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夜行観覧車
夜行観覧車
湊かなえ/双葉社
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総合評価

876件)
3.5
74
316
334
75
6
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    ミステリーとして読むと少し物足りなさはある。 家族のありかたを考える作品だった。登場人物が全員嫌な性格しててぞわぞわした。

    0
    投稿日: 2026.01.25
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    読みやすかった。殺人事件そのものにフォーカスが無くて、起こった殺人事件の周りの人間達の話だったので、新鮮に感じた。 最後の方は気になってどんどん読み進めてしまい、一気に読んだ。 感想に、登場人物の性格が悪すぎて気分が悪い、ようなことが多々書かれていたが、人間の奥底はみなこんな感じのこと思ってるのではないかなぁ~と思いながら私は読んだ。

    0
    投稿日: 2026.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    んん?最後の週刊フタバの記事が出てきたことでよくわからなくなった...。 バスケの道具を捨てたのは母じゃなかったの? 父はたかぼんを医学部に行かせたがってはなかったよね?勉強勉強いうなって母に言ってたんじゃないの? 事件の夜は父が厳しく指導していたって、父は帰ってきて騒ぎを鎮めただけじゃないの? 事実っていうのは見方はいろいろあると思うけど、こうも矛盾する?

    0
    投稿日: 2026.01.14
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    嫌なヤツが沢山出てくる。同情しそうに、見直しそうになるけど、ちゃんとまた嫌なヤツだなと思わせてくれる。 事象はひとつでも、事実は人の数だけある。 どんなに客観的に物事を見ているつもりでも、自分の知り得る世界なんてほんの少しなのだから、結局はほぼ主観なのだということを、忘れずに生きていきたい。

    0
    投稿日: 2026.01.10
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    読むのに時間がかかってしまったため、理解が少し難しかった。 他の湊かなえ作品に比べたら、あまり好みではないかも。登場人物全員嫌なやつで嫌な気持ちになるし、終わり方ももう一押し欲しかった

    0
    投稿日: 2026.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あんまり進まなかったけど、後味は良い作品でした。 登場人物、みんな悪くない。きっと、イマの人たちもみんな悪くないんだろうな。

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    登場人物ほぼ全員、嫌なところがある。 (比奈子の友達の歩美家族は比較的まともに見えるが) ダントツで腹が立ったのは、高橋家の長男の彼女。 なんでお前に言われなあかんねん!!と何度も口汚く、腹が立ってしまった。

    0
    投稿日: 2026.01.06
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    1/2 夜行観覧車 殺人事件を取り扱うミステリではありながら、どちらかというと残された被害者、加害者たちの 人間模様に重きを置いた作品。 かなり大胆に「嫌な人」かつ、周りにいてもおかしくない人が、精緻に描かれており、 人によっては読み進めるのも苦しくなる可能性もありそうです。 途中途中目を瞑りたくなるような、人間の嫌な部分とか、自分の立場に置き換えたらグッとくるシーンも多いですが、 湊かなえさんらしい感情の動かされ方をしたなと思いました。 途中からは先を読む手が止められずに夜更かししてしまいました。 高級住宅街にあるさまざまな家庭を描きながら、これを「観覧車」とタイトルつけたところのセンスの良さ。 久しぶりに食らったなあと思う作品でした。

    1
    投稿日: 2026.01.05
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    面白かったけど、ミステリーとして読んでたから終わり方がちょっと物足りなく感じてしまった… ビラ剥がしのシーンの比奈子と歩美の友情がよかった。 高橋家の子供3人の関係もいいなと思った。 高橋母の妹と長男の彼女がその後どうなったかまで書いて欲しかったなあ… ドラマは脚本家有名な人みたいだしその辺り補完されてるのかな

    0
    投稿日: 2025.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    事件性を読み解くより人の色々な側面にフォーカスをあてた作品、隣の家の人物が父親、母親、娘と好きになれず、そのパートはずっとムカムカ

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    外から見れば理想の家庭。でも内側まで理想とは限らない——湊かなえ『夜行観覧車』を読んで、改めてそう思った。 高級住宅地という“きれいに整った場所”ほど、体面や比較が静かに人を縛っていく。誰の視点から見るかで印象が変わる構成も、現実の社会そのものみたいでぞっとする。 なかでも心を掴まれたのは子どもたちだった。親の願いや理想が先に立ち、子どもの感性や個性が置き去りにされていくとき、家族の歯車は少しずつ噛み合わなくなる。もし「それも君の力だね」と受け止められていたら——そんな“もしも”が胸に残る、苦くて切ない物語だった。

    6
    投稿日: 2025.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いろんな必然が相絡まって夜行観覧車。 そりゃヒステリックすぎるよ、お子さま。 そして、引き金は誰が引くかよくわからないというのは、よくあることなのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.12.25
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    没入感抜群の作品だった。登場人物の心理描写が優れていて、一人一人の視線を追いながら、最後まで物語を追いかけていた気がする。これが湊さんのすごいところだと思う。 殺人事件を扱った作品ではあるが、真犯人や動機を追うことが主目的ではなく、登場人物たちの語りを通して主題について考えさせることが、作家の狙いではないだろうか。だからこそ、やや貧弱に感じられる結末も、あまり気にならなかった。

    0
    投稿日: 2025.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルで拝聴。 聞いてから期間が経ってるのであまり覚えてないが、もやもやした終わり方だった気がする。 動機が不明瞭というか共感できないというか...。 お隣さんからみた姿なので、本人がなぜそんな風に殺人を犯したのか?みたいな深掘りはそこまでなかった気がする。ので納得感があまりなく、...へぇ〜て感じ。 湊かなえさんはこんな感じの作品が多いのかな?だとしたら好みじゃないかも、、?

    0
    投稿日: 2025.12.10
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    オーディブル こいつ嫌い!こいつも嫌い!うわーやだ!ほんとやだ!って思いながら聴いた オーディブル、最高過ぎた。嫌な奴らがより煮詰まってた。

    1
    投稿日: 2025.12.08
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    2025.11読了 母が父を殺害したエリート一家、癇癪を起こす娘がいる1家、間に昔から住んでいるおばさんの章で構成されている。 起きた事は当事者しか分からない。外部の人がとやかく言ってもその家族にしかない形があるなと感じた。 とは言ってもかなり歪だと思うが... それぞれの家庭が蟠りを抱えて生きていて、それを真に共有できるのは良くも悪くも家族しかいないってことだよな... 後半からラストにかけて少しん?となる展開やモヤモヤが残ったためこの評価とする。

    1
    投稿日: 2025.12.06
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    とっても嫌だった。 読んでる手が止まらない。読みやすくて、想像が容易くて嫌な気分になりながら読んでた。 こういう人いるよねとか、こういう状況あるよねとかこの人の気持ちもわかるよねとか…… さすが湊かなえ先生と言わざる負えない。最高だった

    0
    投稿日: 2025.12.05
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    ・土地に狂わされた(あるいは狂わされたと思っている)人たちの話 ・彩花の描写を読んでいると、タワマン文学のキャラ造形(特に麻布競馬場の)には湊かなえイズムが流れているように思う ・ピエロ的な立ち回りをする小島サトコを筆頭に、単一の価値観では一概に善悪を判断できないというか……その複雑さゆえに対立が生まれているんだろうけど、二項対立で生まれる分断とは毛色が違うとはっきり感じた。単純な対立の方が意外にも解決の糸口がないというか。 個人的な感想としては、彩花の暴力描写になるたびに胸がひゅっとした。腹が立って死にそうなときに思いきっきり物を投げれたら、と思ったことがあるけど、それを実行している人を見ると自分が理性を捨てなくてよかったと思えた。自分より狂ってる人を見ると落ち着くのは小説でも起こるらしい。

    0
    投稿日: 2025.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    父が母により殺されたエリート一家。 エリート一家(その子供たち)からの視点と近所の人視点が章ごとに変わり面白さを感じた。 家庭の事情は当事者しか分からないし、何処で相手の気持ちを逆撫でするか分からない…それを感じさせる本だった。 エリート一家の母が話にほぼでてこないのも興味深かった

    0
    投稿日: 2025.11.25
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    誰の立場かによって登場人物のイメージがガラリと変わりました。読み進めやすいですが結末がはっきりしているわけではないので私はモヤモヤが残りました。

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    殺人事件が起こった高橋家の近所に住む人たちとその家族の心情や交流を描いた小説。読みやすい書かれ方でどんどん読み進められた一方で、最後まで読んだときにあまり満足感がなかった。ただ、どの登場人物に対しても親近感がもてたり、身近にあるような感覚が残った

    0
    投稿日: 2025.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえさんの作品に出会ってから、読書の楽しさが再熱し、日々新しい本に出会うことで生活が改善されてきた。 告白を経て、この本を手に取る。 告白ほどのページを巡る手が止まらない作品ではなかったものの、人の心の闇が人の生活の日常にあることをまるで隣人として、 または内側から見てきたかのような描写や会話。 本当にすごい作家さん。 パートしながら子育てして、夫は無関心、周りに引け目を感じながらも 耐える母が可哀想に思った。 母の背中を見ろ 親の期待もあるが、 自分でもよく生き方を決めろ と言いたかった なんとなく、あのひとに重なる…とか自分の人間関係を見渡してしまう作品でした。

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    高級住宅街に住む家族たちの物語。皆どこか近づきがた正確であり心情を持ち合わせている。家族のそれぞれのかたちとは。

    0
    投稿日: 2025.11.01
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    最終的に父親を殺したのは誰なのか、動機は何なのか消化不良気味 とはいえ隣家から見ると家族の実態なんて絶対にわからんだろうな、とも思える

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔小説を読んだ気がしたけど忘れてしまっていたので再読。 湊さんらしい人間描写で、人の醜い部分が複雑に絡まりあっていた。 終わり方も別に希望がある訳ではないけど、このままここで生きていくというメッセージを感じて好き。

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    複雑な家庭環境について様々なパターンで書かれていて自分の家族についての思いを改めて考えさせられた。様々な登場人物がいるのに全員実在してそうなリアリティがあり、昼ドラ展開でとても読みやすい。中盤が派手だからかクライマックスが盛り上がりに欠ける。

    0
    投稿日: 2025.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえの『夜行観覧車』を見終えて感じたのは、これは単なる高級住宅地の闇の物語じゃなくて、「誰の中にもある息苦しさ」の話なんだと思った。 坂道病って、結局は“人と比べることでしか自分を測れなくなる病”で、環境が違っても誰でもかかる可能性がある。 登場人物たちはそれぞれ、見栄や周囲の目、理想の家族像に縛られて、自分で自分の首を締めていた。 カップラーメンを隠れて食べなければいけないような夫婦関係――そんな小さな不自由が積もって、大きな悲劇を生む。 「もっと正直で、もっと弱さを見せられる関係」でいられたら、誰も壊れずに済んだのかもしれない。 子育てしている身としては、「明日は我が身」と感じる部分も多かった。 親の愛情って、どうしても“こうなってほしい”というエゴと紙一重で、 子どものためを思ってやったことが、実は子どもを傷つけることもある。 そしてその瞬間、親自身も同じくらいに傷ついている。 “正しさ”の中に潜む苦しさを描いた、静かで重くて、でもものすごくリアルな作品だった。

    1
    投稿日: 2025.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族の物語。色々な人目線で書かれていて、その人の目線で読んでいる時には相手に対して強い嫌悪感を抱くが、別の人目線で読むと立場が逆転し、その人の気持ちも理解できる。作品の中にあった、積もっていたものが何かがきっかけで突然弾けるというのが、なるほどなと納得した。ミステリーで真相に迫るというよりは、各家庭の事情と、これからどう家族として生きて行くかが描かれた作品だった。

    0
    投稿日: 2025.10.14
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    死ぬほど読み返し過ぎて、何回読んだか記憶にないくらい読んでいます。私の学生時代の思い出。 この作品で湊かなえを好きになったし、 私の大好きな人がドラマに出演して、 オーディブルの朗読にまで、、、 作品をなぞり過ぎて、台詞を聞きながら覚えている自分にビビり倒したレベル。 結末よりもこの作品は過程が遥かに面白い。 なんなら2回目が一番おもしろい。大好き。

    13
    投稿日: 2025.10.12
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    『人の良い部分と汚い部分を見事に書き分けられた作品』 最後まで読見終わるまで、何度“モヤモヤ”とした気持ちを感じただろう? 「表面上では『周囲から評判が良く、羨望の目を向けられる』ような家族でも必ず裏に隠されたものがある」、そんなことを言わさせてしまう作品だ。 そして、最後の最後には「これで本当によかったのか・・?」と感じてしまうのも本作の魅力なのではなんて感じている。 本作は、高級住宅街であるひばりヶ丘に立つ一家・高橋家で起こった殺人事件をきっかけに物語が始まる。 医学部や有名私立へ通う子供をもつ高橋家と、その向かいに住む癇癪持ちの娘・彩花をもつ遠藤家の変化が400ページ近くにわたって描かれている。 まず、読み始めた時に感じる高橋家の表面上の第一印象は、『非常に優秀な子供をもつ家庭で、完璧で理想的な家族像』であった。 そんな家族に本当に殺人事件なんて起きるのか?なんて感じてしまった程である。 そして、その高橋家を比較するような立場に置かれている遠藤家。名門中学の受験に失敗し、大声で暴れる彩花の癇癪により近隣住民から噂を立てられている。 高級住宅街という場所であることも相まり、理想的な家族である高橋家の崩壊は非常に残酷なものである。 また、その崩壊を見届けるかのように描かれる遠藤家を含めた『自分の身のみを案じる姿勢』には呆れてしまう一方で、自身が同じ状況になったとき、果たしてその人達と違う行動ができるか?と筆者に問われている気がしている。 本作は先にも書いたように、理想的な家族の表面と裏を垣間見ることができる。 そんな家族の崩壊から再開の一歩までを見届けたいという人には手に取って欲しい一作である。 また、本作はドラマ化をされており、そちらは異なる高橋家と遠藤家の姿を見ることができる。 原作、ドラマの2つもあわせて楽しんでみて欲しい

    32
    投稿日: 2025.10.12
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    父親が買ったものが家にあったので読んだ。 結末は思ったよりも薄く、若干消化不良だが、登場人物全員が「自分の正しさ」を信じて疑わず、全て他責にしているところから、自分を俯瞰で見ることの大切さを痛感させられた。しかし、この小説を読んでなぜ父親はあんなに「自分の正しさ」を押し付けてくるのだろうか、と疑問が残った。

    1
    投稿日: 2025.10.09
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    最初は遠藤家の娘の癇癪がひどすぎて読んでてイライラしてた。読み進めていくうちに彼女の視点になり,何故この癇癪が始まったのかわかる。この物語を通してひばりヶ丘の住人達が自分優先というか自己中で、気に入らないことがあったら他人にぶつかったり,逃げたりして誰も向き合おうとしていなかった。最初は遠藤家の娘だけそのように書かれているが,視点が変わっていくごとに全員が自己中であるとわかる。鈴木家はまともだったことから,ひばりヶ丘に住んでる人だけがこの自己中になっていってるのだと思う。最後の週刊誌に掲載された文も加害者遺族としての3人より,被害者遺族の3人であるように世間で見られるがための立ち回りで結局は自分たちのことしか考えてないんだろう。湊かなえの作品で最後に驚くような展開があるかと思ったが、案外すっきり終わってしまって逆にモヤモヤする。

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    ちょっと重かったけど、面白かった。どこかに小さな違和感、亀裂をもち理想と現実が分からなくなって引き下がれなくなってしまった家族の崩壊と再生のお話。高級住宅街の中の話だからこそ、カップラーメンやポテチ、ファミレスが相対的に安心を象徴していたような気がした。高級住宅地に家を買うこと、息子を医者にすること、高級住宅街の地位を守ること。「傲慢」という言葉で片付けて仕舞えばそれまでだが、それは彼女らにとっては理想であり、人生をかけて手に入れたいもの。 タイトルが「夜行観覧車」なのはなぜだろうか。夜に進む崩壊と再生の輪廻を表しているのかなと思った。

    0
    投稿日: 2025.10.04
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    どんな作品を読んでも、絶対に退屈させてくれない湊かなえさん(笑)大人たるもの時間を忘れることなど滅多に起こり得ないけれども、気づけば日を跨いで読了していた。 兎に角、人物が強烈過ぎる。これまで読んだ湊作品中でも、彩花には群を抜いて同情できないが、なぜここまで神経を逆撫でられるのか?という自己内省にも繋がり、これはこれで貴重な思考体験をもたらしてくれる。 また、それぞれの視点が切り替わりながら、同じ場面が書かれることによって、主観というものが如何に個人のフィルターを通されて歪んでいるか(他者と自己とのある物事の印象の強弱があまりにもかけ離れたものか)に思い至ることができる。ここに書かれている人物たちと自分とは大差ないのだろうと思っては、ゾワゾワ、キリキリとさせられる。それにもかかわらず、一度湊かなえさんの文章を知ってしまったら、新しい作品を読むことをやめられない。

    7
    投稿日: 2025.09.30
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    家族のあり方 他人事ではない温度感で、ゆっくり締め上げられるのを感じながら読んだ。 良い作品だと思うが、想像できるリアルさでエンタメ要素は無いのでちょっと疲れた。でも良い作品。

    1
    投稿日: 2025.09.25
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    娘の反抗期がひどすぎて、ネットで反抗期を検索ばかりしていたころ、この本を載せてる人が多くて よんでみた

    1
    投稿日: 2025.09.25
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    ミステリー要素は控えめです。 私は湊かなえ作品には余りミステリーを求めないので読みやすく気に入りました。 ちなみに他に気に入っている作品は母性で、ミステリー要素が強い少女や落日などは好みではありません。

    1
    投稿日: 2025.08.20
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    やっぱり湊かなえはの描く毒女は本当に目が離せなくなる。 もちろんそういう人たちの心情を覗きながら読んでいくのも楽しいんだけど、語る側として登場しない高橋家の父や母については想像ばかり掻き立てられて面白い。

    2
    投稿日: 2025.08.20
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    思ったより何も起きなかったという印象 あやかとその家族へのいらいらがでかくて うーん、、、だった!

    1
    投稿日: 2025.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    安定の湊かなえらしいドロドロさ加減。 各々の視点でそれはこう見えているのか ということは割と想像がしやすい方だったと思う。 結局マーくんとは何者だったのか…。

    1
    投稿日: 2025.08.16
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    かなり昔のドラマ化を見て、小説も読みたいなと思って何回も読んだやつ。少しドラマと違うところがあるけどやっぱり面白い。何度読んでも面白い。

    8
    投稿日: 2025.08.12
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    ちょっと上流の住宅街にすむ、いくつかの家族が主人公群。 それぞれの立場から見ると、お互いの家族がこんなに違うものとは。 ある意味、登場人物みんな人間失格、人生失敗なんだけど、 根っこのところでは、まったくの悪人はいない。 いろいろうまくいかないところもありながら、 なんとか暮らしてきたそれぞれの家族。 でもある日破綻が始まってしまう。 このあと、それぞれの家族はどうなっていくのだろう。 お互いのかけがえのなさに気づいて、変わっていくのだろうか。

    14
    投稿日: 2025.08.04
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    坂の上の高級住宅地で起きた殺人事件。幸福そうに見えた家庭でなぜ事件が起きたのか? 坂の上の住人への羨望、妬み、坂の上から転がり落ちかねない(無自覚な)危機意識、同調圧力が、次第に夫婦、親子関係を歪めていく。 追い求める価値感や幸福がすれ違い、相手が見えなくなってしまう。 どん底の中でもともに食べ笑いあえるところに救いがあった。

    1
    投稿日: 2025.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時間潰しで訪れた図書館で、たまたま手に取り読み始めたところ、展開が気になり後日図書館で借りることにした作品です。 エリート一家の父親が母親に殺された。 高級住宅地「ひばりヶ丘」で突如起きた殺人事件。 なぜ母親は父を殺したのか。 この作品は大きく分けて3つの視点から語られます。 殺人事件が起こった「髙橋家」 私立受験に落ちた娘のいる「遠藤家」 ひばりヶ丘の価値を落としたくない「小島さと子」 読了後に感じたのは、 それぞれがなにかに執着していて、 それを壊そうとする存在がいたらたとえ家族であっても牙を向いて守ろうとする、人間の恐ろしさ。 終盤、インタビューに対して語る髙橋家の子供たちの言葉にもゾワっとしました。 遠藤家の問題も解決したように見えず、なんだか うやむやで終わったような....多分時間が経てば また同じ展開になるんじゃないかと思いました。 でもこれがイヤミスの良いところだと思います。 スッキリせず、今後も何か起きるんじゃないかと モヤっとさせる終わり方。良いですね。

    1
    投稿日: 2025.07.17
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    劣等感、焦り、嫉妬、他者と比較した自分の立ち位置への底知れぬ不安、諦め、虚栄心、自己満足からの自慢…見て見ぬふりをしたい誰しもが持つネガティブな感情が色んな登場人物の心境に乗ってぐるぐると回っていた。タイトル、なんと言い得て妙なことか。

    2
    投稿日: 2025.07.03
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    幸せそうに見える家族での殺人事件、という点に焦点があたっている。私達が普段暮らしている街にも狂気は潜んでいるし、自分の家にも潜んでいるということだと思う。その一見すると見えない狂気は、他の人からすると小さなトリガーで表面化し、殺人にまで繋がってしまう……。面白いテーマで読む手が止まらなかったが、共感できず心は動かされなかった。

    1
    投稿日: 2025.07.01
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    もう10年以上前のことなのに急に(あんなドラマやってたな......)って思い出して原作読み出した 社会構造の歪みのバリューパックだが、3個入いなり寿司の価格が安すぎて今の社会の方がよほど病んでますねとなった お台場の観覧車もなくなったし(?)

    2
    投稿日: 2025.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    癇癪持ちの娘や悲劇のヒロインぶってる長男の彼女は、今後もその性質が変わることなく周りを疲弊させていくんだろうなと思うとちょっとしんどいです。

    2
    投稿日: 2025.06.06
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    Audibleにて。ドラマを観ていて話は知っていたけど原作小説は初めて読了。高級住宅街で起きた殺人事件。その3日間の話がそれぞれの視点で進む。夫婦や親子間の関係がリアルに描かれてて終始暗いけど面白い。良い悪いで単純に片付けられない人間の多面性も痛感した。リアルすぎて登場人物ほとんど好きになれない。高橋家の子どもたちは可哀想だったけど、良い家族として対照的に描かれている鈴木家の子どもたちに救われた。ビラ剥がしのシーンが泣ける。最後は希望が感じられる展開で良かった。小島さと子憎めない。

    2
    投稿日: 2025.06.06
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    今回も本当にドロドロしていた。 事態が悪い方へ、悪い方へと、まるで坂道を転がり落ちるように進んでいく。 自分なら誰の立場にいたとしても、生きていくのも嫌になっていただろうと思う。 それでもそうなるのには理由があり、それが一枚ずつベールを剥がされていく様は面白く、早く次を知りたくなった。 最後は円満に終わるかと思いきや、そこは湊かなえ。 決して簡単には終わらせてくれない。

    2
    投稿日: 2025.05.31
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    地位や名誉、見た目、住んでる環境だけでは分からない人間模様を的確に描いていて、リアルで生々しかった。ご近所同士の「知らないフリが美徳、でも野次馬精神は旺盛」という、目が笑ってない人の笑顔のような気持ち悪さをずっと感じてた。

    2
    投稿日: 2025.05.24
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    湊かなえさんの本は初めてですが、前情報なしでパッケージ見ただけで読んだので、思ってたのと違った、、という印象で最後まで読み進めました。 文章はとても読み易いです。ただ個人的には好きなジャンルじゃなかったので、この評価でごめんなさい。

    1
    投稿日: 2025.05.23
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    内容は決して明るくないんだけど、なんだろう読む手が止まらない。これはまさに他人の不幸は蜜の味ってやつですな。(性格悪)

    7
    投稿日: 2025.05.18
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    高級住宅地に越してきた家族は駐車場にでもするような小さな土地に小さな家を建て暮らしている。家に執着する主婦遠藤真弓はこの家さえあれば幸せになれると信じていたが中学受験に失敗し、卑屈になった娘の彩花の癇癪に悩まされる毎日。事件がおきるとしたらこの遠藤家なのに向かいの豪奢な家に住む幸せを絵に描いたようなエリート医師の一家である高橋家で家庭内殺人事件が起きる。 胸糞悪さ全開の自分本位の考え方をする人間ばかりで湊かなえ氏のニアミスぶりここにありといった人間描写だが、人間ってこんなふうに考えるよねぇとも思う。 殺人の動機がはっきりしない終わり方がややモヤっとするけど面白かった。

    9
    投稿日: 2025.05.18
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    家族仲がよさそうなエリート一家で夫が殴り殺される。残された子供たちと、その向かいに住む家族の視点から事件の動機と真相が明らかになる。犯人は夫が息子か…。彩花の癇癪が目に余ってその母かわいそう。小島さと子のうっとうしさがラメのポシェットでよく表されている

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    好きになれない登場人物が多かったが、自分の中にもこういった一面があるなと感じた。 坂道病の話で、「意識すればするほど傾斜がひどくなって、坂から転がり落ちる」という話があり共感した。何かを我慢し続けると、少しのきっかけで自分が崩れるのを改めて知った。

    6
    投稿日: 2025.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    父親が母親に殺された割に子供たちが落ち着きすぎだと感じました。 大きな展開もなく『そうなんだ』と言う感想です。 向かいに住む母娘もあれだけのやり合いをした割に、ラストですんなり仲直り?をしているのに違和感がありました。 読みやすい作品ではありました。

    0
    投稿日: 2025.05.16
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    ドラマを観ていた記憶があったので、場面描写も想像しやすく一気に読んだ。 凄いなぁ…どいつもこいつも自分勝手。そりゃあ家族も壊れるよな、と思いつつも自分自身を振り返り自分だってそうじゃないかと反省する。 結末としては何とか希望が持てそうでよかった。高橋家の真相はああやって書いてもらうのが一番いいよな、例え真実じゃなくても。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    人から見たらそんなことで?と思うようなことでも、つもりに積もって壊れる。自分も我慢することが多く最近沸点が低くなっていたため、この話を読んで気持ちがスッとなった。大切な人と話し合うことをもっと大事にしようと思った。

    2
    投稿日: 2025.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルにて。 ドラマが大好きだったが、結末はほとんど覚えていない状態で。 大筋はドラマと一緒だけど、兄よしゆきの彼女とか、こんな嫌な奴が多かったっけ…? 湊かなえ味が増している。笑 それでも湊かなえさんにしては珍しくややいい雰囲気での終わり方に。

    0
    投稿日: 2025.05.01
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    オーディブルにて。 これ絶対前にも読んだよな…?と思いつつ、面白いので結局引き込まれて最後まで一気読み。 登場人物みな危うく、誰が善人で誰が悪人とかわからないのがとても湊かなえっぽくて良い。 最後は「告白」のようにママの独白が来るのかと思いきや、それがなかったのは意外。いつまでも「告白が代表作」と言われ続けたくないとインタビューで話していた湊かなえの思惑なのだろうか。

    3
    投稿日: 2025.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近のトレンドである事件の加害者まわりとSNSを扱う作品。 加害者の家族とその周りの視点で描かれている。 コジマサトコは嫌なおばさんだけど、たまにまともな事言ってるし、まゆみのダンナも割とちゃんとした人だ。 人間、いいとこも悪いとこもあって、見る角度で全然違う印象があるのを改めて思う。 思いやりのある社会になりますようにと願う。 週刊誌に語った事も、考えての事ならばそれでいいのだ。

    1
    投稿日: 2025.04.24
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    以前ドラマでは既にみていた作品でしたが、大分前だったので原作を読みながら思い出しながら楽しみました。 終わり方はそこまでイヤミス感は強くないですが、何より嫌いなキャラが1人!そう、ドラマにはおそらくいなかった気がする高橋家長男の彼女。 あの子、いい感じにめんどくさくて嫌いでしたね。 終わり方は好みな終わり方で。 ファンには怒られるかもですが、原作のナウシカのような、太宰治のヴィヨンの妻のようなそんな読了感が最高に良かったです。

    1
    投稿日: 2025.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物相手にイライラしないことの方が少ない、という、癒しの対局にありそうな話。 中でも一番腹が立ったのはアヤカに対して。 本当に、何様のつもりなのかと言いたいくらいに嫌な女だなと思ったし、この子の母には絶対なりたくない、こんな子、要らない、と思ってしまっても仕方ないと思う。 親であれば誰もが感じる、「うちの子は特別なんじゃないか」はすごく分かると思ったが、カエルの子はカエル、というのをどうして分からない親なんだろう、という気持ちとともに、そういう親だから、自分が見たいものしか見ようとしない、自分が見たいようにしか見ない親だから、こういう子が産まれるんだと思った。 親としても、子としても、欠陥品とまでは断言しないけれども、ひばりヶ丘には相応しくない、どころか、近所に絶対住んで欲しくない生き物達だなと思った。 逃げ出す父親も、爆発するまで我慢して子供の顔色を伺ってばかりの母親も、親失格。人間失格。 この家族が引き起こした事件と言っても過言では無いなと思った。

    2
    投稿日: 2025.04.16
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    高級住宅地で起こる殺人事件をきっかけに、住民同士の見栄の張り合いや、世間体の確保など人間の闇が明らかにされるストーリー。 表面的には明るく見えても、闇が深い家庭が描かれており、そういった部分では共感できた。

    1
    投稿日: 2025.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    無難に面白かったけど、最後になにか衝撃の事実が発覚するとかは無かった。あと湊かなえはこういう家族のプライドみたいな話多いなと思った。

    1
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。 遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。 その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。 『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。2013年1月18日よりTBSにて連続ドラマ化決定!

    1
    投稿日: 2025.04.09
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    どこの家庭でも、何かのきっかけで事件に発展しまう可能性が孕んでいることをこの本で思い知らされました。うまくいってるように見える家庭でも、実際のところは分からないのである。 他者をみて羨んだり、他者の評価を気にしたり、ちっぽけなことである。 自分が幸せかどうか、もしくは何かに固執して自らを苦しめていないか。子どもや配偶者の心の声に耳を傾けられているか。取り返しがつかなくなる前に、問題が小さな段階で振り返り、修正していきたいものである。 よそはよそ、うちはうち。 家の中にいるみんなが、お互いの心の声に寄り添う必要があると思いました。

    1
    投稿日: 2025.04.08
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    殺人事件が起きたのは、我が家だったかもしれない。 ある日、高級住宅地ひばりヶ丘でエリート医師が殺害される事件が起こった。高橋家に加え、向かいに住む遠藤家、自治会婦人部の部長の小島さと子の視点から、事件の真相と動機に迫るミステリー小説。 登場人物の女たち、それぞれ象徴している価値観の多様さが一番の見所だと思う。 身勝手な女たちの見本市を、この物語で見ることができる。幼稚さ、プライドの高さ、優越感に劣等感、自分のことしか考えていないのだ。 側からみれば、それはあなたが悪いんじゃないの?もう少し努力したり、考え方を変えたりすれば、状況は好転したんじゃない?と言いたくなる場面のオンパレードで、リアルな世界で近づきたい人たちではない。そんな彼らの心の中の動きはどうなっているのか?を丁寧に表現されていて、垣間見ることができるところが面白い。 特に、特に家の中で癇癪を起こして暴れ回る彩花の思考回路にはほんとにイライラさせられる。が、彼女のイライラの根底にある坂道病という捉え方は、高橋家の後妻・淳子にもあったようだ。坂道病を患った矛先を、彩花は母親にぶつけ、淳子は息子へ、さらには夫へ向けてしまっていたのだ。 程度の差こそあれ、こんな感情や思考が頭を過ぎることだってあるよなと、自分を戒めるのに役立つのではないかと思う。 自分がどれだけ努力しても、周囲の人のレベル感についていけなくなったときに、人は諦めを感じる。子どもが次の一歩踏み出すために必要な親の理解が、真弓にも淳子にも欠けていたと思う。

    5
    投稿日: 2025.04.06
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    高級住宅街で起きたある事件についてさまざまな人物の視点から描かれていくんだけど、登場人物みんながそれぞれに良いところと悪いところがあって、理屈だけでまっとうには生きられないところが人間らしいなあと思った。善悪の判断とか咄嗟の行動にその人の本質が出るんだよね。 【読んだ目的・理由】朗読が聴きたかった 【入手経路】Audible 【詳細評価】☆4.0

    1
    投稿日: 2025.04.05
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    クソ女の見本市 ここまで生々しく嫌なキャラクターを描けるのは流石 殺されたおじさんほんと可哀想 本筋に殆ど関係ない長男の彼女が今時のクソ女って感じで不快度高くて最高だけど、結構昔の作品なんだよなぁ

    1
    投稿日: 2025.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「普通の感覚を持った人がおかしなところで無理して過ごしていると、だんだん足元が傾いてるように思えてくるんだよ。精一杯踏んばらなきゃ、転がり落ちてしまう。でもそうやって意識すればするほど、坂の傾斜はどんどんひどくなっていって」   主人公の娘が坂道病と命名したこの感覚は、まさに背伸びして現実との間にできた歪が心の安寧を蝕んでいくさまを表しているのだろう。 引け目や見栄から来る体裁の悪さは、自分でどうにもできないところまで来ると、不満・怒りとなって家族に向かう。同じ事実について、まるで輪唱のように登場人物それぞれの”真実”を重ねて物語を進行させることで、それぞれが無意識に自分に都合よく事実を捻じ曲げなんとか精神の均衡を保っているのがよく分かる。きっかけはどこまでも家族のために良かれと思ってのことで、それゆえにわが身に起こっても何も不思議がないことにゾッとする。向上心は持ちつつも、身の丈に合った生活が大切だと改めて思う。 「長年暮らしてきたところでも、一周まわって降りた時には、同じ景色が少し変わって見えるんじゃないかしら」 タイトルの『夜行観覧車』を彷彿させる小島さと子の言葉。高いところから俯瞰すれば、それは海側、山側問わず美しい夜景が広がっているけれど、地上に降り立てば美しく見えたどこの家庭にもそれぞれ抱える問題が存在する、いったん家族になってしまえば、最後までそこから降りることはかなわない、いろんな角度から問題を俯瞰して折り合いをつけてゆくしかない、そんな印象を受けた。

    11
    投稿日: 2025.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高級住宅地に住む、家に異常なこだわりがある妻・事なかれ主義の夫・高頻度で癇癪を起こす娘の三人家族である遠藤家。医者の夫・美しい妻・優秀な三人兄弟の絵に描いたような四人家族である高橋家。昔からひばりが丘に住む老夫婦の妻・小島さと子。高橋家で妻が夫を殴り殺す事件が起き、それぞれの登場人物がそれぞれの思い出この事件に向き合っていく様が描かれる。 結局真相は容疑者である高橋家の妻が言っている通り、だったはずだが、最後の最後には、現実的に生きていくために高橋家の子供達は弟が最初についた嘘(父が母や自分をことあるごとになじり精神的に追い詰めていた)を真実にすげかえることを決断したことがわかる。 久々の湊かなえ。この、当人たちの、当人たちであるが故の視野の狭い危うい思考が順番に描かれていき、それを読み進めることで感じる、独特な不安と奇妙な快感。語り口に中途半端な第三者視点の評価が記述されないからこそ、読者はその状況に対して素直に思考や感情を揺さぶられるのだろう。 Audibleで安田章大のナレーションだったが、登場人物ごとの読みわけが見事で、特に小島さと子の老婦人の声がとてもうまかった。

    3
    投稿日: 2025.03.29
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    最低で最高ですね。 娘が酷すぎて最高です! 最後みんなまともになっちゃった、クソ人間のままなら告白超えてたかも。

    61
    投稿日: 2025.03.25
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    出産前にぜひ読んで欲しい。 映画の子宮に沈めるとセットで。 はぁー。最悪な気持ちになれる。 これ読んでる人の中には、流石にこんな家庭ないでしょ と思う人もいるんだろう。 きっとあなたは幸せなんだと思う。というかまとも。 あるんだよな。ほんとに。 読みはじめて5秒くらいで最悪な気持ちになれておすすめ。割とオチは希望があってそれも良い。 隣の芝生は青いし、家族といっても考えてることわかんないし、愛する者のために行ったことが最悪の結果に繋がるし。人間やってんな!って感じ。

    1
    投稿日: 2025.03.25
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    audibleにて とある高級住宅地の人となりのお話。 さくっと聞けたけど、特に心に残るものもなかったかな。

    1
    投稿日: 2025.03.25
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    登場事物それぞれの視点が入れ替わりながら物語が進むが、読みやすく一気に読み終わった。 どこの家族にも大なり小なり問題や悩みはあるだろうが、将来自分が家族を持った時のことを考えさせられる作品だと感じた。

    1
    投稿日: 2025.03.25
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    登場人物それぞれの視点から交互に物語を見ていく描写が面白い。 外からは分からない本音とか気持ちの背景とかを上手に描いている。

    2
    投稿日: 2025.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえ先生の素晴らしいところは、ころころと語り手が変化するのに、読みやすかったり、感情移入できたり、欲しい情報が得られるところだなと思う。このお話も、遠藤家・高橋家・小島さと子という風に語り手がかなり存在するが、とても読みやすくほぼ1日で読むことができた。1人の人物を考えるだけでも難しいのに、湊先生は何人も登場する人物を細かい部分まで考え、語り手によって書き方を変えて物語を展開していく。すごく鮮やかな表現だなと思う。 ただ、「告白」や「少女」、「贖罪」などのような結末を期待して読んでしまったので、最後はあっけなく終わったように感じてしまった。

    2
    投稿日: 2025.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高級住宅街の1宅で殺害事件が起こった。 妻が夫を殺したようだが、その頃、娘は友人宅にお泊まり会していたものの、息子は”たまたま”ちょうどコンビニに出かけていったところで、その後行方不明に。母親が息子を庇っているのではないか?という話。 その後、実は息子がもう1人いて(長男)、前妻と旦那の子であり、顔は普通だが頭が良く、医学部へ進学した。この存在が今回の事件の根源とも言える。 そして高級住宅街ならではのご近所トラブル。 ↓この台詞が全てを物語っている感じ。 「このポシェットはわたしの宝物。上質のベルベットに、1本糸で、上質のスパンコールを一枚ずつ丁寧に縫いつけているのよ。縫うのも大変だけど、スパンコールを選ぶ方がもっと大変。フランスの有名な会社のものを注文しているのだけど、何十枚かに一枚は目に見えにくい傷やヒビが入っているものがあるのね。それを縫いつけてしまわないように、しっかりと調べなくちゃいけないの。この老眼で、フフッ。どうしてそうしなきゃならないと思う?完成したあとに一つ壊れたらそれだけ取り外すことができないからよ。隣合ったいくつかも一緒に外さなくちゃいけない。新しく付け替えたスパンコールは一つだけだとしても、もう一本糸で作ったとは言えなくなるわ。そうすると、何の価値もない、普通のポシェットに成り下がっちゃうのよ。どういうことか、おわかり?」p233 展開は面白かったのだが、殺害理由や、意味深な小島さと子はさぞ闇が深いのだろうと思っていたが期待していたほどでもなかった。 スパンコールのポシェットという特徴的なアイテムが登場して愛用されているのはキャラ付けとして好き。

    26
    投稿日: 2025.03.21
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    オーディブルにて 色んな家庭からの視点でかわるがわる描写される為、ちょっとした伏線回収が何度もある為面白い 最後の最後どんな感じで結末迎えるのかなの期待していたが結局まあそんな感じかという終わり方

    1
    投稿日: 2025.03.20
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    久しぶりにかなえ様のドロドロ感を味わいたくて、、、 家庭内いざござと、高級住宅地の住民とのごたごたなお話。 高橋家の奥さんが旦那さんを殺してしまって、息子はコンビニ行って帰って来なくて、お姉ちゃんは友達の家泊まりに行ってて? 遠藤家では娘の癇癪に耐えきれず、お母さんが口塞いで土詰め込んで、父親は知らん顔で? 小島さんはひばりヶ丘の格式を守るために必死で? 誹謗中傷のビラを友達らが剥がしていい話になっていったけど、なんだろ?ご近所トラブル?母親の嫉妬?結局は高橋家の旦那殺しの話。 最後、落としどころモヤモヤやったけど、無理をせず相応の暮らしをしろってこと!

    29
    投稿日: 2025.03.19
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    オーディブルで聴きました。 やはりイヤミスの女王は嫌な気持ちにさせてくれる。 よしゆきの彼女のあかりがダントツ嫌。15年前の話だけれど、家族と私のどっちが大事なの?!とスマホ取り上げるわ、パソコンの電源抜くわってって今もやる人いるんだろうか。パワハラの最たるもの。カノハラ、カレハラという言葉はないのか。毒カノ、毒カレとか。 学校でのいじめも、普通にあるらしいということはわかってきたが、こんな学校に行かなくちゃいけない子どもたちが気の毒。 坂道病というのも初耳だった。仕事とかスポーツとか努力すれば、もしかしたらなんとかなる、ということなら、頑張るという選択肢もあるだろうけれど、なんとかならないものは最初から挑んじゃいけない。 あと後妻の知られざる葛藤というのも、なるほどねー。。と納得。湊氏はこんなことまでよく知ってるもんだと感心。

    6
    投稿日: 2025.03.17
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    10年以上間を空けて再読。表紙の俳優さん達が皆若々しい…! 遠藤真弓の中学生の娘の反抗期(癇癪)が凄すぎて、「将来自分の娘がこんななったらどうしよう…」と変な感情移入をしながら読み進める。 登場人物全員が自分本位で物事の解釈が都合良く曲げられるけど、章が進み視点が変わると「成程、この人はこういう捉え方だったのね」と納得できる。人間の心捉えるのうま過ぎる。 少し救いがある終わり方なのも良かった。

    9
    投稿日: 2025.03.13
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    高級住宅地で起こった家庭内殺人事件を軸に、事件当事者の家庭、向かいの家族、そして周囲の住民たちの複雑な人間関係や内面の葛藤を丁寧に描き出す群像劇。 それぞれの人物が抱える秘密や不満、猜疑心が少しずつ明らかになり、物語は徐々に事件の真相に迫っていく。 悼むことも、責めることも、慰めることも、すべてが家族の中で交錯し、それぞれが相手を思って行動しているのに、結果は思い通りにはならない――そんなもどかしさとリアリティが胸に迫る。 誰も悪くないのに、何かがすれ違ってしまう。その中で少しずつ成長していく登場人物たちの姿に、最後は静かなカタルシスを感じた。

    24
    投稿日: 2025.03.10
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    一人一人の登場人物の心情の描写がとても分かりやすかった。奇怪な行動の裏にある人間の思考を多角的な視点で見るうちに時系列や物語が合致していく楽しさがあった。

    3
    投稿日: 2025.03.02
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    近所の家族の思わぬ殺人事件はどのようにして起こったのか…。それぞれの家族のあり様が語られていて興味深かったです。

    2
    投稿日: 2025.02.22
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    人の身勝手さと他者への酷い強要が見えた 人の感情はその人にしか分からないのだから、気持ちがわかるなんて気軽なことは言ってはいけないことを痛感した

    3
    投稿日: 2025.02.17
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    1つの殺人事件に対し、3つの家族の視点で描かれていて読んでいておもしろく、一気に読了。 見栄やプライド、世間体。家族よりもそれらを大切にする人間の醜さを垣間見た。とどのつまり家族と言ってもただの他人同士の集まりでしかないのだろうか。

    2
    投稿日: 2025.02.17
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    湊かなえさんの語部が変わる書き方が好き。 人によって見え方、考え方が違って楽しい。 読み始めたら止まらなくなって1日で読み終える。 突然加害者となった母、被害者となった父の子供達3人の気持ちに胸が苦しくなった。

    3
    投稿日: 2025.02.12
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    どの登場人物にも共感できないけど、どの人も可哀想だなと思った。 自分では何気なく言った言葉でも、相手を追い詰めることもあるのは怖いなと思った。 お金持ちだから幸せなわけでもないんだなと思った。 結末にため息が出た。

    3
    投稿日: 2025.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初は彩花にすんごいイライラした。でも、坂道病はなんとなくわかる気がする。ドラマも見たいです。 犯人は全然違う人なのかと思いきやそのまま。人の心は外からはわからないってことだよね。

    2
    投稿日: 2025.01.31
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    設定が面白いなと。 観覧車という表現がよくわかる、そして人間の醜さが明らかになるのですが、意外とどこにでもあるんだろうなと感じるリアル。 最初勢いがあるので、読み進めるの楽しいですが、できればもっと最後に向けてぐっちゃぐちゃになれば良いのにと感じました!

    1
    投稿日: 2025.01.19
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    どいつもこいつも許せない。酷い。 そう思いながら読み進めた。 結局、逃げ続ける人は逃げ続けるし、立ち向かう人は立ち向かう。

    2
    投稿日: 2025.01.18
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    ラメポみたいなおばさんよくいるいる お節介、他人ニュースが好きで何でも把握したがり 人、土地、学校、地位...誰もが憧れはある 自分には勿体無い!程遠い憧れ!みたいに思ってると自分なんて....と卑屈になっていく なんでも上下でみるから自分が劣ってる気がして苦しくなるよね 登場人物たちの劣等感から起こってる問題や事件の話 あとはあやかがムカつくね あやかはこの事件で学んだね キッカケで色々学んでくよね 職場にもこういう男がいるけど、彼もこういうキッカケがないと学ばないかな

    1
    投稿日: 2025.01.16
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    当時ドラマで話題になっていて、かなり期待しながら読んだのですが、自分の中では消化不良。 色んなトラブルがそれぞれの家庭にあって、ドタバタしてて面白いのだが、小さく纏めてしまった感が強いかなぁ。ネタバレするのでこれ以上は何も出ません。強いていうならもっとグズグズドロドロして欲しかったかな。あと、自分の家庭が少し心配になりました笑

    115
    投稿日: 2025.01.11
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    なんというか、いい意味でも悪い意味でも私の「苦手」なストーリーだった。 私は1度読んだ小説を読み返したりするタイプだけどこれはもう読まないかもしれない。か、何か心境の変化があれば読み返すかな。人間を描くのが本当に上手だなって思いました。 結局怖いのって生きてる人間なんだよね。善良だった人がふとしたきっかけで狂ってしまう。告白とか白雪姫殺人事件とかも読んだけどその辺の『日常の狂気』ってほんとにゾッとする。自分にも重ねてしまうから苦手なんだろうな。

    1
    投稿日: 2025.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえの作品のなかで、今までで一番読了後モヤモヤが残る作品だった。何よりも彩花の言動には逐一イライラしてしまった。別に周りに癇癪を起こすような人間がいるわけでもないのに、描写が丁寧なため、機嫌が悪いと物に当たる彩花の姿がありありを想像でき、勝手に腹が立っていた。だから彩花の行動にキレた真弓にも共感でき、押し倒して口に土を押し込む真弓を少し応援していた。結果まんまと、謎だった淳子が弘幸を殺した動機を、心で理解させらせた気がした。 「坂道病」に代表される、ひばりが丘につながる坂道に対する遠藤家の感情が描かれていたのがよかった。彩花は場違い感から坂を上って帰宅することに苦痛を感じるのと対照的に、真弓は一等地のマイホームに帰宅することだけが幸せを感じる瞬間だった。啓介は家族の問題から逃げるときに坂を走って下ったことから察するに、坂を上るときは苦痛を感じていたのではないかと思った。しかしそれは「坂道病」ではなく、家庭という現実から目を背けたいという理由なのだろうなと思った。 読んでみて誰が一番好きかと言われたら、さと子かもしれない。最初はよく見る嫌なおばあさんだと思っていたが、一貫性という意味では彼女が一番あったと思う。他人の家に石を投げる行為は褒められたものではないが、見つかっても悪びれることなく誇りを語る姿勢は、ふてぶてしくもかっこいいと思った。実際に関係を持ちたくはないけれど。

    1
    投稿日: 2024.12.30
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    高級住宅地で起きた配偶者による殺人事件。登場人物たちの視点を巧みに切り替えながら事件の真相に迫る。 観覧車のように頂上に行ったり地上に行ったり、愛情の渇望を他人の不幸にすり替えてマウントを取ることで根拠のない幸せを得ようとする。そこには固い絆と思っていた家族愛の脆さと不確かさが描かれている。それぞれの人物たちの行動は勧善懲悪ではなく、割り切れない気持ちがエスカレートした結果ゆえの行動だけに、「人間の弱さを考えれば現実はこうなるのかも」と思わせる、何とも言えないモヤモヤ感が残る。さすが「イヤミスの女王」である。読後感はなかなか悪い(誉め言葉)のでおすすめ。

    3
    投稿日: 2024.12.23
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    登場人物ごとの視点で章が分かれており、 とても読みやすく、一気見してしまいました。 最後まで真相が明確に書かれていなかったため、 (解釈を読者に委ねるためだと思いますが) 個人的にはもう少し事件の真相が知りたかったな〜と思ってしまいました。

    1
    投稿日: 2024.12.14