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諸星大二郎劇場(第6集 アリスとシェエラザード~騙し絵の館~)
諸星大二郎劇場(第6集 アリスとシェエラザード~騙し絵の館~)
諸星大二郎/小学館
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総合評価

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    出版されてたことに気づかず、手にするのが遅れた。 いつもの怖くなくてチョッと脱力する諸星先生のホラーモノ。 表題作の「騙し絵の館」でアリスが絵に置く手の線がヒドイな。先生はもうお幾つになったかな。とか言いつつ、やはり眼の描き方は好きだな。 PCはおろか、スクリーントーンもあまり使われてないと思う。 こんな漫画家の新作を待っているファンが僕を含めて沢山いるのだから、これからも書き続けて戴きたい。

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    投稿日: 2025.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    諸星先生がお元気で嬉しい。 第17話 騙し絵の館 第18話 メイドが来たりて皿が飛ぶ 第19話 赤い屋根の家 第20話 顔を盗まれた女 第21話 スージーの冒険 第22話 幽霊たちの秘密 第23話 ゴースト・アンド・マミィ 第24話 驚異の部屋《ヴンダー・カンマー》への招待

    5
    投稿日: 2025.08.18
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    アリスとシェエラザードコンビの第三弾〜騙し絵の館〜。諸星大二郎劇場でいうと第六集です。 メイドのスージーという少女が加わりトリオになるのかな、と思われますが、彼女は彼女自体が思春期特有の怪奇現象と付き合っている状態なので、それぞれ別の挿話として外伝みたいな形になるのでしょう。 「顔を温まれた女」の執念の怖さ。シンプルにビジュアルの怖さもあるお話で、一番の恐怖を感じました。美しさに執着した結果の復讐劇だけど、被害者も加害者も感情の強さが印象深い。 一つ一つは怪異であるけども、蓋を開けてみればお笑い種の「幽霊たちの秘密」。風が吹けば桶屋が儲かる、みたいな勢いの展開が妙に笑いを誘います。 希少品を求める「ゴースト・アンド・マミィ」。殺人を繰り返し、その道具として使っていたシーツを怪異の希少品として売り捌き整形を立てている犯人たちは論外ですが、希少な品であれば真贋も貴賎も問わず手に入れたいという貴族の面々の精神も如何なものか、と考えさせられるお話。さらっと登場した猿の手にニヤリとしてしまった。希少品愛好家たちの収集癖の功罪が垣間見えますね。略奪博物館というような、大英博物館の収蔵物に関してのものがあったように記憶しているけど、それに意識しているような感じがしました。まあ、鼻持ちならない好事家がいたからこそ後世に残った歴史的遺産もあることでしょうし、一概には言えないことかな。 断捨離やらミニマリストやらを、執拗に提案してくるのはゲンナリです。 個人でやる分にはご自由に、なスタンスなので、こちらにも干渉しないでいただきたい。別にゴミ屋敷にはしないので。 あなたにとって興味がないものは、世界・社会にとって意味がないものではないのですよ。もちろん、自分にとって興味のあるものが、世界・社会にとって意味があるかといわれれば、必ずしもそうではないですが。 互いにそこを踏まえて、互いを尊重していきましょうよ。 なんか愚痴を言い出してしまったな。たまってるんだな。

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    投稿日: 2025.08.13