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でっちあげ 2巻
でっちあげ 2巻
福田ますみ、田近康平/新潮社
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総合評価

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    どこにでもあるような街の、どこにでもあるような学校。どこにでもいるような母親と、どこにでもいるような先生。どこにでもあるようなありふれた関係、のはずだった。悪夢の“家庭訪問”までは――。 平成17年10月11日、沢渡夫妻の主張「教諭によるいじめ」はすべて夫妻の“でっちあげ”であると証言した、教諭・杉谷誠とM市教育委員会に対して、損害賠償を求める訴えを起こした。 教諭による“いじめ”および自殺強要が理由である。しかし、第1回口頭弁論において、全て夫妻の“でっちあげ”である、という杉谷の証言に始まり、予想をはるかに超える全容が明かされる。 時はさかのぼり平成17年5月12日夜分、沢渡家を訪問した杉谷は、美月の不思議な気迫に呑まれ、帰宅を切り出せず――。 2巻では、杉谷先生がどのように「教師に対するいじめ」という濡れ衣を着せられ、校長や沢渡夫婦の圧に負けて流されるように自分に身に覚えがあるかもしれないと認めてしまうくだりは、冤罪が作られていく過程が緻密に描かれていて恐ろしい。

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    投稿日: 2026.01.09