
総合評価
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powered by ブクログ上巻としての前後半が完全に分離した構成で、下巻への期待値(レクター博士の恐怖値)がエスカレーター式に上がっていく感じが楽しめた。
0投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ読んだ本 ハンニバル・ライジング トマス・ハリス 20250725 羊たちの沈黙シリーズ。 ハンニバルがダークヒーロー化して、プロファイリング的なお話からサイコアクション小説になってしまった。その序章的なお話し。少しディスり気味ですが、なんだかんだ興味深く読んじゃいますね。それにしても、これほどジャポニズム的に日本文化に関する描写があるのは意外でした。映画の印象がほとんどないんだけど、こんなんだったけな? まぁ、人殺して食べちゃうようなサイコ・パスを、もっと悪い奴出してきて少し理解させるようなのも、どうかと思いますが、いよいよ復讐の下巻に入ると楽しみにしている自分がいます。
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログハンニバルの作り方・・・ってとこ? なんと悲惨なこと 日本って、なんで?? なんかもう〜〜 だからと言って認めないけど
0投稿日: 2024.09.06
powered by ブクログハンニバル・レクターさんが「ハンニバル・カンニバル」になる事情が見えてくる幼少から青年時代のお話。 とにかく文章の表現が美しい…と思いました。原語で読めばもっと味があるのでしょう。 ハンニバル少年が影響を受ける日本人の叔母さんである紫夫人の日本人像がリアルな日本人からすると「フジヤマ・ゲイシャ」っぽいのだけど、日本文化への憧憬とリスペクトはきちんと感じられました。 被爆した広島の禎子さんが血縁だったり、伊達政宗さんぽい人がご先祖だったりは、同じようなことを日本の小説でも外国人キャラに対してやっているのだろうからOK牧場です。 海外の方にとって日本女性はかく神秘的なものであるのならば、らじ家の女性陣もかくありたい、ですな。
0投稿日: 2021.12.26
powered by ブクログ1941年、リトアニア。ナチスは乾坤一擲のバルバロッサ作戦を開始し、レクター一家も居城から狩猟ロッジへと避難する。彼らは3年半生き延びたものの、優勢に転じたソ連軍とドイツ軍の戦闘に巻き込まれて両親は死亡。残された12歳のハンニバルと妹ミーシャの哀しみも癒えぬその夜、ロッジを襲ったのは飢えた対独協力者の一味だった…。ついに明かされる、稀代の怪物の生成過程。
0投稿日: 2021.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幼い頃から孤独な戦いが始まってた。日本とも所縁があることに驚いた。武士とか刀とか大東亜戦争とか、日本の文化や精神に、作者自身、並々ならぬ興味があるんだろうなぁ。紫夫人の浮世離れした雰囲気には、「日本人ってこんな風に描かれるのか」と驚いたが愛は感じる。レクターの幼少期に触れ、また『レッド・ドラゴン』から読み直したい気持ち。
0投稿日: 2021.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
博士の過去 悲しすぎる…が、今のところ、殺してはいるものの、誰も食べていないので、どこでそういう影響を受けるのかが気になる。
1投稿日: 2020.08.08
powered by ブクログ「レッド・ドラゴン」、「羊たちの沈黙」、「ハンニバル」と続く“怪物”ハンニバル・レクター博士の系譜、こんどはその幼少時代を描く。“怪物”はいかにして“怪物”に成長したか? な物語。 しかしナンだ。 彼の少~青年期の精神形成に影響を与えた“伯母”は、なんと日本人。その名も「紫」(紫式部から取ったらしい)。 家具調度は当然西洋視点でカリカチュアライズされた和風(鎧かぶとに日本刀とかね)、おりおりに俳句や和歌を詠み交わし、お手紙には季節の小枝を添えたりする。 興ざめっす。 「ハンニバル」ではフィレンツェの陰影豊かな風景が美しかったけど、あれもフィレンツェ人が読んだら興ざめなのかな?とかよけいな心配ばかりが前に立って楽しめず。 ヤング・ハンニバル氏の性格も揺れている、というよりはブレていて、描ききられてはいないように感じる。 残念。
0投稿日: 2019.06.11
powered by ブクログこのシリーズにまさかの日本文化が描かれていて驚き。最初は親近感がわいて読み進めるが、これはレクター博士の独特な性質を印象付けるためかなと思われる。
0投稿日: 2019.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実在したジェフリー・ダーマーという男をモデルとした小説。ナチスドイツの時代の話で、面白くないわけではないが、少し内容が浅すぎるかな。もう少し、ハンニバルの内面の話などにもつっこんだ内容であったならよかった。 全2巻
0投稿日: 2017.11.01
powered by ブクログハンニバルの反省、アメリカに渡る前の話。いかにしてハンニバルという人格が形成されたか。医学部入学前までの幼少期。
0投稿日: 2017.03.05
powered by ブクログハンニバルがどうしてあぁなったのかを描く子供時代の話。 前半は切ないし辛いけど、中盤辺りからはなんとなくテンポが遅くそこまで劇的な変化がないので羊たちの沈黙などに比べてしまうとやっぱり盛り上がりにかけるなぁという印象。 あと家族についてはもっと掘り下げてたほうが悲しみが増したかもしれない…思ったよりあっさりしてた…。 これからの展開が気になる終わり方だったので下巻に期待。
0投稿日: 2016.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
レクター博士の成長記。 幼少期の家族生活、ナチスの侵攻と家族の死、叔父夫妻との生活と初めての殺人まで。 どうして、あのハンニバルになるんだろうかというフックがないと、特に面白い点のないまま上巻は終わり。
0投稿日: 2015.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルの通りのハンニバルの成長過程が見て取れる作品。 何と言うか、最初からかなりキツイ感じの展開が続いて、 その後はいきなり場面が飛んで日常生活らしくなるんだけど、どういう方向に向かっているのかよく分からない感じ。 ハンニバル・レクターとしての開花はまだ若干しかないけど、この後どうやってあの怪物になるのかと言う所だろうか。 基本的には復讐劇の感じになってゆくのかと思いつつ、それだけじゃレクター博士にはならないよなあとか。
0投稿日: 2015.11.15
powered by ブクログミーシャが死ぬまでは気が重くて重くて中々読み進められなかったけど、紫夫人と出会ってからはハンニバルの成長に惹きつけられるようにページを捲る手が軽くなった
0投稿日: 2014.11.29
powered by ブクログ2度目かもしれない。 恐らく2度目。 確信のもてないくらい、残念ながらそれほど印象に残らない内容。 レクターがもっともっと魅力的に書かれてもよかった。 子供時代なのだから仕方ないのだが。
0投稿日: 2014.07.04
powered by ブクログHannibal the Cannibalの片鱗は、上巻ではほとんど見られません。過酷な戦争体験をした少年が、心の拠り所となる女性と出会うまでがメインです。 映画の方を先に見たので、退廃的かつ耽美なイメージで読み進めたのですが、途中から完全にギャスパー・ウリエル像は消えましたね〜。映画のレクター博士と紫夫人はちょっと美しすぎるし、扇情的なんだなあ、やっぱり。 家庭教師、叔父さん、紫夫人の付き人の日本人少女など、ハンニバル少年を取り巻く人々が映画では容赦無くカットされてたんですね〜。 その分、映画では紫夫人の存在感が際立っていましたが、それに比べると原作は幾分控えめな感じ?下巻になるとまた違ってくるんだろうけど…。
0投稿日: 2014.05.04
powered by ブクログハンニバル・レクターの過去のお話。 リトアニアの裕福な家に生まれたが、戦争により運命は狂う。 家は荒らされ、使用人は襲撃され、両親の上には爆弾。 焼け焦げたドレス。 粉々のメガネ。 飛び散った脳漿。 かろうじて生き残った幼い妹を連れて逃げるが、過酷な運命が待ち受ける。
0投稿日: 2013.03.25
powered by ブクログ映画になった「羊たちの沈黙」などに出てくるハンニバルが、どのように怪物といわれる殺人鬼になっていったかを書いた作品。 読み始めてから150ページほどで「なんだ、最初から殺人鬼じゃん。」と思っていたら、下巻から先に読んでいた事に気が付き、上巻から読み直した。 子供の時幼い妹を「食われた」ショックから立ち直り、復讐をしているうちに殺人に快感を覚えるようになってしまった。そして、その残忍な復讐は社会から好感を持たれ、刑事罰を問われることなく、野放し状態になってしまう。 偶然にも時期的な設定が「チャイルド44」などの、ソ連共産主義崩壊期に重なった。
0投稿日: 2012.03.28
powered by ブクログハンニバル・レクターシリーズ第四作。 ハンニバルが、怪物に生まれ変わるまでを描いた本作。 上巻は、これから始まる壮絶な復讐劇を匂わせて終了。 下巻が楽しみ。
0投稿日: 2012.01.29
powered by ブクログ人食いハンニバルの誕生秘話。並はずれて聡明で、家族の愛に育まれて育った彼が出会ったもの。そしてその変貌。いじめっこや愛する叔母を侮辱した男への冷ややかな鉄槌には背筋が寒くなると同時に爽快感が(笑)。そしてドイツ協力者たちへの復讐も始まるのか。楽しみになってきました。ハンニバルという存在は理解はできないですが畏敬を感じてしまいます。ほんと魅力的です。
0投稿日: 2012.01.20
powered by ブクログレクター3部作 私は映画からこのシリーズに入ったから レクター=アンソニー・ホプキンス(笑) アンソニー・ホプキンスが好きなんだな。きっと。 レクターの記憶の宮殿。 記憶力がよい事って幸せなのか不幸なのか...。
0投稿日: 2011.08.13
powered by ブクログ訳がいまいちなのか、元々の原作がぱっとしないのか、何故か読み進めない。そんな感じで、買ってから何年も放置してたのをようやく読んだ。 内容はやっぱり今一つ。サイコな感じを期待してたんだけど、なんかやけにリリカルでちょっとがっかり。
0投稿日: 2011.07.12
powered by ブクログハンニバルレクター博士の生い立ち 「羊たちの沈黙」「ハンニバル」がかなりおもしろいだけに、このハンニバル・ライジングは残念な部類となってしまうのかもしれない。特に、上巻がかなりツライものとなっているように思えた。下巻でなんとか盛り返してくれたかな、といった具合。 ハンニバルレクター博士の生い立ちにしては、その後のレクター博士につながる部分があまり感じられず、日本語で読んでいるからか?と疑ってみたくなるような感じだった。やはり人気作品の続編となると注目度も高し、難しいなぁと思ってしまった作品だった。
0投稿日: 2011.07.12
powered by ブクログ「お互いに、掛け値のない本音で話し合ってもいいですか?」「もちろん」「ポール・モマンが死んだこと、あなたは本当に残念に思っていますか?」 (P186) ココ、心の内にゾワっとくる。
0投稿日: 2011.06.24
powered by ブクログこのシリーズは好きで全部読んでいます. ハンニバルの生い立ちがわかり面白いのですが,紫夫人が日本人がみるとちょっとアレですよね... その部分がとても惜しいです.
0投稿日: 2011.04.02
powered by ブクログこのシリーズ大好きなんだけど、実はあまり期待してなかった。アマゾンのレビューを見てもやはり評判がよくなかったんだけど、本屋さんで見つけたら買ってしまった。読んでみるとやっぱり面白くないんだよね。ハンニバルが若いせいなのか、作者にやる気がないのか知らないけどどうも違うんだね。匂いとか味とかの描写に関しては相変わらず好きだけど。前作で終わっていればよかったものを。
0投稿日: 2010.08.29
powered by ブクログ怪物は生まれながら怪物じゃなかった 耐え難い体験と環境と優美な女性との出会いで 少しずつ変化していく様子が読み取れます 痛々しい場面もちらほら 映画を見てみたくなりました
0投稿日: 2010.07.25
powered by ブクログ「羊たちの沈黙」や「レツド・ドラゴン」「ハンニバル」のハンニバル・レクター博士は、いかにハンニバルという怪物になったかという話。 読んでてずっと、トレヴェニアンの「シブミ」っぽいなと思っていた。ま、ハンニバルの叔母が日本人で、二人で和歌やいけばなやってるので、外国人の日本趣味ってところが共通しているからなんだろう。 と、芸術を理解し、人間的に決してバランスがとれてないわけではなく、むしろ好人物であるのに、人の生死に関してあやういというところも同じかもしれない。 ともあれ、ストーリーは案外ステレオ。 でもって、じゃあ彼が境界をこえる瞬間っていうのがわかるかというと、ちょっと曖昧。超えたあとも曖昧。 が、それが怖い。 境界を越えたからといっても、彼はある意味不変であった。ってことは、怪物になる因子はその遺伝子にあったのか…。 今度の映画は、脚本もトマス・ハリスが書いてるそうだ。 多分、最初から映画化が頭にあり、脚本もあったのだろう。今までのハンニバルものに比べると、中味が薄い気がするんですが。 映画は……やっぱ遠慮しておきます。 スプラッターは苦手です。
0投稿日: 2010.05.08
powered by ブクログ2010/4/17再読 上巻は昔読んだ1回目の印象が強くて、さらさら読んでしまった。 好きなことには変わりは無い。 この作品で描かれるハンニバルの内面(の成長?)は映画では表現しようが無い。映画もかっこよかったけど。
0投稿日: 2010.04.19
powered by ブクログ不思議なのは表紙の写真 上下巻とも角度を変えて撮影されたミケランジェロのダヴィデ像 読み進んでも 何を意味しているのかが解らない。ふと表紙裏に撮影者の名前を見つける。新潮社写真部の社員らしい。へ??? 表紙って 著者の許可いらないの? そこでアメリカで発行された本書の表紙をインターネットで探してみる。 ハードカバーは文字だけの表紙でペーパーバックはハンニバルマスクの顔写真だった。 つまりダヴィデ像の写真は日本のみ。 ますますダヴィデ像の意味がわからない。いままで考えた事もなかったけど こういうことがあるんやねぇ 一つお勉強しました。 っで中身 日本の源氏物語から始って 紫婦人 甲冑 広島原爆 そして 『愚鈍』『あの肉屋の髪を掴み、その首を袋につめ、郵便ボックスの上に置いた…』『青白い顔はきれいにぬぐわれており、唇も閉じていたが、両の頬がえぐられていて口から血が…』何かを思い出すのは私だけか。気になってアメリカのハードカバーのリリース日を検索すると2006年12月5日。 更に ライジングsunで 日いずる国 日本? まぁそこは行き過ぎた妄想でしょうけど、あの事件に触発されて生みだした本なのだろうか。 同じ著者が書いた『レッド・ドラゴン』に比べれば大人しい本でした。 興味深い一節 調理人の言葉 「いいですか、ハンニバルさん 魚のいちばんうまいところは頬なのです。それはたいていの動物にいえることでしてね。………」 このとき ハンニバル13歳。 頬へのキスは なんの味? ご用心 ご用心
2投稿日: 2010.02.13
powered by ブクログBOOKOFFで立ち読みしたわけだけれど。 とりあえず映画は絶対観ない、観るにしても地上波で放送されたものを観ようと思った。なにを言いたいんだろう、これ。 しかもなに、“あの”おぞましきレクターが、理由ありきのカニバリズムだったと? もう殴られればいいよ。
0投稿日: 2010.02.09
powered by ブクログハンニバル・レクターがいかにしてカニバル・レクターとなったのか、という物語。レクターファンは読んで損なし、でしょうか。でも前シリーズ未読でいきなりこれってのはどうかと。レクターシリーズ外伝、という気もしますよ。 別に物語としてのオチとか、そういうのはないなあ。さほど起伏もなく、むしろ淡々と進む感じ。ああ、こうやって形成されてきたんだなあ、と。このトラウマは案外酷いですね……何が怖いって、あきらかに分かりきっている「そのこと」が、前半ずーっとぼかされているってのが。後半でやっと明確に書かれて「あ、やっぱり」と思うのだけれど。これはなかなかに痛いです。
0投稿日: 2010.01.31
powered by ブクログ『羊たちの沈黙』『ハンニバル』に登場するレクター博士の誕生秘話。 前2作が最高に面白く期待が大きかっただけに・・・ 恐ろしくも非常に魅惑的だったレクター博士の誕生秘話は、定石的な感がぬぐえず・・・残念、無念・・・。(>へ<)
0投稿日: 2009.11.04
powered by ブクログ前3作と比べると、ちょ〜っと規模が小さいかな〜って感じもしますが。 『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』に比べると、犯行も華麗さを欠くところも見受けられますが、その分若いのでアクションもあったりします。 子供の頃から並外れた知的成長をみせるハンニバル。 何不自由なく幸せな生活を送っていたのに、戦争によって全てを失ってしまう。戦争さえなければ、必ず大物になっただろうと思わずにはいられません。まあ、“人喰いレクター”も大物ですけど。 戦争によって、彼の中で何かが変わってしまったのは事実。叔母である紫夫人を侮辱した相手を、まだ13歳だというのに、淡々と殺してしまう。しかも罪悪感無し。そのお手並みは「さすが!」の一言でした。 ただ、これで“怪物”の全てが明らかにされたのかというと、そうではなく、レクター博士の幼少期から青年期の話って感じですかね。 なぜ、人喰いになってしまったのか?とか、なぜ人殺しを楽しむようになってしまったのか?が微妙に不明なままです。 妹のミーシャを殺した(食べた)一味への復讐がきっかけではあるんだろうけど… 叔母である紫夫人。日本人なんですけど、知識の浅い、いわゆる「ゲイシャ」「ハラキリ」とかそんなんじゃなくて、ホントに日本のために書いたの?ってくらい、ちゃんとしてます。 彼女によって、ハンニバルは生け花や書道、水墨画、俳句とかを学んでいったりしてますし。 いきなり上巻の最初のページに、宮本武蔵の水墨画があったのも納得。
0投稿日: 2009.01.29
powered by ブクログレクター博士の若かりし頃のエピソード。 なんで日本人出す?! ちょっとイメージが狂ってがっかり。 自分には3作目のハンニバルが最高作。
0投稿日: 2008.10.31
powered by ブクログ怪物の作り方。 自分の家族を葬った輩を次々と復讐していく少年ハンニバル。 復讐の方法にまだ雑さが拭えませんが、カニバリズムの趣向はすでに出てきてます。 そしてハンニバルの成長に多大な影響を与えるのが、日本人の叔母「紫婦人」。彼女によりハンニバルは日本の文化を吸収していく。 ハンニバルの世間、死にたいする達観した姿勢は、過去の記憶はもちろん、日本独特の無常観も影響しているんだろうか。
0投稿日: 2008.08.20
powered by ブクログ[購入したものの半年ほど忘れて放置していた。Amazon上での評判が芳しくないが、読んでみると普通に面白いではないか。]
0投稿日: 2008.07.22
powered by ブクログ読み進んだものを 何度か戻ったりしながらも なかなか進まない状況を抜け出すために 目は先に先にと、 次に起こることを 捕らえるのを急いでしまう。 そんな作品。
0投稿日: 2008.04.12
powered by ブクログハンニバル・レクター博士の<記憶の宮殿>のはじまりがここに!ヤコフ先生と八歳のハンニバルが<記憶の宮殿>について話し合う場面が好きです。今からわたしが<記憶の宮殿>をつくっても遅くはないだろうか。いや、無理だろうな。「あらゆることを記憶しようとすると、苦痛が伴うかもしれないよ」って言ってるし。それから、ハンニバルが紫夫人という日本人から日本語・日本文化を学んでいたという事実には驚きました。ハンニバルの成分には間違いなく「日本」が含まれているんだね。
0投稿日: 2008.03.02
powered by ブクログレクター博士の単なる狂気だけではない、美意識の由来が幼少期を通してこの本に綴られている。このシリーズの以前の作品とは構成が違い、淡々と彼の生い立ちや行動を追うというストーリー展開。静かに彼の壮絶な過去が語られている。 シリーズでは羊たちの沈黙>ハンニバル>レッドドラゴン>ハンニバルライジングという順番で好き。
0投稿日: 2008.02.25
powered by ブクログ『羊たちの沈黙』で登場した連続殺人鬼(食人鬼)ハンニバルの若かりし日を描いた作品。日本とのつながりがあったという設定には驚いた。そろそろDVDが発売されるらしい。
0投稿日: 2007.09.14
powered by ブクログ読みやすかった。映画より丁寧な描写。…当たり前か。でも逆に映像を思い浮かべられないと面白くないかも。歌のメロディを忘れてしまっているのが残念。
0投稿日: 2007.09.09
powered by ブクログ上巻は主にレクター博士の幼年期のお話。序盤は結構淡々と、お坊ちゃまなハンニバルの成長を追っていくような感じ。 前3作と比べると話に引き込まれる度は低かった。
0投稿日: 2007.08.13
powered by ブクログ美学の犯罪者レクター博士の幼少の記録。彼の様式美的とも言える行動は単なる狂気からではないと思ってはいたけど、生い立ちはそれを裏付けるかの様にかなり特異なものだった。映画の宣伝では「レクター博士、日本へ」なんて言ってたけど、その理由も明らかになる。甲冑を纏い、鋭い眼光を発する博士の姿も容易に想像できる。妹のミーシャが彼の事を「アンニバ!」と呼ぶシーンが印象に残った。とりあえず、『羊たちの沈黙』や『レッドドラゴン』を先に読んでおく事を勧める。
0投稿日: 2007.07.18
powered by ブクログ日本の源氏物語が出てきたり、和歌や水墨画や宮本武蔵が出てきたり、かなり日本文化に深く関わる部分があって驚いた。キル・ビルっぽい感じだけど、キル・ビルよりもずっと日本に対する理解や描写は正確だ。 ハンニバルレクターの、復讐劇が物語の中心になっているためもあるけれど、ハンニバルがどちらかというとちょっと変わった正義の味方ような感じで描かれているところが面白かった。そのために、その後に続く「羊たちの沈黙」のキャラクターとはあまりにかけ離れていて、続きものというよりは、アナザーストーリーぐらいに考えたほうがよいと思う。
0投稿日: 2007.06.30
powered by ブクログ期待ほど面白くなかった。下巻(だったかな)の解説を読んでやっと「何故日本だったのか」がわかったぐらいで。なんか"ガイジン"の「オー!ジャパニーズ!ワンダフール!」みたいな、アジアへの博物的(ステレオタイプ的)興味みたいな描き方がされているようで気になってあまりストーリーに没頭できなかった。 異文化を描く上では仕方のないことかもしれないけれど。逆に言えば日本人が描く"アメリカ"も変なんだろうけどなー
0投稿日: 2007.06.26
powered by ブクログ原作は途中までですが、映画は見てきました。微妙ですね、映画…どうして、中国人が日本人をやるのだろう。
0投稿日: 2007.06.11
powered by ブクログハンニバルシリーズが好きで好きで、と言うかレクター博士が好きで、まさか続編が出るとは!と喜びに打ち震えながら書店へ走りました。 これまで語られることのなかった、レクター博士の幼少時代の秘密。 レクター博士全ての謎は解き明かされてはいないものの、本全体を通して感じられるレクター博士の独特の世界には大満足できた。 読み終わってしまうのが勿体無くて、少しずつ堪能させて頂きました(笑)
0投稿日: 2007.05.12
powered by ブクログあのレクター博士という怪物は過去のトラウマから誕生したんですね。レクター博士がこんなに日本の文化に造詣が深いとは知りませんでした。トマス・ハリスはかなりの日本通なのでしょうが、私たち日本人の読者が読むと???という感じはぬぐえないのでは。
0投稿日: 2007.05.11
powered by ブクログアンニバー! どうしたら博士ができるのか…は 読んでも結局わからない。 でもそれでいいんだな。
0投稿日: 2007.05.10
powered by ブクログ日本人が出てくると聞いて、かなり不安だったのですが、思ったよりまともで安心。 思えば、前作「ハンニバル」が出たのは私がまだ大学生の頃でした。 ほんとうに寡作な方だ。
0投稿日: 2007.05.10
powered by ブクログ初めて観たのが羊たちの沈黙、それも大好きなジョディ・フォスターが出演しているからでしたが、観た後に原作を読むと、レッドドラゴンって前作があることを知りましたが絶版になっていると・・ たまたま入った売れてなさそうな本屋さんに売っていた時には小躍りしました。 その後、レンタルビデオ屋さんでビデオを発見勿論、観ました。 ただ、これにはレクターの出演部分はとても少なかった・・・ その後、ハンニバルが封切りされた後、レッドドラゴンも再販、アンソニー・ホプキンスで再演されましたね。 特別好きな作品ってわけではありませんが、こうなったらコンプリートでしょう・・ それに、レクターの生い立ちにも興味あったし・・ まずは原作を読みました。 それにしても、物語とはいえ、生い立ちってのは人間形成にどんなに大事かってことを感じます。 またしてもいつもの現象が起きてしまいましたが、これの前に読んだデクスター も頭脳明晰・心を持たないシリアルキラーだった! この”頭脳明晰(天才)”と”心を持たない”って所がたちが悪く怖い・・・ そしてどちらも口に出すのもはばかれるような生い立ちってのも共通しています。 上巻は伯爵家に生まれ、幸せな幼少期から戦争(第二次世界大戦)に突入、目の前で家族や大事な人を失い、記憶の一部と声を失ったレクターが、戦後、ソ連に没収されて孤児院となった自分の生家、元:レクター城で孤児として悲惨な暮らしから、フランスに住む画家の叔父夫婦引き取られるまで、下巻は叔父の妻、日本人の紫夫人から日本的な所作を教えられながらも、蘇る記憶と湧き上がる復讐心をどうするか・・・って感じに繋がっていきます。 今回も映画化と原作では多少、違いが出てくるようです。 しかし、私の両親は戦争を知っている世代、たぶん、レクターと同年代だと思います。 そういう人たちは、人口の中で結構な人数を占めています。 レクターのような悲惨な経験をしている人、口に出さなくっても、沢山居ると思いますが、みんながみんなレクターになるわけではありません。 何が違うのか・・・ それは心の再生力や、周りにいる人たちの愛なのではないでしょうかね・・ 読んでて、わからないわけじゃないです。 戦争じゃなくとも、もし自分の大事な人たちが殺められたら、私だって犯人に対して刺し違えても復讐を誓うかもしれません。 でもそれってまた新たな輪廻を生んでしまうのですよね。 父が戦争を体験、広島で被爆し、爆心地を彷徨って地獄を見、生かされたと悟り、自分の持てる力で余生を社会の為に奉仕しようって生き方を私は尊敬します。
0投稿日: 2007.04.23
powered by ブクログ「羊たちの沈黙」でA.ホプキンス演じるレクター博士に衝撃を受け、そこから入ったシリーズ。ストーリーは正直どうでもいいんです。「人食いハンニバル」の部分も些細なことです。レクター博士の不気味さや存在感、吸引力。それがどこからくるものなのか知りたくて読み続けた4部作でした。しっかし、よくこんなおぞましいこと思いつくなぁと気が滅入ります。少年期のハンニバルの体験が、実際に行われていたならともかく、何もないところから想像で作った話なら人間の暗部が恐ろしくなる。「こんなのハンニバルじゃない!」と言いたくなることもありましたがとにかくこれで完結(のはず)。あとは自分でレクター博士とは何者なのか考えるしかなさそうです。
0投稿日: 2007.04.22
powered by ブクログレクター博士シリーズ好きなんで買ってみました 博士がどのように怪物へとなっていったのかという生い立ちです。 なぜに、美しい叔母役を日本人に設定したのか。読んでいてしっくりこない点もあったんで。 とりあえず下巻に期待です
0投稿日: 2007.04.19
powered by ブクログ待っていました。トマス・ハルス先生っ。前回のハンニバルで終了と思いきや、こう来てくれましたか?私にとって「知」「品」「妖」の代名詞はレクター博士だと思ってました。新作が向こうで出ていると聞いてから、今や今やと待ち、本屋で発見しては即座に買いましたから。そこはかとなく漂う「ハンニバル・レクター」のオーラが文面にあり、どうやってああなったのかをドキドキわくわくしながら読ませていただいてます。(ハンニバルよりも読みやすいですねー)。レクター博士、天才です。映画が非常に楽しみです。
0投稿日: 2007.04.18
powered by ブクログ「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士の生い立ちが明かされるという内容ですね。映画化もされるようです。 レビューは下巻にて。
0投稿日: 2007.04.18
powered by ブクログ前作が旅行ガイドブックみたいで辟易したので今作には期待したんだが、今のところ山も谷もなく、予想通りの進展で…
0投稿日: 2007.04.17
powered by ブクログあのレクター博士が、なぜレクター博士に なったのか。その謎が解き明かされる…。 購入は、下巻とセットでどうぞ。
0投稿日: 2007.04.13
powered by ブクログ幼少期から青年期、戦争を通じ彼は地獄を経験します。犯した禁忌が彼を完成された”怪物”に..そして 開かれた扉が彼を無限の闇へと導いていくのです。これは始まりであって ”完成されたハンニバル・レクター”が誕生するのはこれから...そう思いたいですね。 日本を絡めて書いて頂いたのはのはとてもありがたいのですが 特に日本でなくても 良かった気がします。
0投稿日: 2007.04.10
powered by ブクログ上・下 駄作・つまらない・金返せ しかも映画化決定(ハードアクション...) 羊たちの沈黙が懐かしい。。。
0投稿日: 2007.04.04
