早く生まれすぎた天才
当時絶対的な権力を握っていたローマ法王に対し、正面から立ち向かった神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ2世の物語。 ローマ法王を牽制しつつ、十字軍を率いて聖地を無血で取り返すなど、現代の価値観で言えば間違いなく明君なのだが、当時の価値観ではそういうわけにもいかずに、幾度も破門される。 早く生まれすぎた天才、史上最強の敗北者の生涯を描いた作品。