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日本人が気付かない 世界一素晴らしい国・日本
日本人が気付かない 世界一素晴らしい国・日本
ケビン・M・ドーク/ワック
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総合評価

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    高校生の時に日本にローターリークラブの交換留学生としてやってきた作者は、日本びいきとなり、日本近代史やナショナリズムを研究し、今は京都に住んでいるという。この本では、明治維新における近代化、天皇制度、靖国神社、経済成長、宗教、日常の美意識などについて、好意的に述べている。日本の良さとして、寛容、思いやり、天皇の3つを挙げている。また、金だけを出して国を守るのはお上がやってくれという町人国家はよくないといい、憲法第9条の問題にまで踏み込んでいる。アメリカは左傾化していて、自由ならなんでもいい、個人が良ければいい風潮が広がっており、マスコミ、ジャーナリズムもそうだという。さて日本はというところだろう。 平易な文章で書かれていて、内容は分かりやすいが、自分にとって、いろいろ考えなければいけないなということを提案してくれていると思う。ナショナリズム、天皇制度、宗教、美意識、第9条、防衛問題などだ。ここに挙げるだけでなく、自分が考えなくては。

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    投稿日: 2019.08.16