
総合評価
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powered by ブクログ『ケーキの切れない非行少年たち』を読み、罪を犯した少年たちの背景には多くの苦難があることを知りました。彼らの多くは、自分の行いを反省し前に進もうとしています。しかし、能力的な困難を抱えているためにうまくいかず、再び負の循環に陥ってしまうのだと感じました。 特に心に残ったのは、いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる子どもたちの生きづらさです。努力をしても報われにくく、学校生活の中で周囲との違いに苦しんでいる姿が目に浮かびました。教員という立場で関わるなら、そうした子どもたちの生きづらさを少しでも軽くできるようにしたいと強く思いました。 また、社会全体についても考えさせられました。私たちは目に見える困難には比較的優しくできる一方で、能力的な困難、特に「努力すればできるはず」と思われがちな部分には冷たいことが多いのではないでしょうか。しかし、世の中には「努力しても他の人のようにはできない」人がいるということを、もっと理解する必要があります。本当の意味で平等なのは、すべてを同じに扱うことではなく、その人に合わせた支え方を考える「公平さ」なのだと思いました。 偉そうに書いてしまいましたが、私自身が自分に厳しく他人に厳しい見方をしていました。まずは自分自身が視野を広げ、努力が報われにくい人にも寄り添えるような見方をしていきたいと感じました。
6投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログたまたまKindleのトップページに出てきた本。 ケーキの切れない非行少年ってどういうこと??と思って何気なく読み始めましたが、読んで、なるほどと勉強になりました。 ニュースを見ているだけでは見えてこない、非行少年の育った環境、そこから生まれる心理など、複雑にいろいろなことが絡み合ってこういうことが起きてしまっていることがよく分かります。いろいろと考えさせる内容でした。
0投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログケーキと刑期がかかっている。 少年院で働く精神科医が関わった院生の話。 原作小説があるらしい。 漫画としては作画がもう一つ固いかな。 話としてはいかにして犯罪を起こしたか、その背景を語るだけなので、内容はなんら救いがない。 これではカタルシスもないなあ、当然ではあるが。 境界知能というと最近ではただの罵倒のための用語と化しているが、本来の意味はこっちなのか。 しかしIQの差だけでここまで変わるものか。 いやそうかもしれない。 自分とわずかでも差があるIQの人間は理解できないと言うが、そんな感じかも。 だからってそれで全部片付けられても困るが。 問題はわかるけど、だからってどうできるって何も出来ることがあるようにも見えない。 ただ悲惨な人の救いのない身の上を聞いても発展性はないなあ。 見ていると弁護士が感化されて死刑囚に異常に入れ込んでいたのを思い出す。 心情としてはまだわかるけど、対策もなくただ寄り添ってもやっぱり益はなさげなんだよなあ。
0投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログ1-10巻までスーパー銭湯で読了 実話?なのかな。 親子の関係性に問題があるパターンが本当に多い こんなふうな更生プログラムをやっているところ 本当にあるのかな 周りの大人の対応、環境の力は大きい
0投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログ知的障害とは言えない境界知能の人の生きづらさ、支援する職種、親の苦悩がリアルに描かれている この生きづらさが、犯罪を犯してしまう理由のひとつになっている。ニュースでは報じられない、現状を教えてもらえた
0投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログ漫画版も読んでみると、よりリアルに環境を想像することができた。漫画家の技術の素晴らしさもあり、少年少女たちの苦しみや悩み、もがき続ける姿がありありと描かれていて、読みながら胸が痛くなった。
0投稿日: 2024.10.10
powered by ブクログ自閉症で、少年院に来て、窓の蝶とか、机の上のものとか、他のものにすぐ気がそれで話に集中できていない。いま、ADHDの存在が世の中に広まってて、それがひとつの言い訳、、、じゃないけど、「仕方ないとも言える部分」に甘えて、約束守れないとがあっても開き直ってた。「仕方ない」って思いすぎてた自分にハッとした。約束は、全力で守れるよう努めるもの! 私自身、常に、自分に「約束をすっぽかす。守らない」傾向があるってことを忘れずに、考えて備えて、対策をしていこう。 逆にの立場で考えた時、周りに「気が散りがちな人」がいても、そこは、相手を理解しようと努めよう。辛抱強さが大事。生きていて、私自身が誰かに対して不満に思うことがあっても、相手の人生に何があったのか、深く考える気持ちをもとう。(慮るってやつ)犯罪など、人を傷つけることは「仕方ない」で片付けられることでは無いけど、少なくとも「仕方ない」側面を持つ人もいる。って言うことを忘れてはいけないと思う。 人生で1回読んで、知っておくと世の中の見え方が変わる気がする。
1投稿日: 2024.04.01
powered by ブクログ原作を読んでたから気になって借りた漫画! 漫画で見たらリアルすぎて、、、。 気になるので読み続けたいと思う。 知ろうとすることは大切だな、、、。
0投稿日: 2024.04.01
powered by ブクログずっと気になっていた本の漫画版を電子書籍で見つけたので、早速、読んでみました。 少年院に入所している少年たちの実態。 ・社会の変化で犯罪者を減らすのともできるのだろう。 ・当たり前は、人の数だけある。 そのようなことを思いました。
1投稿日: 2023.09.21
powered by ブクログ精神科医の六麦克彦は、勤務する少年院で、ケーキを上手く三等分出来ない非行少年と出会った。 田町雪人、彼は仮退院式で、『もう誰も悲しませたくありません』と言っていた。 あれから4年。 まさか、再びこの場所で再開することになろうとは... 決して、犯罪=知的障害ではありませんが、そこに何か関係があるのか? 知的障害への対応の難しさに、考えさせられました。
11投稿日: 2023.09.15
powered by ブクログ新書とはまた違って、少年たちの表情が描かれているのがポイントだと思います。 実態だけがあり解決策は描かれていないので、読むとかなり疲れます。
0投稿日: 2023.09.05
powered by ブクログiQが低く家庭環境が悪い。 そんな少年たちが非行を繰り返す。 障害児として守られるべき存在が被害者となり、そして加害者となる。 初めて見る世界に驚いた。 少年院を出たあと、社会に出て頑張ろうとするが、そこでも認められず、結局犯罪を犯してしまう。 iQが低い障害児をどのように周りの人は対応するべきか。 家庭に問題がある場合はどうしたらいいのか… 現実を目の当たりにした。
1投稿日: 2023.03.27
powered by ブクログあなたの「普通」とわたしの「普通」と彼彼女の「普通」は果たして一致しているのか。 学校教材になる内容。 社会の有り様を考えさせられます。
3投稿日: 2023.03.20
powered by ブクログ聞いたことがあったので読んでみた。15分程度で読了できるため、是非沢山の人に読んでほしい作品。 「少年院」と聞くと、どうしても犯罪を犯した悪い人達が収容されている場所、と考えてしまっていたが、それだけではないことがよく理解できた。 勿論、犯罪を許容するつもりはないが、この本に登場する様な人物が非行に走らないように指導すること、それも大人の責任だと思った。
0投稿日: 2023.03.11
powered by ブクログりんご全部3分割にすればいいって考えちゃったてへ 模範解答ができなきゃいけないなんて思わないで済む世の中になればいいと常々思います
1投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログ紹介文を目にした時、これは読んでおくべきだなと使命感に強い気持ちで手に取りました。内容としてはタイトル通り重いものとなっている一方、文章は読みやすかったです。さまざまな意見があるものとは思いますが、日本の実状として、理解するきっかけをいただけた事に感謝しています。
1投稿日: 2022.07.31
powered by ブクログ障害グレーゾーンの少年少女を主な題材にしている作品。一人一人をしっかり深堀していてわかりやすいし面白い。原作が読みたくなった。 家族が原因にもなれば救いにもなるのが難しい。
1投稿日: 2022.07.27
powered by ブクログ原作は難しいのかな?と気にはなるけど避けてきた本でした。 漫画になったことにより、親近感と読みやすさが増してすっと話にのめり込むことができました。
2投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログニュースとか見てると自分には信じられないようなことしている人がいてびっくりするけど、こういう人たちもいるんだなあ...と複雑な気分になった。軽い知的障害を持っている上に罪を犯した、となるとやっぱり本人達はかなり生きづらいのかなぁ...と考えさせられたし、そういう子達が35人に1人もいるのは驚いた。 車校に通ってる時に、座学はどうしてこんな簡単なことを繰り返して強調するんだろうな、と思っていたけど、社会にはそういう子達がいるんだってことを当時の自分に教えてあげたい。 でもそういう子達を、かわいそうって思うのも違うと思うし、軽蔑するのももちろん間違っているし、自分はどうやって接していこうかなと思った。
1投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログ原作は未読。そのうち読みたい。 私は常々、どういう人間になるかは親の教育によるところも非常に大きいと思っている。 最近こういう事言うと怒る人多いけど。 何でもかんでも子供の性質のせいにする。 ケーキが切れないのは果たして本人に能力が無いからなのであろうか。 私は初めてホールのケーキを1人で切った時、うまく切れなかったと思う。4等分ならまだしも、3等分、6等分は難しい。それまでずっと親が切っていたし。 この本に出てくる少年達はホールのケーキを食べる機会が人生で一体何度あっただろうか。「当たり前の事ができない」の本質はそこではないか? 皆が当たり前と思っているホールのケーキを切る経験、これが無かったのではないか? 私は中学の頃、訪問した家の間取り図を書けと授業でいきなり言われ、部屋の配置は頭に完璧にあるのに、出来上がった図は意味不明の図形だった。(間取り図って書いてみると意外と難しいんですよ。私はブロック遊びなどをしてこなかったのでそのせいもあるかも。) 誰でも初めての事を完璧にはできないと思う。 ケーキを食べる機会がない子供というのが理解できないという人は、漫画の「透明なゆりかご」などを読んでみるといいかもしれない。あれはまだオブラートに包んで描いてある方だけど。 虐待され放置され、何も与えられず社会から切り離される子供達。ケーキなんてとてもじゃないがありつけないだろう。 ノンフィクション小説の「シーラという子」もいい。才能のある子供達がその才能を活かせないで陰鬱な人生を強いられている。 少年院に来た子供達が僅かずつ更正していくのも、やはり能力が完全に無いわけではないことを示しているのではないだろうか。 しかし、現実問題、親がちゃんと教育してこなかった子供を他人が何とかするのってすごく大変なんだよね。 最近何でも保育園が、幼稚園が、学校がちゃんと教育してくれない!って主張する人多いんだけど、一番やらなきゃいけないのはやっぱ親だよ。 機能不全家族に生まれた気の毒な子供達に教育リソースが割けるように、機能不全でない家はちゃんと教育、経験を子供にさせなきゃ。 そのためには女性の就職・職場復帰、男性の育休取得の困難を改善することが必須だろう。 なお、生まれつきの知能程度にばらつきはあるのだろうとは私も思う。 文字が書けない障害のように、ケーキが切れない障害もあるだろう。 そういう子供に不可能な事をやらせ続けるのはしてはいけないと思っているし、それだけで暗い人生を強いられることがあってはならないと思っている。 -----追記------ 出所しても犯行を繰り返してしまうことについて思うこと。 最近刑務所での人権とかうるさいよね。 刑務所入っても、危険はない作業・運動に3食健康なご飯。 睡眠はたっぷり取れる。 人とも話できる。 これって、外の世界よりよっぽどマシって人(少年)多いんじゃないか? 前科がついたからって交友関係が乏しかったら人目を気にする事もない。 経歴も別に詐称したってバレるもんでもない。 だったら、その時の感情に任せて思いっきり人を殴ったり、性的暴行した方がいいじゃん、て彼らは気づいてるんじゃない? 無敵の人ってやつか。 死刑にならない限り。 塀の中より、出てからのケアも大事では。 外の世界の方が自由で明るいことも多いよ、と教えられるような社会でないといけないのでは?
0投稿日: 2021.03.20
powered by ブクログ宮口幸治の「ケーキの切れない非行少年たち」を読んで、こちらも読んでみたいなと。 それにしても「ケーキの切れない~」で検索したらこちらが筆頭に表示されたのはびっくりした。でも、、、、本編を読んで思うんだけど、あれをどうマンガにしているんだろう????本書ではサラリと紹介した実事例を、オムニバス形式の事例集とかでつづっているのかな??どうマンガにしたのか、という視点から興味がある。
0投稿日: 2021.03.06
