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資本主義と民主主義の終焉――平成の政治と経済を読み解く
資本主義と民主主義の終焉――平成の政治と経済を読み解く
水野和夫、山口二郎/祥伝社
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総合評価

11件)
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    平成の歴史が分かりやすくまとめられていた。 現在の停滞、社会の混迷には様々な要因があるけど一番はバブル崩壊後の90年代後半から取り入れられた「ROE(自己資本利益率)」を重視したことな気がする、このせいで従業員よりも資本家を大切にする世界になってその結果資本家の顔を伺い立てることしか出来なくなって格差が開いた。グローバル化の経済成長っていうけどそれで得するのはほんの上位数%。 令和7年11月18日現在、自民党の高市早苗首相が経済成長を目指してるけど最低賃金上げるのやめたり労働基準法を緩くしようとしてるのは更に労働者を下げて資本家の儲けを上げようとしてるからなのかなと思った。 一体全体この先の世界はどうなるのかしら。

    0
    投稿日: 2025.11.18
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    うーん。部分部分ではわかるんだけど。。。時折挟まれる偏った決めつけにげんなりしてしまう。まぁ、こういう見方もありますねという感想。

    0
    投稿日: 2025.07.24
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    NHKラジオの解説で気になったので正月明けから読んだ、厳しい本だった 厳しいと思ったのは下記3点 グローバル化の功罪 福島第一原発 標高35m → 掘削 →25m 成長の条件エネルギーの失墜 資本投資と成長が必要な資本主義が必要が難しいとの結論、明るい未来の話がしたいが~

    0
    投稿日: 2025.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    水野はゼロ金利・ゼロインフレで資本主義の終わりとしているが、ちょっと短絡ではないか。日本の場合、製造業で世界に敗れていることが原因であろう。あとは、海外からの輸入増。むしろ、資本の転換なのではないか。資本主義の問題は格差が世代間で継続されるという構造にあるのではないか。現代文明は化石燃料文明だ。

    0
    投稿日: 2022.12.30
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    大量消費社会を終え、成熟した社会に生きる人々は何を目指せば良いのか。エネルギーが枯渇していく将来を見据えれば、成長が鈍化する事は避けられない。

    0
    投稿日: 2021.06.06
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    こうして振り返ると「平成」っていいことあったんかなって思ってしまう。 日本は成熟期なのに、いつまで成長、成長といい続けるのか。 やり方がまずいから結果も伴わない。年収がいっこうに上がらない。むしろ下がってる。

    3
    投稿日: 2020.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    近現代の日本政治を語る上で非常に纏まった内容。 伝えるべきメッセージが強くあると、ここまで分かりやすくなるものかと。 今の安倍政治の何がオカシイのかが一気に理解できた。新自由主義の潮流は現代の特徴であると思うが、日本は日本独自の歩みで進んでいけばいいのに、、、と危惧をする。 その結果が今回ウイルスの未曾有の事態への後手後手対応に表れているんだろう。 官僚にまかせておくべきだったのに、、

    0
    投稿日: 2020.03.02
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    経済成長とは、結局生産性を上げること。 最初から機械による工業化を経ずにサービス化で豊かになった国はない。 今後は、新興国の工業化は難しい。エネルギーが枯渇し、資本需要がない。 利子率がゼロということは、資本が増殖できないことを意味する。 今の与党にとって小選挙区制は楽。安倍一強になるのは小選挙区だから。 国債の金利が上がらないのは、日銀が買い入れているからではなく、ゼロ成長が長期にわたって続くと考えられているから。 経営者もAIと交代したらどうか。 中央官庁に優秀な人材が行く時代ではない。近代の発展途上国時代は終わった。 成長教に変わる目標は何か。 近代の資本の増強が意味をなさなくなった。ポスト近代の時代。

    0
    投稿日: 2019.12.04
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    「平成とは何だったのか」を二つの大いなる知性が語る本。平成を概観する事とは現在を理解することだと、本書を読み痛感した。 小生はこの平成時代をリアルタイムで全て体験したが、本書が指摘しているような時代認識は持てなかった。なるほど時代は体験だけでは理解出来ないものだ。著者お二人の知性に感嘆する。 山口先生の方がちょっと左かと思ったが、ここまで進むと左・右の分類はあまり意味を持たない。 本書を読んで、現在の世界がどういう時代とみるべきなのかはわかったが、どうも未来は悲観的に思えてならない。「成長の時代は終わった」との本書の結論は大きなインパクトをもって迫っている。

    0
    投稿日: 2019.10.10
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    水野和夫、山口二郎の対談集。今までを語ることはそれなりに可能だが、これからを予想する、指し示すことはとても困難なことだと思う。しかしこれからの10年と章立てるなら、山口にもなにか提起してほしかった。「自由、寛容、博愛などの価値観を学校教育やメディアで意識的に強調していかなければならない」と指摘するだけでは寂しかった。水野が資本主義の終焉で提唱していた「より遠くへ、より速く、より合理的に」を捨て「より近く、よりゆっくり、より寛容に」という思考に切り替えると主張し、「私にはその具体像を描くことができません」と認めることに好感が持てた。また水野が主張する法人税、所得税の引き上げによる財政の均衡化、自然エネルギーによる化石燃料依存の脱却が当面の解決すべき課題であるとは思えた。しかしどうやって?が見えないところが何とも苦しい。

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    投稿日: 2019.08.16
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    水野さんの分析、やはり鋭い。山口さん、相変わらず危機感と悲壮感いっぱいだけど、学者としての状況分析に深みを感じない。なぜ?

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    投稿日: 2019.07.01