
総合評価
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powered by ブクログ異形と人間が結ぶ、様々な形の親愛を描いた短編集。どの関係も、善とも悪とも断言できない不安定さを内包している。感情のあわいに切り込んでいく観点は、『言葉の獣』と同じだけど、そちらの方がつきつめて言語化していく点で好み。
0投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ『言葉の獣』(鯨庭)の関連で知った『千の夏と夢』。 「昔から語り継がれてきた伝説上の生物に関する物語はこういうお話もあったかもしれないよね」と想像を掻き立てられ、 読むスピードと涙で目が赤くなる速度が速かった1冊でした。 本書を読む以前から【龍】について読んできた感想としましては、 久々に妙心寺の鳴き龍のような【東洋らしい威厳ある顔つきの龍】を見た気がしました。
0投稿日: 2023.08.24
powered by ブクログすごくよかった。いとしくておいしいが特にぎゅっときた。昨年病で亡くなったずっと本の貸し借りをしあってきた親友に読ませたいよ。きっとぎゅっとなったはず。
0投稿日: 2023.04.26
powered by ブクログ5話収録。 書籍タイトルには『夏』と含まれているが、作中で明確に夏と伝わってくるのは5話目の表題作のみ。 1・2話目はそれぞれ夢幻のようなおとぎ話。 3・4話目は現代にほど近い近代世界をベースに描いたと思しき連作。 5話目は明らかに現代日本が舞台の奇譚。 いずれの話にも空想上の生物が登場し、共通してみられるのはそれら未知なるものへの’畏れ’と’交流’。 そして、いずれからも作者の激情が見て取れる作品集。 諦めや欲・もどかしさなどから湧き上がる’怒り’が思いの外どストレートに表現されている印象。 中でも〈ばかな鬼〉の話が個人的に好き。 表紙絵は大変圧巻だが、生物の質感というか羽毛の感じや細かな毛並みの雰囲気までが伝わってくる。 1刷 2022.7.24
7投稿日: 2022.07.24
powered by ブクログ龍やケンタウロス、グリフォンなどの幻獣が出てくる短編集。昔昔の時代から近未来と思われる時代までを神々しい幻獣と共に叙情的に描かれてる。ファンタジーさもありつつ、人間の愚かさ、優しさとは何か、家族の絆を考えさせられて、心が温かくなる物語なんだけど切なさも感じて、読んでたらなぜか愛犬をもっと大事にしたくなった。動物好きな人にもおすすめしたい。心が痛くなるシーンも少しあるけど。
1投稿日: 2021.07.24
powered by ブクログ神楽坂のカモメBOOKSさんに御書印をもらいにいって、目が合った本。 ー思いー って解ったほうが良いの?
0投稿日: 2021.07.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・いとしくておいしい ……龍神と生贄の人間 ・ばかな鬼 ……鬼コノハナと人間の子シナツ ・君はそれでも優しかった ……ケンタウロスのユウと人間アイ(とローガン) ・僕のジル ……ヒポグリフとローガン ・千の夏と夢 ……千夏と父と思いきや 人外を描く「とつくにの少女」のながべと同じ路線? しかし龍神の緻密さ! 凄い! 孤独と幸せと。 詩画集「呟きの遠吠え」(プールのあとの授業のツイート!!)、 つい先日「言葉の獣」を連載を始めたのだとか。 楽しみな作家に出会えた。
6投稿日: 2021.07.09
powered by ブクログ龍や鬼、ケンタウロスといった幻獣を題材にした短編集。内容もファンタジーからSFまで多様。収録作の中では「ばかな鬼」が造形を含めて一番好みかな。
0投稿日: 2020.12.07
powered by ブクログ最高。一言で言うとこれ。ゆっくりと世界に浸っていたいし、読み進めるのがもったいない。 せつなさとかやるせなさとか、そういったものが満ちていて、そしてそれでも人々の心は、営みは美しいなって思う。そこに、龍とかグリフィンとか出てきたら……最高でしょ? 何度でも読み返したくなる。平穏だけでなく、心に少し引っ掻き傷を残してゆくこの作品は、傑作だ。
2投稿日: 2020.11.30
