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琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上
琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上
伊集院静/集英社
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総合評価

15件)
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    サントリーの鳥井初代社長の商人として成長していく丁稚奉公時代から、いよいよ洋酒の商いを始める所まで。下巻が早く読みたくなる。 お金をボンと使って、1等客船に乗り神戸から小樽まで往復の旅をした所は大商いをする人はスケールが違うなぁと楽しく読んだ。

    9
    投稿日: 2025.10.09
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    普段、お酒は全く飲みませんが、読み終わった後に、サントリーのウイスキーを買いました(笑) 鳥井信治郎は、それくらい魅力的な人物でした。 人一倍努力して、苦労して、楽しんで、全てに全力で生きた方です。 こんな時代だからこそ、日本人が読むべき本だと思います。

    1
    投稿日: 2025.04.19
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    星3.5 サントリー創業者、鳥井信治郎の丁稚奉公していた頃のお話 丁稚という厳しい環境の中でも仕事をこなし、学び、負けんとする意気込みが伝わってきて面白い これから商いをするところで上巻が終わり早く続きが読みたい

    0
    投稿日: 2025.03.31
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    めちゃくちゃ面白い。伊集院静氏の著作は初めてだったけど、鳥井信治郎の生い立ち、人柄について時代背景もおさえたうえでここまで仔細にリアリティを持って描けるのはすごすぎる。

    0
    投稿日: 2024.10.22
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    丁稚奉公というシステムが面白い。 学校が全てではないとも言える。 ほんとかどうかわからないけれど、支度金全部使って勉強と称した一等客船旅はなかなか

    0
    投稿日: 2024.02.29
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    「ほんまにグッドなモーニングやで~」なんとも魅力的な人物です。鳥井信治朗はん。裕福な商家に生まれても奉公に出て苦労をさせ学ばせるところが、親御さんの偉いところ。もちろんご本人も謙虚で冷静に周りを見る力が幼いころから備わっていた。素晴らしいのがお兄様。決して甘くはない世界で稼いだ財産を弟の未来のために惜しまず使う。大成する人は視野が広いものだ。知ったかぶりしない。いつも好奇心全開。脚色はあるだろうけどあっぱれな人だ。下巻も楽しみ。

    0
    投稿日: 2024.02.13
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    鳥井さんのやってみなはれ精神がよく伝わった。 今でこそ世界を代表するサントリーであるが、創業当時の苦労を乗り越えて今があることが分かった。 新年早々仕事のモチベーションを上げることでき読んでよかった一冊。 サントリーウイスキーがより一層好きになった。

    0
    投稿日: 2024.01.05
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    おすすめされて読んだほん。 誰もが知るサントリーって、こういう始まり方だったんだと感じつつ、主人公の常に前を向く姿勢は私の考え方にも影響をくれた気がする。

    0
    投稿日: 2023.06.29
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    人に勧められて読みました。 明治から昭和にかけての大阪が描かれています。以前ハマった「あきない世傳 金と銀」が江戸時代の同じ地域の話だったので、時代は変わっても商売人の心意気は同じだ・・と、勝手に続編のような気持ちで読みました。 鳥井さんが引き継いだ母の教え「陰徳」という考え方を始めて知り、私も心に留めておきたいと思いました。

    2
    投稿日: 2022.10.07
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    サントリーの生みの親である鳥井信治郎の伝記であり、凡人ではなく、人より努力をし、人よりも行動力がある作品なのかなと感じた上巻だった。 読んでいるうちに本に興味がない僕でもぐっと引き込まれ、優しい兄喜蔵という温かい家族に育まれた信治郎の人間力に魅せられてしまう作品かと思います。

    0
    投稿日: 2022.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上下巻通した気づきメモ ①商業の町大阪の歴史や文化 ・大阪商人の気質(丁稚時代の学びなど) ・浄瑠璃、花街など、文化 ②鳥井信治郎の商人としての気質や優れた判断 ・陰徳、他者からの信頼の高さ ・譲らない、負けん気の強さ、「気張る」 ・先見性、経験を元に商売を工夫する ③日本における洋酒生産と市場形成のための努力 ・赤玉ポートワイン、角、オールド ・ビール事業を売却してまで、生産に何年も要するウイスキーに懸ける思い ・山崎蒸留所建設にあたり、妻の努力もあった ・戦争と国産ウイスキーのかかわり などなど。複数の観点を持って、読めた本だった。 つい、オールドと赤玉を買ってしまった。また、大阪や山崎などの土地に対する敬意を抱いた。鳥井信治郎ほど、先見性のあって懐の大きな人間になるのは難しいけれど、自分なりの判断軸を曲げない、譲らない人間であれたらと思う。

    0
    投稿日: 2021.09.26
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    改めて商売の我が街を誇りに思う。 令和に残るあれやこれや多くのモノやサービスが昭和初めの沢山の傑物達が凌ぎを削って開発された。「やってみなはれ」その志は現代の多くの経営者に受け継がれて行くのだろう。 個人的には文中に出て来る場所や通り名などが古地図を眺めている様で“萌”でした。

    3
    投稿日: 2020.10.17
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    私たちが当たり前に飲んでいる、ビールやウイスキーやワイン。 「おいしい」と思えるその前にはただならぬ挑戦と挫折、異文化に対する理解を深め広めるだけでなく、相手に自国への理解をさせてしまう努力の強者が現れた。 鳥井信治郎、後のサントリーの創業者である。 彼が鳥井家の次男に生まれ、薬種門屋へ丁稚奉公に行かなければ、今頃風呂上がりの一杯、会社の飲み会にオンライン飲み会etc…はなかったかもしれない…。 これは琥珀の夢を追った創業者の鳥井信治郎とその末裔がサントリーを「やってみなはれ」の精神で世界的企業にまで成長させた物語である。

    2
    投稿日: 2020.08.28
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     サントリー創業者の伝記的小説ですから誰もが知るところですが どこを切り取るのかは作者の腕です 小西儀助、国分勘兵衛、鈴木三郎助、竹鶴政孝、小林一三、松下幸之助、平賀譲等々 近代社会を豊かに便利にした人びとが綺羅星のごとく登場します 上下巻一気に読みました

    2
    投稿日: 2020.08.27
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    サントリー創業者の鳥居新治郎氏を描いた小説だと知り、興味を持って購入しました。 上巻では、大阪釣鐘町にある両替商家の次男として生まれた信治郎が小西屋に丁稚奉公に励み、国産葡萄酒造りを志ざし、自分の足で独り立ちするところまでが描かれています。 上巻を読み終えて、話し言葉が全てほとんど聞かない関西弁のため何を言ってるかすぐ理解できないことがあり、少しストレスに感じました。 ただ自分の決めたことに邁進する態度や好奇心、すぐ行動に移せる実行力に勇気を貰いました。 下巻も楽しみです。

    0
    投稿日: 2020.08.18