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ADHDの正体―その診断は正しいのか―
ADHDの正体―その診断は正しいのか―
岡田尊司/新潮社
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総合評価

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    近年増えているADHD診断。でも、それって本当にADHD?違う何かが隠れているのでは?と論文などから著者が考える原因が書かれている。 私自身も、自分はADHDなのでは?と思ったことがあるし、今でも思う。診断を受けた訳ではないけど、家族や友だちと比べて何か抜けている。片付けられない、計画できない、忘れ物、時間計算の見誤り…自分ってなんてできない人間なんだろう! でも、自分と母親の関係、症状が強く出る時の状況、気にしいで自分の感情よりも周りを優先するような性格…などなど考えてみると、確かに、この方の言うことわかる気がする!と思った。そもそもADHDなんて幻の障害なんじゃないか、みんな別のメンタル不調や不安を持っているだけなんじゃないか。 新たな視点でADHDを捉えられる。みんな自分を大切にしようね、自分をいい調子に整えていこう。それができない環境からは、離れてもいいのかも!

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    投稿日: 2025.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    岡田尊司「ADHDの正体 その診断は正しいのか」岡田尊司 精神科医 1902 イギリスの小児科医 多動衝動性を異状とする論文 1910-20年代 アメリカでウイルス性脳炎の後遺症として、子どもの多動衝動性が問題視される。 微細脳損傷 覚醒剤(中枢神経刺激剤) 1943年 自閉症 先天的遺伝的要因の、中枢神経発達障害 1957年 戦後ベビーブームのなか、学校教育に馴染まない子どもの多動衝動性が障害とされる。覚醒剤の代理、コンサータの前身リタリンが開発され、子ども向けに処方される(薬を飲めば直ちに治る)。米国 ADHDとASDが発達障害とされる1968。食品添加物が精神に与える有害性p190 女性の社会進出 就業、離婚率の上昇 戦後特有の規律、価値観の移ろい 虐待の問題化 世代間連鎖 核家族化 家庭とは? 自立とは? (私なりの発達障害の定義→社会不適合者)働き続けないとならない自転車操業な低賃金 保険の重要さ ・未熟児として産まれ、養育を必要とする子ども。1歳半までの親の不在虐待貧困が引き起こす愛着障害DAD 抑制型と脱抑制型、不安定型(回避、無秩序、抵抗両価型)オキシトシン不足 親しい人と初対面の人の区別なく馴れ馴れしくしてしまう(ノベツマクナシ)、ブレーキが弱く気持ちや欲求のまま行動してしまう(把握不足)、気を引こうとする(自分勝手) (サンタクロース=『安全基地』=まぼろし幻影信心  無人島を有人都市にしたからといって、無人島は無人島のまま変わりないし人類滅びるし地球は)(↓成人後でも症状がつづくなどの理由から成人に発達障害の診断1994改訂。リタリンより弱毒性となったコンサータが開発される。ASDが強く表れている状態でもADHDとされ、コンサータ処方の対象になる2013改訂。 p32 59 54 25) ・歴史の反省 定義の裏付けの曖昧さ。先天的遺伝性というより、環境要因(養育要因)に左右されるというADHD 診断の決め手となる特異的な症状、検査所見はなく、根拠に欠ける。コンサータは、病の治療といえないのでは。

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    投稿日: 2025.06.23
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    発達障害の増加が他の障害に比べて近年急増している理由が明確に記されていた。 過剰診断と愛着障害の2点が疑似的な発達障害を増加させている。 安易な服薬治療に流されず自分を見つめる内省力が問われるのではないか、しかしこれは一筋縄では行かない。これから日本は加速度的に障害者と呼ばれる人が増えていくだろう。 本書を読んであまり前向きな未来を描く事ができなかったが内省力自分を見つめる力を養いたいと強く感じた。

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    投稿日: 2024.11.30
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    自分に当てはまるものもあれば 他人にも当てはまるものもある。 驚いたのが、早生まれの子供が ADHDの診断を受け、早くから薬を 服用しているということ。 低学年の時は、ほぼまる一年違うんだから 落ち着きもないし、学力だって差がついて 当たり前だと思う。 子育てしてれば、そんなことわかるのでは? というようなことで、薬漬けになるなんて。 なんかやるせない。 学べば学ぶほど、ADHDってなんだろうと思った。

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    投稿日: 2023.06.29
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    私は機能不全家族で育ち、愛着形成に難を抱えてきた。 過去にいわゆる二次障害で鬱を発症した際に、「発達障害」と診断名がついていたのだが、その後数年に渡り認知行動療法を受けたこと・愛情深いパートナーに恵まれた影響からか、先日改めて心理検査をした所「発達障害ではない」との診断を受けた。 「貴方の場合、やはり養育環境要因が大きかった」と。 自身の経験からも、発達障害は後天的要因の影響がかなり大きく、適切な治療を受けることができれば改善されるケースが多いと確信していた中で、本書を読み、改めて養育環境の及ぼす影響の大きさと、心理療法の重要性を認識した。 遺伝子要因のADHDではなく、養育環境要因の偽ADHDだと診断されることで、適切な心理療法を受けられる人が増えれば、今現在も生きづらさに悩む多くの人が助けられると思う。 今後、愛着障害の重大性や治療法がもっと広まってほしい。

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    投稿日: 2021.05.29
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    特に「大人のADHD」と呼ばれるものは、その9割が本来の"発達"障害ではないと言う。 ※だからといって当事者の苦しみ自体が偽りであるということではない この本では、ADHDの診断の現状や、ADHDの原因について詳しく解説されている。 未診断だが疑いのある状態の人も含めたADHD当事者はもちろん、そうでない人にも広く読まれてほしい良書。 ADHDの診断と薬の処方が、これほどまでにいい加減に行われているものだとは知らなかった。 著者である岡田先生は、きちんといくつかの検査をしてその結果を踏まえた上で診断しているとのことだったが、てっきりどの先生も同じようにしているものなのだと思っていた。 これについて根拠はない。思い込んでいただけだ。 私自身はADHD当事者ではないが身近な人にいるので、他人事とは思えず複雑な心境である。 社会全体が、物質的なことだけでなく心にも正しくフォーカスしていく流れを生み出せないものかと、素人ながらに考えてしまう。

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    投稿日: 2020.09.26
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    新聞の書評で関心を持って読んだのですが、タイトル、オビで書かれていることは確かに本文中の重要な内容なのですが、最終章の第9章へと読み進むに連れて、この本が本当に伝えたかったことがなんだったのかが分かってきました。それがなんであるのかは、どうぞ、自ら読んで確かめていただければと思います。198ページにクライマックスの一つが、そして、205ページから207ページを読み進むにつれて、なぜか胸が熱くなった。ページをめくって、「おわりに」となったときに、なぜか、ふっと夏の日が急に終わって、ひとりで、静かな海辺か、木々のこずえの隙間から遠くの山々を見てるか、なんか、そんな印象を受けました。 1人でも多くの人々に読まれるべき本だと思いました。

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    投稿日: 2020.06.24