
総合評価
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田舎の小さな人間関係の諸々の描き方が 相変わらず非常に絶妙だ。 田舎に連れてきておいて進学しないといったら 怒るし父親のせいにする母親、嫌だなぁ。 自分ならこの母親から離れる為に進学したい。 離れて暮らしていた弟と『共有するものがのう何もない』 という表現が秀逸だと思う。 弟の筈だけれど、目の前にいるのは知らない不良である。 親についていかなければ、荒むこともなかっただろうか。 一緒に暮らしてもいないし縁を切ったも同然の 弟の所業など、自分も遠い噂で聞くレベルなのに 何故報告しなければならないのだろう。 妙ちゃんが会話を録音までして「パワハラだ」と言うのが恰好良かった。 自分でも録音している和樹も偉い。 田舎の大人の良くも悪くも無責任な感じがリアルだが、 田舎か都会かに関わらず 『どんな場所でも人の住むところには必ず悪意と揉め事がある』。 そう言い切ってしまうのも寂しい気もするが。 倉さんが合格祈願と聞いて「どれ」と一緒に祈願してくれるのがさりげなくて素敵だ。 寒いから逆に湯温を下げるというの、なるほどと思った。 自分も雪国育ちなので、冬がモノトーンではないことに共感する。美しい描写だった。
0投稿日: 2025.07.30
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24/12/4 『海街diary』に続き、現在連載中のこちらを読み始めた。 前作が鎌倉という実在する歴史的にも有名な地方の街を舞台にしていたのに対して、こちらは山形北部の山間にある架空の温泉街・河鹿沢を舞台としている。 今作には、『海街』のすずのような、そこに新たに引っ越してくる者を主人公にはせず、この町で育って今年で新成人となる湯守見習いの飯田和樹が語り手のため、前作以上に地味というか地に足のついた日常感のある物語の滑り出しで、分かりやすい面白さや先の気になり具合は薄い。初っ端から町の人々が大量に登場し、早くも人物の相関図を覚えられていない。 今作の「ヒロイン」となるであろう高3の小川妙の存在・造形もさることながら、今のところ最も気になっているのは、和樹の同級生であり、めちゃくちゃ優秀なのに大学進学せずに地元の役場に就職した林田類くん。彼が4話p.174でこぼした言葉「都合のいい美しい物語だけを発信するのがおれの仕事だ」「ザ・田舎の不都合な真実には一切触れない」は、明らかにこの “物語” そのものへの皮肉な自己言及として読めてしまう。酷い悪意や謎めいた哀しい死など、美しいだけではない事柄がこの1巻でも幾つか描写されてはいるものの、基本的には「都合のいい美しい物語」のほうへ向かおうとしているこの作品が、この後どういった展開を見せるのか、期待している。 山間の温泉宿が舞台の作品といえばアニメ『花咲くいろは』がまず思い付くが、あれも主人公は「都会」から引っ越してきた移住者だった。和樹も生まれは都会ではあるようだが、物語開始時点ですでにこの町で長く暮らしている点は大きな違いだろう。 妙との異性愛ストーリーがおそらくこのあと進むのだろうけど、類の妹(中3)から和樹は好意を持たれているっぽいので、三角関係も期待できる。
1投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ「海街ダイアリー」好きなもんで買っちゃったやつ。あの温泉で働くすずちゃんの元弟とその家族やまわりの人々の話。濃密。ひとりひとりが濃い。人間ってそうだなと思わせられる。これからどう展開していくか。楽しみ。
1投稿日: 2023.07.12
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さすがだな…。 それぞれの人物のかき分け、性格がちょっとしたコマに表われてて、1冊しか読んでいないのに何冊か読んだような濃さを感じる。 ずっと続けて読んでいきたいが、完結する前に読み始めてしまったのでこれから先が気になりそうだ。
1投稿日: 2023.07.12
powered by ブクログ情報量が多いので気楽に読めない。(笑) 現実世界の人間が善人ばかりではないので、最近自分がまんがに求める世界観はリアリティを求めなくなったため(とはいえ、ファンタジーものは苦手で読めない)、かなり(良くも悪くも)人間くさいドラマが描かれるこの作品は読んでいて辛いときもあるのですが、でも嫌いになれない良さがあります。 作中にも出てきましたが、類みたいな若い行政屋さんもしくは政治家がいると、日本の地方や中央の行政・政治が少しは良くなる気がするんですけどね。 それこそ、マンガの中の世界の話か・・・。
2投稿日: 2022.11.19
powered by ブクログ『海街diary』のスピンオフというか あちらが海辺なら、こちらは山奥。 住む場所が違うと住む人もまた変わるね。 温泉で湯守修行中の和樹が主人公。 幼馴染で旅館の女将を志す妙も 複雑な家庭の事情を抱えている。 というか、みんな少しずつ しんどい部分を含みながら生きてる。 旅館の仕事のことや土地の風習も描いてあって そこもおもしろかったです。
3投稿日: 2022.08.01
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一巻でわかるのは、 主人公の男の子は地元の温泉街にある温泉旅館で新米従業員として働いているが、仕事でも人間的にも一枚も二枚も上手の幼馴染の女の子に嫉妬しつつ、惹かれている。この幼馴染の女の子は旅館の大女将の孫にあたり、母と確執がある。 まだまだ物語の序盤ではあるが、よく取材された温泉旅館の背景が見えて面白い。何より人間関係の伏線の貼り方が好き。今後の展開も気になる作品。
2投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログ思った以上に充実した一冊だった。 特別なドラマは起きない。河鹿(カジカ)鳴く川が名物の架空の小さな温泉街の日常を描いたマンガである。そこで育った子供たちは独り立ちの秋(とき)を迎えている。その1年間をゆっくり描いている。「海街ダイアリー」と地続きの世界。いつか是枝監督が描いてもいい(描くべき)世界だと思う。 吉田秋生はデビュー時から少女マンガに大人の身体を持ち込んだ(「カリフォルニア物語(1979)」)。当時美大に在学していたから身体のデッサンはしっかりしているが、おそらく理由はそれだけではない。吉田秋生は周りが子供であることを許さない環境で「健全に」育ったのだろうと、私はいま推測している。例えばこの作品の登場人物のような。温泉街の子供たちの親は「わけあり」が多い。流れ着いて家族を作ったり、出戻ったり、置いて行ったり‥‥。 「きれいなだけじゃすまないことも、ここに住んでみてわかったわ それでも雪はきれい いいことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもないわ」 大学受験をせずに、あずまやで働くことを選んだ小川妙はそう呟いた。 一回それぞれの登場人物の家系図を作ってみないと、何が何だかわからなくなるけど、それは次巻ということで。
42投稿日: 2021.10.11
powered by ブクログ海街ダイアリーの最終巻、その最後についていた番外編がシリーズになったんですね。懐かしくて海街ダイアリーも読み直してしまった。それでようやくすずと和樹の関係を思い出したました。二人は詩歌川と河鹿川だったけど、和樹と妙はどうなるのかな。続きが楽しみです。
4投稿日: 2021.09.28
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人間関係が複雑すぎて、血縁関係を把握するのが難しかったです。何度も読み返しました。 人は、必ず何かを抱えて生きているけれど、それに惑わされない強さとか、腐らない美しさがいいなぁと思います。言葉に現われない行動が精緻に表現されていて、通り過ぎた過去に同じような経験をしたのであれば、その傷やら痛みやらをリアルで昇華できるような物語だなと思いました。
2投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログ登場人物は多いけど、主役級の人さえ抑えればなんとか… 海街からの山が舞台にシフト。女子高生妙の大人っぽい部分や、たまに見せる弱い部分に惹かれます。 一話ごとに季節が進んでいくのかな? どんな暖かさや強さを見つけていくのか、楽しみです。
1投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログ吉田秋生らしさを感じる温泉街の話。 丁寧に描かれているが、設定の密度が高すぎるとも言える。 さらっと読むだけでは頭に入りにくいので、ゆっくり楽しむのが良いと思う。
1投稿日: 2021.05.03
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海街ダイアリーの続編が山形の温泉地とは。かつては、すずが住んでいたところ。最初にちょっと出てきた、すずの弟、和樹が主人公。 狭い町の、濃い人間関係が描かれるのだろうか。妙は何でも分かっていそうな女の子だが、何か抱えていそうな。
1投稿日: 2021.05.01
powered by ブクログ同居人が買って来てテーブルに置いてあったので、先に読みました。安定感抜群というか、吉田秋生ワールドが東北の小さな温泉町を舞台にして始まりました。 弟と二人で暮らす和樹君と、ひなびた温泉旅館を経営する祖母のもとに母と帰ってきた妙ちゃん。 「白は無色じゃない。」 降り積もった雪を見ながら気づく、二人。交差し、ぶつかり合い、寄り添っておしゃべりする、北国の日々。 さて、どうなるんでしょうね。すでにして第2巻が待ちどうしい。感想はブログに書きました。覗いていただけると嬉しいですね。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202101310000/
4投稿日: 2021.02.12
powered by ブクログ表紙の「詩歌川百景」のフォントと字面、雰囲気がいかにも昭和歌謡のようで気になって手に取った。 あらすじを読んで『海街diary』と関連しているらしいので前作を読んでないしなぁ、と思って買わず。 でも書店に行く度に気になっていたので、まあ映画は観たしいいか、と購入。 山形県の山あい、河鹿沢温泉。 詩歌川(うたがわ)の目の前にある旅館「あづまや」で働く飯田和樹は、20歳の湯守見習いだ。 小さな温泉町での仕事や暮らし、人間模様を描く。 小さな町にも、ぎゅうっと詰まっているものがあるよなぁ、という人間ドラマ。 一年に一度旅行に行くとき、私はいつも現地で働く方々やその場所についてふしぎな感じがしている。 ここまでどうやって通勤してるんだろう、夜は何時まで、朝は何時から働いているんだろう。 このあたりの出身ならば、やはりこの温泉町や観光地に就職するものなんだろうか、などなど。 外側からはわからないことだらけ。 私たちには非日常が、現地の人には日常なわけで、それがなんとも不思議な感覚。 そういう意味で、このマンガを読んでしまうのはちょっと冒険でした。 実際手に取ると、わりとあたたかいです。 みんなそれぞれに複雑な事情を抱えています。 群像劇というか、人間ドラマというか、小説のように読めます。 背景も細かく描き込まれているので、読み進めるのに時間がかかりました。
3投稿日: 2021.01.14
powered by ブクログこの作者、前の作品の登場人物を次の作品に出すの好きよなー。 というわけで、『海街diary』に出てきたすずの義理の弟、和樹が主人公。 海街もだいぶ狭い世界の話だったけど、でも出てくる人は基本みんないい人だったけど、それよりさらに狭い世界で、だからこそ見える人の悪意……みたいな。 悪意とまではいかないが、悪気がないから手に負えない、みたいな。 けど、連載期間が決まってるのか?なんか説明的なモノローグが多くて、海街より話に入り込みにくい。
2投稿日: 2021.01.12
powered by ブクログこの後どうなるのかと思った和樹のその後。海街の頃はただの怪獣だったのに、しっかり成長して生きていて良かった。あの母親から離れたおかげだねと思いつつ、同じ人が育てても母親はあんなになったのに、何かしら、そういうのは本人の業なのかしら。ライオンクイーンの娘達は馬鹿だけど、孫世代はまともみたいだし、こればっかりは本人の気質なのかなあ、子育て。温泉街もなかなか味わいあったよ、すず。親をよく知らない守、チカみたいな感じなのかな。嫌なとこも知らずに済んで良かったのか。グレちゃった智樹がこの先どうなるのか、兄と弟の足を引っ張る存在になるのか。それはやだな〜(´・ω・`)
2投稿日: 2020.12.12
powered by ブクログ海街diaryと共通の世界観で、河鹿沢温泉の和樹が主人公のお話。 海街diaryもそうですが、詩歌川百景も日本的な美を詰め合わせた作品だなあと感心します。 郷愁を誘う温泉街の風景、移ろう山の色に雪景色、余韻を残す表情や台詞、生活感、死生観、閉塞感…。 特に、印象的なのは第4話「冬の花」。 床の間に飾られた寒椿とこの台詞「白は無色じゃない 豊かな色と美しさがあるんだ」に、和樹が"モノクローム"な世界の見方を変えていく場面が素敵でした。
4投稿日: 2020.12.03
powered by ブクログ出ちゃったよ~新たな物語がはじまっちゃったよ~♪またまたお得意の群像モノなので、読むまでになかなか勇気が出なくて、やっとこさここ2回ほど熟読いたしました。で、新刊が出るとまた繰り返すんだな…海街もいつか復習せねば。
6投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログ海街の流れを汲む新作。件の作品の世界観が好きだったから、本作もすんなり受け入れることが出来た。こちらはこちらで面白い。
1投稿日: 2020.11.11
powered by ブクログ細やかな悪意と穏やかな共生の描写がしっとり積もる。世代の悩みがそれぞれチクチク厳しい~でもわかるぅ~私もあんましいい子供じゃないんで(現在進行形で)その下世代がいたらどうなったことやら。
2投稿日: 2020.11.07
powered by ブクログ鎌倉も良かったけれど、山形の小さな温泉町も良いところ(^^)♪でも人間関係は凄く複雑(-_-;)「生きてる人間のほうがよっぽどこわい」が印象に残った今回(゜゜;)この後どんな展開になっていくのか楽しみ♪
1投稿日: 2020.11.03
powered by ブクログ親子の確執がすごい。3世代じゃん。和樹はいつか、女将になる妙と結婚するだろうか、と思う。ってか、あの母親の弟を育てることになるなんて、すげーな、和樹。
1投稿日: 2020.10.29
powered by ブクログ山間の小さな温泉町に生きる人々を描く、吉田秋生さん2020年の新作。個人的に『BANANA FISH』くらいの時期の作品しか読んでないので、絵柄がだいぶ変わったなという印象。登場人物たちが家族とか人生とかそれぞれの悩みや重さを抱えているところが、物語やキャラクターにどっしりした厚みを加えています。『海街diary』は通ってませんが、この作品でこの人々が紡ぐ物語に期待です。
2投稿日: 2020.10.29
powered by ブクログ鎌倉で暮らす4姉妹の生活を描いた傑作『海街Diary』のスピンオフとして新たにスタートした本作。4姉妹の一番下、すずがかつて生活していた山形県の温泉街を舞台に、すずの義弟となる和樹を主人公として、新たなる家族の姿が描かれる。 まずは吉田秋生の新作をこうして読めるという点をファンとしては喜びたい。第1巻ということでこの物語がどのように進んでいくのかはまだ分からないし、これが傑作として残るようになるかも分からない。 不安要素をあげるとするならば、既に幾つかのレビューでも示されているように「良く出来た祖母→出来の悪い母→良く出来た娘」という『海街 Diary』と全く同じ親子関係がここでも踏襲されている点である。これが結局は『海街Diary』の焼き直しという形になってしまうのか、その関係を踏襲しつつも全く別の物語として結実するのか。後者を期待しつつ、これからゆっくりと数年にかけて新作が楽しめる僥倖を楽しみたい。
4投稿日: 2020.10.26
powered by ブクログ読了 海街diaryの姉妹編。 すずと別の道を歩んだ和樹を主人公に、小さな温泉町で広げられる繊細な人間模様の物語。 場所がどこであろうと、この繊細な人間模様はこの作家さんならではなのかな。
3投稿日: 2020.10.25
powered by ブクログ海街の続きかぁ~と手に取りました。 海街よりも人間関係は重たいし、和樹(だったかな)の状況に救いは無いし、何より頼れる大人が少ないのがつらい。 すずちゃんには頼れるシャチ姉が付いてたからなぁ… 肉親の縁が薄い子供って本当につらいだろうな、と思う。 そしてヒロインの妙ちゃんがあまり好きなタイプではないのでそれもつらい。それは個人の好みですが(笑)
2投稿日: 2020.10.23
powered by ブクログ詩歌川百景(1)(フラワーコミック) 著作者: 発行者:小学舘 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
2投稿日: 2020.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
海街の最終巻の番外編を本編にした物語。番外編でいったん綺麗にまとまったものをどうしてまた題材にしたんだろって考えたけど、和樹を救いたいんだろうなと思ったら納得したし読んでいきたいと思った。
1投稿日: 2020.10.20
powered by ブクログ「海街ダイアリー」の姉妹本。すずちゃんのお父さんが病没するまで「なんちゃって家族」だった弟和樹が主人公。閉鎖的な温泉街で人との関係、絆が描かれているのは「海街」に近いのだけど、山奥の温泉街という立地なのか、「海街」に比べてかなり暗い印象。温泉旅館のカッコイイ大女将と孫娘「妙」にもどこか陰がある。この妙のお母さん「絢子」が「海街」3姉妹お母さん「都」にクリソツ。でも、いるんだよなぁ、こういう人。和樹のお母さん「陽子」もそうだったけど。「海街」ロスになっていたのでこの先がいろいろ楽しみ。
4投稿日: 2020.10.19
powered by ブクログ田舎の温泉街の人々の群像劇だが、不穏しかない感じ。1巻の時点では特にこれといったことは起こらなし、時には「海街diary」的なほのぼの感さえ漂わせつつも、嫌なことがこの先起こるんだろうなという予感に満ちてる。出てくる人々、皆、裏になにか持ってそう。
2投稿日: 2020.10.19
powered by ブクログ海街ダイアリーの最終話で、大人になって父のお墓参りに河鹿沢温泉を訪れたすずが、義弟の和樹と会う話がありました。 和樹に多分好意を持っている女子高生の妙と、子供の頃別れ別れになった和樹の弟智樹(すっかりグレてる)もちらりと登場していましたが、この『詩歌川百景』は、まさにその和樹たちのお話。 『海街』から山間の温泉街に舞台を移して、吉田秋生さんの繊細な人間描写が胸に迫る群像ドラマです。 温泉街の個性豊かな人々が一気にたくさん登場するので、誰が誰だっけ???誰と誰が親戚?あれ?この人は誰の息子?夫?と、ちょっとそこら辺の理解が大変ですが、この人達がそれぞれに抱えているもの、秘めた想いが、今後どういう形で表現されていくのか、とても楽しみです。
25投稿日: 2020.10.17
powered by ブクログそうか~、やっぱりこっちが舞台なのか。「海街ダイアリー」番外編を読んだとき、うっすらとそんな気はしてたのだ。妙の登場の仕方なんか、これっきりとは思えない描き方だったし。鎌倉三部作となるのを期待してたので(だって朋章のその後がわかるかもしれないじゃないの)、ちょっぴり残念かなと思いながら読み出したのだけど、いやいやもう、そんな気持ちはすぐどっか飛んでいって、どっぷりひきこまれて読んだのだった。 これははっきり大人版だなあ。初回からたくさんの個性的な人物が描き込まれていて、少し面食らってしまうほど(自分のマンガ読み力が衰えたのかと思ってちょっとびびったが、同じような感想を書いている人がいてホッと安心)。いつもながら、どの人にもそれぞれの物語があることが伝わってくる描き方で、吉田秋生先生、円熟の筆(ペン?)だ。 「海街」でもそうだったけど、脇役の造型がすばらしいと思う。特に「大人になれないオバサン」を描かせたら天下一品じゃなかろうか。あ~そうそう、いるよいるよこんな人、まったくダメだよねえとは思うものの、作者の視線は決して冷たくない。そこがすごい。 もちろん、さり気なく描かれる「まっとうな人」は魅力たっぷり。続きがとても楽しみだ。
6投稿日: 2020.10.16
powered by ブクログ海街diaryに繋がる温泉町の物語。毎日温泉を訪れる客と対比して、もう帰らぬ人、町を去った人もいる。どんな町にもある日常、そこに生きる人々の暮らしが丁寧に描かれる。またこういう話が読める喜び。
1投稿日: 2020.10.15
powered by ブクログ待ってましたの新作。「いいことばかりじゃないけれど、悪いことばかりでもない」人が人と生きてい世の中の、幸不幸を主張するのではなく、受け入れてしなやかに前を向く、そんな作者の優しさが本当に好きです。登場人物それぞれにドラマがあり、山間の田舎の実情も描きつつ、穏やかな時間が流れている物語です。
4投稿日: 2020.10.14
powered by ブクログ『海街Diary』の姉妹編といっていいのかな。すずちゃんが鎌倉に来る前に過ごした河鹿沢温泉での群像劇になっている。狂言回しの役はすずちゃんの義理の弟の和樹くん。1回読んだだけでは人間関係がうまく頭に入ってこないけど、それはこれからゆっくりと。 まるで小津安二郎の映画みたいだ。淡々とした語り口は吉田先生ならでは。それにしても今作のヒロインの強さの秘密は何だろう。これからが楽しみだ。
3投稿日: 2020.10.13
powered by ブクログいい! 海街の姉妹作 登場人物をおさらいして、読んだ。 今回も登場人物多くて覚えるの大変。 ちょっと、人のドロドロした部分もある作品ではあるが それもまた読み応えありました。
14投稿日: 2020.10.13
powered by ブクログ海街ダイアリーは好きだったので、ちょっと残念だったかな。 登場人物とか違う話のはずなのに、すごく同じ話なんだよね。
1投稿日: 2020.10.11
