これだけポワ～ンとした人が司書として働いているのは、本音としては許しがたい。 司書になりたくて（大学で資格とったのに）なれなかった自分の過去を苦々しく思う。３０数年前の事だけど、まだ根に持ってる。

図書館に勤務する麦本 三歩。 好きなことは、食べること、二度寝すること、本を読むこと、歩くこと... 仕事では、先輩によく怒られたりしますが、ゆったりした日常の数々のシーンに、なぜかホッとする物語です。

少しのだめに似ている画風とキャラクター。 三歩ちゃんがかわいいです。 原作では奇声(?)を発することが多くて、遠くから見ていたいタイプでしたが、こちらの本ではそんなことなく、楽しく読みました。 (と言いつつ、原作も好きです。特に三歩ちゃんの休日を描いた章が) 第2巻、お待ちしています。

『君の膵臓をたべたい』の住野よるさんの小説のコミカライズ。図書館司書・麦本三歩の日常がゆるっと綴られていきます。いいことばかりではない、楽しいばかりではない日常をちゃんと受け止めつつ、「好きなもの」に癒されて自分の機嫌をちゃんと取っていけてる三歩の佇まいはふんわり心地よいです。原作を読みたくなるとともに、お菓子を食べたくなりました（笑）。