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現実でラブコメできないとだれが決めた?
現実でラブコメできないとだれが決めた?
初鹿野創、椎名くろ/小学館
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総合評価

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    タイトルにあるラブコメというイメージとは違って、どちらかといえばマネジメントの話のように感じた。というのも、主人公のラブコメの定義は、みんなが青春を全力で楽しむことが出来る環境があること、だからである。 主人公の耕平は自ら足を使い情報を集めてそれを下にラブコメをしようとする。待ちの姿勢ではなくて自分から動くあたり好感が持てる。 また、変にオタク的な捻くれたところがないので、多少言動がキモくても気持ちよく読める。 ヒロインの彩乃も「共犯者」という立ち位置で、昔なら男友達が担うポジションにいるのも現代的で面白い。高嶺の花とか自分に媚びを売ってくれる女ではなく、対等な関係を結べる相手こそが良いという価値観であるからだ。 俺ガイルが切り開いたガガガ文庫のメタラブコメ系譜において、斜めの目線をやめて自分からアクション起こそうぜという肯定的メッセージを送るようになったのは喜ばしい。

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    投稿日: 2025.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

     現実でラブコメ出来ないから諦めるのではなく、ラブコメを実現させようとする試みが面白かったです。  最初は主人公の長坂耕平が空回っている様な印象を受けましたが、上野原彩乃が〝共犯者〟になり徐々にラブコメらしくなってきたのが良かったです。そして、最終的に上野原彩乃を〝幼馴染〟にしてしまったのは凄いと思いました。  矢張りラブコメに幼馴染ヒロインは欠かせないと思いますし、長坂耕平と上野原彩乃が〝幼馴染〟だと思って見てみると2人の関係がグッと縮まって仲良しに見えてきて流石だと思いました。後天的に幼馴染を作ってしまった長坂耕平には惜しみない賞賛を送りたいと思います。

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    投稿日: 2023.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ありふれたラノベかと思いきや、最後に怒涛の予想外展開があり面白かった。 まさか幼馴染設定を捏造するとは。 ヒロインたちの行動の動機が謎だったが、最後のヒロインサイドのモノローグで謎が少しだけわかり、続きが気になる。 主人公のオタクっぽいキモさがリアルでとってもいい。 結構努力家なのも好感が持てる。 中学時代、現実でラブコメしようと思い行動した結果、浪人することになるという過去があるのに、諦めないポジティブさがいい。 ヒロインの彩乃が可愛いし、清里さんのちょっとダークな一面も気になる。 続きが読みたくなるラノベだった。

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    投稿日: 2023.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

     普通に面白かった、意外性があり、楽しんで読めた 主人公ラブコメを追い求めながら、ラブコメしてるやん笑  綾乃さんは普通に魅力的でいいね!  そして、最後のあの人はやっぱり過去になんかあって系かな? 予想としては過去に深く人間関係でつながりっていて、それで何かトラブルがあってそれがトラウマになった? 本当は人間関係を深めることに臆病になってるのかもね  くじの時の鳥沢、ヤラセに気づいてね笑? 根拠は鳥沢が'ちゃんと俺の字'ってところを強調して言っているから。  

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    投稿日: 2021.07.07