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見た目レンタルショップ 化けの皮
見た目レンタルショップ 化けの皮
石川宏千花/小学館
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総合評価

22件)
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    見た目をレンタルできるという発想が面白い。しかも中身を入れ替えるんだから。中身を入れ替えるという設定をうまく使って、お話が作られている。短編集でもあるので、一つずつ読むことができて便利。こういう異能の話が好きな人にはおすすめ。

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    図書館で、表紙とタイトルに惹かれて手に取ってみた本。エピソードが盛りだくさんだった。学生ではないからか、あまり刺さるものはなかったけれど、庵路のキャラクターがとても魅力的だった。園路の過去が特によかった。

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    図書館でふと目についた本。見た目をレンタル出来るなんて面白そう!想像通りぐいぐい引き込まれとっても面白かったので一気に読んでしまった! ただレンタルしに来るお客さん目線の話だけでなく、店員の成長も描かれていてバックグラウンドなどを挟みつつ物語の軸がしっかりしたストーリーだった。 登場人物は皆イラストがあって想像力膨らませる。この人悪さしそう…と思うが実は優しい気遣いだったりして、人は見かけによらないな。 なりたい見た目になっても心までは変えることが出来ないなら化けの皮は必要ないかな。しかし化けてでも得たいなにかがある。それこそこの本が伝えたかったひとつなのかもしれない。 今の社会にも注目されている多様性にも多く触れている部分があるので、アニメやドラマ化したら面白そう! ティーンズルームに所蔵されてたけど大人でも楽しめた。

    12
    投稿日: 2023.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっと新鮮で不思議だった。 自分ではない姿になってみる物語は色々読んだことがあるけど、期限付きの入れ替わりで、入れ替わった自分が近くにいなければならない状況は初めてだった。 中高生向けに1話ずつ連載されていたものだから、内容としてはあっさりしていた。アフターストーリーとか色々気になるかも。

    1
    投稿日: 2023.04.08
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    ありがち。 けど視点を変えてみるって大事だよね。 1話で言えば、人は顔のつくりそのもので素敵かどうか決まるわけでなく、表示や仕草を含めての人の魅力だよね。

    0
    投稿日: 2022.12.17
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    一子相伝、血筋で男子にのみ狐を使役する能力が引き継がれてゆく一族の末裔である庵路。狐が客の言われた容姿に化け、中身を入れ替えるレンタルショップ<化けの皮>を開いた。見た目を変えた客は何を思い、何を感じるのか。客の姿で一定の範囲で行動を共にしなければいけない狐は人間の考えをどのように受け止め、何を得るのか。2019年頃、読売中高生新聞に約1年間連載されていたものの単行本化という事で続きはないのかもしれませんが設定とかは面白いので、シリーズ化希望。

    3
    投稿日: 2022.11.23
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    (放送原稿より) 見た目を変えてみたい、と思ったことはありませんか?たとえば、見た目が完璧美少女とかに変われば、きっと 悩みなんかなくなる!とか。逆に、いっそ、いかつーいおじさんになってみたいとか。 この本では、狐、そう、日本古来化けるといえば狐ですよね、その狐使いの一族のアンジという大学生が、 その狐の化ける力をつかって「見た目」を貸出しする、「見た目レンタルショップ」をはじめます。 「まとい」「ほのか」という双子の子ギツネが依頼者のリクエストの姿に化け、依頼者の中身といれかわる、 というしくみなんですが、その「まとい」「ほのか」の他にもちょっとなぞめいた狐たちも登場します。 頼んできた人が、どんな理由で頼んだのか、その見た目で何をして、どうなったのか、 10個のお話が って、それぞれにドラマがあって、自分だったらどうするかな~とか考えたりして、楽しく読めると思います。

    1
    投稿日: 2022.10.07
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    最初の話は想像してた通りの話でありきたりだなーって思ったけど、後半の方の話は男女の多様性を感じていい話だと思った。登場人物のキツネだった時の話が曖昧に感じた。

    1
    投稿日: 2022.05.22
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    化け狐と顔を変えられる「化けの皮」には様々なお客様がやってくる。 みんな、自分に自信がなかったり自分には出来ないと思い込んでいるが、自分と入れ替わったキツネが解決していく姿をみて自信を貰って去っていく。 出来ないことはないのだと改めて思わせてくれた本でした。

    1
    投稿日: 2022.02.08
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    見た目を変えれば人生が変わるかもしれないけれど、本当に必要なのは内面を変えることなのかも。シリーズで続きそう。

    0
    投稿日: 2021.09.21
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    化けキツネと人間が経営するお店の話です。 店の名前は「見た目レンタルショップ」で、そこでは様々な見た目を借りることが出来ます。この設定がとても面白かったです。ファンタジーが好きな方にお勧めです。

    1
    投稿日: 2021.06.28
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    普通に面白い物語でした。 小学校高学年ぐらいがメインの対象かな?なんて思いました。 後から物語の背景などが描かれていくタイプのお話なので、伏線が少しずつ回収されるのが焦ったいと思う人には不向きかも。 意外に「サラッ」と話が進むので、テンポ良く読めます。1話完結型なので、長いのが苦手な人におすすめ。

    2
    投稿日: 2021.05.02
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    レンタルしたい「見た目」ってなんだろう? その時限りなら色々となってみたい気はする…。レンタルしたことで前に進めるお客さんたちでよかった。庵路も狐たちも優しいなあ。 これシリーズになるのかな?

    1
    投稿日: 2021.04.26
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    7章あたりのエピソードから入ってくれたらもっと面白かったのになぁと思った。前半は名前にも設定にも入り込めずに読むのに苦労した。 血として狐使いもってる吾妻と、前の狐使い(吾妻の祖父)にも付き従っていた呉波と砂羽哉。若い狐の間問に帆ノ香。昔はもっと裏社会で活躍していたけど今は化けて客の望む見た目を客にレンタルする仕事をしている。 設定を最初にもってきて、一人一人のエピソードを詳しく書いたらもっと面白くなったような気がするけど、新聞連載だから、難しかったのかな。

    0
    投稿日: 2021.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    児童やヤングアダルトのジャンルかな。化け狐達と狐を使って見た目を入れ替えさせられる能力を持った血筋のお話。いろいろ謎も残されていて、続く物語か。吾妻といると不幸になるって、もし本当でも、それ母親が言うかねぇ

    1
    投稿日: 2021.03.07
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    出てくる登場人物のほとんどが善人に分類される人が多かったので読後感はすっきりしていたが展開を予想出来る事などから少し物足りなさがあったのが残念。

    0
    投稿日: 2021.03.04
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    率直に言ってつまらなかった。 これはラノベですね。 中高生新聞の連載作品ゆえか 新規読者のために毎回ルール説明。 あっさり終わる一話完結。 イケメン・美少女・可愛いキツネ、見た目を変えるという誰しも一度は憧れる要素を配置して生成した確かなキャッチーさ。 そしてそのキャッチーさの生成に力を尽くしてしまったのか、ともすれば読み捨てされるのも想定の範囲内なの?と思わせる軽さ。 心情描写に奥行きがなさすぎる。 ゲームで言えばキャラゲー。 キャラの造形と珍妙な名前で個性付けしているが、 挿絵も言うほど美少女か?って感じだし、 それぞれの名前が各キャラに定着しなくて誰かの名前が出てくるたび毎回「どのキャラだっけ?」ってなる。 要所要所で匂わせてくる悲しい過去にも同調に至るほどの実感的な描写が感じられなかった。 『創竜伝』にハマっていた頃のイタイケな私だったら楽しめたかもしれない。 余談だけど、 美男美女・美少年美少女の美しさを伝えるに 「目の覚めるような」とか「誰もが振り向く」みたいな枕詞の表現が昨今の作品に多くて辟易する。 作家としての責任を持ってきちんと美しさを描写して欲しい。 目を覚ます誰かや振り向く誰かに評価を丸投げしないで欲しい。 「敢えて描写しないことによって読者それぞれ好みの美人を思い描けるのだ」という理屈は逃げでしかなく、特に挿絵に想像力を挟む余地がない作品においてはご法度だと思います。

    1
    投稿日: 2021.02.13
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    狐を使役する一族の末裔である主人公、吾妻庵路が開いたレンタルショップ。 客の要望に合わせて見た目を変えられる。 見た目を変えると、人生は変わるだろうか? 10人のお客さま、お待たせいたしました。 いらっしゃいませ。 美少女になりたい若い女性のお客さま。 「こいつにはこんな程度でいいか」という態度とか、いきなり面と向かって投げかけられる「ブス!」という言葉。 だから私は今でも、時々胸が痛むし、それに何度も何度も、繰り返し繰り返し苦しめられてきた。 悲しい思いは忘れられない。 だからこそ「二度と思い出さないようにする」(160頁)ことをお勧めする。 相手の悪意に対して悪意で返しても、悲しい思いは消えない。 それを昇華できる強さが誰にでも、いつでもあるわけじゃない。 忘れることがいいことかは分からないけれど、何十年も苦しめられることじゃない。 「逃げる」「忘れる」コマンドはここぞの時に使っていいのだ。 大人になりたいお客さま。 大人の中には、助けてくれない人もいる。 それは悲しいけれど、事実としてある。 優しいふりをして傷つける人もいる。 だけど、誰も、助けてくれないなんてことはない。 力が及ばないとしても、助けようとしてくれる人はいる。 綺麗事だとしても、そんな大人ばかりではない。 本当だよ。 店長のお母さま。 借りたい見た目はない、(205頁)と言い切ったあなたは素敵です。 誰のためではない人生を大切に生きる。 そのことは、店長の生きる縁になるでしょう。 綺麗な言葉だけでは、助けになることはないかもしれない。 心動かないこともあるだろう。 悲しみを押し殺してしまって、手を振り払ってしまったとしても、別の手にだったら掴まれるかもしれない。 私は振り払われたとしても、なんの役にも立たないかもしれないけれど、それでも私は、 たくさんたくさん砂粒のような言葉を繋いで、誰かを助けたい。

    0
    投稿日: 2021.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読売中高生新聞の連載を単行本化したものなのであまりダークさやドロドロした感じはなく、どの話もわりとすっきりとした読後感を与えてくれる。その分少し物足りない印象も。 1話完結の構成だとは知らず、見た目レンタルというと容姿に悩む中高生が主人公の物語だと予想していたのだけど、子どもからおじさんまでさまざまな動機でやってくるのが新鮮だった。 あと人間の姿のときは容姿端麗の真問が、「自分が化け狐だと分かったら人はどう思うのだろうか」と容姿だけで評価される人間の葛藤もちらりと描かれていたのも良い。 ただネグレクトを受けていた女の子の話はこのページ数に収めるには重すぎる気がしてそれでいいのかなあと若干複雑な気持ちに。 個人的には、中島先輩のラストがとてもよかったのと、過去の復讐を果たそうとする26歳の女性の話が印象的だった。 この世でいちばんの復讐って、何なんでしょう。

    0
    投稿日: 2021.01.24
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    石川さんの作品が元々好きだったのと、表紙の絵に惹かれて手に取りました。 見た目レンタルってどういうこと? 化けの皮って怖いのかな? って思っていましたが、怖さとかは特になく、面白かったです。 見た目の変え方が特徴的、お客さん達の設定や何故見た目を変えたいのかの理由も様々で、飽きずにスラスラ読み進められました。 多種多様、感じ方、考え方も人それぞれ。 個人的にはレンタル契約①とレンタル契約⑨が特に好きなお話でした。

    1
    投稿日: 2021.01.13
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    待ってました〜! 私の中の石川宏千花さんと言ったら『お面屋たまよし』ですがこの作品はその、たまよし系列… 絶対にシリーズ化していただきたい!!

    0
    投稿日: 2020.12.24
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    『お面屋たまよし』と同じく、見た目を変えたいお客の要望を叶えるお店。たまよしはブラックだったけど、こちらは人間の良い面を手助けするタイプで、とても気に入った。シリーズが長く続いてほしい!

    1
    投稿日: 2020.12.02