
総合評価
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powered by ブクログ谷川俊太郎さんと俵万智さんの対談を読んだので今度は谷川俊太郎さんの詩集から 「魂に触れる」 私も『アマデウス』という映画が好きで、何度も何度も繰り返し観た。サリエリの妬みもモーツァルトの音楽によって昇華される。モーツァルトの魂に触れて。クラリネット協奏曲のアダージョが死後の世界の平安へと誘う。 「音楽のように」 言葉で音楽を超えようとした作者が、音楽に限りなく憧れている。音楽には「心を空へ放す力」がある。哀しみを包み、洗い流す力もある。谷川俊太郎さんはそれをみごとに表現している。言葉の力で。 「なみだうた」 言葉で呼んでしまってはいけない感情を 「自分が隠れた大きな流れにひたされているような気持ち」と表現する谷川俊太郎さん。心の奥底にずっとずっとありつづけた哀しみや喜びの源泉。そこから湧きあがるものにひたされているような気持ちをかんたんな言葉で括ってはいけないのだ。そこからこぼれ落ちる気持ちを言葉にし続けていたのが谷川俊太郎さんなのだろう。
80投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログ#2奈良県立図書情報館ビブリオバトル「冒険・ADVENTURE」で紹介された本です。 2011.5.21 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-610.html?sp
0投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ愛の次は音楽と考えればいいか。 そういえば、モーツァルトの曲って意識して聞いたことなかったな。。
1投稿日: 2023.10.13
powered by ブクログ図書館。堀内誠一氏の絵本を探していて、偶然この詩集を知った。谷川俊太郎氏の詩は、大学の合唱団に所属していた頃に何度か歌っている。 私は詩人ではないし語彙も表現力もないので、こうとしか言えなくて申し訳ない。超良い。 特に表題「モーツァルトを聴く人」の一節、「あまりに無防備に世界全体にむけられる睦言/この世にあるはずがない優しすぎる愛撫」には同意しすぎて首がもげるかと思った。語彙が卑近でごめん。 また、「音楽のように」にある「音楽のように許し/音楽のように許されたい/音楽のように死すべきからだを抱きとめ/心を空へ放してやりたい」にも完全同意。語彙がオタクで申し訳ない。 音楽に関する詩はまど・みちおの「おんがく」が一番好きだと思っていたけれど、谷川俊太郎氏のこの一冊は、モーツァルトの音楽にとても似ていて気持ちよかった。変な詩もあったけど、良かった。
1投稿日: 2023.08.16
