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ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)
ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)
トマス・ハリス、高見浩/新潮社
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総合評価

42件)
3.3
4
8
17
7
0
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    ハンニバルレクターの脳内がどうやって完成したのかが今いち解明はできず、今までの3作が面白すぎたせいかちょっとハードルが上がってしまった感じ。 ちょっと残念。

    7
    投稿日: 2025.09.12
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    読んだ本 ハンニバル・ライジング トマス・ハリス 20250728  妹の復讐とハンニバルがなぜ食人を伴うサイコパスとなったのかを紐解くお話ですが、「羊たちの沈黙」を裏付けするような面白さには欠けてるな。  そもそも復讐の仕方が普通で、なんかのスパイものみたい。殺人紳士的な不気味さに欠けるし、残虐性、嗜好性みたいなものもみられない。後のハンニバル・レクターにつながってないよな。  なんか、食人もちょっとだし、なんだかんだ言って、豊かな愛情を受けてるってのもどうだか。結局敵はナチの協力者で、ゆがんだ人格を育てるにはひねりがありませんよ。書き直してほしいな。  お口なしに、最後に残しといた「レッドドラゴン」を読んで、このシリーズも終わりです。原点に帰ろう。

    0
    投稿日: 2025.07.29
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    復讐劇はわかった でも、ハンニバルに繋がらない もっと何かあるような気がする これは映画難しいな〜〜

    0
    投稿日: 2024.09.07
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    レクター博士が日本の薫陶を受けていたというのは、日本を長い歴史を持つ極東の神秘の国として感じられる西洋の方にはより彼の精神の奥深さを感じられるエピソードなのかもしれないけれど、リアルにぐだぐだな今の日本に生きている自分からするとそれが逆効果だったかも…。 博士が築き上げてきた「記憶の宮殿」は、自分も宮殿までには至らずとも「記憶の2LDK」くらいは築きたいと思いました。

    0
    投稿日: 2021.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レクター博士はなにゆえ怪異な人物になったか、の興味だけでは終わらない意表をついた小説だった。  そのひとつ、前半のヨーロッパ戦線における少年時代のハンニバルの経験は、ミーシャという妹ともに『火垂るの墓』を髣髴させる、戦争のいたましさ。これはおぞましさも加わって。  トマス・ハリスも1940年生まれ、戦争の悲惨さは記憶としてはっきり経験していないと思う。知らないことをありがたく思うだけではいけない。書いても書いても語りつくせないを書く作家魂。  ふたつめは日本文化吸収のこころみ。源氏物語、紫式部にあこがれを持ったらしい。日本の時代がかったエッセンスが加わったごった煮で、相変わらずこそばゆいような表現ながら、いやではないくらいに研究してある。  考えてみればあだ討ち、いくさの首切り腹きりは時代小説のジャンル。これも決して尋常ではないのだ。さすが人肉食はない(はずだ)。  『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』、それぞれ比喩として読むのだけれど、人間のこころの旅は深く長く何処までも行く。

    0
    投稿日: 2021.08.22
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    愛する者をすべて喪ったハンニバルは、無感動な孤児院生活を過ごす。そんな彼を引き取ったのはフランス人の叔父ロベール。ハンニバルはその妻である日本人女性、紫夫人の薫陶に与るとともに、その魅力に強く惹かれてゆく。だが、凶事の悪夢は去らない―。最年少でパリの医学校に進んだ彼は、持てる英知と才覚を駆使して記憶の一部を取り戻し、復讐すべき獣たちを狩りはじめる。

    0
    投稿日: 2021.01.31
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    映画の脚本がトマス・ハリスだというので観たい気もするけれど、勇気が出ないなぁ。レクター博士の生い立ちは壮絶でありながら文化・教養の素地も幼き頃に習得し、凶暴でありながら気品のある人物になったことがわかる。ただ、辛い生い立ちの有無に関係なくレクター博士は出来上がった気がする。凶暴性の現出は遺伝子とか自分で培えない持って生まれたものなのかなぁと。時間をおいて読み直すと新しい発見がありそうで楽しみ。

    0
    投稿日: 2021.01.24
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    悲しい過去だけど、全員がレクターのようになるわけではない。なので、完成されたレクター博士に、どうしたらなるのか、もう少し知りたかった… 紫とのやり取りは優雅で、知的だったし、あったまいいなーもう!本当に憎めないよ!という点は裏切られておらず、本当に満足だった。

    1
    投稿日: 2020.08.12
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    「ハンニバル」で終わったと思ったが、続編が出ていたとは。続編というか、少年時代というパターン。 あのレクター博士がどのように出来上がったのかと興味津々で読み終えた。 もっとページ数があってもいいのに。

    0
    投稿日: 2019.02.09
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    沖縄行き飛行機遅延で1000円の券もらって購読。旅行中読んでいて、いいのやら悪いのやら。面白かったです!

    0
    投稿日: 2018.12.25
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    医学部入学後。紫夫人との絶妙な距離感。翻訳フォローも入ってるんだろうけど、西洋の作家でここまで日本文化に寄り添った表現が多いのは珍しいように感じる。

    0
    投稿日: 2017.03.05
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    何を考えてるかわからない怪物的なところがハンニバルの魅力だと思うのだけど、今回のでその魅力が減ったと考えるひとが多くいてもそれはしょうがないなぁと思える内容でした。 これは…うーん、そこまで衝撃の事実ってわけではない(実際あったらそりゃすごく辛いけど)想定内の展開と、特に魅力もないし誰が誰だか区別しづらいほど印象が薄い敵…それを淡々と始末していくという…なんだか物足りないような気がしてしまう。 文章もなんだか読みづらい部分が多かった。 あとやっぱ私も日本人なので気になるとこがちらほら。 ハンニバルの過去がどんなのであれ知りたいと思える人には面白いだろうけど、スリリングな展開や予想外の展開などを求めてる人には物足りない話、という感じでしょうか…

    0
    投稿日: 2016.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハンニバルの復讐劇の完結。 まあ、とは言えただのそれだけで終わるはずもなく、当然未来のレクター博士になる切っ掛けが紹介されるわけだけど、結構安易だった気もするかなあ。 この物語自体が後付けだろうからアレなんだけど、結局この話の人達ってその後の未来に欠片も出て来ないのもアレだよね……。 もっと、その理由まであったりしたのかなあと思って大惨劇になるんじゃないかとか思ってたのですけど、流石にそれはやり過ぎか……。 まあ、そんな感じで面白いけど全部は納得できない感じでありました。 原作はかなり日本びいきな感じもしたけど、映画版とかってどうなってるんだろうとは思ったので映画版も見てみようかなあ。

    0
    投稿日: 2015.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    医学生になったハンニバルが、妹を殺した犯人たちを殺していくが、ハンニバル自身も妹を食べていたという話。 殺され役達に魅力も力もないんで、それを超えるハンニバルも魅力的に見えない。

    0
    投稿日: 2015.11.22
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    ハンニバルが身の内にある怪物の素質を花開かせるまでの物語。 何が起こってるのか分からないまま読了してしまった感が大きい。もう一度じっくりと読めばもっと楽しめるのだろうとも思うが、借り物で返さなければならないしその気も起きない。

    0
    投稿日: 2014.12.16
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    謎は謎のままである方が美しかったりするのかしら、と思わずにはいられませんでした。 上巻ではハンニバル少年の過去の記憶と紫夫人との交流が描かれ、 下巻ではハンニバルの復讐劇が加速しながら進んで行くのですが…(O_O) 私(凡人)の理解の範疇を超越した存在(天才)だった筈のレクター博士が、本作を読み終えた瞬間、理解の対象になり得てしまったように感じました。 天才を理解したいのに理解したくない、この奇妙な凡人心は一体何なんでしょう(笑)。 【羊達の沈黙】で理解に難かった博士が、今作で一気に人間味を増してしまったというか…私みたいな凡人にも容易に理解できる心の機微が、あまりに私達側だったのが逆に衝撃的でした。シリーズ全体のレビューを見たわけではありませんが、本作が最も評価が低いんじゃないでしょうか? 何故、妹をあの様な形で亡くした彼が、カニバリズムに開眼したのかという説明付けが明確になされていないようにも思いますし、博士の人格形成について過分に消化不良な作品になってしまいました。私にとっては。 …返す返すも、四季シリーズの凄さを思い知るなあ←しつこい(笑)

    1
    投稿日: 2014.05.13
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    なぜか彼の心情が理解できるかもと思う瞬間があったり。。道徳的に間違ってると思いつつ、100%じゃないでしょ?とレクターから問いかけられるとそうだという気がする。 変な達成感。 すごい小説だった。

    0
    投稿日: 2013.09.26
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    上巻の中盤までは、ハンニバル・レクター博士の悲惨な少年時代。 戦時中の記憶は失い発語できなくなっています。 上巻の終盤から下巻にかけては復讐譚。 最初のほうはケッコ優雅に(?)いたぶりながら殺害してるんですが、後半はもう銃なんで、フツーです。

    0
    投稿日: 2013.03.25
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    紫夫人が日本人っていう設定がいまいちよくわからない。 ハンニバル自信には日本的な話がでてこないし。。。外人特有の「ワビサビ」好きってやつ? 話的にはダレもなく面白いです。

    0
    投稿日: 2012.10.10
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    もう、ハンニバル博士になりたい。 これを読むと、自分の奥底にある感情の蓋を外される様な気がして、ならない。今も思い出すたびに、人に噛み付きたい衝動に駆られる。 素晴らしくも、恐ろしい作品です。

    1
    投稿日: 2012.01.29
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    期待し過ぎていたせいか、ちょっとがっかりな感じ。映画で見ればもう少し面白いのかな。 クラリスに執着していたのは、恋人としてではなく妹のミーシャと重ね合わせていたのかなと思えばなんとなく納得。 それにしても、これぐらいのボリュームの話なら、分冊にしないで一冊にまとめてくれよ。

    0
    投稿日: 2011.07.12
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    このシリーズは好きで全部読んでいます. ハンニバルの生い立ちがわかり面白いのですが,紫夫人が日本人がみるとちょっとアレですよね... その部分がとても惜しいです.

    0
    投稿日: 2011.04.02
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    日本人の文化、詳しすぎです すごい研究したんだろうか? レクター氏はなんでもできるのね 時間忘れて一気に読んじゃえます

    0
    投稿日: 2010.07.25
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     「羊たちの沈黙」や「レツド・ドラゴン」「ハンニバル」のハンニバル・レクター博士は、いかにハンニバルという怪物になったかという話。  読んでてずっと、トレヴェニアンの「シブミ」っぽいなと思っていた。ま、ハンニバルの叔母が日本人で、二人で和歌やいけばなやってるので、外国人の日本趣味ってところが共通しているからなんだろう。  と、芸術を理解し、人間的に決してバランスがとれてないわけではなく、むしろ好人物であるのに、人の生死に関してあやういというところも同じかもしれない。  ともあれ、ストーリーは案外ステレオ。  でもって、じゃあ彼が境界をこえる瞬間っていうのがわかるかというと、ちょっと曖昧。超えたあとも曖昧。  が、それが怖い。  境界を越えたからといっても、彼はある意味不変であった。ってことは、怪物になる因子はその遺伝子にあったのか…。  今度の映画は、脚本もトマス・ハリスが書いてるそうだ。  多分、最初から映画化が頭にあり、脚本もあったのだろう。今までのハンニバルものに比べると、中味が薄い気がするんですが。  映画は……やっぱ遠慮しておきます。  スプラッターは苦手です。

    0
    投稿日: 2010.05.08
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    当時この本を深夜に読んでたのだが ハンニバル・レクター博士の子供時代のあまりに残酷な場面では思わずベッドで寝て読んでられなくてリビングに移動してしまった。カニバリズムはなにかの儀式で生まれてきたのだろうか。それとも飢餓の苦しみで人が狂気に陥ったために?この本の中では飢餓だけどレクターが狂気に堕ちてしまった瞬間が苦しかった。復讐劇の被害者にたいして心が全然痛まなかった。 日本をそこまで重要視しなくってもと思うほど異国の変な日本が 時に情緒的に描かれている。映画の紫夫人は日本人に演じてほしかったなぁ。 ひじょうに痛い1冊だがレクター・ファンは読まねばいけない。 映画はいまだに観れない。 主演のギャスパーが美しくて彼の頬の傷も魅力的なんだが・・・。

    0
    投稿日: 2010.03.21
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    ハンニバル・レクターがいかにしてカニバル・レクターとなったのか、という物語。レクターファンは読んで損なし、でしょうか。でも前シリーズ未読でいきなりこれってのはどうかと。レクターシリーズ外伝、という気もしますよ。 別に物語としてのオチとか、そういうのはないなあ。さほど起伏もなく、むしろ淡々と進む感じ。ああ、こうやって形成されてきたんだなあ、と。このトラウマは案外酷いですね……何が怖いって、あきらかに分かりきっている「そのこと」が、前半ずーっとぼかされているってのが。後半でやっと明確に書かれて「あ、やっぱり」と思うのだけれど。これはなかなかに痛いです。

    0
    投稿日: 2010.01.31
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    なるほどハンニバル青年は「復習」を遂げたが,あのハンニバルなだけあって,けっこうあっさりと相手を仕留めてしまうところが,ちょっと物足りないところか(なにしろハンニバルなのだから,仕方ないのだが)。また,妹ミーシャの命を奪われたことに対する「復讐」はわかるのだが,それだけで,その後の彼の怪物性を説明するのは不十分にも感じられた。あの一種の超人性はいかにして生まれたのか?その核心は結局、明かされない。結論として,ハンニバルファンにとっては興味深い内容かもしれないが、「羊達の沈黙」や「ハンニバル」を読んでない人にとっては,あるいはあまり面白くはないのかも。

    0
    投稿日: 2008.07.26
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    日本の読者のために書かれたのか? と錯覚させるような"紫婦人"。 ハンニバルは日本の文化に触れ 俳句を読む。 記憶の図書館。 わたしも作ってみたい。 その宮殿を。 そして記憶の整理を。

    0
    投稿日: 2008.04.12
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    だんだんとハンニバルが猟奇じみてきて、ついに彼の心は長き冬へ。復讐心だけが彼の心を突き動かしているように見え、とても悲しくなりました。レクター博士は好きなんだけど、ハンニバルには踏みとどまってほしいという矛盾した感情とともに読んでしまったのですが、もちろんわたしに結末は変えられません。ハンニバルは読むと疲れるんですよ……。

    0
    投稿日: 2008.03.02
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    『羊たちの沈黙』で登場した連続殺人鬼(食人鬼)ハンニバルの若かりし日を描いた作品。日本とのつながりがあったという設定には驚いた。そろそろDVDが発売されるらしい。

    0
    投稿日: 2007.09.17
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    愛がほしかったはずなんだけど…そこが”怪物”としてのライジングなのかしら?年をとると愛が無くても一人で生きて行ける気もしてくるけど、やっぱどこか淋しさが残るものです。ハンニバルは本当に一人で生きて行っちゃうのね。紫婦人との関係が美しくて素敵。

    0
    投稿日: 2007.09.15
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    上巻同様前3作と比べるとどうしても見劣りしてしまう。映画はどーなんでしょう?アンソニー・ホプキンス以外が演じるレクター博士は興味がある。と同時に彼が濃すぎて他の人がやってもイメージがずれそう。

    0
    投稿日: 2007.08.13
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    レッドドラゴン、羊たちの沈黙、ハンニバルと全部読んだけれど、今回は残虐さよりも悲しさが多く感じられた 映画も見てみよう

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    投稿日: 2007.07.12
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    ハンニバルという少年は、1945年、雪の中で妹を救おうとしたときに、死んだのだ。妹のミーシャと共に、彼の心も死んだ。じゃあ、いまの彼はいったい何者か?それを形容すべき言葉は、いまは何もない。便宜上、われわれは彼のことを「怪物」と呼ぶことにしよう。(p.194)

    0
    投稿日: 2007.06.30
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    読み終わってしまった。もういちど、羊達の沈黙、レッドドラゴンが読みたくなった。レクター博士が出来上がる過程、悲しかったです。

    0
    投稿日: 2007.05.30
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    もう、私が評価とかできるものではないので…。そんな恐れ多い。 レクター博士の物語が読めただけで満足です。

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    投稿日: 2007.05.10
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    「羊たちの沈黙」までは、トマス・ハリスって面白かったのだけどなぁ。前作の「ハンニバル」もつまらなかったけど、この作品も、がっかりでした。

    0
    投稿日: 2007.04.29
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    読み終わって、何故かあっさりしているなーと思った。前回が濃すぎたのかも。正直上巻を読んでいて、下巻にはきっとレクター博士らしいのが出てくるぞ、出てくるぞと期待しすぎたかな、ちょっと残念なところも。しかしながらここまで日本にこだわったのは、何故なんだろう?という疑問が始終つきまとってしまった一作。

    0
    投稿日: 2007.04.26
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    初めて観たのが羊たちの沈黙、それも大好きなジョディ・フォスターが出演しているからでしたが、観た後に原作を読むと、レッドドラゴンって前作があることを知りましたが絶版になっていると・・ たまたま入った売れてなさそうな本屋さんに売っていた時には小躍りしました。 その後、レンタルビデオ屋さんでビデオを発見勿論、観ました。 ただ、これにはレクターの出演部分はとても少なかった・・・ その後、ハンニバルが封切りされた後、レッドドラゴンも再販、アンソニー・ホプキンスで再演されましたね。 特別好きな作品ってわけではありませんが、こうなったらコンプリートでしょう・・ それに、レクターの生い立ちにも興味あったし・・ まずは原作を読みました。 それにしても、物語とはいえ、生い立ちってのは人間形成にどんなに大事かってことを感じます。 またしてもいつもの現象が起きてしまいましたが、これの前に読んだデクスター も頭脳明晰・心を持たないシリアルキラーだった! この”頭脳明晰(天才)”と”心を持たない”って所がたちが悪く怖い・・・ そしてどちらも口に出すのもはばかれるような生い立ちってのも共通しています。 上巻は伯爵家に生まれ、幸せな幼少期から戦争(第二次世界大戦)に突入、目の前で家族や大事な人を失い、記憶の一部と声を失ったレクターが、戦後、ソ連に没収されて孤児院となった自分の生家、元:レクター城で孤児として悲惨な暮らしから、フランスに住む画家の叔父夫婦引き取られるまで、下巻は叔父の妻、日本人の紫夫人から日本的な所作を教えられながらも、蘇る記憶と湧き上がる復讐心をどうするか・・・って感じに繋がっていきます。 今回も映画化と原作では多少、違いが出てくるようです。 しかし、私の両親は戦争を知っている世代、たぶん、レクターと同年代だと思います。 そういう人たちは、人口の中で結構な人数を占めています。 レクターのような悲惨な経験をしている人、口に出さなくっても、沢山居ると思いますが、みんながみんなレクターになるわけではありません。 何が違うのか・・・ それは心の再生力や、周りにいる人たちの愛なのではないでしょうかね・・ 読んでて、わからないわけじゃないです。 戦争じゃなくとも、もし自分の大事な人たちが殺められたら、私だって犯人に対して刺し違えても復讐を誓うかもしれません。 でもそれってまた新たな輪廻を生んでしまうのですよね。 父が戦争を体験、広島で被爆し、爆心地を彷徨って地獄を見、生かされたと悟り、自分の持てる力で余生を社会の為に奉仕しようって生き方を私は尊敬します。

    0
    投稿日: 2007.04.23
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    【注)ネタバレ】 日本をこんなに作中に取り入れてくれない方が、私としては楽しめたような気もします。特に、和歌は…ちょっと唐突でしたね。 なんとなく、序盤にして復讐劇なんだろうなということは予測がつき、驚くべきであろう最後のポイントも博士の嗜好を知っていると想像がついたので、博士に魅力を残しながらどれだけ残忍な復讐方法をとらせることができるのかを楽しんで読ませてもらいました。 終盤、血みどろになっての告白の場面は、復讐を果たしたことに加えて、当然の結果とはいえ彼女に否定されたことで彼が完成したのかと思うと、やはり淋しい。 一気に読ませる面白さは十分あると思います。

    0
    投稿日: 2007.04.18
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    話が淡々と進みすぎ。全く起伏がないので読んでいても楽しくない。やたらと日本びいきなのも、商売っ気が透けて見えるようで不愉快。映画の脚本で忙しかったのか?

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    投稿日: 2007.04.17
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    さらりと読めて、特筆すべきことなし。つうことは、読まなくてもよかったということか…。あぁ、「日本」が大きな役割を果たしていますが、映画ではどのように扱われるんでしょうかね。きっと、観ないと思うけど…。 (2007.4.3 読了)

    0
    投稿日: 2007.04.04