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「生存競争」教育への反抗
「生存競争」教育への反抗
神代健彦/集英社
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総合評価

6件)
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    第二章のタイトル「教育に期待しすぎないで」っていうのはまさに、だなー。教育依存症候群は学校改革症候群でもある、も言い得て妙。 理想の学校なんてものはない、と認識するのがはじめの一歩だと思う(もちろん教育者は目指すものの、教育を受ける側が)。 社会からの要請によって振り回されるけど、そもそも教育は何を目指すものなのか? という議論なのだけど、起源のスコレー(暇)の話は面白かった。 生産することばかりにフォーカスするのでなく、消費する、余暇を楽しめるために世界と出会わせるのが目的だ、という筆者の主張は、粗削りではあるけど一理あるな、と。確かに偏ってるよね。

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    投稿日: 2023.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    紹介 我が子の「教育」が苦しい――それはあなた一人の責任ではない。 「クラス全員を企業家に育てる」教育にNOと言おう! どうやら企業人や政治家、官僚たちは、日本の経済的低迷を教育で挽回しようとしているようだ。 まるで、「最小限のコストで最大限の商品(人材)を納品しろ」と言わんばかりである。 そんな社会を生きる私たちの子育て――とりわけ教育は、じつに悩ましい。 なぜこんなにも苦しいのか。 しかし本書は、「それはあなた一人の責任ではない」と説く。 これは社会全体の問題なのだ。 では、どうすればいいのか。 本書は、明治時代から現在に至るまでの教育の歴史を振り返りながら、私たちが教育に期待すべきこと、そしてその実践の方法を試みる。 これは教育学からの反抗であり、絶望に包まれた教育に対する、たしかな希望の書となるだろう。 (版元ドットコムより)

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    投稿日: 2021.08.17
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    つまるところ私達は教育を通じて「自律的に喜びをもって学び成長し、現在のあらゆる社会的な問題を解決して、さらには自身の幸福も勝手に獲得できるような人材になれ」と子供達に言っているのです。むちゃやな。

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    投稿日: 2021.05.27
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    声なき現場の悲痛な嘆きをしっかり拾い上げています。行政の言いなりでは、日本の教育レベルは下がる一方であること請け合いです。 教育行政よ、余計なことをするな。

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    投稿日: 2020.09.01
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    常に批判に晒される学校教育。多くの親が塾に通わせていることからも学校教育への批判は伝わってくる一方、教師の多忙もまた問題になっている今日。生きる力やアクティブラーニングにも何かモヤモヤ感を抱えていたところで出会った1冊。その疑問に大いなるヒントをくれた。 今日の生存競争教育の良さを認めつつ、その理想論を現実に落とし込んだときに息苦しさを感じるという感覚もまた納得できる。 ただ、今日の教育がダメだと論じるのではなく、時に擁護する姿勢から読者として混乱する部分もあったが、全否定全肯定となるよりも現実を見据えており好感が持てる。途中で今までの要約が度々入り、読みづらさを軽減してくれたのもありがたかった。 出会って良かったと思える本のうちの1冊となった。

    3
    投稿日: 2020.08.16
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    コンピテンシーを重視しすぎて現場が息苦しさを感じているというのは私の実感の通りだ。勤務校ではコミュニケーション能力、レジリアンス、グロースマインドセットetcなどコンピテンシーを表す言葉で賑わっている。様々な能力が必要とされすぎていて息苦しい。 英語科にも似たようなことが言える。四技能化や外部試験等の導入により何を教えるかよりも、どのようにコンピテンシーを伸ばすかということに躍起になっている。英語という教科の特性なのかもしれないが、年々コンテンツの重要度が落ちてきているのは気になる。

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    投稿日: 2020.08.15