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魔女と猟犬
魔女と猟犬
カミツキレイニー、LAM/小学館
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者初読。KU。最近は1巻では世界観の説明で本格的には2巻以降から・・・といったものを読む機会が多かったため、展開の速さに驚きつつページを捲る手が止まらなかった。そして主要人物と思われていた登場人物たちがバタバタと死んでいく。そうか、これがダークファンタジーというやつだ!と納得。魔女様は意外にも普通(?)に話が通じる人といった印象で、表紙ほどの禍々しさは感じなかった。むしろ魔女ではない人たちの方がよっぽど狡猾で傲慢でちょっと好きにはなれないタイプが多かった。今後ざまぁ展開があるのかな?続きが楽しみ。

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    投稿日: 2025.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025/2/12 読了 転生しないファンタジーで、魔法が特別な世界の物語です。 おもしろかった! 姫さまと、暗殺者の馴れ初めはないけれど、少しの国家間の政治があり、登場人物の生い立ちもあり、対抗勢力もほどよく悪な感じでした。 お気に入りの騎士団団長のハートランドは、退場してしまったのは残念。 場面転換も読みやすく、ちょうどよかったです。 続きも読みます!

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    投稿日: 2025.02.12
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    魔法の力を独占し、領土を拡大しようとする強国とそれに争おうとする弱小国家の情景描写がよく出来ている。世界観がミッシリとしているので、まさに本格的なダークファンタジー。 しかも容赦なく人が死んでいく。色々と死んでいく。それぐらいに使われている魔法は残酷で、ダークファンタジーの良さが出ている。 世界観の描写もよく、それぞれ国の特徴的な部分も詳細に書かれているので想像がしやすい。どんな人たちが生きて、どんな生活をしているのかよく分かる。しかもキャラクターが生き生きとしている様子が本当に手に取るようにして分かる。 そんな明るい面とは対照的に、後半になるにつれてやべえ一面を覗かせる物語。策略が入り乱れ、裏切りに裏切りが重ねられて、これほど胸糞悪くなる悪役を作ることが出来るのが感服。素直に凄いと思う。さらに最後は主人公側の勝利では必ず終わらせないってところが、もうね。やっぱりダークファンタジーの醍醐味ではないでしょうか。 文句なんてないです。 とても、とても面白かったです。

    0
    投稿日: 2024.10.06
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    大国間の政治的な動きを背景に、様々なキャラクターがそれぞれの思惑で動き生まれるドラマに見ていて引き込まれました。特に魔女という存在が物語の鍵になっていて最強の存在である魔女がどのように物語に入っていくのか気になり先へ先へと読み進める事が出来ました。 特に後半の展開は目が話せない物になっていて引き込まれました。次巻への引きも気になる一巻だったと思います

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    投稿日: 2023.06.27
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    聞きなれない固有名詞が多くて、登場人物の印象づけも少ないので読んでいて結構混乱する。故郷とは別の国で物語が始まり、別の国にいるまま終わるので主人公たちよバックボーンに感情移入しづらい。 その割に必要ない無駄なシーンが結構あって冗長な気がする。核となる部分に魅力は感じるのだけど……

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    投稿日: 2021.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小国キャンパスフェロー、大国アメリアに飲まれそうになるのを阻止するため、領主バドは世界中から畏怖の対象になっている魔女を自国の味方にしようという前代未聞の作戦を建てる。そしてバドの傍らには黒犬と呼ばれる暗殺者ロロが控えていた。 キャンパスフェローとレーヴェ、どちらも大国からの侵略に対抗しようとする小国だ。序盤はお互いに手を取り合って大国への次の一手を指そう。中盤から互いの目的が噛み合わず、相手方が何を隠しているのかの腹の探り合い。そして終盤で目的達成のためのバトル。 平坦な道を歩み始め、それが徐々に激しい下り坂になり、最後には坂道を転がり落ちるキャンパスフェロー。敵はハメる側で準備万端、戦力も十二分にあり、絶望的状況な上、味方を減らすのに躊躇いがない。作者の容赦ない書き方はご都合主義を排除していて個人的には好きだ。ただ、苦手な人は苦手かもしれないな~とは思う作品だ。

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    投稿日: 2021.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    題名と表紙のインパクトに釣られて購入、内容は人間同士が織り成す陰謀と策略の連続。 ただただ利用されるだけの魔女という存在が、いい感じに物語の刺激になってて面白かった。

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    投稿日: 2020.12.18
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    目を引く美しい表紙と高評価につられて購入した本作。 素晴らしいダークファンタジーでした。 世界観に没頭できるものを、求めていた。 ファンタジーで育った私は、大人になってからも剣と魔法を夢見てライトノベルに手を出してきました。しかしどれも物足りなく、騎士も魔法も竜も主人公の引き立て役でしかなかった。 この作品は、きちんと世界に息づく人たちを描いている。 もちろん楽しいことばかりではない。そこには裏切り、謀略、そして死があった。 強いだけじゃない主人公も魔女も、これからどうこの世界を生き抜いていくのか。 ぜひ続きを読みたいと思う作品だった。

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    投稿日: 2020.10.26