
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作の結末を引きずりながら・・・ あぁ、全く触れないんですね・・・ どうなったのか・・・ 気になりすぎますが、今回は今回の事件を・・・ いいチームに仕上がってきましたね、P分署。 今回はメインの兄妹殺害事件はロヤコーノとアレックス サイドの虐待(?)事件はロマーノとアラゴーナ が捜査してまいります。 虐待(?)事件は、娘の狂言というよりも、「悪意」 なんちゅー娘じゃ・・・ 恐ろしい・・・ 思い通りにならなくてすまなかったわね。 君の目論見は、阻止させていただきましたよ。 優秀なロマーノとアラゴーナがw 兄妹殺害事件 容疑者候補の独白が、活字を変えて差し込まれます。 がーって読んでると、流してしまうんだが、 ちゃんと読むと数人のもので、 あ、これ、父親だな、とか、あ、これは妹のクズ彼氏だな、とか、モデル事務所の人か、とかわかるんだけど、一人だけ、はっきりしない。 と、いうことは、このはっきりしないのが、犯人なんだろなーと。 で、このはっきりしないのは、前述の3人なのか、更に別人なのか。それが問題なわけだ。 今回、グイーダ巡査はいいとこなしだったわね。 暖房の温度設定、直せたかい? アラゴーナにはコーヒーまずいとか言われるし。 頑張れ!グイーダ巡査www ピザネッリ副署長は、自殺に見せかけて殺害されそうな女性を救えたようでよかった。 ちょっと、心配したよ。 次巻でも、彼女が生きていてくれる事を祈る。 今回の事件、超短期間で捜査しなくちゃいけなくて大変でございました。 ロヤコーノを追いやった嫌な奴まで登場しましたが、 そいつは検事補が追い払ってくれていい気味だったわ。 そして今回も、アラゴーナが解決の糸口をwww 視点が違うのがいいのかしら?www なんだかんだで、ほんと、良いチームになってまいりましたよ。 犯人は、そうか。君か。 君にとってピアージョがすべてだったんだね。 自分の地位を確立するために必要なピーアジョ。 父に認められるために必要だった。 彼の頭脳が知識が必要だった。 なのに、彼は、彼の家族の、妹のために、自分を裏切った。 実際に、それは裏切りなのか? 犯人である君の今の地位や名声は、すべてピアージョのおかげだったわけだよね。 金銭的援助をすることで、彼の研究に共同名義にしてもらって得たもので。 彼が自立するために、自分の研究を特許申請したことが 「裏切り」になるというのは・・・ 自己中心的な考えではないかと思ってしまう。 あぁ、そうか、妹に嫉妬していたのか。 全ては妹が来てからって言ってたな・・・ 父親に認めてもらうため、必死だったんだろうね、君もね。期待が大きかったもんね。重すぎたんだろうね。 妹がクズの彼氏と別れてたら モデルの仕事を続けられて その稼ぎで貧困から抜け出せていただろうに。 そうしたら、父親にもお金を渡せただろうから、兄は慌てて特許を取らなくてもよくて 殺される事もなかったのかなぁとかも思う。 まぁ、他人を自分の思うようにはできないってことだよね。 さて、次巻で、レティツィアさんへのロヤコーノの態度は元に戻るのか。 彼女は悪くございませんよ! 父親からしたらでも、そうか・・・ 娘の恋路はどうなることやら。
0投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログシリーズ3作目。 事件よりも 登場人物たちの人間模様に 重きが置かれていて、 それがこの小説の魅力になっています。 派手なアクションも名推理も 天才的なひらめきもありませんが、 個性的な刑事たちの吸引力によって、 物語の中へどんどん惹きこまれてしまいます。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
0投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログ今回、同時並行するのは 兄妹が惨殺された殺人事件と 児童虐待疑惑の解明事件のふたつ。 めっちゃ頑張って事件に対応してるのに いつまでたってもお偉方は P分署を取り潰そうとネチネチ言ってくる。 確かにそれぞれ問題児ではあるけど 警官としての矜持だけは持ち合わせてる! 3冊目ともなると そんな彼らの人生が幸せな方へ 向かって欲しいと思うようになるわ。 読者だけが知っている 隣のサイコパスも心配ですが( ̄▽ ̄) もちろん謎解きの方の要素もしっかり。 刑務所帰りの父親とか、DV疑惑の妹の彼氏とか 何人かいる容疑者の どの動機も決定打に欠ける中… とはいえやっぱり引き金になった 出来事はあったわけで。 もう少し意思の疎通があれば済んだのに。 また1年に1冊でもいいので続きが読みたい。
0投稿日: 2023.11.30
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イタリア、ナポリ、ピッツォファルコーネ署、第3弾。 あらすじ 1つ目の事件、研究者の卵の兄と、モデルの妹が殺害される。兄妹の父は殺人事件で20年近く服役していたが、妹を田舎に連れ戻そうとしていた。 2つめの事件。私立に通う10代の娘は、父親から虐待を受けていることを匂わせる作文を書き続けていた。しかしそれは、贅沢な暮らしができないことについて、父親を排除しようとする計画だった。 副署長、ピザネッリは妻を亡くしてのち、自殺を装って殺害された人が何人もいると考えている。周りからは妄想だと思われているが、実際に犯行が行われている。手を下しているのがピザネッリの親友、カジージ神父。 舞台は急激に寒くなったナポリ。寒いナポリは想像できないが、署の職員が異常に暖房の温度を上げて、いつもは冷静なロヤコーノが文句を言うところは面白かった。舞台となっている署は、数年前に警官の汚職が発覚してから、よその部署の「ろくでなし職員」の吹きだまりみたいな扱いを受けている。しかし、今作はみんなクセはあるがそれぞれの得意分野を生かして、粘り強く操作する様子が書かれていて励まされる。相変わらす口数が多すぎるというか、無駄口が多すぎるアラゴーナですら、最後の最後に解決の糸口をチームに与えていて、一層このシリーズが好きになった。 各捜査員が抱えている問題は重めで、いつか明るみにでるんじゃないかと思うが、シリーズは長く続いてほしい。
1投稿日: 2023.09.06
powered by ブクログ87分署シリーズのようなものをイタリアを舞台に描きたい作者と、87分署シリーズのような安定したシリーズを懐かしむ読者との融合、といった気配漂う読書時間が嬉しい、本シリーズ新作である。もっと速いペースで次々と読ませて頂けると有難いのだけれど4年目にして三作目というのは少し間が空き過ぎの印象。せっかく印象に残る個性的刑事たちの集まりなのに、今回のように二年も待たされるとさすがにせっかくの個性も忘れてしまうというもの。 さて本書では二件の事件が同時に起こり、それぞれの事件に二組の刑事コンビたちが振られるという、刑事ものの王道みたいなスタートなのだが、87分署を思わせるように刑事たちの個性を重視するシリーズなので、事件そのものよりも、群像小説特有の社会派人間ドラマといったところが真の読みどころなのかなと思わせる。個性とはそのためにあるもので、それぞれが活き活きと現実に近い人生の時を過ごさねばならないし、それを本シリーズはしっかり実現させているのだ。そう、元祖87分署シリーズのように。そして読者に彼らは巻を重ねる毎に愛されてゆかねばならないだろう。そしてそれは本書でも上手に良い方向を辿っているように思われる。 87分署でもニューヨークではなく架空の大都会アイソラを舞台にしているように、イタリアで蘇ったこの警察シリーズも架空の町の架空の分署を舞台としている。87分署との違いは、P分署が、他の警察署で問題になった刑事ばかりが集められたような掃きだめのような場所であるところにある。そして隣接する警察署はこのP分署が自壊してなくなることを端から予想していることだ。 毎作のようにこの分署が潰されないように、そんな原因を本署に与えないために、問題児とされた個性的な刑事たちが力を合わせて頑張るのである。言わばダメ男ダメ女たちのそれぞれの生き残りを賭けた立ち直りと復活を賭けたドラマとしての側面が大きいところが、正統派であった元ネタの87分署とは異なる部分である。その分だけそれぞれのキャラクターは、より問題や悩みを抱えており、その内なる部分の描写に費やされる作者の志向はかつての87分署とは似て非なるものと言っておきたい。 さて、本書ではアパートで発見された兄・妹二人の惨殺死体が主たる事件である。一方で父親からの性的暴行が疑われる少女の作文について学校より真偽を確認してほしいというサブ的事件の捜査も進行する。それぞれの捜査に振り分けられた刑事たち。彼らをサポートする署の捜査官たち。虎視眈々と彼らの失策を観察しようとする市警本部や、一作目から副次的に進んでゆく犯罪に手を染める謎の黒い神父。長いシリーズならではの大小の波を継続させながらシリーズは、徐々に加速を加えつつある。 本当を言えば、毎月一冊くらいずつ読みたいシリーズである。そこまで縮めろとは言わないけれど、是非、ガンガン出してくださいますよう頑張ってください、創元さん! ちなみに87分署シリーズには『熱波』があるので、『寒波』の邦題は大変良かったと思います。
7投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログ2023.05.17 警察小説としてもちろん良い。そして、日本人との違いを感じるのは、家族、愛情、家庭といったイタリア人が大事に思っていることについての理解が深まるのが良い。登場人物の家庭観、愛について、家族についての考え方や行動が面白い。
1投稿日: 2023.05.17
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今回も事件はふたつ。 同居する兄妹が殺された事件と、父親による中学生の娘への性的虐待。 大きいほうの事件(殺人事件)はロヤコーノとディ・ナルドが担当することに不満を募らすロマーノとアラゴーナ。 しぶしぶ虐待の事実を探りに中学校へ向かう。 ああ、また子どもが被害者なのか…と思ったけれど、それに負けないくらい後味の悪い事件だった。 しかも事件として公にしなかったので、「活躍したい」欲は満たされなかったと思うけど、アラゴーナについては、ますます隠れていた才能が顔を出してきて、面白い。 作品としてはちょっとワンパターンになってきたな。 ふたつの事件が並行して起こり、二班に分かれて捜査。 犯人または犯人と思しき人物のモノローグが差し挟まれる。 そしてP分署の署長を含めた7人の捜査班のプライベートな問題についての記述。 群像劇だから、それぞれのエピソードは必要だと思うけど、毎回毎回均等に描写しなくてもいいと思う。 結構な分量になるのよ、事件外の話が。 5日で犯人を逮捕って結構な早業だと思うけど、モノローグやら個人的エピソードが入ってくるせいで、どうも冗漫に感じてしまう。 で、結局ロヤコーノの恋は進展しないし、ディ・ナルドと父親の関係も一向に変わらない。 一番問題なのはロマーノで、なぜ妻が家を出ていったのかを理解していない。 理解できないから反省もしない。 世間の無理解で自分が辛かったんだから、暴力ぐらい受け入れろって言ってるようなものなのに、それに気づいていない。 もしほかの人がそんな事を言おうものなら、激怒するくらいの正義漢なのに。 それぞれの問題を、少しずつ解決するように話を進めてほしいと思いつつ、副署長の体調(治療拒否している進行性の癌)については、どうしたらいいのか私にもわからない。 病気だと職場に知れたら退職させられるって、イタリアってそうなの? あと、前作を読んだときにも思ったのだけど、イタリア寒すぎ。 ナポリで凍死者のイメージないわ。 昼過ぎにようやく零℃を超えるって、寒すぎやろ、11月に。 ネットで調べたけど、さすがに平均気温はそんなに低くはないらしい。 多分記録的な寒波がやってきた年、ってことなのだろうけど。
0投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログ21世紀の87分署と言われてもピンとこないし、暑くないナポリなんて知らないし。 しかし『P分署』はさすがだ。 皆さんを魅了してやまないシリーズ第3巻である。 主人公はジュゼッペ・ロヤコーノ巡査部長である。 ・・・・・・で、いいのかなあ? ここが87分署と例えられるところで、エド・マクベイン作の人気シリーズと同じに、署の刑事みなを描く群像劇なのである。 つまりは、主人公はP分署――ピッツォファルコーネと言っていいかもしれない。 しかしこの分署は、今、存続の危機にある。 ナポリの街にあるのだから、潰して、自分のものにしようというお偉方が何人もいるのだ。 よって難癖をつけてくる。 それを面と向かってはねのけているのが署長のルイージ・パルマである。 彼の下に、ジュゼッペ・ロヤコーノ巡査部長、 フランチェスコ・ロマーノ巡査長、 アレックス・ディ・ナルド巡査長補、 マルコ・アラゴーナ一等巡査がいる。 これに前からP分署にいたジョルジョ・ピザネッリ副署長、 オッタヴィア・カラブレーゼ副巡査部長、 彼らがピッツォファルコーネ署のメンバーだ。 彼らは署を守るためにも、事件を解決しようと意気込む。 今起こったのは、カラブリアから出てきた兄妹が同時に殺された事件、家庭内での虐待が疑われる事件である。 一方はやたら注目されているし、もう一方はデリケートで扱いが難しい。 どう捜査し、どう解決するのか。 そして何よりP分署はどうなるのか? シリーズを通しての事件もある。 連続自殺事件である。 自殺に見せかけた殺人ではないのかと疑いを持ったピザネッリは、周りから冷笑されながら、こつこつと調べている。 読者には明らかにされる犯人とその動機が衝撃的だ。 読みどころたくさんのこの物語を、ぜひその目で確かめてほしい。 おっと、受付にいるグイーダ巡査を忘れていた。 彼がロヤコーノに一喝されるエピソードが面白い。 そちらはシリーズ一巻目『集結』で、そして今回も一生懸命愉快なことをやってくれる。
0投稿日: 2023.03.15
powered by ブクログシリーズ第三弾。他分署から弾かれた者たちが集まるP分署。二重殺人と児童虐待の疑いのある事件が中心。個性豊かなメンバーのプライベートが少しずつ書かれていて、それぞれの日常が見えてくるのも面白い。次作も刊行予定がありそうだし楽しみなシリーズ。
0投稿日: 2023.03.09
