
総合評価
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powered by ブクログカワカミ的登場人物がたくさん登場して、カワカミ的言葉でカワカミ的表現がされていて、あ〜〜川上弘美好きだ〜という気持ちになった。 この短編集を読んで、川上弘美の描く女同士の距離感とか関係性がすごく好きかもしれないと気づいた。『ざらざら』に収録されている「桃サンド」とか、たまらなく好きだったかも。本作収録の「いまだ覚めず」は女同士の関係が不思議な世界観の中に描かれていて、「こういうのだよ、こういうの…!」と電車のなかでにやにやしながら読んだ。この話の世界は色褪せていて、懐かしい感じがして、でもすこし怖くて、ほんとうに好きだ。表題作「おめでとう」は、純粋に語られる愛とさみしさに不覚にも涙が誘われてしまった。あんなに短いお話でも、泣けるものなのだなあ、しみじみ。 登場人物の誰もがどことなくさみしさを抱えていて、それは誰にも救えるものではなくて、それがなんとも切なく愛おしい。
0投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ12篇の短編集 面白かった! 「天上大風」の主人公の気力のなさ、バイタリティのなさ分かりすぎてめちゃくちゃおもしろかった ・〜等々の方法も思いつくには思いついたが、それらを実行する動機と気迫が、私には決定的に欠けていた。めんどくせぇ、というのがわたしの結論だった。 ・論理的思考を標榜する者の出す結論としては雑な結論であると思われるむきもあろうが、綿密な論理的思考を展開した結果の「めんどくせぇ」なのであることは、ここに強調しておきたいものだ。
0投稿日: 2024.10.12
powered by ブクログ「冷たいのがすき」がすき。言葉の細かいところにこだわる人が多く出てきたと思う。私もそういう性分だという自覚があるので親しみがもてた。
0投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログサクサク読める短編集。 電車移動とかには丁度いい 「このたびは、あんまり愛してて、困っちゃったわよ」 この台詞が好きだった
0投稿日: 2024.03.11
powered by ブクログ二人ともたくさんの嘘をついたに違いなかった。いつもの逢瀬に必要な何倍もの嘘を。しかし二人して、なんでもない顔をしていた。
1投稿日: 2023.10.11
powered by ブクログ裏表紙を見ると『よるべない恋の十二景』らしく、それらに、たよりとするところが無いのかどうか、私には分からないが、川上さんの数々のこと細かい描写に、胸を突かれるような愛おしさが湧いてくる事は確かである。 それは、最初の「いまだ覚めず」だけでも枚挙に暇がなく、タマヨさんが、十二年前の写真を捨てずに取ってある事や(しかも、壁一面に貼ってある中のどこにあるか、瞬時に分かった)、「仕事ばっかりしてる」「わたしも」の『わたしも』や、『あなたと手つなぐの、すきだった』や、「なにしてあそぶ」と、少しお化粧をして少しよそいきになったりと、言葉だけだと何ということも無いように思われるが、物語に於ける、これらの言葉の端々には、人を好きだという特別感のある思いが密かに、しかし、確かに息づいているのが、私には感じられるような気がして、読んでいて切なくなる。 また、「冬一日(ふゆひとひ)」に於いて、『百五十年生きることにした』は、それほど心には響かず、寧ろ、『私の声が、少しだけ、真剣にすぎた』から、『「そんなこと、ない」。こんどはできるだけ真剣にならないように気をつけながら、私は答えた』への私の想いや、『玄関の狭い土間に並んで靴をはき』にグッとくるものがあり、台詞もそうなのだが、それに続く、なんてことのない描写に感情移入させられるのは、きっと、そこでも言葉にならない台詞が読み手それぞれに感じられるからだと思い、こうした、その人の見えない大切なものを思い起こさせてくれる、川上さんの文章には、一言では説明できないような感情が、じんわりと込み上げてくる。 そして、「春の虫」と「冷たいのがすき」、それぞれに共通していたのは、好意的な部分だけではないところも受け入れているところで、前者は、『羨ましさのなかには、羨ましさだけではない余分ないくつかの気分も混じっていて、それは少々居心地の悪いものだった』に、後者は、『いじらしく、また、うとましく、感じるかぎり、僕は章子から離れられないのだと思う。いじらしい、だけならば、こんなに続かなかっただろう』にある、その複雑な気持ちは、自分だけに開いてくれている様々な一面に人間らしさがあることに、自分自身と似通った安心感を感じられたからではないかと思う。 それと、本書に度々登場する言葉として、『十年』があり、それは、十年ぶりに会いに行くであったり、十歳年上の男と別れたであったり、十年来の付き合いであったりと様々なシチュエーションではあるが、そこに見えるのは、人は単純ではないけれども、それとは別にある素直な単純さも魅力なのではないかということなのかもしれず、それは恋愛を経て、変わったところと変わらないところ、人間として成長できたなと感じたり、相変わらずだなと感じたり、新たな考え方を身に付けたと思ったら、それでも譲れないところはあると思ったり、十年経ってもどうしたらいいのか分からないと感じたり、おそらく、それらの思いのひとつひとつは、何年経とうが、その人の芯の部分として、もしかしたらブレずにあり続けるものなのかもしれないし、実は、そう見えるだけで、本当は物凄く大きな変化を遂げているのかもしれない、そんな変わるものと変わらないものを持ち続けて生きていく人間への愛しさと、それらを一人で抱えきれず共感を求めたいがばかりに、恋があるのではなんて思ってしまったが、あまりロマンチックではありませんね。 それでも、人を想うことの素晴らしさと、そのかけがえのなさを私に教えてくれた、「ばか」の言葉には、ロマンチックだけではない、個人的にそっと大切に包み込んでおきたいような真摯な想いに、私は心打たれたのである。 『男とのことがらは、藍生にとってあまりにうつくしいことがらなので、誰にも話すことはできない』 『女ともだちと愉しんだのと同じだけ、男のことを深く感じたのである』
51投稿日: 2023.05.26
powered by ブクログ何か特別な事が起こるわけでもなく、そこら辺に転がってるような何気ない日常の一場面を切り取った感じなのに、引き込まれる川上ワールド。すっかり魅了されてしまった。『冷たいのがすき』が特に好き。章子の言葉の選択や感覚がなんとも言えず良い。不倫や浮気ではなく“公式ではない恋愛”とか、「カチンとくる」ではなく「こちんとくる」とか。電話のくだりはすごくわかる。「電話をくれないひとになって、そのうえで、しばしば電話をください」 どの話も、幸せで、悲しくて、微笑ましくて、さみしくて、心地いい、不思議な感覚になりました。
0投稿日: 2022.10.22
powered by ブクログ川上弘美さんの本は不思議。 短編で、明らかな小説なはずなのに、途中エッセイなのかと思ってしまう瞬間が何度もある。 もう一度読み返すと、やはり小説。ファンタジーでもないのに世界観が少しふわふわしていて面白い。
0投稿日: 2022.09.26
powered by ブクログ幸せなのにさみしい。 主人公の多くの「私」には名前が出てこない。それがよけいに自分に語られ、問いかけられているようだった。 心のままの感情を持ってしまうことへの辛さ、心細さとか、人との絡まる感情は、どうにも消化できない。 多くは「ままならぬ関係」だったりするが、それでもふふっと笑えたり、不確かなものだって存在するんだと、人の心の儚さが、ずしっと刺さった。 無機質でお人形さんみたいに感じる登場人物…そういう、ゆめうつつのところが、それはそれで好きなんだと思う。笹蒲鉾を持ってタマヨさんに会いに行った「私」は、私でもあった。空想の中で会いたい人に会いに行く、つい移入してしまう。 「夜の子供」「冷たいのがすき」が特に印象に残った。 表題作「おめでとう」西暦三千年一月一日のわたしたちへ、世紀末で孤独に生きる女性。時々会う「あなた」。 永遠に漠然と憧れを抱いていたかもしれなかった。しかし、仮に永遠が存在するなら、とてもこわい、しんどいものだと思わされた。とても好きな短編だと思いました。
30投稿日: 2022.02.18
powered by ブクログ安定の川上先生。大好き。 毎度毎度憧れる世界観に人間観。 何気なく過ぎていく日常の、何気ないやり取りの不思議さ奇妙さ切なさ可笑しさ。。 独りでいるのも寂しいけれど、誰か好きになるのもなかなかに寂しい… とはいえオトナなのでそこそこ楽しく生きている、 そういう人ならより一層美味しくいただけると思います。
0投稿日: 2021.02.27
powered by ブクログ川上弘美さんの小説を初めて読む人が 初めて川上弘美さんの本を手に取ったのがこれなら 登場人物をサイコパスに思ってしまうと思うくらい 本当に川上弘美さんの小説にでてくる人は おかしな人ばかりです笑 川上さんや登場人物の女性たちのように 女性をずっと楽しんでたいなと思いました。 今恋愛してない自分があらためて勿体無い!つまらない!と思いました。
1投稿日: 2020.01.30
powered by ブクログお気に入りの一冊になりそう。 短編だと一行ごとの印象が強いし物語ごとの悲哀が濃くてとても好き。飲み仲間の友人にプレゼントしたい。
4投稿日: 2019.03.11
powered by ブクログ好きだなあ川上弘美さん(もともとセンセイの鞄で好きだったけど)。 気持ちを丁寧にさらってあって,何ひとつきっぱりと言い切れない。でもそれがいい。 ふたりの関係性の大きな部分には触れず,その周縁をメインにしながら,ふんわりと大きな部分を描いている。 人々が自分を不幸ぶらずにただ淡々としっかりと出来事を受け止めているところも好き。 いいなあ。
0投稿日: 2018.11.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
川上さんお得意の、女達の恋の短編集はやっぱりいいな。 ちょっと風変わりな困ったちゃん達の恋愛模様にニンマリしたりアハハと笑ったり。 友人が思わずつぶやいたセリフ「まったくもう、困った、でもいい人だねこの人は」にも激しく同意。 不倫相手の元恋人に憑かてる内に仲良くなったり、論理的思考を持っているのに鈍感だったり。 みんな呑気でおおらかで。 愛すべき困ったちゃん達の逞しさに元気をもらった。 大人のしっとりと湿り気のある恋愛物も良かった。 「俺150年生きることにした。そのくらい生きていればさ、あなたといつも一緒にいられる機会もくるだろうしさ」 別れ際にそう言った彼。 途方もない年数は叶うわけはないと知っている。 気まぐれな言葉ということも。 けれど、女はその言葉を忘れない。
2投稿日: 2018.09.09
powered by ブクログ再読でも、とても寂しくて好きです。 記憶をなくし続ける物語の次に、忘れないでいようというこの物語を読んだのでなんだかそれが印象的でした。 なんと表現していいかわからないくらい、ふわふわととりとめない空気ですが、それでもこれは恋愛なのかもしれません。レンアイ、と片仮名にしてしまう方がぴったりかも。 どのお話も寂しくて好きなのですが、ラストの「おめでとう」が一番好きです。再読して初めて、「西暦三千年一月一日のわたしたちへ」と書いてあることに気付きました。滅びを感じさせる世界観が素敵です。 昔、好きだった人に差し入れとして渡したことがあります。読んでくださったかはわかりませんが。 わかりやすいのは「センセイの鞄」だと思いますが、川上さんの恋愛小説はこんな空気のものが好きです。
1投稿日: 2017.12.05
powered by ブクログ☆5つは付け過ぎなんですけどね、色々と考えるネタを貰った作品なので、ちょっとサービスです。 川上さんは多彩な作品を書く人のようですが、この短編集でも幾つかのパターンが出て来ます。 「センセイの鞄」を思わせるちょっと不思議な主人公の恋愛を描く「天上大風」、「蛇を踏む」のようにファンタジックで寓意的な「運命の恋人」、そして男女の一場面を見事に描く「川」など。それぞれが見事だと思います。 しかしいずれにしても、緩やかにうねり、決して白波の立つことの無い瀬戸内の海のような、どこかゆったりした流れがこの人の持ち味という気がします。
0投稿日: 2017.10.30
powered by ブクログ男女の恋愛、不倫、同性の恋愛、いろんな形があるけれど根底にあるのはとても普遍的なものであるように思えた。 失ってしまう不安や、先の見えない未来。それらと静かに闘っている人たち。 決して幸せな物語ばかりではないのに、幸せな気分になるのはどうしてだろう。
1投稿日: 2017.10.11
powered by ブクログ「運命の恋人」と「どうにもこうにも」がお気に入り。女性らしさ、というよりも、人間らしさという風に例えることがしっくりくるような感覚。卑怯なところも含めてこそだよなあと思う。女性らしさや男性らしさの定義は人によって違うし、だからこそ色んな人同士が惹かれ合うのかもしれない。どうあるべきなのか、よりも、どうしたいのか。
0投稿日: 2017.08.21
powered by ブクログ何だか読みにくい。 舌足らずの大人が一生懸命に聞いてもらいたいことを伝えているような感じ。なんだけど、解説を読んだらちょっと印象が変わったかな。
0投稿日: 2017.04.17
powered by ブクログ短編集。 いろんな二人(女同士だったり別れた男女だったり)が出てくるのだけど、なんとなくテンポが快い。
0投稿日: 2017.03.31
powered by ブクログ12篇からなる短編集。 いったいこれは、現実世界なのだろうか、と惑わされてしまう。 小説なのだから現実ではないのは当たり前で、それは百も承知なのだが、そういったことではなく、この人たちは誰だ?これはどこの世界の物語だ?とクラクラしてくるのだ。 かと思えば、突然、逢瀬のあいだ、子どもを近所の人に預かってもらっているだのと至極現実的な側面を見せてくる。 どれも薄ーく切り取られた一場面なのに、読んでいるといろんな感情におそわれて油断できない。
0投稿日: 2016.05.22
powered by ブクログキメの細かい砂のようなサラサラとした文章と、空気感。 やわらかさとサバサバした感じの両方があるよう。 そしてちょっとひょうきん。 やっぱり好きだな、川上さん。 人との距離感の描かれ方や、言葉のすき間にチラッと見え隠れするさみしさも。 幽霊にたたられて復讐する「どうにもこうにも」、ちょっと異界の「運命の恋人」、未来の話「おめでとう」を含め 私の読んできた川上さんらしさの感じられる短編集だった。 心地よかった。
0投稿日: 2016.05.17
powered by ブクログ15/12/16 ぽっかり明るく、深々しみる、まさにそれ。『夜の子供』がたまらなくすき。ちなみに子供はでてきませんよ。イチゴミルク~~ P60-61 『春の虫』 「もらったからあげたのかな、あたし」 「もらった?」 「うん、もらった、いろんなもの」 「どんなもの」 「目に見えないいろんなもの、目に見えないけどなんだかほかほかするもの」 「もらったのかあ」 「うん、たしかにくれたような気がする」 (中略) 「ショウコさんがあげたのは、何?」 「お金と時間」 「なるほど」 「つまらないものよね、あたしのほうは」
0投稿日: 2015.12.16
powered by ブクログ自分の誕生日に本屋さんへ行ったら目に飛び込んできたので購入。特に印象的だったのは「春の虫」、「川」。
0投稿日: 2015.11.29
powered by ブクログ一筋縄ではいかぬ恋や愛がごろごろしているのに、なぜかえぐみもいやみもない。 息をするのと同じように、当たり前のことのように思えてくる。 そして、そんな当たり前の人生と同じように、笑ってしまったり、どうしてか泣きたくなってしまうような寂しさに襲われたりする。 なんで、こんなに、この人の作品って切ないんだろう。
0投稿日: 2015.06.30
powered by ブクログ初読みの作家さん。 短編でさらりと読めるけど、惹き付けられるものがなかった。 個人的には、もう少し人間臭い話が好き。
0投稿日: 2015.05.16
powered by ブクログ短編集。恋愛もの12編。 川が一番すきです。 「きかん気で落ち着きのない少年」に「内気でぼうっとした少女」が「やだ、おいてかないで」なんていうシーンが堪らなくなりました。 川上さんの文章自体がすごくきれいで、曖昧な人間関係を書くのにすごく似合う気がします。すきなひとの一人になりそう。
0投稿日: 2015.04.26
powered by ブクログ短編集。 女の人同士の恋愛(さらっとしたのではなく 濃いやつ)とか 不倫の話しとか出てくるから 好き嫌いがあると思う。 私は苦手(*_*) 幽霊に取りつかれる話しは ちょっと楽しかった。
0投稿日: 2015.02.17
powered by ブクログ『川』を読んだら、お弁当を持って出かけたくなった。 外での食事ってなぜだか美味しい。特別なものでなくても。 昼からビールも憧れるわ。
0投稿日: 2015.01.13
powered by ブクログ【本の内容】 いつも束の間の逢瀬しかできない2人。 年末の一日、初めて過ごした2人だけの長い時間。 鍋を準備して、「おかえり」「ただいま」と言い合って(「冬一日」)。 ショウコさんと旅に出る。 電話の最中に「なんかやんなっちゃった」と声が揃ってしまったのだ(「春の虫」)。 いつか別れる私たちのこの一瞬をいとおしむ短篇集。 [ 目次 ] [ POP ] ふわふわした感じのする12の作品。 どこか悲しいのに暖かくもあり、読み終わるとなんだか人恋しくなる作品もあり。 川上弘美という作家さんの作品はいつもいろんな感情を渦巻かせている。 読んでて忙しい。 それすら心地よいのですけど。 「眠ったらおいていく」という言葉に不安で仕方が無くなる『川』、「冷たいのが好き。さめて冷たくなるのはさみしい。最初から冷たくしようと意志して冷たいのが好き」、というセリフが印象的な『冷たいのがすき』どれも、二人で居ることの危うくも愛しい風景ばかり。 12の作品、きっとどれかお気に入りが見つかると思います。 オススメです。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
0投稿日: 2014.08.23
powered by ブクログ初川上弘美。ほんとは「センセイの鞄」途中まで読んでたんだけど、日本に置いてきてしまった。。。 表紙のイラストがかわいい。 短編集。大体よかった。 感情的な人は出て来ないんだけど、でもそのひとたちの何気ないでも複雑な感情があるからこその言葉なのが想像できた。 見えてきた。 「どうにもこうにも」と「冬一日」が好き。 不倫してるひとが何人かでてきたけど、こーゆー感じだから長く付き合うんだな。
0投稿日: 2014.01.26
powered by ブクログもうあんまり覚えていませんけれども、これも良かったですね! あらすじにもある通り、恋愛の何やかやを短くまとめた文章がいくつか掲載されています…! 恋愛小説なんて僕ちゃんあんまり読まないのですけれども、これを一つ前に読んだ川上氏の小説が気に入りましたのでこれも読んでみることに… やっぱし摩訶不思議な展開となっていますね…川上氏の手によると…! ただの恋愛小説ではないですし、主要の登場人物に霊的なものまで入ってきていてまさに川上ワールドとしか言いようがないアレが展開されています…! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、そんなわけで短編集なので寝る前とかに少し読むのに適した一冊だと思いました。おしまい。 ヽ(・ω・)/ズコー
0投稿日: 2014.01.06
powered by ブクログ出会いとか、別れとかって、 自分では気がついていないくらい 頻繁に起きてる。 大切に、しなければ。
0投稿日: 2013.10.26
powered by ブクログ波間をたゆたうように読書ができます。書くとなんだか語弊があるけど、確かにそうです。 一日生きることに、祝福がある。自然と暖かな笑いがこみ上げてくる。 確かな人間賛歌だと、そう思います。
0投稿日: 2013.09.28
powered by ブクログ掌編に近いくらいの短篇を12話収録。それにしても作品集のタイトルが『おめでとう』だなんて、随分と人を喰ったようなネーミング。これだと、川上弘美が初めてという人は、まず買うことはないだろう。川上弘美だから、という自負の表れともとれるし、また高飛車な姿勢だとも言える。かといって、篇中の1篇から取るにしても「冬一日」では、漱石みたいだし、まあ普通にあるいは無難には「春の虫」か「運命の恋人」あたりだろうか。内容的には、いつもの安定した川上調の、いい意味での掴みどころのない物語。「冬一日」なんかは、ちょっと切ない。
0投稿日: 2013.09.24
powered by ブクログきれいな話、ではなくて、 日常に潜むちょっと生々しい恋愛の1コマ、を、 感覚的にスパリと切り取ったような短編集。 きれい、というのは、 クリーンの意味もビューティフルの意味も兼ねている。 恋愛においては、 おそらく倫理観というのは絶対的基準を持たないもので、 不倫だろうが浮気だろうが復縁だろうが復讐だろうが、 当人が良しとするならばそれが「善」である。 よって、この作品中に出てくる様々な女性たちは基本的に自分の立場を恨んでいない。 悔いてもいない。 そういう意味では感情面でのドロドロ感は希薄で、 善とした上で話がどう展開していくのか、 を、楽しむ要素が大きい。 んー、しかし、私はこのパターンに途中でやや飽きてしまい、 もっとフツーの長編を読んでみたい気分になった。 (とは言え『センセイの鞄』もやや苦手なのだが。)
1投稿日: 2013.07.14
powered by ブクログどの話も、なぜか息苦しく、切なく、恥ずかしくなる・・・のはきっと、登場人物たちが息苦しく、切なく、恥ずかしい気持ちになっているからなのね、きっと。すごく淡々と語られる人生の機微よ。何だか解ったような解らないような、そんな感じです。
0投稿日: 2013.06.25
powered by ブクログ子供の頃から食べ物の描写が巧い作品に弱い。 川上弘美の作品はさほど読んでいないが、その中で一番印象に残っているのは彼女の代表作「センセイの鞄」。作品そのものの雰囲気も勿論だが、何よりの理由は「おいしそうだから」だった。 今作も、冒頭の作品に出てくる「生蛸をむつむつと噛む」という表現に感心してしまった。「むつむつ」。こう書かれてしまうと、あの蛸の食感は「むつむつ」としか表現しようがなくなってしまう。この言葉が頭から離れなくなり、翌日うっかり生蛸の刺身を買ってしまったほどだ。 何だか「むつむつ」のことばかり書いてしまったが、作品自体も好みのものが多かった。文章が綺麗なので読んでいて心地いい。 気に入ったのは「夜の子供」と「冬一日」。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログ幸せの永遠を願っても、悲しみの収束を願っても、生き続ける限り、ゆく川の流れは絶えずして……なのであることよ。 動じずにいたいものだけど、うまくいかないなぁ。
0投稿日: 2013.05.05
powered by ブクログ独特の世界観。 やわらかな感じがする。 嫌いな感じではなかったのだけど 途中で飽きてしまった。 読む時期が悪かったかも。 もう少し余裕のあるときに ゆったり読めば良かった。
0投稿日: 2013.03.21
powered by ブクログ7年振りに再読。「春の虫」と「冬の一日」が好きだったなーと思い出しながら読んだら、やっぱりとても好きだった。 「冬の一日」のトキタさんは優しい、でも今読むと、それはちょっとだけずるいよねって思ったりした。
1投稿日: 2013.03.03
powered by ブクログいい年した女の人の話達。 普通なんだか非日常なんだか。 でもどれものほほんとした感じでした。
0投稿日: 2013.02.26
powered by ブクログ言霊っていうのかな。 ことばひとつひとつに、何か見えない力が宿ってるよね、 川上さんのお話は。 しかも、長編より短編のほうがちょうどいいかも。 長編だと、見えない力によって私の心が支配されて、 読み終わるころにはいつも、疲れちゃうんだよね。 川上さんの小説は、 女じゃないとほとんど共感できない気持ちばかり。 不倫やらなんやらドロドロしてても、共感できちゃうから不思議。 男性のように哲学的でなく、 直感的で感情的だから、 ことばひとつひとつが、胸に突き刺さるよね。。。 ふわふわした表現なのに、なんでこんなにグッとくるのかしら。 あとがきにも書いてあったけど、 表現がフランス的なんだって。 フランスは、日本の文学よりももっと、 言葉を大事にしてるのだとか。 そんなフランスでは、川上さんが絶賛されてるっていうから、 なるほどなって思った。 もう、川上さんの小説は読み尽くしてしまったなぁ・・・。
2投稿日: 2013.01.24
powered by ブクログ川上さんの短編は唐突に終わる。今回は断片的すぎて物足りなかったかも。。私は結構長編のが好きかもしれません。
0投稿日: 2013.01.22
powered by ブクログ池田澄子語る解説にあった『川上節』である。 川上節である。 解説で全て、すっかり語り尽くされてしまったので何もかくことがないようだが、気に入った解説の一部分を抜粋する。 川上弘美の小説やエッセーを読むと、必ず何度か笑ってしまう、ふふゝ。しかし、アハハと笑ったことはない。そういえば川上弘美は目を細めてふふふゝとよく笑う。その笑いは、おかしいなぁではなく、おもしろいなぁというふふふゝに聞こえる。見える。(略)それなのに私は何回も笑った。笑いながら、やがてつくづくとかなしくなっていた。
0投稿日: 2012.10.18
powered by ブクログ短編集。 川上さんの作品には独特の世界がある。 何やらホンワカしたような、不思議な気分になる。 たまにその独特の世界に浸ってみたくなる。 好きだったのは『どうにもこうにも』。 2012.10.17
0投稿日: 2012.10.17
powered by ブクログそうそう、川上弘美ってこんなんだった、という感じ。しみわたる文章。ありえない世界。 それでも、愛さずにはいられない、という現実。
0投稿日: 2012.09.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表題作ほか、12の物語による短編集。 川上弘美さんの本に出てくる登場人物は少し年齢層が高い。 みんな、すごく恋をして、愛をしている感じがして、大好き。 年を取ってもこういう風に好きなひとに対して一生懸命でありたいと思う。 あんまり外見に関する描写はないけれども、好きなひとはたぶんおなかがぽっこりしていたり、髪の毛がすこーし薄くなっていたり、するのかなとか思いながら。 自然の速さで年を重ねていて、恋をして。 川上さんの本はほんわかしていて好きだ。 少しほろっとして、好きだ。 現実離れしていそうで、現実的で好きだ。 ひとをすごく愛しくなる気持ちにさせてくれる作家さん。 「あのさ、俺さ、百五十年生きることにした」 「百五十年?」 「そのくらい生きていればさ、あなたといつも一緒にいられる機会もくるだろうし」 (『冬一日』より)
0投稿日: 2012.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
12の短編集。 求めては離れ、離れては求め。 愛しいけれど疎ましくて、疎ましくても愛しくて。 世間的にはイケナイ関係だけれど、気持ちは止まらないのかなと。 頭では細かく分析するけれど、結局何をやってもうまくいかない「天上大風」と 日曜のよく晴れた休日を思い浮かぶような背景の中での ちょっとした切ない気持ちの「川」が好きかな、と。 全体的に川上ワールド炸裂)^o^(
0投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログ会社近くのカフェで残作業を終えた後、気分転換にページを開き、目についた小編。 家庭を持つ2人のイレギュラーな、でもおだやかなある日を描いた『冬一日』。 土曜の夜、楽しげな会話がさざめくカフェの一角でひとりうっかり涙ぐんでしまった。 2人の関係がとてもたおやかで確からしいのだ。 諦感とは全く違う淡々さは、この恋の確かさと切なさを強調して胸をしめつける。 節度と思いやりに満ちた関係にふっともたらされたある一日。 二度と訪れない日を過ごす二人の高揚が静かに、でもすごく情熱的に描かれた小編。 現実のままならなさとつい比べてしまい悲しくなってしまうという副作用つき(笑)
0投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログ恋愛についての短編集。 どれも短い作品で、登場人物は自分と相手、くらいの感じでした。 「おめでとう」というタイトルに似合わず、別れを感じさせたり、という作品が多かったような気がします。 読んでて、登場人物の気持ちの変化とか心情がいま一つ掴めず、首をひねったりすることが3回くらい。
0投稿日: 2012.07.21
powered by ブクログいろんな恋の短編集。 川上節がたまらなくなってきた。不思議な味わいで止まらないと言うか。 事情や状況だけで判断したら、ダメな恋愛ばっかりなんやけど、登場人物は幸せそうでいとおかし。 表題作は、いまいち良く分からなかった。
0投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログ文章が読みたい、 文章で癒されたい、 そうおもったときに川上さんの物語を読むようになった。 あたたかくて、ゆったりとしていて、それでいていつも切ない。そんな物語に、わたしは毎回癒されている。
0投稿日: 2012.05.28
powered by ブクログ一篇はとても短く、凝った表現に感じないのに、登場人物ふたりの関係やその場の雰囲気がよく伝わってきた。 日常、誰かとふたりだけで交した会話の楽しさを、周りにも同じように伝えようと思ってもなかなか難しいものだが、この本に出てくる"ふたりの世界"は十分一緒に楽しませてもらえる。 他の長編なども読んでみたい。
0投稿日: 2012.05.24
powered by ブクログ何を思って作者はこの作品にこのタイトルをつけたのかが気になるな、と。 たぶん川上弘美という作家を知る以前に一度読んだことがある。ので再読という形になるのだろうかな。なんだか人間の好きになれない部分を砂糖をかけてごまかした、そんな雰囲気を楽しむための作品であるように感じた。直視できない、でものぞき見てしまう、怖いもの見たさとかを刺激される。
0投稿日: 2012.03.09
powered by ブクログ春の虫 がすきだった。 いっぱい着替えるショウコさん。 あと、夜の子供。 竹雄の雰囲気がたまりません。 イチゴミルク。
0投稿日: 2012.02.01
powered by ブクログさまざまなふたりの世界が広がっている。 わたしは恋人と付き合いはじめたころに読んだため、 「川」が一番印象にのこっている。 どこまでも、ゆっくりと、流れてゆく。 これは願望も含めて。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログ短編集ってどうも苦手なんだけど、川上弘美さんのは別ですごく好き 表現がやわらかく、実に丁寧で美しい。 いつか別れる私たちのこの一瞬をいとおしむ短編集 恐ろしく残酷で幸福なその一瞬 ――忘れないでいよう、今のことを。今までのことを。これからのことを。 寒いです。おめでとう。あなたがすきです。つぎに会えるのは、いつでしょうか。
0投稿日: 2011.11.03
powered by ブクログセンセイの鞄がとても良かったので、川上作品を片っ端から読んでみようと思って、まず、コレです。恋愛小説の短編集。12作あって一番短いもので6頁とかあります。 内容はどれも切なめで、決して幸せ路線の内容ではありません。 この本を読んでいくと共通するテーマが分かってくると思うのですが、本来はややこしい問題が浮上してきそうなのに、登場人物のふたり以外は外の世界や脇役が一切出てこないので、あまり重たく感じる事もなく割り切ってあっさり読めました。 世間の目や常識から離れて、純粋にその場限定の恋愛モノとして読むと、やっぱりちょっとほっこりする内容の作品です。 お気に入りの作品は 夜の子供、天上大風、冬一日、ぽたん、ばか 特に「冬一日」と「ぽたん」はすごく好きな作風です。
0投稿日: 2011.10.19
powered by ブクログ初川上弘美。物静かで巧みな言葉選びに惹かれました。面白かったです。芥川賞作家さんなんですってね、「蛇とピアス」以来女流の芥川賞はその物々しさに惧れをなして避けているので、知らずにいたからこそ読めて幸運でした。これから他作も読んでいきたいです。女性が女性に好感を寄せる2編が印象的だったんですが、この作家さんはマイナーな恋愛を描くのが上手いのかな。
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログどうせ迷子になるならとことん。と思って。短編集。さすが川上弘美さん。ほんの10ページくらいなのに余韻がすごい。じんわり。ぽっかり。切ない。 まさに、深々しみるよるべないお話。 短く静かで、ゆったりな文章なのに、行間がすごい。書かれていないことなのに感覚的にずしっとくる。すごくすき。 女性ならだれも似てるとこがあると思ってしまうのではないかと。
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログ女性らしい視点と、クールな文体の短編集。 随所でくすくすさせられて、全体を通して登場人物の愛らしさが感じられます。
0投稿日: 2011.09.07
powered by ブクログ誰かと誰かの恋のはなし。短編集。 ゆったりした文調、言い回し、好きだけど、人によって好みは分かれるかも。 同性同士やいわゆる不倫の関係を世間一般の後ろめたさを感じさせずあたりまえのように描いてる。 解説もあわせて読むとおもしろい。 何度か読みたいと思った。何年か経ったら、また違う気持ちで読めそう。
0投稿日: 2011.08.17
powered by ブクログ『天上大風』と『川』が良い。 たった10ページくらいの話がこんなにも余韻を残す小説は珍しい。 ゆったりしている文章がすごく好み。
0投稿日: 2011.08.15
powered by ブクログこの作品に収録されている「夜の子供」が何かの雑誌で発表された時に、初めて川上弘美の作品を読んだのだが、「すごく好き」と思ってしまった。言いたいのだけど、どう表現していいかわからない気持ちがうまく書かれている気がしたのだ。 ただ、「すごく好き」と思いながら、これまでどういうわけか作品を改めて買うことがなかったのは、もしかしたら、「先生の鞄」であちこちに取り上げられている状況に気持ちが引くという、いつものわたしの天邪鬼的性質によるものなのかもしれない。 どれも淡々としていて、どこかおかしくて、読んだあとに何かがじんわりと胸にしみる。作品の設定によっては、よくよく考えれば愛憎渦巻いてドロドロの愁嘆場が展開されてもおかしくない状況なのだが、そんなことにはならない。 年が離れていようが、相手や自分に妻子がいようが、相手にだまされようが、同性だろうが、どの登場人物も相手に愛をささやきつつ、心と頭のどこかでは、自分や相手の気持ちがやがて変わり、その関係がいつか終わることをわかっている風だ。「諸行無常」の言葉を、わけもなく思い出してしまった。
0投稿日: 2011.07.20
powered by ブクログ不倫だったり、レズビアンだったり、いわゆる普通でない恋愛が、川上弘美の作品にはかなり多い。 行間が好きだし、「書かれないこと」が感覚的にとてもわかってしまう。 川上弘美の小説の登場人物になりたい。なれると思う。わたしはとても似ていると思う。 淡々とした描写の中に、ふと切なさがぐっと込み上げてきます。 しかし、最後の二章。川上弘美の比喩は本当にわからない!
0投稿日: 2011.07.10
powered by ブクログ川上弘美とスリムクラブって似ていると思った。 「いまだ覚めず」「冬一日」「ぽたん」「川」「冷たいのがすき」「が好き。 池田澄子の解説も良い。 体臭は薄いけど、体温は濃い感じ。
0投稿日: 2011.03.23
powered by ブクログやるせないけれど現実で 現実だけれどどこかぼんやりとした恋の12の短編集。 「夜の子供」の途方に暮れる感は切なくて好きだ。
0投稿日: 2011.02.04
powered by ブクログ12編からなる短編。 いまだ覚めず/どうにもこうにも/春の虫/夜の子供/天上大風/冬一日/ぽたん/川/冷たいのがすき/ばか/運命の恋人/おめでとう 久しぶりに川上さんの作品を読んだのだけれど、このゆるくて切ない文章に心があたたまります。秋のセンチメンタルな気分に浸りたい時に最適。
0投稿日: 2010.11.13
powered by ブクログ川上さんの本は甲乙付け難く、どれも良いです。 ぼんやりしてるけど、奥がギラギラしてたりします。ギラギラをひょんな時に感じるのが喜ばしいです。 『おめでとう』は一番始めに読んだ川上さんの作品なので、思い出深いです。
0投稿日: 2010.10.21
powered by ブクログどの短編もそれぞれに好ましくて、持ち置いてもよいと思った。『冬一日』が収録されていなければ。 あの一篇は、なんだか良すぎて困ってしまう。 表題作がもっとも良かったので、この本の表題はただしいと思った。
0投稿日: 2010.10.21
powered by ブクログいままで8月とか暇だったのに・・・ 今年は何が起きてるのか、9月に入ってもなんだかかんだか。 この本も古本屋でジャケ買い。 一瞬読んだことあるような気もしたけど、読み進めると気のせいかなって気もしてきた。川上さんの作品によく出てくる名前ってあるのかもね。 相も変わらず清潔です。「冬一日」でしょうか。
0投稿日: 2010.09.05
powered by ブクログ川上さんの感性は、一般人に近い気がするんだけど、それをすごく文学的な雰囲気で包んで表現するから、なんかうれしくなる。自分の生活も平凡なんかじゃないんじゃないかな!って見つめなおしたくなる。 これはエッセイではなくって、短編集。色々な関係性の二人を描いている。 多分、ちゃんとした関係じゃない二人なんだけど それを嘆くでもなく淡々と過ごす情景が目に浮かんですごくいい気分になる。 好き!!!
0投稿日: 2010.07.28
powered by ブクログ何気ない ふとした ある時間を過ごす、ある二人の それぞれの短編集。 不思議な文章。ひらがなが多い感じに見えるよ。 特にこれと言って、大きな衝撃はないけれど なんとなく読んだあと、あったかい気持ちになれる本だと思う。 『夜の子供』で 朝子が竹雄と一緒にいるときに ふと自分はやがていなくなる、宇宙もなくなる、と漏らす場面が すんごく素敵だと思う。 それに対して いちごみるく を朝子にあげようとする竹雄も好き。
0投稿日: 2009.12.22
powered by ブクログ平易な文章でどうしてこれほどまでに切なさを表現できるのだろう。 涙がこぼれそうになるくらい、鼻の奥がツンとするくらい、素敵だ。 寒いです。こんにちは。あなたに会えました。 あなたに会うのがすきです。あなたと喋るのがすきです。 干し魚はおいしいね。きのう大きな入り日を見ました。 入り日は、赤い。冬のはじめの葉よりも赤いです。 おめでとう、とあなたは言いました。おめでとう。 まねして言いました。それからまた少しぎゅっとしました。 寒いです。おめでとう。あなたがすきです。 つぎに会えるのは、いつでしょうか。
0投稿日: 2009.12.13
powered by ブクログ完全に好みの問題、好きにはなれない作家さんなり。 親が買ってきたし、薄いし、その作家さんの どこかを好きになりたくてまた読んでみたのだけど やっぱりどこか馴染めない文章と空気感。 私はもっと小説にリズムを求める。 しかも少しアップテンポなリズム。
0投稿日: 2009.12.08
powered by ブクログ「冬一日」にほろりときました。 解説までうんうんとうなづいて読みました。 愛の不確かさの確かさ。
0投稿日: 2009.11.30
powered by ブクログこの人の文章は書き手の年齢を感じさせないから不思議。 かといって、稚拙だとかそういうんじゃない。 なんとなく親近感を覚える、あーこの気持ちわかるって、自分に重ね合わせやすいっていうか…。 恋の話だからかな。いくつになっても、恋愛中ってこんな気持ちになるのかな?今と変わらず? そう考えたらちょっと怖くなった。 年を重ねたら、その分もっと落ち着いて、穏やかに人を好きになるものと思ってたのに。 10年20年後もこんな切ない思いをするのか、ってちょっと胸が苦しくなる様な短篇集です。
0投稿日: 2009.11.24
powered by ブクログ作者の人柄が激しく気になるw 物語自体が半透明のカプセル内にあり、さらに登場人物一人一人が薄い膜をかぶっている印象。
0投稿日: 2009.11.22
powered by ブクログ彼女の文章は、どうしてこんなにもあたたかく愛しいのでしょう。 『冷たいのがすき』 『冬一日』 『川』 この三作がたまらなく好き。 日本語のやさしさ、儚さに改めて気付かせてくれます。
0投稿日: 2009.11.09
powered by ブクログ情報科教員MTのBlog (『おめでとう』を読了!!) https://willpwr.blog.jp/archives/51248201.html
0投稿日: 2009.05.23
powered by ブクログニシノユキヒコが自分にとっては良くなかったので これはどうかな・・・と少し躊躇してたのだけど、まあまあ楽しめました。 「どうにもこうにも」「春の虫」「夜の子供」が好きです。 いろいろあったあとに読むと良いと書かれている方がいますが 私もその意見に共感です。
0投稿日: 2009.05.18
powered by ブクログ『私はタマヨさんが大好きだった。サーカスを見ているとき唇を奪ってその体を抱き締めたくなるくらい。 道を外れている愛と外れていない愛、その全てがいとおしく尊く一瞬である。 幾つもの愛の刹那を綴った12の短篇集。』 今回は三十代を越えた女性たちの食事と刹那の恋の話。 大人の恋ばかりです。不倫とか、女性同士とか別れた後もう一度会ってしまった恋人同士とか。 普通ならドロドロになってしまうような内容が切ないくらい淡々とした文章で書かれています。 だからか、私はなんの嫌悪感もなく読めました。 さらに川上女史の素敵なところは、摩可不思議な出来事をさも日常茶飯事のように書かれること。 もちろんこの本でもそれが所々発揮されています。 それにしてもどうして川上女史の本は何てことない言葉で人を「ぞくり」とさせられるんだろう。 そして読んでて何てことない文章なのに妙にいやらしい気持ちになるのは何でだ。
0投稿日: 2009.05.08
powered by ブクログぽっかりあかるく、深々せつない12の恋の物語。 マイペースにオトナになった個性豊かな30代女性たちの恋物語で、ねちっこさや嫌味がなく、実にほのぼのとした作品です。 いとう
0投稿日: 2009.04.15
powered by ブクログ2009/3/8 平和。恋愛小説。 「春の虫」と「天上大風」が好きだな。 と思ったらどっちもだまされた話やね。 不倫とかだます側よりだまされた側の話の方が近いのかもね。 だましてやろうってほど積極的じゃないのでね。 だまされたくはないけどね。
0投稿日: 2009.03.08
powered by ブクログ川上弘美さんによる、頼りない恋愛の話が12編。 まじめに恋愛して、転んだり行き詰ったりして、それとは関係なく人生は進行したりしている。
1投稿日: 2009.03.02
powered by ブクログ綺麗な色の表紙に惹かれ購入。 とても幻想的な話の詰まった短編集。 分かるような分からないような不思議な感覚では ありますが、気になって読み進めてしまいました。 私はそこまで感情移入出来なかったけれど、 筆者のこの独特の感覚や世界観に共感を覚える女性も 多いのではないでしょうか。
0投稿日: 2009.02.01
powered by ブクログ「いまだ覚めず」「冷たいのがすき」と表題作が好きです。 どこまでもよるべない、女、男、女の話。 かといって冗長な恋愛小説という訳でもなく、ほどほどの緊張感がここちよい。
0投稿日: 2009.01.09
powered by ブクログなんだろう!すっごく読みやすいよ。すらすらすらすら読めた。川上さんの文章はすとんと入り込んでくるんです。不思議!
0投稿日: 2008.11.18
powered by ブクログふわりとして、現実離れしているようで、とても哀しく美しい恋の物語12編。 読みながら、本を抱きしめたくなるような愛しさがわく。
0投稿日: 2008.09.13
powered by ブクログ少し変わった恋愛の短編集。だけどありふれた日常が丹念に書かれていると思う。さらっと読めて可もなく不可もなく
0投稿日: 2008.09.09
powered by ブクログ年を重ねた女性の恋愛苦労話みたいなのって、 基本的にはあんまりすきじゃないんだけど。 浮気がどうとか、不倫がどうとか、純愛がどうとか。 でもさらっと読んでいたら、とてもすきな話がひとつあった。 年代とか、状況とか関係なく、胸がぎゅーってして、 なんだか泣きたくなってしまった。
0投稿日: 2008.07.03
powered by ブクログ2008/6/22 大人の女性の匂いがする十二の短編集。 個人的には「春の虫」が一番好き。
0投稿日: 2008.06.23
powered by ブクログhttp://coco6calcio.blog96.fc2.com/blog-entry-47.html
0投稿日: 2008.05.26
powered by ブクログこの本に描かれている恋物語は、若々しい激しさというより、淡々と、しかしゆっくりと進む少し大人な雰囲気のものばかり。 誰かが「面白い」より「好き」な作品だって言ってました。本当にそうだと思います。 書き下ろしを含む、12の物語から成る短編集です。
0投稿日: 2008.05.14
powered by ブクログ「蛸をむつむつ食べる」という表現が、頭に残ります。 感覚を上手く言葉にしてくれる作家さんだと思います。
0投稿日: 2008.04.12
powered by ブクログめでたくはないよ。 誰かを悲しませる恋愛をしていて「なんか今、センチメンタルな気分」ってなぁ、気味が悪い。 08.03.21
0投稿日: 2008.03.28
powered by ブクログ冷たいシーツ、どきどき。温度差って、どきどき。川で、ほんのり泣く。終わりそうで、泣く。夢遊めいた、へんてこなお話。川上さんぽい。
0投稿日: 2008.03.17
powered by ブクログ短編。 様々な、ちょっとズれた(?)愛の形。 雰囲気を味わうのがよいかも? それでも、ところどころズキっときたり。 好き嫌い分かれるだろうなぁ。 (1/19)
0投稿日: 2008.01.22
powered by ブクログこの人の良さ、ちょっと分かった気がする。センセイの鞄みたいな好きさはほかのどの作品見てもないんだけれど、時間の流れが異空間にいるような感じ。感性が独特なんだろうな。短編集で何がいいたいのかさっぱり分からないものもたくさんあるんだけれど、背景に流れるものは、三十代後半の女の「禁断の恋」かな。なのにこの流れって不思議な気がする。あと、この人は以前カタカナの名手だと書いたと思うんだけど、もうひとつ。「聞き返しの名手」だと思う。いちいち「○○」と聞き返す主人公たち。本人もそうなんだろうな。
0投稿日: 2008.01.19
