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ウィニング・アローン――自己理解のパフォーマンス論
ウィニング・アローン――自己理解のパフォーマンス論
為末大/プレジデント社
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総合評価

11件)
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    為末さんは男子400メートルハードルで日本記録を叩き出したアスリートです。2012年に現役を引退し、会社経営やスポーツコメンテーターとして活躍している。 為末さんのスポーツ解説を聞いていて、興味を持ち書籍を購入した。 本書は、為末さんがコーチを付けずに一人で競技者として過ごしてきた経験談を知ることができるもので、目標をどのように設定するのかとか、自分との向き合い方とかを的確な言葉で語っている。これは、仕事・ビジネスにも通じるものがあると感じられた。特に partⅡ「わたし」の心をつくるもの では、学びになる言葉が多く、整理して私のチームメンバーに共有しようと考えている。本書以外にも書籍はあるようで、書店にいった際には他の書籍も確認したい。

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    投稿日: 2022.10.22
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    陸上競技の中の一競技である400mハードルを通じて、これだけ広い分野をこんなにも深く考察できるのかと、「考える技術」の学びになる。 楽しむことという章があるが、筆者はまさに考えることを楽しんでいる。

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    投稿日: 2022.09.27
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    感銘を受けました。 アスリートとは真逆の人生を歩んでいる私が、 感銘を受けるのだから、 部活動レベルで頑張っている人は、 是非とも読んだほうがイイと思う。 特に悩んでいる人。 あと、「どの立場で言ってんねん!」という事が 許されるのならば笑 この人、めちゃくちゃ文章が上手くなっている。 昔にも、この人の本を読んだ事がありましたが、 その時はここまで内容は入ってこなかった。 落ち着きがあり、深く、読みやすい。 この本で書かれているとおり、 言語化すること重要性を実践されているのですね。

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    投稿日: 2022.06.19
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    とても勉強になった。 為末さんが世界で戦うために、いかに自分を客観的に見ていたかがわかった。 ・コントロールできるものとできないものを区別する これが一番心に残っている。これは天候などだけじゃなく、能力などもそう。どんな強みや苦手分野が自分にあって、なにを伸ばすとよいか。 いかに周りの人に流されずに、自分自身と向き合っていくかが世界で通用する人材を作り上げるかがわかる本だった。 僕自身も日々日記を書いたり、内省する習慣はできているので、今後も続けていこうと思った。

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    投稿日: 2021.12.14
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    客観的に観る。ってとても大事。 自分も世界も。スポーツの、トレーニングの世界はただ一つの正解なんてなくて、それに向かっていくためには試行と思考が必要。まぁその果てにも唯一の正解なんてないんだけど。自分を客観視して、突き詰めて、割り切るところは割り切って。 だからこそあそこまで行けたんだと思う。考え続けることって大事。子供にも読ませたい。

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    投稿日: 2021.07.18
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    著者を心から尊敬する。 ここまで自分を客観視しながら、勝利に貪欲になれるって本当にすごい人だと思う。 こうした人が部活の顧問や担任の先生だったら良かったな、などと考えた。

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    投稿日: 2021.06.10
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    非常に密度が濃い内容。物事を突き詰めて考え、その内容を平易に中立的に書く筆者の力量が凄まじい。誰が読んでも気づくところがありそうな本。

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    投稿日: 2021.05.17
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    レベルは違うが同じスポーツ選手。それも個人競技として共通点があるので、彼の本は読んでいてい同じ感覚を感じる。 コントロールできることと出来ないことの切り分け方など、一段深いところまで書かれていてそれだけでも読むべき内容だった。 最後は自分の人生の責任は自分で引き受けるしかないという感覚や、引退後の話、スポーツの世界の感覚で日常生活との折り合いをつける事など実体験を通して、非常に冷静な分析した結果を書いているので勉強になった。 気に入った言葉: 「コントロール出来ることに意識を向けよ」というが、大事な点は楽観的になる事でも悲観することでもなく「目の前にある自分に出来る課題解決に集中すること」 成功がもたらす害悪: 1.原因が分からなくなる 2.変われなくなる 3.世間に賞賛される味を覚える

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    投稿日: 2021.01.09
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    著者の経験をもとに、競技を続け、勝つためのメンタリティを中心に書かれています。 「すべての選択をそれは世界の頂点に近づけるのかという一点で評価する」という言葉は、世界ではなくとも何かを目指している人にとって重要な考え方だと思う。

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    投稿日: 2020.09.28
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    自分自身への向き合い方、ライバルについて、試行錯誤について、陸上競技を通じての考え方が、詳しく描いてある。 特に印象深いところは、練習の量なのか、質なのか、のところで、未熟な時は負荷を小さい練習を長時間やること、ある程度のキャリアになったら、休養も意識しつつ、負荷の大きい練習をやり切ること。 相手に質問をして、自分に対する考え、見た感じなども、聞いてみることも参考になる。

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    投稿日: 2020.09.22
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    400mHのメダリストである著者による、自身の競技生活の振り返りの本。競技の選択のしかたから、引退との向き合い方まで、幅広く語られている。 全体を通して、競技にまつわるアドバイスをするような内容になっている。本書が対象として想定しているのは著者と同じようなアスリートたちだと思うけれど、それだけではもったいないと感じた。自分を成長させたいと思う人や、なにか突き抜けた成果を上げたいと思う人にとって、共通して参考になるものが書かれているのではないか。例えばなにかに継続して取り組むことの功罪。例えばロールモデルの上手な選び方。あくまでアスリートとしての視点から語られてはいるものの、もっと普遍的なことに通じるものがあるような気がした。トップクラスにいた人が自身の体験に基づいて書いているし、失敗談も明かしてくれているので、説得力がある。 個人的に印象的だったのは、トップの選手にとって、科学には限界があるということ。多くの人で検証して共通する傾向を見出すのが科学だから、統計的には例外の存在であるトップアスリートは、科学的な理論の先を行かなければならない領域がある。とはいえなんでも闇雲にやるのではなく、自分の体を観察して、試行錯誤しながらやっていく。いろいろな技術が発達して、スポーツにも科学的な視点がたくさん入り込んでいると思うけど、トップアスリートは時にその埒外に踏み出さないといけない。勇気が必要だし、自分の体を理解していないと正しい方向には進めないのだろうなと思った。 終始、淡々とした語り口で、文章も分かりやすく読みやすい。体の使い方を説明するところなどでは比喩も多く、イメージがわきやすかった。 自分も高校時代は陸上部で400mHをやっていた。本書を読んでから当時を思い返すと、勝つためというより、練習することそのものが目的になってしまっていたと気づいた。そもそも全然勝てる選手じゃなかったけれど、それでも、当時この本に出会えていたら、部活への取り組み方が変わっていたと思うし、それ以外の生活全般で過ごしかたが変わっていた気がする。 今回、本書を読んで初めて知ったけれど、著者の著作はほかにもけっこうあるようだ。文章がうまく分かりやすいのも何だか納得。他にも読んでみたい。 「はじめに」に東京オリンピックをきっかけに本書を執筆したとある。そして「おわりに」で新型コロナウイルスによるオリンピックの延期について触れ、「この夏」に向けて準備してきたアスリートの辛さに寄り添うとともに1年後に向けたエールが送られている。トップアスリートだけでなく部活などの成果を発揮しようとしていた学生など、全てのアスリートが、練習の成果を発揮して勝負ができる場が、一日も早く復活することを祈っています。 (NetGalleyで閲覧、その後購入)

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    投稿日: 2020.05.26