
総合評価
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powered by ブクログクラシックギターの演奏家であり、19世紀ギターの愛好家でもある倉石学は、マドリードで開かれていた古書店でドイツ語の古文書を購入する。古文書自体に興味はなく、目当ては裏側に書かれた高名なギタリストであるフェルナンド・ソルの楽譜だった。だがこの古文書に興味を持ったのは倉石の妻の麻里奈で、大学時代、ホフマンを卒論のテーマにしていた彼女は、その文書にホフマンが出てくることに気付く。友人の沙帆は、その文書の翻訳をホフマン研究で有名なドイツ文学者の本間に翻訳してもらうため、その仲介をすることになる。 本間が翻訳した古文書の作中作と倉石一家や本間鋭太らの奇妙な縁とそれに付随する秘密が徐々に明かされていく現代パートが交互に綴られていく『鏡影劇場』という題名の物語が突然、作家である逢坂剛のもとに送られてきて、自身が編者となって本書を発表することになった、という体裁を採っている不思議な味わいの物語です。最後まで遊び心を忘れない、驚きに満ちた物語で、文庫版にはなくなっていますが、単行本版には袋とじまで付いている徹底ぶりでした。 ホフマン……いままでまったく読んだことがなかったのですが、なんだかこれを読んで詳しくなった気がしますし、すぐにでも読みたくなりました。知識が横に広がっていく、好奇心の迷宮に誘ってくれる作品でした。
0投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログやりたいこととか言いたいことはわかるけども少し長すぎたなという印象だった。 上巻はそこそこ引き込まれたけど下巻は完全に停滞していたように思う。 ホフマンのことをもっと知っていれば面白かったんだろうか。
0投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログ2024.01.22〜01.30 今までにない構成の、本当に意表を突いた小説。 途中で、ヨハネスは「この人だな」と気がついた。が、そんなオチでも、最後まで面白く読めた。 E.T.Aホフマンの小説を読んだことがないけど、彼の癖、性格が現れている小説だと思った。所々、謎があるけど、謎のままというのが、E.T.Aを元にしてるから、良いんだろうな。 面白かったです。ご馳走様でした。
0投稿日: 2024.01.23
