
総合評価
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powered by ブクログ入院患者の連続不審死が発生したE病院。噂を聞きつけたフリー記者は独自に関係者にインタビューをする。すると渦中に1人の看護師の存在が浮き彫りになってくる。仕事が遅く、物事の伝達も下手で、周りをイライラさせてしまう。しかし、取材を進めていくうちに違和感が生まれてくる。彼女は本当に悪者なのか?誰かが彼女を悪者に仕立て上げているのではないか? どこにでも起こりうる集団社会の闇を暴き出すミステリー。やはり、本当に怖いのは妖怪でもお化けでもなく、生きている人間としか思えない作品。
1投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
たくさんの人から語られるとある人物。良いことや悪いことも様々な言い分があるので、いい人なのかも、でもやっぱり悪い人なのかもと見事に作者の手のひらで転がされていた。 中盤から良い印象と悪い印象の差があまりにありすぎて、違う人物のことを言っている?と分かってしまった。
1投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログ入院患者の不審死が相次ぐ病院があり、患者の容態急変にはすべて1人の看護師が関わっているらしい。 友人からの情報に興味を持ったフリーの雑誌記者が関係者への取材を開始するが……。 集団社会のストレスが生む歪みと悪意を描くサスペンスミステリー。 ◇ 真中さんもあやしいと、はじめに言い出したのは菊村さんでした。 入院患者が連続して不審死を遂げた、K県のO病院で起きた事件。それと似たような連続不審死がうちの病院でもあったのです。 O病院では点滴に薬物を混入したとして逮捕された看護師がいましたが、うちでも真中さんが同様のことをしたんじゃないかと菊村さんは疑っていました。高齢の患者の容態が急変するのは、真中さんが夜勤をしたあとだからというのが理由だそうです。 真中さんは口下手というか、連絡や申し送りが適切にできないところがありました。また連絡事項を聞いてもメモも取らずに聞き流し、やるべき業務を忘れてしまう。そのことを咎めても言い訳ばかりするのです。看護師としての何かが真中さんには欠けている、としか思えませんでした。 だから真中さんを疑っているのは菊村さんだけではなかったと思います。 ( 序章「萩野真波」) ※序章と終章を含め全11章からなる。 * * * * * 物語は基本的に、記者の取材に応じた事件関係者の話で進んでいくのですが、読みはじめに各章のタイトルを見て不思議に思ったことがありました。それは、本編以外の序章と終章の意味です。 ちなみに各章のタイトルは以下のようになっています。 序 章 萩野真波 第1章 植松佑喜子 第2章 梅田登季子 第3章 菊村美知 第4章 佐倉早織 第5章 蓮沼佳澄 第6章 栗林明里 第7章 稲本亜須香 第8章 市井洋子 第9章 真中祐実 終 章 記者 終章「記者」はわかりやすい。取材内容から組み立てた記者の推理で、物語の「結」部に当たるはずです。 第9章「真中祐実」も予想がつきます。容疑者と目される当人の述懐なので、「転」部に当たるのでしょう。 では序章と第1〜8章の違いは何なのか。 どちらも第三者への取材なのに、「萩野真波」を「起」部に持ってくることで、それ以外の8人とは差別化を図っているように見えます。 そのことが妙に気になりました。 ( どちらかと言うと迂闊者で、ニブいところのある私には珍しいのですが……。) 閑話休題。 多忙を極め責任も重いのにそれに見合った報酬が得られない現場仕事。たしかにストレスが溜まります。他人を思いやる余裕などなくなるでしょうし、要領が悪く仕事が遅い人の分をカバーせざるを得ない状況なら不快感を抱くのも理解できます。 けれど怖いのは、立場や気持ちの弱い相手に対し、明確な悪意を持ったりストレスのはけ口にしてしまう人間が少なからずいて、そんな輩が集団内で幅を利かせているということです。 本作では、真中さんという正直で不器用な看護師が意地の悪い先輩看護師から悪意をぶつけられていました。 真中さんは結局退職に追い込まれてしまうのですが、辞めてからも連続不審死の容疑者扱いされたりしています。 何にせよ、自身のウサ晴らしのために患者に危害を加えるような人には看護師になってほしくないし、そんな看護師を雇用する病院など存在してほしくないと強く思いました。 大筋については予想できるようなわかりやすいミステリーでしたが、人間の醜悪な部分や、悪意というものが砒素のようにジワジワと人を侵していくさまが、あり得そうな範囲で描かれていたところに恐ろしさを感じました。
58投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ看護師の闇を見た感じがしたね、 実際に、働いてて、うわ、わかるこの気持ちとかあるし、薬とかね。わかるって思うこともあって、リアルだなって感じ。 あとは、看護師とかじゃなくて、人間の闇だよね。 先入観から、普通に真中さんが犯人でヤバいやつと思って読んでたけど、言い出しっぺがやばいやつだったっていう話。人間こえー あとは、看護師は身内に優しくないがじわる。 移されたくないからとか言う理由なのもおもろい。 人間の軸的なのとか、人間性とか、人柄とか、芯の部分、核の部分は、目に見える物じゃないけど、だから、大事よね。 それって、言葉とか態度とか、絶対に伝わるもんだからすげーんだよなー。 看護師って、それが結構大きく影響するから人間性鍛えないとと思わされる。
2投稿日: 2024.12.20
powered by ブクログある病院で不審な死が続いた事について取材している記者が関係者に話を聞いていく中で真相に迫っていくストーリー。 それぞれの人物の角度からその時感じていたことを追っていく事で、少しずつ真実が明かされていく緊張感があった。 恩田陸のQ&Aを思い出しながら読んだ。
11投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ある看護師が勤務の時にだけ亡くなる人が多い、そんな事件を週刊誌の記者が探る。 同僚、患者、母親などそれそれがいいたくないような顔をしながら不満を噴出させる、その様子がイライラする…小説なのでそれを楽しめます。悪魔も真中さんも、そんな人いるいる…って。 面白かったです。 加藤元さん、顔写真を拝見して女性だと初めて知りました。
0投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
淡々と関係者のヒアリングが行われる形で物語が進んでいきますが、個人的にはその中に抑揚が少なかったのではないかと思いました。 推理という観点からは、面白みを感じれる気がしますが、あえて実名を使わずに進められる構成は個人的には好みではなかったです。
5投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログ病院で患者の連続不審死が発生。1人の看護婦に疑惑が集中するが… 関係者の証言形式のみで構成された、また私好みの作品。 読んでいくうちにそれぞれの証言が食い違い… 違和感を感じてるうちに、この人かと気付いた瞬間アドレナリン出た気がしました
0投稿日: 2024.06.02
powered by ブクログ入院患者の連続不審死から疑いはある女性看護士に向けられる。 一人の女性看護士の行動を証言者たちは語っていくのだが… 問題児だった彼女がやはり犯人なのか…と。 証言者たちの供述に「やっぱりこの人のこと」だと思っていたのが、根底から覆された。 根拠のない先入観で意のままに騙された…という感じで、恐くなった。 これが、フェイクニュースの蔓延する現代社会の病理の象徴なのか…。 このような悪意が近くに潜んでいるとしたらたまらない。
55投稿日: 2024.05.16
powered by ブクログ相次ぐ入院患者の死と、怪しい看護師の噂。 記者のインタビュー形式で話はすすんでいく。 まあオチが読める感じではあったけど、さくっと読み切れるので楽しめた。 イヤミスというか、じとっとした湿度のある雰囲気。
7投稿日: 2024.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「まなちゃん」表記に違和感を覚えて目次見たらすぐわかってしまうトリックだった。 時間をかけず一気に読むのが楽かな。 個人的にはサクッと読めたのはいいけどあんまり興味の惹かれる内容ではなかった。
0投稿日: 2024.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人物が記者のインタビューに応じているという形式を通して、話しているその人物本人の「いい人」「悪い人」「偏った人」「信頼できる人」という人間性のようなものが見えてくる。 真っ直ぐで率直な佐倉さんのあと、蓮村さんというバランス感覚もあり信頼できそう!という人物の登場でいっきに流れが変わる。 そこからの「まなちゃん」だったので、「真中さん」ではないのだろう、と。他の感想を書いている人と同じく最初の人物の名前を確認。そこからはハラハラ感はなくなってしまいました。本の帯や書店で煽り過ぎだったのでは?前情報なければ、もっとハラハラできたのかもだけど、前情報なかったら、読まないかもしれないし、、、他の人と同じく、この作家さんの別の作品も読んでみたいとは思いました。 真中さんの章で、真中さんの発言をもっとわかりにくいごちゃごちゃ感を出して欲しかった。だから、利用されちゃうんだよ!みたいな。 読み終わったあとの「何だったんだろう感」が何だか尻すぼみな終わり方。まなちゃんのお母さんは気分屋、自分勝手、考えが甘い。まなちゃんはまなちゃんで昔から性格に難あり。拗らせ街道を突き進む話。子どものときも、よくしてくれたお友達に対して利用するだけの存在として認識。大人になっても真中さんを操り、居場所をなくさせる。その他、人殺しをしたかも??
2投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログ何の情報もなく読み始めたら疑わなかった。 ここで、ネタバレ以外の口コミ読んでいたので、途中で察しはついたけど、最後をどうやってもっていくのかな?と気になりあっという間に完読しました。 一気読みしないと人間関係がわからなくなるかも?でも一気読みしたくなる文体だったので、問題なしでした。
0投稿日: 2024.01.18
powered by ブクログ一気読み。 湊かなえの告白のような文体で、11人の人間の証言から真実に繋がっていく。 悪魔の看護師がいる。 この悪魔に迫る。 これがまた、うまい!! わかる!こんな女いるわあーっていう同意と、いるいる!こういうやたら調子いい女! とか、 そうそう、よくわかんないけど仲間はずれだけはされたくなくて、うんうん、それわかるわかるーって絶対わかってないのに言ってのけるやつ。 ↑こういうやつは、大概、あとで色々言ってんだよなぁ、陰で。 とか。笑笑 とにかく女所帯あるある!!笑 すっげー鈍くてみてるだけでイラつくやつもいるいるあるある。 ただただ、悪口が言いたい女も、あるある!笑 でも、なんだかんだいってその全部を楽しめちゃうのが女ってやつなのよねぇ。って思いつつ読むともーたまらん。笑 嫌なやつも、まぁそうでないやつも、何だかわからんやつも、なんか全て身近にもいるし、自分もそういうとこあんのよ。のオンパレードがもうたまりません! 加藤元さん、ハマりました。
2投稿日: 2023.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初「なんだなんだ?」となりながら読み始めて、読み進めるほど状況が理解出来ていく系。 そして完全に理解出来たと思ったところで、置いていかれる。そしてまんまと衝撃の事実を突きつけられる。(それが楽しいからミステリを読んでいるところがある。)この本もそういう系でした。 人間の嫌な部分が表現するのが上手いですね。 誰かの意見だけで誰かを判断して、別の面から見たら良い人だったりして。自分の浅はかさを突きつけられました。
1投稿日: 2023.11.06
powered by ブクログ記者の取材、インタビューを読んでいるかのような文章で世界に入りやすい。 読めば読むほど先が気になる展開で一気読みしてしまった。 人間不信になりそうなので精神が安定していない時は注意。
37投稿日: 2023.10.16
powered by ブクログこういった語り調の小説、あまり得意じゃないんですが…面白かった。 初めからグングン引き込まれて一気読み。 途中からオチは見えてしまうけれど彼女達の表と裏の顔、何が嘘で何が真実?それに魅了されました。 悪意は悪魔になるのだ。 本筋とはあまり関係ないけれど途中に出てくる患者さんの言葉「私は人間なんです。人間でいさせてください」 この言葉が印象的だった。
10投稿日: 2023.09.11
powered by ブクログE病院で入院患者の連続不審死が発生。噂を聞きつけた週刊誌のフリー記者は、独自に調査を始める。同僚への聞き込みの結果、疑いは一人の女性看護師に。コミュニケーションが苦手で不器用。院内では問題児だった彼女。だが、証言者たちの供述に記者は違和感を覚える…。誰もが表と裏の顔を持っている。何が真実で何が嘘なのか。集団社会に潜む人間の悪意を描く長編ミステリー。 「連続不審死事件ってあったでしょう。真中さんもあやしくない?」 そんなセリフで始まるこの物語。その「真中さん」という看護師について、とあるフリーの記者が取材するかんじで進む。 お荷物看護師がいた病院。その病棟の看護師からは、みんな嫌われていた。とにかく忙しい業種なのに、ちんたら仕事をして、ペアになった人を3倍の働かせる。そして、社会人としては大事で、人の命を預かる看護師としては重大な報連相が出来ない。 もうこんな人が同じ職場にいたらブチ切れだよね。って思いながら読んだ。まぁ、職場の人間関係がヤバそうな雰囲気はしてる。お荷物看護師を生贄にして、みんなのストレスをぶつけられてるサンドバックみたいなかんじ。でも、仕事が出来ないんだから仕方ないよね、と。 しかし、記者のインタビューが進んでいくうちに、何か少し違和感を感じてくる。仕事が出来ないお荷物看護師をみんな悪く言う。しかし、その中でも「彼女は…」と少し庇うようなことを言い出す人が現れ始めるところから、なんだか薄っすら寒いような、少し怖い話を読んでいるような気分になってくる。 イヤミスなのかと聞かれると、そうだとも違うとも言えないかんじ。だけど、なんか少し不気味な感じがするの、って言いたい。そして、物語を読み終わった後に表紙を改めて見ると怖くなる。 2023.731 読了
0投稿日: 2023.07.31
powered by ブクログまぁまぁおもしろかった。自分の何かためになったか?と言われるとまったく心に残るものはないけど、物語として楽しめた。
1投稿日: 2023.05.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2023.4.30読了 ある病院で、同時期に立て続けに患者が死亡する出来事が起こる。 患者の死亡に事件の疑いは無かったのか?事件を追う記者が関係者の話を聞くと、そこに一人の疑わしき人物が浮かび上がる。それは病棟看護師の一人、真中だった。 複数の人物による語りの形で、事件や真中の人と形が描き出されていくが、それぞれの主観で語られる為、何が真実かが分からなくなっていく。 誰かが嘘をついている?それとも… 答え合わせよりも、何が本当なのかを推理するのが面白い作品。
5投稿日: 2023.04.30
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しかけや結末は予想通りで、もう一段階欲しかったところ。 それとも私が気づいていないだけで、もう一段階あるか……?記者の無自覚の悪意(情報提供者を明かしていること)から発展あるかと期待した。 悪意も悪意としてわかりやすく描かれていたので、さくさく読めるイヤミスでした。 タイトルは医者のセリフだと思っていたので、実は医者でした、とかね。
2投稿日: 2023.04.19
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私の中でまだ、ましで良さそうな人がいたので 迷いましたが、最後の方になるまでわかりませんでした。 シフト希望やメモ取りのくだりでは違和感がありました。夜勤は仕事内容の割に手当が入るので有難い勤務だったりもするので。 そこの違和感は、正しかったんだなと後々思いました。 まなかさんも、辞めてから通院されていたとのことですが、一方犯人は小さい頃から何らかの障害だったのかなと思いました。犯人の異父姉妹とのくだりで機嫌が直ぐに悪くなるとか出るのでサイコパスと言われればそれまでですけど、何らかの障害や病気があったのかな、と。育てにくい子ともありましたし、育てにくいでは済まされないし、育てにくいにも大概度が過ぎてますけどね、、、。 私は真中さんタイプど真ん中なので、菊のつく同僚の真中さんに対する思考が知れて一つ勉強になりました。 今後に生かします笑
1投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん、ちょっと期待を高め過ぎた感はある。 登場人物達それぞれの独白により、徐々に全貌が明らかになっていく形式の医療(風)ミステリー。 謎解きとしては’誰が?’を解き明かすのがメインになるのだが、物語残り100ページ(あと3分の1くらい)の段階でヒントというかほぼ答えを明かしてしまい、それでそのままひっくり返す事なくゴールインしてしまうので正直あっけない。ミスリードだろうかと警戒して行ったけど延々と答え合わせを読んでいるだけだったので残念。登場人物の多さの割に容疑者候補が少な過ぎるのも物足りなさの一因。 ’誰が?’に全振りしているので動機や手法についてはうやむやのままなのもモヤモヤポイント。生まれつきの気質・サイコ感を出したいのであればもっと凄惨でアクの強い演出が欲しかった。 また、医療モノならではの専門的でいかにも訳分からん、みたいな空気が薄いのも何というか、これだったら例えば保育士の設定にまんま置き換えてもいけちゃうんじゃないかみたいな、もっともっと深い説得力が欲しかった。 けど、解説の通り加藤元先生のお人柄というか本当に優しい良い人なんだろうな、という事は伝わってきたので他の作品も読んでみたいなと思いました。 4刷 2023.3.30
9投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログインタビュー形式で進んでいくから読みやすい。 手記とかあったことを淡々と書き進めていくタイプが苦手であれば苦痛だと思う。
0投稿日: 2023.03.07
powered by ブクログわりとさらっと読めた。あやしいのには気づいていて、絶対に気づいてやる!と思って挑んで怪しい怪しいと思ったけど無事気づけなかった。だからアレはああだったのか(ネタバレるからふせる)、と思うなどした。 ある看護師がいる病院では次々と患者が死ぬ、というストーリーで当事者たちにインタビュー形式で物語が進む。すべて一人称。なのですらすらと読みやすい。 ただ、トリック以外の部分は消化不良でやや物足りず、作者の他の作品を読もうとまでは思えなかった。 でもいい意味で暇潰しによい本。軽く読めるので通勤時のおともによかった。
2投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログ文庫オリジナル作品。 タイトルから医療ミステリーを想像していたが人間の裏の顔を暴いて行くイヤミス。 入院患者の連続不審死をきっかけに週刊誌のフリー記者が怪しいと思われる女性看護師の同僚など10名の女性の元を訪ね歩き、其々の女性の独白形式で物語が進む。 決めつけ、思い込みは怖い。 誰かのほんの一部を見ただけで、その人が「犯人」だと信じきってしまう。 他人を不快にさせるだけでなく苦しめ傷つける事に愉しみを見出す人間もいる。 ミスリードされない様に読み進め作者が仕掛けた罠には早々に気付いたが、読後は人間の悪意に辟易とする。
2投稿日: 2023.02.16
powered by ブクログ目次は人の名前がズラリ。記者からのインタビューに答えながら話が繋がっていくストーリーだった。 人の先入観って怖いもので、最後の方まで呼ばれ方のカラクリに気づけなかった。そういう意味で面白い
1投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログすぐ読めた。ってゆうか気になって気になって。 まなちゃんって…最初の名前一覧をすぐ見たよ。 まなちゃん…それでわかった。 面白かったです!
0投稿日: 2022.09.30
powered by ブクログ終始口語口調で物語が進んでいく+ページ数もさほど多くないので読みやすい 患者を意図的に殺した点に関しては厳密に言及されている点は無いので別としても、現代社会では普通にどこでも起きそうな話だけにリアル感が一層増した気がする 自分の気に入らないもの、思いどおりになら無いものは容赦なく切り捨てる。周りを巧みに利用しコントロールする 独善的、支配的、まさにサイコパス 真相自体はかなり早めの段階で分かると思う
3投稿日: 2022.09.13
powered by ブクログ好きな構成の作品だった。作者が女性であることに驚く。たしかに、女性グループならではのギスギス感の描き方にリアリティがあった。 登場人物が割と出てくるため、登場人物を整理してからもう一度読みたい。
2投稿日: 2022.08.18
powered by ブクログ面白かった。途中で分かってしまったので、最後が弱い感じ。タイトルと表紙が?? でも他の作品も読んでみたいと思った。
6投稿日: 2022.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
噂や偏見で人を決めつけることはしてはならない、これは誰もが認識していることだが社会における人間関係には気を付けていても噂や偏見が邪魔をしあの人はあまり良くない人だ、と思ってしまったり況してや面識のない人物の事を、人から聞いた情報だけでイメージを作り上げてしまうなどといったこともある。 これが度が過ぎてしまった場合、イメージやレッテル張りにより酷く相手を傷付けることにもなりかねない。集団虐めの根底にも上記のようなことが混在しているのではないか、と思うことも度々ある。 本日はどうされました?は、そのような噂や偏見、レッテルなどといった社会にありふれた、目を背けてはならないものについて深く考えさせられる本であった。 まず目次に人の名前が羅列してあるのにまず目を引かれた。"まなちゃん"のヒントがそこに隠されているような気がしたので敢えて目次に戻って確認することはしなかったが、それをしなかったことにより"まなちゃん"が本当に真中さんなのではないか???と読んでいる自分自身も一瞬惑わされたのも事実である。 病院関係者の複数人からの異なる視点から事件を見ることができた。人をどう印象付けてしまうかは、その時の環境や生まれ育ち培った性格などが反映される気がすると感じた。 人間関係に迷った時や人付き合いが増えたときに人の何を見るか、決して他人から聞く噂や偏見によって決めつけるなんて事はしてはならないのだと改めて感じさせられた一冊だった。
0投稿日: 2022.04.09
powered by ブクログ「ナ」 タイトルはこれでいいのか? 医療従事者も人間だから感情もあり、気分の浮き沈みや人の好き嫌いもあるとは思うけれど、入院していた父のことにどうしてもかぶせてしまって胸がチリチリと痛かった。 高齢者施設の職員が入所者に暴力や暴言を働くのはなくならないけれど、 そして臭いものにふたをしていてはダメなんだけれど、やはりこういう本は読みたくない。
0投稿日: 2022.03.30
powered by ブクログ加藤元さんの本を初めて読んだ。実際にあった大口病院の事件をモチーフとしているので、ぐいぐい引き込まれて一気に読み終えた。 目次に個人名がずらりと並び、井上夢人の『プラスティック』と似た印象で読み始めたけど、構成は全然関係無し。 「まなちゃん」のミスリードは途中で気付けたので、結末への大きな驚き(そうきたかあ、と世界が反転するような)はなかったけれど、ある人の悪意でここまで特定の人の印象を操作してしまえるのってコワイ。。 湊かなえさんや朝井リョウさんが好きな人ならオススメ。
4投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログ恩田陸さんのQ&Aみたいな進み方 バイアスかけてたものが 段々覆されていく系 途中で真相は分かるんだけど それでも自分の結論が本当に正しいのか 確かめたいから最後まで飽きずに読めた
0投稿日: 2021.12.22
powered by ブクログ複数の人物のインタビュー形式で進んでいくタイプ。イメージだけど、湊かなえさんよりも丁寧な文章で、イヤミス具合は真梨幸子さんみたいな感じ。とても読みやすく、最後までイッキ読みしました。 女性特有の、表面的な付き合いだけで裏で何言われてるかわからないとことか、そういうドロっとした暗い話、たまに読みたくなるので打って付けでした。
0投稿日: 2021.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジワジワ来る違和感。語り手が変わる話は最近流行っているのかよく見るけど、個人的には区切りも早くて好き。膨らんだ違和感が解決した時、自分が何処から「まなちゃん」を勘違いしていたのか、違和感を感じたのか知りたくなって久しぶりに読み返しても良いかも…という本で嬉しい
0投稿日: 2021.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んだ後、女性作家さんだって見てびっくり! だからかわからないけど、女子特有の、妬みとか嫉みとかがあって、わかるーってなった。 自分に都合の悪いことは言いたくないし、人にはいいように伝えるから、そこからのイメージって本当に信じられないなって思う。 まなちゃん、、普通に真中さんって思っちゃうよなぁ。
0投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログ加藤元。ファンの間では通称:カトゲン。 恥ずかしながら今回の作品で初めて知りました。 目次にずらりと並ぶ人物名。 私はミステリーなんかを読むときにはメモ帳と人物名を羅列せずには読み進められない性質なのですが、この作品はメモなどなくともするすると読み進めることができました。 トリックや謎解きは一切なし! (とはいっても謎はあります) 唯一の手掛かりは一章ごとに入れ替わる“証言”だけ。 このシンプルかつ口語での(記者の聴いた)陳述だけが頼りの謎解きは新鮮でもあり、ワクワクさせられる構造でした。(こういう進め方って面白くなくなりそうなのに、そうならないところが作者の手腕ですね!) 主となるテーマは 「人間関係」「噂話」「いじめ」 あたりでしょうか。 特に陰湿なシーンがあるというわけではありませんが、こういう雰囲気あるあるだよね……と思わせられ、身に覚えのあるような空気感があります。 個人的には、途中で犯人が分かってしまったものの、そこへ至る道筋が最後に丁寧に明かされているのは好印象でした。 くどすぎる表現もなく、かといってあっさりしすぎず、文体もとても肌に合う作家さんでした。 普段はあまり“作家追い”で本を読んだりはしないのですが、他のカトゲン作品も読んでみたくなりました。 さしあたっては、医療関係の友人にこの一冊を送りたいと考えています(笑)
2投稿日: 2021.10.06
powered by ブクログ独白形式のミステリー。ドキュメンタリーを読んでいるような感覚になり、一気読み。 愚痴や陰湿な行為の描写に嫌気が差す部分もあったが、現実世界でも一歩間違えればこんな風になるのかなあと思ってみたり…。 途中からなんとなく違和感はあったものの、最後までミスリードされてしまった。
0投稿日: 2021.09.18
powered by ブクログインタビューを繰り返しながら真相に迫る。どの会話もいろんな種類の違和感というか引っかかるところがあり、やっぱり主観なんてそれぞれで、そして大きな展開もあり。真相に気付けるヒントも親切に配置されてるし読みやすく面白かった。
0投稿日: 2021.09.08
powered by ブクログまあ推理小説。病院での患者の連続死亡事件を雑誌記者が追うという体で、看護婦などにインタビューしていくという内容で、各人のインタビュー記事を読みながら、だれが犯人か読者が考えるという形式。なので、インタビュー内容自体は大して面白くもなく、推理に興味がないので読みすすめるのがやや苦痛だった。
0投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログいやミス。 愚痴や陰口が陰険すぎてウンザリする位悪意に満ちてて、怖すぎる。 語り手が毎章ごと変わって、登場人物覚えれるのかなと思ったけど、意外とすんなり入ってきた。 丁寧な文章と分かりやすい構成のおかげ。 とても読みやすくて、面白かった。
4投稿日: 2021.05.05
powered by ブクログカトゲン作品を読むのは3作目だけど、読むたびに違う印象を与えてくれる作家さん。今回は、まるで湊かなえ作品を読んでいるかのようなイヤミスの様相。 ある病院で起こった入院患者の連続死。これがある看護師の仕業だという噂が囁かれる。噂はほんとうなのか?悪魔のような看護師の正体を探るべく、関係者にインタビューをしていく記者。10人の女性たちの証言だけで構成される物語は、終始緊張感に包まれている。次第に明らかになる真実。果たして悪魔の正体は‥‥ 人の心の醜さ、嫌らしさを描き、人間関係の残酷さをこれでもかと見せながら、興味を逸らさない筆力はさすが。多数派が必ずしも正義ではないこと。いじめる側に回る人間の言い分、切り捨てられる側の思い。スピード重視、声の大きな者が優位に立つ社会、そんな世の中の風潮にささやかな疑問を投げかけるとともに、弾かれる側への優しさに溢れた作品でした。
0投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真実を見つけてやる!という、気持ちで読んでいても結局、騙されてしまう…。 書き方で先入観を植え付けられて読んでしまうため、本当にすごいなとこの手の本を読んで感心させられる。 内容としては、 隠れた悪魔の存在に気づける人と、気づけない人。 世の中でもきっと悪魔はいて、多くの人が悩まされてるんだろうなと思った。
0投稿日: 2020.10.11
powered by ブクログE病院で入院患者の連続不審死が発生。噂を聞き付けた週刊誌のフリー記者は独自に取材を始め、一人の女性看護師を疑うが…。集団社会に潜む人間の悪意を描く長編ミステリー。 加藤元さん初のミステリー作品。人間社会は善意と悪意で成り立っていると言っても過言ではない。だから事件が起き、ストレスを抱え、それでも生きていく為に身を置くしかない。タイトルに違和感はあるが、これからの著者に期待したくなる作品。
2投稿日: 2020.09.28
