける。2人の男が戦い、1人が相手を刺している。それを見ている人物が2人。その絵を屋根裏から降ろし、雨田には内緒で見て過ごす。まさに本のタイトルと同じタイトルの絵だ。 「私」は離婚のショックもあり、肖像画を描くのをやめた。しかし、ある人から莫大な金額を提示されてまた書くことにする。なぜか雨田の家にいることも知っていた。謎の多い人物。 多額の報酬を支払ってくれるのは、免色(めんしき)といった。長い白髪。同じ山中の離れた真っ白で広い家に住んでいた。肖像画は好きなように書いていいという。どうやはIT関連で多額の利益を得たようだが、ネット等上にも全く情報がない。 鈴の音が真夜中にするようになった。免色さんに話すと、一緒に聞いてくれることになった。鈴の音を待つ間、別れた彼女との話までしてくれている。本当に自分の子供なのかわからないのに。 鈴が鳴る。免色さんと一緒にその場所へ行くと、確かに地中から音がしている。その石をなんとかどかそうと思案し、業者を使ってほこらの石をどけてみた。中には石櫃と鈴があるだけだった。でもその石碑と鈴があったことだけでも驚くと思う。鈴があって良かったと思いし、やっぱり怖かったと。開けなければ良かったと言う気持ちもわかる。 表現がすごく丁寧で緻密ですごいなと思う。オーディブルで聞いたので、高橋一生さんの声もよく合っている。これだけ声を使い分けていて、すごい。

    1
    投稿日: 2024.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    文庫4冊分のうちの1冊目。(春樹作品おなじみ)ちょっとした謎がいくつか出てきて、なんだろうで終わる序盤。好き。 妻のこと、免色という人物の謎、謎の鈴、そしてタイトルにある騎士団長殺しという絵画の謎。あとは雨田具彦が西洋画から日本画へ転身した真相が知りたい。 続きを読みたくなる面白い話だった。

    15
    投稿日: 2024.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久々の村上作品。主人公と元妻。総白髪の謎の人物、免色氏。お馴染みのモチーフ多数…これこれ!これが村上ワールドですよ。読者を物語に引き込むパワーが尋常じゃないな、相変わらず。気付けばわたしも登場人物の一人としてその場にいるようだ。詳しい感想は下巻にて。

    4
    投稿日: 2023.12.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    散りばめられた謎、丁寧な人物、風景描写によりストーリーに惹きつけられた。物語の結末が想像できず、早く続きを読んでみたい思いが高まっている。とはいえ他に積まれている本が多く、続巻を続けて読むことはできなそう。。次に読むときまでに物語を忘れてなければいいが汗

    2
    投稿日: 2023.12.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    そら面白いよ、村上春樹だもん。 以下、考察というか感想。 ーーーー 騎士団長=イデアってどゆこと。概念? 今まで主人公が自分の中で構築してきた、世界観というか、固定概念みたいなもの? いろいろあってつらかったところで、じぶんの固定概念を破壊するようなすばらしい絵に出会って模索する、、、話? 騎士団長を殺す=自分の既成概念をぶっ壊す? そんで、メタファーの世界(関係性の世界?自分と他者との関係性だけを見つめ直して新たな自分の位置付けみたいなものを見つめ直す?ようするに瞑想的な?)に入って、狭い横穴(産道のメタファー?ををくぐり抜けて、文字通り生まれ変わった? 生まれ変わったので妻ともきちんとやり直そう、っておもい直せたということ?

    2
    投稿日: 2023.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初の村上春樹。食事の描写や、主人公を取り巻く環境の説明が丁寧で美しいなと思った。免色さんの見た目や、家を自分なりにイメージしながら読めて楽しい。ただ、1巻目なのもあるかもしれないが、話が盛り上がるまでが少し長くて途中読む手が遅くなってしまった部分はある。

    2
    投稿日: 2023.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作者特有の時間論、比喩的表現は本作でも健在。4部作の第1部ということもあり、これからのストーリー展開が気になります。

    7
    投稿日: 2023.08.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ひょんなことから、最近、春樹さんづいている(山本文緒さんの「自転しながら・・」を読んで) 物心ついてから私の精神紀行の伴走者って言ったら顰蹙を買うか?!しかし、まさにそういった世界観が人生に多彩な空気を添えてくれて来た。 若い頃は敬遠気味だった、難しいというより「ハルキニズムを標榜する安っぽい奴ら」が大嫌いだったから・・自分で読みだす能力がなく私はそんな少女時代・・学生時代もそれを引きずり、子育て期に手に取ってみると、ぴったり感覚があって、ドツボにはまった記憶が。 1984がそんな記憶、クロニクルも・・でこの作品、同一の匂い。 春木作品に出てくる苗字はどこから引っ張ってくるのか、一度聴いたら忘れられない・・免色・・って! そして36歳という時期がお好きなようで・・ さらに、同じ匂いの女がお好きなようで・・ どこかのレヴューにも書いてあったけど、セックスパターンも然り。 さらにさらに、好ましきシニアの男性の外見も・・ まぁ、こうなってくるとセレモニー的に踏襲して読みづづけられるのもファンの才能と自負しているけれど。 小道具としてナンバリングされる音楽の好みも・・恥ずかしながら、私の好きなもんばかり。 春樹氏の才能のキラッと光るのは出だしの滑り・・帯にある「・・・私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方で・・」もう、この辺りですっかり、ハイソな佇まい、静謐な中にも他を退ける厳かな弧のイメージが霧の中にあらわれてくる。 私用で往復3時間、電車に乗る羽目になった今日、電車の道連れがこの上巻。 周囲の喧騒を忘れた私の脳内に60センチ大の、、きらりと光る剣を腰に差した騎士団長が・・そして彼の声が・・もはや妄想の世界。 イデアは変幻自在です、

    3
    投稿日: 2023.07.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わりました。そして今は下巻に進んでます。 この本は前置きが長いようにかんじたのは自分だけでしょうか? 今はやっと充実してる感じです。 今の感想はこんなものです。

    2
    投稿日: 2023.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    (以下、全4巻通じてのレビュー) 過去作との共通点というか、焼き直しのような点が少なくない。 雑木林の石室は『ねじまき鳥クロニクル』の井戸を彷彿とさせるし、地下の世界へ迷い込む件りや、第二次大戦での暴力、夢の中での性行といった要素もいくつかの作品で出てきている。 秋川まりえのキャラクタは、『ねじまき鳥…』の笠原メイと『1Q84』のふかえりのブレンドのようにも思えるし、「免色」は『色彩を持たない多崎つくる…』をどうしたって連想してしまう。そもそも、彼のような、どうやって暮らしているのかわからないとんでもないお金持ちってキャラも、村上作品には必ずといっていいほど登場する。 この小説で、新規性があってユニークなのは、主人公が絵描きを生業としていて、絵を描くプロセスや絵描きの頭の中を、小説の表現として見事に結実させているところ。これには感心させられた。 特に前半部分のオカルトっぽさの発揮も村上春樹にしては珍しい。深夜に鈴の音が聞こえるあたりは背筋が冷たくなる肌触り。「白いスバル・フォレスターの男」のサスペンス性も印象深い。

    1
    投稿日: 2023.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹さんの作品に慣れてない中読んだので読みづらさはあったけどだんだんと慣れると引き込まれていった

    1
    投稿日: 2023.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     最初読んだ時には、あまり出来が良くない小説であり、1Q84の方がずっと面白いと感じた。2度目をオーディブルで読みはじめたら、1Q 84よりずっと面白いと感じた。彼の小説は、時と場所と読み方によって全く違って伝わってくる。高橋一生のナレーターは最高である。

    4
    投稿日: 2023.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    4冊に分かれているうちのまだまだ1冊目なので感想は控えておきます。 とりあえず、今のところファンタジーはナシ。 引き続き下巻を読んでます。

    1
    投稿日: 2023.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    性描写をこんなに入れる必要があるのか?と思いましたが、徐々にストーリーの謎部分が判明する後半から一気に惹かれる作品になりました。

    2
    投稿日: 2023.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    まだまだ、どういう物語かがわからない第一巻。妻と別離した主人公が小田原の山奥の山荘で孤独に暮らすことに。そこで謎めいた出来事が起き始める。 主人公の職業は画家。肖像画家としてそこそこ名が売れた彼であったが、妻との別離を契機に東北を旅した挙句に隠居に似た生活を送ることに。彼が借りた小田原の山荘も、元は違う画家のアトリエであった。そこに住んでるみみずくと残された一枚の絵である「騎士団長殺し」、そして、夜中になり続ける鈴。また、山荘で出会った自分の肖像画を描いて欲しがる免色なる人物。 これからどのような展開を見せるのかが楽しみ。

    3
    投稿日: 2023.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初の村上春樹小説! 村上春樹小説は難しそうで敬遠してたけど、まなの本棚で紹介されていたのをキッカケに読んでみることに。 今後の展開が読めず、この後どんな風に伏線回収されるのか気になって早く続きが読みたい……

    0
    投稿日: 2023.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹の長編。第1冊目。 モーツァルトの『ドン・ジョバンニ』でドン・ジョバンニに冒頭で殺されてしまう騎士団長からタイトルを取った作品。同名の絵画が作中にも登場してモーツァルトの作品とも関係しながら今後展開されて行くのか。 井戸、色彩のなさ、月など、村上春樹ではお馴染みのモチーフも登場し、複数の伏線も張られて「記憶」を巡る物語が始まる。

    1
    投稿日: 2023.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めてAudibleで読み(聞き)切りました。 村上春樹の作品は実際に言いそうで言わない絶妙な比喩表現が好きなのですが、実際に声に出して読んでみると(何いってんだこいつ、、、、)ってなるのでとても良かったです。 高橋一生の声がひたすら良かったのでおすすめです。

    1
    投稿日: 2023.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今年の最後は村上春樹ワールド。 言葉の使い方や表現がとても心地よく、お酒を飲みながら読んでしまうストーリー。 サブストーリーとしての性行為は男性にとって都合の良い女性というイメージが強かったが、女性の声を聞いてみたい

    2
    投稿日: 2022.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    相変わらず雰囲気は良いですが、中身はそこまでないのでこの一巻目いる?って思いました。 以降も読み進めていくともしかしたら意味のある伏線があるのかなぁ。

    0
    投稿日: 2022.12.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルで勝手に中世ヨーロッパをイメージしてたけど全然違った。ミステリー要素強めだけど独特な展開で後編が楽しみ。

    1
    投稿日: 2022.11.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    さすがに面白いです。 村上春樹さん、久しぶりに読みました。 読み終えて、4まであることに気づいた…。

    2
    投稿日: 2022.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お、面白い……!! これからどうなるんだという好奇心が湧き上がってくる作品。早くも続きを読むのが楽しみ。

    1
    投稿日: 2022.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりのムラカミ節。そうそうこれこれ、村上春樹、やっぱり好きだなぁ、と。(でも買うだけ買って読んでなかったから、4冊まとめて2回買ってしまった。どうしよ。)

    0
    投稿日: 2022.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』かこの本が村上作品で自分は一番好きです。初期の村上作品の香りを久しぶりに感じられる作品です。 ストーリーはやはり狭い範囲で展開していくものの、個性的(普通は存在しないであろう)人々や存在が多数登場して、その中で主人公が小さく翻弄されていく様はまさに本を読んでいるというより、村上春樹を読んでいると形容できると思います。

    2
    投稿日: 2022.07.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹版『グレート・ギャツビー』。 村上春樹的要素が随所に出てきて、近作では感じられなかった初期作品的なユーモアがある。そういう意味ではほかの近作よりも面白い。 もちろん、「向こう側」へ行ってセックスをする。 (村上春樹の小説にセックスは付きものだが、今回はその割り合いが多かったんじゃないだろうか。 個人的な体感としては、ストーリーの半分くらいはセックスをしていたように思う。) 音楽家(主にジャズとクラシック)の名前がたくさん出てくる。 主人公の画家が語る作品製作論は、そのまま村上春樹の小説執筆論なのだろう。

    0
    投稿日: 2022.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    初めての村上春樹作品です。 話題作の騎士団長殺しに挑戦! 題名からファンタジーと予想してたのですが、全くの想定外。 30代画家の日常を描いた小説でした。しかも結婚した妻に急にこれ以上一緒にはいられないと言われ過ごした期間の話。 でもその中に不思議な現象が起こるので、それがどうなるか引き込まれる。 村上春樹ってこういう感じなんだな、と思いつつ読み終わりました。 面白かったので続編も購入済です。 読むのが楽しみ!

    0
    投稿日: 2022.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹ワールドを久しぶりに堪能しました。現実にはありえなそうだけど、薄い膜一枚を挟んで、ぎりぎりありえてしまう。感じてはいても、体験するとは言えない境目は、しゃぼん玉くらい薄いものなのかもしれない。でも目に見えていれば現実で、どうしても起きなくてはならないことだったりする。そんなお話です。巻末の一章が、どう後半につながるのか楽しみになります。

    1
    投稿日: 2022.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』に続く長編作品。著者の長編は『ノルウェイの森』のような現実路線と、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』のような現実と非現実が交錯する路線があるが、本作は後者。相変わらずの村上節は健在であるが、説明的過ぎるきらいは否めない。村上ワールド独特の浮遊感が薄れてしまっている。 とはいえ先の読めない物語の展開は読者をグイグイ惹き付ける。さすがの才能。

    3
    投稿日: 2022.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    妻との結婚生活の急な別れから不思議な出来事の連続。 物語だけど実際の世界にも溢れている宗教的な部分が盛り込まれていて引き込まれる

    0
    投稿日: 2022.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なかなかファンタジックな文章で、ただ言ってることは核心をついているような気がする。まだ序章で何も解決してないし何が始まったのかも分からない。浮かび上がる謎、解決するのかしないのか、既に解決してるのか。過去の村上春樹の作品を数冊読んだからこそ分かるこの「分からなさ」。ただ謎の人物というかどこかしら不思議な特徴のある登場人物が出る世界線はめちゃくちゃ好きで、免色渉についてはどんな人なのか、姿形から色々と想像してしまう。この人物の目的が何なのか、深夜に鳴り響く鈴の音と関係があるのか。そして元妻の行為の意味性(ただ感覚的で突発的なものかもしれない)や、子どもと思われる人物の今後の小説に対しての関わり方が気になる。主人公がなぜ免色を描くときに上手く描けなかったのか。免色の未だ知られざる謎に関係しているであろうことは間違いない。まだ1/4なので、どう物語が動くのか、どう終わるのかが楽しみ。

    1
    投稿日: 2022.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『騎士団長殺し』は村上春樹のベストアルバム的な内容だ。今までの作品に使われていたモチーフが総結集している。妻の失踪、異世界への入口、謎の美少女、と盛りだくさんだ。また村上春樹が愛読する『グレート・ギャツビー』のモチーフも使われていた。最近の長編作品の中では久しぶりに一人称(私)が使われていて、雰囲気は最近の『海辺のカフカ』『1Q84』ではなく『ねじまき鳥クロニクル』や初期三部作に近い。僕は初期の方の作品が好きなので、最近の村上春樹作品の中では結構楽しめた。謎解き要素もあるけれど、『1Q84』ほど結末が投げっぱなしという訳ではない。第三部も出るのかなと思っていたけれど、なくてもある程度の幕引きはなされている。『騎士団長殺し』は、「とっつきやすい」という点で村上春樹初心者向けなのかもしれない。けれど、『騎士団長殺し』は村上春樹の総集編の意味合いが強いので、これまでの小説(特に『ねじまき鳥クロニクル』、『1Q84』、『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』、初期三部作と『ダンス・ダンス・ダンス』)と村上春樹が翻訳した小説(『グレート・ギャツビー』)を読んでいるともっと楽しめる。『騎士団長殺し』から読み始めてもいいし、他の作品を復習してから読んでもいい。つまりはそういうことだ。

    6
    投稿日: 2022.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上さんらしい作品。 読んでいてドキドキする。現実では絶対あり得ないドキドキとおしゃれファッション的な文体が楽しくていつも読んでいる。 久々読んだがやはりこの快感はクセになる。 主人公の旅、免色という男の存在、そして騎士団殺し… 2巻が楽しみでならない。

    2
    投稿日: 2022.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりの村上春樹。 なかなか読み進められない著書もあって、これを読むのはしんどくないかと不安もあった。 だけど、今のところ、しんどくはない。 それほど、のめりこむこともなく、のんびりじっくり読み進めている。 続きが楽しみである。

    1
    投稿日: 2022.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あらすじ 妻との離婚話から自宅を離れ、友人の父親である日本画家のアトリエに借り暮らしすることになった肖像画家の「私」は、アトリエの屋根裏で『騎士団長殺し』というタイトルの日本画を発見する。 アトリエ裏の雑木林に小さな祠と石積みの塚があり、塚を掘ると地中から石組みの石室が現れ、中には仏具と思われる鈴が納められていた。 日本画と石室・鈴を解放したことでイデアが顕れ、さまざまな事象が連鎖する不思議な出来事へと巻き込まれてゆく。 感想 村上春樹らしい小説。娘の母とどうなったかな。

    0
    投稿日: 2022.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹作品の長編の中では読みやすい部類に入ると思う。 友人がこぞっておもしろいと評価していたのでこれからが楽しみ。

    1
    投稿日: 2022.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「つまらん忠告かもしれないが、どうせ同じ通りを歩くのなら、日当たりの良い側を歩いた方がいいじゃないか」 「原因のない結果はない。卵を割らないオムレツがないのと同じように。」 「銃にとって引き金は大事な要素であって、引き金に過ぎないというのは表現として適切じゃないような気がする」

    1
    投稿日: 2021.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第1部(上)には、いくつもの伏線が散りばめられてるように感じました。妻との別れ、絵画、免色、亡き妹、謎の鈴…全てが結びつく瞬間が楽しみです。 続きが気になります。

    1
    投稿日: 2021.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い。山の上で絵を描いて暮らす生活には憧れる。予想外にストーリーが転がっていくところが良いと思った。再読

    0
    投稿日: 2021.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    妹は夭逝し、妻は離婚を告げる。「私」は大切なものの「不在」を二度も経験する。 しかし、それらの「不在」は、果たして魂にとって「存在しない」ということになるのだろうか。 「不在」を「存在」にかえる、それこそが芸術の役割である。 そのような訴えを感じながら読んだ。 絵画や死者や意識下の記憶が、静かに口を開くような物語だ。 各章のタイトルはその章の中の一文となっていて、それがどこに書いてあるのかを楽しみに読み進められる。 これがなんともまぁキャッチーだ。 思えば、書き連ねている文章で、人の記憶に残るのはたった一文である場合も多い。 第2部へ誘われる。

    9
    投稿日: 2021.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どうでもいいですが、途中まで「溢れるアイデア編」だと思ってましたw 本気で、絵のアイデアでも溢れてくるのかな、と思って読んでました。 余談はさておき、自分に芸術のセンスがないからか、どうも主人公が芸術家の作品てなかなか入ってこないなぁ…。

    2
    投稿日: 2021.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高橋一生さんの愛読書。 一生さんは主人公に自分と似たところを感じたのだと思う。。。。 職業についての考え方や 人との関わり方などはおそらくそう。。。 これは好きだろうなあと思う。 村上春樹さんの作品を読むと 身の回りのありとあらゆることについて 考え込みすぎてしまう 世の中の役に立つ仕事とはなに? 存在価値のあるヒトは世の中にどれほどいる? この世の中にくだらないことが多すぎないか? 生産性と穏やかさどっちが大事なのだ? 特にこの本は 最低限度のお金と人間関係の中、 安定かつ冷静な精神のもと時を過ごす主人公が羨ましく 今の自分の情けなさを感じ 異様な虚無感をおぼえる。 一瞬だけ逃げ出したくなる。 怠惰な意味でなく、なんだか世の中の人とシステムと、 分断したくなる。 けれど、それができないのが現実。 こういう確かな現実から目を逸らすなとの メッセージとともに 逃げずに向き合わなくてはならないとも伝わる。 冷静さと平穏さと品格を抱きながら生きていきたい。

    0
    投稿日: 2021.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    妻の不倫からの離婚。 日本画家雨田の家に住むことになる元肖像画家の主人公。 雨田のことを調べていくうちに見つけた1枚の絵。 そして肖像画を描いてくれと言う妙に気前の良過ぎる隣人。 という感じの内容だった。 村上春樹特有のガバガバ貞操観念と固有名詞の多さが楽しめるならいいと思う。 最後まで読んでからまた評価を変えるかもしれない。

    1
    投稿日: 2021.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹さんの作品は他に『海辺のカフカ』を読みました。 文章一つ一つが日頃あまり使わない言葉で溢れていて、読書と向き合っているという感覚を覚えさせてくれます。 内容はというと、本当にサブタイトル通り複雑に人や時間や物語が交差していくって感じです。 私はそんなに読書家ではないので追いつくのが必死です。笑 それでも先が気になって読み進めてしまうくらい引き込まれます。 少し奇妙で不気味であり得ない話に、この本を誰かと話し合いたいって思わされました。 少し官能小説っぽいところが個人的には好みではないですが。笑

    0
    投稿日: 2021.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    発表する作品が毎回、話題になる村上春樹。 この作品も、2017年に発表されて話題になったことを覚えています。 文庫化を待ち、さらに読みたい気持ちを高めて?? 読むことにしました。 主人公は、30代半ばの、画家の男性。 彼と奥さんの関係についての、回想シーンから始まります。 紆余曲折を経て、小田原の山奥に一人で住むことになった主人公。 このまま、奥さんとの関係について語られていくのかな?と思ったところで、大きく話が変わっていきます。 そのきっかけになったのが、一枚の絵画・・・という展開。 2部構成の小説で、文庫版ではそれぞれが、上下巻にわかれています。 その第1部の上巻ということで、「この後、どうなっていくのだろう?」という気持ちで、ページめくっていきました。 別の世界で起こっているような、不思議な空気感、そして思いがけない展開。 「あぁ、久しぶりに村上春樹の小説を読むなあ」と、しみじみ感じました。 一方で、場所を具体的に書くなど、初期の作品との違いも感じられました。 不思議さに包まれたまま読み終えた上巻でしたが、読みながら、以下のようなことを考えました。 ・印象、記憶に残るのはどのようなもの・ことなのか、それらはどのように再現されるのか ・必然的に起こる、ということはあるのか、人間の直感というのはどのようなものなのか 展開が気になる終わり方だったので、続けて下巻も、読み進めたいと思います。 村上春樹の小説 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4167905035  .

    0
    投稿日: 2021.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本の、一文だけをとっても、数多くの言葉の中から1番相応しい言葉が村上春樹の感性で選ばれ、紡がれていることを感じさせる。 リズミカルで詩的な文章の中に音楽や料理などの生活感や歴史が織り込まれており、一度覗き込んだら目を離せなくなるような不思議な世界観が広がっていた。登場人物もそれぞれが個性的であり、魅力的。この物語の展開がとても楽しみ。

    2
    投稿日: 2021.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹らしい、不思議な内容の物語。 何があるわけでもないし、なにか起こっているし。特筆すべきストーリーではないのだけれど、なぜか読まされてしまいます。有名作家ならでは。 すごい派手な味付けではなく、出汁だけの料理を食べている感じ。

    1
    投稿日: 2021.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹を読む事の至福。作家の醸す雰囲気は、独特の文体もそうだが、多用される語句、抜き取る描写、登場人物の個性に表れる。特に、登場人物の嗜好は、村上春樹の作品においてかなり似通っており、皆、共通して思慮深く、センシティブでユーモアがあり、そして、性的魅力があり、喪失感を抱えている。その世界観は、読み手に独特の世界観を与え、少なくとも私にとって贅沢な読書を提供してくれる。 騎士団長殺しというタイトルの気難しさ、設定の謎は、タイトル一行では分からない。取っ付き難さを感じたが、なんて事はない。ページを捲れば、そこにはいつもの春樹ワールドが、きちんと存在している。至福の時間のはじまりだ。

    4
    投稿日: 2020.11.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1Q84を読み始めた時と同じ感覚。これから村上春樹の世界観に入り込んでいくんだぞという感じ。そのための、土台の部分

    1
    投稿日: 2020.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1部での謎を2部でどのように回収して、読者を何処へ連れていくのか見ものです。 まずまずの、オトナなシチュエーションを時間をかけて土台を作り、謎の種子を撒いた1部でございました。

    1
    投稿日: 2020.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語自体はそこまでダイナミックに進んでいないけど、どこか引き込まれる部分がある。これが春樹か、といった感じ。 よくわからんけど。

    1
    投稿日: 2020.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上に手を出すのは1Q84以来なのか、どうか。かなり久しぶり。読み始めると、その首尾一貫しているところに、やはり恐れ入ってしまう。ハードボイルドワンダーランドであれ、ねじまき鳥であれ、カフカであれ、どれも同じ世界だといわれたらそんな気もするし。同じ小説の違うチャプタをずっと読んでいるような気分になり、30年以上前に読んでいたときの気分と、こちらもあまり変わらないような・・。

    1
    投稿日: 2020.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    四十歳という年齢は人にとってひとつの分水嶺なのだ その想像力を何処か別の場所に誘うような示唆的な何かがそこには込められている ドン・ジョバンニ ジャングル通信 免色渉 抽象画 肖像画 昔から一貫して極端に唯物的な考え方をする人だった 雨田ともひこ具彦 祠ほこら それでもドイツ・オペラの充実した陣容に比べれば 書簡を同封します 自分なりに換骨奪胎かんこつだったいし 傘をさす必要もない程度の小糠雨だ いしとこ石床 そして入定を手伝った者は自殺幇助罪に問われました 色も質感もビーフジャーキーを思わせます 少なくとも即身仏は我々にそのことを教えてくれます 

    0
    投稿日: 2020.07.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹の独特の世界観に引き込まれた作品でした。 私には、どうやってもこのような世界観は出てこないです。 なので、自分には世界を頭の中で描けるので楽しく読みました。

    3
    投稿日: 2020.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    あいかわらずの村上ワールド。この作品を適切に評することは難しいのだが、基本的には楽しく読むことができたということは間違いない。ただし、個人的な評価としては『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』や『海辺のカフカ』には及ばない。おもに不満があるのは最終盤で、まず、表現的な問題として、「61」「62」あたりは秋川まりえ視点の文章が、あくまでも「私」が実際に聞かされたという態で綴られているのだが、そこにもお得意のメタファーなどが頻出することが挙げられる。しかし、まりえは「チシテキ」の意味すら知らないような少女で、本人がそのような修辞を使うとは考えづらい。かといって、単に話を聞いているだけの「私」がそのように表現を変えていると考えることも不自然だろう。要はいきなり「著者」が顔を出しているようなもので、物語のクライマックスというべき部分でこのような表現をされてしまうと、どうにも引っかかってしまう。この部分は非常に残念である。また、その結末の内容自体にも引っかかっていて、夫婦は元のサヤに納まりました、「私」はいまだに肖像画を飽きもせず書いています、というのは、なんだか安物の映画を観せられているようである。ではどのような結末ならばよかったのか、それを具体的には挙げることができずまことに申訳ないのだが、すくなくとも本作のラスト・シーンに違和感を覚えたことだけはたしかであるし、こういう「粗」を見るにつけ、著者もそろそろ衰えてきたのではと思わずにはいられない。

    1
    投稿日: 2020.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どれくらいぶりかわからないぐらいの村上春樹。 若い頃は読んでも  ❓❓❓ と感じる部分がちょいちょいあった春樹さん小説なのだか、春樹さん凡人にも分かりやすく表現してくださるようになった? あ… 私が歳くったのか? 上巻読後、これ上下巻でおわるのか?と疑問に感じながら最後まで読んで気づく。 これ、第一部の上下巻なのね。 文庫化されてる? 読む量はおおくないが、常に読書なるものをしているのだから読む前に少しは前調べした方がいいのかなぁ… 第一部、下巻へ

    0
    投稿日: 2020.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    水面の5センチ上を歩いてるみたいに現実味がなくて、浮遊してるみたいな読み心地。やれやれ、恐らくは、多分ね、みたいな。って、私は天草四郎かよ。村上春樹あるあるのご多分に洩れず、主人公は人里離れた山小屋に暮らしたり、理性的に人妻とセックスしたり、趣味で週2.3回プールに行ったりしてる。特別、めっちゃ続きが読みたい!っていう推進力はなかった。でもなんだかんだ、村上春樹の文章が好きだから、惰性で続きを読んじゃうんだろうな……。やれやれ。

    0
    投稿日: 2020.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村上春樹らしい丁寧な文章 出だしは少し退屈だが 最後の謎の出来事から物語が進行しはじめ続き が読みたくなる

    0
    投稿日: 2020.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もう、大学生の時から村上春樹を全部読むのが、かれこれ20年以上、習慣になっているので惰性で読んじゃっているけれど、正直なところ、おもしろくなかった。後半はすっとばした。登場人物に人間らしいあがきやもがきのないのが、昔はクールで素敵だと思っていたけれど、単に共感しえない魅力のない人に写る。 とはいえ、最後に大冒険するまりえちゃんがgood。あと、騎士団長もなんかかわいくてgood。なので3点。

    0
    投稿日: 2020.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    第1部(上)。 文庫発売日に購入後、ずっと寝かせておいたのですが、ついに読む時がきました。(コロナの影響で図書館が休館になってしまったので) 最初の2章あたりまでは、アレ?私の好きなはずの村上さんの文体が入ってこない?と、何故か進まなかったのですが、5章目以降、謎の絵「騎士団長殺し」や、メンシキさん登場あたりからは、グングン引き込まれて行きました。 文体もスゥっと身体に浸み込むように入ってきて、「これ、これ!」と、遅ればせながら村上ワールドに馴染ませる事が出来ました。 “これはただの始まりに過ぎない”という事で、次巻以降の展開が楽しみです。

    4
    投稿日: 2020.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初の村上春樹。他の人からこれは良かったよと言われたけど、冒頭のあたりがなんか怖くて読み進められない。もう数日頑張って行くとすごい展開に。。性の表現がありありな部分が気になるけど、それ以上に現実世界ではない話が、つながってる部分が、ありえるな。。いいお話でした。

    0
    投稿日: 2020.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    文庫化されて1年弱積読。春節休暇のビーチサイドで読み終える予定だったけど、何だかんだとドタバタしていたので、帰ってきてから読了。 酒と音楽とセックスで、安定的な村上春樹節。 前半は「騎士団長殺し」というタイトルが何のことかさっぱり分からなかったけど、途中で出てきた。 なんだかいろいろ不思議なことが起こりそうだねってところで1の上は終り。早く続きも読みます。

    0
    投稿日: 2020.02.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に読む、村上春樹の長編。全4巻のうちの1巻目。まだまだ始まったばかりだけれども、面白い。続きが気になる。 ・主人公は36歳で、美大を出た画家。肖像画を書くことで生計を立てている。この作品は日常を舞台としていて、描写が丁寧。画家という、自分とは縁のない職業の描写が新鮮で面白い。 ・村上春樹の長編作品の主人公は、みんな孤独を愛している。この作品もそうだ。離婚して、肖像画の仕事から離れて、ひたすら車を走らせる。何かしらのあてがあるわけでもなく1ヶ月半ほども車を運転し続ける生活。それに疲れたら、友人のツテで得た小田原の山上の家での生活。ここでも一人。この家ではテレビはなく、インターネットも繋がらない。絵を描く時間はたっぷりある。クラシック音楽を聴き、本を読み、食事を作る。こんな風に仕事や日常の煩わしさから解放された生活ができたらいいな、と読みながら想像する。でも、実際にはそんな生活には自分は耐えられないだろうな。 ・タイトルの『騎士団長殺し』は、小田原の屋敷の主人である雨田具彦の描いた日本画のタイトルだった。 ・日本画の定義。主人公と免色の二人でそんな話をする。日本画を日本画たらしめるものは何なのか?歴史、明治維新後の流れの話から語られる。言語で定義するのは難しいけれども、暗黙的な共通認識のようなものがある。 ・即身仏の話。上田秋成の小説集『春雨物語』の中にある『二世の縁』という物語。深夜に謎の鈴の音が聞こえてくるという状況と、即身仏の話。絶妙に恐怖感を煽られる。 ・1巻を読んだだけでは謎が深まるばかり。これらはこの先で明らかになるか?  - 石の塚の下から深夜に聞こえてきた鈴の音はなんなのか?  - 免色渉は何者なのか?なぜ肖像画を依頼したのか?なぜこれほど主人公に協力的なのか?  - 屋根裏にいたみみずくは何を表しているのか?  - 免色渉の交際相手の行動の意味は?  - 主人公の妻はなぜ離婚を切り出したのか?

    1
    投稿日: 2020.02.26