
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
好きな雰囲気の物語だった 眠れない夜に適当に開いて読むのもよさそう 兵士とニーチェみたいな口髭の男の話が特に好き ナイトオンザプラネットを思い出した
0投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ"子どもは、大人が小説を解体するようにしてボール紙の馬をバラバラにしてしまう。夢が何でできているかを突き止めたいのだ。しかし店には、昔ながらのボール紙の馬は置かれておらず、モップに車輪がついたような馬しかなかった。" "新約聖書っていうのは、つまり、人間のありようがコントロールの及ばない変化をたどることや、権力と醜悪さの関係を描いた書物であって、よくできた探偵小説と変わらないんだよ。" そんな本だった。
0投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ死のうと決めた人だけがやってくる廃村。 グレーっぽい、パステルカラーみたいな雰囲気。陰鬱さと儚さ、美しさを感じた。
0投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ村人が逃げだして見捨てられた廃墟の村は、いつしか自ら命を絶つと決めた者たちが次々て訪れる聖地となる。 村を訪れる者を出迎えてくれるのは、元自殺志願者の中年男ー 自称、「天使」だ。 天使は気の利いたことを言うわけでも、慰めてくれるわけでもない。たまたま居合わせただけといった風情だ。墓は作ってくれるらしい。 来訪者たちとの最期のひとときを、オムニバスのように男が回想してゆく。 奇妙で幻想的な雰囲気と、人をくった与太話然とした胡乱さがブレンドされて、読みながらゆるい午後の日曜日といったまったりとした空気に包まれる。 それが死ぬ前の一日にふさわしいのかと問われても、正直言ってわからない。 悲壮感を通り過ぎてしまった後の静けさを、来訪者たちの多くは漂わせる。なんだか、悲しみを余りにも長いこと抱えているうちに、色が抜けて漂白されてしまったかのようだ。 でもやっぱり、悲しみの影は付き纏っているし涙が枯れたわけでもない。 そんな風にドアを閉めて去ってゆく人々を、なんとはなしに見送る。 読み応えて心に残るというよりも、ぽっかりと穴が空いた気分だ。 穴の中で、廃墟の村パライソ・アルトの埃っぽい乾いた風が舞い続けている。
9投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ荒廃した村に次々と現れる自殺希望者と、それを迎える怪しげな「天使」とのやり取り。 設定が全体的に謎のままどんどん話がオムニバス的に進んでいくけれど、どれもこれも読後感が絶妙。ずっと薄暗い道を進んでいくような、でも心細くならない感じが、大変好みでした。 以下、印象に残ったフレーズ。 「作家を偉大たらしめるのは、夢で見る銀の糸を、現実世界の針の穴にとおす腕前なんだ、先生はいつもそう言ってた。」 「人生とは炎のようなものだ。横笛の音色はそう語っていた。ある程度の年齢に達すると、炎には人生の思い出が重なり合ってくる。」 「死はどんなふうに踊るんですか? そう聞くと、生まれて初めて夜遊びに繰り出してきたティーンエージャーみたいにしてね、と答えた。」 「ふたりのコメントは聞き流し、パライソ・アルトを歩いてまわった。村のたたずまいが気に入ったようだった。病人みたいな微笑みを浮かべてるのね。カレンダーの最後の一枚みたいな感じ。」
0投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログタイトルの「天使」から自分がイメージしたものと、内容がだいぶかけ離れていて、何とも言えない感じの話でした。これがスペイン文学なのかー…
9投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログつかみどころのない不思議な本でした〜 スペイン語の原文読んでみたい。 あとがきを踏まえてもう一度読んでみようかなあ
0投稿日: 2022.02.01
powered by ブクログ普通の人は天国も地獄も行ったことはなかろうし、全てがイマジネーションの力に頼る世界観なんだろうけど、お国柄というのか、個々の人生の見つめ方というのか、そういうのが見えて興味深い内容。しずかーな、おだやかーな、雰囲気。日本人が描くと湿度たっぷり重々しいけど、あっちの人は、粉っぽいというか、湯気の中というか、最期の最後まで、まだ人間はおわってないんだぜ、さあ、ろうそくの灯火を見守ろうではないか、てな感じで、日向のような暖かみが感じられた。
0投稿日: 2021.03.15
powered by ブクログ自殺をするために、人々が訪れる荒れ果てた村、 「パライソ・アルト」。 そこで、話の聞き役になって、見送る天使の存在。 自殺をしに来ているわりには、達観しているというか、悲観的な部分は殆ど見られず、むしろ、滑稽に思えたのが興味深く、死に対する考え方が異なるのは、作者がスペイン生まれだからかもしれない。 そこには、宗教観も含まれている。 読んでいくうちに、死の直前に接点のない人に自分の半生を聞いてもらうのも、いいかもしれないなと思いました。変に知ってる人でない方が、却って、何でも話せる気楽さがある気がする。
5投稿日: 2020.11.10
powered by ブクログ「自殺」がテーマでありながら、読みすすめると装幀画の世界が広がっていく。何処かに「パライソ・アルト」のような場所があるのかも知れない。と錯覚してしまうほどの不思議な感覚が読後も続く。
0投稿日: 2020.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自死するつもりで訪れた廃村。気が変わって住み着いてしまう。ちらほらと自殺しにこの村を訪れる人も変わっていれば天使を自称する主人公も、どこが天使やねん!とツッコミどころ満載のスチャラカ男。かなり不思議な味わいを堪能しました。
2投稿日: 2020.07.06
