
総合評価
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powered by ブクログ戦争と平和 著:百田 尚樹 出版社:新潮社 新潮新書 731 おもしろかった 本書は、メーキング「永遠の0」というか、日本教のテキストというか、途中で、山本七平の名前が頭に浮かんできました。 大東亜戦争を扱ったものであり、太平洋戦争ではありません。大東亜戦争とは、日本からみたものであり、名目は、東亜の民族を解放するための戦いであった。一方、太平洋戦争とは、GHQから与えられたものであり、連合国の視点からみたものです。 まえがきは、日本は本当に平和なのかという疑問が提示される 確かに、竹島を韓国に取られ、北朝鮮には、同胞を拉致され、今また、中国からは尖閣列島を狙われています。 氏の提示する内容は、「日本人は戦争に向いていない民族である」ということと、「日本人は戦争を理解していなかったのではないか」ということです 戦争という極限状態に置かれると、その民族の長所と短所が、極端な形で現れる ■戦闘機の比較 ゼロ戦 ・直線がほとんどない、カーブばかりからできた機体の戦闘機 ・なによりも優れた戦闘機をつくる ・日本的モノづくりの精神 ・防弾能力にほとんど配慮されていない グラマン ・直線ばかりの戦闘機 ・なぜか、素人でも作れるように設計されている ・大量生産を前提としている ・機銃掃射をうけてもパイロットを守り抜く、頑丈な機体 なぜなら、日本には、「盾の思想」がない わるいことを口にすると、そうした事態を引き寄せてしまう これを「言霊信仰」という だから、日本人にとって、撃たれても飛び続けるのではなく、撃たれないようにするが正しい ■パイロットの用兵 ・日本では使い捨て、熟練者はこきつかわれて摩耗していくので、熟練パイロットがいなくなっていく 墜落しても、落下傘の装備はなく、海に落ちても救助されることもない ・一方、米軍は、人を守る。育成するのは大変だし、帰還すればどこが悪かったのかが、分かり改善ができる 落下傘は標準装備、展開エリアには、潜水艦を配備していて、回収を行う ■石油の確保について ・せっかく、油田を抑えたのに、日本本国には持ち帰ることはできなかった。 ・それは、輸送船を軍艦でまもらなかったから、だから、米軍に撃沈されている ・現地で石油の精製もしなかった ・なぜなら、兵站という考えがなかったから、物資の確保や輸送は民間の仕事であり、軍人の職務ではない ■兵站の欠如 ・2週間の作戦行動には、きっかりと2週間分の食料しか配布しなかった ・だから、ガダルカナルは、餓島になる、インパール作戦も死者の大半が餓死になる ・それもこれも、日本教には最悪を想定するという思想がないから ■永遠の0を書いたのはなぜ ・それは、昭和の「壬生義士伝」を書きたかったから ・滅んだもの、滅びゆくものへの、氏としての追悼だったからなのでしょうか。 目次 まえがき 第1章 ゼロ戦とグラマン 第2章 『永遠の0』は戦争賛美小説か 第3章 護憲派に告ぐ ISBN:9784106107313 判型:新書 ページ数:224ページ 定価:800円(本体) 2017年08月20日発行 2017年08月30日3刷
21投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本書を終戦記念日に手にした理由 ①毎年8月には大戦に関する書籍を意識して手にするようにしている ②本日、戦艦「武蔵」レイテに死す(豊田穣著)を読了し、私が先の大戦に関する書籍を手にするようになったきっかけの1つが「永遠の0」(百田尚樹著)を読み感銘を受けたことを強く思い出したから という理由で本書「戦争と平和」(百田尚樹著)を手にしました。 3章から構成された本書ですが、非常にわかりやすい。 そして、改めて自分がいかに無知であるかに気づかされました。 第3章 護憲派に告ぐ 非常に興味深く、私なりに知識を深めることが出来、私なりに憲法改正の必要性を感じることが出来ました。 戦争の理解とは、個々の戦場の詳細や、兵器の知識ではありません。そんなものをいくら知っても戦争を理解したことにはなりません。戦争を真に知るとは、その戦場で戦った男たちの心の中に入ることです。彼らの帰りを待つ者の気持ちに入ることです。 (第2章の中で出てきた印象的な言葉です) (/-\*) 確かにそうかも知れません。 「永遠の0」を見た時、先日読み終えた「ソ連兵へ差し出された娘たち」(平井美帆著)を読み終えた時には少しは感情移入していた気がしますが、それ以外は知ることを主眼とした読書になっています。 「平和」について語るには、「戦争」を知る必要があると、私は考えています。 (まえがきより) 無知故に、私なりに「戦争」を知る為、先ずは何が起こっていたのか(史実)を知る事はこれからも続けていきたい。 最強のゼロ戦はなぜ敗れたのか―― 『永遠の0』著者が放つ圧倒的説得力の反戦論! まえがき 第一章 ゼロ戦とグラマン 極限状況下に短所は現れる/根本から異なる設計思想/職人技を求める日本 高すぎる要求水準/パイロットの命をどう考えるか/ゼロ戦と日本刀 日本には「盾の思想」がない/戦で人が死なない国/悪いことを考えると実現する? 撃たれなければいいのだ/日本国憲法は「万が一」を想定していない/ダメージコントロールを重視したアメリカ 浸水にどう対処するか/閉鎖式格納庫と開放式格納庫/アメリカは防御重視 原爆並みの開発費を投じたVT信管/使い捨てられた熟練パイロット/ガダルカナルの消耗戦 名人芸への過大な期待/救命ボートに釣竿も完備/ヒューマニズムではなく合理主義 遠方からの攻撃能力/データ重視の弊害/牛に引かれて進むゼロ戦 曖昧さを許さない日本人/ハンドルにバリエーションは必要なのか/戦場で銃は使い分けられない 補給の重要性を理解していなかった/石油を死守できなかった/一騎打ち幻想 戦争とは長引くものである/硬直した官僚制度の弊害/弱気になるエリートたち 上層部の無責任体質/戦争の目的/最悪を想定しない日本人 第二章 『永遠の0』は戦争賛美小説か 五〇歳の決心/小説家を目指した動機/戦争を語り継ぐ 戦争は遠い歴史になった/宮部久蔵とは何者か/『永遠の0』で描きたかったもの 朝日新聞からの批判/戦争賛美か?/読まずに批判する人たち 右翼と戦記マニアからの非難/お世話になった人たち/口コミと書店の後押し そして四五〇万部に 第三章 護憲派に告ぐ 永世中立国スイス/自衛隊は軍隊ではない/能登半島沖不審船事件 世界の軍隊/NATOの戦争抑止力/集団的自衛権に反対する文化人たち 放送法の問題点/机上の空論で国は守れない/日本国憲法を作ったのはGHQ 自衛隊は憲法違反/憲法学者は神学者か/護憲派の論理 九条教という宗教/戦争を回避できるのはリアリスト/リアリストとロマンチスト 日米安保で日本は守られるか/日本を守るのは日本人 内容(「BOOK」データベースより) 日本は絶対に戦争をしてはいけない。日本人ほど、戦争に向かない民族はいないのだから―。「ゼロ戦」と「グラマン」の徹底比較から見えてきた、私たちの致命的な欠点とは何か。ベストセラー『永遠の0』に秘めた、本当の想いとは。作家が「何としても戦争を回避しなければならない」という強い想いから真摯に綴った、圧倒的説得力の反戦論。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 百田/尚樹 1956(昭和31)年大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006年『永遠の0』で作家デビュー。他著書に『海賊とよばれた男』(第十回本屋大賞受賞)等多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
32投稿日: 2023.08.15
powered by ブクログとてもわかりやすく日本と戦争の位置付けを語った本です。 世界で唯一の被爆国日本。その中でたった二箇所の被爆地広島と長崎。 長崎に暮らす私は8月9日という原爆投下の日は必ず登校日で平和学習を受けてきました。少なくとも毎年、戦争の犠牲になった方のことに思いを馳せ、平和を祈るそんな少年時代でした。 進学のため、大阪に出た時にそんな登校日はないことを知った時はビックリしました。 ただ私が子供の頃に学んでいたことは戦争を始めた私たちが悪いという自虐史観によってなされていたことも本書を通して知ることができました。 外交のためにも、自分の国を自分たちで守るためにも憲法の改正は必要という認識になりました。 様々な考え方もあると思いますが、今後の日本を考える上で無関心ではいられないことを考えさせられる良書です。オススメ!
33投稿日: 2023.04.15
powered by ブクログ憲法9条、護憲派、改憲派についてわかりやすく書かれている。また日本のメディアの事など、小ネタも盛り込まれていて良い本だった。戦争のことをここまでわかりやすく書いた本は無いのでないか。
0投稿日: 2023.02.04
powered by ブクログ目新しい事が書かれている訳ではなかったけど、とてもわかり易く書かれているので、いろんな方に読んでもらいたいなと思います。 日本人の中にも、いろんな考え方をする人がいるのは当たり前だし、それが健全な事だと思うけど、日本人なのに反日思想を持っている人が少なからずいる事が、本当に理解できない。
1投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログ百田尚樹ってどんな思想を持ってるのか?を理解したかったので読んでみた。 改憲派の人も戦争はしたくない、だけど他国に攻められる可能性はあるんだからそれに対抗する手立ては作っとかなきゃでしょってことなのね。 言いたいことはわかるけど、自分と意見が合わない人をとことん責める口調で罵るあたり、本当に戦争する気ないの?と思ってしまう…笑 そして万が一に備える、だとしても、その万が一に備える軍隊にいかされるのは国民だよね。 私たちの世代かもしれないし、もしくは私たちの子供かもしれない。国のために死ぬことが本当の幸せなのか今一度考える必要があると思う。
1投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログ捕虜になるくらいなら死んだほうがマシだと考える日本軍の兵士たち。 遠方に出る際に、落下傘すら持たずに出撃する覚悟。 戻れないなら死を選ぶ勇ましさ。 それに引き換え、アメリカ軍は、パラシュートを積むのは当然。 水上に不時着することを考えて、救命用のゴムボートや救急セット、それから、海水を真水に変える装置まで積んでいたそうです。 いざとなったら生き延びるために、食用に魚を釣るため釣り竿まで用意されていたのですから、アメリカ兵士達は大事にされていたのですね。 まったく日本人の精神的強さには感服いたします。
4投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログこのご時世、ウクライナ侵攻は他人事、対岸の火事ではない! 早いとこ9条改正せねばと思いました(・・;) 永遠の0も読み返したい!
0投稿日: 2022.06.22
powered by ブクログ「日本が平和であり続けるために何ができるのか」を考えるきっかけを与えてくれる本です。また、戦争から見てとれる日本人の性格、憲法改正の論点、百田尚樹さんが作家になったきっかけなどを知ることができ、大満足でした。本書を読むと、日本が戦後70年以上も平和であり続けたのは、運が良かっただけなのでは、という気さえしてきます。最悪な事態を想定すること、時代にあった柔軟な対応をすることが大切だなと感じました。
5投稿日: 2021.12.06
powered by ブクログ日本という国家がいかに戦争(特に侵略戦争)に向いていない国民性という事がよくわかる一冊。 永遠の0の副読本に近い。 我も改憲派なのだが、護憲派の頭の中の盲信的なお花畑状態は本当に心配になる。 ゲンジツを見た方イイヨ。 自衛戦争も出来ないクニ。
0投稿日: 2021.11.24
powered by ブクログ全体的に共感出来る内容だった。 色々な考え方があるけど、日本が幻想や前例主義に捕らわれ、変化を嫌う国というのは大半の国民が感じてる事ではないかと思う。 特にコロナ禍で顕著になったかと。 著者はリアリストで、そういった部分にかなり物申してる。 ただ言葉が強すぎて反感を買うのだと思う。 週刊誌や批判に対する弁解がかなり入ってたが、人を非難せずに表現して頂けるともう少し読みやすかったかも。
0投稿日: 2021.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「永遠の0」も読んだし、8月だからこういうのも読んどかなきゃ。と思って読みました。 日本人がいかに戦争に向かない民族だったかという分析はなかなか興味深かった。歴史を省みて、日本の「いくさ」は敵方の大将の首をとれば「勝ち」。しかし人種・民族や宗教対立が続いたヨーロッパなどの歴史では、市民も含め、皆殺しにするのが当たり前。何を目的に戦争をするのか、そもそも感覚が違う。 ゼロ戦は背後からの攻撃にまったく無防備だった。できるだけ身軽に戦える戦闘機を開発して、「もし背後から狙われたらどうするのか?」ということは考えず、ちらっと考えたとしても「撃たれなければいい」ということにした。 その他、自衛隊をどうするか、憲法改正をどうするのか、多角的に考えるのに非常に参考になった。 百田氏の言っていることは本当にもっともなことで、戦後70年以上たっても一文字たりとも憲法が改正されず、誰がどう見ても自衛隊の存在と憲法に矛盾が存在する現在、改正議論が加速するのは当然だとは思うが、様々な意見を一つにまとめて憲法を改正するのは至難の業だと思う。 本書でも最後の方は、やっぱり反対派(護憲派)に対してけっこう挑発的な感じになっていて、それがまた面白おかしくもあるのだけど、こうやってけんか腰の議論になると結局はまとまらないんだよなぁ…と思ってしまう。
2投稿日: 2021.08.08
powered by ブクログ自由奔放すぎる発言で毀誉褒貶(きよほうへん)の多い作家の百田尚樹だが、その小説家としてのデビュー作が2006年に出版された「永遠の0(ゼロ)」。大東亜戦争を戦った零戦(ぜろせん)の乗組員を描いた反戦のメッセージが実に450万部を超えるミリオンセラーとなったのだが、執筆を前に徹底的に下調べをして分かったのが、「日本人は戦争に向いていない民族」であるというもの。特定アジアとは違って民度の高い日本人だが、一方でその「お人好し」過ぎる国民性が世界の常識とはかけ離れていると指摘。「日本を守るのは日本人」という主張により、憲法改正を始めとする「国力増強による平和維持」を訴える。
0投稿日: 2020.12.12
powered by ブクログ『戦争と平和』/百田尚樹 本書のまえがきとして、著者は、以下のように語っています。 「平和」について語るには、「戦争」を知る必要があると、私は考えています。 大東亜戦争について徹底的に調べました。(中略)その結果、見えてきたものはー「日本人は戦争に向いていない民族であった」というものでした。 戦争反対、憲法改正の是非、それぞれ個人個人の意見があるとは思います。でもその考えにおいて、「何で」という明確な理由をどれだけ自分自身が把握しているのか、それを痛感させられました。 学校教育の中で、歴史認識を含め教えられてきましたが、今になって思うとやはり、点数を取るための知識を覚えることがメインだったとも思いますし、自分の意見としては、「Aである。なぜならば・・・」ということを確立するためにも、著者がいう歴史認識、それも、正しい認識を持つ努力は必須だと思います。 また、本書の構成として、前半は日本軍とアメリカ軍の戦争観についての対比がありますが、ほんとに真逆だったことがわかります。合理主義のアメリカと、非効率主義の日本。そこから著者が導き出したのが冒頭のまえがきにあった、「日本人は戦争にむいていない民族」という答えでした。 日本軍は戦争において、武器1つ作るにしても、最高のものを造ろうとしていたようです。その結果、ゼロ戦が作られました。一方のアメリカは、多少の不都合には目をつむり、生産重視のグラマンを作ります。 その一つをみても、それぞれの国の民族性が如実に出ているといいます。 また、日本国憲法においても、GHQが作成したものを使っていること。ここまでは認識ありましたが、その根底にあったものは、 p189 「憲法9条」はGHQが作ったものです。 日本を占領統治したマッカーサーは、日本政府に新憲法を作れと命令します。政府は新憲法の草案を作成しますが、マッカーサーの気に入るものではありませんでした。そこで彼はGHQの民政局のメンバーに、「日本国憲法の草案」の作成を命じます。驚いたことに、彼らに与えられた時間は1週間でした。一国の憲法の草案を、わずか25人に一週間で作れと命じたのです。 この25人の中には、弁護士が4人いましたが、残りのメンバーは法律のことなど何も知りません。中には22歳の女性タイピストもいました。また弁護士も憲法の専門家ではありません。 彼らは都内の図書館を回って、ドイツのワイマール憲法やアメリカの独立宣言文やソ連のスターリン憲法などから適当に条文を抜き出して、草案を作りました。言うなれば「コピー&ペースト」して作り上げたものです。 言うまでもないことですが、憲法というのはあらゆる法律の上に君臨するもので、その国の文化、伝統、死生観などが詰まった、まさしく国と民族の根幹をなすものです。にもかかわらず、世界の憲法を寄せ集めて作られたのが日本国憲法というわけです。 p195 日本国憲法に関して、面白い話が残っています。 日本国憲法が施行されてから、37年後の1984年、憲法学者の西修氏がアメリカに渡り、日本国憲法の草案を作った元GHQ民政局のメンバーの何人かに会って、当時のことを訊ねています。この時、会った人全員が、一様に言った言葉があります。 「えっ、君らはまだあれを使っているのか?」 彼らは、日本が40年近く経っても、自分たちが作った憲法を使っているとは夢にも思っていなかったのです。しかも憲法の専門家でもない自分たちが、たったの一週間でまとめあげたものなのですから。 しかしもっと驚くべきは、それからさらに30年以上経っても、日本国憲法はそのままの状態だということです。 一口に憲法改正といっても、そこに積み重ねられて歴史があるわけで、多角的な視野を持つ必要性を強く感じました。
0投稿日: 2020.08.03
powered by ブクログ作者らしい愛国心に満ちた作品であるが、自己を否定、批判するメディアへの反論が感情的で長い。内容的には面白い。
0投稿日: 2020.05.04
powered by ブクログ私も「君が代」を聞くと「軍靴の音が聞こえる」という人には耳鼻科、いや精神的な病を治す別の病院に行くことを勧めたい。若者には歴史を多角的に勉強して貰いたい。現実を直視することを切望する、という末尾の文が著者の意見に大賛成。
0投稿日: 2019.12.30
powered by ブクログ永遠のゼロやボックスで百田尚樹作品のファンとなった。また、百田尚樹さんの知識の豊富さも「日本国紀」や「クラシック天才たちの到達点」で驚かされた。この作品でも多くの知識が盛り込まれている。縁起で言い換えられた言葉などもその一つである。ただ、最近の作品には違和感を感じるのは私だけであろうか。とにかく自分の考え以外は正しくなく、すべてにおいて断定的な表現。自分の作品の中の表現だから仕方がないのかもしれないが、読者としては違和感を感じる。作家を辞めるとの報道があったが理由はわからない。奢った言い方かもしれないが良いかもしれない。
0投稿日: 2019.07.12
powered by ブクログ日本人ほど戦争に向いて居ない民族はない。 世界中のどれくらいの民族を比較してのことかも知らないけども、言いたいことはわかる。 向いてない。 てことは、外交にも向いてない。 気が滅入る。 技術を磨くことにナルシストで、鉾は作れても盾が作れない。おそらく、あらゆる場面を想定することが面倒なんだろう。途中でめんどくさくなるんじゃないか。 粘りがない。 そんな気がする。 こう決めたんだからら、それでいいやんて。 全体にいい本だと思った。百田さんにしては素直だ。 が、真ん中の、永遠の0への批判についての一章は余計だな。自分の本で論じる話ではないと思うよ。 永遠の0自体は、すごく好きだったけど。
0投稿日: 2019.04.22
powered by ブクログ3章仕立て。 第1章「ゼロ戦とグラマン」 ・・・・日本とアメリカの兵器の特徴、兵器開発の理念の比較から、「負けるべくして負けた」という結論に導く内容。 また、それらの情報からの考察として、 「日本人は、戦争には向かない国民性を有する民族」という論法。 なるほど。まったくもって賛成できる。 たとえ話も適切だし、結果ももちろんしかり。 大賛成しながら読み進めた。 第2章「『永遠の〇』は戦争賛美小説か」 ・・・・あの作品を“戦争賛美小説”と批判する声があちこちで上がっていたというのを聞いて、呆れた。護憲派も改憲派もなく、右も左もない“平和ボケした日本人”の一員でしかない自分が読んでも、あれを“戦争賛美小説”とは全く思わなかった。平和ぼけ人生を歩んできただけでは知らなかった戦争の悲惨さを知れて良かったと、心から思う。 ・・・・ただし、作者の論法は、いささか過激でね。 自分のかわいい作品を擁護するためだけにこの本のこの章を書いたのではないか、という気がする。 (さんざんメディアで叩かれた件への反論の場がこの本、という感じかな) 批判された腹いせで、こちらもガツンガツンとかなり過激な論調で相手を責めている…と。 第3章「護憲派へ告ぐ」 ・・・・作者の言いたいことは、よく分かる。いや、かなり分かる。 耳に心地よい理想論と、実際に外国から攻められた場合にどうするか、また、その可能性も〇ではない中でどう備えるか、の現実論。 理想論だけでは国は護れない。 ただ・・・第2章でもそうなのだけど、やはり発言がかなり過激でね。 こりゃぁ、敵も作るよなぁ…と思わざるをえない。 主張は正論だと思う。 ただ、こういう論調でぶつかれば、もちろん相手も反発しか抱かないしね・・・・。 せっかくの正論なので、相手を論破せんとする攻撃型の主張ではなく、理詰めで納得させる懐柔型の主張を張れはしないものだろうか・・・・。 ★3つ、7ポイント。 2019.02.12.古。 (第1章のみであれば、★4つ9ポイント半をつけたい内容なのに、2・3章がね…残念)
1投稿日: 2019.02.12
powered by ブクログ2019年8冊目。 『永遠の0』は映画館で観たが、小説は読んでいない。 この本の第1章はとても興味深かった。ゼロ戦とグラマンの設計・構造の比較から、日本とアメリカの考え方の違いを浮かび上がらせたり、日本刀とゼロ戦の類似性が見出されていたり。 一方で、日本国憲法の条文と集団的自衛権の行使に関する内容は、授業で教えることと真逆をいくような内容だったので、戸惑った。 わたしたちは学習指導要領に則って授業を組み立てる必要があるから、それと異なる主張を目にすると、悩んでしまう。 そもそも、わたし自身が偏った考え方に縛られていたのか?などと。 いろいろな意見があって良いし、異なる視点こそ、学ぶ意義は大きい。急に見方が変わってくるし、目から鱗が落ちる感じ。 ちまちま違和感を覚えながらも、なるほどと納得する部分も多々あった。ただ、過激な言い方には気がひけてしまった。
0投稿日: 2019.02.08
powered by ブクログ憲法の改正について考え方が変わりました。安倍総理をはじめ閣僚はもっと声を「大」にして言いたいのだろうけど、言っちゃうと外交上色んな国とこじれてしまうのだろうな~もっと国民に本当の事を知ってもらう良い方法はないのかな?
0投稿日: 2019.02.01
powered by ブクログ日本人の特性、日本人の弱点から、反戦論を説く。「失敗の想定」をしない日本人。 誤解があるが、氏は戦争を好んでいたり煽っていないし、むしろ、悲惨な侵略戦争を行わずに、日本人が日本人として今後世界で生きていくためにどうすべきか、というメッセージを発し、平和ボケ、思考停止した日本人に警鐘を鳴らしてくれている。 言葉狩り、ではないが、少しの言葉遣いで反応してしまわず、最後までしっかり、氏の言いたいことをつかみながら読んでもらいたいと思う。
0投稿日: 2019.01.26
powered by ブクログ百田尚樹氏の戦争論。しかも大東亜戦争に限った内容である。いつもの自論が展開され、読んでいるとなるほどと思ってしまうのは仕方ない。
0投稿日: 2019.01.10
powered by ブクログ2018年3冊目 今月の読書会3Bのテーマ本です。 「永遠のゼロ」の著者が語る反戦論。 武力を持つ = 戦争 ではないという事がよくわかります。 現実に即した反戦論です。
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ日本は戦争に向いていない民族、まさにその通りだと思う。だからこそ、平和憲法があるから平和が保たれてきたと呑気なことを言っていられるのだと思う。百田さんの主張は基本、いつもと同じ。その中でも、自身の著書「永遠の0」の場面を著者自身で解説しながら主張を進めていく部分が興味深い。自身の小説を、著者自らタネ明かしするのはどうかと思う向きもあると思うが、それを犠牲にしてでも言いたいことがあるのだろう。憲法についても、きちんと条文を記入した上で、わかりやすく主張を展開している。この人の著書の好きなところは、非常にわかりやすく、主張が明確なところ。賛否は別として、その部分が好きだ。
1投稿日: 2018.08.15
powered by ブクログ日本人の民族性から展開される反戦論。 平和ボケの日本人には必読と思います。 本書では、全3章からなっており、 第1章ではゼロ戦とグラマンの設計思想をベースに日本人の思考を明らかにし、さらに、戦争状況下の日本人の思想・行動から、日本人は戦争に向いていない民族という論旨を展開しています。 この考え方は今までなかったのでとても新鮮でした。 技術を突き詰めたゼロ戦に対して、大量生産が可能なグラマン。 職人気質で技術を研ぎ澄ます日本人に対して、合理主義なアメリカ。 攻めることばかりで守りを考えない日本人。 言霊信仰ゆえにリスクを考えない日本人に対して、対策、リスク管理がしっかりされているアメリカ。 責任が問われない高級士官。 戦闘状況にありながらも縦割りでありつづける官僚制度。 最悪の状態を想定しない日本人の性格。 などなど。 日本人が戦争に向いていない民族ということを様々な事例を基に語っています。 ここで指摘されている内容、民族性はまさに、現在の日本人そのものであり(当り前か)、戦争じゃなくてもビジネスの世界でも同じことが起きていると思います。 第二章では「永遠の0」にこめた思いが語られています。 これについては、なんら異論はありません。 「永遠の0」で語られるセリフが引用され、小説の世界観に引き込まれます。 第三章では自衛隊をテーマに、護憲派に対してのメッセージ、さらに、戦争抑止に必要なモノは何か?を強く伝えています。 そのための憲法はどうあるべきか。 我々もしっかり考えなければなりません。 ということで、戦争を回避するためにはどうすればよいか、とてもわかりやすく、伝えている内容となっています。 今まさに、必読の書です。
4投稿日: 2018.04.28
powered by ブクログもっともなことをいっているなぁ、という部分も多いんだけど、相変わらず、「俺は正しい、同意しないやつじゃバカ」というスタイルと、他者攻撃をするあたりは鼻白む。
2投稿日: 2018.02.18
powered by ブクログこのところ多忙につき、読感を書いている時間がない。 とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
0投稿日: 2017.12.31
powered by ブクログ著者の作品である永遠の0はとても印象深く読ませていただきました。その作品を作られた背景のお考えが語られており、とても興味深く拝読できました。
0投稿日: 2017.11.11
powered by ブクログ日本は絶対に戦争をしてはいけない。日本人ほど、戦争に向かない民族はいないのだから。 自慢話のような書き方には抵抗はあるが、納得できるところもある。憲法改正については賛成できるところもあるが、対米従属のままでの憲法改正は、アメリカの傭兵ならざるを得ない、対米自立を目指す憲法改正はできないのだろうか?アメリカが納得しないので困難である事は十分承知しているが、目指すべきは自主独立防衛のはずである。
0投稿日: 2017.11.03
powered by ブクログ百田さんの本は様々読んだ。 同様のテーマを扱う本を複数読んでいれば内容に目新しさこそないものの、さすが、ちゃんと「オチ」がついてくすっと笑ってしまう。 日本の常識は世界の非常識。テレビでは決して語られない事実を知りたくなったら、手に取ってみるといいと思う。
0投稿日: 2017.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本人は「美的精神論」&「不吉なことを言うな!空気」が支配し、万が一の想定が出来ない気質。一方で、万が一を想定し、不吉な未来とも真摯に向き合い、先の先の先を読んで合理的な判断を積み上げて戦うのが戦争。であれば、日本人は戦争では勝てないと考えるべき。ではそんな日本人がこの緊迫した情勢の中で生き抜いていくためには「憲法改正が必用だぜ」ってなことを提言する、著者なりの反戦論。同じく百田さんの著書「カエルの楽園」と対で読むと、より理解が進むと思います。 ・スルメをアタリ目と呼びかえる精神性。 ・ゼロ戦vsグラマン。 「高い飛行性能だが生産効率低い。物凄い腕前の職人がいないと作れない」vs「飛行性能低いが量産し易い。技術が低くても作れる」。 「攻撃力高いが守備力低い。撃墜されなければ良い発想。パイロットは使い捨て」vs「攻撃力低いが守備力高い。打たれることが前提。撃ち落とされた場合に生き延びるために、飛行機に釣竿までも完備。パイロットを育てるコストまで勘案。生き延びた兵士からは貴重な情報が回収できることも重視」 ・巡洋艦内部の構造。日本は縦横の区切り。アメリカは横のみのくぎり。一見、縦横の区切りが入った方が、被弾時の浸水耐性は強そうだが、舟は左右の重量バランスが取れていないと機能しない。同じフロアは、均等に浸水した方が、戦える。 ・ガナルカダルの消耗戦。2000キロ飛行できれば、遠くまで飛んで攻撃が出来る!という発想。その飛行をするのは生身の人間であるという発想の欠落。 ・自動小銃を前線兵士に配備しない。製造コストもさることながら、無駄打ちがイケてないとの発想。一発一中がカッコ良いという美徳。 ・超高性能なゼロ戦。せっかく組み上げたのに工場と飛行場とは未包装な道だったために、一度解体して、牛にひかせて運んでいた。更には、資源が配給制になった時にはゼロ戦を引く牛が確保できず、闇市で牛を買って対応しようとした人間を警察官が逮捕するという事件も。警察官は職務を全うしただけだが、生真面目すぎる、応用が利かない性質で、戦争が戦えるか。 ・日本は陸海空軍で使う砲弾の規格がバラバラ。他の国は統一なのが当たり前。セクショナリズムの壁を越えられない性質。 ・せっかく東南アジアで油田を確保したにも関わらず、日本に石油が届かなかった。油槽船が次々と潜水艦の攻撃で沈められてしまったから。海軍に油槽船の防衛を指示するも、民間の船を守るのではなく敵を打ち破るのが役目だ!と突っぱねる。結果、自分達の船を動かすためのガソリンが枯渇する。 ・徴兵令で、平等に赤紙をまく。結果、貴重な軍需品を生産する職人までもが招集される。職人のアナは素人では埋められない。結果、生産性は急激に悪化。戦争に勝つことを考えた時に、平等な赤紙が必用だったか。 ・一騎打ちの美徳vs一対多でも勝利する執念。 ・一流大学卒のキャリア>現場経験豊かな有能な官吏。 ・結果責任を問われないがゆえに、既得権益確保にまい進しがち。 ・戦争の目的は「相手国の降伏」。この単純で究極の目的を日本人は理解出来ない。一方アメリカはこの目的遂行のためにあらゆるケースを想定し、臨機応変に対処。
0投稿日: 2017.09.27
powered by ブクログ至極まともなことを書いておられるが、その小説といっしょでわかりやすくエンターテインメントの匂いのする言動でコテンパンに護憲派を斬って捨てるので嫌われるのでしょうね。万人にわかるように、当たり前のことを凄く単純化して書かれているので、逆に誤解されるんだろうなと感じます。 記載されていることはほぼ既知のことでしたが、名古屋の三菱重工で作ったゼロ戦を一度分解して、牛に運ばせて各務原の飛行場まで運んでいたというのは知りませんでした。本当に唖然としました。
2投稿日: 2017.09.19
powered by ブクログ平和とは戦争を知らずに語れるものではない。そして戦争を知るとは実際に戦うことや空爆に遭うことではない。それをわからない自称論客が日本には多すぎる。今まで人類が様々な形で社会というものを構成してきて、平和を祈らなかった、平和でない状態を祈った時などない。しかしいつもそのような祈りは無残に打ち砕かれる。愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、というのは鉄血宰相ビスマルクの言だが、本書はまさしくこれが正しいことを訥々と語る。歴史的に「平和」とされたパクス・ロマーナやパクス・ブリタニカ、そしてパクス・アメリカーナはいずれも圧倒的な軍事力によって為されたもので、これが崩壊した後には例外なく戦火が広がった。三度あったことが四度目に起きないと言う論拠も示さずに、ただ祈っているだけのイデアリズム的平和主義者とは一線を画すリアリズム的平和主義が必要だと訴える名著。
0投稿日: 2017.09.16
powered by ブクログ日本にとっての戦争と平和です。おふざけはほとんどありません。大真面目な内容で私の好きな本になりました。 抑止力と集団的自衛権について、とてもわかりやすく書いてありました。 永遠の0に関して著者としての気持ちが書かれているところは泣けました。 第1章は長いですが、とても後半に効いてきます。大事なのでじっくり読んで後半を読むとより楽しめます。 「永遠の0」、「海賊とよばれた男」、「カエルの楽園」はもちろんですが、「大放言」や「ゼロ戦と日本刀」という渡部昇一さんとの対談本と合わせて読むと更にこの本を楽しむことが出来るのでオススメです。 この本の最後に百田尚樹の本ということで、フェルトゥナの瞳が紹介されてます。お話としてとても面白くラストまで一気に読める作品でこちらもオススメです。
0投稿日: 2017.08.27
powered by ブクログまぁ読みやすくて面白い。 要はゼロ戦をはじめとしたアメリカとの比較論と憲法9条を中心とした「平和とは」のお話でした。 私は好きです。
0投稿日: 2017.08.20
powered by ブクログ2017.08.18読了 全章通して面白かった。日本が戦争に向いていない理由を零戦の構造的欠点をベースとして理論的に述べている。軍部上層部の思考回路がよく分かったが、こんな奴らの所為で無残に散っていった命を思うと居た堪れない。 恐ろしいのは、戦時中に指揮系統を担っていた幹部たちの行いが、現在の日本の上層部にも当てはまるということ。 本書最後の部分はクスッと笑える百田節も。
0投稿日: 2017.08.19
powered by ブクログ読まなくてもいいかも。 「永遠の0」を通して、ゼロ戦とグラマンの戦闘から見える日本軍と米軍の違いに迫る。良く知られているようにゼロ戦は他を圧倒する攻撃力と、一たび被弾すればすぐに炎上する脆弱な防御力という長短が両極端の戦闘機だ。これを著者は日本刀に例える。それに比べて米軍のグラマンはというと、攻撃力も速度も旋回能力もゼロ戦とは比べ物にならないくらい劣る。ゼロ戦と遭遇したら戦わずに逃げろという指令が出ていた。グラマンがゼロ戦より優れているところはただ一つ。頑丈さ。とにかく何十発被弾しても墜落しないように、燃料タンク、操縦室の装甲は分厚くした。 日米の違いは機体のフォルムにもよく表れている。ゼロ戦は曲線が多い。対してグラマンは直線が多い。当たり前だが曲線を多用するほうが組み立てには熟練を要する。ゼロ戦は熟練工がいないと組み立てに苦労するが、グラマンは誰でも作れるということ。それはゼロ戦は大量生産が難しいが、グラマンは大量生産が容易ということでもある 操縦士に関しても日本は精鋭主義、対してアメリカは、誰でも操縦できるように簡素が基本。 この開戦当初の両国の哲学の違いが、後のガダルカナル戦線で、ゼロ戦の熟練パイロットを次々と死なせてしまう遠因となっているのだが、「永遠の0」を読んだ方には説明しなくても明らかだろう。 この本、「永遠の0」を簡単に要約したようなところがある。読まなくてもいいかも、というのはそういう意味。 新しい部分は、出版に至った動機、ベストセラーになった経緯、そして最も多いのは「永遠の0」を戦争礼賛だとか、右翼エンタメだとか言って非難してくる論評に対する反論。どこをどう読んだら戦争礼賛と取れるのだ、と怒っている。確かに。自分も読んだけど、戦争礼賛やら、特攻を美化してるだとか言う人たちに対しては、どう読んだらそうなるんだ、疑問に思った。 でもそうとる人たちがいることは不思議に思わない。(なんとなくそう受け取る人はいるだろうな、といったところで、深い意味はない) 最近の百田氏は作品より発言のほうで注目をされてしまっているから、百田氏本人のイメージを作品に投影してしまっている人も多いし。 たぶん、この本を読む人は永遠の0を肯定的にとらえている人だろうし、右翼的だと否定している人は読むわけないから、出版した意味はあまりないかもしれない。
0投稿日: 2017.08.18
