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〈仏教3.0〉を哲学する
〈仏教3.0〉を哲学する
永井均、藤田一照、山下良道/春秋社
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総合評価

6件)
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    キャッチーな感じのタイトルだけど、何だかしっくりこない本でした。 仏教の教えの中核は、要するに無我ということ。我というものが実在するという妄想からの脱却を目指すものと理解している。とは言っても、我が存在するという感覚はとても強いもので、そことの関係が論点になる。 我はないと言っても、その意味はそれ自体で自立的に存在するわけではない、他との関係性の中にあるということが無我の意味だと私は理解している。 おそらくこの理解は、この著者たちにも共通のはずなのだが、なんだか「私」ということにずっとこだわっている感じの議論が続く。多分、我というものを脱却するための思想ではあるのだろうけど、そこをあまりギリギリと詰めても仕方ない気がしていて、これって「無我」ではなく、「我」に拘りすぎじゃない?と思うのであった。 きっと大事なことを議論しているのだろうが、問題意識に共感する部分がないと付き合うのが大変な本であった。

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    投稿日: 2025.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトル通り。ありがちな陰翳礼讃に陥ることもなく、かと言って歴史を無下にするものでもなく、誰でも馴染みやすい良心的な温度で話は進む。主としては語りえない〈存在〉について。個人的には宗教家2名の話が新鮮で興味深い。

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    投稿日: 2022.01.03
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    藤田一照、山下良道 両禅師と哲学者 永井均氏による鼎談。 永井氏の哲学がこれまでになく解りやすく語られていた。 お陰で20年弱咀嚼してきた内容が腑落ちに至らずも何歩も理解を深められた。

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    投稿日: 2021.01.15
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    以前の日本の仏教、そしてテーラワーダ仏教を踏まえて、仏教3.0だったが、それに永井哲学が加わったもの 無我と〈私〉、無常と〈今〉といった所に とても興奮した

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    投稿日: 2020.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・「~がある」が実存で、「~である」が本質です。 ・私であるということは、その人の中身と関係なく、なぜかそいつが端的に私であるだけです。 ・アキレスと亀の話しと私が死ねないという話は、本質的には同じ話です。つまり、外部に客観的な世界というものを想定しない限り、私の死は訪れませんから。

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    投稿日: 2017.12.08
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    哲学の導入により、仏教3.0がより分かりやすくなっていきます。 鼎談により、論理が研ぎ澄まされ、議論が深まっていきます。 「私」と<私>の違いを理解することで、色即是空までつながっていきます。 一読しただけでは理解しがたいところもあります。 何度も読んで、実践することが大事なのでしょう。 再読が必要な本です。

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    投稿日: 2016.10.08