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深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】
深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】
沢木耕太郎/新潮社
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総合評価

239件)
4.2
82
97
41
0
1
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    ただただ旅に出たくなる。旅先での小さなエピソードのひとつひとつにドラマがあって、そういう体験を瑞々しい文体で表現してるのが素晴らしかった。飄々としてて掴み所のない主人公に、めちゃくちゃ好感が持てた。

    0
    投稿日: 2021.05.19
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    コロナ禍の2度目のGW。どうせ遠出も出来ないんだから、まあ旅行記でも読んで気分だけでも…と手に取った不朽の名作『深夜特急』。 35年以上前です。  古くていいんです。なんせ面白いんですから。 名作だけに何故か意識して読まなかったんです。よく分からん意地ですかねえ、いや中2病?、んー、素直じゃなかったんでしょうねえ、あー、今もですか、そうですか。 しかしこの歳になってか、俄然面白い。マカオのカジノの下りは止まりません。引き込まれますよー。 当時の香港の熱量を悶々と感じる文章。 1日あったら読み切れます。 休みも終わりましたが、私の中では今から深夜特急に乗り込む状態です。続きが楽しみです。

    0
    投稿日: 2021.05.05
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    マカオのギャンブルの下りは本当に自分が賭けているような錯覚になって面白かった!! 香港の話は夜市の熱量は本当に伝わってきてまたいきたくなりました!

    0
    投稿日: 2021.04.24
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    人生を考え直させる一冊。 一度きりしかない人生。今の生活を続けていていいのかと考えさせられる。 バックパッカーの気分、疑似体験を出来る良書。文体もフランクでとても読みやすい。

    0
    投稿日: 2021.04.21
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    予想以上に面白かった。特に旅が好きな自分にとっては。こんな感じで1人旅行するのはなんとなく憧れだったりもする。

    0
    投稿日: 2021.03.26
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    バックパッカーのバイブル的なシリーズ本。 人のパワーがすごいインドみたいなエネルギーがある香港。 香港ってこんな街だったのか! めちゃくちゃ行ってみたくなった。

    0
    投稿日: 2021.03.21
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    旅行をした気分になろうと読みましたが、より海外旅行に行きたくなりました。 香港マカオは実際に行ったことがあったため、本を読む中で旅行中の街の風景が脳裏に浮かびました。 香港での街ブラやマカオでのカジノなど、話もリアルであり、何と言っても描写が細かく具体的だったので、香港マカオの街並みがリアルに想像できました。、

    0
    投稿日: 2021.02.28
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    旅で出会ったものごとに対する胸の高鳴り、人々の暮らしと温もり、部外者であることに伴う危険と理不尽。等身大の青年からみた旅の魅力が、余すことなく詰め込まれている。 この本を読んだら、どこかへ旅に出たいと思うはず。

    0
    投稿日: 2021.02.04
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    薄い本だが、仕事かばんの中に入れっぱなしにしスキマ時間に読んだので結構長い期間かけた。 #沢木耕太郎 さんの若い頃の海外放浪の旅、めっちゃおもしろかった。コロナ禍が終息したとき、自分の心のバネが思い切って反発できるようエナジーがチャージされた。勿論、「2」を仕事かばんの中に入れた。

    0
    投稿日: 2021.01.20
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    「ある朝、眼を覚ました時、これはもうぐずぐずしてはいられない、と思ってしまったのだ」 命は、生の体験を食べて躍動する。 言語の枠の外で、 地球の迫真が見たい。 昂ぶる魂が、男を突き動かす。 デリー→ロンドン 陸路2万kmの旅が始まる。 ///// 師走本② 「本能のままに旅路をひた走る本」 あぁ、こんな時期に読むんじゃなかった…と思う程、旅がしたくなる!! 26歳という「最後の自由」が効く年齢で世界を感じる為の旅に出る「私」。夜の香港で廟街をゆき、マカオでギャンブルの狂熱と深淵に触れる… 人生は一度きり。 あぁ、旅がしたい!!

    0
    投稿日: 2021.01.18
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    友達に勧められ、読んでみた。 自分自身のバックパック経験と重なる部分があり、非常に共感したと共に、また旅に出たくなった。聖なる牛の国インド、広東料理の独特な香辛料の匂いが漂う香港、一夜にして大金を手に入れられる夢があるマカオ… そこには決して日本では感じることのできない非日常の世界が待っているだろう。

    0
    投稿日: 2021.01.18
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    言わずと知れた(笑) この本を読んで、それまで全然興味がなかったアジア(距離的にも文化的にも、ヨーロッパなどに比べると近過ぎて関心がなかった)の、香港に行ったのは私です。

    0
    投稿日: 2021.01.10
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    気を抜くとノンフィクションということを忘れてしまうぐらい面白かった。特にカジノのシーンは自分が体験しているかのような興奮を覚えた。旅にでたい。

    0
    投稿日: 2021.01.04
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    「ミッドナイト・エクスプレスとは、トルコの刑務所に入れられた外国人受刑者たちの隠語である。脱獄することを、ミッドナイト・エクスプレスに乗る、と言ったのだ。」 1ページ目ではタイトルの由来を書いている。逃避行というよりは解放を意味で用いているのだろう。 沢木の覚悟はあるもののそこまで全てを投げ出すことはできないような、旅への姿勢には親近感が湧く。今まで読んだ紀行の中でも一番自分に近い。 読むと旅をしている気分になるかと言うと、もう50年ほど前の旅なのでそれは難しい。もう無い場所というのはある種のファンタジーだ。しかし、旅に出たくなるというのは間違いない。 好きな文章 ・だが、そのユーラシアを陸路で行こうと決めたのには、僅かながら理由らしきものがないではなかった。日本を離れるにしても、少しずつ、可能なかぎり陸地をつたい、この地球の大きさを知覚するための手がかりのようなものを得たいと思ったのだ。 ・もしかしたら、私は「真剣に酔狂なことをする」という甚だしい矛盾を犯したかったのかもしれない。 ・人が狭い空間に密集し、叫び、笑い、泣き、食べ、飲み、そこで生じた熱が湯気を立てて天空に立ち昇っていくかのような喧噪の中にある香港で、この海上のフェリーにだけは不思議な静謐さがある。それは宗教的にも政治的にも絶対の領域を持たない香港の人々にとって、ほとんど唯一の聖なる場所なのではないかと思えるほどだった。 ・綴りはやはりDICEだった。しかし意外だったのはそれが複数形で、賽の単数はDIEであると記されていたことだった。DIE、つまり死だ。〜中略〜いや、賽を投げるとは、結局死を投ずることだと言われているような気がしてくる。DICEはDIE、賽は死と......。その瞬間、私は得体の知れない荒々しい感情に突き動かされそうになった。私は慌ててベッドから跳び起き、バッグを持って部屋を出た。 ・たとえば一人旅だった『深夜特急』の時は一年余りの旅で三冊分も書くことがあったわけですよね。ところが、友達と一緒だとあまり書くことがなくなってしまう。以前、友人たちと一ヵ月ほどスペインを回ったことがあったんだけど、そのときの経験は、一行だね。「面白かったな」と。ただそれだけ。(巻末対談より) ・同じ顔したひとのいる外国のほうが、文化のちがいがきわだつからいいんです。 (巻末対談より) 特に好きなところはデリーの安宿のフランス人・ピエールの虚ろさを見て、早くここから出て行かなければならないと決意した場面だ。「刺激もないかわりに奇妙な安らぎがあった」デリーにこのままいては、ピエールのように動く意欲すら失って天井を見つめるだけの廃人になってしまう。この焦燥感が、「旅に出る理由」として大きいよなと思った。 あと、ユーラシア大陸を陸路(バス)で横断したい理由には胸が踊った。一昨年、青春18きっぷで9時間かけて東京→大阪に移動した時ですら、日本の大きさに感動したが、ユーラシア大陸ともなると自分の中にあるモノサシがどうなってしまうのか予想ができない。 また、巻末の沢木耕太郎と山口文憲の対談はかなり勇気づけられる。二人とも26歳で旅に出ており、最善のタイミングは26歳だと語っている。20代になったばかりは、10代にやるべきだった事ができずに後悔ばかりしていたが、若ければいいという訳ではないと最近は身に染みて分かる。彼らが旅に出た頃は1度ドロップアウトしたらドロップインはできない環境だったそうだが、今はある程度環境が整っている。ここ5年のうちに長旅に出る決心ができた。

    0
    投稿日: 2020.12.28
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    多分、この本を読んだ人は沢山いるので、あんまり私がどうこう…というのは、、と恐縮してしまいますが、仕事など現実に行き詰まった時は旅行が吉!しかも、ノープラン、1人!というものは、有りだよ、、と教えてくれた本です。(理由はなんでもOK) 当時まだ高校生で、恐らくドラマになったあたりでしたが、あんな白シャツバックパッカーは正直存在しないとは思うんですが、なんかあんなイメージでちょっと途中下車が長引いてみたり、住んでる人の美しさに目を奪われたり、物思いにふけったり…なんだかナルシストって言われちゃいそうだけど、自分に酔う時間みたいなもの、それはちょっと現実逃避でもありながら、自分の中身を別のものと捉えて、楽しませてやるみたいな感覚かなぁ…とおもいます。 正直、得るものと考えると「センスや海外の知識、」とか実用的なものにはなりそうですが時々やってくるピンチさえも、楽しんでいるのがいいです。旅ってそれも含まれますよね。 今は飛行機で早く、速くがスタンダードだけど、列車の旅とても好きです。寝台に乗って星や朝焼けを眺めたり。早く旅行が再開される時が訪れますように。

    0
    投稿日: 2020.12.20
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    「旅に出たくなる!」という本とは違う。 旅に出たような気になって、読み終わると「あれ、いつの間にか家に帰ってきていた……」という気分になった。 横光利一の『上海』に通ずるアジアの暗さを描写していると感じた。 ただ、たぶん、この本の著者はかなりのエネルギーに満ちた人と思うので、『上海』と違って推進力にあふれている。 マカオの章のカジノをする描写に特に惹きつけられ、まだあたまがぼうっとしている。「バッカやな、いつまでやんねん。ええ加減やめろやー。」と主人公にツッコミながら……自分はどうするか……多分、自分なら……自分も、ありたけの金と時間で賭けるに違いない。「次こそは出る。」 「外国に行くと自分がアジア人に解体される」というあとがきがあり、海外旅行のときに味わうアノ感覚が言語化されていてグッときた。ひどく懐かしい気持ちになった。

    0
    投稿日: 2020.12.11
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    旅に出たくなると、評判で読んで見たが、そこまで奮い立たされるものはなかった。 しかし、1点だけ作中で印象深いのは。 主人公がインド?でやることも無くてただ日々を過ごしている時に、ドミトリーの住人であるフランス人の顔が生気がない姿を見て、行動し出す場面では自分も何か行動し続けなければと感じた。 マカオでは主にカジノでの話となるが、 博奕の面白みと深み、それによる人間の欲深さなどが描写されており、のめり込んで読んでしまった。

    0
    投稿日: 2020.12.05
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    2020/08/17 読み終わった コロナで旅行に行けないので…という訳でもなかったのだけど、心のどこかでそう思っていたのかも。結果的にユーラシア大陸を横断したかのような、雄大な気分が味わえた。 1970年代に、20代の若者が、香港からロンドンまで乗合いバスで行ってみたという話。バックパッカーのバイブルと言われているらしい。波乱万丈というか、いく先々で色んな人に出会い、体験し、それをそのまま綴ったような、生き生きとした文章で、全6巻なのにどんどん読み進められる。6巻の最後では、ここで旅が終わってしまうのかという喪失感すらあった。 1970年代の体験なので、2020年の今はこんなことは無かろうな…という、時代を反映したグッドオールドな体験も面白い。一番興味深かったのは、各都市、特にインド以西に出てくる「バックパッカーが必ず立ち寄る宿」の存在。宿のロビー?に掲示板があって、「一緒に行く人募集」とか「譲ります、買います」系のメッセージが所狭しと貼られていたそうだ。便利なネット社会では味わえない体験だよね。不便が心の躍動を生む。

    0
    投稿日: 2020.11.17
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    自身も香港旅をしているかのような気分を味わうことができました。 なかなか海外旅行に行けないのでその土地の雰囲気や風景がわかりやすく伝わってきてワクワクする一冊でした。

    0
    投稿日: 2020.11.17
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    自分が旅をしているかのような感覚でテンポよく読み進められた。香港の街の活気、マカオのカジノの緊張感が特に印象的。自分も旅に出てみたくなる。次も早く読みたい。

    0
    投稿日: 2020.11.15
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    文章が面白くてスルスル読めます。何気ないシーンをここまで面白く上手く描写できるなんてすごい!と感心しながら読みました。

    0
    投稿日: 2020.11.15
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    面白くて読み進めていたけど最後もいい意味で裏切られたというかさすがというか、自分も旅に出たくなる一冊。沢木氏が旅していた時代を旅してみたかったなぁって思う。

    1
    投稿日: 2020.11.10
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    約50年前に書かれたとは思えないリアルさ。 今からでもバックパックで世界を旅したくなる。 格安のインド航空が滑走後、いつまでたっても飛び立たないので、陸路で香港まで行くつもりかと疑うところは思わず吹き出しました。香港の安宿の正体、マカオの博打にのめり込んだ先に待っていたものは。。。次に何が起きるかわからない怪しさ満点の紀行小説です。

    0
    投稿日: 2020.11.03
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    騒動の渦中にある香港やマカオは今はこの本にあるような体験はできないだろうな。 むかし読んだような気になっていた「深夜特急」を読み直してみた。 ツアー旅行ではない生の現地を味わえる旅の醍醐味を教えてくれる。

    24
    投稿日: 2020.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・〈さて、これからどうしよう……〉  そう思った瞬間、ふっと体が軽くなったような気がした。  今日一日、予定は一切なかった。せねばならぬ仕事もなければ、人に会う約束もない。すべてが自由だった。そのことは妙に手応えのない頼りなさを感じさせなくもなかったが、それ以上に、自分が縛られている何かから解き放たれていくという快感の方が強かった。今日だけでなく、これから毎日、朝起きれば、さてこれからどうしよう、と考えて決めることができるのだ。それだけでも旅に出てきた甲斐があるように思えた。n718 →旅先で予定がないことの自由さって最高だよね。醍醐味。 ・上野のアメ屋横丁に似ていなくもないが、露店に並んでいる品数の豊富さと、そこで買物をしている客の熱心さには、格段の差があるように思えた。しかも客は女性ばかりでなく、男性もまたその日の夕食のための一品一品を、あれこれと比較しながら丹念に買い求めていた。  その一帯は露店だけでなく、店舗を構えた商店の密集地でもあった。薬種問屋のエリアがあるかと思うと、金物屋のエリアが続き、生地屋や乾物屋がかたまっている通りもある。  だが、面白いのはやはり露店だ。坂道を一本移るごとに、さまざまな露店を見つけることができる。古着屋、雑貨屋、印刷屋、古本屋などはどこにでもあるだろうが、屋台のテレビ売りや路上の床屋などもいる。  何を商売にしているのかどうしてもわからない店もある。女が石段の上に布を敷き、ただぼんやりと坐っている。すると、そこに老婆の客がやってくる。女は布の上に老婆を坐らせ、その顔に白粉のようなものを塗りたくる。そして、糸を両手で持ってピンと張り、それで顔中をこすりまくるのだ。客が必ず老婆であるところからすると、老人のための美顔術なのか、あるいは一種のヒゲソリかとも思ったが、ついに判断しかねた。  盥ひとつを道端に置き、樟脳で動くセルロイドの舟を商っている店もあり、あまりのなつかしさに、床屋の順番を待っている少年と一緒に眺めていると、アッという間に三十分もたってしまう。  もうキャット・ストリートなどどうでもよくなってしまった。香港は、恐らくあらゆる通りがキャット・ストリートのようなものなのだろう。あらゆるところに店があり、品物があって、人がいる。そのとてつもない氾濫が、見ているだけの者も興奮させてしまうほどのエネルギーを発散しているのだ。 〈香港って街は、なんて刺激的なんだ〉  私は九龍に戻るフェリーの上で、歩き疲れた脚を投げ出しながら、胸の裡で何度もそう呟いていた。n992 →向こうにとっては日常でも、旅する僕らにとっては刺激的なもの。海外を旅するときの文化の違いに圧倒される感じを、こんなに克明に描きたいなぁ。 ・僕は全く逆で、どこへ行くにも地図をもっていかないし、ガイドブックの類もほとんど読まない。空港でも駅でも、到着したら町の中央にはどういったらいいのかを誰かに聞いて、そこに行く。そうすると何か起きるじゃないですか。その「何か」に導かれるようにして泊まるところが決まってくる。そうすれば、あとは歩くこととバスに乗ることで大体の街の感じをつかむことはできるし、自由に動いていくことが可能になる。旅先ではいつもそれを繰り返してきたから、事前に地図が頭に入っているということは全くなかった。n2725 →憧れる。すべてを自分の感覚でとらえるなんて、そりゃ時間がある人の旅の仕方なんだけどさ。 ・それに、本当に不思議なことなんだけど、例えば一人旅だった「深夜特急」の時は一年余りの旅で三冊分も書くことがあったわけですよね。ところが、友達と一緒だとあまり書くことがなくなってしまう。以前、友人たちと一か月ほどスペインを回ったことがあったんだけど、その時の経験は、一行だね。「面白かった」と。ただそれだけ。n2738 →一人旅の時は、周りの物事に楽しさを見出すしかないからアンテナが前回になるし、アンテナが拾ってきたことをゆっくり消化しない面に落とし込んでいく余裕もある。 ・ワイキキのアワライ運河のほとりにアパートを借りて、朝起きて近所のレストランに行ってパンケーキなんか食べて、次にハワイ大学の図書館に行く。そして風に吹かれながら昼寝をしたり、英語の本をちょっとぱらぱらと見たり、自分で持っていた本を読んだりする。12時になると学生食堂で学生に混じって昼飯を食べる。また1、2時間、図書館で本を読んで、それからアラモアナのショッピングセンターにバスに乗って行く。公園の前の海岸でひと泳ぎして、帰りにスーパーマーケットで肉とか野菜を少し買ってアパートに戻ると、すぐに夕食の下ごしらえに取り掛かる。それを済ましておいてから、おもむろにジョギングに出かけ、帰ってくるとビールなどを飲みながら調理をして、秋から冬にかけてならアメリカンフットボール、春から夏にかけてなら野球をテレビで見つつそれを食べる。そして夜10時ごろに近所の飲み屋で一杯飲んできて寝る。理想の1日だね。n2819 →まじ理想。村上春樹っぽいな。 ・ハワイというのは日本人にとって最も抵抗の少ない‘外国’。  同じ海辺のリゾート地でも、マイアミみたいなところだとやはりアメリカ本土が持っている威圧感があるけれども、ハワイは風土にも人にも威圧感がない。言葉が通じる通じないは別にして、日本人にとって最も抵抗感のない異国なのはそのせいじゃないかな。香港は威圧感があるわけじゃないけど、人の数の絶対的な多さみたいなものがあって、通過する時に擦れるような抵抗感を覚えるような気がする。  街にあらがうという面白さはあるけどね。n2838 →スッと肌に馴染む異国の街もあるよね。街にあらがう面白さもわかる。特に初めてロスに行った時はそんな感じがした。

    0
    投稿日: 2020.10.18
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    旅に出たくなる本と昔聞いて、旅に出てもよい時期に読もう読もうとしているうちに数年経っていた。 旅には出られないけれど、旅の想像くらいはしたい時期にようやく読み始めるとやはり旅に出たくなったのだった。 香港にアテられていく様子は、自分がもっと若かったら堪らなかっただろうな、という一歩引いている自分に気づくという寂しさを持ってきてしまった。 そんなスパイスも味わえるようになったのかな、自身に投げかけながら経験値が少したまったようだった。

    0
    投稿日: 2020.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ミッドナイト・エクスプレスとは、トルコの刑務所に入れられた外国人受刑者たちの隠語である。脱獄することを、ミッドナイト・エクスプレスに乗る、と言ったのだ。」の一節で始まる。 1巻では香港、マカオでの紀行である。香港の雑踏であるが勢いのある雰囲気、マカオでの大小への熱狂ぶりに読み入ってしまう。 【ピックアップした一節】 なるほど、と私は思った。ここは、やはり、並の旅館ではなかったのだ。連れ込み宿か、それに似た役割の旅館なのだ。だから、必要以上にロビーが暗いのだ。だから、ひとりかと訊いたのだ。なるほど、なるほど・・・・。 泊まるところなんて、現地で決めればいい。必要以上に下調べをして、その調べた情報を確認する旅行なんて、なんて無味乾燥なのだろう。

    2
    投稿日: 2020.08.26
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    旅に出たくなるかっこよさ。マカオでギャンブルにハマってしまうくだりの熱さが人間の性って感じで特に面白かった。

    1
    投稿日: 2020.08.23
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    だいぶ昔の作品なので、旅の風景も現在と異なると思いなんだか読みたいが保留にしていた作品。人間味溢れて面白いな。

    0
    投稿日: 2020.08.20
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    海外旅行は26歳適齢期説。 なるほどな。26になったら私もまた海外旅行しよ。 古い本というのもあってか、 一緒に旅行している気分になると同時に、ちょっとタイムスリップした感じにもなる。

    0
    投稿日: 2020.08.18
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    文字拡大版が出たこともあり、また、読み終わったら子どもたちにも読んでほしいなって思って再読しました。マカオの大小のところは、やっぱり最高だなぁ。読む時期によって受ける印象は当然違ってくる本ですね。6巻まで、行きます!

    1
    投稿日: 2020.08.16
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    叔父から薦められて読んだ。 今年の夏は海外どこにも行けないから、紙面の上でユーラシア大陸旅行しようと思う(笑)この夏で全巻読破する! マカオは、今年3月に行く予定だったけどコロナで行けなかったところだったから惹き込まれた。作者がカジノにのめり込むところが面白かった。終わり方もシュールで好きだ。

    0
    投稿日: 2020.08.13
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    ▽感想  とても面白かった。 同じ年代の40年前の日本人が、少ない資金をもとに海外へ渡航するのはどれほど勇気がいるだろうと想像するとかなり破天荒というか、勢いのある人だったたんだなぁと想像しながら読んでいた。 沢木さんの旅行中起きた出来事が詳細に書かれているので、自分が実際に体験したらどう感じるだろうか、と考えつつ読み進めていくと価値観の違いや感性の違いを感じながら読むことができてとてもよかった。

    0
    投稿日: 2020.08.11
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    深夜特急1。はじめて読んだが、幸運にもわたしはこの物語の結末を知っているような気がする。それはやっぱり故郷、日本が素晴らしいということ。前職で何カ国も経験し、外国での目から鱗体験、外国のお酒等々珍しく、そして楽しかったことを思い出した。それでもやっぱりお米が1番。お茶が1番。なんて思ってしまう。深夜特急を読んで、思い立った時には旅の心地よい疲労感を味わうのも良いなと感じた。ちょうど26歳。まだまだ見れる景色は沢山あるなと思った。

    0
    投稿日: 2020.07.24
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    今読んでもワクワクする。 学生時代~20代前半にしていたひとり旅を思い出さずにはいられないが、巻末の山口文憲氏との対談によると、「出発の年齢」は「二十六が適齢期。上でも下でもいけない」と。26には戻れないし、あの頃のような無茶な旅はもうできないけれど、旅情がかきたてられてならない。 2巻以降も楽しみ。

    0
    投稿日: 2020.07.12
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    街の香りが立ち昇ってくるかのような文章。特に香港の熱気の描写は圧巻で、街の持つエネルギーや非日常的日常性がページを超えて脳裏に飛び込んでくる。マカオのカジノでの手に汗握る展開も小気味良かった。旅に出られないストレスを発散させたい時に最適(逆に我慢がきかなくなる可能性もあるが)。ただ一つ、ここで語られている世界は数十年前のものであり、もう二度とその時代のその空気を味わうことができないことだけが哀しい。

    1
    投稿日: 2020.07.12
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    26歳で思い立って旅に出た作者の偶然の出会いに溢れた紀行文。カジノで擦られても、清濁を知ることができて良かったと言えること、自由なはずの旅で虚ろになる人々に焦る気持ちを感じながら、夕方のジュースに幸福を感じ一日一日感じれることにしんしんとぐっときた。

    1
    投稿日: 2020.07.05
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    〈私〉は仕事を投げだし、26際でインドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスを使って旅をする試みにでた。 本作は香港・マカオを旅する。 ノンフィクショントラベルストーリー。 英語が少し話せるだけで、英語圏でない所を旅することができる。 これは、地球語=英語を意味するような気がします。 今すぐにでも英語を勉強しなければと思いました。 というのも、わたしはまだ海外に行ったことがなく、日々生活する中で、今のままでは何も変わらない、一度日本から出て他国の価値観と遭遇する必要があると思っていたからです。 そんな矢先にコロナが世界に広まってしまったのですが… でも、本書を読むと、例えコロナが流行らなくても、きっとわたしには海外に行く度胸なんてないんだと思いました。 予想不可能のできごとを楽しめる余裕は持ち合わせていません。 しかし、巻末の山口文憲さんと著者である沢木耕太郎さんの対談を読んで、やはり行かねばならないと思いました! ただお2人は26歳を推奨しており、それを思うとわたしは大分遅れをとっていて、やや凹みますが、今の生活を捨ててドロップアウトする度胸があるかと訊かれたら、そんなものはなく、悶々としています。 まずはコロナが収まったら、長期滞在ではなく、観光を目的としてどこかへ行けたら…そう思いました。 良くも悪くも人生は一度きり。 明日死んでも悔いはないと思えるくらい、燃焼して生きていきたいです。 * ♡こころの付箋♡ P256日本文化には共同体への参加の仕方、出方、そういうとこで過保護なところがありますからね。背丈を測らないで済むようなシステムに取り囲まれている。 異なる国の人や文化と対応する訓練という点で、日本人には経験が乏しいんだろうな。

    4
    投稿日: 2020.07.02
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    沢木耕太郎『深夜特急1 香港・マカオ』新潮文庫。 文字拡大増補新版として月に2巻ずつ新たに刊行ということで、再読してみることにした。本作は、沢木耕太郎の名を世に知らしめた作品であり、刊行当時は『若者たちのバイブル』と呼ばれたことを記憶している。また、当時の若い自分に旅をさせる切っ掛けを作ってくれた作品でもある。 再読してみると、若い時こそ無理をしてでも旅をすべきだと、あらためて思った。日本を飛び出して世界へというのが難しいなら、国内を最低でも1ヶ月くらい旅するのが良い。なるべく節約して、目的や計画も最低限にして、あてどもなく彷徨えば、自分の中の何かが変わっていることに気付くことだろう。 田舎者の自分には東京でも充分に異国のような喧騒を感じるが、中国やタイには東京とはまた違う質の奇妙な強いエネルギーを感じる。国土の広さや人口規模、風土や文化の違いというだけではなく、人間の逞しさや熱量が日本人とは全く違うように思う。 この第1巻では、アパートの部屋を整理し、引出しの中の小銭までかき集めて1,500ドルのトラベラーズ・チェックと400ドルの現金を作った著者がインドのデリーからロンドンまで乗り合いバスで移動することを主題に旅に出る場面が描かれる。しかし、著者が東京ーデリー間の航空券をストップ・オーバーで東京ー香港ーバンコクーデリーに変更したのが運の尽き。最初に立ち寄った香港でアジアの喧騒と熱狂に魅了されてしまう。そして、傑作小説『波の音が消えるまで』に描かれていたマカオのカジノでギャンブルにハマる…… 巻末に山口文憲と沢木耕太郎の対談『出発の年齢』と『あの旅をめぐるエッセイI 』を収録。 本体価格550円 ★★★★★

    32
    投稿日: 2020.06.27